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JP5289273B2 - 携帯端末装置 - Google Patents
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Description

本発明は、複数のタッチパネルを有する携帯端末装置に関する。
2つのタッチパネルを有する携帯端末装置が知られている(特許文献1)。近年の携帯端末装置は、パソコン等に引けを取らないような複雑な機能を実現できるようになっており、それに伴いより複雑な表示が必要になってきている。
そのため、上述のような2つのタッチパネルを有する携帯端末装置において、1つの機能に係る複雑な表示を2つのタッチパネルを用いて行うケースが考えられるが、このように2つのタッチパネルに分割して表示した場合、タッチパネルを跨ぐドラッグ操作等が必要となり得る。
これに対しては、片方の手で第1のタッチパネルに表示されているウインドウ等の表示物をタッチしながら、他方の手で第2のタッチパネル上の所望の位置をタッチし、その後に、第1のタッチパネルから手を離すことで第1のタッチパネルから第2のタッチパネルに表示物を移動させる方法が知られている(特許文献2)。
特開2006−311224号公報 特開2005−092476号公報
しかしながら、携帯端末装置では、片方の手で機器を持って操作を行うのが一般的であるため、一方のタッチパネルから他方のタッチパネルに表示物を移動させる際に両手を使わなければならない特許文献2の方法は不便である。
更に、特許文献2の方法では、一方のタッチパネルから他方のタッチパネルに表示物を移動させる際に、ユーザは、1つのタッチパネル内で表示物を移動させる場合のドラッグ操作とは異なる操作を行う必要がある。つまり、ユーザは、1つのタッチパネル内で表示物を移動させるのか、一方のタッチパネルから他方のタッチパネルに表示物を移動させるのかを意識して操作しなければならないので、ユーザへの操作負担が増えるという問題がある。
そこで、本発明は係る問題に鑑みてなされたものであり、一方のタッチパネルから他方のタッチパネルに表示物を移動させる際にもユーザへの操作負担を抑えることが可能な携帯端末装置を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明に係る携帯端末装置は、第1及び第2の静電容量式タッチパネルを備え、静電容量式タッチパネル上の表示物の位置で押圧が開始されてから押圧位置が変化して押圧が解除されるまでの間において、押圧されている位置に対応して当該表示物を表示する機能を有する携帯端末装置であって、第1の静電容量式タッチパネル上の表示物の位置で押圧が開始され、その後押圧が解除された場合に、押圧の解除の前から押圧の解除までに検知された押圧の位置に基づいて、所定時間経過後の位置を算出する位置算出部と、前記位置算出部により算出された位置における静電容量を検出するとともに、第1の静電容量式タッチパネルにて押圧が解除された場合に、前記位置算出部により算出された位置における静電容量を所定周期毎に検出する静電容量検出部と、所定周期毎に検出される静電容量が所定の条件を満たしている場合において、前記第2の静電容量式タッチパネルにて押圧が開始されたときは、第1の静電容量式タッチパネル上の表示物を前記第2の静電容量式タッチパネル上に表示する制御部と、を備えたことを特徴とする
ここで、表示物の位置での押圧開始から、押圧位置の変化に対応して表示されるところのその表示物は、例えばアイコンや画像やテキスト等の、タッチパネル内に表示される表示要素を意味する。
上記構成を備えることにより、ユーザの操作負担を抑えながら、一方のタッチパネルから他方のタッチパネルへ表示物を移動させることができる。
携帯電話機100の外観斜視図である。 携帯電話機100における2つのタッチパネルを跨ぐドラッグ&ドロップ操作を利用した操作例を説明するための図である。 メール作成画面の一例を示すための図である。 携帯電話機100の構成図である。 物理座標値及び論理座標値を説明するための図である。 移動先座標値の決定方法を説明するための図である。 移動先座標値における電荷の変化を説明するための図である 携帯電話機100の制御処理の遷移を説明するための図である。 移動先座標値の決定方法の別の例を説明するための図である。
以下、本発明に係る携帯端末装置の実施の形態としての携帯電話機について説明する。
