JP5326372B2 - 金属板ラミネート用フイルム - Google Patents
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Description
従って2ピース缶に適用できるためには、金属板の成形に追随して成形されるという良好な成形性を有し、金属板に対する密着性が優れている必要がある。成形性が不十分であったり、金属板に対するフイルムの密着性が不十分な場合には、フイルムが金属板から剥がれるという、所謂デラミネート現象が起こったり、2ピース缶の容器部の作製時にフイルムが破れてしまったりするからである。
(B)/(A)≦1 (1)
融点が240〜252℃の範囲であり、ポリオキシアルキレングリコール成分に由来する炭素数が2個以上のアルキレンオキサイド単位がポリエステル樹脂組成物の全酸量に対して2〜20モル%含有する熱可塑性ポリエステル樹脂組成物よりなる金属板ラミネート用フイルムであって、前記熱可塑性ポリエステル樹脂組成物の重量平均分子量(A)が40000以上である事、かつ熱可塑性ポリエステル樹脂組成物が酸化防止剤を0.01〜1.0重量%含有すること、前記熱可塑性ポリエステル樹脂が平均粒径3μm以上の滑剤粒子を0.3〜2.0重量%含有することを特徴とするものである。
本発明におけるポリエチレンイソフタレート共重合PETとは、酸成分としてテレフタル酸及びイソフタル酸を主たる構成成分とするポリエステルである。
また、その目的を阻害しない範囲で他の共重合成分を含むことができる。
使用できる他の共重合成分のうち、ジカルボン酸成分としては、ナフタレンジカルボン酸、ジフェニルスルホンジカルボン酸、5−ナトリウムスルホイソフタル酸等の芳香族ジカルボン酸、シュウ酸,コハク酸,アジピン酸,セバシン酸,デカンジカルボン酸,マレイン酸,フマル酸,ダイマー酸等の脂肪族ジカルボン酸、p−オキシ安息香酸等のオキシカルボン酸、シクロヘキサンジカルボン酸等の脂環族ジカルボン酸が使用できる。
使用できる上記のジカルボン酸およびそれらのエステル誘導体の量は全酸成分量に対して、10モル%以下が好ましく、さらには6モル%以下が好ましい。他のジカルボン酸及びそれらのエステル誘導体の使用量が10モル%を超えるとポリエステルの熱安定性が悪くなり好ましくない。
このほか少量のアミド結合、ウレタン結合、エーテル結合、カーボネート結合等を含有する化合物を含んでいてもよい。ここで、使用できる他のグリコール成分の量は全グリコール成分に対して、10モル%以下が好ましく、さらに5モル%以下が好ましい。他のグリコール成分の使用量が10モル%を超えるとポリエステルの熱安定性が悪くなり好ましくない。
また、イソフタル成分が高濃度のポリエチレンイソフタレート共重合PETとPET樹脂を混合して使用しても良い。
上記範囲で上記成分を含有することにより、熱可塑性ポリエステルフィルムの常温、低温での弾性を付与し、また、他の樹脂層との成形密着性を向上させることが出来る。特に高速で衝撃的な変形が加わる絞り・しごき製缶時の成形性を向上させるのに効果的である。
また、上記成分を2モル%以上とすることにより、製缶時のフィルムの引裂き性不良による切り屑(ヒゲ)の蓄積による連続生産時の工程異常を防ぐことが出来る。
また、熱可塑性ポリエステル樹脂組成物中に含有されるポリオキシアルキレングリコール成分の量は、2〜10モル%がさらに好適で、3〜6モル%が特に好適である。
炭素数が2個上のアルキレンオキサイド単位からなるポリオキシアルキレングリコールとしては、ポリエチレングリコール(炭素数2)、ポリトリメチレングリコール(炭素数3)、ポリテトラメチレングリコール(炭素数4)、ポリヘキサメチレングリコール(炭素数6)などが挙げられ、これらの成分のうち1種を単独で用いても良いが、2種以上の成分を混合して用いても良い。ポリオキシアルキレングリコールの平均分子量は500〜3000の範囲のものを好適に用いることができ、平均分子量が800〜2000の範囲のものがさらに好ましい。
