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JP5284749B2 - 土間コンクリート支持構造及びその施工方法 - Google Patents
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本発明は、土間コンクリート支持構造及びその施工方法に関する。
建物の床下の防湿を目的として、立ち上がり部とベース部からなる逆T字型の布基礎で囲まれた内部側に埋め戻された埋め戻し土の上部に土間コンクリートを打設することは一般的に行われている。
また土間コンクリートは、1階床組みの大引きを支持する束を支える土台部として利用されている。
特開2003−253856号公報
しかし、土間コンクリートを施工する前に埋め戻し土を十分に転圧し地盤の突固めを行ったとしても、転圧不足や経年クリープによる地盤の沈下や大引きを支持する束から伝わる荷重により土間コンクリートも沈下してしまうことがあった。土間コンクリートの沈下は、束、大引きのレベル低下を引き起こし、結果的に1階床の不陸を発生させる原因となっていた。
特に土間コンクリートが大引きを支持する束を支える土台部となっている場合には、土間コンクリートが沈下すると、人が床下に入って束の高さを調整する必要があった。
本発明は、以上のような問題点に鑑み、土間コンクリートを沈下させない支持構造およびその施工方法を提供することを課題とする。
上記の課題は、立ち上がり部とベース部からなる逆T字型の布基礎で囲まれた内部側に埋め戻された埋め戻し土の上部に打設される土間コンクリートの支持構造であって、土間コンクリートを支持する支持体が該布基礎のベース部を支持部として配設されていることを特徴とする土間コンクリート支持構造により解決される。
この土間コンクリート支持構造では、土間コンクリートを支持する支持体が布基礎のベース部を支持部として配設されており、土間コンクリートの荷重を受ける支持体は布基礎のベース部を支持部として土間コンクリートの荷重を支えるため、大引きを支持する束から伝わる荷重などにより土間コンクリートが沈下してしまうことを防ぐことができる。
前記土間コンクリート支持構造で、土間コンクリートと支持体とが一体化したコンクリートからなっているとよい。
土間コンクリートと支持体とが一体化したコンクリートからなっているため、施工時に別途支持体を用意する必要がなく、土間コンクリート打設時に土間コンクリートと支持体を同時に施工することができ施工の省力化を図ることができる。また、支持体と土間コンクリートが一体化されているため支持体による土間コンクリートの支持を安定的かつ確実に行うことができる。
さらに、支持体に支持体補強用鉄筋が配筋され、土間コンクリートに土間コンクリート補強用鉄筋が配筋され、支持体補強用鉄筋と土間コンクリート補強用鉄筋とが緊結されているとよい。
支持体には支持体補強用鉄筋、土間コンクリートには土間コンクリート補強鉄筋がそれぞれ配筋され緊結されているため、支持体および土間コンクリートが鉄筋により補強されるとともに、より一体化され支持体による土間コンクリートの支持を安定的かつ確実に行うことができる。
また、土間コンクリート支持構造で、立ち上がり部とベース部からなる逆T字型の布基礎で囲まれた内部側に埋め戻された埋め戻し土の上部に打設される土間コンクリートの支持構造であって、土間コンクリートを支持する支持体が布基礎で囲まれた内部側に設けられた土台を支持部として配設されていてもよい。
土間コンクリートを支持する支持体が布基礎で囲まれた内部側に設けられた土台を支持部として配設されているため、支持体の配設箇所は任意に設けられた土台のところに配設されるため、布基礎のベース部のある位置に限定されず、土間コンクリート支持のために構造的に適切な箇所に支持体を配置することができる。
また上記の課題は、立ち上がり部とベース部とからなる逆T字型の布基礎を施工する工程と、
一方の端部に取外し可能な蓋が付いた管を該布基礎で囲まれた内部側のベース部に蓋を付いている端部を上にして配置する工程と、
該布基礎で囲まれた内部側に埋め戻し土を埋め戻していく工程と、
該埋め戻し土を転圧する工程と、
該管に付いている蓋を取り外す工程と、
土間コンクリート補強筋を敷き詰める工程と、
L型筋の一方の側を該管の中に挿入し、もう一方の側を土間コンクリート補強筋に結束する工程と、
