以下、本発明を軽量間仕切壁(間仕切壁)内に配設体としての配線ボックスを設置するために下地材としての軽量形鋼材に固定されるボックス固定具に具体化した一実施形態を図1〜図14にしたがって説明する。
まず、軽量間仕切壁Wについて説明する。
図11に示すように、軽量間仕切壁Wは、複数(図11では二つの軽量形鋼材Pのみ図示)の軽量形鋼材Pを所定の間隔をおいて立設するとともに、一対の壁材Waを軽量形鋼材Pを前後に挟むようにして設置することにより構築される。
図1及び図11に示すように、軽量形鋼材Pは薄鋼板からなるとともに、平断面視すると、略C字状をなすC型鋼である。軽量形鋼材Pは、その立設方向(上下方向)に延びる開口部Paと、該開口部Paに対向する背面板部Pbと、該背面板部Pbを挟む一対の側板部Pcとを備えている。また、開口部Paは、一対の側板部Pcから延設されるとともに互いに対向する一対のリップ部Pdの間に形成され、各リップ部Pdと背面板部Pbとは互いに対向している。
複数の軽量形鋼材Pは、各軽量形鋼材Pの開口部Paがそれぞれ同じ方向に向けられるとともに、壁材Waが設置される側の一対の側板部Pcの外壁面は、それぞれ同一平面上に配置される。
次に、配線ボックスBについて説明する。
図1に示すように、配線ボックスBは、四角板状をなす底壁B1と、該底壁B1の周縁に立設された側壁B2とからなる有底四角箱状に形成されている。そして、配線ボックスBは、底壁B1及び側壁B2に囲み形成されたボックス開口部Sが一面(前面)に向けて開口している。上側の側壁B2及び下側の側壁B2の内面それぞれには取付部B3が一体形成されるとともに、取付部B3には、一面(前面)からビスB5(図12参照)を挿通可能な挿通孔B4が形成されている。そして、配線ボックスBは、軽量間仕切壁W内における隣り合う軽量形鋼材Pの間であって、軽量形鋼材Pから壁材Waの壁面に沿って延びる方向に離間した位置に、一対の固定体21,31から構成されるボックス固定具10を用いて設置される。
次に、ボックス固定具10の一部を構成する一方の固定体21について説明する。
一方の固定体21は、矩形板状の(一方の)取付部22と、取付部22の一端面22aにおける一側縁から一端面22aに対して直交する方向へ延設される固定部23とを備えており、一枚の金属板を直角に折り曲げることにより形成されている。なお、以下の説明において、固定部23の延設方向とは、取付部22からの延設方向を示すものとする。取付部22には、取付部22の長辺方向及び短辺方向それぞれに複数(本実施形態では6つ)の挿通孔24が形成されている。
図2及び図3に示すように、固定部23は、その延設方向へ延びる細長板状をなすとともに、固定部23の基端部には、固定部23に対して直交して延びる取付部22が一体的に形成されている。また、固定部23の延設方向に沿う長さは、配線ボックスBにおける幅方向(左右方向)の長さよりも長くなっている。よって、固定部23は、その長さ内に少なくとも一つの配線ボックスBが収まるように固定できる大きさに設定されている。
図2に示すように、固定部23において、取付部22の一端面22aに連続する面(前面)は、配線ボックスBを固定可能な固定面23aとなっている。また、固定部23には、延設方向に沿うように延びる複数(本実施形態では5つ)の長孔23bが形成されている。各長孔23bは、固定部23の幅方向における中央に形成されるとともに、各長孔23bの長手方向が延設方向に沿うようにしてそれぞれ所定の間隔をおいて設けられている。
固定部23における長孔23bが形成された位置よりも幅方向にずれた位置には、固定部23の厚み方向へ貫通する被係止孔25が、固定部23の延設方向に沿って延びるように形成されている。被係止孔25は、固定部23の最も先端側に位置する長孔23bから最も基端側に位置する長孔23bまで連続して延びるように形成されている。
図3に示すように、取付部22の厚みT1は、固定部23の厚みT2と同じ厚みになっている。また、取付部22と固定部23との間の屈曲部26の厚みT3は、取付部22の厚みT1及び固定部23の厚みT2と同じ厚みになっている。そして、一方の固定体21の屈曲部26は、固定部23に外力が加わったとしても、固定部23が取付部22に対して曲がることなく、固定部23が取付部22に対して直交する方向に延設された状態を維持することができる剛性を有するように設定されている。
次に、ボックス固定具10の一部を構成する他方の固定体31について説明する。
図4及び図5に示すように、他方の固定体31は、矩形板状の(一方の)取付部32と、取付部32の一端面32aにおける一側縁から一端面32aに対して直交する方向へ延設される固定部33とを備えており、一枚の金属板を円弧状に折り曲げることにより形成されている。なお、以下の説明において、固定部33の延設方向とは、取付部32からの延設方向を示すものとする。取付部32には、取付部32の長辺方向及び短辺方向それぞれに複数(本実施形態では6つ)の挿通孔34(図6参照)が形成されている。
