JP5275066B2 - 寝台用介助装置 - Google Patents
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Description
また、床部側面近傍の床面に立設した支柱部を寝台の基部フレームに固定し、支柱部に沿って高さ調整可能に介助部材を取り付けたもの(例えば、特許文献5及び6参照。)、脚部が取り付けられて床面に立設された、手摺としての略矩形状の枠体に対し、該枠体の垂直支柱(枠支柱)に嵌合して上下動自在な、側柵(ベッド柵)と機械的に一体に連結された移動子を備えてなるもの(例えば、特許文献7参照。)等もある。
特許文献4及び特許文献3(図2)のような側柵に連結された介助部材の下端を床面に接地させる構成の寝台用介助装置では、特許文献4では介助用バーを側柵及び床面により支持する構成であることから、また、特許文献3(図2)では握り部を側柵及び床面に接地させた補助支柱により支持する構成であることから、特に床部昇降機能を備えた寝台に用いる際に、床部の昇降に合わせて、その都度、介助用バー並びに補助支柱の高さ調整作業が必要になるとともに、高さ調節部(パイプアジャスト部材等)を締め忘れた場合には、体重を掛けた際に不意の変形やガタツキが生じる場合がある。
その上、固定支柱に横設された連結アームを連結固定手段により寝台の固定フレームに固定し、固定支柱により昇降支柱を支持し、昇降支柱により手摺部材を支持する構成であり、手摺部材と寝台の側柵とが完全に分離しており、手摺部材が側柵により支持されないことから、剛性の高い強固な構造とすることが容易であるため、体重を掛けた際における変形やガタツキを抑えることができ、よって、使用の際の不安感をなくすことができる。
その上、比較的高さが高くその高さが固定されている支柱部がなく、固定支柱により昇降可能に支持された、固定支柱の上側に位置する昇降支柱により手摺部材を支持する構成であることから、全高を低くすることができるため、使用者等に威圧感や圧迫感を与えることがないとともに邪魔にならず、寝台と一体感のあるデザインにすることができる使用価値の高い介助装置となる。
その上さらに、全高が低くコンパクトな部品点数の少ない構成により、上述の作用効果を奏するものでありながら、コストの増大を抑制することができる。
その上、昇降支柱の上部が寝台から離れる方向(左右方向)に開口する前後方向視略コ字状の支持部であり、支持部及び手摺部材により閉ループを形成しているとともに、手摺部材を寝台から離れる方向(左右方向)に回動させた状態で、手摺部材、昇降支柱及び固定支柱、並びに、連結アームが平面視略一直線状になることから、前記閉ループ状の構成及び平面視においてオフセットのない一直線状の構成により、特に手摺部材に上から荷重が掛かった際の剛性を高くすることができるため、使用者が手摺部材に上から体重を掛けた際の変形をより小さく抑えることができる。
その上、上記のように前後方向にスリムな形状であるとともに、寝台に近づく方向(左右方向)に延びる連結アームを寝台に固定する構成であることから、介助装置を前後方向へ容易に移動させて使用することができるとともに、前後方向に複数台の介助装置を取り付けることも容易であるため、使用者の体格や障害箇所等に適した使用にフレキシブルに対応することができる。例えば、2台の介助装置を前後に並設して、使用者が両手を前後の手摺部材(使用者にとって左右の手摺部材)に掛けるようにすることができる。
その上、回動位置固定手段の解除状態で、操作レバーの先端が受部材に係止されていない場合であっても、操作レバーが前記閉ループ内に位置しているとともに、操作レバーの上側には、支持部の上水平部の先端部及び手摺部材の上基端部が位置することから、操作レバーに袖口等が引っ掛かることを抑制することができる。
また、以下の実施の形態においては、介助装置を取り付ける寝台として床部昇降機能を備えたものを示すが、本発明に係る寝台用介助装置が適用される寝台は、床部昇降機能を備えないものであってもよい。
