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JP5319576B2 - 遠隔操作装置、遠隔操作システム、遠隔操作方法、および遠隔操作プログラム - Google Patents
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遠隔操作装置、遠隔操作システム、遠隔操作方法、および遠隔操作プログラム Download PDF

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Description

本発明は、医療機器等の被操作装置を遠隔操作する遠隔操作装置、遠隔操作システム、遠隔操作方法、および遠隔操作プログラムに関する。
医療分野では、各種の項目や設定値を表示するグラフィカルインタフェースを備えた医療機器が多く用いられている。医療機器のグラフィカルインタフェースでは、複数の項目の間でカーソルを移動させたり、数値の増減を行う等の操作が行われる。そこで、このような医療機器に、操作インタフェースの一種であるジョグダイヤル(ジョグエンコーダ)を備えることが注目されている。
ジョグダイヤルは、円盤状の機構の回転角および回転方向(以下「回転量」と総称する)を検知することによりユーザからの操作を受け付ける回転型セレクタである(例えば特許文献1参照)。ユーザは、ジョグダイヤルを指先で回転させることにより、カーソル移動等の操作を行うことができる。
ところで、様々な分野において用いられている遠隔操作装置(以下「リモコン」という)にも、ジョグダイヤルを備えたものがある。例えば、デジタル放送受信機を遠隔操作するリモコンである(例えば特許文献2参照)。
医療分野においても、医療従事者の負担軽減の観点から、このようなジョグダイヤルを備えたリモコンの採用が注目されている。特に上述のジョグダイヤルを備えた医療機器の場合、操作負担の軽減や操作ミスの回避の観点から、被操作装置である医療機器での操作感覚と同様の操作感覚を得られることが望ましいからである。
特開平8−212625号公報 特開2006−211125号公報
しかしながら、ジョグダイヤルを備えたリモコンの場合、ジョグダイヤルの回転量を示す情報の送信処理にある程度の時間を要することから、実際の操作に対する被操作装置の応答の遅延(以下単に「遅延」という)が生じ、ユーザに対して操作の違和感を与えるおそれがある。そこで、遅延時間を短くするために、ジョグダイヤルの回転量の送信間隔を小さくすることが考えられる。ところが、送信間隔を小さくすると、回転量に対する送信時間の相対量が増え、ジョグダイヤルの回転操作を継続している間に遅延が累積し、やはりユーザに対して操作の違和感を与えるおそれがある。
本発明の目的は、回転型セレクタの操作性を向上させることができる遠隔操作装置、遠隔操作システム、遠隔操作方法、および遠隔操作プログラムを提供することである。
本発明の遠隔操作装置は被操作装置を遠隔操作する遠隔操作装置であって、回転挙動を生じるよう操作可能に設けられた回転型セレクタを有し、前記回転型セレクタの回転量を検知する操作部と、検知された回転量を示す情報を、前記被操作装置へ送信する送信部とを有し、前記送信部は、前記回転挙動の開始時に検知された回転量を示す情報を、前記回転挙動の開始から第1の時間以内に送信し、前記回転挙動の継続中に検知された回転量を示す情報を、前記第1の時間よりも長い第2の時間が経過する毎に断続的に送信する。
本発明の遠隔操作システムは、上記遠隔操作装置と、前記被操作装置と、を有する遠隔操作システムであって、前記被操作装置は、前記遠隔操作装置から前記情報を受信する受信部と、前記受信部が受信した前記情報が示す操作に対応する処理を実行する処理実行部とを有し、前記処理実行部は、前記受信部が一度に受信した前記情報が示すクリック数が複数であるとき、1クリックに対応する処理を前記第2の時間内で分散して複数回実行する。
本発明の遠隔操作方法は、回転挙動を生じるよう操作可能に設けられた回転型セレクタを有し、被操作装置を遠隔操作する遠隔操作装置が行う遠隔操作方法であって、前記回転挙動の開始を検知するステップと、前記回転挙動の開始時の前記回転型セレクタの回転量を検知し、検知した回転量を示す情報を、前記回転挙動の開始から第1の時間以内に前記被操作装置へ送信するステップと、前記回転挙動の継続中、前記第1の時間よりも長い第2の時間が経過する毎に断続的に、前記回転型セレクタの回転量を検知し、検知した回転量を示す情報を前記被操作装置へ送信するステップとを有する。
