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JP5304665B2 - エンジンの冷却装置 - Google Patents
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JP5304665B2 - エンジンの冷却装置 - Google Patents

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Description

本発明は、エンジンの冷却装置に関する。
エンジン(内燃機関)の冷却装置は、ラジエータ、ウォーターポンプ、サーモスタット等を備えている。そして、冷間時(例えばエンジンの始動初期時)には、エンジンの早期暖機を図るため、サーモスタットを閉鎖状態に切り替え、エンジンのシリンダブロックおよびシリンダヘッドの内部に形成されたウォータージャケットとウォーターポンプとの間で冷却水の循環(ラジエータをバイパスする循環)を行うようにしている。一方、エンジンの暖機完了後には、サーモスタットを開放状態に切り替え、エンジンのウォータージャケットから流出した冷却水の一部をラジエータに流すことで、冷却水が回収した熱をラジエータより大気に放出するようにしている。
また、エンジンには、潤滑装置が設けられており、オイルポンプにより潤滑油(オイル)をエンジンの各部(例えば、回転支持部分や摺動部分など)へ送り、エンジンの各部を潤滑するようにしている。ここで、エンジン各部に供給されるオイルの温度が高くなりその粘度が低下すると、潤滑装置の機能を低下させる可能性がある。
従来では、オイルの粘度低下による潤滑装置の機能低下を抑制するために、エンジンの冷却装置において、エンジン各部に供給されるオイルが基準の温度を超えたとき、冷却水の目標冷却水温度を低く制御することが提案されている(例えば、特許文献1参照)。この特許文献1記載のエンジンの冷却装置では、冷却水の目標冷却水温度を低く制御することによって、エンジン各部に供給されるオイルの温度上昇を抑え、オイルの粘度低下を抑制して、潤滑装置の機能を好適に発揮させるようにしている。
特開2006−105093号公報
しかし、上記特許文献1記載のエンジンの冷却装置においては、エンジン各部に供給されるオイルの粘度特性が変化した場合、その粘度特性に応じた冷却水量の制御ができないという問題があった。具体的には、エンジン各部に供給されたオイルの粘度特性が基準となる粘度特性(例えば、工場充填時のオイルの粘度特性)と異なっている場合、潤滑装置の機能を発揮させるのに適した冷却水量に制御することが困難であった。
例えば、エンジン各部に供給されたオイルの粘度が基準粘度よりも高い場合には、エンジンのフリクションが増大して燃費が悪化することが懸念される。逆に、エンジン各部に供給されたオイルの粘度が基準粘度よりも低い場合には、エンジンでオイル切れや、焼き付きなどが生じやすくなることが懸念される。ここで、オイルの粘度特性が変化する場合としては、例えば、工場充填時のオイルとは異なるオイル(例えば市販の低粘度オイルなど)が使用された場合、オイルに添加剤が混入された場合、オイルが劣化した場合などがある。
本発明は、そのような問題点に鑑みてなされたものであり、オイルの粘度特性に応じた冷却水量の制御が可能なエンジンの冷却装置を提供することを目的とする。
本発明は、上述の課題を解決するための手段を以下のように構成している。すなわち、本発明は、エンジンの冷却装置であって、ラジエータと、吐出量を変更可能な可変容量型のウォーターポンプと、エンジンの運転状態に応じて冷却水の流通経路を切り替えるサーモスタットとを備えている。そして、エンジンには、エンジン各部にオイルを供給する潤滑装置が備えられ、エンジン各部に供給されたオイルの粘度特性を判定する粘度特性判定手段と、上記粘度特性判定手段の判定結果に基づいて上記ウォーターポンプの吐出量を制御する吐出量制御手段と、エンジンの暖機中に上記ウォーターポンプの吐出量を制限する吐出量制限手段とを備え、エンジンの暖機中、エンジン各部に供給されたオイルの粘度が基準粘度よりも低いと判定された場合には、上記吐出量制限手段による上記ウォーターポンプの吐出量の制限を基準粘度の場合に比べ早く解除することを特徴としている。
上記構成によれば、エンジン各部に供給されたオイルの粘度特性に応じた冷却水量の制御を適切に行うことが可能になる。そして、オイルの粘度特性が変化した場合にも、潤滑装置の機能を好適に発揮させることが可能になる。
また、エンジンの暖機中、エンジン各部に供給されたオイルの粘度が基準粘度よりも低いと判定された場合には、基準粘度の場合に比べ、ウォーターポンプの吐出量が早く増大されるので、エンジンの温度上昇にともなうオイルの温度上昇が緩やかになり、その粘度の低下が緩やかになる。これにより、エンジンの暖機時、エンジンでオイル切れや、焼き付きなどの発生を抑制することができる。
