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JP5319604B2 - デジタル受信装置のフィルタ係数設定方法及びデジタル受信装置 - Google Patents
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デジタル受信装置のフィルタ係数設定方法及びデジタル受信装置 Download PDF

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Description

本発明は、デジタル受信装置のフィルタ係数設定方法及びデジタル受信装置に関するものである。
近年、各分野において、ユーザが所持する携帯送信機から変調信号である希望波信号を機器に向けて送信し、機器に設けた受信装置がこの希望波信号を受信し、その希望波信号を復調し、変調前の原信号の内容を正確に特定し、機器を駆動制御するための通信システムが種々提案されている。そして、この通信システムにおいて、益々、受信装置のデジタル化が進んでいる(例えば、特許文献1)。
特許文献1に示すデジタル受信装置は、FSK(Frequency Shift Keying)デジタル受信装置であって、低消費電力化を考慮し、間欠的に一定周期毎に電源がオンオフ動作し、電源オンの時に受信動作モードとなり、電源のオフの時に休止モードとなる。
そして、電源オン時の受信動作モードでは、携帯送信機から変調信号である希望波信号の受信を待つ待機状態と、希望波信号を受信している受信状態とがある。従って、デジタル受信装置は、待機状態では、希望波信号が入力されず、周囲のノイズ信号のみが入力され、受信状態では、希望波信号に併せて周囲のノイズ信号が入力されることになる。
また、このデジタル受信装置は、適応フィルタを備えている。適応フィルタは、デジタルフィルタであって、前記待機状態において、入力されてくるノイズ信号から、該ノイズ信号を除去するためにフィルタ係数を演算し逐次更新する学習処理を行い、ノイズ信号を除去するフィルタ係数が形成される。
デジタル受信装置は、待機状態においてデジタル受信装置に新規な信号(希望波信号又は新規なノイズ信号)が入力されると、希望波信号判定処理部でその新規信号がノイズ信号なのか希望波信号なのか判定をする信号処理を行う。
そして、デジタル受信装置は、希望波信号判定処理部がその新規信号が希望波信号と判定すると、デジタルフィルタはその時のフィルタ係数を使ってノイズ信号を除去して希望波信号を抽出することになる。
特開2005−73163号公報
ところで、上記デジタル受信装置では、希望波信号判定処理部がその新規信号が希望波信号でないと判定すると、対応フィルタのフィルタ係数を、ノイズ信号を除去するためにフィルタ係数を演算し逐次更新する学習処理してノイズ信号を除去するフィルタ係数を形成する。
そして、対応フィルタはその学習処理にて設定されたフィルタ係数にて新規信号からノイズ信号を除去した抽出信号を希望波信号判定処理部に出力し、希望波信号判定処理部にて抽出信号が希望波信号と判定させるようにしていた。
従って、この場合には、希望波信号判定処理部にて新規信号が希望波信号でないと判定された後に、対応フィルタのフィルタ係数について、ノイズ信号を除去するフィルタ係数を設定するための学習処理が行われるため、希望波信号判定処理部が結果を出すまでに時間を要していた。
その結果、その間、希望波信号なのか又は新規なノイズ信号なのかわからない不定な信号がデジタルフィルタから抽出されて出力テータが不定状態となる。つまり、判定の結果、新規の信号が希望波信号の場合、その判定に要する時間分、希望波信号の出力データが遅延し、通信スループットを低下させる問題があった。
反対に、新規の信号が希望波信号ではなく新規なノイズ信号の場合、その判定に要する時間分、ノイズ信号を除去するためのフィルタ係数の演算及び更新が遅延して、通信速度が遅くなるにつれて、判定開始からノイズ信号の除去完了までの動作時間が長くなる。その結果、デジタル受信装置は、待機状態において、消費電力の増大を招いていた。
本発明は、上記問題を解決するためになされたものであり、その目的は、新規な信号が希望波信号か否かの判別処理にかかる消費電力の低減を図ることができるデジタル受信装置のフィルタ係数設定方法及びデジタル受信装置を提供することにある。
請求項1に記載の発明は、受信信号を信号判定部が希望波信号でないと判定したとき、フィルタ係数を逐次更新しつつ前記受信信号中のノイズ信号を除去し、前記受信信号を前記信号判定部が希望波信号であると判定したとき、前記フィルタ係数の更新を停止して前記フィルタ係数を保持し前記受信信号中のノイズ信号を除去して前記希望波信号を抽出するフィルタ部を備えたデジタル受信装置のフィルタ係数設定方法であって、前記受信信号中のノイズ信号を除去して前記希望波信号を抽出する第1フィルタ部と第2フィルタ部を設け、新規な受信信号を受信した時、前記第1フィルタ部には、前記第1フィルタ部のフィルタ係数を逐次更新しつつ前記受信信号中の特定周波数帯の信号のノイズ信号が除去される時のフィルタ係数を求める学習処理を行わせ、前記第2フィルタ部には、前記受信した新規な受信信号を先の学習処理にて設定されたフィルタ係数を保持した状態で前記信号判定部に出力させ、前記第2フィルタ部から出力された新規な受信信号が前記信号判定部にて希望波信号と判定された時、前記第2フィルタ部のフィルタ係数を保持し、前記第1フィルタ部のフィルタ係数の学習処理を停止させ、前記第2フィルタ部から出力された新規な受信信号が前記信号判定部にて希望波信号でないと判定された時、前記第1フィルタ部のフィルタ係数の学習処理を継続させる。