固定部33は、その延設方向へ延びる細長板状をなすとともに、固定部33の基端部には、固定部33に対して直交して延びる取付部32が一体的に形成されている。また、固定部33の延設方向に沿う長さは、配線ボックスBにおける幅方向(左右方向)の長さよりも長くなっている。よって、固定部33は、その長さ内に少なくとも一つの配線ボックスBが収まるように固定できる大きさに設定されている。
図4に示すように、固定部33において、取付部32の一端面32aに連続する面(前面)は、配線ボックスBを固定可能な固定面33aとなっている。また、固定部33には、延設方向に沿うように延びる複数(本実施形態では9つ)の長孔33bが形成されている。各長孔33bは、固定部33の幅方向における中央に形成されるとともに、各長孔33bの長手方向が延設方向に沿うようにしてそれぞれ所定の間隔をおいて設けられている。
図5に示すように、取付部32の厚みT4は、固定部33の厚みT5と同じ厚みになっている。また、図5において拡大して示すように、取付部32と固定部33との間の屈曲部36は円弧状に折り曲げられているため、屈曲部36の厚みT6は、取付部32の厚みT4及び固定部33の厚みT5と同じ厚みになっている。また、取付部32及び固定部33の厚みT4,T5は、取付部22及び固定部23の厚みT1,T2の厚みよりも薄くなっている。さらに、取付部32と固定部33との間の部位の一部分には、補強リブ32bが取付部32と固定部33とを跨ぐように設けられている。
図4に示すように、固定部33において、固定部33の最も先端側に位置する長孔33bにおける中央部を挟む位置には、曲げ部として機能可能な一対の第1細長孔38aが固定部33の幅方向に沿って延びるように形成されている。また、固定部33において、固定部33の先端側から二番目に位置する長孔33bにおける先端側を挟む位置には、曲げ部として機能可能な一対の第2細長孔38bが固定部33の幅方向に沿って延びるように形成されている。さらに、固定部33において、固定部33の先端側から二番目に位置する長孔33bにおける一端側寄りを挟む位置には、曲げ部として機能可能な一対の第3細長孔38cが固定部33の幅方向に沿って延びるように形成されている。また、固定部33において、固定部の先端側から三番目に位置する長孔33bにおける先端側寄りを挟む位置には、曲げ部として機能可能な一対の第4細長孔38dが固定部33の幅方向に沿って延びるように形成されている。各細長孔38a〜38dは、固定部33の延設方向に沿って一定の間隔をあけて設けられている。
図6に示すように、固定部33の幅方向における両側縁部には一対の嵌合突片35が固定部33の延設方向へ延びるように形成されている。嵌合突片35は、固定部33に対して直交する方向へ延びる延在部35aと、延在部35aに対して直交するように固定部33の幅方向中央へ向かって延びる突片35bとから構成されている。突片35bは、固定部33と平行に設けられている。固定部33における固定面33aとは反対側の面から突片35bの内面までの隙間の大きさは、一方の固定体21における固定部23の厚さよりも僅かに大きくなるように設定されている。図4に示すように、嵌合突片35は、固定部33の延設方向において、その先端側が一対の第2細長孔38bが形成された位置まで延びるように形成されるとともに、基端側が、取付部32が設けられた位置の手前まで延びるように形成されている。
固定部33における幅方向の両側縁部において、第2細長孔38bを挟む位置には曲げ部として機能可能な第1スリット39bが形成されている。また、両嵌合突片35において、第3細長孔38cを挟む位置には曲げ部として機能可能な第2スリット39cが形成されている。さらに、両嵌合突片35において、第4細長孔38dを挟む位置には曲げ部として機能可能な第3スリット39dが形成されている。
固定部33は、第1細長孔38aにより固定部33の幅方向に沿って折り曲げ可能になっている。また、固定部33は、第2細長孔38b及び第1スリット39bにより固定部33の幅方向に沿って折り曲げ可能になっている。さらに、固定部33は、第3細長孔38c及び第2スリット39cにより固定部33の幅方向に沿って折り曲げ可能になっている。また、固定部33は、第4細長孔38d及び第3スリット39dにより固定部33の幅方向に沿って折り曲げ可能になっている。
例えば、固定部33が第1細長孔38aにより折り曲げられて、固定部33における第1細長孔38aよりも先端側により、軽量形鋼材Pに取り付けられる他方の取付部が形成される。そして、固定部33において、他方の取付部よりも基端側の各細長孔38a〜38d及び各スリット39b〜39dにより固定部33を折り曲げて、固定部33の延設方向における取付部32から他方の取付部までの長さが調節可能になっている。
また、例えば、固定部33が第2細長孔38b及び第1スリット39bにより折り曲げられて、固定部33における第2細長孔38bよりも先端側により、軽量形鋼材Pに取り付けられる他方の取付部が形成される。そして、固定部33において、他方の取付部よりも基端側の各細長孔38b〜38d及び各スリット39b〜39dにより固定部33を折り曲げて、固定部33の延設方向における取付部32から他方の取付部までの長さが調節可能になっている。