本発明のエンジンの冷却装置において、エンジン各部に供給されたオイルの粘度が基準粘度よりも低いと判定された場合には、上記ウォーターポンプの吐出量を基準粘度の場合よりも多くすることが好ましい。
上記構成によれば、エンジン各部に供給されたオイルの粘度が基準粘度よりも低いと判定された場合には、基準粘度の場合に比べ、エンジンに供給される冷却水量が多くなるので、エンジンの温度上昇にともなうオイルの温度上昇が緩やかになり、その粘度の低下が緩やかになる。これにより、エンジンでオイル切れや、焼き付きなどの発生を抑制することができる。
本発明のエンジンの冷却装置において、エンジン各部に供給されたオイルの粘度が基準粘度よりも高いと判定された場合には、上記ウォーターポンプの吐出量を基準粘度の場合よりも少なくすることが好ましい。
上記構成によれば、エンジン各部に供給されたオイルの粘度が基準粘度よりも高いと判定された場合には、基準粘度の場合に比べ、エンジンに供給される冷却水量が少なくなるので、エンジンの温度上昇にともなうオイルの温度上昇が速やかになり、その粘度の低下が速やかになる。これにより、エンジンのフリクションの増大を抑制することができ、燃費の悪化を抑制することができる。
また、エンジンの暖機中に上記ウォーターポンプの吐出量を制限する吐出量制限手段を備えたエンジンの冷却装置において、エンジンの暖機中、エンジン各部に供給されたオイルの粘度が基準粘度よりも高いと判定された場合には、上記吐出量制限手段による上記ウォーターポンプの吐出量の制限を基準粘度の場合に比べ遅く解除することが好ましい。
上記構成によれば、エンジンの暖機中、エンジン各部に供給されたオイルの粘度が基準粘度よりも高いと判定された場合には、基準粘度の場合に比べ、ウォーターポンプの吐出量が遅く増大されるので、エンジンの温度上昇にともなうオイルの温度上昇が速やかになり、その粘度の低下が速やかになる。これにより、エンジンの暖機時、エンジンのフリクションの増大を抑制することができ、燃費の悪化を抑制することができる。
本発明のエンジンの冷却装置において、上記ウォーターポンプが電動式のウォーターポンプであることが好ましい。これにより、ウォーターポンプの回転数を制御することでウォーターポンプの吐出量を容易に変更するが可能になる。また、エンジンの暖機中にウォーターポンプの吐出量を制限する吐出量制限手段を備えたエンジンの冷却装置においては、ウォーターポンプの回転数を制御することでウォーターポンプの吐出量制限制御を容易に行うことが可能になる。
本発明によれば、エンジン各部に供給されたオイルの粘度特性に応じた冷却水量の制御を適切に行うことが可能になる。そして、オイルの粘度特性が変化した場合にも、潤滑装置の機能を好適に発揮させることが可能になる。
本発明の実施形態に係るエンジンの冷却装置の概略構成を模式的に示す図である。 図1のエンジンの冷却装置において行われるウォーターポンプの吐出量制御の第1の例を示すフローチャートである。 ウォーターポンプの吐出量制御の第2の例を示すフローチャートである。 ウォーターポンプの吐出量制御の第2の例による効果を説明するための図である。 ウォーターポンプの吐出量制御の第3の例を示すフローチャートである。 ウォーターポンプの吐出量制御の第4の例を示すフローチャートである。 ウォーターポンプの吐出量制御の第5の例を示すフローチャートである。
本発明を具体化した実施形態について添付図面を参照しながら説明する。
−エンジンの冷却装置の概略構成−
まず、本発明の実施形態に係るエンジンの冷却装置の概略構成について、図1を参照して説明する。
図1に示すように、エンジン10の冷却装置は、ラジエータ20と、ウォーターポンプ30と、エンジン10の運転状態に応じて冷却水の流通経路を切り替えるサーモスタット40とを備えている。また、エンジン10には、潤滑装置が設けられており、図示しないオイルポンプによって潤滑油(オイル)をエンジン10の各部(例えば、回転支持部分や摺動部分など)へ圧送して、エンジン10の各部を潤滑するようにしている。
具体的には、図1に示すように、エンジン10の内外には、閉ループとされる冷却水の循環通路が設けられており、ウォーターポンプ30によって冷却水が循環通路を循環されるようになっている。冷却水として、例えば、LLC(Long Life Coolant)と呼ばれる不凍液等を用いることが可能である。
冷却液の循環通路は、エンジン10の内部に設けられる内部通路と、エンジン10の外部に設けられる外部通路とを含んでいる。
内部通路は、主として、エンジン10のシリンダブロック11に設けられるウォータージャケット11aと、エンジン10のシリンダヘッド12に設けられるウォータージャケット12aとを含んだ構成となっている。
