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JP5281978B2 - スクリュー圧縮機 - Google Patents
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JP5281978B2 - スクリュー圧縮機 - Google Patents

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Description

本発明は、空調機や冷凍機などの冷凍装置に用いるのに好適なスクリュー圧縮機に関する。
空調機や冷凍機などの冷凍装置にスクリュー圧縮機を用いた場合、広範囲の運転条件で使用するため、過圧縮する可能性がある。そこで、過圧縮を軽減するためのスクリュー圧縮機が提唱されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載のスクリュー圧縮機は、回転軸が略平行で互いに噛み合いながら回転する雄ロータ(主ロータ)及び雌ロータ(副ロータ)と、これら雄ロータ及び雌ロータの歯部を収納するボア並びにこのボアのロータ軸方向吐出側が開口した端面を有するメインケーシング(ハウジング)と、このメインケーシングのロータ軸方向吐出側に接続された吐出ケーシング(ハウジング壁)とを備えている。吐出ケーシングは、メインケーシングの端面に当接してボアの開口を覆う吐出側端面と、この吐出側端面に形成された吐出ポート(排出窓)と、雄ロータ及び雌ロータの歯溝に形成された圧縮作動室から吐出ポートを介して圧縮ガスが吐出される吐出流路と、吐出側端面における吐出ポートの近傍で雄ロータ側及び雌ロータ側のうちの少なくとも一方にロータ回転方向とは反対側の位置で開口する弁孔(孔)と、この弁孔と吐出流路とを連通するバイパス流路とを有しており、弁孔を開閉する弁装置(あふれ弁)が設けられている。
弁装置は、弁孔内に配置された弁体と、この弁体をメインケーシング側に付勢するバネ(押圧ばね)とを有している。そして、例えば弁体をメインケーシング側に移動させて弁孔を閉じた場合は、圧縮作動室から吐出ポートを介して吐出流路に圧縮ガスが吐出される。一方、弁体をメインケーシング側とは反対側に移動させて弁孔を開いた場合は、吐出ポートのみならず、弁孔及びバイパス流路を介して吐出流路に圧縮ガスが吐出される。これにより、過圧縮を軽減するようになっている。
また、弁体のストッパとして、弁体及び弁孔には段差部が形成されている。これにより、例えば弁体がメインケーシング側に移動した場合に、弁体の先端面が吐出ケーシングの端面に対して同一面となり、弁体がロータの歯部端面に接触するのを防止するようになっている。
特開昭61−79886号公報
しかしながら、上記従来技術には以下のような改善の余地があった。すなわち、上記従来技術では、弁体のストッパとして、弁体及び弁孔に段差部を形成している。ところで、吐出ケーシングの端面とロータ歯部端面との間の隙間寸法は、圧縮性能に係わるものであり、非常に小さくなっている。そのため、ストッパとして弁体及び弁孔の段差部を形成するのに高精度の加工が必要となり、生産性の点で改善の余地があった。
本発明の目的は、過圧縮を軽減することができ、かつ弁体のストッパを簡素化して生産性の向上を図ることができるスクリュー圧縮機を提供することにある。
(1)上記目的を達成するために、本発明は、回転軸が略平行で互いに噛み合いながら回転する雄ロータ及び雌ロータと、前記雄ロータ及び前記雌ロータの歯部を収納するボア並びに前記ボアのロータ軸方向吐出側を開口した端面を有するメインケーシングと、前記メインケーシングのロータ軸方向吐出側に接続された吐出ケーシングとを備えており、前記吐出ケーシングは、前記メインケーシングの端面に当接して前記ボアの開口を覆う吐出側端面と、前記吐出側端面に形成された吐出ポートと、前記雄ロータ及び前記雌ロータの歯溝に形成された圧縮作動室から前記吐出ポートを介して圧縮ガスが吐出される吐出流路と、前記吐出側端面における前記吐出ポートの近傍で雄ロータ側及び雌ロータ側のうちの少なくとも一方側にロータ回転方向とは反対側の位置で開口する弁孔と、前