さらに、例えば、固定部33が第3細長孔38c及び第2スリット39cにより折り曲げられて、固定部33における第3細長孔38cよりも先端側により、軽量形鋼材Pに取り付けられる他方の取付部が形成される。そして、固定部33において、他方の取付部よりも基端側の各細長孔38c,38d及び各スリット39c,39dにより固定部33を折り曲げて、固定部33の延設方向における取付部32から他方の取付部までの長さが調節可能になっている。
また、例えば、固定部33が第4細長孔38d及び第3スリット39dにより折り曲げられて、固定部33における第4細長孔38dよりも先端側により、軽量形鋼材Pに取り付けられる他方の取付部が形成される。
固定部33の延設方向における第1細長孔38aと第2細長孔38bとの間には、係止部としての係止突片37が形成されている。係止突片37は、固定部33の最も先端側に位置する長孔33bが形成された位置よりも幅方向にずれた部位に、固定面33aから離間する側へ切り起こされるように形成されている。また、係止突片37は、固定部33から切り起こされた部位から先端にかけて撓るように弾性変形可能になっている。図5に示すように、係止突片37の突出方向は、固定面33aとは反対側の面に対して交差し、且つ係止突片37の先端が固定部33の基端側を向くように設定されている。よって、係止突片37は、固定面33aから突出することなく固定部33の先端部に設けられている。
上記構成の一方の固定体21と他方の固定体31とは、図10に示すように、一方の固定体21における固定部23の先端側を、他方の固定体31の先端側に重合させながら嵌合突片35の間に差し込むと、一方の固定体21における固定部23の先端側と、他方の固定体31における固定部33の先端側とが重合しながら嵌合する。これにより、一方の固定体21と他方の固定体31とが一体に組み付けられ、ボックス固定具10が構成される。
図7に示すように、ボックス固定具10において、係止突片37は、その先端側が被係止孔25内に挿入されるとともに、一方の固定体21と他方の固定体31とのスライドの際には、被係止孔25内を延設方向にスライド可能になっている。さらに、係止突片37は、一対の固定体21,31が、取付部22,32が互いに離間する方向へスライドしたときに、被係止孔25の先端側内面25aに係止可能になっている。したがって、被係止孔25の先端側内面25aは係止突片37と係止可能な被係止部として機能するとともに、本実施形態の被係止孔25は、係止突片37を固定部23の延設方向に沿う方向に案内させる案内部として機能する。
また、上記構成のボックス固定具10が軽量形鋼材Pに架設される際、取付部22,32には取付台座41が組み付けられるようになっている。
図8に示すように、取付台座41は、合成樹脂材料よりなる矩形板状の台座本体42と、台座本体42から突設された突出部46とを一体に備えてなる。突出部46は、全体が平板状をなすとともに正面視コの字状であり、台座本体42における一方の長側辺側となる端面に一体形成されている。
台座本体42の一端面には、取付部22,32が嵌合される嵌合凹部42aが形成されるとともに、嵌合凹部42aの略中央部には取付突起42bが形成されている。この取付突起42bは、取付部22,32が嵌合凹部42a内に嵌合されて取り付けられたとき、取付部22,32の中央部に形成された二つの挿通孔24,34のうちいずれか一方に挿通されるようになっている。
また、台座本体42の一端面には、嵌合凹部42a側へ突出する一対の取付凸部42cが突設されている。この取付凸部42cは、取付部22,32が嵌合凹部42a内に嵌合されて取り付けられたとき、取付部22,32の一端面22a,32aが取付凸部42cに当接することで、取付部22,32が嵌合凹部42aから脱離してしまうことを防止している。
また、台座本体42には、複数(本実施形態では2つ)の透孔43が台座本体42の厚み方向へ貫通して形成されるとともに、各透孔43は取付ビス(図示せず)を挿通可能になっている。各透孔43は、取付部22,32が嵌合凹部42a内に嵌合されて取り付けられたとき、取付部22,32の中央部に形成された二つの挿通孔24,34以外の挿通孔24,34のうちいずれかと重合するようになっている。
そして、例えば、一方の固定体21を取付台座41に組み付ける際には、嵌合凹部42aに取付部22を嵌合させるとともに、取付突起42bを挿通孔24に挿通させる。これにより、一方の固定体21が取付台座41に組み付けられる。なお、他方の固定体31を取付台座41に組み付ける場合においても、一方の固定体21を取付台座41に組み付ける場合と同じであり、その詳細な説明を省略する。
次に、上記構成のボックス固定具10を用いて、軽量間仕切壁Wにコンセント61又はスイッチ63を設置する方法について説明する。なお、取付台座41は、一方の固定体21及び他方の固定体31それぞれに既に組み付けられているものとする。