請求項1に記載の発明によれば、第1フィルタ部には、新規な受信信号を受信した時、第1フィルタ部のフィルタ係数を逐次更新しつつ前記受信信号中の特定周波数帯の信号のノイズ信号が除去される時のフィルタ係数を求める学習処理を行わせる。また、第2フィルタ部には、新規な受信信号を受信した時、第1フィルタ部の先の学習処理にて設定されたフィルタ係数を第2フィルタ部のフィルタ係数に保持した状態で、受信した新規な受信信号を信号判定部に出力させる。
そして、第2フィルタ部から出力された新規な受信信号が信号判定部にて希望波信号と判定された時、第2フィルタ部のフィルタ係数を保持し、第1フィルタ部のフィルタ係数の学習処理を停止させる。反対に、第2フィルタ部から出力された新規な受信信号が信号判定部にて希望波信号でないと判定された時、第1フィルタ部のフィルタ係数の学習処理を継続させる。これによって、待機状態での動作時間を、短くでき、短くなった分、デジタル受信装置の消費電流を低減することができる。
請求項2に記載の発明は、受信信号が信号判定部にて希望波信号でないと判定されたとき、フィルタ係数を逐次更新しつつ前記受信信号中のノイズ信号を除去し、前記受信信号が前記信号判定部にて希望波信号であると判定されたとき、前記フィルタ係数の更新を停止して前記フィルタ係数を保持し前記受信信号中のノイズ信号を除去して前記希望波信号を抽出するノイズ除去部を備えたデジタル受信装置であって、前記ノイズ除去部は、前記受信信号中のノイズ信号を除去して前記希望波信号を抽出する第1フィルタ部と第2フィルタ部と、新規な受信信号を受信した時、その新規な受信信号に基づいて前記第1フィルタ部のフィルタ係数を逐次更新しつつ前記受信信号中の特定周波数帯の信号のノイズ信号が除去される時のフィルタ係数を求める学習処理を行うとともに、前記受信した新規な受信信号を、先の学習処理にて設定された第1フィルタ係数を保持した状態で前記第2フィルタ部を介して前記信号判定部に出力させるフィルタ制御部と、前記第2フィルタ部から出力された新規な受信信号が前記信号判定部にて希望波信号と判定された時、第2フィルタ部のフィルタ係数を保持し、前記第1フィルタ部のフィルタ係数の学習処理を停止させ、前記第2フィルタ部から出力された新規な受信信号が前記信号判定部にて希望波信号でないと判定された時、前記第1フィルタ部のフィルタ係数の学習処理を継続させる第2フィルタ制御部とを備えた。
請求項2に記載の発明によれば、第1フィルタ制御部は、新規な受信信号を受信した時、その新規な受信信号に基づいて第1フィルタ部のフィルタ係数を逐次更新しつつ前記受信信号中の特定周波数帯の信号のノイズ信号が除去される時のフィルタ係数を求める学習処理を行う。また、第1フィルタ制御部は、新規な受信信号を受信した時、その受信した新規な受信信号を、第1フィルタ部の先の学習処理にて設定されたフィルタ係数を第2フィルタ部に設定保持した状態で第2フィルタ部を介して信号判定部に出力させる。
第2フィルタ制御部は、第2フィルタ部から出力された新規な受信信号が信号判定部にて希望波信号と判定された時、第2フィルタ部のフィルタ係数を保持し、第1フィルタ部のフィルタ係数の学習処理を停止させる。また、第2フィルタ制御部は、第2フィルタ部から出力された新規な受信信号が信号判定部にて希望波信号でないと判定された時、第1フィルタ部のフィルタ係数の学習処理を継続させる。これによって、待機状態での動作時間を、短くでき、短くなった分、デジタル受信装置の消費電流を低減することができる。
本発明によれば、新規な信号が希望波信号か否かの判別処理にかかる消費電力の低減を図ることができる。
本実施形態のデジタル受信装置を説明するためのシステムブロック図。 本実施形態のデジタル受信装置の作用を説明するためのタイムチャート。 従来のデジタル受信装置の作用を説明するためのタイムチャート。
以下、本発明を、車両ユーザが車両キーとして所持する電子キー(携帯送信機)からの変調信号(希望波信号)を復調するデジタル受信装置に具体化した一実施形態を図面に従って説明する。
尚、車両ユーザが所持する電子キーは、その所持態様から一般的に携帯送信機と称される。そして、この電子キーからのFSK(Frequency Shift Keying)変調した希望波信号が車両側のデジタル受信装置で復調されることで、変調前の原信号の内容が特定され、その特定された内容に基づいて各種の車両機器制御が実施される。
例えば、デジタル受信装置で特定された内容が車両制御系で解析された結果、希望波信号の送信元である電子キーが当該車両に適合する正規の電子キーであると判定されたとき、この電子キーの正規の所持者による乗車を許容すべくドアロックが解除されたり、あるいは、この正規の所持者によるエンジン始動が許容される。
図1は、車両に設けたデジタル受信装置1のシステムブロック図である。