コンクリートを打設し、該管と土間をコンクリートで覆う工程と、
からなることを特徴とする土間コンクリート支持構造の施工方法によっても解決される。
本発明は以上のとおりであるから、土間コンクリートを沈下させない支持構造およびその施工方法を提供することができる。
次に、本発明の実施最良形態を図面に基づいて説明する。
図1に示す第1実施形態の土間コンクリート支持構造1において、2は布基礎、3は砕石、4は埋め戻し土、5は支持体、6は管、7は土間コンクリート、8は支持体補強鉄筋、9は土間コンクリート補強鉄筋である。
砕石3上に施工される布基礎2は、地盤面に対し垂直に起立し上端部が建物を支持する立ち上がり部2aと、立ち上がり部2aの下端側に位置し立ち上がり部2aを支持し建物の荷重を砕石3を介して地盤面に伝えるベース部2bよりなる。建物内部側には、布基礎2施工後に埋め戻される埋め戻し土4とその埋め戻し土4の上部に打設される土間コンクリート7とからなる。なお10は土間コンクリート上に配置される大引きを支持する束である。また、8は支持体5を補強するとともに、支持体5と土間コンクリート7を一体化させるために支持体5及び土間コンクリート7内部に配置されたL型鉄筋であり、9は土間コンクリート7の補強のために土間コンクリート7内部に配置される鉄筋が井形に組まれた補強鉄筋であり、L型鉄筋8と補強鉄筋9は緊結されている。
土間コンクリートを支持する支持体5は、布基礎2のベース部2aの上端面を支持部として配置され、束10、土間コンクリート7を介して伝達される建物の荷重を支持する。
本支持構造の施工は次のようにして行われる。図2に示すように、布基礎2が施工された段階で、布基礎2で囲まれた内部側のベース部2b上に取り外し可能な蓋6aを付けた管6を蓋6aが付いている端部を上にして一定間隔で配置していく。
ここで管6は、図7に示すように例えば、径が150mmのVU管からなる円筒形をした管で、高さ寸法は図1に示すように布基礎2のベース部2a上端から土間コンクリート7の下端部までの寸法となっている。管6の一方の側には取り外し可能は蓋6aが取り付けられている。中央部の突起6bは、蓋6の取り外し時に利用する。6cは蓋6aを管6に嵌めあうための位置決め用の係合部である。
管6の配置後、図3に示すように布基礎2で囲まれた内部側に埋め戻し土4を埋め戻し、埋め戻し土をコンパクタなどで管6の上端部と同じレベルになるまで十分に転圧する。
転圧終了後図4に示すように、管6から蓋6aを取り外す。蓋6aと取り外す際には蓋6aの突起部6bを、取り外すときの持ち手として利用すればよい。
次に図5に示すように、埋め戻し土4上に井形の補強筋9を配筋するとともに、L型手金の一方の側を管6の内部に挿入し、もう一方の側を埋め戻し土4上に配筋した補強鉄筋9と緊結する。
そして、図6に示すように管6の内部と埋め戻し土4上にコンクリート7を打設し、管6の内部と埋め戻し土4上を覆う一体のコンクリート構造物を形成する。
この土間コンクリート支持構造では、土間コンクリートを支持する支持体が布基礎のベース部を支持部として配設されており、土間コンクリートの荷重を受ける支持体は布基礎のベース部を支持部として土間コンクリートの荷重を支えるため、大引きを支持する束から伝わる荷重などにより土間コンクリートが沈下してしまうことを防ぐことができる。
また、土間コンクリートと支持体が一体化したコンクリートからなっているため、施工時に別途支持体を容易する必要がなく、土間コンクリート打設時に土間コンクリートと支持体を同時に施工することができ施工の省力化を図ることができる。また、支持体と土間コンクリートが一体化されているため支持体による土間コンクリートの支持を安定的かつ確実に行うことができる。
そして、支持体には支持体補強用鉄筋、土間コンクリートには土間コンクリート補強鉄筋がそれぞれ配筋され緊結されているため、支持体および土間コンクリートが鉄筋により補強されるとともに、より一体化され支持体による土間コンクリートの支持を安定的かつ確実に行うことができる。
図7に示す本発明の第2実施形態において、支持体5は布基礎2のベース部2aの上端面を支持部として配置されるだけでなく、布基礎2で囲まれた内部側に布基礎2とは別に設けられた土台11,11・・を支持部として配置される。