このとき、ブロック共重合体中のポリオキシアルキレングリコールの比率は20〜60重量%が好適であり、さらには30〜50重量%が好適である。
これは製缶時のダイスとの離型性を得る為である。鋼板などの剛性の高い金属板などでは、製缶時の摩擦により製缶時の温度が上昇しやすい。特に外面フイルムにおいては、高温での滑り性を付与しこの問題を回避する事が必要とされる。ここで、150℃環境下で2kgの荷重をかけた鋼球を滑走子とする該フイルム表面の動摩擦係数が0.20を越えると製缶時の該フイルムとダイスとの離型性が低下し、製缶温度を上昇させてしまい、結果的にダイスとのケズレとカジリを発生させてしまう事となる。
また、上記の動摩擦係数を得る為には、中心面平均粗さ(SRa)が0.2μm以上が好ましく、さらに0.30μm以上が好ましく、特に0.35μm以上とすることが好ましい。さらに、リメルト後の表面粗さを最大高さ(SRmax)が4μm以上とすることが好ましい。
上記の中でもシリカ粒子、メタアクリル酸エステルとジビニルベンゼン、ジビニルスルホン、エチレングリコールジメタアクリレート、トリメチロールプロパントリメチルアクリレート、ペンタエリスリトールテトラメチルアクリレート等の架橋性単量体との共重合体からなる架橋粒子(架橋PMMA粒子など)が製缶性の点で好ましい。特にメタアクリル酸エステルとジビニルベンゼン、ジビニルスルホン、エチレングリコールジメタアクリレート、トリメチロールプロパントリメチルアクリレート、ペンタエリスリトールテトラメチルアクリレート等の架橋性単量体との共重合体からなる架橋粒子は150℃環境下で2kgの荷重をかけた鋼球を滑走子とする該フイルム表面の動摩擦係数が同じ他の粒子と比較しても製缶性に優れる。
また、このとき、金属基体上に貼り合わせて存在するフイルムを270℃の熱によって再溶融(所謂リメルト処理)し急速に冷却させ製缶加工した後の重量平均分子量(B)が40000以上である事が、製缶後のカジリやボケを低減する上で、具体的な数値範囲として好ましい。
上記で述べたような本発明で使用されるフィルムを金属基体上に貼り合わせて存在するフイルムを270℃の熱によって再溶融(所謂リメルト処理)し急速に冷却させた後の重量平均分子量(A)、及び、金属基体上に貼り合わせて存在するフイルムを270℃の熱によって再溶融(所謂リメルト処理)し急速に冷却させ製缶加工した後の重量平均分子量(B)の関係が下記式(1)を満たすことが好ましく、リメルトにより分子量がむしろ大きくなるものは適さない。
(B)/(A)≦1 (1)
上記2.の方法において、環状三量体の含有量の少ないポリエステルを製造する方法も限定されず、固相重合法;重合後、減圧加熱処理により、あるいは水または有機溶剤による抽出により環状三量体を抽出除去する方法;及びこれらの方法を組合せた方法などが挙げられる。特に、固相重合法により環状三量体含有量の少ないポリエステルを製造した後、得られたポリエステルを水で抽出してさらに環状三量体を低減させる方法は、フイルム形成工程での環状三量体の生成量が押さえられるので最も好ましい。
その場合リメルト後のフイルム強度を14N〜10N/15mmの範囲とする為には、イソフタル成分を0.5〜1.5mol%の範囲とする事が好ましい。フイルム強度が10N/15mm未満である場合所謂ボケが発生し、14Nを超える場合、成形不良が発生し、共に収率が低下する為好ましくない。
本発明のフイルムラミネート金属容器には、必要に応じて印刷等を施してもよく、また製缶工程・印刷工程等の後、再リメルト処理を行ってもかまわない。
(1)150℃環境下での鋼球を滑走子とした動摩擦測定(鋼球μ)
リメルトアルミ板の測定箇所に、150℃の環境下にて鋼球3個(JIS B1501規格に準じる。直径12.7mmΦ)を三角形状に頂点間の距離が各25mmとなるように配置、固定させ、前記測定箇所と3点で接触(各鋼球で頂点1点ずつ接触)するように滑走子(重量=2.0kg)をセットし、200mm/分で滑走させた時の動摩擦係数を測定した。