図1は、スライド型の携帯電話機100の外観斜視図である。携帯電話機100は、上部筐体101と、下部筐体102とで構成されている。上部筐体101には、スピーカ103、マイク104、静電容量式タッチパネル105(以下、タッチパネル105ともいう)が設けられている。下部筐体102には、静電容量式タッチパネル106(以下、タッチパネル106ともいう)が設けられている。各タッチパネル上には、カーソルキーやテンキー等のキー群やアイコン等が表示され、ユーザは、これらを指等でタッチすることにより各種操作を行うことができる。また、上部筐体101と下部筐体102とは開閉可能に連結されている。
図1(A)は、上部筐体101と下部筐体102とが閉じた位置にある場合の外観斜視図である。閉じた位置とは、上部筐体101が、下部筐体102のタッチパネル106を覆うような相対位置にある場合である。
図1(B)は、上部筐体101と下部筐体102とが開いた位置にある場合の外観斜視図である。閉じた位置とは、上部筐体101に設けられたタッチパネル105と下部筐体102に設けられたタッチパネル106とを同一方向からの視認が可能な関係となる相対位置である。
〔概要〕
最初に、2つのタッチパネルを跨ぐドラッグ&ドロップ操作を利用した操作例の概要を図2を用いて説明する。
図2(A)では、各タッチパネルの上にアイコン1乃至5が表示された例を示しており、特に、タッチパネル106上のアイコン5をユーザが指でタッチ(タッチパネル106を押圧)して、ドラッグを開始しようとしている様子を示している。
ユーザが、タッチした指を離さないまま、このアイコン5をタッチパネル105に向かってと、タッチパネル106の端に行き着く。
タッチパネル106とタッチパネル105の間も筐体表面に沿って指を滑らせて、指がタッチパネル106からタッチパネル105に入ると、タッチパネル106側の境界でアイコンのドラッグが解除されることなく、タッチパネル106においてもドラッグが継続される。
引き続き、タッチパネル105上で指6を滑らせていき、メールのアイコン1の上でアイコン5をドロップすること、つまり、タッチパネル105上を滑らせてきた指が、タッチパネル105上のアイコン1の位置にきたときに、その指をタッチパネル105から離す(タッチパネル105の押圧を解除する)ことで、図3に示すように、ドロップしたアイコン5に対応するファイルが添付された新規メールの作成画面が表示される。
このように、ユーザは、離れて配置された2つのタッチパネル間においても、あたかも1つのディスプレイで操作しているかのように、ドラッグ&ドロップ操作を行うことができる。
〔構成〕
図4は、携帯電話機100の構成図である。
携帯電話機100は、無線部108、マイク104、スピーカ103、信号処理部111、開閉検出部110、静電容量式タッチパネル105、静電容量式タッチパネル106と、記憶部109、及び制御部116により構成されている。
無線部108は、アンテナ107を介して送受信する信号の変復調を行う。
信号処理部111は、マイク104から入力される音声信号を無線部108を介して送信するための処理や、アンテナ107から無線部108を介して受信した音声信号をスピーカ103へ出力するための処理を行う。また、信号処理部111は、無線部108を介して電子メール等のデータを受信し、制御部116へ出力する。
マイク104は、入力された音声を音声信号として信号処理部111へ出力する。
スピーカ103は、信号処理部111にて処理された音声信号を音声として出力する。
静電容量式タッチパネル105は表示部112及び入力部113を、静電容量式タッチパネル106は表示部114及び入力部115を備えて構成されている。
表示部112、114は、LCD(Liquid Crystal Display)を含み、制御部116からの指示に基づいて、文字やアイコン等の画像をLCDに表示する機能を有している。
なお、以下では、表示部112、114に含まれるLCDの画素数(横×縦)は150×300画素であるものとして説明する。
入力部113、115は、静電容量の変化に基づいてユーザによるタッチを検出し、検出した座標値(X、Y)を制御部116に出力する。具体的な方法を説明する。入力部113、115は、各座標値における電荷の値を算出し、電荷の値が所定値を超えた場合に、ユーザにより押圧されたと判定する。そして、電荷の値が所定値を超えた座標値(ユーザにより押圧された位置)をユーザによるタッチ位置とし、制御部116に出力する。また、ユーザによるタッチを検出している間、単位時間(例えば15msec)毎に、ユーザによるタッチ位置の座標値(X、Y)を制御部116に出力する。また、入力部113、115はタッチ位置における電荷が所定値を下回った場合には、ユーザによる押圧が解除されたと判定する。そして、電荷の値が所定値を下回った座標値(ユーザによる押圧が解除された位置)をユーザによるデタッチ位置とし、制御部116に出力する。
