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JP5291816B2 - トラクタおよびプリンタ - Google Patents
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JP5291816B2 - トラクタおよびプリンタ - Google Patents

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  • Handling Of Sheets (AREA)
  • Advancing Webs (AREA)
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Description

本発明の実施形態は、トラクタおよびプリンタに関する。
従来、輪転する左右一対のピンベルトによってトラクタ用紙を搬送するトラクタを備えたプリンタが知られている。トラクタ用紙の幅方向の両縁には、紙送り方向(搬送方向)に沿って送り孔が形成されている。また、ピンベルトの外周面には、長手方向に沿って一定のピッチでピンが形成されている。そして、トラクタ用紙の送り孔に、ピンベルト外周面上のピンを挿し込んでピンベルトを輪転させることにより、トラクタ用紙を搬送方向に搬送することができる。
ところで、省スペース化を図ることを目的として、凹弧状に湾曲した案内面に沿ってトラクタ用紙を湾曲させて搬送するトラクタを用いたプリンタが知られている。このようなトラクタは、ピンベルトを押え付けてピンベルトの輪転軌道を湾曲させるローラを備えている。そして、ローラの内側にはピンを収容するための溝が設けられており、ピンベルトとローラが当接してピンベルトを湾曲させる位置(湾曲部)においては、溝の外縁部がピンベルトの外周面に当接してピンベルトを搬送方向に送り出す。
しかしながら、従来技術においては、複数枚重ねられたトラクタ用紙を搬送する場合等に、ローラとピンベルトが当接するピンベルトの湾曲部においてトラクタ用紙がよれて皺が生じやすいという課題があった。また、案内面が湾曲していないトラクタにおいても、トラクタ用紙が複数枚重ねられた場合等には、ピンベルトを押え付けるローラ部分においてトラクタ用紙がよれやすいという課題がある。
実施形態のトラクタは、ピンベルトと、一対の輪転手段と、ローラとを備える。前記ピンベルトは、無端状のベルトの外周面に、トラクタ用紙に形成された送り孔に挿入されるピンを有し、輪転することで前記トラクタ用紙を搬送する。一対の輪転手段は、前記ピンベルトを輪転させる。前記ローラは、前記一対の輪転手段の間に設けられ、前記ピンの先端が嵌め込まれる溝部を外周面に有し、嵌め込まれた前記ピンの先端が前記溝部に当接することにより前記ローラの外周面から前記ベルトの外周面を離間させる。
図1は、本実施形態にかかるトラクタを備えた事務機の斜視図である。 図2は、トラクタの斜視図である。 図3は、ベルトユニットの側方断面図である。 図4−1は、従来のローラおよびピンベルトの直線30における断面図であり、ローラとピンベルトとの間にトラクタ用紙が挿し込まれていない状態を示す図である。 図4−2は、従来のローラおよびピンベルトの直線30における断面図であり、ローラとピンベルトとの間にトラクタ用紙が挿し込まれている状態を示す図である。 図5は、本実施形態のローラおよびピンベルトの直線30における断面図である。 図6は、ピンの高さを変更したピンベルトの一例を示す図である。 図7は、その他の形状のローラの一例を示す断面図である。 図8は、トラクタ用紙の搬送経路が湾曲していない場合のベルトユニットの側方断面図である。
図1は、本実施形態にかかるトラクタ9を備えた事務機1の斜視図である。図1に示すように、本実施形態にかかる事務機1は、本体部3と、キーボード4と、ディスプレイ5と、を備えている。