リメルトアルミ板のリメルトフィルムを表面粗さ測定器(Surfcorder ET−30HK 小坂研究所製)を用いて測定した。
ここで中心面とは、平面と断面曲面との偏差の2乗和が平面に対して上下で等しく、かつ、最小になる平面を意味する。
中心面平均粗さは、SRaで表され、粗さ曲線の中心面上に直交座標軸X、Y軸を置き、中心面に直交する軸をZ軸とし、粗さ局面をf(x,y)、基準面の大きさLx、Lyとしたとき、下記の式で与えられる値を意味する。
SRa=1/(Lx×Ly)∫0 Lx∫0 Ly|f(x,y)|dx・dy
フィルムを2mgサンプリングした。それぞれ、HFIP/クロロホルム=2/3(v/v) 0.4mlに浸漬し、溶解後、クロロホルムで8mlに定容した。0.2μmのメンブランフィルターで濾過し、濾液をGPCに供した。
装置:TOSOH HLC−8220GPC
カラム:TSKgel SuperHM−H×2+TSKgel SuperH2000
(TOSOH)
溶媒:クロロホルム/HFIP=98/2(v/v)、
流速:0.6ml/min
濃度:0.025%
温度:40℃
検出器:UV 254nm
分子量は標準ポリスチレン(PS)換算で計算した。
リメルト金属板あるいは製缶品の場合は、それぞれを塩酸処理にてアルミを除去し、フィルムのみを分離して、サンプルを得た。
表1及び表2では、フィルムを金属基体上に貼り合わせて存在するフイルムを270℃の熱によって再溶融(所謂リメルト処理)し急速に冷却させた後のフィルムの分子量を分子量A、製缶品のフィルムの分子量を分子量Bと表記する。
試料として切り出した。理学電機製蛍光エックス線装置(装置名:ZSX100e)を用い、分析径を30mmΦとして各試料1枚を上面及び下面から測定し、PET用検量線を用いて不活性粒子量に換算した。
真空乾燥機にて終夜乾燥させた被覆用フイルム試料にイオンプラズマエッチング処理を行い、ベースフィルムの(I),(II)層中に含有されている不活性粒子を露出させた。次いで、走査型電子顕微鏡(SEM)を用い、粒子の大きさにあわせて適宜倍率を変え写真撮影を行った。少なくとも100点以上の粒子の円相当径を画像処理装置にて求め、粒子の個数で除して個数基準の平均粒子径(μm)を求めた。写真撮影された粒子のコントラストが弱い場合には、OHPフイルムに粒子の輪郭を極細マジックペンでトレースし、該トレース像を画像処理装置にて粒子の円相当径を求めた。
また、ポリエステルに粒子を添加する前の紛体状態の粒子は、SEM試料台に両面テープを張り、その上に紛体を薄くのせ、カーボン蒸着後、走査型電子顕微鏡(SEM)を用い、粒子の大きさにあわせて適宜倍率を変え写真撮影を行った。少なくとも100点以上の粒子の円相当径を画像処理装置にて求め、粒子の個数で除して個数基準の平均粒子径(μm)を求めた。
ラミネート金属板を絞り加工によってカップに成形した後、80缶/分の速度で下記成形条件で再絞り・しごき加工によって300缶連続製缶し、成形缶外面に起るカジリの程度を目視観察し、発生缶数の比率を下記評価基準として設定し、○を実用性ありと評価した。
ここでいうカジリとは製缶時に生じるもので、成形缶外面と成形治具との接触により生じるもので、線状のものが多い。
○:缶外面のカジリ発生率5%以下
△:缶外面のカジリ発生率30%〜6%
×:缶外面のカジリ発生率31%以上
(成形条件)ブランク径:152mm、絞り比:1.60、再絞り比:1.44、缶胴側壁部のしごき率:56%〔ただし、しごき率は(t0−t1)/t0×100、t0:加工前の板厚、t1:加工後の缶胴側壁部の板厚から算出する〕
絞りしごき加工した。
上記(5)で得られたサンプルの成形缶外面に発生する薄い艶ボケの有無を目視観察し、発生缶数の比率を下記評価基準として設定し、○を実用性ありと評価した。
ここでいう艶ボケとは製缶時に生じるもので、成形缶外面と成形治具との接触により生じるもので、点状のものが多い。
