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JP5259646B2 - 手摺り装置 - Google Patents
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JP5259646B2 - 手摺り装置 - Google Patents

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Description

本発明は、マンション、アパートなどの建物のベランダの手摺り装置に関する。なお、ベランダは、建物の外廊下も含むものとする。
マンションやアパートなどの複数階からなる建物にはベランダを有するものがほとんどであり、このベランダにはアルミなどの金属柵タイプの手摺りが設けられ、この手摺りと天井部との間に開口部が形成されている。
上記のようにベランダでは手摺りと天井部との間に開口部が形成されていることから、外部からは他人の視野に入ってしまい、プライバシーを確保し難いとい問題があり、また西向きのベランダでは、午後になると、西日の照りつけが厳しく、夏場はかなり暑くなるという問題がある。このような問題を解決するために、本発明の出願人は、ベランダの手摺りと天井部との間の開口部を必要な時に必要な部分を遮蔽できるようにすることで、プライバシーを保護できると共に、西日などの日差しを有効に遮断できるようにしたベランダの手摺り装置を既に出願している(特願2009−95463)。
そして、その手摺り装置には、遮蔽体を移動させる際に遮蔽体側面格子の各縦格子材が手摺り側面格子の各縦格子材と同一直線上に合致した位置で遮蔽体を停止させるためのストッパー機構が設けてあって、このストッパー機構により、遮蔽体を移動させて任意の位置で停止させても、手摺り側面格子各縦格子材と遮蔽体側面格子の各縦格子材とが直線状に合致することになって、優れた外観上の美観を呈することができる。
ところが、上記既出願の手摺り装置のストッパー機構は、操作がやや面倒であるという問題があった。そこで、本発明は、操作が簡単に行えるストッパー機構を備えたベランダの手摺り装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するための手段を、後述する実施形態の参照符号を付して説明すると、請求項1に係る発明は、ベランダ1に設けた手摺り2と天井部1aの間の開口部4を部分的又は全面的に遮蔽する遮蔽体3を、天井部1aに設けたハンガーレール5に移動可能に支持するようにした手摺り装置であって、手摺り2を、手摺り本体9と、手摺り本体9の屋外側に多数の縦格子材11を一定ピッチで取り付けた面格子12とで構成すると共に、遮蔽体3を、ハンガーレール5に移動可能に吊支される本体枠17と、本体枠17の屋外側に多数の縦格子材19を手摺り側面格子12の縦格子材11と同一ピッチで取り付けた面格子20とで構成し、この遮蔽体3を移動させる際に遮蔽体側面格子20の各縦格子材19が手摺り側面格子12の各縦格子材11と同一直線上に合致した位置で遮蔽体3を停止させるためのストッパー機構27を、ハンガーレール5に所要間隔おきに設けた嵌合凹部30と、遮蔽体3の本体枠17に上下スライド可能に支持されていて、上端部の嵌合突子32が嵌合凹部30に嵌合することにより、遮蔽体側面格子20の縦格子材19が手摺り側面格子12の縦格子材11と同一直線状に合致した位置で遮蔽体3の移動を停止させる縦杆33と、嵌合突子32が嵌合凹部30に嵌合するように縦杆33を付勢するバネ35と、本体枠17に押し引き自在に取り付けられ、先端部にテーパ係合部36を有する押し釦37とで構成し、押し釦37を押すことにより先端部のテーパ係合部36が縦杆33に設けたテーパ係合部34に係合摺接して縦杆33を下動し、嵌合突子32を嵌合凹部30から離脱させるようにしてなることを特徴とする。