記弁孔と前記吐出流路又は前記吐出流路の下流側で前記吐出ケーシングの外側に形成された吐出室とを連通するバイパス流路とを有しており、前記弁孔内に配置された弁体を有し、前記弁孔が位置する圧縮作動室の圧力が前記吐出流路の圧力より低い場合は、前記弁体をメインケーシング側に移動させて前記弁孔を閉じ、前記弁孔が位置する圧縮作動室の圧力が前記吐出流路の圧力より高い場合は、前記弁体をメインケーシング側とは反対側に移動させて前記弁孔を開く弁装置をさらに備えたスクリュー圧縮機において、前記吐出ケーシングの吐出側端面における前記弁孔は、その略中心が前記メインケーシングの端面における前記ボアの開口縁に位置し、前記ボアの開口縁よりロータ径方向内側に位置する約半分の内側領域が前記圧縮作動室に開口する一方で、前記ボアの開口縁よりロータ径方向外側に位置する約半分の外側領域が前記メインケーシングの端面で覆われており、前記弁孔の約半分の外側領域を覆う前記メインケーシングの端面が前記弁体のストッパとして機能する
このように本発明においては、例えば弁孔が位置する圧縮作動室の圧力が吐出流路の圧力より低い場合は、弁孔内の弁体がメインケーシング側に移動して、弁孔を閉じる。一方、例えば弁孔が位置する圧縮作動室の圧力が吐出流路の圧力より高い場合は、弁孔内の弁体がメインケーシング側とは反対側に移動して、弁孔を開く。これにより、圧縮作動室から弁孔及びバイパス流路を介して吐出流路に圧縮ガスが吐出されるので、弁孔が位置する圧縮作動室の圧力がほぼ吐出流路の圧力となるまで低減する。したがって、過圧縮を軽減することができ、無駄な動力の消費を抑えることができる。
また、本発明においては、吐出ケーシングの吐出側端面における弁孔は、その略中心がメインケーシングの端面におけるボアの開口縁に位置している。すなわち、弁孔は、ボアの開口縁よりロータ径方向内側に位置する内側領域が圧縮作動室に開口する一方で、ボアの開口縁よりロータ径方向外側に位置する外側領域がメインケーシングの端面で覆われている。これにより、弁孔の外側領域を覆うメインケーシングの端面が弁体のストッパとして機能する。したがって、例えば弁体及び弁孔に段差部を形成する場合と比べ、ストッパを簡素化することができ、高精度の加工を必要としないので生産性を高めることができる。
(2)上記(1)において、好ましくは、前記弁装置は、前記弁体の背面側に形成されて前記吐出室からの圧縮機出口圧力を導入する背圧室と、前記弁体をメインケーシング側に付勢するバネとを有し、前記圧縮作動室から前記弁体に作用する圧力が前記背圧室から前記弁体に作用する圧力と前記バネの付勢力との総和より低い場合は、前記弁体がメインケーシング側に移動して前記弁孔を閉じ、前記圧縮作動室から前記弁体に作用する圧力が前記背圧室から前記弁体に作用する圧力と前記バネの付勢力との総和より高い場合は、前記弁体がメインケーシング側とは反対側に移動して前記弁孔を開く。
(3)上記(1)又は(2)において、好ましくは、前記バイパス流路は、前記メインケーシングの端面における前記ボアの開口縁よりロータ径方向外側に位置するように、前記吐出ケーシングの吐出側端面に形成されたバイパス溝と、前記バイパス溝を覆う前記メインケーシングの端面とで構成される。
(4)上記(1)〜(3)のいずれか1つにおいて、好ましくは、前記弁孔は、吸入閉じ込み時の圧縮作動室の容積Vsと前記弁孔による吐出開始時の圧縮作動室の容積Vdとの比である設定容積比Vs/Vdが1.5〜3.0の範囲内となるように形成される。
(5)上記(1)〜(4)のいずれか1つにおいて、好ましくは、前記弁孔は、複数形成されて、かつ、吸入閉じ込み時の圧縮作動室の容積Vsと前記各弁孔による吐出開始時の圧縮作動室の容積Vdとの比である設定容積比Vs/Vdが互いに異なるように形成される。
本発明によれば、過圧縮を軽減することができ、かつ、弁体のストッパを簡素化して生産性の向上を図ることができる。