土間コンクリートを支持する支持体が布基礎で囲まれた内部側に設けられた土台を支持部として配設されているため、支持体の配設箇所は任意に設けられた土台のところに配設されるため、布基礎のベース部のある位置に限定されず、土間コンクリート支持のために構造的に適切な箇所に支持体を配置することができる。
以上に、本発明の実施形態を示したが、本発明はこれに限られるものではなく、発明思想を逸脱しない範囲で各種の変更が可能である。例えば、上記の実施形態では、支持体は布基礎のベース部上に管を配置し、土間コンクリートとともに支持体を一体形成し支持体が土間コンクリートを支持する場合について示したが、支持体と土間コンクリートは一体である必要はなく、土間コンクリートを支持する支持体が別体で設けられてもいい。この場合、予め準備された支持体を布基礎のベース部上に配置し、埋め戻し土を埋め戻し後、土間コンクリートを打設すればよい。
また、上記の実施形態では円筒形をした管を用いて支持体を形成する場合について示したが、使用する管は円筒形である必要はなく、一方の端部が閉じられた有低の管であってもよいのはいうまでもない。また、管の具体的形状に制限はなく、要は支持体を形成するための型枠として機能し、支持体として求められる形状を形成するのに求められる形態であればよく、断面四角形の筒体であってもよいし、断面三角形の筒体であってもよいし、また断面によって形態が異なっていてもよい。
第1実施形態の土間コンクリート支持構造を示す正面図である。 図3〜6とともに土間コンクリート構造の施工状況を示す説明図である。 図2,4〜6とともに土間コンクリート構造の施工状況を示す説明図である。 図2,3,5,6とともに土間コンクリート構造の施工状況を示す説明図である。 図2〜4,6とともに土間コンクリート構造の施工状況を示す説明図である。 図2〜5とともに土間コンクリート構造の施工状況を示す説明図である。 図(ロ)は管、図(イ)は管に取り付ける蓋、図(ハ)は蓋を管に取り付けた状況をそれぞれ示す斜視図である。 第2実施形態の土間コンクリート支持構造を示す正面図である。
符号の説明
1・・・土間コンクリート支持構造
2・・・布基礎
2a・・・立ち上がり部
2b・・・ベース部
3・・・砕石
4・・・埋め戻し土
5・・・支持体
6・・・管
7・・・土間コンクリート
8・・・支持体補強鉄筋
9・・・土間コンクリート補強鉄筋
10・・・束
11・・・土台

Claims (5)

  1. 立ち上がり部とベース部からなる逆T字型の布基礎で囲まれた内部側に埋め戻された埋め戻し土の上部に打設される土間コンクリートの支持構造であって、
    土間コンクリートを支持する支持体が該布基礎のベース部を支持部として配設されていることを特徴とする土間コンクリート支持構造。
  2. 前記土間コンクリートと前記支持体とが一体化したコンクリートからなる請求項1に記載の土間コンクリート支持構造。
  3. 支持体に支持体補強用鉄筋が配筋され、
    土間コンクリートに土間コンクリート補強用鉄筋が配筋され、
    該支持体補強用鉄筋と該土間コンクリート補強用鉄筋とが緊結されている請求項2に記載の土間コンクリート支持構造。
  4. 立ち上がり部とベース部からなる逆T字型の布基礎で囲まれた内部側に埋め戻された埋め戻し土の上部に打設される土間コンクリートの支持構造であって、
    土間コンクリートを支持する支持体が該布基礎で囲まれた内部側に設けられた土台を支持部として配設されていることを特徴とする土間コンクリート支持構造。
  5. 立ち上がり部とベース部とからなる逆T字型の布基礎を施工する工程と、
    一方の端部に取外し可能な蓋が付いた管を該布基礎で囲まれた内部側のベース部に蓋を付いている端部を上にして配置する工程と、
    該布基礎で囲まれた内部側に埋め戻し土を埋め戻していく工程と、
    該埋め戻し土を転圧する工程と、
    該管に付いている蓋を取り外す工程と、
    土間コンクリート補強筋を敷き詰める工程と、
    L型鉄筋の一方の側を該管の中に挿入し、もう一方の側を土間コンクリート補強筋に結束する工程と、
    コンクリートを打設し、該管と土間をコンクリートで覆う工程と、
    からなることを特徴とする土間コンクリート支持構造の施工方法。
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