図1に示すように、デジタル受信装置1は、電子キー2から送信される希望波信号Skを受信する受信アンテナ10と、受信アンテナ10にて受信された受信信号を前処理する前処理部20と、前処理部20にて前処理された信号を入力しノイズを除去するノイズ除去部30と、ノイズ除去部30にてノイズ除去した信号を入力し受信信号に復調して内容を解析する受信部40を備えている。
デジタル受信装置1は、間欠的に、即ち、一定周期毎に電源がオンオフ動作して、電源オンの時に受信動作モードとなり、電源のオフの時に休止モードとなる。
そして、電源オン時の受信動作モードでは、電子キー2からのFSK変調した希望波信号Skの受信を待つ待機状態と、希望波信号Skを受信している受信状態とがある。従って、デジタル受信装置1は、その待機状態では、希望波信号Skが入力されず、周囲のノイズ信号Snのみが入力され、受信状態では、希望波信号Skに併せて周囲のノイズ信号Sn(即ち、希望波信号Sk、又は、希望波信号Sk及びノイズ信号Sn)が入力されることになる。
(受信アンテナ10)
受信アンテナ10は、電子キー2からの希望波信号Skを受信するための媒体である。受信アンテナ10は、前記待機状態においては、希望波信号Sk以外の信号である周囲雑音、すなわち、ノイズ信号Snが受信信号として入力され、前記受信状態においては、希望波信号Skに併せてノイズ信号Snが受信信号として入力される。
(前処理部20)
前処理部20は、受信アンテナ10にて受信された受信信号が入力信号として入力される。前処理部20は、その入力信号を周波数変換させることで、同入力信号の周波数と局部発振器による周波数との差の周波数、いわゆる中間周波数の信号を生成する。そして、前処理部20は、この中間周波数の信号をアナログ/デジタル変換してベースバンド信号を生成し、このベースバンド信号に対して帯域制限のなされた信号をノイズ除去部30へ出力する。
(ノイズ除去部30)
ノイズ除去部30は、前処理部20から入力された信号のうち特定周波数帯の信号をノイズ信号Snとして除去するためのフィルタを構成していて、第1フィルタ部31a、第2フィルタ部31b、第1信号処理部32a、第2信号処理部32b、フィルタ制御部33を有している。
第1フィルタ部31aは、デジタルフィルタであって、フィルタ制御部33にて算出された電気的に更新可能なフィルタ係数を有し、その更新可能なフィルタ係数に基づき特定周波数帯の信号をノイズ信号Snとして除去する適応フィルタを構成している。
第1信号処理部32aは、第1フィルタ部31aによるノイズ除去後の信号とノイズ除去前の信号との差分を算出する。そして、第1信号処理部32aは、その算出した差分(即ち、その時のフィルタ係数で除去されずに第1フィルタ部31aを通過した信号成分を新たに第1フィルタ部31aで除去できるようにするために、その信号成分を示唆する信号Sx)をフィルタ制御部33に出力するようになっている。
また、第1信号処理部32aは、算出した差分が所定値以上である場合には、受信アンテナ10に新たな希望波信号Skが入力された可能性があることを示す新規信号検出信号Sdをフィルタ制御部33に出力する。反対に、第1信号処理部32aは、算出した差分が所定値未満である場合には、新規信号検出信号Sdをフィルタ制御部33に出力しないようになっている。
フィルタ制御部33は、第1フィルタ部31aのフィルタ係数を記憶する不揮発性のメモリ33aを備えている。
フィルタ制御部33は、第1信号処理部32aから新規信号検出信号Sdが出力されていない場合(算出した差分が所定値未満の場合)であって、第1信号処理部32aから第1フィルタ部31aを通過した通過信号成分を示唆する信号Sxが出力されているとき、その信号成分を除去することが可能となる新たなフィルタ係数を算出するようになっている。
そして、フィルタ制御部33は、先にメモリ33aに記憶した第1フィルタ部31aのフィルタ係数を消去して、その新たに算出した最新のフィルタ係数をメモリ33aに記憶更新する。この時、フィルタ制御部33は、この更新後の最新のフィルタ係数を第1フィルタ部31aに反映(設定)させることによって、この更新後のフィルタ係数に基づき特定周波数帯の信号(ノイズ信号Sn)を第1フィルタ部31aで除去するフィルタ形成動作を実施することになる。
因みに、このフィルタ制御部33において、最新のフィルタ係数を算出し、第1フィルタ部31aのフィルタ係数をその最新のフィルタ係数に更新しながら、特定周波数帯の信号(ノイズ信号Sn)を第1フィルタ部31aにて除去していく処理を学習処理という。
ここで、フィルタ係数を逐次更新しつつ特定周波数帯の信号をノイズ信号Snとして除去するモードを適応モードと規定する。これに対して、フィルタ係数の更新を停止してその時のフィルタ係数を保持し、その保持したフィルタ係数に基づき特定周波数帯の信号をノイズ信号Snとして除去するモードを非適応モードと規定する。
この適応モードにおいて、学習処理、即ち、フィルタ係数を逐次更新が行われることによって、ノイズ除去後の信号とノイズ除去前の信号との差分が収束していき、やがて、第1フィルタ部31aを通過する信号成分を示唆する信号Sxが、第1信号処理部32aから出力されなくなる。
この時、第1フィルタ部31aを通過した信号成分を示唆する信号Sxが第1信号処理部32aから出力されなくなった時点で、フィルタ係数の演算及び更新の学習処理が終了し、ノイズ信号Snを除去する第1フィルタ部31aのフィルタ係数が形成される。