シリンダブロック11のウォータージャケット11aと、シリンダヘッド12のウォータージャケット12aとには、ウォーターポンプ30から吐出される冷却水が供給されるようになっている。つまり、ウォーターポンプ30の下流側通路は、二股に分岐されており、一方がシリンダブロック11のウォータージャケット11aの上流部に、他方がシリンダヘッド12のウォータージャケット12aの上流部に連結されている。なお、シリンダブロック11のウォータージャケット11aの下流部は、ウォーターポンプ30からシリンダヘッド12のウォータージャケット12aへ至る通路に連通されている。
また、外部通路は、主として、シリンダヘッド12のウォータージャケット12aの出口からシリンダブロック11のウォータージャケット11aの入口(ウォーターポンプ30の入口)に至るラジエータ通路13およびヒータ通路14を含んだ構成となっている。
ラジエータ通路13の途中には、ラジエータ20が設けられている。ラジエータ20は、シリンダヘッド12のウォータージャケット12aからラジエータ通路13側へ排出される冷却水の熱を放熱して冷却するものである。
ラジエータ通路13には、バイパス通路15が設けられている。バイパス通路15は、ラジエータ20の上流側と下流側とを短絡接続して、ラジエータ20に冷却水を流さないようにするためのものである。
さらに、ラジエータ通路13の下流側とバイパス通路15との接続部位には、サーモスタット40が設けられている。サーモスタット40として、例えば、冷却水の温度の高低に応じて膨張・収縮するサーモワックスを駆動源として弁体を駆動するものを用いることが可能である。なお、冷却水の流通経路をエンジン10の状態に応じて切り替える機能を有するものであれば、他の手段を用いてもよい。
サーモスタット40の動作について簡単に説明する。冷却水の温度が所定の開弁温度(例えば80℃)よりも低い場合、サーモスタット40が閉弁状態(閉鎖状態)に切り替えられる。すると、エンジン10のシリンダブロック11およびシリンダヘッド12のウォータージャケット11a,12aとウォーターポンプ30との間で冷却水の循環が行われる。図1の実線矢印X1で示すように、シリンダヘッド12のウォータージャケット12aから排出された冷却水が、ラジエータ20をバイパスさせるバイパス通路15を通過することで、エンジン10の暖機が早期に完了するようにしている。
一方、冷却水の温度が開弁温度以上の場合、サーモスタット40が開弁状態(開放状態)に切り替えられる。すると、エンジン10のシリンダブロック11およびシリンダヘッド12のウォータージャケット11a,12aから流出した冷却水の一部がラジエータ20へ送られる。図1の2点鎖線矢印X2で示すように、シリンダヘッド12のウォータージャケット12aから排出された冷却水がラジエータ20を通過することで、冷却水が回収した熱をラジエータ20より大気に放出するようにしている。
また、ヒータ通路14には、車室内を暖房するための熱源としてのヒータコア16が配設されている。ヒータコア16は、ヒータ通路14においてシリンダヘッド12のウォータージャケット12aの出口寄りに設けられており、シリンダヘッド12のウォータージャケット12aから排出された高温の冷却水の熱を回収して車室内で発散するようになっている。ヒータ通路14には、図1の実線矢印Yで示すように、冷却水が常時流通するようになっている。
なお、ラジエータ20の近傍には、ラジエータ20による冷却水の放熱作用を高めるための電動式の送風ファン21が設けられている。また、ヒータコア16の近傍には、ヒータコア16による放熱で発生した暖気を車室内に送り込むための電動式の送風ファン17が設けられている。
ウォーターポンプ30は、上述した冷却水の循環通路内で冷却水を循環させるものである。この実施形態では、ウォーターポンプ30は、冷却水の吐出量を変更可能な可変容量型のウォーターポンプとして構成されている。具体的には、ウォーターポンプ30は、電動式のウォーターポンプとして構成されている。ウォーターポンプ30の動作は、エンジンECU100によって制御される。このウォーターポンプ30を駆動するためのモータドライバ31には、図示しないバッテリから駆動電流が供給されるようになっている。そして、エンジンECU100によりモータドライバ31に供給する駆動電流を制御することによって、ウォーターポンプ30の回転数が変更され、ウォーターポンプ30の吐出量が変更され、エンジン10に供給される冷却水量が変更される。