以下では、入力部113は、図2のa点(タッチパネル105におけるLCDの左上端)がタッチされたときに座標値(0、0)を、b点(タッチパネル105におけるLCDの右下端)がタッチされたときには座標値(150、300)を制御部に送出するものとする。また、入力部115は、図2のc点(タッチパネル106におけるLCDの左上端)がタッチされたときに座標値(0、0)を、図2のd点(タッチパネル106におけるLCDの右下端)がタッチされたときは座標値(150、300)を制御部116に出力するものとする。
記憶部109は、ROM、RAM、EEPROM、不揮発性RAM、フラッシュメモリ、HDD等で構成され、制御部116で処理されるプログラム等を記憶する。また、記憶部109は、ユーザによるタッチを検出している間、入力部113,115から出力される座標値を単位時間(例えば15msec)毎に記憶する機能を有する。また、記憶部109は、後述する座標変換部118により出力される座標値を記憶する機能を有する。
制御部116は、操作状態検出部117、座標変換部118、移動先座標特定部119、電荷検出部120、操作判定部121とで構成され、携帯電話機100の全体動作の制御を行う。制御部116は、例えばCPU(Central Processing Unit)などの処理手段である。
操作状態検出部117は、入力部113,115から送出された座標値に応じて、各タッチパネル105,106の操作状態を検出する機能を有する。各タッチパネル105,106の操作状態には、ユーザの指等がタッチパネルをタッチした(タッチパネルの押圧を開始した)タッチ状態の他、タッチパネルから指等を離した(タッチパネルの押圧を解除した)デタッチ状態、タッチ状態になった後であってデタッチ状態になっていないドラッグ状態がある。なお、一般的にドラッグ状態という場合、タッチされている位置が移動することになるが、本実施の形態では、全く位置が移動しない場合も含め、ドラッグ状態と表現している。操作状態検出部117は、検出した操作状態を操作判定部121に出力する。
座標変換部118は、各入力部113、115から出力された座標値(以下、「物理座標値」ともいう)と、タッチパネル105とタッチパネル106の間の領域とに基づいて、操作制御用座標系における座標値(以下、「論理座標値」という)に変換し、変換後の座標値を記憶部109に出力する。操作制御用座標系とは、タッチパネル105の領域と、タッチパネル106の領域と、タッチパネル105とタッチパネル106の全ての領域を含んだ領域における座標系のことである。
ここで、操作制御用座標系における論理座標値について説明する。
図5は、操作制御用座標系における論理座標値ついて説明するための図である。
操作制御用座標系における論理座標値は、同図に示すように、タッチパネル105の左上隅の論理座標値を(0、0)として、右方向にx軸、下方向にy軸と定めた座標系である。
同図においては、操作制御用座標系における論理座標値の一例を示しており、タッチパネル105の右上端の論理座標値は(150、0)、左下端の論理座標値は(0、300)、右下端の論理座標値は(150、300)であり、タッチパネル106の左上端の論理座標値は(0、350)、右上端の論理座標値は(150、350)、左下端の論理座標値は(0、650)、右下端の論理座標値は(150、650)である。
ここで、タッチパネル106の上端のy座標(350)は、タッチパネル105とタッチパネル106との間の領域に応じて決定されている。つまり、操作制御用座標系における論理座標値は、タッチパネル105とタッチパネル106との間の領域を含めてy座標が割り当てられている。
なお、以下では、同図に示すy座標が290〜300の斜線部分の領域を「第1境界領域」と称し、y座標が350〜360の斜線部分の領域を「第2境界領域」と称する。
上述のように、入力部113は、タッチパネル105におけるLCDの左上端がタッチされた場合には物理座標値(0、0)を、右下端がタッチされた場合には物理座標値(150、300)を出力し、入力部115は、タッチパネル106におけるLCDの左上端がタッチされた場合には物理座標値(0、0)を、右下端がタッチされた場合には物理座標値(150、300)を出力する。