本体部3の筐体2内には、コンピュータの本体部とプリンタ部(ともに不図示)とが収容されている。また、筐体2においてディスプレイ5の反対側となる位置には、トラクタ用紙6(図2参照)の給紙口7が形成されている。また、筐体2の内部には、トラクタ用紙6を搬送するトラクタ9が収容されている。そして、筐体2の上方には、給紙口7から筐体2内に取り込まれたトラクタ用紙6がプリンタ部で印字された後に排出される排紙口8が形成されている。なお、図示しないが、本実施形態ではディスプレイ5の下方にも給紙口が形成されている。図示しないトラクタ9とは別の搬送機構が、作業者によってディスプレイ5の下の給紙口から挿入された紙をローラ等で搬送し、プリンタ部を介して排紙口8から排出する。
図2は、トラクタ9の斜視図である。事務機1のプリンタ部で印字されるトラクタ用紙6は、切り離し可能なミシン目(図示せず)が長手方向に一定間隔で形成された帯状の用紙である。トラクタ用紙6の一例としては、複数の紙を重ねた伝票用紙が用いられる。トラクタ用紙6の両側部には、長手方向に沿って一定のピッチで複数の送り孔6bが形成されている。トラクタ用紙6は、ミシン目を折り目としてジグザグに折りたたまれた積層状態で事務機1の横に置かれる。トラクタ9は、折り畳まれたトラクタ用紙6の上面から順次トラクタ用紙6を引き出して搬送する。
図2に示すように、トラクタ9は、ピンベルト14(図3参照)を備えるベルトユニット11と、ガイド部12と、シャフト13とを主に備えている。
シャフト13は、一対のベルトユニット11間に架設されている。また、シャフト13の軸方向の略中央部には、図示しない取付具等によってガイド部12が保持されている。なお、シャフト13以外の図示しないシャフトを、一対のベルトユニット11間に架設してもよい。
一対のベルトユニット11は、シャフト13を介して互いに平行に保持される。作業者は、いずれか一方のベルトユニット11をシャフト13に沿ってスライドさせて双方のベルトユニット11の間隔を変更することができる。これにより作業者は、トラクタ用紙6の用紙幅に応じてトラクタ用紙6の両縁部6aにベルトユニット11の位置を合わせることができ、トラクタ用紙6の送り孔6bを左右両側のベルトユニット11のピンベルト14(図3参照)に装着することができる。
ガイド部12は、左右両側のベルトユニット11の略中間に配置されている。ガイド部12は、ベルトユニット11に保持されるトラクタ用紙6の略中央を下方から支える。これにより、トラクタ用紙6が自重で撓んでトラクタ用紙6の両縁部6aに張力がかかりにくくなる。
ベルトユニット11およびガイド部12の形状は弓形に湾曲しており、トラクタ用紙6はこの湾曲形状に沿って給紙口7から排紙口8(ともに図1参照)に向けて搬送される。
ベルトユニット11は、図2に示すように、ベース15、固定カバー16、可動カバー17、およびローラ保持体19を備えている。ローラ保持体19にはシャフト13が貫入されている。
可動カバー17は、ベルトユニット11のベース15にヒンジ部15bを介して回動可能に支持されている。可動カバー17は、作業者が手指等で加えた力によって、図2中の仮想線で示す起立した開位置と、図2中の実線で示す伏臥した閉位置との間で往復移動する。ヒンジ部15bは、各ベルトユニット11においてトラクタ用紙6の幅方向外側に設けられている。そして、ヒンジ部15bの回動軸はトラクタ用紙6の幅方向両端縁である両縁部6aに沿っている。したがって、ベルトユニット11のそれぞれに設けられた二つの可動カバー17は、相互に幅方向内側に向かいあうように伏臥した閉位置からトラクタ用紙6の幅方向外側かつ上側に向けて観音開き状に開く。作業者は、手指等で可動カバー17を開き、ピンベルト14のピン14b(図3参照)にトラクタ用紙6の送り孔6bを嵌めて、ピンベルト14にトラクタ用紙6をセットする。
図3は、ベルトユニット11の側方断面図である。尚、ベルトユニット11の一部は切り欠いて図示していない。