上述のように構成されたエンジン10の冷却装置は、エンジン10の各種制御を司るエンジンECU100によって制御される。エンジンECU100は、CPU、ROM、RAM、バックアップRAM、入力インターフェース、出力インターフェース等を含んだ構成となっている。エンジンECU100には、エンジン10の回転数Neを検出するクランクポジションセンサ(回転速度センサ)101、冷却水の温度Twを検出する水温センサ102などの各種センサに接続されている。クランクポジションセンサ101は、エンジン10のクランクシャフトの近傍に設けられている。水温センサ102は、ウォーターポンプ30の出口近傍に設けられている。エンジンECU100は、これら各種センサ101,102からの検出信号に基づいて、後述するウォーターポンプ30の吐出量制御や、吐出量制限制御を含むエンジン10の冷却装置の各種制御を実行する。
−実施形態の特徴部分−
この実施形態では、エンジン10の冷却装置において、エンジン10の各部に供給されたオイルの粘度特性を判定する粘度特性判定手段と、このオイル粘度特性判定手段の判定結果に基づいてウォーターポンプ30の吐出量を制御する吐出量制御手段とを備えていることを特徴としている。以下、この実施形態の特徴部分を適用した複数の例について説明する。
(第1の例)
第1の例について、図1、図2を参照して説明する。図2は、図1のエンジン10の冷却装置において行われるウォーターポンプ30の吐出量制御の第1の例を示すフローチャートである。
図2のフローチャートに示すルーチンは、エンジンECU100が実行するエンジン10の冷却装置におけるウォーターポンプ30の吐出量制御に関するものであり、一定周期ごとに繰り返される。
まず、エンジンECU100は、ステップST1において、エンジン10の各部に供給されたオイルの粘度特性を判定する。具体的には、エンジン10の各部に供給されたオイルの粘度特性が基準となるオイルの粘度特性と同じかどうかを判定する。粘度特性は、エンジン10の各部に供給されたオイルの粘度(単に、オイル粘度とも言う。)の冷却水の温度Twに対する特性である。オイル粘度は、例えば、エンジン10の燃料噴射量、エンジン回転数Ne、冷却水の温度Twに基づいて推定することが可能である。例えば、エンジン10の燃料噴射量、エンジン回転数Ne、冷却水の温度Twをパラメータとするマップを予めエンジンECU100に記憶させておき、このマップを参照することで、ある冷却水の温度Twにおけるオイル粘度を求めることが可能である。
また、基準となる粘度特性として、例えば、工場充填時のオイルの粘度特性を用いることが可能である。基準となる粘度特性はエンジンECU100のROMに予め記憶されている。エンジン10の各部に供給されたオイルの粘度特性が基準となるオイルの粘度特性と異なる場合として、例えば、工場充填時のオイルとは異なるオイル(例えば市販の低粘度オイル、高粘度オイルなど)が使用された場合、オイルに添加剤が混入された場合、オイルが劣化した場合などがある。
そして、エンジンECU100は、ステップST2において、ステップST1の判定結果に基づいてウォーターポンプ30の吐出量を制御する。具体的には、エンジン10の各部に供給されたオイルの粘度特性が基準となるオイルの粘度特性と同じと判定された場合には、現在のウォーターポンプ30の吐出量を維持する制御を行う。一方、エンジン10の各部に供給されたオイルの粘度特性が基準となるオイルの粘度特性と異なると判定された場合には、ウォーターポンプ30の吐出量を増減する制御を行う。この場合、ウォーターポンプ30は電動式のウォーターポンプであるため、エンジンECU100によりモータドライバ31に供給する駆動電流を変更することで、ウォーターポンプ30の回転数が増減され、ウォーターポンプ30の吐出量が増減される。
この例によれば、エンジン各部に供給されたオイルの粘度特性に応じた冷却水量の制御を適切に行うことが可能になる。そして、エンジン10の各部に供給されたオイルの粘度特性が基準となるオイルの粘度特性と異なっている場合にも、潤滑装置の機能を好適に発揮させることが可能になる。例えば、工場充填時のオイルとは異なる低粘度オイルが使用された場合などには、ウォーターポンプ30の吐出量を多くする制御を行うことで、エンジン10でオイル切れや、焼き付きなどの発生を抑制することが可能になる。逆に、工場充填時のオイルとは異なる高粘度オイルが使用された場合などには、ウォーターポンプ30の吐出量を少なくする制御を行うことで、フリクションの増大、燃費の悪化を抑制することが可能になる。
(第2の例)
以下では、エンジン10の冷却装置において、エンジン10の各部に供給されたオイルの粘度を常時監視し、そのオイル粘度に基づいてウォーターポンプ30の吐出量制御を行う例(第2〜第5の例)を挙げている。
第2の例について、図1、図3を参照して説明する。図3は、図1のエンジン10の冷却装置において行われるウォーターポンプ30の吐出量制御の第2の例を示すフローチャートである。この第2の例は、実施形態の特徴部分を、エンジン10の暖機中にウォーターポンプ30の吐出量を制限する吐出量制限制御を行うエンジン10の冷却装置に適用した例となっている。