なお、座標変換部118は、タッチパネル105から受領した物理座標値は操作制御用座標系における論理座標値と一致するため、座標変換部はタッチパネル105から受領した物理座標値をそのまま操作制御用座標系における論理座標値とする。
一方、タッチパネル106から座標値を受領した場合には、受領した座標値のy座標に「350」を加えたものを操作制御用座標系における座標値とする。
移動先座標特定部119は、一方のタッチパネルにおいて、操作状態検出部117により検出された操作状態がドラッグ状態からデタッチ状態になった場合に、記憶部109に記憶している論理座標値に基づいて、仮にそのままドラッグを継続したときに、もう一方のタッチパネルのどの座標値に移動するかを特定する。
ここで、移動先座標値の特定方法を説明する。
図6は、移動先座標値の決定方法を説明するための図である。
例えば、タッチパネル106において、ユーザにより最後(時刻T2)にタッチされていた位置の論理座標値を(x2、y2)とし、その単位時間前(時刻T1)にタッチされていた位置の論理座標値を(x1、y1)とすると、単位時間の移動量は、(x2−x1、y2−y1)と算出できる。
もし仮に、単位時間当たりの移動量が一定のまま、ユーザがデタッチせずにドラッグし続けた場合は、時刻T2から単位時間後の時刻T3にタッチされているであろう位置の論理座標値は(2×x2−x1、2×y2−y1)、更に単位時間後の時刻T4にタッチされているであろう位置の論理座標値は(3×x2−2×x1、3×y2−2×y1)というように算出できる。
そして、単位時間後の論理座標値を順次算出していくと、最後(時刻T2)にタッチしていたタッチパネルと異なる他のタッチパネルの領域内に含まれる論理座標値が算出される。図6においては、時刻T5の論理座標値がタッチパネル105の領域内に含まれる。移動先座標特定部119は、算出した論理座標値が、最後(時刻T2)にタッチしていたタッチパネルと異なる他のタッチパネル(図6においては、タッチパネル105)の領域内にある場合に、算出した論理座標値を移動先座標値として特定する。例えば、図6において、時刻T4から単位時刻後の時刻T5にタッチされているであろう位置の論理座標値は(4×x2−3×x1、4×y2−3×y1)であり、タッチパネル105の領域内に含まれる。そのため、移動先座標特定部119は、時刻T5における論理座標値を移動先座標値として特定する。
電荷検出部120は、操作状態検出部117がデタッチを検出した場合に、移動先座標特定部119により特定された移動先座標値における静電容量の変化を検出する。具体的には、電荷検出部120は、移動先座標値における電荷の変化を単位時間毎に検出する。
電荷検出部120が検出する電荷を、図6と図7とを用いて説明する。
図7は、図6においてユーザが時刻T2の座標位置から時刻T5の座標位置まで指を継続して移動させた場合における、移動先座標値の電荷の変化を表した図である。電荷検出部120は、操作状態検出部117が時刻T2においてデタッチを検出した場合に、移動先座標値における電荷F2を検出する。そして、電荷検出部120は、単位時間後の時刻T3において、電荷F3を検出し、更に時刻T3から単位時間後の時刻T4において、電荷F4を検出し、更に時刻T4から単位時間経過後の時刻T5において、電荷F5を検出する。電荷検出部120は、検出した電荷を操作判定部121に出力する。
操作判定部121は、一方のタッチパネルにおいて、操作状態検出部117により検出された操作状態がドラッグ状態からデタッチ状態になった場合に、ドラッグ状態を継続するか否かを電荷検出部120からの出力に基づいて判定する機能を有する。具体的に操作判定部121の判定方法を説明する。操作判定部121は、ドラッグ状態からデタッチ状態になった際の座標値(最後にタッチされていた位置)が、そのタッチパネルにおける境界領域(図5の第1境界領域又は第2境界領域)に含まれているかどうかを判定する。そして、操作判定部121は、デタッチ状態になった際の座標値が境界領域に含まれている場合に、移動先座標値における電荷がデタッチ状態を検出してから単位時間毎に増加しているかを判定する。移動先座標値における電荷が単位時間毎に増加している場合は、単位時間毎に、ユーザの指が移動先座標値に近づいているため、移動先座標値における静電容量がユーザの指の影響を受けていることが考えられる。そのため、移動先座標値における電荷が単位時間毎に増加している場合は、移動先座標値に向かってユーザの指が移動していると考えられるので、ドラッグ状態を継続する判定を行う。一方、移動先座標値における電荷が単位時間毎に増加していない場合は、単位時間毎にユーザの指が移動先座標値に近づいていないと考えられるため、ドラッグ状態を維持せず、デタッチ状態と判定する。
