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JP5327951B2 - 飲料抽出装置 - Google Patents
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JP5327951B2 - 飲料抽出装置 - Google Patents

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Description

本発明は、抽出原料と湯とを用いて飲料を抽出する飲料抽出装置に関する。
従来、飲料をカップに入れて販売するカップ式飲料自動販売機などの飲料抽出装置では、例えば、抽出原料としてコーヒー豆を使用するレギュラーコーヒーを抽出する場合、抽出容器と液受ブロックとをフィルタを挟んで組み合わせた状態で、コーヒー豆をミルで挽いたコーヒー粉末および湯を抽出容器に供給し、この抽出容器内でコーヒー粉末と湯とを混合してコーヒー飲料を抽出する。そして、チューブポンプにより、液受ブロック内を大気圧より負圧にして抽出容器のコーヒー飲料をフィルタを通じて液受ブロックに吸引し、液受ブロックに吸引して取り出されたコーヒー飲料をカップに送液している。
抽出容器からコーヒー飲料を取り出し終えたら、チューブポンプを停止させ、抽出容器と液受ブロックとを離反させてフィルタおよびこのフィルタに捕獲された使用済みコーヒー粉末が移動する間隙を確保した後、フィルタを移動させることにより、抽出容器と液受ブロックとの間に対して、使用済みコーヒー粉末が捕獲されたフィルタ部分を排出するとともに、未使用のフィルタ部分を供給している(例えば、特許文献1参照。)。
また、一般的に、飲料抽出装置では、液受ブロック、フィルタを送るフィルタ送りローラ、およびこのフィルタ送りローラにフィルタを押える押えローラなどを個別に組み立てる構造になっている。
特開平4−326196号公報(第2−3頁、図1)
従来の飲料抽出装置では、液受ブロック、フィルタ送りローラおよび押えローラなどを個別に組み立てる構造になっているため、組立性が悪い問題がある。
また、飲料抽出装置を組み込む機器のレイアウトの制約により、使用済みのフィルタを破棄する方向が右側か左側かでフィルタを送る方向が違う場合がある。このような場合、液受ブロック、フィルタ送りローラおよび押えローラなどを、左右勝手違いで作成しなければならず、種類が増加し、コストアップの問題がある。
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、組立性を向上でき、しかも、飲料抽出装置を組み込む機器のレイアウトの制約によりフィルタを送る方向が違っていても、液受ブロック、フィルタ送りローラおよび押えローラなどを共用できる飲料抽出装置を提供することを目的とする。
請求項1記載の飲料抽出装置は、抽出原料および湯が供給されて飲料を抽出する抽出容器と、この抽出容器の下側に帯状のフィルタを挟んで組み合わされ前記抽出容器から前記フィルタを通じて濾過された飲料を受け入れる液受部、前記フィルタを長手方向に送るフィルタ送りローラ、このフィルタ送りローラに前記フィルタを押える押えローラを有し、前記フィルタの長手方向に沿った中心線に対して対称形に設けられている液受ブロックと、前記液受ブロックと組み合わされ、前記フィルタ送りローラを駆動する駆動機構とを具備し、前記液受ブロックは、前記フィルタを送る方向に応じた前記液受ブロックの向きを変えて前記駆動機構と組み合わせ可能としているものである。
請求項2記載の飲料抽出装置は、請求項1記載の飲料抽出装置において、フィルタ送りローラの軸の両端に駆動機構に対して連結される連結部が設けられているものである。
請求項3記載の飲料抽出装置は、請求項1または2記載の飲料抽出装置において、液受ブロックは、対称形の両側のいずれからでも駆動機構に対して支持される支持受部が設けられているものである。
請求項4記載の飲料抽出装置は、請求項1ないし3いずれか記載の飲料抽出装置において、液受ブロックは、押えローラの軸の両端が貫通する貫通孔が設けられた両側の支持板部を有し、貫通孔には、押えローラをフィルタ送りローラに対して接離する方向にガイドするガイド孔部と、押えローラをフィルタ送りローラから離反した位置に保持する離反保持孔部とが連通して設けられているものである。