○:缶外面のボケ発生率5%以下
△:缶外面のボケ発生率30%〜6%
×:缶外面のボケ発生率31%以上
上記(5)の処理を行った缶から、希塩酸によって金属部を溶解除去し、フイルムのみを取り出した。23℃の環境下で、引っ張り試験機を用い、200mm/minの引張速度で該フィルムの横方向の破断強度測定を行った。この破断曲線より、300%伸長時の強度を得た。
A:ポリエチレンテレフタレート(IV=0.73)
投入口、温度計、圧力計及び精留塔付留出管、撹拌翼を備えた反応装置にテレフタル酸100重量部に対して、エチレングリコール82重量部(エチレングリコール/テレフタル酸のモル比=2.2)、酸成分に対して酸化ゲルマニウムをGe元素として0.05モル%、酢酸マグネシウムをMg元素として0.05モル%を仕込み、撹拌しながら窒素を導入し系内の圧力を0.3MPaに保ち、温度230℃〜250℃で生成する水を系外に留去しながらエステル化反応を行った。反応終了後、250℃にて、リン酸トリメチルをP量として0.04モル%加え、昇温しながら徐々に減圧し、275℃、1.0hPa以下の真空下で重縮合反応を行い、得られた固有粘度0.73のポリエステル(PET)樹脂を用いた。
B:ポリエチレンテレフタレート・イソフタレート(エチレンイソフタレートの繰り返し単位10モル%、IV=0.74、エチレンテレフタレート環状三量体は0.5重量%含有)。
投入口、温度計、圧力計及び精留塔付留出管、撹拌翼を備えた反応装置にテレフタル酸90重量部、イソフタル酸10重量部、エチレングリコール82重量部(エチレングリコール/全酸成分のモル比=2.2)、酸成分に対して酸化ゲルマニウムをGe元素として0.05モル%、酢酸マグネシウムをMg元素として0.05モル%を仕込み、撹拌しながら窒素を導入し系内の圧力を0.3MPaに保ち、温度230℃〜250℃で生成する水を系外に留去しながらエステル化反応を行った。反応終了後、250℃にて、リン酸トリメチルをP量として0.04モル%加え、昇温しながら徐々に減圧し、275℃、1.0hPa以下の真空下で重縮合反応を行いポリエステルを得た。ついで、このポリエステルを200℃、1.0hPaの真空下で12時間加熱処理して、PET−I(10)を得た。得られたポリエステルの極限粘度は0.74(dl/g)、エチレンテレフタレート環状3量体は0.5重量%であった。
C:ポリテトラメチレンテレフタレート−ポリテトラメチレンオキサイドブロック共重合ポリエステル
投入口、温度計、圧力計及び精留塔付留出管、撹拌翼を備えた反応装置に、テレフタル酸ジメチル100重量部に対して、1,4−ブタンジオール75重量部、ポリテトラメチレングリコール(平均分子量1000)75重量部、ノルマルブチルチタネート0.05重量部を仕込み、190℃〜230℃で生成するメタノールを系外に留出しながらエステル交換反応を行った。反応終了後、テトラノルマルブチルチタネート0.05重量部、およびリン酸0.025重量部を添加し250℃、減圧下(1.0hPa以下)で重縮合反応を行い、得られた共重合ポリエステル(ポリテトラメチレンテレフタレート−ポリテトラメチレンオキサイドブロック共重合、ポリテトラメチレンオキサイドの比率40重量%、極限粘度0.75)を得た。(銘柄GP301 東洋紡製)
D:酸化防止剤5重量%含有ポリエステル
ポリエステルAを95重量部に対して、フェノール系酸化防止剤(イルガノックス1010、チバガイギー社製)5重量部を2軸押出機にて溶融混練して、酸化防止剤5重量%含有ポリエステル樹脂(D)を得た。
E:滑剤マスターバッチ(1)
ポリエステルAを90重量部に対して、平均粒径5μmのSiO210重量部を2軸押出機にて溶融混練して、SiO210重量%含有ポリエステル樹脂(E)を得た。
F:滑剤マスターバッチ(2)
ポリエステルAを90重量部に対して、平均粒径5μmの架橋PMMA10重量部を2軸押出機にて溶融混練して、架橋PMMA10重量%含有ポリエステル樹脂(F)を得た。