請求項2は、請求項1に記載の手摺り装置において、各嵌合凹部30は、下ガイド面28aとこれの両端から上り傾斜状に延びる両傾斜ガイド面28b,28bとを有する台枠28の下ガイド面28aに設けられ、押し釦37は、最大限引いた状態で先端側テーパ係合部36の一部が縦杆33のテーパ係合部34に係合していて、縦杆33上端部の嵌合突子32が嵌合凹部30に嵌合して遮蔽体3の移動を停止させる状態にあり、この状態から押し釦37を押すことにより、先端部のテーパ係合部36が縦杆33のテーパ係合部34に係合摺接して縦杆33を下動し嵌合突子32を嵌合凹部から離脱させ、嵌合突子32が嵌合凹部30から離脱した後、遮蔽体3を移動させて押し釦37を最大限引いた状態にすることにより、縦杆33は、嵌合突子32が台枠28の下ガイド面28aから傾斜ガイド面28bに当接してその当接高さ位置のまま遮蔽体3と共に移動するようになっていることを特徴とする。
請求項3は、請求項1又は2に記載の手摺り装置において、遮蔽体3の本体枠17下端部には、振れ止めガイド手段52,52、53,53によって手摺り本体9の上端部に案内される室内外一対の振れ止め板51,51を設けてなることを特徴とする。
上記解決手段による発明の効果を、後述する実施形態の参照符号を付して説明すると、請求項1に係る発明によれば、ベランダの屋外端部に手摺り2を設置し、この手摺り2と天井部1aの間の開口部4を部分的又は全面的に遮蔽する遮蔽体3を、天井部に設けたハンガーレール5に移動可能に支持するようにしたから、遮蔽体3を移動させることにより、屋内状況に応じて外部からの視線を遮蔽でき、プライバシーを有効に保護できるし、その日の時間によって変化する日差しを遮蔽することもできる。また、遮蔽体3を天井部に設けたハンガーレール5に吊持するようしているから、手摺り2側にガイドレールなどを設ける場合に比べ、ベランダ床部1aを有効に使用することができる。また、手摺り本体9と、手摺り本体9の屋外側に多数の縦格子材11を一定ピッチで取り付けた面格子12とで構成すると共に、遮蔽体3を、ハンガーレール5に移動可能に吊支される本体枠17と、本体枠17の屋外側に多数の縦格子材19を手摺り側面格子12の縦格子材11と同一ピッチで取り付けた面格子20とで構成し、遮蔽体3を、遮蔽体3を、ハンガーレール5に移動可能に吊支される本体枠17と、本体枠17の屋外側に多数の縦格子材19を手摺り側面格子12の縦格子材11と同一ピッチで取り付けた面格子20とで構成したもので、室外側から見た時に、手摺り2と遮蔽体3とが同じ面格子12,20どうしで統一されるため、手摺りと遮蔽体3との間に違和感がなく、アパートやマンションなどの集合住宅の場合には全体が同じ面格子により統一され、優れた美観を呈することができる。
そして、遮蔽体3を移動させる際に遮蔽体側面格子20の各縦格子材19が手摺り側面格子12の各縦格子材11と同一直線上に合致した位置で遮蔽体3を停止させるストッパー機構27を、ハンガーレール5に所要間隔おきに設けた嵌合凹部30と、遮蔽体3の本体枠17に上下スライド可能に支持されて、上端部の嵌合突子32が嵌合凹部30に嵌合することにより、遮蔽体側面格子20の縦格子材19が手摺り側面格子12の縦格子材11と同一直線状に合致した位置で遮蔽体3の移動を停止させる縦杆33と、嵌合突子32が嵌合凹部30に嵌合するように縦杆33を付勢するバネ35と、本体枠17に押し引き自在に取り付けられ、先端部にテーパ係合部36を有する押し釦37とで構成したから、遮蔽体3を所要位置まで移動させる時に、縦杆33上端部の嵌合突子32がハンガーレール5側の押し釦37に嵌合することにより、遮蔽体3を停止させることができ、その停止位置では押し釦37を押すだけで、嵌合突子32が嵌合凹部30から離脱して、遮蔽体3を再び移動させることができる。