まず、軽量間仕切壁Wにコンセント61を設置する場合について説明する。
初めに、隣り合う軽量形鋼材Pそれぞれに両取付台座41が当接するように、一対の固定体21,31を互いにスライドさせてボックス固定具10における延設方向の長さを調節する。このとき、隣り合う軽量形鋼材Pの間隔に合わせて、一対の固定体21,31を、取付部22,32が互いに離間する方向へスライドさせたとき、係止突片37が被係止孔25の先端側内面25aに係止する。よって、ボックス固定具10における延設方向の長さを調節する際に、一方の固定体21から他方の固定体31が脱離してしまうことなく、ボックス固定具10における延設方向の長さを調整することができる。
そして、図9に示すように、一方の固定体21に組み付けられた一方の台座本体42の他端面を、一方の軽量形鋼材Pのリップ部Pdに当接させる。さらに、突出部46の裏面を、一方の軽量形鋼材Pにおいて、リップ部Pdに隣接し、且つ直交する側板部Pcに当接させる。そして、一方の軽量形鋼材Pを背面板部Pb側から手で掴むとともに突出部46を手で掴み、親指によって突出部46の表面を押圧して突出部46の裏面を側板部Pcに押し当てて、一方の取付台座41を一方の軽量形鋼材Pに保持する。
次に、挿通孔24及び透孔43に取付ビス(図示せず)を挿入し、リップ部Pdへ取付ビスを螺入する。すると、一方の取付台座41が一方の軽量形鋼材Pに固定されるとともに、ボックス固定具10(一方の固定体21)が一方の軽量形鋼材Pに支持される。このとき、ボックス固定具10は、固定面23aに配線ボックスBを固定したとき、配線ボックスBの前面が一対の側板部Pcの外壁面と同一平面上に位置するように軽量形鋼材Pに取り付けられる。その後、突出部46をプライヤ(図示せず)で把持するとともに、折り曲げる等することにより突出部46が一方の台座本体42から除去される。
なお、他方の固定体31も上記と同様に他方の軽量形鋼材Pの背面板部Pbに取り付けるが、その取り付け方法は一方の固定体21を一方の軽量形鋼材Pのリップ部Pdに取り付ける方法とほぼ同一のため、その詳細な説明を省略する。他方の固定体31が他方の軽量形鋼材Pの背面板部Pbに取り付けられると、隣り合う軽量形鋼材Pの間にボックス固定具10が架設される。
次に、隣り合う軽量形鋼材Pの間にボックス固定具10が架設された状態で、隣り合う軽量形鋼材Pの間隔を所望の間隔に調節するため、軽量形鋼材P同士を互いに接離させる。このとき、隣り合う軽量形鋼材Pを互いに離間する方向へ移動させると、係止突片37が被係止孔25の先端側内面25aに係止する。よって、ボックス固定具10が隣り合う軽量形鋼材Pに両持ち支持された状態で、軽量形鋼材Pの間隔が所望の間隔になるように軽量形鋼材Pを互いに離間する方向へ移動させても、一方の固定体21から他方の固定体31が脱離してしまうことがない。
そして、隣り合う軽量形鋼材P同士の間隔が所望の間隔になったら、配線ボックスBを固定面33aに固定する。ここで、配線ボックスBを固定部23に固定する際、配線ボックスBから固定部23に対して負荷がかかり、この負荷は固定部23から取付部22を介して軽量形鋼材Pに受承される。しかし、固定部23の屈曲部26は、固定部23が取付部22に対して曲がることなく、固定部23が取付部22に対して直交する方向に延設された状態を維持することができる剛性を有している。よって、配線ボックスBから固定部23に負荷がかかったとしても、固定部23が取付部22に対して直交する方向に延設された状態を維持することができる。
そして、両側板部Pcに壁材Waが当接するように一対の壁材Waを立設する。このとき、例えば、作業者の手が配線ボックスBに当たってしまうことで配線ボックスBに対して外力が加わってしまう場合がある。しかし、固定部23の屈曲部26は、固定部23が取付部22に対して曲がることなく、固定部23が取付部22に対して直交する方向に延設された状態を維持することができる剛性を有している。よって、配線ボックスBから固定部23に負荷がかかったとしても、固定部23が取付部22に対して直交する方向に延設された状態を維持することができる。よって、配線ボックスBのボックス開口部Sが壁材Waの裏面に当接した状態で軽量間仕切壁Wが構築される。
次に、図12に示すように、前方の壁材Waに壁孔Wbを穿設して配線ボックスBを壁表側に臨ませる。このとき、壁材Waに壁孔Wbを穿設するための穿工具(図示せず)を壁材Waに押し付ける負荷が配線ボックスBに伝わって、配線ボックスBに負荷がかかってしまう場合がある。しかし、固定部23の屈曲部26は、固定部23が取付部22に対して曲がることなく、固定部23が取付部22に対して直交する方向に延設された状態を維持することができる剛性を有している。よって、配線ボックスBから固定部23に負荷がかかったとしても、固定部23が取付部22に対して直交する方向に延設された状態を維持することができる。