本発明の一実施形態におけるスクリュー圧縮機の構造を表す断面図である。 図1中のII−II矢視断面図である。 図1中のIII−III矢視断面図であり、吐出ケーシングの吐出側端面を表す。 図1中のIV−IV矢視断面図であり、メインケーシングの端面を表す。 本発明の一実施形態における圧縮作動室と吐出ポート、弁孔、及びバイパス流路との位置関係を表す図である。 図2中のVI−VI矢視断面図であり、弁装置の構造を表す。 本発明の第1の変形例における吐出ケーシングの吐出側端面を表す図である。 本発明の第2の変形例における吐出ケーシングの吐出側椀面を表す図である。 本発明の第3の変形例における吐出ケーシングの吐出側端面を表す図である。 本発明の第4の変形例における吐出ケーシングの吐出側端面を表す図である。
以下、本発明の一実施形態を、図面を参照しつつ説明する。
図1は、本発明の一実施形態におけるスクリュー圧縮機の構造を表す断面図であり、図2は、図1中のII−II矢視断面図である。図3は、図1中のIII-III矢視断面図であり、吐出ケーシングの吐出側端面を表す(但し、メインケーシングの端面におけるボアの位置を二点鎖線で示す)。図4は、図1中のIV-IV矢視断面図であり、メインケーシングの端面を表す(但し、吐出ケーシングの吐出側端面における弁孔の位置を二点鎖線で示す)。図5は、本発明の一実施形態における圧縮作動室と吐出ポート、弁孔、及びバイパス流路との位置関係を表す図である(但し、吐出ポート、弁孔、及びバイパス流路)。
これら図1〜図5において、スクリュー圧縮機は、圧縮機本体1と、この圧縮機本体1を駆動するモータ(電動機)2と、このモータ2を収納する吸込チャンバ(低圧チャンバ)3と、圧縮機本体1を収納する吐出チャンバ(高圧チャンバ)4とを備えている。吸込チャンバ3は、モータ2の外側に吸込室(低圧室)5を形成しており、吸込口6からストレーナ7を介して吸込室5内にガスが流入するようになっている。吐出チャンバ4は、圧縮機本体1の外側に吐出室(高圧室)8を形成しており、圧縮機本体1で圧縮されたガスが吐出室8内に流出し、この吐出室8から吐出口9を介して外部(例えば冷凍サイクルを構成する凝縮器)へ供給されるようになっている。
モータ2は、回転軸10に取り付けられた回転子11と、この回転子11の外周側に配設された固定子12と、これらを収納するモータケーシング13とを備えている。
圧縮機本体1は、回転軸が平行で互いに噛み合いながら回転する雄ロータ14A及び雌ロータ14Bと、これら雄ロータ14A及び雌ロータ14Bの歯部を収納するメインケーシング15と、このメインケーシング15のロータ軸方向吐出側(図1中右側)に接続された吐出ケーシング16とを備えている。また、メインケーシング15のロータ軸方向吸込側(図1中左側)にはモータケーシング13が接続されており、モータケーシング13の内部(詳細には、回転子11と固定子12との隙間等)は、吸込室5から圧縮機本体1への吸込通路となっている。
雄ロータ14Aの吸込側軸部は、メインケーシング15に配設されたころ軸受17で支持され、吐出側軸部は、吐出ケーシング16に配設されたころ軸受18及び玉軸受19で支持されている。同様に、雌ロータ14Bの吸込側軸部は、メインケーシング15に配設されたころ軸受で支持され、吐出側軸部は、吐出ケーシング16に配設されたころ軸受及び玉軸受で支持されている。また、雄ロータ14Aの吸込側軸部はモータ2の回転軸10と直結されている。そして、モータ2の駆動によって雄ロータ14Aが回転し、これに伴い、雌ロータ14Bが雄ロータ14Aと噛み合いながら回転するようになっている。
メインケーシング15は、雄ロータ14A及び雌ロータ14Bの歯部を収納する円筒状のボア20A,20Bと、これらボア20A,20Bのロータ軸方向吐出側を開口した端面21とを有している。そして、雄ロータ14A及び雌ロータ14Bの歯溝に圧縮作動室が形成される。また、メインケーシング15には、モータケーシング13の内部と吸気行程の圧縮作動室とを連通する吸込ポート22が形成されている。また、メインケーシング15には、吐気行程の圧縮作動室に対してロータ径方向外側(図1中上側)に位置する雄ロータ14A側の吐出ポート23A及び雌ロータ14B側の吐出ポート23Bが形成されている。
吐出ケーシング16は、メインケーシング15の端面21に当接してボア20A,20Bの開口を覆う吐出側端面24と、この吐出側端面24に形成された雄ロータ14A側の吐出ポート25A及び雌ロータ14B側の吐出ポート25Bと、圧縮作動室からの圧縮ガスが吐出ポート23A,23B,25A,25Bを介して吐出される吐出流路26とを有している。なお、吐出流路26の下流側には吐出パイプ27が接続されている。