請求項2に係る発明によれば、各嵌合凹部30は、下ガイド面28aと両傾斜ガイド面28b,28bとを有する台枠28の下ガイド面28a設けられ、押し釦37は、最大限引いた状態で先端側テーパ係合部36の一部が縦杆33のテーパ係合部34に係合していて、縦杆33上端部の嵌合突子32が嵌合凹部30に嵌合して遮蔽体3の移動を停止させる状態にあり、この状態から押し釦37を押すことにより、テーパ係合部36が縦杆33に設けたテーパ係合部34に係合摺接して縦杆33を下動し嵌合突子32を嵌合凹部から離脱させ、嵌合突子32が嵌合凹部30から離脱した後、遮蔽体3を移動させて押し釦37を最大限引いた状態にすることにより、縦杆33は、嵌合突子32が台形状台枠28の下ガイド面28aから傾斜ガイド面28bに当接して、その当接高さ位置のままで遮蔽体3と共に移動するから、遮蔽体3を移動させる時は、押し釦37を最大限引いた状態にしておけば、遮蔽体3の移動による縦杆33の移動によって、嵌合突子32が台枠28の傾斜ガイド面28bに当接すると、その当接に従って、縦杆33がバネ35に抗して下動しつつ嵌合突子32が下ガイド面28aに移り、嵌合凹部30に嵌合することにより、遮蔽体3の移動が停止し、従って遮蔽体3を再び移動させる時に押し釦37を押して嵌合突子32を嵌合凹部30から離脱すればよく、操作がきわめて簡単容易である。
請求項3に係る発明によれば、遮蔽体3の本体枠17下端部に、振れ止めガイド手段52,52、53,53によって手摺り本体9の上端部に案内される室内外一対の振れ止め板51,51を設けているから、本体枠17の振れを防止して、本体枠17をスムーズに移動させ得るようにすると共に、強風時などに本体枠17の振動による騒音の発生を抑制することができる。
(a) は本発明に係るベランダの手摺り装置の一実施形態を屋外から見た正面図、(b) は(a) X−X線断面図である。 (a) は図1の(b) の要部拡大図、(b) は振れ止めガイド手段の他の例を示す断面図である。 図2のY−Y線断面図である。 図2のV−V線拡大断面図である。 図2のW−W線拡大断面図である。 (a) は図3の矢印Pで示す部分の拡大図、(b) は(a) のQ−Q線断面図であり、(c) は図7のS−S線断面図である。 ストッパー機構を説明する説明図である。 である。 (a) は押し釦を表側から見た外観斜視図、(b) は押し釦を裏側から見た斜視図である。
以下に本発明の好適な一実施形態を図面に基づいて説明すると、図1は複数階からなるアパートのベランダの手摺り装置を屋外から見た正面図で、この図において、1はベランダスラブで、上面側がベランダ床部1a、下面側がベランダ天井部1bを示す。2はベランダ床部1aの屋外端部に設置された手摺り、3は手摺り2とベランダ天井部1bとの間の開口部4を部分的に遮蔽可能な遮蔽体を示すもので、この遮蔽体3は、ベランダ天井部1bに設けられたハンガーレール5に吊り車6(図2の(a) 参照)を介して移動可能に支持されている。また図1の(a) において、Lはアパート1戸分の区画範囲を示す。
上記手摺り装置の構造について図2〜図5により更に詳しく説明すれば、手摺り2は、ベランダ床部1aの屋外端部にある堰壁部1o上に所要間隔おきに立設された複数の支柱7の上端部に手摺り笠木8を架け渡してなる手摺り本体9と、上下横桟10,10の屋外側側面に多数の縦格子材11を横桟長手方向一定ピッチで取り付けてなり且つブラケット13を介して手摺り本体9の屋外側に一体的に連結された面格子12とからなる。
遮蔽体3は、左右縦枠14,14と上下横枠15,16とにより矩形枠状に形成された本体枠17と、上下横桟18,18の屋外側側面に多数の縦格子材19を図3に示すように手摺り2の面格子12の縦格子材11と同じピッチで取り付けてなり且つブラケット21を介して本体枠17の屋外側に一体的に連結された面格子20とからなるもので、本体枠17がハンガーレール5に吊り車6を介して移動可能に支持されている。
ハンガーレール5は、図2及び図6の(b) から分かるように、上壁部5aと、左右両側壁部5b,5bと、両側壁部5b,5bの夫々下端部に内向きに対向形成されたレール部5c,5cとからなるもので、上壁部5aに取り付けた複数の吊りボルト22を、ベランダ天井部1bのアンカー金物23に溶接することによって、ベランダ天井部1bに固定されるようになっている。このハンガーレール5内の上部側には、後述するストッパー機構27の取付レール24が付設されている。