請求項1記載の飲料抽出装置によれば、液受ブロックに、液受部、フィルタ送りローラおよび押えローラを設けて一体化できるため、組立性を向上でき、しかも、液受ブロックは、フィルタの長手方向に沿った中心線に対して対称形に設けているため、飲料抽出装置を組み込む機器のレイアウトの制約によりフィルタを送る方向が違っていても、液受ブロックの向きを変えるだけで駆動機構と組み合わせて使用でき、液受ブロックを共用できる。
請求項2記載の飲料抽出装置によれば、請求項1記載の飲料抽出装置の効果に加えて、フィルタ送りローラの軸の両端に連結部を設けることにより、液受ブロックを駆動機構に対していずれの向きで組み合わせても、フィルタ送りローラの軸を駆動機構に連結できる。
請求項3記載の飲料抽出装置によれば、請求項1または2記載の飲料抽出装置の効果に加えて、液受ブロックには、対称形の両側のいずれからでも駆動機構に対して支持される支持受部を設けることにより、液受ブロックを駆動機構に対していずれの向きで組み合わせても、液受ブロックを駆動機構に支持できる。
請求項4記載の飲料抽出装置によれば、請求項1ないし3いずれか記載の飲料抽出装置の効果に加えて、液受ブロックの両側の支持板部に押えローラの軸の両端が貫通する貫通孔を設け、この貫通孔には、押えローラをフィルタ送りローラに対して接離する方向にガイドするガイド孔部に連通して離反保持孔部を設けているため、押えローラの軸を離反保持孔部に係合させることにより、押えローラをフィルタ送りローラから離反した位置に保持でき、フィルタ送りローラと押えローラとの間に対するフィルタの装着を容易にできる。
以下、本発明の一実施の形態を、図面を参照して説明する。
図7および図8に示すように、飲料抽出装置11は、例えば、コーヒー豆を原料とするレギュラーコーヒーを抽出するもので、抽出したコーヒー飲料をカップCに入れて提供するカップ式自動販売機内や給茶機内などに設置される。
この飲料抽出装置11は、抽出原料を供給する原料供給手段12、湯を供給する湯供給手段13、抽出原料と湯とを混合して飲料を抽出する飲料抽出手段14を有している。
原料供給手段12は、コーヒー豆を収納するキャニスタ21を有し、このキャニスタ21には原料モータ22の駆動によって所定量のコーヒー豆を繰り出す繰出機構23が設けられている。キャニスタ21の下側には、コーヒー豆を粉末状に粉砕するミル24が配置されている。したがって、原料供給手段12からは、抽出原料としてコーヒー粉末を飲料抽出手段14に供給する。
また、湯供給手段13は、所定の温度の湯を沸かして貯留する湯タンク26を有し、この湯タンク26には湯バルブ27を介して湯供給路28が接続されている。湯バルブ27を開くことで、湯供給路28を通じて湯タンク26内の湯を飲料抽出手段14に供給する。
また、飲料抽出手段14は、コーヒー粉末と湯とを混合してコーヒー飲料を抽出する抽出容器31を有し、この抽出容器31の下側に帯状のフィルタ32を挟んで圧接する液受ブロック33が配設されている。液受ブロック33は、抽出容器31からフィルタ32を通じて濾過されたコーヒー飲料を受け入れる。
フィルタ32は、帯状の紙や合成繊維で形成されている。液受ブロック33の一側において、未使用のフィルタ32を巻回したロール部34が配置され、このロール部34から引き出されたフィルタ32が抽出容器31と液受ブロック33との間を挿入され、液受ブロック33の他側において、フィルタ送り方向(図7および図8の時計回り方向)に回転してフィルタ32を送るフィルタ送りローラ35とこのフィルタ送りローラ35にフィルタ32を押える押えローラ36とが配置されている。フィルタ送りローラ35の下方には、フィルタ送りローラ35によって送り出される使用済みのフィルタ32を回収する図示しないフィルタ回収容器が配置されている。
抽出容器31は抽出容器移動機構37によって上下方向に移動し、フィルタ32はフィルタ送りローラ35および押えローラ36を含むフィルタ移動機構38によってフィルタ32の長手方向に移動する。これら抽出容器移動機構37およびフィルタ移動機構38は、1つの駆動モータ39を有する駆動機構40によって駆動する。
液受ブロック33には、コーヒー飲料をカップCに送る飲料送出路41が接続され、この飲料送出路41の途中にポンプモータ42によって正逆駆動されるチューブポンプ43が接続され、液受ブロック33とチューブポンプ43との間に液受ブロック33内の圧力を検知する空気圧検知式の圧力センサ44が接続されている。飲料送出路41の先端には、飲料を一時的に滞留させてからカップCに吐出する吐出口体45が接続されている。
また、飲料抽出装置11は、飲料抽出装置11を制御する制御部46を備えている。この制御部46により、原料モータ22、湯バルブ27、ミル24、駆動モータ39、チューブポンプ43を制御する。制御部46には、圧力センサ44から検知信号が入力される。