G:滑剤マスターバッチ(3)
ポリエステルAを90重量部に対して、平均粒径3μmのSiO210重量部を2軸押出機にて溶融混練して、SiO210重量%含有ポリエステル樹脂(G)を得た。
H:滑剤マスターバッチ(4)
ポリエステルAを90重量部に対して、平均粒径2μmのSiO210重量部を2軸押出機にて溶融混練して、SiO210重量%含有ポリエステル樹脂(G)を得た。
〔ポリエステルフィルムの作製〕
原料としてポリエステルA/B/C/D/E=32/50/4/4/10(重量%)を100℃で24時間乾燥し、単軸押出機を用いて270℃で溶融させた後、Tダイより層状に冷却ロール上に押出し未延伸シートを得た。該未延伸シートを予熱温度80℃、延伸温度100℃で縦方向に3.3倍延伸し、さらにテンターで予熱温度80℃、延伸温度100℃で横方向に3.7倍延伸した後、180℃で8秒間熱処理して厚みが10μmのポリエステルフィルムを得た
予熱したアルミ板の両面に、上記で作製したポリエステルフィルムとアルミ板とが接するように、ニップロール間を通過させてラミネートした後、熱処理を行い、直後に10〜40℃の水槽中で急冷し、両面にフィルムがラミネートされたアルミ板を得た。ラミネート時には、初期密着性や張力変動、ニップロールへの巻付け等もなく、本実施例の積層フィルムのラミネート適性は良好であった。
次に該フィルムラミネートアルミ板を、270℃で90Sec加熱処理した後空冷し更に水中急冷して、リメルトアルミ板を作製した。リメルトにおいては分子量の低下も発生せず、150℃環境下での鋼球を滑走子とした動摩擦係数も良好なリメルト板を得られた。
上記で作製したリメルトアルミ板を、板厚減少率30%となるように、絞りしごき成形を行なって、フィルムラミネート金属容器を成形した。得られた製缶品はフイルムの分子量低下もなく、150℃環境下での鋼球を滑走子とした動摩擦係数も良好であり、外面のカジリや破れはなく、製缶性に優れていた。
原料としてポリエステルA/B/C/D/F=32/50/4/4/10(重量%)とした以外、これ以降の製膜・製缶工程、評価については実施例1に準ずる。
できた製缶品は、実施例1と同様に、150℃環境下での鋼球を滑走子とした動摩擦係数も良好であり、外面のカジリや破れはなく、製缶性に優れていた。
原料としてポリエステルA/B/C/D/G=32/50/4/4/10(重量%)とした以外、これ以降の製膜・製缶工程、評価については実施例1に準ずる。
できた製缶品は、実施例1と同様に、150℃環境下での鋼球を滑走子とした動摩擦係数も良好であり、外面のカジリや破れはなく、製缶性に優れていた。
原料としてポリエステルA/B/C/D/E=52/30/4/4/10(重量%)とした以外、これ以降の製膜・製缶工程、評価については実施例1に準ずる。
できた製缶品は、実施例1と同様に、150℃環境下での鋼球を滑走子とした動摩擦係数も良好であり、外面のカジリや破れはなく、製缶性に優れていた。
原料としてポリエステルA/B/C/D/E=34/50/5/1/10(重量%)とした以外、これ以降の製膜・製缶工程、評価については実施例1に準ずる。
できた製缶品は、実施例1と同様に、150℃環境下での鋼球を滑走子とした動摩擦係数も良好であり、外面のカジリや破れはなく、製缶性に優れていた。
原料としてポリエステルA/B/C/D/H=32/50/4/4/10(重量%)とした以外、これ以降の製膜・製缶工程、評価については実施例1に準ずる。
できた飲料缶は、分子量低下等はないものの、製缶時のカジリが頻発し実施例での品質には及ばなかった。
原料としてポリエステルA/B/C/D/E=41.7/50/4/4/0.3(重量%)とした以外、これ以降の製膜・製缶工程、評価については実施例1に準ずる。
できた飲料缶は、分子量低下等はないものの、製缶時のカジリが頻発し実施例での品質には及ばなかった。
原料としてポリエステルA/B/C/D/E=35.9/50/4/0.1/10(重量%)とした以外、これ以降の製膜・製缶工程、評価については実施例1に準ずる。