遮蔽体3の本体枠17には上横枠15に吊り車6が複数取り付けられ、各吊り車6は、図6の(a) ,(b) に示すように、台枠6aの前後端部に夫々左右一対の車輪6b,6bを軸着すると共に、台枠6aの前後方向中間部に頭部側を固着したボルト25の下端部を、本体枠17の上横枠15に設けた取付板26に螺着固定してなるもので、前後各一対の車輪6b,6bがハンガーレール5のレール部5c,5cに転動可能に載置されて走行するようになっている。また、図2の(a) に示すように、本体枠17の下横枠16には室内外両側面部に、手摺り2側の手摺り笠木8の両側面を被うような振れ止め板51,51を取り付け、両振れ止め板51,51のそれぞれ内側には振れ止めガイド手段としてのガイド輪52,52を軸着し、両ガイド輪52,52を、手摺り笠木8の室内外両側面部に設けたガイド溝8a,8aに転動可能に嵌合させ、これにより本体枠17の振れを防止して、本体枠17をスムーズに移動させ得るようにすると共に、強風時などに本体枠17の振動による騒音の発生を抑制するようにしている。
図2の(b) は、振れ止めガイド手段の他の例を示したもので、本体枠17の下横枠16には、手摺り2の手摺り笠木8の室内外両側面を被うような振れ止め板51,51が一体に突設されていると共に、両振れ止め板51,51の下端部にガイド部材取付片51a,51aが水平内向きに突設されていて、両ガイド部材取付片51a,51aに摺動性及び耐摩耗性に優れた合成樹脂製の断面矩形状ガイド部材53,53が夫々ビス54によって取り付けられ、しかして両ガイド部材53,53は、手摺り笠木8の下面側両側端部に設けられた断面L字形の係合段部8b,8bに係合した状態で摺動案内されるようになっている。このような合成樹脂製のガイド部材53,53からなる振れ止めガイド手段は、手摺り笠木8に対する摺動性が良好なため、振れ止め板51,51を非常に滑らかに案内することができて、ガタつきや不愉快な騒音を発生させることなく、本体枠17を一層スムーズに軽快に移動させることができる。
また、遮蔽体3の本体枠17を形成する上横枠15とハンガーレール5との間には、遮蔽体3を移動させる際に面格子20の各縦格子材19が手摺り2の面格子12の各縦格子材11と同一直線上に合致した位置で遮蔽体3を停止させるストッパー機構27が介装されている。このストッパー機構27は、移動させた遮蔽体3を任意の位置で停止させた時に、遮蔽体3の面格子20の各縦格子材19が手摺り2の面格子12の各縦格子材11に対してズレていると、外観上の体裁、見栄えが悪くなることから、常に遮蔽体3をその面格子20の各縦格子材19が手摺り2の面格子12の各縦格子材11と同一直線上に合致した位置で停止できるようにするためのものである。
上記ストッパー機構27について説明すると、先ず、図1、図6,図7に示すように、ハンガーレール5内にその全長に亘って取付レール24を付設し、この取付レール24の下面側に、図8に示すような正面視略逆台形状の台枠28をコ字枠状の支持金具31と共に所要間隔おきに取り付ける。この台枠28は、図7,図8から分かるように、下面側に、下ガイド面28aとこれの両端から上り傾斜状に延びる両傾斜ガイド面28b,28bとを形成し、両端部にはビス孔29a付き取付片29を水平に突設したもので、下ガイド面28aの長手方向中央部に嵌合凹部30を凹設している。この台枠28を取付レール24に取り付けるには、嵌合凹部30の裏側にコ字枠状の支持金具31を配置した状態で、嵌合凹部30の底部にあるビス孔30aから支持金具31のビス孔31aを通して取付レール24にビス31をねじ込むことにより、台枠28の中央部を取付レール24に固定し、また両端部の取付片29をビス孔31aを利用してビス(図示省略)止めして台枠28の両端部を固定する。この実施形態では、台枠28を台形状に形成しているが、円弧状に形成したものでもよい。