開閉検出部110は、下部筐体102に対する上部筐体101の相対位置を検出する機能を有する。具体的には、開閉検出部110は、携帯電話機100が、開状態にあるのか、閉状態にあるのかを検出する。開閉検出部110は、検出した結果を制御部116に出力する。開閉検出部110の例としては、例えば上部筐体101と下部筐体02とに磁石センサを設けることが考えられる。磁石センサを設けることにより、閉状態にあるときは、互いの磁石センサが近接することで電気信号が流れ、開状態にあるときは、磁石センサは離れているため電気信号は流れないように構成してもよい。
〔動作の説明〕
次に、上記構成を備える携帯電話機100の動作について、図5乃至図8を用いて説明する。
また、動作の説明においては、便宜上、図5におけるアイコン4の物理座標値を(130、250)とし、図6における時刻T1における論理座標値を(130、375)、時刻T2における論理座標値を(120、355)とし、単位時間を15msecとして説明する。
最初に、携帯電話機100は、各表示部112、114にアイコンを表示する(S1)。そして、各入力部113、115は、ユーザによるタッチを検出した場合に、タッチを検出した位置の物理座標値を制御部116に出力する(S2)。制御部116は、各入力部113、115から出力された物理座標値に基づいて、タッチを検出した位置にあるアイコンを特定する(S3)。また、座標変換部118は、アイコンが特定された場合に、アイコンの物理座標値を論理座標値に変換し、記憶部109に出力する。
例えば、ユーザによるタッチを検出した結果、例えば図5におけるアイコン4が特定されたとする。この場合に、座標変換部118は、アイコン4の物理座標値(130、250)から、アイコン4の論理座標値(130、600)を算出する。
次に、操作判定部121は、操作状態検出部117によりタッチを検出したタッチパネルにおいてデタッチを検出した場合に(S4のYes)、デタッチを検出した論理座標値が境界領域(第1境界領域又は第2境界領域)に含まれているか否かを判定する(S5)。移動先座標特定部119は、デタッチを検出した論理座標値が境界領域に含まれている場合には、デタッチを検出した論理座標値と、デタッチを検出した論理座標値から単位時間前の論理座標値とに基づいて、移動先座標値を特定する。
一方、表示部114は、デタッチを検出した論理座標値が境界領域に含まれていない場合には、デタッチを検出した論理座標値に、特定されたアイコンを移動させる。
例えば図5におけるアイコン4が、ユーザのドラッグ操作の結果、図6における時刻T1の論理座標値を経由して時刻T2の論理座標値に到着し、そして、時刻T2の論理座標値にてデタッチを検出したとする。時刻T2における論理座標値は(120、355)なので、時刻T2における論理座標値は第2境界領域に含まれている。そのため、移動先座標特定部119は、時刻T2の論理座標値と、時刻T2の単位時間前の論理座標値である時刻T1の論理座標値(130、375)とから移動先座標値を算出する。単位時間の移動量は(−10、−20)であることから、時刻T2の単位時間経過後である時刻T3の論理座標値は(110、335)となり、更に単位時間経過後である時刻T4の論理座標値は(100、315)となり、更に単位時間経過後である時刻T5の論理座標値は(90、295)となる。移動先座標特定部119は、デタッチを検出した論理座標値からの単位時間経過毎の論理座標値を算出した結果、時刻T5における論理座標値がタッチパネル105の領域内に到達するため、時刻T5における論理座標値を移動先座標値として特定する。
また例えば、操作判定部121は、デタッチを検出した論理座標値が時刻T2における論理座標値とは異なり、第2境界領域に含まれない論理座標値(例えば、論理座標値(120、370)等)であった場合には、デタッチ状態と判定する。そのため、アイコン4は、デタッチを検出した論理座標値に表示される。
次に、電荷検出部120は、移動先座標値が特定された場合に、移動先座標値が特定された時点における移動先座標値の電荷を検出する(S7)。そして、電荷検出部120は、単位時間経過毎に移動先座標値における電荷を検出する(S8、S9)。操作判定部121は、電荷検出部120が検出した電荷が直前の電荷(単位時間前の電荷)に比べて増えたか否かを判定する(S10)。操作判定部121は、単位時間前の電荷に比べて増加している場合には(S10のYes)、ドラッグ状態を継続する。そして、操作状態検出部117は、もう一方のタッチパネルにてタッチを検出したか否かを判定する(S11)。操作状態判定部117によりもう一方のタッチパネルにてタッチが検出された場合には(S11のYes)、一方のタッチパネルにて特定されたアイコンは、もう一方のタッチパネルにてタッチが検出された座標値に表示される。