つまり、学習処理が完了すると、第1フィルタ部31aには、ノイズ信号Snを除去するフィルタ係数が設定される。そして、フィルタ制御部33は、学習処理が完了すると、非適応モードとなり、その第1フィルタ部31aのフィルタ係数を、第2フィルタ部31bのフィルタ係数に設定保持するとともにメモリ33aに記憶するようになっている。
第2フィルタ部31bは、デジタルフィルタであって、フィルタ制御部33が学習処理して得たフィルタ係数が同フィルタ制御部33にて設定保持される。第2フィルタ部31bは、フィルタ制御部33にて設定保持されたフィルタ係数を用いて、前処理部20から入力された信号からノイズ信号Snを除去し第2信号処理部32bに出力するようになっている。
第2信号処理部32bは、第2フィルタ部31bによるノイズ除去後の信号を抽出信号として受信部40の復調部41で復調できるように信号処理して受信部40に出力する。
また、フィルタ制御部33は、第1信号処理部32aから新規信号検出信号Sdが出力された場合(算出した差分が所定値以上で)であって、同第1信号処理部32aから第1フィルタ部31aを通過した信号成分を示唆する信号Sxが出力されたとき、その信号成分を除去することが可能となる新たな第1フィルタ部31aのフィルタ係数を算出するようになっている。
つまり、フィルタ制御部33は、受信アンテナ10に新たな希望波信号Skが入力された可能性がある新規信号を受信した時には、第1フィルタ部31aのフィルタ係数の学習処理を開始する。このとき、フィルタ制御部33は、最後にメモリ33aに記憶更新したフィルタ係数を第2フィルタ部31bに反映させるようになっている。従って、第2フィルタ部31bはこのフィルタ係数にて新規受信信号からノイズ信号Snを除去することになる。
換言すれば、先の学習処理にて得た第1フィルタ部31aのフィルタ係数が設定された第2フィルタ部31bを介して受信部40に出力される抽出信号を希望波信号Skと推定して(見なして)、直ちに、受信部40の判定制御部42で判定処理を実行させるようになっている。
(受信部40)
受信部40は、ノイズ除去部30によるノイズ除去後の抽出信号に基づく受信動作を行う。受信部40は、ノイズ除去後の抽出信号を復調する復調部41と、ノイズ除去後の抽出信号が電子キー2からの希望波信号Skであるか否かを判定する判定制御部42を有している。
復調部41は、ノイズ除去部30によるノイズ除去後の抽出信号を入力し復調して受信信号を生成するとともに、その受信信号を車両制御系に出力する。車両制御系は、復調部41からの受信信号、すなわち変調前の原信号の内容をパターンマッチングにより解析することで、変調信号の送信元である電子キー2が当該車両に適合する正規の電子キー2であるかどうか判定する。
そして、車両制御系は、当該車両に適合する正規の電子キー2であると判定したとき、この電子キー2の正規の所持者による乗車を許容すべくドアロックを解除したり、あるいは、この者によるエンジン始動を許容する。
判定制御部42は、ノイズ除去部30によるノイズ除去後の抽出信号を入力し、その抽出信号が正規の電子キー2からの希望波信号Skであるか否かをパターンマッチングにより判断する。
詳述すると、判定制御部42は、抽出信号が希望波信号Skであると判断した場合、受信アンテナ10に希望波信号Skが入力されたことを示す希望波判定信号Sjkをフィルタ制御部33に出力する。
反対に、判定制御部42は、抽出信号が希望波信号Skでないと判断、即ち、受信した受信信号をノイズ信号Snと判断した場合、ノイズ判定信号Sjnをフィルタ制御部33に出力する。
そして、フィルタ制御部33は、判定制御部42から希望波判定信号Sjkが出力された時、第1信号処理部32aから新規信号検出信号Sdが入力されなくなるまで、第2フィルタ部31bのフィルタ係数を保持する。
つまり、第2フィルタ部31bのフィルタ係数を保持させることで、先に希望波信号Skと推定した新規信号が推定した通り希望波信号Skなので、希望波信号Skが除去されることがないように、そのフィルタ係数の更新を停止し保持する。
また、この時、フィルタ制御部33は、第1フィルタ部31aに対する学習処理を終了し、第1フィルタ部31aのフィルタ係数を学習処理前のフィルタ係数にセットするようになっている。
反対に、フィルタ制御部33は、判定制御部42からノイズ判定信号Sjnが出力された時、先に希望波信号Skと推定した新規信号が推定とは異なるノイズ信号Snなので、そのノイズ信号Snを除去するための第1フィルタ部31aのフィルタ係数の演算及び更新、即ち、学習処理をそのまま継続するようになっている。この時、フィルタ制御部33は、第2フィルタ部31bのフィルタ係数を同第2フィルタ部31bを通過する信号をカットさせるためのフィルタ係数に設定保持する。
フィルタ制御部33は、上記と同様な処理を行い、ノイズ信号Snを除去するための第1フィルタ部31aのフィルタ係数を求める。フィルタ制御部33は、その求めた第1フィルタ部31aのフィルタ係数を、第2フィルタ部31bのフィルタ係数に設定保持するとともにメモリ33aに記憶するようになっている。
そして、第2フィルタ部31bは、フィルタ制御部33にて設定保持されたフィルタ係数を用いて、前処理部20から入力された信号中のノイズ信号Snを除去し第2信号処理部32bに出力する。
次に、デジタル受信装置1の作用について説明する。
