JP5281856B2 - 成膜方法および成膜装置、ならびに記憶媒体 - Google Patents
成膜方法および成膜装置、ならびに記憶媒体 Download PDFInfo
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Description
また、このような方法を実行させるプログラムが記憶された記憶媒体を提供することを目的とする。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る成膜方法の概念を説明するための模式図である。
M(II)L1L2+2HCOOH→M(HCOO)2+HL1↑+HL2↑…(1)
すなわち、金属原料の配位子はHL1、HL2となって排気ガスとしてパージされ、蟻酸塩としてM(HCOO)2が形成される。なお、蟻酸塩は2価に限らず1価であっても3価であってもよい。すなわち、蟻酸塩はM(HCOO)n(ただしn=1,2,3,)で表される。蟻酸塩膜3は、基板1表面に膜として存在することが必要であるため、比較的蒸気圧が低いものであることが好ましい。
M(HCOO)2+エネルギー → M+H2+2CO2 …(2)
ステップカバレッジを考慮すると、図1に示したように、金属原料ガスを基板表面に吸着させた後、蟻酸を供給して蟻酸塩を生成させ、これにエネルギーを与えて金属膜とすることが好ましいが、本実施形態ではスループットを重視し、図2に示すように金属膜の成膜を行う。図2の(a)では図1の(a)と同様、得ようとする金属膜の金属を含む金属原料ガスを、その金属原料ガスが吸着しやすい温度に調整された基板1上に供給し、図2の(b)に示すように、図1の(b)と同様、金属原料ガスを基板1の表面に吸着させる。そして、図2の(c)に示すように、基板1の周囲に蟻酸ガスの雰囲気を形成するとともに、エネルギーを与えることにより、蟻酸ガスが金属原料と反応して蟻酸塩が形成されるとともに、与えられたエネルギーにより蟻酸塩が分解して金属が形成されて金属膜4が形成される。このような方法では、図1の方法よりも多少ステップカバレッジが劣る傾向にあるが、図1に示した方法よりも短時間で金属膜を形成することができ、スループットを高めることができるというメリットがある。
図3は、本発明に係る方法を実施するための成膜装置の一例の概略構成を示す断面図である。
図3に示す成膜装置は、例えばアルミニウムなどにより円筒状あるいは箱状に成形されたチャンバ11を有しており、チャンバ11の内部には、被処理体である半導体ウエハ(以下、単にウエハと記す)Wを水平に支持するためのサセプタ12がその中央下部に設けられた円筒状の支持部材13により支持された状態で配置されている。サセプタ12にはヒーター14が埋め込まれており、このヒーター14はヒーター電源15から給電されることにより被処理基板であるウエハWを所定の温度に加熱する。なお、サセプタ12はセラミックス例えばAlNで構成することができる。
まず、ゲートバルブ28を開にして、ウエハWを搬入出口27からチャンバ11内に搬入し、サセプタ12上に載置する。排気装置26により排気口24および排気管25を介してチャンバ11内を排気することによりチャンバ11内を所定の圧力にする。また、ヒーター14によりウエハWの温度を金属原料ガスが吸着しやすい温度に調整しておく。
この際には、金属原料ガスをウエハWに吸着させるまでは、上記第1の実施形態の方法を行う場合と同様に行い、次いで、バルブ17aおよび17cを閉じ、バルブ37を開いてマスフローコントローラ(MFC)38により所定流量に調整された蟻酸ガスを配管36を介してシャワーヘッド20へ導き、シャワーヘッド20のガス吐出孔23からチャンバ11内に導入して、チャンバ11内を蟻酸雰囲気とし、それと同時にヒーター14によりウエハWに熱エネルギーを与え、ウエハWを150〜350℃程度の比較的低温に加熱する。これにより、上記(1)式に従って蟻酸塩を生成させるとともに、上記(2)式に従って蟻酸塩を分解させ、ウエハW上に所定厚さの金属膜を形成することができる。このため、金属膜の成膜時間の短縮化を図ることが可能となる。
この成膜装置は、サセプタ上のウエハを加熱する機構および排気経路が図3の装置と異なっており、その他の構成は基本的に図3の装置と同じであるので、同じ部材については同じ符号を付して説明を省略する。
図5に示す成膜装置は、図3の成膜装置のサセプタ12の代わりに、ヒーターを設けず温調流体流路19を有するサセプタ12″が設けられ、ヒーター14を設ける代わりにチャンバ11の上部にランプ加熱ユニット50を設け、シャワーヘッドを設ける代わりにチャンバ11の天壁にガス導入口71を設け、その内面にヒーター71aを設けている。そして、配管32および36はガス導入口71に接続されている。その他の構成は基本的に図3と同じであり、図3と同じものには同じ符号を付して説明を省略する。
2;吸着層
3;蟻酸塩膜
4;金属膜
11;チャンバ
12,12′,12″;サセプタ
14;ヒーター
19;温調流体流路
20;シャワーヘッド
20a,71a;ヒーター
22;シャワープレート
23;ガス吐出孔
31;金属原料貯留容器