このようなスクリュー圧縮機においては、吸込口6から吸込室8にガスが流入し、モータケーシング13の内部を経由して(すなわち、回転子11及び固定子12を冷却しつつ)圧縮機本体1の吸込ポート22に流入する。そして、雄ロータ14A及び雌ロータ14Bの回転に伴い、圧縮作動室がロータ軸方向に移動しつつ容積が縮小されて、ガスを圧縮する。そして、圧縮機作動室で圧縮されたガスが吐出ポート23A,23B,25A,25B、吐出流路26、及び吐出パイプ27を介して吐出室8に吐出され、吐出口9から外部へ供給されるようになっている。
ここで本実施形態の大きな特徴として、吐出ケーシング16には、吐出側端面24における雌ロータ14B側の吐出ポート25Bの近傍で雌ロータ14Bの回転方向とは反対側(図3中右側)の位置で開口する弁孔(シリンダ)28が形成されており、この弁孔28の略中心がメインケーシング15の端面21における雌ロータ14B側のボア20Bの開口縁に位置している。また、吐出ケーシング16には、メインケーシング15の端面21における雌ロータ14B側のボア20Bの開口縁よりロータ径方向外側に位置し、弁孔28と吐出流路26とを連通するバイパス溝29が形成されており、バイパス溝29とこれを覆うメインケーシング15の端面21とでバイパス流路が形成されている。そして、弁孔28を開閉する弁装置30が設けられている。
図6(A)及び図6(B)は、図2中のVI−VI矢視断面図であり、弁装置30の構造を表す断面図である。なお、図6(A)は弁装置30の閉じ状態を示し、図6(B)は弁装置30の開き状態を示す。
これら図6(A)及び図6(B)において、弁装置30は、弁孔28内に摺動可能に設けられた弁体31と、この弁体31の背面側(図6中右側)に接続されたロッド32と、弁体31の背面側に形成されて、連通孔33を介し吐出室8からの圧縮機出口圧力を導入する背圧室34と、弁体31をメインケーシング15側(図6中左側)に付勢するバネ35とを有している。なお、バネ35の付勢力は吐出流路26の圧力損失分にほぼ相当するように設定されている。
そして、例えば雌ロータ14B側の圧縮作動室36B(但し、前述の図5に示す雌ロータ14B側の圧縮作動室36Bと雄ロータ14A側の圧縮作動室36Aとは連通している)から弁体31に作用する圧力が背圧室34から弁体31に作用する圧力とバネ35の付勢力との総和(言い換えれば、吐出流路26の圧力)より低い場合は、弁体31がメインケーシング15側に移動して弁孔28を閉じる。一方、例えば雌ロータ14B側の圧縮作動室36Bから弁体31に作用する圧力が背圧室34から弁体31に作用する圧力とバネ35の付勢力との総和より高い場合は、弁体31がメインケーシング15側とは反対側(図6中右側)に移動して弁孔28を開く。これにより、圧縮作動室36B(及び36A)から弁孔28及びバイパス流路29を介して吐出流路26に圧縮ガスが吐出されるので、圧縮作動室36B(及び36A)の圧力がほぼ吐出流路26の圧力となるまで低減する。したがって、過圧縮を軽減することができ、無駄な動力の消費を抑えることができる。なお、本実施形態では、吸入閉じ込み時の圧縮作動室の容積Vsと弁孔28による吐出開始時の圧縮作動室の容積Vdとの比である設定容積比Vs/Vdは、1.5〜3.0の範囲内となっている。
また、本実施形態においては、吐出ケーシング16の吐出側端面24における弁孔28は、その略中心がメインケーシング15の端面21におけるボア20Bの開口縁に位置している。すなわち、弁孔28は、ボア20Bの開口縁よりロータ径方向内側に位置する内側領域が圧縮作動室36Bに開口する一方で、ボア20Bの開口縁よりロータ径方向外側に位置する外側領域がメインケーシング15の端面21で覆われている。これにより、弁孔28の外側領域を覆うメインケーシング15の端面21が弁体31のストッパとして機能する。したがって、例えば弁体及び弁孔に段差部を形成するような場合と比べ、ストッパを簡素化することができ、高精度の加工を必要としないので生産性を高めることができる。