できた飲料缶は、分子量低下が発生し、製缶性が低下し実施例での品質には及ばなかった。
原料としてポリエステルA/B/C/D/E=0/76/4/4/10(重量%)とした以外、これ以降の製膜・製缶工程、評価については実施例1に準ずる。
できた飲料缶は、融点が低下したため製缶性が低下し実施例での品質には及ばなかった。
A:ポリエチレンテレフタレート(IV=0.73)
投入口、温度計、圧力計及び精留塔付留出管、撹拌翼を備えた反応装置にテレフタル酸100重量部に対して、エチレングリコール82重量部(エチレングリコール/テレフタル酸のモル比=2.2)、酸成分に対して酸化ゲルマニウムをGe元素として0.05モル%、酢酸マグネシウムをMg元素として0.05モル%を仕込み、撹拌しながら窒素を導入し系内の圧力を0.3MPaに保ち、温度230℃〜250℃で生成する水を系外に留去しながらエステル化反応を行った。反応終了後、250℃にて、リン酸トリメチルをP量として0.04モル%加え、昇温しながら徐々に減圧し、275℃、1.0hPa以下の真空下で重縮合反応を行い、得られた固有粘度0.73のポリエステル(PET)樹脂を用いた。
B:ポリエチレンテレフタレート・イソフタレート(エチレンイソフタレートの繰り返し単位10モル%、IV=0.74、エチレンテレフタレート環状三量体は0.5重量%含有)。
投入口、温度計、圧力計及び精留塔付留出管、撹拌翼を備えた反応装置にテレフタル酸90重量部、イソフタル酸10重量部、エチレングリコール82重量部(エチレングリコール/全酸成分のモル比=2.2)、酸成分に対して酸化ゲルマニウムをGe元素として0.05モル%、酢酸マグネシウムをMg元素として0.05モル%を仕込み、撹拌しながら窒素を導入し系内の圧力を0.3MPaに保ち、温度230℃〜250℃で生成する水を系外に留去しながらエステル化反応を行った。反応終了後、250℃にて、リン酸トリメチルをP量として0.04モル%加え、昇温しながら徐々に減圧し、275℃、1.0hPa以下の真空下で重縮合反応を行いポリエステルを得た。ついで、このポリエステルを200℃、1.0hPaの真空下で12時間加熱処理して、PET−I(10)を得た。得られたポリエステルの極限粘度は0.74(dl/g)、エチレンテレフタレート環状3量体は0.5重量%であった。
C:ポリテトラメチレンテレフタレート−ポリテトラメチレンオキサイドブロック共重合ポリエステル
投入口、温度計、圧力計及び精留塔付留出管、撹拌翼を備えた反応装置に、テレフタル酸ジメチル100重量部に対して、1,4−ブタンジオール75重量部、ポリテトラメチレングリコール(平均分子量1000)75重量部、ノルマルブチルチタネート0.05重量部を仕込み、190℃〜230℃で生成するメタノールを系外に留出しながらエステル交換反応を行った。反応終了後、テトラノルマルブチルチタネート0.05重量部、およびリン酸0.025重量部を添加し250℃、減圧下(1.0hPa以下)で重縮合反応を行い、得られた共重合ポリエステル(ポリテトラメチレンテレフタレート−ポリテトラメチレンオキサイドブロック共重合、ポリテトラメチレンオキサイドの比率40重量%、極限粘度0.75)を得た。(銘柄GP301 東洋紡製)
D:酸化防止剤5重量%含有ポリエステル
ポリエステルAを95重量部に対して、フェノール系酸化防止剤(イルガノックス1010、チバガイギー社製)5重量部を2軸押出機にて溶融混練して、酸化防止剤5重量%含有ポリエステル樹脂(D)を得た。
E:滑剤マスターバッチ(1)
ポリエステルAを90重量部に対して、平均粒径5μmのSiO210重量部を2軸押出機にて溶融混練して、SiO210重量%含有ポリエステル樹脂(E)を得た。
F:滑剤マスターバッチ(2)
ポリエステルAを90重量部に対して、平均粒径5μmの架橋PMMA10重量部を2軸押出機にて溶融混練して、SiO210重量%含有ポリエステル樹脂(F)を得た。
G:滑剤マスターバッチ(3)