また図7に示すように、遮蔽体3の本体枠17を形成する左右縦枠14,14の一方の縦枠14には、上端部に嵌合突子32を形成し且つ下端部側にテーパ係合部34を形成した縦杆33を上下スライド自在に支持すると共に、嵌合突子32が前記台枠28の嵌合凹部30に嵌合するように縦杆33を上方へ付勢するコイルバネ35を縦枠14と縦杆33との間に介装し、また縦枠14の下部側には、先端部にテーパ係合部36を有する押し釦37を縦杆33と直交する方向に押し引き自在に設け、しかして遮蔽体3を移動させる際に縦杆33上端部の嵌合突子32が前記台枠28の嵌合凹部30に嵌合することにより、遮蔽体側面格子20の縦格子材19が手摺り側面格子12の縦格子材11と同一直線状に合致した位置で遮蔽体3の移動を停止させ、この状態から押し釦37を押すことにより、先端部のテーパ係合部36が縦杆33のテーパ係合部34に係合摺接して縦杆33を下動し、嵌合突子32を嵌合凹部30から離脱させるようにしている。
上記ストッパー機構27の構造について更に詳しく説明すれば、縦杆33は、図7に示すように、丸棒状の上部縦杆33aとこれの下端部に垂下連結された帯板状の下部縦杆33bとによって形成され、上部縦杆33aは本体枠17の縦枠14に設けられた上下の軸受部材38,39により上下スライド自在に支持され、帯板状の下部縦杆33bは、縦枠14に設けられたガイド板40,40間及びガイド板41,41間で上下スライド自在に介挿され、そしてコイルバネ35は上部縦杆33aに固定した固定リング42と下部軸受部材39側に固定した固定リング43との間に介装されている。尚、図7において、上部縦杆33aの下端部と下部縦杆33bの上端部との連結部を50で示す。
また図7に示すように、帯板状下部縦杆33bの所要部が略くの字状に折曲され(このくの字状折曲部を33boで示す)、その下側斜辺部の内面側をテーパ係合部36とし、このテーパ係合部36に押し釦37の先端テーパ係合部36が係合するようにしている。また帯板状下部縦杆33bの所要部には長孔44を設けて、この長孔44には縦枠14に固定されたガイドピン45を挿通し、この長孔44とガイドピン45とによって縦杆33の上下動を所定ストロークに制限している。
押し釦37は、図7及び図9の(a) ,(b) に示されるように、縦枠14の内側壁14aに取り付けられた取付基板46の中央部に設けてある断面矩形のガイド孔47を貫通する断面矩形の釦本体37aと、この釦本体37aより径大で、取付基板46に突設されたガイド円筒部46aにスライド自在に嵌合する断面円形の基軸部37bと、基軸部37bの基端部に突設された径大鍔部37cとからなるもので、釦本体37aの先端部にテーパ係合部36が形成され、またこの釦本体37aの先端側上面には、縦杆33の上端嵌合突子32が嵌合凹部30に嵌合した状態でも釦本体37aのテーパ係合部36の一部分を常時縦杆33側のテーパ係合部34に当接させておくためのストッパー48が取り付けられている。図7及び図9の(b) において、49は縦枠14に設けられた開口部で、釦本体37aの先端部側が突出する。
しかして、押し釦37は、図7の実線図示のように、最大限引いた状態で先端側テーパ係合部36の一部が縦杆33のテーパ係合部34に係合していて、縦杆33上端部の嵌合突子32が嵌合凹部30に嵌合して遮蔽体3の移動を停止させる状態にあり、この状態から押し釦37を図7の仮想線図示のように押すことにより、先端部のテーパ係合部36が縦杆33のテーパ係合部34に係合摺接して縦杆33を下動して嵌合突子32が嵌合凹部30から離脱した後、遮蔽体3を移動させ、押し釦37を再び図7の実線図示のように最大限引いた状態にすることによって、縦杆33上端部の嵌合突子32は台枠28の下ガイド面28aを経て傾斜ガイド面28bの途中まで当接し、この嵌合突子32が台枠28から離れた後も、縦杆33は、嵌合突子32が嵌合凹部30に嵌合した状態の高さ位置、即ち図7の仮想線図示のように嵌合突子32が傾斜ガイド面28bの途中に当接していた位置と同じ位置を保持して取付レール24の下面に当たることなく、遮蔽体3と一緒に移動する。そして、遮蔽体3の移動により、縦杆33上端部の嵌合突子32が次の台枠28の傾斜ガイド面28bに当接すると、その当接に従って、縦杆33がコイルバネ35の付勢力に抗して下動しつつ嵌合突子32が下ガイド面28aに移り、嵌合凹部30に嵌合することによって、遮蔽体3の移動が停止され、この停止位置では手摺り2側の面格子12の各縦格子材11と遮蔽体3側の面格子20の各縦格子材19とが直線状に合致することになる。