また、例えば弁孔28の略中心がボア20Bの開口縁よりロータ径方向内側に位置するような場合と比べ、弁装置30をロータ径方向外側に配置することができ、雌ロータ14Bの吐出側軸部を支持するために吐出ケーシング16に配置されたころ軸受及び玉軸受との干渉を避けるために、ロータ14A,14Bの吐出側軸部を長くする必要がなくなる。したがって、圧縮機の大型化を抑制することができる。
また、本実施形態においては、バイパス流路は、吐出ケーシング16の吐出側端面24に形成されたバイパス溝29とこれを覆うメインケーシング15の端面21とで構成されている。これにより、バイパス溝29を鋳造の段階で成形することが可能であるから、例えばバイパス流路としてバイパス孔を加工形成する場合と比べ、加工工数を低減することができる。
なお、上記一実施形態においては、吐出ケーシング16の吐出側端面24における雌ロータ14B側の吐出ポート25Bの近傍で雌ロータ14Bの回転方向とは反対側の位置で開口する弁孔28を形成し、この弁孔28と吐出流路26とを連通するバイパス溝29を形成し、弁孔28を開閉する弁装置30を設けた場合を例にとって説明したが、これに限られない。すなわち、例えば図7で示す第1の変形例のように、吐出ケーシング16の吐出側端面24における雄ロータ14A側の吐出ポート25Aの近傍で雄ロータ14Aの回転方向とは反対側の位置で開口する弁孔37を形成し、この弁孔37と吐出流路26とを連通するバイパス溝38を形成し、弁孔37を開閉する上記同様の弁装置を設けてもよい。なお、吸入閉じ込み時の圧縮作動室の容積Vsと弁孔37による吐出開始時の圧縮作動室の容積Vdとの比である設定容積比Vs/Vdは、1.5〜3.0の範囲内となっている。そして、本変形例においても、吐出ケーシング16の吐出側端面24における弁孔37は、その略中心がメインケーシング15の端面21におけるボア20Aの開口縁に位置している。したがって、上記一実施形態と同様の効果を得ることができる。
また、例えば図8で示す第2の変形例のように、雌ロータ14B側の弁孔28、バイパス溝29、及び弁装置30、並びに雄ロータ14A側の弁孔37、バイパス溝38、及び弁装置を共に設けてもよい。なお、弁孔28,37は、吸入閉じ込み時の圧縮作動室の容積Vsと各弁孔による吐出開始時の圧縮作動室の容積Vdとの比である設定容積比Vs/Vdが互いに同じであってもよいし、異なっていてもよい。このような変形例においても、上記同様の効果を得ることができる。
また、上記一実施形態(及び第2の変形例)においては、雌ロータ14B側に1つの弁孔28を形成した場合を、上記第1の変形例(及び第2の変形例)においては、雄ロータ14A側に1つの弁孔37を形成した場合を例にとって説明したが、これに限られず、雌ロータ14B側又は雄ロータ14A側に複数の弁孔を形成してもよい。具体的には、図9で示す第3の変形例のように、雌ロータ14B側に2つの弁孔28A,28Bを形成し、これら弁孔28A,28Bと吐出流路26とを連通するバイパス溝29Aを形成し、弁孔28A,28Bをそれぞれ開閉する上記同様の弁装置を設けてもよい。なお、吸入閉じ込み時の圧縮作動室の容積Vsと各弁孔による吐出開始時の圧縮作動室の容積Vdとの比である設定容積比Vs/Vdは、1.5〜3.0の範囲内で互いに異なっている。そして、本変形例においても、吐出ケーシング16の吐出側端面24における弁孔28A,28Bは、その略中心がメインケーシング15の端面21におけるボア20Bの開口縁に位置している。したがって、上記一実施形態と同様の効果を得ることができる。
また、上記一実施形態及び上記第1〜第3の変形例においては、弁孔と吐出流路26とを連通するバイパス溝を形成した場合を例にとって説明したが、これに限られない。すなわち、例えば図10で示す第4の変形例のように、弁孔28と吐出室8とを連通するバイパス溝39を形成してもよい。この場合も、上記一実施形態と同様の効果を得ることができる。
8 吐出室
14A 雄ロータ
14B 雌ロータ
15 メインケーシング
16 吐出ケーシング
20A 雄ロータ側ボア
20B 雌ロータ側ボア
21 端面
24 吐出側端面