ベース15は、固定カバー16、可動カバー17、ローラ保持体19等を支持している。また、ベース15は、ピンベルト14を輪転させる一対の輪転手段としてのローラ20、20A(20)を回転可能に支持している。そして、ローラ20とローラ20Aの間には、無端状のピンベルト14が輪転可能に掛け渡されている。ローラ20Aは図示しないモータによって例えば反時計回りに回転駆動される。そして、ローラ20Aが反時計回りに回転駆動されると、ピンベルト14は、図3中矢印の方向に輪転する。なお、ピンベルト14が図3中矢印のように輪転する軌道を、ピンベルト14の輪転軌道という。また、輪転手段は少なくとも一対備えられていれば、2つ以上であってもよい。また、輪転手段は、ローラ20に限定されずその他の形状であってもよい。
固定カバー16、可動カバー17は、ベース15の上部を覆うように設けられている。固定カバー16の下面16a、可動カバー17の下面17aは、ベース15の上面15aに対してほぼ一定の間隔を空けて、ベース15の上面15aに対向配置されている。これら下面16a、17aとベース15の上面15aとの間がトラクタ用紙6の搬送経路10であり、トラクタ用紙6はピンベルト14の輪転に伴ってこの搬送経路10を搬送される。
すなわち、トラクタ9は、給紙口7(図1参照)に載置されたトラクタ用紙6を取り込んで、このトラクタ用紙6を搬送経路10内において搬送する。そして、搬送経路10内において図示しないプリンタ部がトラクタ用紙6に印字を行った後、トラクタ9は印字後のトラクタ用紙6を排紙口8(図1参照)に向けて搬送し、排紙口8からトラクタ用紙6を排出する。
ピンベルト14は、エラストマ等の可撓性材料で構成されている。ピンベルト14は、一定幅で帯状のベルト部14aと、ベルト部14aの外周側の幅方向中央部で周方向に一定のピッチで突出する複数のピン14bとを有している。搬送経路10の中間部(即ち、搬送経路10において可動カバー17の下方近傍から固定カバー16の下方近傍にかけて)において、ピン14bの先端はベース15の上面15aより上方に突出する。従って、搬送経路10の中間部においては、トラクタ用紙6の送り孔6bがピン14bによって係止され、ピンベルト14の輪転に伴ってトラクタ用紙6は搬送経路10を牽引される。
ローラ20、20Aの間に位置するローラ保持体19は、2個のコイル部を有するダブルトーションバネ21(以下、単にバネ21という)を支持している。バネ21のコイル部はそれぞれ、各ローラ18の軸22に巻装されている。ローラ18は、バネ21の弾性によって図3中の矢印40の方向に付勢されて、ピンベルト14に当接するとともにピンベルト14を矢印40の方向に押圧する。これにより、ローラ18はピンベルト14の輪転軌道を矢印40の方向に湾曲させる。そして、ピンベルト14は2つのローラ18間で張架される。
図3に示すように、ローラ18の外周には、溝部18bと、溝部18bの縁である外縁部18aとが設けられている。
ピンベルト14の輪転に伴いトラクタ用紙6がローラ18部分に搬送されると、ローラ18はピンベルト14の輪転とともに回転し、ピンベルト14の湾曲形状に沿ってトラクタ用紙6を搬送経路10の搬送方向に送り出す。また、ピンベルト14の湾曲部においては、ローラ18の溝部18bとピンベルト14のピン14bとが嵌合した状態でピンベルト14が搬送される。
図3において直線30は、ピン14bの中心線14c(図5参照)と、ローラ18の軸22とが一直線上となる位置を示している。直線30の位置でピンベルト14は最も湾曲し、ピンベルト14上のトラクタ用紙6も、最も湾曲することとなる。また、直線30において、溝部18bに対するピン14bの嵌め込み深さは最も深くなる。
ここで、従来のローラ18(918)の課題について補足説明する。図4−1、図4−2は、従来のローラ918およびピンベルト14の直線30における断面図である。図示するように、ローラ918の外周には、ピン14bを収容するための溝部918bと、溝部918bの縁である外縁部918aとが設けられている。図4−1は、ローラ918とピンベルト14との間にトラクタ用紙6が挿し込まれていない状態を示しており、図4−2は、ローラ918とピンベルト14との間にトラクタ用紙6が挿し込まれている状態を示している。