なお、本明細書においては、寝台41の頭部側(ヘッドボード44側)を前、脚部側(フットボード45側)を後とし、前方に向かって左右を言うものとし、寝台42の左側に位置する介助装置1を後方から見た図を正面図とする。
また、図1及び図2に示すように、本発明の実施の形態に係る寝台用介助装置1は、床面上に立設される固定支柱2、固定支柱2により支持され、その上側に位置して上下方向に昇降可能な昇降支柱3、昇降支柱3を固定支柱2に対して昇降不能に固定する高さ位置固定手段A、昇降支柱2により垂直軸Vまわりに回動可能に支持されて略水平方向に延びる手摺部材4、手摺部材4を昇降支柱3に対して回動不能に固定する回動位置固定手段B、固定支柱2に横設され、寝台41に近づく方向に延びる連結アーム5、連結アーム5を寝台41の前後方向に延びる固定フレーム42に固定する連結固定手段Cを備えている。
ここで、固定支柱2、昇降支柱3、手摺部材4及び連結アーム5は、図1に示す手摺部材4を左方(寝台41から離れる方向)に回動させた状態で、平面視略一直線状となっている。
また、手摺部材4は、その上下の基端部が支持部10上下の水平部15,16により支持されており、下水平部16左端の下支持体20により支持された水平アーム27、水平アーム27の右端部に近い中間部下面及び左端部に連結固定された略L字状(し字状)の下アーム28、上水平部15左端の上支持体17により支持され、その左端部が下アームの左端垂直部上端に連結固定された、略逆向きU字状の上アーム30、並びに、水平アーム27の上側及び上アーム30の下側の空間内に位置する、水平アーム27の右端部に近い中間部上面及び下アーム28の左端垂直部の上端右面に両端が連結固定され、略直角に曲がった内アーム29等からなる。
なお、上アーム30が使用の際に手を掛ける部分であるため、この上アーム30は、図示しない例えばウレタン製の滑り防止用のチューブ又はテープ等により被われる。
また、図8(a)に示すように、固定支柱2の脚部7には、その上側に突出するアジャストボルト7Aが固定されており、アジャストボルト7Aが固定支柱2の支柱部6の底板8の螺孔8Aに螺合しているため、脚部7を垂直軸まわりに回動させることにより、脚部7の床面への接地を適切な状態とするように容易に調節することができる。
図3及び図4に示すように、昇降支柱3の摺動部9は、固定支柱2の左右方向に長い横断面矩形管状の支柱部6に上側から挿入されて嵌合する、矩形管である左右の垂直支柱11,12からなり、これら垂直支柱の下端部左右内面同士を連結体13により連結している(図8(a)も参照。)。
そして、固定支柱2の支柱部6の上端部後面には通孔6Aが、支柱部6の上端部前面には通孔6Bが、これらが対向するように形成されており、通孔6Aには締付部材32が装着され、通孔6Bには締付部材33が装着されるとともに、操作ノブ31の雄ねじ部31Aが締付部材32の通孔32Aに挿通されて締付部材33の螺孔33Aに螺合される。
なお、以上の説明においては、固定支柱2の支柱部6の形状を左右方向に長い横断面矩形管状とし、昇降支柱3の摺動部9を矩形管である左右の垂直支柱11,12とする場合を示したが、固定支柱2の支柱部6の形状は横断面矩形管状に限定されるものではなく、例えば昇降支柱3の摺動部9を左右の円管により形成し、固定支柱2の支柱部6の形状を前記左右の円管に外嵌する形状としてもよい。
すなわち、固定支柱2の支柱部6の形状は、左右方向に長い横断面非円形管状とすればよい。
図5及び図6に示すように、昇降支柱3の上水平部15の左端には上支持体17が例えば溶着により取り付けられるとともに、上支持体17には上下の軸受18,19が取り付けられる。
また、手摺部材4の上アーム30の右端部下側には上基端部23が取り付けられ、上軸受18の通孔18Aに内嵌され、下軸受19の上面に当接するとともに、下軸受19の通孔19Aを通して下側から挿通された抜止ボルト25が、上基端部23下面の螺孔23Aに螺合する。