まず、ウォーターポンプ30の吐出量制限制御について説明する。ウォーターポンプ30の吐出量制限制御は、エンジン10の暖機中、水温センサ102によって検出される冷却水の温度Twが所定の切替温度未満の場合に、ウォーターポンプ30の吐出量を冷却水の温度Twが切替温度以上である場合に比べて少量に制限する制御である。この例では、冷却水の温度Twが切替温度未満の場合、ウォーターポンプ30を停止してその吐出量を「0」に制限している。この場合、ウォーターポンプ30は電動式のウォーターポンプであるため、エンジンECU100によりモータドライバ31への駆動電流の供給を停止することで、ウォーターポンプ30が停止される。
一方、冷却水の温度Twが切替温度以上となった場合、ウォーターポンプ30の吐出量制限制御が解除される。つまり、冷却水の温度Twが切替温度に達するまでの間、ウォーターポンプ30の吐出量制限制御が行われ、冷却水の温度Twが切替温度に達すると、ウォーターポンプ30を駆動し、冷却水を吐出してエンジン10に供給するようにしている。この場合、ウォーターポンプ30は電動式のウォーターポンプであるため、エンジンECU100によりモータドライバ31に駆動電流を供給することで、ウォーターポンプ30が駆動される。
この例では、ウォーターポンプ30の吐出量制限制御の実行と解除とを切り替える切替温度として、2つの温度T1、T2が用いられる。第2の切替温度T2は、第1の切替温度T1よりも低く設定されている(T2<T1)。後述するように、オイル粘度F1が基準粘度F0よりも低い場合に第2の切替温度T2が用いられ、それ以外の場合に第1の切替温度T1が用いられる。これら切替温度T1、T2は、サーモスタット40の開弁温度(例えば80℃)以下の温度であれば特に限定されない。例えば、第1の切替温度T1を70℃、第2の切替温度T2を50℃に設定することが可能である。なお、第1の切替温度T1は、サーモスタット40の開弁温度と同じ温度に設定することも可能であり、この場合、エンジン10の暖機完了とともにウォーターポンプ30の吐出量制限制御が解除される。
このようなウォーターポンプ30の吐出量制限制御によれば、冷却水の温度Twが上述の切替温度に達するまでの間、ウォーターポンプ30が停止され、エンジン10への冷却水の供給が停止されるので、エンジン10の暖機を促進することが可能になる。
続いて、図3を参照して、ウォーターポンプ30の吐出量制御の詳細について説明する。図3のフローチャートに示すルーチンは、エンジンECU100が実行するエンジン10の冷却装置におけるウォーターポンプ30の吐出量制御に関するものであり、一定周期ごとに繰り返される。
まず、エンジンECU100は、ステップST11において、エンジン10の各部に供給されたオイルの粘度F1を求める。オイル粘度F1は、上述したように、例えば、エンジン10の燃料噴射量、エンジン回転数Ne、冷却水の温度Twに基づいて推定することが可能である。
次に、エンジンECU100は、ステップST12において、ステップST11で求めたオイル粘度F1が基準粘度F0よりも低いか否かを判定する。基準粘度F0は、冷却水の温度がTwであるときの基準となるオイルの粘度である。基準粘度F0として、例えば、工場充填時のオイルの粘度を用いることが可能である。なお、オイル粘度F1が基準粘度F0よりも低くなる場合としては、例えば、工場充填時のオイルとは異なる種類のオイル(例えば市販の低粘度オイル)、オイルに添加剤が混入された場合などがある。
そして、ステップST12の判定の結果、オイル粘度F1が基準粘度F0以上であると判定された場合には(F1≧F0)、エンジンECU100は、ステップST13において、上述したウォーターポンプ30の吐出量制限制御の切替温度を第1の切替温度T1(例えば70℃)に設定する。一方、オイル粘度F1が基準粘度F0よりも低いと判定された場合には(F1<F0)、エンジンECU100は、ステップST14において、ウォーターポンプ30の吐出量制限制御の切替温度を第2の切替温度T2(例えば50℃)に設定する。
この例では、オイル粘度F1が基準粘度F0よりも低いと判定された場合には、ウォーターポンプ30の吐出量制限制御の切替温度が第1の切替温度T1よりも低い第2の切替温度T2に設定されるので、次のような効果が得られる。
ウォーターポンプ30の吐出量制限制御によって、エンジン10の暖機が促進され、冷却水の温度Twが上昇していく。この際、オイル粘度F1が基準粘度F0よりも低いと判定された場合、冷却水の温度Twが第2の切替温度T2に達すると、ウォーターポンプ30が駆動され、冷却水が循環されるようになる。一方、オイル粘度F1が基準粘度F0以上であると判定された場合、冷却水の温度Twが第1の切替温度T1に達するまでの間、ウォーターポンプ30が駆動されず、冷却水が循環されない。