本発明の遠隔操作プログラムは、回転挙動を生じるよう操作可能に設けられた回転型セレクタを有し、被操作装置を遠隔操作する遠隔操作装置のコンピュータに、前記回転挙動の開始を検知する処理と、前記回転挙動の開始時の前記回転型セレクタの回転量を検知し、検知した回転量を示す情報を、前記回転挙動の開始から第1の時間以内に前記被操作装置へ送信する処理と、前記回転挙動の継続中、前記第1の時間よりも長い第2の時間が経過する毎に断続的に、前記回転型セレクタの回転量を検知し、検知した回転量を示す情報を前記被操作装置へ送信する処理とを実行させる。
本発明によれば、細かい操作については遅延時間を短くし、粗い操作については遅延時間の累積を防ぐことができ、回転型セレクタの操作性を向上させることができる。
本発明の一実施の形態に係る遠隔操作システムのシステム構成図 本発明の一実施の形態における医療機器に表示される画像の一例を示す図 本発明の一実施の形態における医療機器に表示される画像の他の例を示す図 本発明の一実施の形態に係る遠隔操作装置であるリモコンの外観図 本発明の一実施の形態におけるリモコンの構成を示すブロック図 本発明の一実施の形態に係る被操作機器である医療機器の構成を示すブロック図 本発明の一実施の形態におけるリモコンの動作を示すフロー図 本発明の一実施の形態における医療機器の動作を示すフロー図 本発明の一実施の形態におけるタイミング図 本発明の一実施の形態の効果を説明するための第1の図 本発明の一実施の形態の効果を説明するための第2の図
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施の形態に係る遠隔操作システムの構成の一例を示す構成図である。
図1に示すように、遠隔操作システム100は、本発明に係る被操作装置である医療機器200と、本発明に係る遠隔操作装置であるリモコン300とを有する。リモコン300は、ユーザから操作を受け付け、受け付けた操作の内容を示す操作情報を、赤外線通信により、医療機器200へ送信する。医療機器200は、赤外線通信により、リモコン300から送信された操作情報を受信し、受信した操作情報が示す操作の内容に応じた動作を行う。すなわち、ユーザは、リモコン300を用いて、医療機器200を遠隔操作することができる。
ここでは、医療機器200を、病院の患者のベッド脇に設置されて患者の生体情報の測定、解析、表示、および記録を行う生体情報モニタとして説明を行う。医療機器200は、ジョグダイヤルを含む操作部210とLCDを含む表示部220とを有する。また、リモコン300を、ジョグダイヤルを有するリモートコントロール送信ユニットとして説明を行う。
図2は、医療機器200の表示部220に表示される画像の一例を示す図である。また、図3は、医療機器200に表示される画像の他の例を示す図である。
図2および図3に示すように、表示部220に表示される画像400は、選択可能な複数の項目410と、項目410上を移動可能なマーカ420とを含む。項目410は、数値の増減を行うことができる項目を含む。マーカ420は、リモコン300のジョグダイヤル312の回転量に対応して、複数の項目410間を移動する。そして、数値の増減が可能な項目は、リモコン300のジョグダイヤル312の回転量に対応して、値を増減させる。
図4は、リモコン300の外観の一例を示す図である。
図4に示すように、リモコン300は、操作部310および表示部320を有する。
操作部310は、複数のキースイッチ311と、ジョグダイヤル312とを有する。
各キースイッチ311は、押下される毎に、1回の押下操作を示す操作信号を、リモコン300の内部機構へ出力する。
ジョグダイヤル312は、回転型セレクタである。より具体的には、ジョグダイヤル312は、インクリメンタル方式のロータリーエンコーダスイッチであり、基準点からの回転角度に対応して、2相のパルス列を、操作信号として出力する。操作信号からは、2相のパルス列の位相差および基準点からのパルスの積算値を計算することによって、ジョグダイヤル312が基準点から左右どちらの方向に何度回転したか(回転量)を求めることができるようになっている。