今、フィルタ制御部33のメモリ33aに記憶されているフィルタ係数は、第1フィルタ部31aのフィルタ係数がリセット状態(全ての信号を通過する状態であって、伝達関数が「1」に相当)のときのフィルタ係数が記憶されている。従って、この時点では、第1フィルタ部31a及び第2フィルタ部31bのフィルタ係数は共にリセット状態にある。
この待機状態において、新規信号(希望波信号Sk、及び/又は、ノイズ信号Snからなる新規信号)が受信された場合、フィルタ制御部33は、第1信号処理部32aから新規信号検出信号Sdと、第1フィルタ部31aを通過した信号成分を示唆する信号Sxが入力される。
これに応答して、フィルタ制御部33は、その新規信号からノイズ信号Snを除去するように、第1フィルタ部31aのフィルタ係数の演算及び更新、即ち、リセット状態にあるフィルタ係数から学習処理を開始する。
一方、フィルタ制御部33は、第2フィルタ部31bのフィルタ係数をリセット状態のままにし、第2フィルタ部31bからの抽出された抽出信号(希望波信号Sk、及び/又は、ノイズ信号Snからなる新規信号)を希望波信号Skと推定して(見なして)、受信部40の判定制御部42に出力させる。
つまり、この時点で、受信部40の判定制御部42には、第2信号処理部32bから第2フィルタ部31bを介して抽出された抽出信号(希望波信号Sk及び/又はノイズ信号Snからなる新規信号)が直ちに入力される。この時、判定制御部42はこの新規信号が希望波信号であるか否かを解析する。
そして、判定制御部42は、抽出された抽出信号が希望波信号Skであると判定すると、フィルタ制御部33に希望波判定信号Sjk出力する。
フィルタ制御部33は、この希望波判定信号Sjkに応答して、第1信号処理部32aから新規信号検出信号Sdが入力されなくなるまで第2フィルタ部31bのフィルタ係数を保持(この時点では、リセット状態に保持)する。
つまり、第2フィルタ部31bのフィルタ係数を保持させることで、先に希望波信号Skと推定した(見なした)新規信号が推定した通り希望波信号Skなので、希望波信号Skが除去されることがないように、そのフィルタ係数を保持する。
また、この時、フィルタ制御部33は、第1フィルタ部31aに対する学習処理を終了し、第1フィルタ部31aのフィルタ係数を学習処理前のフィルタ係数(この場合、リセット状態)に戻し保持するとともにメモリ33aに記憶する。
従って、この時点で、受信された新規信号は、ノイズ信号を含まない希望波信号Skが入力されたことを意味する。
一方、判定制御部42は、抽出された抽出信号が希望波信号Skでないと判定すると、フィルタ制御部33にノイズ判定信号Sjn出力する。
フィルタ制御部33は、このノイズ判定信号Sjnに応答して、先に希望波信号Skと推定した(見なした)新規信号が推定とは異なるノイズ信号Snなので、その新規信号からノイズ信号Snを除去するように、当初から行っている第1フィルタ部31aのフィルタ係数の演算及び更新、即ち、第1フィルタ部31aに対する学習処理をそのまま継続する。
そして、フィルタ制御部33は、第1フィルタ部31aを通過した信号成分を示唆する信号Sxが消失して、新規信号からノイズ信号Snを除去するための第1フィルタ部31aのフィルタ係数が求まると、その第1フィルタ部31aのフィルタ係数を、第2フィルタ部31bのフィルタ係数に設定保持するとともにメモリ33aに記憶する。
第2フィルタ部31bは、フィルタ制御部33にて設定保持されたフィルタ係数を用いて、前処理部20から入力された信号のうちノイズ信号Snを除去し第2信号処理部32bに出力する。
これによって、受信部40の判定制御部42には、第2信号処理部32bから第2フィルタ部31bを介して抽出された新規信号からノイズ信号Snが除去された抽出信号(希望波信号Sk)が入力される。判定制御部42は、抽出された抽出信号が希望波信号Skであると判定し、フィルタ制御部33に希望波判定信号Sjnk出力する。
フィルタ制御部33は、この希望波判定信号Sjkに応答して、第1信号処理部32aから新規信号検出信号Sdが入力されなくなるまで第2フィルタ部31bのフィルタ係数を保持(この時点では、学習処理によって求めたフィルタ係数に保持)する。つまり、第2フィルタ部31bのフィルタ係数を保持させることで、新規信号からノイズ信号を除去した希望波信号Skが除去されることがないように、フィルタ係数を保持する。
また、この時、フィルタ制御部33は、第1フィルタ部31aのフィルタ係数を学習処理前のフィルタ係数(リセット状態)に戻し保持するとともにメモリ33aに記憶する。
従って、この時点で、受信された新規信号は、同新規信号からノイズ信号が除去された希望波信号Skが受信部40に入力されたことを意味する。
次に、この状態から、また新たな新規信号を受信した場合について説明する。
これに応答して、フィルタ制御部33は、この新規信号からノイズ信号Snを除去するように、第1フィルタ部31aのフィルタ係数の演算及び更新、即ち、リセット状態にあるフィルタ係数から学習処理を開始する。
また、フィルタ制御部33は、第2フィルタ部31bのフィルタ係数も先に設定保持されたフィルタ係数のままにし、第2フィルタ部31bからの抽出された抽出信号(希望波信号Sk及び/又はノイズ信号Snからなる新規信号)を希望波信号Skと推定して(見なして)受信部40の判定制御部42に出力させる。