また、図5〜図7に示すように、下支持体20の上面には、三角形状の歯を周方向に連続させてなる放射状の溝を有する歯部22Aが上面に形成された下クラッチ体22が固定され、下クラッチ体22の上方へ軸が延びるとともに、該軸の上端部には前後方向の通孔20Aが形成され、下クラッチ体22の外側で下基端部24の内側には圧縮コイルばね26が収容される。
さらに、下基端部24下面の凹部24Aには、三角形状の歯を周方向に連続させてなる放射状の溝を有する歯部21Aが下面に形成された上クラッチ体21が固定され、下支持体20の上方へ延びる軸が上クラッチ体21の中央を貫通して下基端部24上面よりも上側まで突出しており、その通孔20A(図7参照。)に挿通される前後方向の水平支軸であるピン35を中心として回動する操作レバー34が取り付けられる。
これに対して、図5に示すように、操作レバー34をコ字状の支持部10の垂直部14に向かって右側へ倒した状態では、操作レバー36に形成した偏心カム面34Aにより下基端部24上面が下方へ押され、圧縮コイルばね26の弾性付勢力に抗して下方へ移動することから、上クラッチ体21も下方へ移動し、その歯部21Aが下クラッチ体22の歯部22Aに噛み合うため、このような回動位置固定手段Bにより、手摺部材4を昇降支柱3に対して回動不能に固定することができる。
このように操作レバー34を右側へ倒した状態では、該操作レバー34の先端が、支持部10の垂直部14左面に取り付けられた受部材36の係止部36Aに係止される。
また、回動位置固定手段Bにより手摺部材4を昇降支柱3に対して回動不能に固定する位置は、例えば、上クラッチ体21及び下クラッチ体22の歯部21A,22Aの三角形状の歯の大きさに応じて、例えば15°ピッチで固定することができ、手摺部材4を使用しない状態では、例えば図1の位置から手摺部材4を90°回動させて前後方向に向けた状態で固定することができる。
図8に示すように、連結アーム5は、補強リブ5Bにより強固に補強された状態で固定支柱2に取り付けられており、その右端部の下側に脚部37が固定され、床面に接地するアジャストボルト37Aが脚部37に形成された螺孔37ABに螺合する。
よって、アジャストボルト37Aを垂直軸まわりに回動させることにより、アジャストボルト37Aの床面への接地を適切な状態とするように容易に調節することができ、アジャストボルト37Aの接地により、手摺部材4に使用者の体重が掛かった際の支持力を脚部37にも分担させることができる。
よって、図8(b)に示す状態から、寝台41の前後方向に延びる固定フレーム42に対して、その前後方向の所望位置に介助装置1の固定支柱2を配置し、図8(a)に示すように固定支柱2から寝台41の方向に延びる連結アーム5の右端部の締付部材38を固定フレーム42の左面に当接させた状態とし、締付部材39をピン5Aまわりに左方へ回動させて操作ノブ40の雄ねじ部40Aを締付部材38の通孔38Aを通してナット38Bに螺合することにより、縦断面矩形状の固定フレーム42に締付部材38及び39を外接させた状態で締付部材38,39を連結固定することができ、このような連結固定手段Cにより、連結アーム5を固定フレーム42に固定することができる。
また、固定支柱2に横設された連結アーム5を連結固定手段Cにより寝台41の固定フレーム42に固定し、固定支柱2により昇降支柱3を支持し、昇降支柱3により手摺部材4を支持する構成であり、手摺部材4と寝台41の図示しない側柵とが完全に分離しており、手摺部材4が側柵により支持されないことから、剛性の高い強固な構造とすることが容易であるため、体重を掛けた際における変形やガタツキを抑えることができ、よって、使用の際の不安感をなくすことができる。
さらにまた、比較的高さが高くその高さが固定されている支柱部がなく、固定支柱2により昇降可能に支持された、固定支柱2の上側に位置する昇降支柱3により手摺部材4を支持する構成であることから、全高を低くすることができるため、使用者等に威圧感や圧迫感を与えることがないとともに邪魔にならず、寝台41と一体感のあるデザインにすることができる使用価値の高い介助装置1となる。