ジョグダイヤル312は、等角度間隔で予め定められた複数の位置(以下「クリック位置」という)に回転角度が合う毎に、操作を行うユーザがクリック感を得られるようになっている。そして、ジョグダイヤル312は、このクリック位置の間隔を1周期として、パルスを発生する。すなわち、ジョグダイヤル312は、新たなクリック位置まで回転される毎に、クリック位置の間隔に対応する角度(以下「最小検知角度」という)での回転操作が行われたことおよびその回転方向を示す操作信号を、リモコン300の内部機構へ出力する。以下、右方向に次のクリック位置まで回転される操作を「右クリック」といい、左方向に次のクリック位置まで回転される操作を「左クリック」という。
表示部320は、LCD(liquid crystal display)321を有し、遠隔操作に関する情報を表示する。
リモコン300は、ジョグダイヤル312から出力される操作信号を、操作の内容を示す操作情報に変換し、医療機器200へ送信する。このとき、リモコン300は、ジョグダイヤル312の回転操作が開始されたとき(回転挙動の始動時)に、その回転量を示す操作情報を、即時に(第1の時間以内に)送信する。そして、リモコン300は、その後に続けて回転操作が行われているとき(回転挙動の継続中)に、その回転量を示す操作情報を、第2の時間が経過する毎に断続的に送信する。
第2の時間は、操作情報の遅延が累積しない時間、つまり、第2の時間に受け付ける回転量に対応する操作情報の送信処理に要する時間よりも長い時間である。また、第1の時間は、回転操作の開始時の医療機器200の応答がユーザに違和感を与えない時間であり、第2の時間よりも短い時間である。
したがって、リモコン300は、ジョグダイヤル312を1クリック分だけ回すといった細かい操作については、遅延時間を短くすることができ、ジョグダイヤル312を3周回すといった粗い操作については、遅延時間の累積を防ぐことができる。但し、第2の時間は、長過ぎると遅延が大きくなるため、120〜140ms(ミリ秒)程度が望ましい。
次に、各装置の構成について説明する。
図5は、リモコン300の構成の一例を示すブロック図である。
図5において、リモコン300は、キースイッチ311、ジョグダイヤル312、LCD321、スピーカ322、赤外LED(light emitting diode)331、および送信IC(integrated circuit)332を有する。
キースイッチ311は、押下操作に応じた操作信号を、送信IC332へ出力する。ジョグダイヤル312は、回転操作に応じた上述の操作信号を、送信IC332へ出力する。LCD321は、送信IC332の制御を受けて、画像表示を行う。スピーカ322は、送信IC332の制御を受けて、ブザー音等の音声の出力を行う。赤外LED331は、送信IC332の制御を受けて、指向性のある赤外光線を送出することにより、医療機器200への情報送信を行う。
送信IC332は、記憶媒体(図示せず)に格納された制御プログラムの実行により、リモコン300の各部の制御を行う。
まず、送信IC332は、キースイッチ311およびジョグダイヤル312から入力された操作信号を、操作の内容を示す操作情報に変換し、赤外LED331を介して医療機器200へ送信する。
より具体的には、送信IC332は、操作信号である2相のパルス列の位相差およびパルスの積算値から、ジョグダイヤル312が基準点から左右どちらの方向に何度(または何クリック分)回転したか(回転量)を示す操作情報を生成する。回転量は、例えば、位相弁別回路と、左クリック用のアップダウンカウンタおよび右クリック用のアップダウンカウンタとを組み合わせた回路装置により、取得することが可能である。
そして、送信IC332は、まず、回転操作の開始を検知したときを積算値の基点として、第1の時間内に行われた回転操作の操作情報を生成し、一旦、医療機器200へ送信する。ここでは、送信IC332は、1クリック分の回転操作が検知されると、即時に1クリック分の操作情報を生成して送信するものとする。
その後、回転操作が継続される場合には、送信IC332は、操作情報を生成する毎に積算値をリセットしながら、第2の時間が経過する毎に、続けて入力される操作信号から操作情報を生成して送信する。
このようなリモコン300によれば、ジョグダイヤル312の回転操作が開始されたときの操作情報については即時に送信し、その後の操作情報については第2の時間(以下、適宜「送信周期」という)が経過する毎に断続的に送信することができる。
図6は、医療機器200の構成の一例を示すブロック図である。