そして、コンセント61を配線器具保持枠62に保持させ、コンセント61にケーブル(図示せず)を接続するとともに、配線器具保持枠62を貫通させた一対のビスB5それぞれを、各取付部B3の挿通孔B4に挿通する。すると、配線ボックスBにコンセント61が設置されるとともに、コンセント61が軽量間仕切壁Wに設置される。
コンセント61に対して差込プラグ(図示せず)が抜き差しされる際には、配線ボックスBに対して負荷がかかる。このとき、この負荷は、一対の固定部23,33から一対の取付部22,32(取付台座41)を介して一対の軽量形鋼材Pに受承される。しかし、他方の固定体31の屈曲部36には補強リブ32bが設けられており、各固定体21,31の屈曲部26,36は、各固定部23,33が各取付部22,32に対して直交する方向に延設された状態を維持することが可能な剛性を有している。よって、配線ボックスBに負荷が加わったとしても、固定部23,33が取付部22,32に対して直交する方向に延設された状態に維持される。
次に、ボックス固定具10を用いて、軽量間仕切壁Wにスイッチ63を設置する場合について説明する。なお、取付台座41は、一方の固定体21及び他方の固定体31それぞれに既に組み付けられているものとする。
まず、ボックス固定具10において、係止突片37を弾性変形させることにより、係止突片37が固定面33aとは反対側の面から突出された状態から固定部33の内部に収められた状態にする。すると、係止突片37が被係止孔25の先端側内面25aと係止されずに、一方の固定体21を他方の固定体31から引き抜くことができ、一方の固定体21と他方の固定体31とが分離された状態になる。
次に、軽量間仕切壁Wにコンセント61を設置する場合と同様にして、一方の固定体21を軽量形鋼材Pに取り付ける。すると、図13に示すように、一方の固定体21は軽量形鋼材Pに片持ち支持された状態で軽量形鋼材Pに取り付けられる。さらに、一方の固定部23の固定面23aに配線ボックスBを固定する。
ここで、配線ボックスBを固定部23に固定する際、配線ボックスBから固定部23に対して負荷がかかり、この負荷は固定部23から取付部22を介して軽量形鋼材Pに受承される。しかし、固定部23の屈曲部26は、固定部23が取付部22に対して曲がることなく、固定部23が取付部22に対して直交する方向に延設された状態を維持することができる剛性を有している。よって、配線ボックスBから固定部23に負荷がかかったとしても、固定部23が取付部22に対して直交する方向に延設された状態を維持することができる。
さらに、図14に示すように、軽量間仕切壁Wを構築した後、軽量間仕切壁Wにコンセント61を設置する場合と同様に、配線ボックスBにスイッチ63を取り付ける。すると、スイッチ63が軽量間仕切壁Wに設置される。
上記実施形態では以下の効果を得ることができる。
(1)一方の固定体21の材料を所要の厚みに設定することにより、一方の固定体21は、取付部22と固定部23との間の屈曲部26が、固定部23が取付部22に対して直交する方向に延設された状態を維持されるように形成されている。また、他方の固定体31において、取付部32と固定部33との間の屈曲部36に補強リブ32bが設けられている。よって、一対の固定体21,31のうち一方のみを単独で配線ボックスBの設置に用いても、配線ボックスBの固定時に固定部23が撓んでしまうことを防止することができ、配線ボックスBが壁材Waから離れた位置に配設されてしまうことを防止することができる。
(2)他方の固定体31には、嵌合突片35内に一方の固定体21が挿入されて互いが嵌合されるため、一対の固定体21,31を合わせた厚みが厚くならないように、他方の固定体31の厚みを可能な限り薄くしている。しかし、他方の固定体31の屈曲部36には補強リブ32bが設けられているため、屈曲部36が、固定部33が取付部32に対して直交する方向に延設された状態に維持されるようになっており、固定部33が撓んでしまうことを防止することができる。
(3)隣り合う軽量形鋼材Pに架け渡された状態のボックス固定具10を用いてコンセント61又はスイッチ63を軽量間仕切壁Wに設置する場合、コンセント61が選択される。コンセント61は、差込プラグが抜き差しされる際に配線ボックスBに対して負荷がかかる。しかし、この負荷は、両固定部23,33から両取付部22,32を介して軽量形鋼材Pに受承されるとともに、両屈曲部26,36は所要の強度を有しているため、両固定部23,33が両取付部22,32に対して直交する方向に延設された状態に維持することができる。よって、例えば、差込プラグをコンセント61に差し込む場合のように、固定部23,33が壁材Waから離れる方向へ外力が作用しても、一対の固定体21,31により、固定部23,33が壁材Waから離れる方向へ移動してしまうことを防止することができる。