したがって、エンジン10の暖機中、オイル粘度F1が基準粘度F0よりも低いと判定された場合、ウォーターポンプ30の吐出量制限制御が、オイル粘度が基準粘度F0である場合に比べ早く解除される。そして、オイル粘度が基準粘度F0である場合に比べ、ウォーターポンプ30の駆動が早く開始され、エンジン10への冷却水の供給が早く開始されるので、例えば図4に示すように、エンジン10の温度上昇にともなうオイルの温度上昇が緩やかになり、オイル粘度F1の低下が緩やかになる。これにより、エンジン10の暖機時、エンジン10でオイル切れや、焼き付きなどの発生を抑制することができる。
図4の横軸はエンジン始動後からの経過時間であり、縦軸はオイル粘度である。図4の実線は、この例のウォーターポンプ30の吐出量制御を行った場合の粘度変化を示し、破線は、この例のウォーターポンプ30の吐出量制御を行わない場合の粘度変化を示し、一点鎖線は、基準となるオイルの場合の粘度変化を示している。図4では、時刻t1において、ウォーターポンプ30の吐出量制限制御が解除されている。このため、エンジン10の温度上昇によるオイル粘度F1の低下が、ウォーターポンプ30の吐出量制限制御が解除されない場合(破線で示す場合)に比べて緩やかになる。したがって、例えば、低粘度オイルを使用した場合等であっても、エンジン10でオイル切れや、焼き付きなどの発生頻度を低減することができ、エンジン10の耐久性の向上およびエンジン10の冷却装置の信頼性の向上を図ることができる。
また、エンジン10の暖機中、エンジン回転数Ne、冷却水の温度Tw等に基づいてオイル粘度F1を常時監視しているので、オイル粘度F1に応じた冷却水量の制御を適切かつ迅速に行うことが可能になる。例えば、工場充填時のオイルとは異なる種類のオイルを用いた場合、エンジン10の始動時にオイル粘度F1が基準粘度F0以上であったとしても、エンジン10の暖機中にオイル粘度F1が基準粘度F0よりも低くなることがある。このため、エンジン10の始動時のみオイル粘度判定を行ったのでは、誤判定を招く可能性がある。これに対し、この例では、オイル粘度F1を常時監視しているので、誤判定を防止でき、信頼性の高いエンジン10の冷却装置を提供することができる。
なお、上述の例では、吐出量制限制御の実行時、ウォーターポンプ30の吐出量を「0」に設定したが、吐出量制限制御の解除時よりも少ない吐出量であれば、ウォーターポンプ30の吐出量を「0」以外に設定してもよい。この場合、吐出量制限制御の実行時、エンジンECU100によりモータドライバ31に供給する駆動電流を制御することによって、ウォーターポンプ30の回転数を吐出量制限制御の解除時の回転数に比べ低くすればよい。
(第3の例)
第3の例について、図1、図5を参照して説明する。図5は、図1のエンジン10の冷却装置において行われるウォーターポンプ30の吐出量制御の第3の例を示すフローチャートである。この第3の例は、上記第2の例と同様に、実施形態の特徴部分を、エンジン10の暖機中にウォーターポンプ30の吐出量を制限する吐出量制限制御を行うエンジン10の冷却装置に適用した例となっている。なお、上記第2の例と同様の部分については詳しい説明を省略する。
この例では、ウォーターポンプ30の吐出量制限制御の実行と解除とを切り替える切替温度として、2つの温度T1、T3が用いられている。第3の切替温度T3は、第1の切替温度T1よりも高く設定されている(T3>T1)。後述するように、オイル粘度F1が基準粘度F0よりも高い場合に第3の切替温度T3が用いられ、それ以外の場合に第1の切替温度T1が用いられる。これら切替温度T1、T3は、サーモスタット40の開弁温度(例えば80℃)以下の温度であれば特に限定されない。例えば、第1の切替温度T1を70℃、第3の切替温度T3を75℃に設定することが可能である。なお、第3の切替温度T3は、サーモスタット40の開弁温度と同じ温度に設定することも可能である。
図5のフローチャートに示すルーチンは、エンジンECU100が実行するエンジン10の冷却装置におけるウォーターポンプ30の吐出量制御に関するものであり、一定周期ごとに繰り返される。
図5において、ステップST21は、図3に示す上記第2の例のステップST11と同様の処理となっている。
エンジンECU100は、ステップST22において、ステップST21で求めたオイル粘度F1が基準粘度F0よりも高いか否かを判定する。この場合、上記第2の例と同様に、基準粘度F0として、工場充填時のオイルの粘度を用いることが可能である。なお、オイル粘度F1が基準粘度F0よりも高くなる場合としては、例えば、工場充填時のオイルとは異なる種類のオイル(例えば市販の高粘度オイル)が使用された場合、オイルに添加剤が混入された場合、オイルが劣化した場合などがある。