図4−1に示すように、従来のローラ918において溝部918bの深さd3はピン14bの高さh以上である。上述のように、ローラ918はバネ21によって付勢されているため、ローラ918の外縁部918aはピンベルト14のベルト部14aに当接し、押し当てられる。そして、図4−2に示すように、トラクタ用紙6がローラ918とピンベルト14との間に挿し込まれると、ローラ918はバネ21の弾性によってトラクタ用紙6の厚みの分だけ矢印40とは逆の方向に押し戻される。ローラ918はバネ21によって付勢されているため、ローラ918の外縁部918aはトラクタ用紙6に当接し、押し当てられる。このように、ローラ918が配置されているピンベルト14の湾曲部近傍において、トラクタ用紙6の送り孔6bの縁は、ローラ918の外縁部918aによって押圧される。
また、特にトラクタ用紙6が数枚重ね合わされた伝票用紙や厚紙である場合等には、トラクタ用紙6はピンベルト14の湾曲形状に沿って湾曲しづらい。従って、湾曲部分においてトラクタ用紙6は、ローラ918の外縁部918aによって搬送方向に押し込まれるように搬送される。従って、ローラ918の外縁部918aによって押し止められている部分の近傍では、撓みきれないトラクタ用紙6がよれて、皺が生じやすいという課題がある。
これに対して、バネ21の弾性定数を小さくするという対策も考えうるが、この場合にはピン14bが送り孔6bから外れやすくなるという恐れがある。
次に、本実施形態のローラ18について説明する。図5は、本実施形態のローラ18およびピンベルト14の直線30における断面図である。図3で上述したように、ローラ18の外周には、外縁部18aと、溝部18bとが設けられている。即ち、ローラ18の外周面18eは、外縁部18aの表面と、溝部18bの底面18cとにより構成される。また、ピンベルト14においては、ベルト部14aの外周面14eにピン14bが突出形成されている。
図5に示すように、直線30(図3参照)の位置において、ローラ18の溝部18bは、溝部18bに嵌め込まれたピン14bの先端部14dと当接する。これによりローラ18は、ピンベルト14を矢印40の方向に押してピンベルト14の輪転軌道を湾曲させる。このような状態で本実施形態のローラ18は、直線30(図3参照)の位置において、ローラ18の外縁部18aの表面とピンベルト14のベルト部14aの表面との間に隙間d4を空けて設けられている。
ここで、隙間d4は、溝部18bの深さd3、ピン14bの高さhによって、d4=h−d3と表される。従って、ローラ18の外縁部18aとベルト部14aとの間に隙間d4が設けられるためには、d4=h−d3>0となる必要がある。従って、ローラ18の溝部18bの深さd3は、d3<h(式1)であればよい。即ち、ローラ18の溝部18bの深さをピン14bの高さhより小さく(浅く)することにより、ローラ18の外縁部18aの表面とベルト部14aの表面との間に隙間d4を設けることができる。
また、隙間d4はトラクタ用紙6の厚みd5よりも広くとってもよい。この場合は、d4=h−d3>d5となる必要がある。従って、ローラ18の溝部18bの深さd3を、d3<h−d5(式2)となるように設ければよい。
より好適な実施形態としては、隙間d4はトラクタ用紙6の厚みd5の2倍から3倍あることが好ましい。例えば厚みd5のn倍以上とする場合は、d4=h−d3≧n・d5となる。従って、ローラ18の溝部18bの深さd3を、d3≦h−n・d5(式3)となるように設ければよい。尚、nは自然数、分数、少数のいずれでもよい。
このように、ローラ18の溝部18bの深さd3を調整して、上記(式1)ないし(式3)の少なくとも1つの関係式を満たすことにより、ローラ18の外縁部18aとベルト部14aの表面との間に隙間d4を設けることができる。尚、好適な実施形態としては、溝部18bの深さd3を浅くする場合であっても所定の深さ以上として、ピン14bが溝部18bから外れにくくするように構成するとよい。