(4)ボックス固定具10は、係止突片37を弾性変形させて、一方の固定体21を他方の固定体31から引き抜くことで、一方の固定体21と他方の固定体31とを分離させることができるとともに、各固定体21,31の屈曲部26,36は所要の強度を有する。そして、一方の固定体21を用いてコンセント61又はスイッチ63を軽量間仕切壁Wに設置する場合、スイッチ63が選択される。スイッチ63の操作は、コンセント61に対する差込プラグの抜き差しに比べて、配線ボックスBにかかる負荷が少ない。よって、スイッチ63を選択することで、固定部23が壁材Waから離れる方向へ移動することを確実に防止することができる。
(5)一方の固定体21における固定部23の先端側は、他方の固定体31における固定部33の先端側に対して重合しながら嵌合突片35の間にスライド可能に嵌合されている。また、一方の固定部23には被係止孔25が形成されるとともに、他方の固定部33の先端部には、係止突片37が設けられている。よって、一対の固定体21,31が、取付部22,32が互いに離間する方向へスライドしたとしても、係止突片37が被係止孔25の先端側内面25aに係止することで、一方の固定体21から他方の固定体31が脱離してしまうことがない。よって、例えば、ボックス固定具10が隣り合う軽量形鋼材Pに両持ち支持された状態で、軽量形鋼材Pの間隔が所望の間隔になるように軽量形鋼材Pを互いに離間する方向へ移動させたとしても、一方の固定体21から他方の固定体31が脱離してしまうことを防止することができる。
(6)係止突片37は、固定部33から切り起こされた部位から先端にかけて撓るように弾性変形可能になっている。よって、例えば、一方の固定体21と他方の固定体31とを分離しようとする際に、係止突片37を弾性変形させることにより、係止突片37が固定面33aとは反対側の面から突出された状態から固定部33の内部に収められた状態にする。すると、係止突片37が被係止孔25の先端側内面25aと係止されずに、一方の固定体21を他方の固定体31から引き抜くことができる。
(7)被係止孔25は、固定部23の先端側から基端側にかけて連続して延びるように形成されている。よって、一対の固定体21,31を互いにスライド移動させる場合、係止突片37が被係止孔25に案内されながらスライドすることができ、係止突片37が、一方の固定体21の固定部23に対して抵抗を受けずにスムーズに移動することができる。
(8)一対の固定体21,31が互いにスライドする際に、係止突片37は、被係止孔25に案内されながらスライド可能になっている。よって、一方の固定体21及び他方の固定体31に対して、延設方向と直交する方向へ外力が作用したときに、係止突片37が被係止孔25の内側面に当接するため、一対の固定体21,31が延設方向と直交する方向にずれることなく、被係止孔25の案内方向に沿ってスライドすることができる。
(9)係止突片37は、固定面33aから離間する側へ切り起こされて固定部33と一体的に形成されている。よって、係止部として、固定部33とは別体である突起部を、固定部33における固定面33aとは反対側の面に溶接して固着させることで固定部33に設ける場合と比較して、係止突片37を固定部33に容易に設けることができる。
(10)固定部23には、固定部23の厚み方向へ貫通する被係止孔25が、固定部23の延設方向に沿って延びるように形成されている。よって、例えば、固定部23に、固定部23の厚み方向へ貫通せずに凹設される溝が固定部23の延設方向に沿って延びるように形成されている場合のように、一対の固定体21,31がスライドする際に係止突片37が溝の底面(固定部23)に当接してしまうことがない。したがって、一対の固定体21,31がスライドする際に係止突片37をスムーズに移動させることができる。
(11)係止突片37が被係止孔25の先端側内面25aに係止されるため、一対の固定体21,31が、取付部22,32が互いに離間する方向へスライドしたとしても、一方の固定体21に対して他方の固定体31が脱離してしまうことがない。よって、例えば、ボックス固定具10の運搬時に、一方の固定体21と他方の固定体31とをそれぞれ別々に運搬する必要がなく、ボックス固定具10の運搬作業を容易なものとすることができる。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
○ 実施形態において、軽量間仕切壁Wにスイッチ63を設置する場合、一方の固定体21と他方の固定体31とを分離して、一方の固定体21を軽量形鋼材Pに片持ち支持させたが、これに限らない。例えば、軽量間仕切壁Wにスイッチ63を設置する場合であっても、軽量間仕切壁Wにコンセント61を設置する場合と同様に、隣り合う軽量形鋼材Pの間にボックス固定具10を架設して両持ち支持させてもよい。
○ 実施形態において、軽量間仕切壁Wにスイッチ63を設置する場合、一方の固定体21を軽量形鋼材Pに片持ち支持させたが、これに限らない。例えば、図15に示すように、隣り合う軽量形鋼材Pの間隔が、他方の固定体31における第2細長孔38bよりも先端側が他方の取付部を形成するとともに、第2細長孔38bと第3細長孔38cとの間が固定面33aに対して傾斜された状態での取付部32と他方の取付部との間の距離になっているものとする。すなわち、固定部33が折り曲げられていない状態では、隣り合う軽量形鋼材Pの間隔が固定部33における延設方向に沿った長さよりも短くなっているものとする。