そして、ステップST22の判定の結果、オイル粘度F1が基準粘度F0以下であると判定された場合には(F1≦F0)、エンジンECU100は、ステップST23において、上述したウォーターポンプ30の吐出量制限制御の切替温度を第1の切替温度T1(例えば70℃)に設定する。一方、オイル粘度F1が基準粘度F0よりも高いと判定された場合には(F1>F0)、エンジンECU100は、ステップST24において、ウォーターポンプ30の吐出量制限制御の切替温度を第3の切替温度T3(例えば75℃)に設定する。
この例では、オイル粘度F1が基準粘度F0よりも高いと判定された場合には、ウォーターポンプ30の吐出量制限制御の切替温度が第1の切替温度T1よりも高い第3の切替温度T3に設定されるので、次のような効果が得られる。
ウォーターポンプ30の吐出量制限制御によって、エンジン10の暖機が促進され、冷却水の温度Twが上昇していく。この際、オイル粘度F1が基準粘度F0以下であると判定された場合、冷却水の温度Twが第1の切替温度T1に達すると、ウォーターポンプ30が駆動され、冷却水が循環されるようになる。一方、オイル粘度F1が基準粘度F0よりも高いと判定された場合、冷却水の温度Twが第3の切替温度T3に達するまでの間、ウォーターポンプ30が駆動されず、冷却水が循環されない。
したがって、エンジン10の暖機中、オイル粘度F1が基準粘度F0よりも高いと判定された場合、ウォーターポンプ30の吐出量制限制御が、オイル粘度が基準粘度F0である場合に比べ遅く解除される。そして、オイル粘度が基準粘度F0である場合に比べ、ウォーターポンプ30の駆動が遅く開始され、エンジン10への冷却水の供給が遅く開始されるので、エンジン10の温度上昇にともなうオイルの温度上昇が速やかになり、オイル粘度F1の低下が速やかになる。これにより、エンジン10の暖機時、エンジン10のフリクションの増大を抑制することができ、燃費の悪化を抑制することができる。また、エンジン10の暖機中、エンジン回転数Ne、冷却水の温度Tw等に基づいてオイル粘度F1を常時監視しているので、オイル粘度F1に応じた冷却水量の制御を適切かつ迅速に行うことが可能になる。
(第4の例)
第4の例について、図1、図6を参照して説明する。図6は、図1のエンジン10の冷却装置において行われるウォーターポンプ30の吐出量制御の第4の例を示すフローチャートである。この第4の例は、上記第2、第3の例とは異なり、実施形態の特徴部分を、エンジン10の暖機中にウォーターポンプ30の吐出量を制限する吐出量制限制御を行わないエンジン10の冷却装置に適用した例となっている。つまり、この例では、ウォーターポンプ30は、エンジン10の暖機中にも暖機完了後にも駆動される。
図6のフローチャートに示すルーチンは、エンジンECU100が実行するエンジン10の冷却装置におけるウォーターポンプ30の吐出量制御に関するものであり、一定周期ごとに繰り返される。
図6において、ステップST31、ST32の処理は、図3に示す上記第2の例のステップST11、ST12と同様の処理となっている。
そして、ステップST32の判定の結果、オイル粘度F1が基準粘度F0以上であると判定された場合には(F1≧F0)、エンジンECU100は、ステップST33において、ウォーターポンプ30の吐出量を第1の吐出量Q1に設定する。一方、オイル粘度F1が基準粘度F0よりも低いと判定された場合には(F1<F0)、エンジンECU100は、ステップST34において、ウォーターポンプ30の吐出量を第2の吐出量Q2に設定する。この場合、エンジンECU100によりモータドライバ31に供給する駆動電流を制御することによって、ウォーターポンプ30の回転数を変更することで、ウォーターポンプ30の吐出量を変更することが可能である。
ここで、第2の吐出量Q2は、第1の吐出量Q1よりも多い量に設定されている(Q2>Q1)。したがって、オイル粘度F1が基準粘度F0よりも低いと判定された場合には、オイル粘度が基準粘度F0である場合に比べ、ウォーターポンプ30の吐出量が多くなり、エンジン10に供給される冷却水量が多くなるので、エンジン10の温度上昇にともなうオイルの温度上昇が緩やかになり、オイル粘度F1の低下が緩やかになる。これにより、エンジン10でオイル切れや、焼き付きなどの発生を抑制することができる。また、エンジン10の運転中、エンジン回転数Ne、冷却水の温度Tw等に基づいてオイル粘度F1を常時モニタしているので、オイル粘度F1に応じた冷却水量の制御を適切かつ迅速に行うことができる。
(第5の例)
第5の例について、図1、図7を参照して説明する。図7は、図1のエンジン10の冷却装置において行われるウォーターポンプ30の吐出量制御の第5の例を示すフローチャートである。この第5の例は、上記第4の例と同様に、実施形態の特徴部分を、エンジン10の暖機中にウォーターポンプ30の吐出量を制限する吐出量制限制御を行わないエンジン10の冷却装置に適用した例となっている。つまり、この例では、ウォーターポンプ30は、エンジン10の暖機中にも暖機完了後にも駆動される。