上述したようなベランダの手摺り装置によれば、ベランダ床部1aの屋外端部に手摺り2を設置して、この手摺り2と天井部1aとの間の開口部4を部分的に遮蔽する遮蔽体3を、ベランダ天井部1bに設けたハンガーレール5に吊り車6を介して移動可能に支持するようにしたから、いま、遮蔽体3は、図1の(a) に示すように、開口部4の左側にあるが、遮蔽体3を移動させることによって、屋内状況に応じて外部からの視線を遮蔽でき、プライバシーを有効に保護することができる。例えば、キッチンとリビングルームがベランダ側に面している場合、キッチンで料理を行っている時にその状況を外部から極力見られたくない時は遮蔽体3をリビング側に移動させればよく、またリビングルームに家族が集まったりする時にはリビングルーム側に遮蔽体3を移動させることができる。また西向きのベランダでは、午後になると、西日の照りつけが厳しく、夏場はかなり暑くなるが、その西日が入る方向に応じて、遮蔽体3を移動させることにより、日差しを有効に遮蔽することができる。
また、手摺り2は、ベランダ1の屋外端部に設置した手摺り本体9と、上下横桟10,10の屋外側側面に多数の縦格子材11を横桟長手方向一定ピッチで取り付けてなり且つブラケット13を介して手摺り本体9の屋外側に一体的に連結された面格子12とからなり、遮蔽体3は、左右縦枠14,14と上下横枠15,16とで矩形枠状に形成した本体枠17と、上下横枠15,16の屋外側側面に多数の縦格子材19を前記手摺り2の面格子12の縦格子材11と同じピッチで多数の縦格子材19を取り付けてなり且つブラケット21を介して本体枠17の屋外側に一体的に連結された面格子20とからなるものであって、室外側から見た時に、手摺り2と遮蔽体3とが同じ面格子12,20どうしで統一されるようになるため、手摺りと遮蔽体3との間に違和感がなく、またアパートやマンションなどの集合住宅の場合には全体が同じ面格子により統一されるため、優れた美観を呈することができる。
またこの手摺り装置では、遮蔽体3を移動させる際に遮蔽体側面格子20の各縦格子材19が手摺り側面格子12の各縦格子材11と同一直線上に合致した位置で遮蔽体3を停止させるためのストッパー機構27を、ハンガーレール5の下側に所要間隔おきに設けた嵌合凹部30と、遮蔽体3の本体枠17に上下スライド可能に支持されていて、上端部の嵌合突子32が嵌合凹部30に嵌合することにより、遮蔽体側面格子20の縦格子材19が手摺り側面格子12の縦格子材11と同一直線状に合致した位置で遮蔽体3の移動を停止させる縦杆33と、縦杆33と本体枠17との間に介装され、嵌合突子32が嵌合凹部30に嵌合するように縦杆33を付勢するバネ35と、本体枠17に押し引き自在に取り付けられ、先端部にテーパ係合部36を有する押し釦37とで構成し、押し釦37を押すことにより先端部のテーパ係合部36が縦杆33に設けたテーパ係合部34に係合摺接して縦杆33を下動し、嵌合突子32を嵌合凹部30から離脱させるようにしたから、遮蔽体3を所要位置まで移動させる時に、縦杆33上端部の嵌合突子32がハンガーレール5側の押し釦37に嵌合することにより、遮蔽体3を停止させることができ、その停止位置では押し釦37を押すだけで、嵌合突子32が嵌合凹部30から離脱して、遮蔽体3を再び移動させることができる。
特にこのストッパー機構27において、各嵌合凹部30は、下ガイド面28aとこれの両端から上り傾斜状に延びる両傾斜ガイド面28b,28bとを有する正面視略逆台形状台枠28の下ガイド面28a中央部に設けられ、押し釦37は、最大限引いた状態で先端側テーパ係合部36の一部が縦杆33のテーパ係合部34に係合していて、縦杆33上端部の嵌合突子32が嵌合凹部30に嵌合して遮蔽体3の移動を停止させる状態にあって、この状態から押し釦37を押すことにより、先端部のテーパ係合部36が縦杆33に設けたテーパ係合部34に係合摺接して縦杆33を下動して嵌合突子32を嵌合凹部から離脱させ、嵌合突子32が嵌合凹部30から離脱した後、遮蔽体3を移動させて押し釦37を最大限引いた状態にすることにより、縦杆33は、その上端嵌合突子32が台枠28の下ガイド面28aから傾斜ガイド面28bに当接してその当接高さ位置のままで遮蔽体3と共に移動するようになっているから、遮蔽体3を移動させる時は、押し釦37を最大限引いた状態にしておけば、遮蔽体3の移動による縦杆33の移動によって、嵌合突子32が台枠28の傾斜ガイド面28bに当接すると、その当接に従って、縦杆33がコイルバネ35の付勢力に抗して下動しつつ嵌合突子32が下ガイド面28aに移り、嵌合凹部30に嵌合することによって、遮蔽体3の移動が停止し、従って遮蔽体3を再び移動させる時に押し釦37を押して嵌合突子32を嵌合凹部30から離脱すればよく、操作がきわめて簡単容易である。