まず、他方の固定体31が一方の軽量形鋼材Pに片持ち支持された状態で、固定部33の長さ調節のために、第3細長孔38c及び第2スリット39cにより、固定部33における第3細長孔38cよりも先端側が固定面33aに対して傾斜するとともに固定面33a側に向かうように、固定部33の幅方向に沿って固定部33を折り曲げる。さらに、第2細長孔38b及び第1スリット39bにより、固定部33における第2細長孔38bよりも先端側が固定面33aに対して直交するとともに固定面33a側に向かうように、固定部33の幅方向に沿って固定部33を折り曲げる。すると、固定部33において、第2細長孔38bと第3細長孔38cとの間が固定面33aに対して傾斜するとともに、第2細長孔38bよりも先端側が固定面33aに対して直交する方向に延設される。よって、各細長孔38b,38c及び各スリット39b,39cにより固定部33が折り曲げられて長さ調節されるとともに、固定部33における第2細長孔38bよりも先端側に他方の取付部が形成される。
そして、固定部33における第2細長孔38bよりも先端側の他端面を他方の軽量形鋼材Pの背面板部Pbに当接させる。このとき、係止突片37は、弾性変形することにより固定面33aとは反対側の面から突出された状態から固定部33内部に収納された状態になる。さらに、挿通孔40に取付ビス(図示せず)を挿入し、背面板部Pbへ取付ビスを螺入する。すると、固定部33における第2細長孔38bよりも先端側(他方の取付部)が、他方の軽量形鋼材Pに固定されるとともに、他方の固定体31が他方の軽量形鋼材Pに支持され、他方の固定体31が隣り合う軽量形鋼材P間に架け渡される。よって、隣り合う軽量形鋼材P間の間隔に合わせて、他方の固定体31を両持ち支持させることができる。
また、他方の固定体31が隣り合う軽量形鋼材Pの間で両持ち支持された状態から、隣り合う軽量形鋼材Pの間隔をさらに短くする必要が生じたとする。この場合、まず、取付ビスを取り外して、固定部33における第2細長孔38bよりも先端側(他方の取付部)を他方の軽量形鋼材Pから取り外す。
次に、固定面33aに対して傾斜した状態の第2細長孔38bと第3細長孔38cとの間を、第3細長孔38c及び第2スリット39cにより、固定部33における第3細長孔38cよりも先端側が固定面33aに対して直交するとともに固定面33a側に向かうように固定部33の幅方向に沿って固定部33を折り曲げる。すると、図16に示すように、固定部33において、第2細長孔38bと第3細長孔38cとの間が、固定面33aに対して傾斜した状態から直交する方向に延設された状態になる。これにより、固定部33における第3細長孔38cよりも先端側により他方の取付部が形成されるとともに、固定部33における第2細長孔38bと第3細長孔38cとの間の傾斜角度を変更することで、取付部32と他方の取付部との間の長さを調節することができる。
また、図16において破線で示すように、固定部33において、第1細長孔38aよりも先端側が軽量形鋼材Pの側板部Pcよりも前側へ突出してしまわないように、固定部33における第1細長孔38aよりも先端側を、第1細長孔38aに沿って切断する。さらに、係止突片37を固定部33から切り起こされた部位に沿って切り取ることで挿通孔40を形成する。そして、一対の挿通孔40に取付ビス(図示せず)を挿入し、背面板部Pbへ取付ビスを螺入する。すると、固定部33における第3細長孔38cよりも先端側(他方の取付部)が、他方の軽量形鋼材Pに固定されるとともに、他方の固定体31が他方の軽量形鋼材Pに支持され、他方の固定体31が隣り合う軽量形鋼材P間に架け渡される。よって、隣り合う軽量形鋼材P間の間隔に合わせて、他方の固定体31を両持ち支持させることができる。
このように、軽量間仕切壁Wにスイッチ63を設置する場合、隣り合う軽量形鋼材P間の間隔に合わせて、両持ち支持された他方の固定体31に固定された配線ボックスBを用いて、スイッチ63を設置してもよい。
これによれば、他方の固定体31における一方の取付部32が一方の軽量形鋼材Pに支持されるとともに、他方の固定部33における先端側を折り曲げることで他方の取付部を形成し、他方の取付部を他方の軽量形鋼材Pに固定することで、他方の固定体31を隣り合う軽量形鋼材Pの間に架設させることができる。よって、他方の固定体31が隣り合う軽量形鋼材Pに両持ち支持されるため、他方の固定体31が軽量形鋼材Pに片持ち支持されている場合に比べて、強度を高くすることができる。
また、各細長孔38a〜38d及びスリット39b〜39dを利用して、固定部33の先端側を固定面33a側へ折り曲げる際に、固定面33aと折り曲げられた固定部33の先端側とがなす傾斜角度を調節することで、固定部33における延設方向に沿った長さを調節することができる。よって、隣り合う軽量形鋼材Pの間の所望の間隔が、固定部33における延設方向に沿う長さよりも短い場合であっても、固定部33における延設方向に沿った長さを調節することで、隣り合う軽量形鋼材Pの間の間隔に合わせて、他方の固定体31を隣り合う軽量形鋼材P間に架設させることができる。