図7のフローチャートに示すルーチンは、エンジンECU100が実行するエンジン10の冷却装置におけるウォーターポンプ30の吐出量制御に関するものであり、一定周期ごとに繰り返される。
図7において、ステップST41、ST42の処理は、図5に示す上記第3の例のステップST21、ST22と同様の処理となっている。
そして、ステップST42の判定の結果、オイル粘度F1が基準粘度F0以下であると判定された場合には(F1≦F0)、エンジンECU100は、ステップST43において、ウォーターポンプ30の吐出量を第1の吐出量Q1に設定する。一方、オイル粘度F1が基準粘度F0よりも高いと判定された場合には(F1>F0)、エンジンECU100は、ステップST44において、ウォーターポンプ30の第3の吐出量をQ3に設定する。
ここで、第3の吐出量Q3は、第1の吐出量Q1よりも少ない量に設定されている(Q3<Q1)。したがって、オイル粘度F1が基準粘度F0よりも高いと判定された場合には、オイル粘度が基準粘度F0である場合に比べ、ウォーターポンプ30の吐出量が少なくなり、エンジン10に供給される冷却水量が少なくなるので、エンジン10の温度上昇にともなうオイルの温度上昇が速やかになり、オイル粘度F1の低下が速やかなる。これにより、エンジン10のフリクションの増大を抑制することができ、燃費の悪化を抑制することができる。また、エンジン10の運転中、エンジン回転数Ne、冷却水の温度Tw等に基づいてオイル粘度F1を常時モニタしているので、オイル粘度F1に応じた冷却水量の制御を適切かつ迅速に行うことができる。
本発明は、上述した実施形態のみに限定されるものではなく、特許請求の範囲内および当該範囲と均等の範囲で包含されるすべての変形や応用が可能である。
上記実施形態では、電動式のウォーターポンプを備えたエンジンの冷却装置について説明したが、エンジンによって駆動される機械式のウォーターポンプをエンジンの冷却装置に備えた構成としてもよい。機械式のウォーターポンプを備える場合、吐出量を変更可能な可変機構(例えば電磁クラッチ機構)を設けることで、上述したような吐出量制御および吐出量制限制御を行うことが可能である。
本発明は、ラジエータと、吐出量を変更可能な可変容量型のウォーターポンプと、エンジンの運転状態に応じて冷却水の流通経路を切り替えるサーモスタットとを備えたエンジンの冷却装置に利用できる。
10 エンジン
20 ラジエータ
30 ウォーターポンプ
40 サーモスタット
100 エンジンECU

Claims (5)

  1. ラジエータと、吐出量を変更可能な可変容量型のウォーターポンプと、エンジンの運転状態に応じて冷却水の流通経路を切り替えるサーモスタットとを備えたエンジンの冷却装置において、
    エンジンには、エンジン各部にオイルを供給する潤滑装置が備えられ、
    エンジン各部に供給されたオイルの粘度特性を判定する粘度特性判定手段と、
    上記粘度特性判定手段の判定結果に基づいて上記ウォーターポンプの吐出量を制御する吐出量制御手段と
    エンジンの暖機中に上記ウォーターポンプの吐出量を制限する吐出量制限手段とを備え、
    エンジンの暖機中、エンジン各部に供給されたオイルの粘度が基準粘度よりも低いと判定された場合には、上記吐出量制限手段による上記ウォーターポンプの吐出量の制限を基準粘度の場合に比べ早く解除することを特徴とするエンジンの冷却装置。
  2. 請求項1に記載のエンジンの冷却装置において、
    エンジンの暖機中、エンジン各部に供給されたオイルの粘度が基準粘度よりも高いと判定された場合には、上記吐出量制限手段による上記ウォーターポンプの吐出量の制限を基準粘度の場合に比べ遅く解除することを特徴とするエンジンの冷却装置。
  3. 請求項1または2に記載のエンジンの冷却装置において、
    エンジン各部に供給されたオイルの粘度が基準粘度よりも低いと判定された場合には、上記ウォーターポンプの吐出量を基準粘度の場合よりも多くすることを特徴とするエンジンの冷却装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1つに記載のエンジンの冷却装置において、
    エンジン各部に供給されたオイルの粘度が基準粘度よりも高いと判定された場合には、上記ウォーターポンプの吐出量を基準粘度の場合よりも少なくすることを特徴とするエンジンの冷却装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか1つに記載のエンジンの冷却装置において、
    上記ウォーターポンプは、電動式のウォーターポンプであることを特徴とするエンジンの冷却装置。
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