以上説明した実施形態の手摺り装置では、遮蔽体3は、手摺り2と天井部1aとの間の開口部4を部分的に遮蔽するものとしているが、夫々単体の遮蔽体を例えば3枚用意し、これら3枚の遮蔽体を引き違い式に構成し、ベランダ天井部1bのハンガーレール5には、2つのガイドレールを並設し、これら2つのガイドレールに3つの遮蔽体を引き違い可能に夫々吊り車を介して吊持することによって、開口部4が全面的に遮蔽可能となる。
1 ベランダ
2 手摺り
3 遮蔽体
4 開口部
5 ハンガーレール
6 吊り車
7 支柱
8 手摺り笠木
9 手摺り本体
10 手摺り本体の上下横桟
11 手摺り本体の左右縦格子材
12 手摺り側の面格子
14 本体枠の左右縦枠
15,16 本体枠の上下横枠
17 遮蔽体の本体枠
18 面格子の上下横枠
19 面格子の左右縦格子材
20 遮蔽体の面格子
27 ストッパー機構
30 嵌合凹部
32 嵌合突子
33 縦杆
34 縦杆側のテーパ係合部
35 バネ
36 押し釦側のテーパ係合部
37 押し釦
51 振れ止め板
52 ガイド輪(振れ止めガイド手段)
53 ガイド部材(振れ止めガイド手段)

Claims (3)

  1. ベランダに設けた手摺りと天井部の間の開口部を部分的又は全面的に遮蔽する遮蔽体を、天井部に設けたハンガーレールに移動可能に支持するようにした手摺り装置であって、手摺りを、手摺り本体と、手摺り本体の屋外側に多数の縦格子材を一定ピッチで取り付けた面格子とで構成すると共に、遮蔽体を、ハンガーレールに移動可能に吊支される本体枠と、本体枠の屋外側に多数の縦格子材を手摺り側面格子の縦格子材と同一ピッチで取り付けた面格子とで構成し、この遮蔽体を移動させる際に遮蔽体側面格子の各縦格子材が手摺り側面格子の各縦格子材と同一直線上に合致した位置で遮蔽体を停止させるためのストッパー機構を、ハンガーレールに所要間隔おきに設けた嵌合凹部と、遮蔽体の本体枠に上下スライド可能に支持されていて、上端部の嵌合突子が嵌合凹部に嵌合することにより、遮蔽体側面格子の縦格子材が手摺り側面格子の縦格子材と同一直線状に合致した位置で遮蔽体の移動を停止させる縦杆と、嵌合突子が嵌合凹部に嵌合するように縦杆を付勢するバネと、本体枠に押し引き自在に取り付けられ、先端部にテーパ係合部を有する押し釦とで構成し、押し釦を押すことにより先端部のテーパ係合部が縦杆に設けたテーパ係合部に係合摺接して縦杆を下動し、嵌合突子を嵌合凹部から離脱させるようにした手摺り装置。
  2. 各嵌合凹部は、下ガイド面とこれの両端から上り傾斜状に延びる両傾斜ガイド面とを有する台枠の下ガイド面に設けられ、押し釦は、最大限引いた状態で先端側テーパ係合部の一部が縦杆のテーパ係合部に係合していて、縦杆上端部の嵌合突子が嵌合凹部に嵌合して遮蔽体の移動を停止させる状態にあり、この状態から押し釦を押すことにより、先端部のテーパ係合部が縦杆のテーパ係合部に係合摺接して縦杆を下動し嵌合突子を嵌合凹部から離脱させ、嵌合突子が嵌合凹部から離脱した後、遮蔽体を移動させて押し釦を最大限引いた状態にすることにより、縦杆は、嵌合突子が台枠の下ガイド面から傾斜ガイド面に当接してその当接高さ位置のまま遮蔽体と共に移動するようになっている請求項1に記載の手摺り装置。
  3. 遮蔽体の本体枠下端部には、振れ止めガイド手段によって手摺り本体の上端部に案内される室内外一対の振れ止め板を設けてなる請求項1又は2に記載の手摺り装置。
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