また、図4ないし図6に示すように、抽出容器31は、略円筒形で、上半分には上方へ向けて開口する半球形の受入室51が形成され、下半分には下方へ向けて開口する半球形の混合室52が形成されている。これら受入室51と混合室52との間が上下面の開口より小径の連通部で連通されている。受入室51の上面にはキャップ53が取り付けられ、このキャップ53にはコーヒー粉末が投入される原料投入口54や、湯が供給される湯ノズル55などが設けられている。
また、図1および図2に示すように、液受ブロック33は、ブロック本体58を有し、このブロック本体58の中央に液受部59が設けられている。この液受部59は、ロート状で、上面開口が抽出容器31の下面開口に対応した形状に形成され、下部には小径のパイプ部60が形成され、上面開口からパイプ部60に向かって連続した傾斜面に形成されている。液受部59の上面には、フィルタ32を支えてコーヒー飲料を通過させる金網などのフィルタ受部61、およびこのフィルタ受部61の周囲に設けられたシールパッキン62が配置されている。
ブロック本体58には、フィルタ32の長手方向と直交する両側に一対の支持板部63が形成され、フィルタ32の長手方向に対応した一側には液受部59上に未使用のフィルタ32をガイドするフィルタガイド64が形成され、他側で一対の支持板部63間には使用済みのフィルタ32をガイドするフィルタガイドローラ65が取り付けられているとともにフィルタ送りローラ35および押えローラ36がそれぞれ取り付けられている。
フィルタガイドローラ65は、両端から突出する軸66によって一対の支持板部63に回転可能に支持されている。
フィルタ送りローラ35は、両端から突出する軸67が一対の支持板部63に回転可能に支持されている。フィルタ送りローラ35の周面の両端近傍はローレット状に形成されている。軸67の端面には、断面が円形以外の異形状の連結孔68が形成されている。この連結孔68が駆動機構40との連結部として構成されている。
押えローラ36は、一対の支持板部63に形成された貫通孔69を貫通する軸70に取り付けられており、この軸70の両端と支持板部63の外面との間に張設された付勢手段としてのスプリング71でフィルタ送りローラ35に圧接する方向に付勢されている。軸70には、フィルタ送りローラ35の両端近傍のローレット部分に対応して、2個の押えローラ36が取り付けられている。
貫通孔69には、押えローラ36をフィルタ送りローラ35に対して接離する方向にガイドするガイド孔部72と、押えローラ36をフィルタ送りローラ35から離反した位置に保持する離反保持孔部73とが連通した略L字形に形成されている。
液受ブロック33の一対の支持板部63には、駆動機構40から突設された一対の液受ブロック支え板74に対して、液受ブロック33の一対の支持板部63のいずれの側からでも差し込んで取り付けられるように支持受部として支持孔75が形成されている。液受ブロック33を液受ブロック支え板74に取り付けた後、液受ブロック33が液受ブロック支え板74から抜け外れるのを防止する抜け止め処理が施される。
このように構成された液受ブロック33は、フィルタ32の長手方向に沿った中心線xに対して直交する方向に対称形に設けられている。
また、図4ないし図6に示すように、抽出容器移動機構37は、一対の揺動アーム78とこれら揺動アーム78の中間部を連結する連結部79とで構成される平面視略H形の揺動体80を有している。各揺動アーム78の一端が飲料抽出装置11のフレーム81に対して揺動軸82で回動可能に支持され、各揺動アーム78の他端に連結軸83が設けられ、この連結軸83が抽出容器31の両外側面に設けられた連結溝84に係合されている。したがって、揺動軸82を支点として揺動体80が上下方向に揺動することにより、一体的に抽出容器31が上下方向に移動する。すなわち、抽出容器31は、フィルタ32を介して液受ブロック33に圧接される下位置と、フィルタ32および液受ブロック33から上方に離反する上位置とに移動する。揺動体80は、抽出容器31がフィルタ32を介して液受ブロック33に圧接されるように、図示しない付勢手段によって下方へ付勢されている。
フレーム81には、抽出容器31の側部に当接してこの抽出容器31の上下方向に平行移動するようにガイドするガイド板85が立設されている。これは、揺動体80が揺動軸82を中心に揺動すると、抽出容器31が円弧状に上下動するが、フィルタ32を介して液受ブロック33に垂直に設置しないと、フィルタ32を横方向にずらしてしまうことがあるので、ガイド板85で抽出容器31を液受ブロック33に対して垂直に移動するようにガイドする。