ポリエステルAを90重量部に対して、平均粒径3μmのSiO210重量部を2軸押出機にて溶融混練して、SiO210%重量含有ポリエステル樹脂(G)を得た。
H:滑剤マスターバッチ(4)
ポリエステルAを90重量部に対して、平均粒径2μmのSiO210重量部を2軸押出機にて溶融混練して、SiO210重量%含有ポリエステル樹脂(G)を得た。
〔ポリエステルフイルムの作製〕
原料としてポリエステルA/B/C/D/E=67/15/4/4/10(重量%)を100℃で24時間乾燥し、単軸押出機を用いて270℃で溶融させた後、Tダイより層状に冷却ロール上に押出し未延伸シートを得た。該未延伸シートを予熱温度80℃、延伸温度100℃で縦方向に3.3倍延伸し、さらにテンターで予熱温度80℃、延伸温度100℃で横方向に3.7倍延伸した後、180℃で8秒間熱処理して厚みが10μmのポリエステルフイルムを得た
予熱したアルミ板の両面に、上記で作製したポリエステルフイルムと金属板とが接するように、ニップロール間を通過させてラミネートした後、熱処理を行い、直後に10〜40℃の水槽中で急冷し、両面にフイルムがラミネートされた金属板を得た。ラミネート時には、初期密着性や張力変動、ニップロールへの巻付け等もなく、本実施例の積層フィルムのラミネート適性は良好であった。
次に該フイルムラミネート金属板を、270℃で90Sec加熱処理した後空冷し更に水中急冷して、リメルト金属板を作製した。リメルトにおいては分子量の低下も発生せず、150℃環境下での鋼球を滑走子とした動摩擦係数も良好なリメルト板を得られた。
上記で作製したリメルト金属板を、板厚減少率30%となるように、絞りしごき成形を行なって、フイルムラミネート金属容器を成形した。得られた製缶品はフイルムの分子量低下もなく、150℃環境下での鋼球を滑走子とした動摩擦係数も良好であり、外面のカジリやボケはなく、製缶性に優れていた。
原料としてポリエステルA/B/C/D/F=67/15/4/4/10(重量%)とした以外、これ以降の製膜・製缶工程、評価については実施例6に準ずる。
できた製缶品は、実施例−1と同様に、150℃環境下での鋼球を滑走子とした動摩擦係数も良好であり、外面のカジリや破れはなく、製缶性に優れていた。
原料としてポリエステルA/B/C/D/G=67/15/4/4/10(重量%)とした以外、これ以降の製膜・製缶工程、評価については実施例6に準ずる。
できた製缶品は、実施例6と同様に、150℃環境下での鋼球を滑走子とした動摩擦係数も良好であり、カジリやボケはなく、製缶性に優れていた。
原料としてポリエステルA/B/C/D/E=74/8/4/4/10(重量%)とした以外、これ以降の製膜・製缶工程、評価については実施例6に準ずる。
できた製缶品は、実施例6と同様に、150℃環境下での鋼球を滑走子とした動摩擦係数も良好であり、カジリやボケはなく、製缶性に優れていた。
原料としてポリエステルA/B/C/D/E=70/15/4/1/10(重量%)とした以外、これ以降の製膜・製缶工程、評価については実施例6に準ずる。
できた製缶品は、実施例6と同様に、150℃環境下での鋼球を滑走子とした動摩擦係数も良好であり、カジリやボケはなく、製缶性に優れていた。
原料としてポリエステルA/B/C/D/H=67/15/4/4/10(重量%)とした以外、これ以降の製膜・製缶工程、評価については実施例16に準ずる。
できた飲料缶は、分子量低下等はないものの、製缶時のカジリが頻発し実施例での品質には及ばなかった。
原料としてポリエステルA/B/C/D/E=70.9/15/4/0.1/10(重量%)とした以外、これ以降の製膜・製缶工程、評価については実施例16に準ずる。
できた飲料缶は、分子量低下が発生し、製缶性が低下し実施例での品質には及ばなかった。
原料としてポリエステルA/B/C/D/E=76.7/15/4/4/0.3(重量%)とした以外、これ以降の製膜・製缶工程、評価については実施例6に準ずる。