図6において、医療機器200は、入力部211、測定部213、LCD221、スピーカ222、赤外線受光モジュール231、CPU(central processing unit)233を有する。
入力部211は、図1の操作部210においてオペレータからの情報入力を受け付け、入力された情報をCPU233へ出力する。測定部213は、心電波形や脈拍数等の患者の生体情報を取得し、取得した生体情報をCPU233へ出力する。LCD221は、CPU233の制御を受けて画像表示(図2および図3参照)を行う。スピーカ222は、CPU233の制御を受けて、音声の出力を行う。赤外線受光モジュール231は、リモコン300から送出された赤外線を受信することにより、リモコン300から操作情報を受信し、受信した操作情報を、CPU233へ出力する。
CPU233(処理実行部)は、記憶媒体(図示せず)に格納された制御プログラムの実行により、医療機器200の各部の制御を行う。まず、CPU233は、測定部213から入力される生体情報を解析して測定情報を生成し、生成した測定情報を、LCD221を用いて表示する。
また、CPU233は、赤外線受光モジュール231を介してリモコン300から受信した操作情報に対応して、測定部213の動作およびLCD221の表示内容を制御する。より具体的には、CPU233は、受信した操作情報が複数クリック分の操作情報であるとき、1クリックに対応する処理を送信周期内で分散して複数回実行する。
このような医療機器200によれば、リモコン300から遠隔操作を受けることができる。また、送信周期毎にまとめて送信されてくる操作情報に対応する複数の処理を、時間的に分散して実行するので、医療機器200に対して直接に操作を行う場合に近い操作感覚をユーザに与えることができる。
次に、各装置の動作について説明する。
図7は、リモコン300の動作の一例を示すフロー図である。リモコン300の動作は、上述の通り、送信IC332によって制御される。また、リモコン300を用いた操作は、キースイッチ311においても行われるが、ここでは、ジョグダイヤル312の操作のみに着目して説明を行う。
まず、ステップS1100において、リモコン300は、ジョグダイヤル312の回転操作(以下単に「ジョグダイヤル操作」という)が開始されか否かを判断する。リモコン300は、例えば、ジョグダイヤル312において、右クリックか左クリックのいずれかが行われたとき、ジョグダイヤル操作が開始されたと判断する。リモコン300は、ジョグダイヤル操作が開始されると(S1100:YES)、ステップS1200へ進む。
ステップS1200において、リモコン300は、ステップS1100で検出された回転操作(ジョグダイヤル312の回転挙動の開始時に検知された回転量)の操作情報を生成し、生成した操作情報を医療機器200へ送信する。
そして、ステップS1300において、リモコン300は、ジョグスキャンを開始する。ジョグスキャンとは、送信周期内にジョグダイヤル312が左右どちらに何クリック分されたかを計算するための処理である。具体的には、リモコン300は、送信周期の計測を開始するとともに、例えば、上述の左クリック用のアップダウンカウンタおよび右クリック用のアップダウンカウンタの各値をリセットする。
そして、ステップS1400において、リモコン300は、送信周期が経過したか否かを判断する。リモコン300は、送信周期がまだ経過していない場合には(S1400:NO)、ステップS1500へ進む。
そして、ステップS1500において、リモコン300は、ジョグダイヤル操作が終了したか否かを判断する。リモコン300は、例えば、ジョグダイヤル312において1クリック分も回転操作が行われない送信周期があったとき、ジョグダイヤル操作が終了したと判断する。リモコン300は、ジョグダイヤル操作が終了していないとき(S1500:NO)、ステップS1400へ戻る。
リモコン300は、送信周期が経過する毎に(S1400:YES)、ステップS1600へ進む。
ステップS1600において、リモコン300は、直前の周期におけるジョグダイヤル312の回転量を取得し、取得した回転量を示す操作情報を、医療機器200へ送信して、ステップS1500へ進む。具体的には、リモコン300は、例えば、上述の左クリック用のアップダウンカウンタおよび右クリック用のアップダウンカウンタの各値を取得し、これら2つの値の差を、回転量として取得する。これにより、リモコン300は、指先のぶれ等の、不要な微細な動きの情報を除外することができ、操作情報の量を削減し、かつ、医療機器200の処理負荷を軽減することができる。