揺動体80の連結部79にはカムローラ86が回転可能に取り付けられている。このカムローラ86は、駆動機構40に配置されたカム87に当接し、駆動機構40からの駆動力が伝達されたカム87の回転に応じて上下方向に移動する。したがって、このカムローラ86および揺動体80を介して抽出容器31が上下方向に移動する。
また、図1および図2、図4に示すように、フィルタ移動機構38は、駆動機構40からの駆動力が伝達されてフィルタ送り方向(図2の時計回り方向)に回転しフィルタ32を長手方向に沿って送るフィルタ送りローラ35、このフィルタ送りローラ35にフィルタ32を押える押えローラ36などで構成されている。
また、図1および図2、図4ないし図6に示すように、駆動機構40は、一対のベースプレート91,92を有し、一方のベースプレート91の外側に減速ユニット93を介して駆動モータ39が取り付けられている。
一対のベースプレート91,92間には、駆動ギヤ94、フィルタ駆動ギヤ95、アイドルギヤ96、抽出容器駆動ギヤ97が順に噛み合うように各軸で回転可能に支持されている。
駆動ギヤ94は、駆動モータ39の駆動力が伝達される駆動軸98に固定されている。
フィルタ駆動ギヤ95は、一対のベースプレート91,92に回転可能に架設された軸99にフィルタ用ワンウェイクラッチ100を介して取り付けられている。他方のベースプレート92から突出する軸99の端部は、フィルタ送りローラ35の軸67の連結孔68に連結され、一体に回転可能とする。フィルタ用ワンウェイクラッチ100は、駆動モータ39が逆転し、フィルタ駆動ギヤ95が図6時計回り方向に回転するとき、フィルタ駆動ギヤ95と軸99とを結合して軸99に駆動力を伝達し、フィルタ送りローラ35をフィルタ送り方向に回転させ、一方、駆動モータ39が正転し、フィルタ駆動ギヤ95が図6反時計回り方向に回転するとき、フィルタ駆動ギヤ95と軸99との結合を解除して軸99に駆動力を伝達せず、フィルタ送りローラ35をフィルタ送り方向に対して反対方向には回転させない。
アイドルギヤ96は、一対のベースプレート91,92に回転可能に架設された軸101に取り付けられている。
抽出容器駆動ギヤ97は、一対のベースプレート91,92に回転可能に架設された軸102に抽出容器用ワンウェイクラッチ103を介して取り付けられている。軸102には周面に小径部および大径部を有するカム87が取り付けられ、このカム87上に揺動体80のカムローラ86が当接可能に配置されている。抽出容器用ワンウェイクラッチ103は、駆動モータ39が正転し、抽出容器駆動ギヤ97が図6反時計回り方向に回転するとき、抽出容器駆動ギヤ97と軸102とを結合して軸102に駆動力を伝達し、軸102とともにカム87が回転してカムローラ86を介して抽出容器31を上下方向に移動させ、一方、駆動モータ39が逆転し、抽出容器駆動ギヤ97が図5時計回り方向に回転するとき、抽出容器駆動ギヤ97と軸102との係合を解除して軸102に駆動力を伝達させず、カム87を回転させない。
また、飲料送出路41は、チューブ、接続具、パイプや、さらにはチューブポンプ43などを含めて飲料を送出可能に構成されている。図5に示すように、液受ブロック33とチューブポンプ43との間においては、液受ブロック33のパイプ部60に接続されるチューブ106、2方向の接続具107、チューブ108、3方向の接続具109、チューブ110を介してチューブポンプ43に接続されている。さらに、チューブポンプ43と吐出口体45との間がチューブ111で接続されている。
また、チューブポンプ43は、ポンプモータ42により、チューブポンプ43を加圧方向へ回転(正転)することにより、液受ブロック33内に空気を送り込んで加圧し、一方、チューブポンプ43が吸引方向へ回転(逆転)することにより、液受ブロック33内を吸引し、コーヒー飲料を吐出口体45へ送出するように構成されている。
また、図5に示すように、圧力センサ44は、液受ブロック33より少し高い位置に配置され、接続具109にチューブ126を介して接続され、飲料送出路41を通じて液受ブロック33内の圧力を検知可能としている。
次に、飲料抽出装置11の動作を、図9を参照して説明する。
待機時には、抽出容器31は、下位置にあり、フィルタ32を挟んで液受ブロック33に圧接した状態にある(図7に示す状態)。