できた飲料缶は、製缶時のカジリが頻発し実施例での品質には及ばなかった。
Claims (9)
- 融点が240〜252℃の範囲であり、ポリオキシアルキレングリコール成分に由来する炭素数が2個以上のアルキレンオキサイド単位がポリエステル樹脂組成物の全酸量に対して2〜20モル%含有する熱可塑性ポリエステル樹脂組成物よりなる金属板ラミネート用フイルムであって、
金属基体上に貼り合わせて存在するフイルムを270℃の熱によって再溶融(所謂リメルト処理)し急速に冷却させた後の、150℃環境下で2kgの荷重をかけた鋼球を滑走子とする該フイルム表面の動摩擦係数が0.20以下である事、
かつ前記フィルムを金属基体上に貼り合わせて存在するフイルムを270℃の熱によって再溶融(所謂リメルト処理)し急速に冷却させた後の重量平均分子量(A)及び、金属基体上に貼り合わせて存在するフイルムを270℃の熱によって再溶融(所謂リメルト処理)し急速に冷却させ製缶加工した後の重量平均分子量(B)が共に40000以上である事、
かつ前記フィルムを金属基体上に貼り合わせて存在するフイルムを270℃の熱によって再溶融(所謂リメルト処理)し急速に冷却させた後の重量平均分子量(A)、及び、金属基体上に貼り合わせて存在するフイルムを270℃の熱によって再溶融(所謂リメルト処理)し急速に冷却させ製缶加工した後の重量平均分子量(B)の関係が下記式(1)を満たすことを特徴とする金属板ラミネート用フイルム。
(B)/(A)≦1 (1) - 請求項1に記載の熱可塑性ポリエステル樹脂組成物が酸化防止剤を0.01〜1.0重量%含有することを特徴とする金属板ラミネート用フイルム。
- 請求項1に記載の熱可塑性ポリエステル樹脂組成物が、不活性粒子を0.05〜2.0重量%含有する事を特徴とする金属板ラミネート用フイルム。
- 請求項1に記載のフイルムが前記フィルムを金属基体上に貼り合わせて存在するフイルムを270℃の熱によって再溶融(所謂リメルト処理)し急速に冷却させ製缶加工した缶よりサンプリングしたフイルムの300%伸張強度が、14N〜10N/15mmの範囲にあることを特徴とする絞りしごき缶被覆用フイルム。
- 請求項4記載の絞りしごき缶被覆用フイルムを金属板に被覆したことを特徴とするフィルムラミネート金属板。
- 請求項5記載のフイルムラミネート金属板を製缶してなることを特徴とする絞りしごき缶。
- 融点が240〜252℃の範囲であり、ポリオキシアルキレングリコール成分に由来する炭素数が2個以上のアルキレンオキサイド単位がポリエステル樹脂組成物の全酸量に対して2〜20モル%含有する熱可塑性ポリエステル樹脂組成物よりなる金属板ラミネート用フイルムであって、
前記熱可塑性ポリエステル樹脂組成物の重量平均分子量(A)が40000以上である事、
かつ熱可塑性ポリエステル樹脂組成物が酸化防止剤を0.01〜1.0重量%含有すること、前記熱可塑性ポリエステル樹脂が平均粒径3μm以上の滑剤粒子を0.3〜2.0重量%含有することを特徴とする金属板ラミネート用フイルム。 - ポリエステルフィルムをラミネートしたラミネート金属板であって、前記フィルムが融点が240〜252℃の範囲であり、ポリオキシアルキレングリコール成分に由来する炭素数が2個以上のアルキレンオキサイド単位がポリエステル樹脂組成物の全酸量に対して2〜20モル%含有する融点が240〜252℃の範囲にあり、
熱可塑性ポリエステル樹脂組成物よりなり、
金属基体上に貼り合わせて存在するフイルムを270℃の熱によって再溶融(所謂リメルト処理)し急速に冷却させた後の中心面表面粗さが0.2以上であり、
かつ金属基体上に貼り合わせて存在するフイルムを270℃の熱によって再溶融(所謂リメルト処理)し急速に冷却させた後の重量平均分子量(A)が40000以上である事を特徴とするラミネート金属板。 - 請求項8記載のラミネート金属板を製缶してなる金属缶。
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