つまり、この時点で、受信部40の判定制御部42には、第2信号処理部32bから第2フィルタ部31bを介して抽出された抽出信号(希望波信号Sk及び/又はノイズ信号Snからなる新規信号)が入力される。この時、判定制御部42はこの新規信号が希望波信号であるか否かを解析する。
そして、判定制御部42は、抽出された抽出信号が希望波信号Skであると判定すると、フィルタ制御部33に希望波判定信号Sjkを出力する。
これは、新規信号に含まれていたノイズ信号Snが先の学習処理にて除去されたノイズ信号Snと同じ信号の場合である。そのため、該ノイズ信号Snが第2フィルタ部31bのフィルタ係数にて除去されて希望波信号Skが受信部40に出力されることから、判定制御部42は、抽出された抽出信号が希望波信号Skであると判定し、希望波判定信号Sjk出力する。
フィルタ制御部33は、この希望波判定信号Sjkに応答して、第1信号処理部32aから新規信号検出信号Sdが入力されなくなるまで、第2フィルタ部31bのフィルタ係数を保持(この時点では、先に設定したフィルタ係数に保持)する。
つまり、第2フィルタ部31bのフィルタ係数を保持させることで、先に希望波信号Skと推定した(見なした)新規信号が推定した通り希望波信号Skなので、希望波信号Skが除去されることがないように、フィルタ係数を保持する。
また、この時、フィルタ制御部33は、第1フィルタ部31aのフィルタ係数を学習処理前のフィルタ係数(リセット状態)に戻し保持するとともにメモリ33aに記憶する。
従って、この時点で、受信された受信信号は、ノイズ信号Snを含まない希望波信号Skが入力されたことを意味する。
一方、判定制御部42は、抽出された抽出信号が希望波信号Skでないと判定すると、フィルタ制御部33にノイズ判定信号Sjn出力する。これは、新規信号に含まれていたノイズ信号Snが先の学習処理にて除去されたノイズ信号Snと異なる信号の場合である。そのため、該ノイズ信号Snが第2フィルタ部31bのフィルタ係数にて除去されず受信部40に出力される。その結果、判定制御部42は、抽出された抽出信号が希望波信号Skでないと判定し、ノイズ判定信号Sjn出力する。
フィルタ制御部33は、このノイズ判定信号Sjnに応答して、第2フィルタ部31bに対して、第2フィルタ部31bを通過する信号をカットさせるためのフィルタ係数に設定する。これによって、第2フィルタ部31bは、受信部40(判定制御部42)に対して新規信号(この場合、ノイズ信号Sn)を出力しないようになっている。
また、フィルタ制御部33は、このノイズ判定信号Sjnに応答して、先に希望波信号Skと推定した(見なした)新規信号が推定とは異なるノイズ信号Snなので、その新規信号からノイズ信号Snを除去するように、当初から行っているフィルタ係数の演算及び更新、即ち、第1フィルタ部31aのフィルタ係数に対する学習処理をそのまま継続する。
そして、フィルタ制御部33は、第1フィルタ部31aを通過した信号成分を示唆する信号Sxが消失するまで学習処理を行い、新規信号からノイズ信号Snを除去する第1フィルタ部31aのフィルタ係数を求める。フィルタ制御部33は、ノイズ信号Snを除去するための第1フィルタ部31aのフィルタ係数が求まると、その第1フィルタ部31aのフィルタ係数を、第2フィルタ部31bのフィルタ係数に設定保持するとともにメモリ33aに記憶する。
第2フィルタ部31bは、フィルタ制御部33にて設定保持されたフィルタ係数を用いて、前処理部20から入力された信号のうちノイズ信号Snを除去し第2信号処理部32bに出力する。
これによって、受信部40の判定制御部42には、第2信号処理部32bから第2フィルタ部31bを介して抽出された抽出信号(希望波信号Sk)が入力される。判定制御部42は、抽出された抽出信号が希望波信号Skであると判定し、フィルタ制御部33に希望波判定信号Sjk出力する。
フィルタ制御部33は、この希望波判定信号Sjkに応答して、第1信号処理部32aから新規信号検出信号Sdが入力されなくなるまで、第2フィルタ部31bのフィルタ係数を保持(学習処理によって求めたフィルタ係数に保持)する。つまり、第2フィルタ部31bのフィルタ係数を保持させることで、新規信号からノイズ信号Snを除去した希望波信号Skが除去されることがないように、フィルタ係数を保持する。
また、この時、フィルタ制御部33は、第1フィルタ部31aのフィルタ係数をその学習処理前のフィルタ係数(リセット状態)に戻し保持するとともにメモリ33aに記憶する。従って、この時点で、受信された新規信号は、同新規信号からノイズ信号が除去された希望波信号Skが入力されたことを意味する。
図2に、上記作用のタイムチャートを示す。
図2において、待機状態において、時刻t1において、ノイズ信号Snが新規信号として受信されると、新規信号は、前処理部20を介して、第1フィルタ部31a及び第2フィルタ部31bに入力される。そして、第1信号処理部32aは、新規信号が受信されたとして、新規信号検出信号Sdを出力する。また、第2フィルタ部31bに入力された信号は、第2信号処理部32bを介して、受信部40(判定制御部42)に出力される。