操作情報は、例えば、クリック操作の方向およびクリック回数毎に予め定められた、16進数2桁(8ビット)のキーデータコードの形式を取る。例えば、左クリックが2回行われたことを示す操作情報は、「08」であり、右クリックが5回行われたことを示す操作情報は、「1E」である。
送信周期にユーザが行うクリック回数の最大値は、例えば、ジョグダイヤル312の操作信号の出力間隔に下限値(例えば10ms)を設定することにより、決定することができる。送信周期におけるクリック回数の最大値が5回の場合、送信周期毎に8ビットの操作情報を送ることができれば、ユーザが意図する操作は、省略されたり送信周期以上の遅延が発生することなく送信されることになる。また、生成した操作情報を蓄積して送信周期毎にまとめて送信することも可能である。したがって、送信周期に送信可能な操作情報の最大量および許容される遅延時間との関係で、送信周期と操作情報の送信方式とを決定すればよい。
また、リモコン300は、送信周期に生成される操作情報の量が、次の送信周期内に送ることができる操作情報の最大量を超えるときには、その超える部分を省略するか、更に次の送信周期で送信するようにしてもよい。但し、このような処理が繰り返されると、操作情報の遅延が累積される。したがって、この場合には、許容される遅延時間との関係で、操作情報を格納するバッファの容量を決定すればよい。
リモコン300は、ジョグダイヤル操作が終了したとき(S1500:YES)、一連の処理を終了する。そして、リモコン300は、再びステップS1100に進み、ジョグダイヤル操作の開始の監視を行う。なお、リモコン300は、未送信のジョグダイヤル操作が残っている場合には、その操作の操作情報を生成して医療機器200へ送信してから、処理を終了することが望ましい。
このような動作により、リモコン300は、ジョグダイヤル操作が開始されたときは、その開始時の回転量を即時に送信し、ジョグダイヤル操作の継続中は、送信周期が経過する毎に直前の周期の回転量をまとめて医療機器200へ送信することができる。
図8は、医療機器200の動作の一例を示すフロー図である。医療機器200の動作は、上述の通り、CPU233によって制御される。また、医療機器200は、生体情報の取得その他の動作を行うが、ここでは、リモコン300から受信するジョグダイヤル操作の操作情報に対する処理のみに着目して説明を行う。
まず、ステップS2100において、医療機器200は、リモコン300からジョグダイヤル操作の操作情報を受信したか否かを判断し、操作情報を受信した場合には(S2100:YES)、ステップS2200へ進む。ジョグダイヤル操作の操作情報を受信したか否かの判断は、例えば、操作情報がジョグダイヤル312の回転量を示すキーデータコードであるか否かを判断することによって可能である。
ステップS2200において、医療機器200は、受信した操作情報が示す操作に対応する処理を、送信周期内で平均化して実行する。
具体的には、例えば、医療機器200は、ジョグダイヤル312において右クリックが3回行われたことを示す操作情報を受信した場合、送信周期を3等分した3つのタイミングのそれぞれで、右クリックが行われたときの処理を実行する。
図9は、遠隔操作システム100における、ユーザのジョグダイヤル操作、リモコン300の送信処理、および医療機器200の応答処理のタイミング関係を示すタイミング図である。
例えば、図9(A)に示すように、ユーザが、第1の送信周期Cで1回のクリック操作、次の第2の送信周期Cで3回のクリックが、ジョグダイヤル312で行われたとする。この場合、図9(B)に示すように、リモコン300は、第2の送信周期Cでジョグダイヤル312の1回クリックを示す操作情報を送信し、次の第3の送信周期Cでジョグダイヤル312の3回クリックを示す操作情報を送信する。これらの操作情報を受信した医療機器200は、例えば、第3の送信周期Cでジョグダイヤル312の1回クリックに対応する処理を実行し、更に次の第4の送信周期Cでジョグダイヤル312の3回クリックに対応する処理を実行する。
このとき、図9(C)に示すように、医療機器200は、ジョグダイヤル312の3回クリックに対応する処理を、第4の送信周期C内で平均化して実行する。