一方、操作判定部121は、移動先座標値における電荷が直前の電荷(単位時間前の電荷)に比べて増加していない場合には(S10のNo)、デタッチ状態と判定する(S22)。一方のタッチパネルにて特定されたアイコンは、デタッチを検出した論理座標値に表示される(S23)。
例えば、操作判定部121は、図7に示すように、電荷検出部120により検出された電荷が単位時間経過毎に増加している場合には、ドラッグ状態を継続する。そして、この場合に、操作状態判定部117がタッチパネル105にてタッチを検出したときは、アイコン4は、タッチを検出した論理座標値に表示される。
また、操作判定部121は、電荷検出部120により検出された単位時間経過毎の電荷が図7とは異なり、単位時間毎に増加していない場合には、デタッチ状態と判定する。そして、この場合に、アイコン4は、タッチパネル106にてデタッチを検出した論理座標値に表示される。
以上の動作を行うことにより、離れて配置された2つのタッチパネル間においても、ユーザは、あたかも1つのディスプレイで操作しているかのように、ドラッグ&ドロップ操作を行うことができる。
〔その他の実施の形態〕
(1)本実施の形態では、操作判定部121は、移動先座標値の電荷の変化を検出することでドラッグ状態を継続するか否かを判定したが、必ずしもこの場合に限られない。例えば、電荷検出部120は、移動先座標値を中心とする所定範囲に含まれる座標値の電荷を検出し、操作判定部121は、所定範囲に含まれる座標値にて検出された電荷の平均値の変化に基づいてドラッグ状態を継続するか否かを判定することとしてもよい。この場合には、操作判定部121は、平均値が増加する場合にはドラッグ状態を継続し、平均値が増加しない場合には、デタッチ状態と判定する。こうすることで、移動先座標値の一点のみの電荷を検出する場合と比較して複数の座標値における電荷の平均値を取るので、操作判定部が行う判定の精度を上げることができる。
(2)本実施の形態では、単位時間の移動量を、デタッチを検出した位置と、デタッチを検出した時点から単位時間前におけるタッチ位置とから算出したが、必ずしもこの場合に限られない。例えば、単位時間毎のタッチ位置を記憶する度に単位時間の移動量を算出し、算出した移動量の平均移動量を算出することで、単位時間の移動量としてもよい。
(3)本実施の形態では、移動座標値における電荷が増加している場合に、もう一方のタッチパネルにてタッチを検出した後に終了することで記載した(図8におけるS10乃至S12)が、必ずしもこの場合に限らない。例えば、S10とS11との間に所定時間が経過したか否かの判断を加え、移動座標値の電荷が増加した場合であっても、所定時間を経過した場合にはデタッチと判定することとしてもよい。所定時間とは、任意に定める時間であってもよいし、例えば図6等においては、移動座標値に到達する時間が予め予想できているので、時刻T5と時刻T2との差分を所定時間としてもよい。このように所定時間を設けることにより、操作判定部が行う判定の精度を上げることができる。
(4)本実施の形態では、静電容量を検出する一つとして電荷を検出することで記載したが、必ずしも電荷だけに限らない。例えば、静電容量の変化を検出するために、特定の座標値における電流、電圧、電界の変化を検出することとしてもよい。
(5)本実施の形態では、静電容量式タッチパネル105、106の2枚を用いることで説明したが、必ずしも2つに限定される必要はない。静電容量式タッチパネルを3枚以上用いることとしてもよい。
(6)本実施の形態では、移動先座標特定部119は、移動先座標値を特定する場合に、デタッチを検出した論理座標値から単位時間経過毎の論理座標値を予測することにより移動先座標値を特定したが、必ずしもこの場合に限られない。例えば、タッチパネル105とタッチパネル106との間の領域は固定されているので、移動先座標特定部119は、図9に示すように、三角形T1T2Eと、三角形T1GFとの関係から地点Gの論理座標値を求め、地点Gを移動先座標値としてもよい。この場合に、地点Gと地点Fはタッチパネル105の境界にあり、角度T2ET1と角度GFT1は共に90度である。具体的な算出方法を図9を用いて説明する。時刻T2における論理座標値は(x2、y2)、時刻T1における論理座標値は(x1、y1)、そして地点Fにおける論理座標値は(x1、300)であることから、地点Gにおける論理座標値は、(x1+(x2−x1)×│y1−300│/│y2−y1│、300)となる。従って、移動先座標特定部119は、上述の計算により地点Gの論理座標値を算出し、地点Gの論理座標値を移動先座標値とする。(6)において、地点Gにおける論理座標値を算出するのに、時刻T2の直前の時刻T1における論理座標値を用いて地点Gの論理座標値を算出したが、必ずしも時刻T1における論理座標値だけに限らない。時刻T1より更に前の時刻における座標値を用いることとしてもよい。