時刻t2おいて、新規信号検出信号Sdに応答して、フィルタ制御部33は、第1フィルタ部31aのフィルタ係数に対する学習処理を直ちに開始する。また、時刻t2において、判定制御部42は、第2信号処理部32bを介して第2フィルタ部31bから入力された抽出信号が希望波信号Skかどうかの判定処理を開始する。
そして、時刻t3において、判定制御部42による判定処理が終了し、判定制御部42から新規信号は希望波信号Skでないというノイズ判定信号Sjnが出力されると、フィルタ制御部33は、第2フィルタ部31bに対して、第2フィルタ部31bを通過している抽出している信号をカットさせるためのフィルタ係数に設定する。
これによって、以後、第2フィルタ部31bは、受信部40(判定制御部42)に対して新規信号(この場合、ノイズ信号Sn)、即ち、抽出信号を出力しない。
一方、フィルタ制御部33は、ノイズ判定信号Sjnが出力されても、第1フィルタ部31aのフィルタ係数に対する学習処理をそのまま継続させている。
そして、時刻t4において、学習処理が完了し、ノイズ信号Snを除去する第1フィルタ部31aのフィルタ係数が求められると、その第1フィルタ部31aのフィルタ係数を、第2フィルタ部31bのフィルタ係数に設定保持するとともにメモリ33aに第2フィルタ部31bのフィルタ係数として記憶するようになっている。
また、この時、フィルタ制御部33は、第1フィルタ部31aのフィルタ係数をその学習処理前のフィルタ係数(リセット状態)に戻し保持するとともにメモリ33aに第1フィルタ部31aのフィルタ係数(リセット状態)を記憶する。
このように、フィルタ制御部33の学習処理の開始は、判定制御部42の判定処理と同時に開始される。そのため、待機状態での動作時間T1は、時刻t2から時刻t4の学習処理に要する時間となる。
これに対して、従来の場合、図3に示すように、判定制御部42が判定処理を終了し、判定制御部42から新規信号は希望波信号Skでないというノイズ判定信号Sjnが出力された時から、フィルタ制御部33の学習処理が開始される。その結果、従来では、フィルタ制御部の学習処理の開始は、判定制御部42の判定処理時間分遅れる。
そのため、待機状態での動作時間T2は、判定処理に要する時間Taと学習処理に要する時間Tbを合わせた時間となる。
従って、本実施形態では、待機状態での動作時間T1が、従来の待機状態での動作時間T2より、短くなり、短くなった分、デジタル受信装置1の消費電流を低減することができる。
次に、図2において、時刻t5において、希望波信号Skが新規信号として受信されると、新規信号は、前処理部20を介して、第1フィルタ部31a及び第2フィルタ部31bに入力される。そして、フィルタ係数がリセットに設定された第1フィルタ部31aに入力された信号は、第1信号処理部32aに出力される。また、ノイズ信号Snを除去し希望波信号Skを通過させるフィルタ係数に設定された第2フィルタ部31bに入力された信号は、第2信号処理部32bを介して、受信部40に出力される。
時刻t6おいて、新規信号検出信号Sdに応答して、フィルタ制御部33は、第1フィルタ部31aのフィルタ係数に対する学習処理を直ちに開始する。また、時刻t6において、判定制御部42は、第2信号処理部32bを介して第2フィルタ部31bから入力された抽出信号(この場合、希望波信号Sk)が希望波信号Skかどうかの判定処理を開始する。
そして、時刻t7において、判定制御部42による判定処理が終了し、判定制御部42から新規信号は希望波信号Skであるという希望波判定信号Sjkが出力されると、フィルタ制御部33は、第2フィルタ部31bに対して、第2フィルタ部31bのフィルタ係数を保持し、新規信号(希望波信号Sk)を出力させ、受信部40に出力させ続ける。
因みに、図3に示すように、従来では、時刻t5において、希望波信号Skが新規信号として受信された場合、判定制御部が判定処理を終了するまでは、第2フィルタ部31bから受信部40に入力された信号(希望波信号Sk)は、信号として不定として扱われる。そのため、判定制御部が判定処理を終了し希望波信号Skと判定した後にデータ出力として、デジタル受信装置1から出力される。
従って、本実施形態では、時刻t5において、ノイズ信号Snを含まない希望波信号Skが新規信号として受信された場合には、直ちに、希望波信号Skに基づく出力データを判定制御部42の判定処理に要する時間分遅延することはなく出力でき、通信スループットを低下させることはない。
以上説明したように、本実施形態によれば、以下の作用効果を奏することができる。
(1)本実施形態によれば、新たな新規信号が受信信号として受信されたとき、フィルタ制御部33は、第1フィルタ部31aを使って、その受信信号中にノイズ信号Snを除去するための第1フィルタ部31aのフィルタ係数を求めるための学習処理を、判定制御部42の判定結果を待たずに、直ちに開始するようにした。
従って、待機状態での動作時間T1を、短くでき、短くなった分、デジタル受信装置1の消費電流を低減することができる。
(2)また、本実施形態によれば、新たな新規信号が受信信号として受信されたとき、フィルタ制御部33は、新規信号を希望波信号Skと推定して(見なして)、フィルタ係数が設定保持された第2フィルタ部31bを介して受信部40に出力した。