○ 実施形態では、曲げ部として、固定部33の厚み方向へ貫通する細長孔38a〜38dを設けたが、これに限らず、例えば、曲げ部として固定部33の厚み内に溝を形成して、固定部33の厚みを薄くすることで、折り曲げ易くしてもよい。
○ 実施形態において、一方の固定体21における取付部22と固定部23との間の部位(屈曲部26)の一部分に、補強リブ32bを取付部32と固定部33とを跨ぐようにさらに設けてもよい。
○ 実施形態では、スイッチ63が設置される配線ボックスBを、一方の固定部23の固定面23aに固定したが、これに限らず、他方の固定体31を軽量形鋼材Pに取り付けるとともに、他方の固定部33の固定面33aに配線ボックスBを固定してもよい。
○ 実施形態において、係止部として、固定面33aから離間する側へ切り起こされる係止突片37を設けたが、これに限らず、例えば、係止部として、固定部33とは別体である突起部を固定部33における固定面33aとは反対側の面に溶接して固着させることで設けてもよい。
○ 実施形態において、固定部23における長孔23bが形成された位置よりも幅方向にずれた位置には、固定部23の厚み方向へ貫通する被係止孔25が、固定部23の延設方向に沿って延びるように形成されていたが、これに限らない。例えば、固定部23における長孔23bが形成された位置よりも幅方向にずれた位置に、係止突片37が係止可能な溝が、固定部23の延設方向に沿って延びるように形成されていてもよい。
○ 実施形態のボックス固定具10では、被係止孔25を、固定部23の先端側から基端側にかけて延びるように形成し、一対の固定体21,31を互いにスライドさせる際に、係止突片37が被係止孔25に案内されながらスライド可能にする案内機能を持たせたが、これに限らない。つまり、一対の固定体21,31を互いにスライドさせる際に、係止突片37が案内されながらスライド可能にする案内機能を固定部23に持たせなくてもよい。例えば、図2において二点鎖線で示すように、固定部23の先端部に、実施形態の被係止孔25における延設方向に沿う長さよりも短い被係止孔51を形成する。これにより、一対の固定体21,31が、取付部22,32が互いに離間する方向へスライドして、一方の固定体21が他方の固定体31から脱離する直前に、係止突片37の先端側が被係止孔51に挿入されて、被係止孔51の先端側内面に係止突片37が係止される。
○ 実施形態において、係止突片37は、固定部33から切り起こされた部位から先端にかけて撓るように弾性変形可能になっていたが、これに限らず、係止突片37が剛性を有していてもよい。
○ 実施形態において、一方の固定体21及び他方の固定体31は、取付部22,32に組み付けられる取付台座41を介して軽量形鋼材Pに取り付けられたが、これに限らず、取付部22,32に取付台座41を組み付けずに、取付部22,32を軽量形鋼材Pに直接取り付けてもよい。
○ 実施形態では、一方の固定部23に被係止孔25が形成されるとともに、他方の固定部33の先端部に係止突片37が設けられていたが、これに限らない。例えば、一方の固定部23の先端部に係止突片を設けるとともに、他方の固定部33に被係止孔が形成されていてもよい。この場合、係止突片が固定部33の固定面33aよりも突出しないようにする。
○ 実施形態において、間仕切壁は軽量間仕切壁Wであったが、これに限らず、軽量間仕切壁W以外の間仕切壁であってもよい。
○ 実施形態において、下地材は軽量形鋼材Pであったが、これに限らず、例えば、振れ止めや胴縁であってもよい。
○ 本発明を、軽量間仕切壁W内に配線ボックスBを設置するために軽量形鋼材Pに固定されるボックス固定具に適用したが、これに限らず、例えば、軽量間仕切壁W内に配設体としての配線・配管材を設置するために軽量形鋼材Pに固定される配設体固定具に適用してもよい。
次に、上記実施形態及び別例から把握できる技術的思想について以下に追記する。
(イ)前記屈曲部には、前記取付部と前記固定部とを跨ぐように補強リブがさらに設けられていることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の配設体固定具。
(ロ)前記固定部の先端側には、前記固定部の延設方向に直交する幅方向に沿って前記固定部を折り曲げ可能とする曲げ部が設けられるとともに、前記曲げ部により折り曲げられる前記固定部の傾斜角度を変更することで長さ調節されることを特徴とする請求項1〜請求項3、及び前記技術的思想(イ)のいずれか一項に記載の配設体固定具。
(ハ)前記曲げ部は、前記固定部における幅方向に沿って延びる孔と、前記固定部における幅方向の両側縁部に前記孔を挟む位置それぞれに形成されるスリットと、から構成されていることを特徴とする前記技術的思想(ロ)に記載の配設体固定具。