(7)また、本実施の形態では、入力部113及び入力部115が、電荷の変化に基づいて座標値を算出することで記載したが、必ずしもこの場合だけに限らない。入力部113及び入力部115は、単位タッチパネル上における電荷の変化のみを検出し、検出した電荷の変化を制御部116に出力し、制御部116が、入力部113及び115から出力された電荷の変化に基づいて、ユーザのタッチ位置を特定することとしてもよい。
この他、本実施の形態は、特許請求の範囲に示された技術思想の範囲内において、適宜、種々の変更が可能である。
103 スピーカ
104 マイク
105 タッチパネル
106 タッチパネル
107 アンテナ
108 無線部
109 記憶部
110 開閉検出部
111 信号処理部
112 表示部
113 入力部
114 表示部
115 入力部
116 制御部
117 操作状態検出部
118 座標変換部
119 移動先座標特定部
120 電荷検出部
121 操作判定部

Claims (6)

  1. 第1及び第2の静電容量式タッチパネルを備え、静電容量式タッチパネル上の表示物の位置で押圧が開始されてから押圧位置が変化して押圧が解除されるまでの間において、押圧されている位置に対応して当該表示物を表示する機能を有する携帯端末装置であって、
    第1の静電容量式タッチパネル上の表示物の位置で押圧が開始され、その後押圧が解除された場合に、押圧の解除の前から押圧の解除までに検知された押圧の位置に基づいて、所定時間経過後の位置を算出する位置算出部と、
    前記位置算出部により算出された位置における静電容量を検出するとともに、第1の静電容量式タッチパネルにて押圧が解除された場合に、前記位置算出部により算出された位置における静電容量を所定周期毎に検出する静電容量検出部と、
    所定周期毎に検出される静電容量が所定の条件を満たしている場合において、前記第2の静電容量式タッチパネルにて押圧が開始されたときは、第1の静電容量式タッチパネル上の表示物を前記第2の静電容量式タッチパネル上に表示する制御部と、
    を備えたことを特徴とする携帯端末装置。
  2. 前記制御部は、所定周期毎に検出される静電容量が所定の条件を満たさない場合は、第1の静電容量式タッチパネル上の表示部を、第1の静電容量式タッチパネルにおける押圧が解除された位置にて表示すること
    を特徴とする請求項1に記載の携帯端末装置。
  3. 前記制御部は、前記位置算出により算出された位置における静電容量の検出を開始したときから所定時間経過するまでの間に、前記第2の静電容量式タッチパネルにて押圧が開始されないときは、第1の静電容量式タッチパネル上の表示物を、第1の静電容量式タッチパネルにおける押圧が解除された位置にて表示すること
    を特徴とする請求項1に記載の携帯端末装置。
  4. 前記所定の条件とは、最新に検出された静電容量が、過去に検出された静電容量と比較して最も大きい静電容量であること
    を特徴とする請求項1又は請求項3に記載の携帯端末装置。
  5. 前記位置算出部は、
    押圧の解除の前から押圧の解除までに検知された押圧の位置に基づいて単位時間あたりの移動量を算出する手段と、
    押圧を解除した位置と、算出した単位時間あたりの移動量とに基づいて、単位時間経過ごとの移動位置を算出する手段と、
    算出された移動位置が前記第2の静電容量式タッチパネルの領域に含まれるときに、前記算出された移動位置を所定時間経過後の位置として出力する手段と、により構成されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の携帯端末装置。
  6. 前記静電容量検出部は、前記位置算出部により算出された位置における電荷を検出することで静電容量を検出すること
    を特徴とする請求項1に記載の携帯端末装置。
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