尚、上述では、ローラ18の構成によって上記隙間d4を設けるとしたが、ピンベルト14の構成によって上記隙間d4を設けるとしてもよい。
図6は、ピン214bの高さhを変更したピンベルト214の一例を示す図である。図6に示すように、ピン214bの高さhを調整することにより、上述した各関係式(式1)ないし(式3)の少なくとも1つを満たすとしてもよい。尚、(式1)〜(式3)の少なくとも1つに示す条件が満たされれば、図4−1で示した従来のローラ918を用いるとしてもよい。
上述のように、実施形態のトラクタ9においては、ピンベルト14が最も湾曲する直線30の位置において、ローラ18の外周面18eとベルト部14aの外周面14eとの間に隙間d4が設けられる。これにより、トラクタ用紙6が最も湾曲してよれやすい状態となる位置において、トラクタ用紙6をよれにくくしている。
また、ローラ18の形状は図5、図6で示した形状に限定されず、その他の形状であってもよい。図7は、その他の形状のローラ218の一例を示す断面図である。図7に示すように、ローラ218の溝部218bは、ピン14bの先端部14dが当接する中央部を底部とする湾曲面によって形成されてもよい。このような形状とすることで、ピン14bの先端部14dがローラ218の中心線218c上で安定し易くなり、ピン14bの先端部14dがローラ218の溝部218b内で横ずれしづらくなるため、ローラ218が円滑に回転し易くなる。
また、ローラ218の外縁部218aには、面取り部218dを形成するとしてもよい。即ち、図7に示すように、面取り部218dは、ローラ218の外周面218eにおいて、ローラ218の回転中心線22cに沿う方向での両縁部に形成される。また、面取り部218dは、ローラ218の外周面218eに沿って環状に形成される。これにより、トラクタ用紙6がピンベルト14から浮き上がった場合等においても、トラクタ用紙6がよれにくく皺が生じにくくすることができる。尚、図7において面取り部218dはR面取りが施されているが、面取り部218dの形状はこれに限定されるものではない。その他の例として、面取り部218dはC面取りを施されるとしてもよい。
以上のように、本実施形態のトラクタ9は、ローラ18の外周面18eに設けられた溝部18bに、ピン14bの先端を当接させてピンベルト14の輪転軌道を湾曲させるとともに、ローラ18の外周面18eとベルト部14aの外周面14eとを離間させている。これにより、ローラ18とピンベルト14とが当接するピンベルト14の湾曲部分においてトラクタ用紙6をよれにくくすることができ、皺を生じさせにくくすることができる。
また、本実施形態のトラクタ9によれば、ローラ18の溝部18bとピン14bの先端とが当接することによりピンベルト14の輪転軌道を湾曲させるため、ローラ18はピンベルト14を直接押下することができる。一般的にピンベルト14はトラクタ用紙6よりも摩擦係数が大きいため、このようにローラ18がピンベルト14のピン14bに直接当接する場合には、ローラ18がトラクタ用紙6を押し付ける場合に比べて滑りが生じにくい。従って、トラクタ用紙6にピン14bを押し当ててトラクタ用紙6を搬送する従来例と比べて、ローラ18はピンベルト14を押圧しやすくなり、トラクタ用紙6を送り出し易くすることができる。
さらにこの場合、ピン14bとローラ18とが当接するため、バネ21によってローラ18を矢印40の方向に付勢しなくともよい。従って、例えばローラ18の軸22をローラ保持体19に直接保持するなどして、トラクタ9の構成部品を減らすことができる。
尚、上述ではローラ18を2つ設けるとしたが、ローラ18の数は1つでもよいし、2つ以上であってもよい。