そして、先の学習処理で、第2フィルタ部31bのフィルタ係数がノイズ信号Snを除去し希望波信号Skを抽出するフィルタ係数に設定保持されている場合には、判定制御部42の判定処理を待つことなく、新規信号(希望波信号Sk)を希望波信号Skとして受信部40に出力する。そして、希望波信号Skに基づく出力データをデジタル受信装置1から直ちに出力するようにした。
従って、判定制御部42の判定処理に要する時間分、希望波信号Skに基づく出力データの出力が遅延することはなく、通信スループットを低下させることはない。
(3)また、本実施形態によれば、時刻t4において、判定制御部42から新規信号は希望波信号Skでないというノイズ判定信号Sjnが出力されると、フィルタ制御部33は、第2フィルタ部31bに対して、第2フィルタ部31bを通過している抽出している信号をカットさせるためのフィルタ係数に設定した。
従って、以後、第2フィルタ部31bは、受信部40(判定制御部42)に対してノイズ信号Snを出力しないとともに、ノイズ信号Snに基づく不定な出力データがデジタル受信装置1から出力されることはない。
尚、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
・上記実施形態では、判定制御部42が新規信号について希望波信号Skでないというノイズ判定信号Sjnを出力した時、フィルタ制御部33は、第2フィルタ部31bに対して、第2フィルタ部31bを通過している抽出している信号をカットさせるためのフィルタ係数に設定した。これを、そのとき、学習処理が継続され逐次更新されている第1フィルタ部31aのフィルタ係数を第2フィルタ部31bのフィルタ係数に反映させて実施してもよい。
・上記実施形態では、FSK変調方式のデジタル受信装置に具体化した。これをASK(振幅変調)方式、PSK(位相変調)方式等、いずれの変調方式のデジタル受信装置に応用し実施してもよい。
1…デジタル受信装置、2…電子キー、10…受信アンテナ、20…前処理部、30…ノイズ除去部、31a…第1フィルタ部、31b…第2フィルタ部、32a…第1信号処理部、32b…第2信号処理部、33…フィルタ制御部(第1フィルタ制御部、第2フィルタ制御部)、33a…メモリ、40…受信部、41…復調部、42…判定制御部(信号判定部)、Sd…新規信号検出信号、Sk…希望波信号、Sn…ノイズ信号、Sx…信号、Sjk…希望波判定信号、Sjn…ノイズ判定信号、T1,T2…動作時間。

Claims (2)

  1. 受信信号を信号判定部が希望波信号でないと判定したとき、フィルタ係数を逐次更新しつつ前記受信信号中のノイズ信号を除去し、前記受信信号を前記信号判定部が希望波信号であると判定したとき、前記フィルタ係数の更新を停止して前記フィルタ係数を保持し前記受信信号中のノイズ信号を除去して前記希望波信号を抽出するフィルタ部を備えたデジタル受信装置のフィルタ係数設定方法であって、
    前記受信信号中のノイズ信号を除去して前記希望波信号を抽出する第1フィルタ部と第2フィルタ部を設け、
    新規な受信信号を受信した時、前記第1フィルタ部には、前記第1フィルタ部のフィルタ係数を逐次更新しつつ前記受信信号中の特定周波数帯の信号のノイズ信号が除去される時のフィルタ係数を求める学習処理を行わせ、前記第2フィルタ部には、前記受信した新規な受信信号を先の学習処理にて設定されたフィルタ係数を保持した状態で前記信号判定部に出力させ、
    前記第2フィルタ部から出力された新規な受信信号が前記信号判定部にて希望波信号と判定された時、前記第2フィルタ部のフィルタ係数を保持し、前記第1フィルタ部のフィルタ係数の学習処理を停止させ、前記第2フィルタ部から出力された新規な受信信号が前記信号判定部にて希望波信号でないと判定された時、前記第1フィルタ部のフィルタ係数の学習処理を継続させることを特徴とするデジタル受信装置のフィルタ係数設定方法。
  2. 受信信号が信号判定部にて希望波信号でないと判定されたとき、フィルタ係数を逐次更新しつつ前記受信信号中のノイズ信号を除去し、前記受信信号が前記信号判定部にて希望波信号であると判定されたとき、前記フィルタ係数の更新を停止して前記フィルタ係数を保持し前記受信信号中のノイズ信号を除去して前記希望波信号を抽出するノイズ除去部を備えたデジタル受信装置であって、
    前記ノイズ除去部は、
    前記受信信号中のノイズ信号を除去して前記希望波信号を抽出する第1フィルタ部と第2フィルタ部と、
    新規な受信信号を受信した時、その新規な受信信号に基づいて前記第1フィルタ部のフィルタ係数を逐次更新しつつ前記受信信号中の特定周波数帯の信号のノイズ信号が除去される時のフィルタ係数を求める学習処理を行うとともに、前記受信した新規な受信信号を、先の学習処理にて設定されたフィルタ係数を保持した状態で前記第2フィルタ部を介して前記信号判定部に出力させる第1フィルタ制御部と、
    前記第2フィルタ部から出力された新規な受信信号が前記信号判定部にて希望波信号と判定された時、第2フィルタ部のフィルタ係数を保持し、前記第1フィルタ部のフィルタ係数の学習処理を停止させ、前記第2フィルタ部から出力された新規な受信信号が前記信号判定部にて希望波信号でないと判定された時、前記第1フィルタ部のフィルタ係数の学習処理を継続させる第2フィルタ制御部と、
    を備えたことを特徴とするデジタル受信装置。
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