図9(D)は、複数の操作に対応する処理を平均化せずに実行する場合を示している。この場合、同図から分かるように、短い時間に3回クリックに対応する処理の実行を試みることになる。
比較のために例示した図9(D)の場合、医療機器200の画面400(図2および図3参照)において、例えば、マーカ420は、1クリック分移動した後、3クリック分一瞬で移動するというように、ぎこちない動きとなる。一方、本発明の図9(C)の場合、マーカ420は、ジョグダイヤル312の実際の操作に近い滑らかな動きで移動する。
このように、医療機器200は、操作情報の内容を分解し、個々の操作に対応する処理を時間的に均等に配分して実行することにより、直接に操作を行う場合に近い操作感覚をユーザに与えることができる。また、操作の対象となる機能部の処理能力が低い場合に、その機能部の応答が無かったりする等の不具合が発生するのを抑えることができる。
そして、医療機器200は、受信した操作情報に対する処理を終了すると、再び図8のステップS2100に進み、操作情報の受信の監視を行う。このとき、医療機器200は、操作情報の受信と、その前に受信完了した操作情報に対応する処理の実行とを、並行して行う。
このような動作により、医療機器200は、送信周期毎に操作の内容がまとめて送られてくることによる不具合を解消し、操作性の低下を防止することができる。
最後に、遠隔操作システム100が、細かい操作については遅延時間を短くし、粗い操作については遅延時間の累積を防ぐことができることについて説明する。
図10は、本発明の図9(A)〜図9(C)との比較のための図であり、ジョグダイヤル312の回転挙動の開始時に検知された回転量も含め、送信周期が経過する毎に送信を行うと仮定した場合のタイミング図である。
この場合、図10に示すように、最初のクリック操作の遅延時間は、送信処理に要する時間よりも長くなることがある。これに対し、本実施の形態に係る遠隔操作システム100は、上述の通り、最初のクリック操作を即時に送信し、これを起点として送信周期を開始する。したがって、図9と図10との比較からも分かるように、本実施の形態に係る遠隔操作システム100は、最初のクリック操作の遅延時間を短くすることができる。
図11は、本発明の図9(A)〜図9(C)との比較のための図であり、図10と同様のケースにおいて、送信周期毎の送信処理に要する時間よりも短い送信周期を仮定した場合のタイミング図である。
この場合、図11に示すように、最初のクリック操作の遅延時間を、送信処理に要する時間よりも短くすることができる。ところが、図11から分かるように、ジョグダイヤル操作が継続すると、遅延時間が累積し、後になればなるほど遅延時間が長くなる。これに対し、本実施の形態に係る遠隔操作システム100は、上述の通り、送信周期を送信周期毎の送信処理に要する時間以上としている。したがって、図9と図11との比較からも分かるように、本実施の形態に係る遠隔操作システム100は、ジョグダイヤル操作が継続する場合でも遅延時間の累積を防ぐことができることができる。
以上のように、本実施の形態に係る遠隔操作システム100は、ジョグダイヤル操作の開始時に検知された回転量の操作情報については即時に、ジョグダイヤル操作の継続中に検知された回転量の操作情報については送信周期が経過する毎に断続的に、それぞれ送信する。これにより、細かい操作については遅延時間を短くし、かつ、粗い操作については遅延時間の累積を防ぐことができる。
また、本実施の形態に係る遠隔操作システム100は、送信周期毎にその周期に行われた操作の内容をまとめて送信するので、1つの操作が行われる毎に操作の内容を送信する場合に比べて、操作の送信処理に要する合計時間を短縮することができる。
また、本実施の形態に係る遠隔操作システム100は、送信を行いながら操作を受け付けるので、継続的に送信処理を行うことができ、単位時間当たりに送信可能な操作情報を増大させることができる。
また、本実施の形態に係る遠隔操作システム100は、送信周期毎に送信処理を行うので、操作が行われてから送信されるまでの遅れ時間や、操作の内容のオーバフローを、低減することができる。
また、本実施の形態に係る遠隔操作システム100は、ジョグダイヤル312の回転量を常にカウントするので、例えば、クリック回数1回に対してモニタのポインタが1つ移動するというように、操作を行う際の誤差の発生を抑えることができる。
すなわち、ユーザの操作の内容を、回転型セレクタの操作性を向上させることができる。