また、上記実施形態では、トラクタ9を筐体2内に納めて小型化する構成を例示したが、トラクタ9の上流側が筐体2の外部に突出する構成としてもよい。また、トラクタ9の装着位置や、トラクタ9の形状、装着姿勢等も、上記実施形態には限定されない。尚、事務機1は、コンピュータの本体部を含まないプリンタ装置として構成することも可能である。
また、上述では、ベルトユニット11およびガイド部12の形状が弓形に湾曲し、トラクタ用紙6の搬送経路10が湾曲している場合について説明したが、図8に示すように搬送経路10が湾曲していない場合においても、上述した実施形態を適用することができる。図8は、トラクタ用紙6の搬送経路10が湾曲していない場合のベルトユニット11の側方断面図である。図8に示すように、ピンベルト14の輪転軌道は、ローラ20、20Aの間で直線的に設けられてもよい。例えばローラ18は、トラクタ用紙6をベース15の上面15aに対して押し付けてトラクタ用紙6が搬送経路10の間で浮き上がることを防止するため等に用いられてもよいが、ローラ18の目的および作用はこれに限定されるものではない。
これにより、搬送経路10が湾曲していない場合においても、上述したようにローラ18とピンベルト14とが当接する部分においてトラクタ用紙6をよれにくくすることができるとともに、ローラ18がピンベルト14を押圧し易くなり、トラクタ用紙6を送り出し易くすることができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…事務機、2…筐体、3…本体部、4…キーボード、5…ディスプレイ、6…トラクタ用紙、6a…両縁部、6b…送り孔、9…トラクタ、10…搬送経路、11…ベルトユニット、12…ガイド部、13…シャフト、14、214…ピンベルト、14a…ベルト部、14b、214b…ピン、14c、218c…中心線、14d…先端部、14e…外周面、18、20、20A、218、918…ローラ、18a、218a、918a…外縁部、18b、918b…溝部、18c…底面、18e…外周面、19…ローラ保持体、21…バネ、22…軸、30…直線、40…矢印、d4…隙間。
特開2008−7301号公報

Claims (8)

  1. 無端状のベルトの外周面に、トラクタ用紙に形成された送り孔に挿入されるピンを有し、輪転することで前記トラクタ用紙を搬送するピンベルトと、
    前記ピンベルトを輪転させる一対の輪転手段と、
    前記一対の輪転手段の間に設けられ、前記ピンの先端が嵌め込まれる溝部を外周面に有し、嵌め込まれた前記ピンの先端が前記溝部に当接することによりローラの外周面から前記ベルトの外周面を離間させるローラと、
    を備えるトラクタ。
  2. 前記ローラの溝部の深さを前記ピンの高さより小さくすることにより、前記ローラの外周面と前記ベルトの外周面とを離間させる、請求項1に記載のトラクタ。
  3. 前記ローラは、前記溝部に嵌め込まれた前記ピンの先端が前記溝部に当接することにより、前記ピンベルトの輪転軌道を湾曲させる、請求項1または2に記載のトラクタ。
  4. 前記ピンベルトの輪転軌道は、前記一対の輪転手段の間で直線的に設けられる、請求項1または2に記載のトラクタ。
  5. 前記ローラの溝部の深さをd、前記ピンの高さをh、前記トラクタ用紙の厚みをd1、所定数をnとして、d≦h−n・d1の関係式が満たされることにより、前記ローラの外周面と前記ベルトの外周面とを離間させる、請求項2ないし4のいずれか1つに記載のトラクタ。
  6. 前記ローラの外周面において、前記ローラの回転中心線に沿う方向での両縁部には面取り部が形成されている、請求項1ないし5のいずれか1つに記載のトラクタ。
  7. 前記溝部の断面形状は湾曲した凹形状である、請求項1ないし6のいずれか1つに記載のトラクタ。
  8. 請求項1ないし7のいずれか1つに記載のトラクタと、
    前記トラクタにより搬送されるトラクタ用紙に印字する印字部と、を備えるプリンタ。
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