32,36;配管
35;蟻酸貯留容器
50;ランプ加熱ユニット
80;プロセスコントローラ
81;ユーザーインターフェース
82;記憶部
101;蟻酸塩膜形成ユニット
102;アニールユニット
103;冷却ユニット
119;制御部
W;半導体ウエハ(基板)
Claims (17)
- 基板上に所定の金属元素を含む金属原料ガスを吸着させる工程と、
金属原料ガスが吸着した基板に蟻酸を供給し、基板上に前記所定の金属元素の蟻酸塩膜を生成させる工程と、
生成された前記蟻酸塩膜に対し、還元雰囲気中でエネルギーを与え、前記蟻酸塩を分解して金属膜を形成する工程と
を有することを特徴とする成膜方法。 - 前記還元雰囲気は蟻酸雰囲気であることを特徴とする請求項1に記載の成膜方法。
- 前記基板は真空に保持された処理容器内に配置され、前記処理容器内に前記金属原料ガスを導入することにより基板上に金属原料ガスを吸着させ、前記処理容器内に蟻酸を導入することにより吸着した金属原料ガスと蟻酸とを反応させて前記所定の金属元素の蟻酸塩膜を生成させることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の成膜方法。
- 前記エネルギーは加熱により与えられることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の成膜方法。
- 前記金属原料ガスは、基板に対して気相状態で供給されることができる程度に高い蒸気圧を有し、前記蟻酸塩は、膜として存在できる程度に低い蒸気圧を有することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の成膜方法。
- 前記所定の金属として、Co、Ni、Cu、Ru、Rh、Pd、Ag、Ir、Ptからなる群から選択された1種を用いることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の成膜方法。
- 前記金属原料は、前記所定の金属に対応して、Co(Cp)2、Ni(MeCp)2、Cu(hfac)2、Ru(EtCp)2、Rh(allyl)3、Pd(hfac)2、Ag(hfac)(alkene)、Ir(allyl)3、Pt(hfac)2のいずれかが用いられることを特徴とする請求項6に記載の成膜方法。
- 真空に保持され、基板が配置される処理容器と、
前記処理容器内で基板を支持する基板支持部材と、
前記処理容器内に所定の金属元素を含む金属原料ガスを供給する金属原料ガス供給手段と、
前記処理容器内に蟻酸を供給する蟻酸供給手段と、
前記基板支持部材上の基板にエネルギーを与えるエネルギー付与手段と、
前記処理容器内を排気する排気手段と、
前記基板支持部材に支持された基板上に、前記金属原料ガス供給手段から供給された前記金属原料ガスを吸着させ、金属原料ガスが吸着した基板に、前記蟻酸供給手段から蟻酸を供給して基板上に前記所定の金属元素の蟻酸塩膜を生成させ、生成された前記蟻酸塩膜に対し、前記エネルギー付与手段により、還元雰囲気中でエネルギーを与えて、前記蟻酸塩を分解して金属膜を形成させるように制御する制御手段と
を有することを特徴とする成膜装置。 - 前記金属原料ガス供給手段は、前記金属原料を貯留する金属原料貯留容器と、前記金属原料を気相状態で供給する金属原料ガス供給配管とを有することを特徴とする請求項8に記載の成膜装置。
- 前記蟻酸供給手段は、蟻酸を貯留する蟻酸貯留容器と、前記蟻酸を気相状態で供給する蟻酸ガス供給配管とを有することを特徴とする請求項8または請求項9に記載の成膜装置。
- 前記金属原料ガスおよび蟻酸を処理容器内にシャワー状に導くシャワーヘッドを有することを特徴とする請求項8から請求項10のいずれか1項に記載の成膜装置。
- 前記エネルギー付与手段は、前記基板に熱エネルギーを与えることを特徴とする請求項8から請求項11のいずれか1項に記載の成膜装置。
- 前記エネルギー付与手段は、前記基板支持部材に設けられた抵抗ヒーターを有することを特徴とする請求項12に記載の成膜装置。
- 前記エネルギー付与手段は、前記基板支持部材の上方または下方に設けられた加熱ランプを有することを特徴とする請求項12に記載の成膜装置。
- 前記所定の金属は、Co、Ni、Cu、Ru、Rh、Pd、Ag、Ir、Ptからなる群から選択された1種であることを特徴とする請求項8から請求項14のいずれか1項に記載の成膜装置。
- 前記金属原料は、前記所定の金属に対応して、Co(Cp)2、Ni(MeCp)2、Cu(hfac)2、Ru(EtCp)2、Rh(allyl)3、Pd(hfac)2、Ag(hfac)(alkene)、Ir(allyl)3、Pt(hfac)2のいずれかであることを特徴とする請求項15に記載の成膜装置。
- コンピュータ上で動作し、成膜装置を制御するためのプログラムが記憶された記憶媒体であって、前記プログラムは、実行時に、請求項1から請求項7のいずれかの成膜方法が実施されるようにコンピュータに成膜装置を制御させることを特徴とする記憶媒体。
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