なお、遠隔操作システム100は、ジョグダイヤル操作の開始時に、1クリック分以上の操作(例えば3クリック分の操作等)の操作情報を送信してもよい。
また、遠隔操作システム100は、固定の周期が経過する毎ではなく、ある操作情報の送信が完了する毎に、以降に行われた操作の操作情報を送信するようにしてもよい。但し、この場合には、操作情報の遅延が累積されないように、蓄積する回転量または操作情報に上限を設定することが望ましい。
また、本実施の形態は、上述の例の他にも、種々変更して実施することができる。例えば、本実施の形態における上記の構成および動作は、短時間に多くの操作を受け付けることが可能な他の機構を備えた各種遠隔操作装置および各種遠隔操作システムにおいても実現可能である。
100 遠隔操作システム
200 医療機器
210、310 操作部
211 入力部
213 測定部
220、320 表示部
221 LCD
222 スピーカ
231 赤外線受光モジュール
233 CPU
300 リモコン
311 キースイッチ
312 ジョグダイヤル
321 LCD
322 スピーカ
331 赤外LED
332 送信IC

Claims (8)

  1. 被操作装置を遠隔操作する遠隔操作装置であって、
    回転挙動を生じるよう操作可能に設けられた回転型セレクタを有し、前記回転型セレクタの回転量を検知する操作部と、
    検知された回転量を示す情報を、前記被操作装置へ送信する送信部と、を有し、
    前記送信部は、
    前記回転挙動の開始時に検知された回転量を示す情報を、前記回転挙動の開始から第1の時間以内に送信し、
    前記回転挙動の継続中に検知された回転量を示す情報を、前記第1の時間よりも長い第2の時間が経過する毎に断続的に送信する、
    遠隔操作装置。
  2. 前記第2の時間は、固定長であり、前記第2の時間に前記操作部が検知することができる操作を示す情報の最大送信時間以上の長さである、
    請求項1記載の遠隔操作装置。
  3. 前記第2の時間は、固定長であり、
    前記送信部が1回に送信することができる情報の最大送信時間は、前記第2の時間よりも短い、
    請求項1記載の遠隔操作装置。
  4. 前記送信部は、
    前記回転挙動の開始時に、前記第2の時間の計測を開始する、
    請求項1記載の遠隔操作装置。
  5. 前記回転量は、前記回転型セレクタの回転角に比例したクリック数を含む、
    請求項1記載の遠隔操作装置。
  6. 請求項1記載の遠隔操作装置と、前記被操作装置と、を有する遠隔操作システムであって、
    前記被操作装置は、
    前記遠隔操作装置から前記情報を受信する受信部と、
    前記受信部が受信した前記情報が示す操作に対応する処理を実行する処理実行部と、を有し、
    前記処理実行部は、
    前記受信部が一度に受信した前記情報が示すクリック数が複数であるとき、1クリックに対応する処理を前記第2の時間内で分散して複数回実行する、
    遠隔操作システム。
  7. 回転挙動を生じるよう操作可能に設けられた回転型セレクタを有し、被操作装置を遠隔操作する遠隔操作装置が行う遠隔操作方法であって、
    前記回転挙動の開始を検知するステップと、
    前記回転挙動の開始時の前記回転型セレクタの回転量を検知し、検知した回転量を示す情報を、前記回転挙動の開始から第1の時間以内に前記被操作装置へ送信するステップと、
    前記回転挙動の継続中、前記第1の時間よりも長い第2の時間が経過する毎に断続的に、前記回転型セレクタの回転量を検知し、検知した回転量を示す情報を前記被操作装置へ送信するステップと、を有する、
    遠隔操作方法。
  8. 回転挙動を生じるよう操作可能に設けられた回転型セレクタを有し、被操作装置を遠隔操作する遠隔操作装置のコンピュータに、
    前記回転挙動の開始を検知する処理と、
    前記回転挙動の開始時の前記回転型セレクタの回転量を検知し、検知した回転量を示す情報を、前記回転挙動の開始から第1の時間以内に前記被操作装置へ送信する処理と、
    前記回転挙動の継続中、前記第1の時間よりも長い第2の時間が経過する毎に断続的に、前記回転型セレクタの回転量を検知し、検知した回転量を示す情報を前記被操作装置へ送信する処理と、を実行させる、
    遠隔操作プログラム。
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