25A 吐出ポート
25B 吐出ポート
26 吐出流路
28 弁孔
28A,28B 弁孔
29 バイパス溝(バイパス流路)
29A バイパス溝(バイパス流路)
30 弁装置
31 弁体
34 背圧室
35 バネ
37 弁孔
38 バイパス溝(バイパス流路)

Claims (5)

  1. 回転軸が略平行で互いに噛み合いながら回転する雄ロータ及び雌ロータと、
    前記雄ロータ及び前記雌ロータの歯部を収納するボア並びに前記ボアのロータ軸方向吐出側を開口した端面を有するメインケーシングと、
    前記メインケーシングのロータ軸方向吐出側に接続された吐出ケーシングとを備えており、
    前記吐出ケーシングは、前記メインケーシングの端面に当接して前記ボアの開口を覆う吐出側端面と、前記吐出側端面に形成された吐出ポートと、前記雄ロータ及び前記雌ロータの歯溝に形成された圧縮作動室から前記吐出ポートを介して圧縮ガスが吐出される吐出流路と、前記吐出側端面における前記吐出ポートの近傍で雄ロータ側及び雌ロータ側のうちの少なくとも一方側にロータ回転方向とは反対側の位置で開口する弁孔と、前記弁孔と前記吐出流路又は前記吐出流路の下流側で前記吐出ケーシングの外側に形成された吐出室とを連通するバイパス流路とを有しており、
    前記弁孔内に配置された弁体を有し、前記弁孔が位置する圧縮作動室の圧力が前記吐出流路の圧力より低い場合は、前記弁体をメインケーシング側に移動させて前記弁孔を閉じ、前記弁孔が位置する圧縮作動室の圧力が前記吐出流路の圧力より高い場合は、前記弁体をメインケーシング側とは反対側に移動させて前記弁孔を開く弁装置をさらに備えたスクリュー圧縮機において、
    前記吐出ケーシングの吐出側端面における前記弁孔は、その略中心が前記メインケーシングの端面における前記ボアの開口縁に位置し、前記ボアの開口縁よりロータ径方向内側に位置する約半分の内側領域が前記圧縮作動室に開口する一方で、前記ボアの開口縁よりロータ径方向外側に位置する約半分の外側領域が前記メインケーシングの端面で覆われており、
    前記弁孔の約半分の外側領域を覆う前記メインケーシングの端面が前記弁体のストッパとして機能することを特徴とするスクリュー圧縮機。
  2. 請求項1記載のスクリュー圧縮機において、前記弁装置は、前記弁体の背面側に形成されて前記吐出室からの圧縮機出口圧力を導入する背圧室と、前記弁体をメインケーシング側に付勢するバネとを有し、前記圧縮作動室から前記弁体に作用する圧力が前記背圧室から前記弁体に作用する圧力と前記バネの付勢力との総和より低い場合は、前記弁体がメインケーシング側に移動して前記弁孔を閉じ、前記圧縮作動室から前記弁体に作用する圧力が前記背圧室から前記弁体に作用する圧力と前記バネの付勢力との総和より高い場合は、前記弁体がメインケーシング側とは反対側に移動して前記弁孔を開くことを特徴とするスクリュー圧縮機。
  3. 請求項1又2記載のスクリュー圧縮機において、前記バイパス流路は、前記メインケーシングの端面における前記ボアの開口縁よりロータ径方向外側に位置するように、前記吐出ケーシングの吐出側端面に形成されたバイパス溝と、前記バイパス溝を覆う前記メインケーシングの端面とで構成されたことを特徴とするスクリュー圧縮機。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項記載のスクリュー圧縮機において、前記弁孔は、吸入閉じ込み時の圧縮作動室の容積Vsと前記弁孔による吐出開始時の圧縮作動室の容積Vdとの比である設定容積比Vs/Vdが1.5〜3.0の範囲内となるように形成されたことを特徴とするスクリュー圧縮機。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項記載のスクリュー圧縮機において、前記弁孔は、複数形成されて、かつ、吸入閉じ込み時の圧縮作動室の容積Vsと前記各弁孔による吐出開始時の圧縮作動室の容積Vdとの比である設定容積比Vs/Vdが互いに異なるように形成されたことを特徴とするスクリュー圧縮機。
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