また、全高が低くコンパクトな部品点数の少ない構成により、上述の作用効果を奏するものでありながら、コストの増大を抑制することができる。
さらにまた、昇降支柱3の上部が左方(寝台41から離れる方向)に開口する略コ字状の支持部10であり、支持部10及び手摺部材4により前記閉ループを形成しているとともに、手摺部材4を左方(寝台41から離れる方向)に回動させた状態で、手摺部材4、昇降支柱3及び固定支柱2、並びに、連結アーム5が平面視略一直線状になることから、前記閉ループ状の構成及び平面視においてオフセットのない一直線状の構成により、特に手摺部材4に上から荷重が掛かった際の剛性を高くすることができるため、使用者が手摺部材4に上から体重を掛けた際の変形をより小さく抑えることができる。
さらに、上記のように前後方向にスリムな形状であるとともに、右方(寝台41に近づく方向)に延びる連結アーム5を寝台41に固定する構成であることから、介助装置1を前後方向へ容易に移動させて使用することができるとともに、前後方向に複数台の介助装置1,1,…を取り付けることも容易であるため、使用者の体格や障害箇所等に適した使用にフレキシブルに対応することができる。例えば、2台の介助装置1,1を前後に並設して、使用者が両手を前後の手摺部材1,1(使用者にとって左右の手摺部材1,1)に掛けるようにすることができる。
さらに、回動位置固定手段Bの解除状態で、操作レバー34の先端が受部材36に係止されていない場合であっても、操作レバー34が前記閉ループ内に位置しているとともに、操作レバーの上側には、支持部10の上水平部15の左端の上支持体17及び下軸受19が位置することから、操作レバー34に袖口等が引っ掛かることを抑制することができる。
B 回動位置固定手段
C 連結固定手段
V 垂直軸
1 介助装置
2 固定支柱
3 昇降支柱
4 手摺部材
5 連結アーム
6 支柱部
9 摺動部
10 支持部
14 垂直部
15 上水平部
16 下水平部
23 上基端部
24 下基端部
27 水平アーム
28 下アーム
29 内アーム
30 上アーム
31 操作ノブ
32,33 締付部材
34 操作レバー
36 受部材
36A 係止部
38,39 締付部材
38B ナット
40 操作ノブ
40A 雄ねじ部
41 寝台
42 固定フレーム
Claims (2)
- 床面上に立設される固定支柱と、
該固定支柱により支持され、その上側に位置して上下方向に昇降可能な昇降支柱と、
該昇降支柱を前記固定支柱に対して昇降不能に固定する高さ位置固定手段と、
前記昇降支柱により垂直軸まわりに回動可能に支持されて略水平方向に延びる手摺部材と、
該手摺部材を前記昇降支柱に対して回動不能に固定する回動位置固定手段と、
前記固定支柱に横設され、寝台に近づく方向に延びる連結アームと、
該連結アームを前記寝台の前後方向に延びる固定フレームに固定する連結固定手段と、
を備え、
前記固定支柱を左右方向に長い横断面非円形管状とし、前記昇降支柱の下部を前記管状の固定支柱に上側から挿入されて嵌合する摺動部とし、前記昇降支柱の上部を、前記寝台から離れる方向に開口する、垂直部及び上下の水平部からなる前後方向視略コ字状の支持部とし、該支持部の上下水平部により前記手摺部材の上下基端部を支持し、前記支持部及び手摺部材により閉ループを形成するとともに、前記手摺部材を前記寝台から離れる方向に回動させた状態で、該手摺部材、並びに、前記昇降支柱及び固定支柱、連結アームを平面視略一直線状としてなることを特徴とする寝台用介助装置。 - 前記昇降支柱のコ字状の支持部の下水平部の上に載置される前記手摺部材の下基端部上に、前記回動位置固定手段の固定及び解除を行う操作レバーを設け、該操作レバーを前記コ字状の支持部の垂直部に向けて倒した前記回動位置固定手段の固定状態で、前記操作レバーの先端を係止する係止部を備えた受部材を前記垂直部に取り付けてなる請求項1記載の寝台用介助装置。
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