動作開始信号により、原料モータ22、ミル24、湯バルブ27をオン動作する。キャニスタ21内のコーヒー豆がミル24に供給され、ミル24で粉砕されたコーヒー粉末が抽出容器31に投下される。同時に、湯タンク26内の湯が抽出容器31に注入される。したがって、抽出容器31内のフィルタ32上で、コーヒー粉末と湯とが混合する。
動作開始信号の所定時間後、ポンプモータ42によってチューブポンプ43の加圧方向への回転(正転)を開始し、制御部46で予め設定されている通電率Q1にて予め設定されている時間T1の間、ポンプモータ42を駆動し、チューブポンプ43の運転を継続する。このチューブポンプ43の運転により、液受ブロック33内が空気で加圧され、この加圧された空気がフィルタ32を通過して抽出容器31内の混合液内を気泡となって上昇し、この気泡によってコーヒー粉末と湯との攪拌混合を促進させ、コーヒー飲料を短時間で抽出する。
時間T1の経過後、予め設定された時間T2の間、静止状態とする。
静止後、ポンプモータ42によってチューブポンプ43の吸引方向への回転(逆転)を開始し、制御部46で予め設定されている通電率Q2にてポンプモータ42を駆動し、液受ブロック33内を吸引する。これにより、液受ブロック33内が大気圧より負圧となり、抽出容器31内の混合液のうち、コーヒー粉末はフィルタ32で捕獲され、コーヒー飲料のみがフィルタ32で濾過されて液受ブロック33に落下する。液受ブロック33に落下したコーヒー飲料は、チューブポンプ43に吸い込み、チューブポンプ43から吐出口体45へ圧送する。吐出口体45へ圧送されたコーヒー飲料は、吐出口体45の吐出口134から流出してカップCに注がれる。
このポンプモータ42によってチューブポンプ43が吸引方向へ回転(逆転)していることで、液受ブロック33内が大気圧より負圧となっているが、抽出容器31内に混合液がなくなると、抽出容器31内の空気がフィルタ32を通過して液受ブロック33内に吸い込まれるため、吸引負荷抵抗が減少し、液受ブロック33内の圧力も大気圧に近付く。この圧力の変化を圧力センサ44で捉え、大気圧に近付く圧力が制御部46で予め設定されているレベルLまで達したら、制御部46では抽出容器31内に混合液がなくなったことを検知できる。その検知後、抽出容器31内に混合液が確実になくなるまでの余裕をみて、制御部46で予め設定されている時間T3が経過した後、チューブポンプ43を停止する。
チューブポンプ43を停止した後、ポンプモータ42によってチューブポンプ43を加圧方向へ一定時間だけ回転(正転)させ、液受ブロック33内を加圧する。これは、前工程で、液受ブロック33内が大気圧より負圧となったことで、フィルタ32がフィルタ受部61に密着して移動しにくくなっており、後工程でフィルタ送りローラ35が回転してもフィルタ32を送れないという不具合が発生するのを防止するためであり、液受ブロック33内を加圧することでフィルタ32をフィルタ受部61から離し、フィルタ32を移動しやすくできる。
ポンプモータ42によってチューブポンプ43を加圧方向へ一定時間だけ回転(正転)させた後、駆動モータ39を正転方向に予め設定されている一定量だけ回転させる。この駆動モータ39の正転時には、フィルタ用ワンウェイクラッチ100を介してフィルタ送りローラ35は回転せず、抽出容器用ワンウェイクラッチ103を介してカム87が回転する。このカム87が一定量だけ回転することにより、抽出容器31を上位置に移動させ、フィルタ32および液受ブロック33から上方に離反させる(図8に示す状態)。
駆動モータ39を正転方向に予め設定されている一定量だけ回転させた後、駆動モータ39を停止し、その後、駆動モータ39を逆転方向に予め設定されている時間T4だけ回転させる。この駆動モータ39の逆転時には、フィルタ用ワンウェイクラッチ100を介してフィルタ送りローラ35がフィルタ送り方向に回転し、抽出容器用ワンウェイクラッチ103を介してカム87は回転しない。このフィルタ送りローラ35がフィルタ送り方向に回転することにより、フィルタ32の使用済みコーヒー粉末aを捕獲した使用済み部分を抽出容器31と液受ブロック33との間から排出するとともに、フィルタ32の未使用部分を抽出容器31と液受ブロック33との間に供給する。排出したフィルタの使用済み部分は図示しない回収容器に回収される。
時間T4が経過した後、駆動モータ39を停止し、その後、駆動モータ39を予め設定されている一定量だけ回転させる。この駆動モータ39の正転時には、フィルタ用ワンウェイクラッチ100を介してフィルタ送りローラ35は回転せず、抽出容器用ワンウェイクラッチ103を介してカム87が回転する。このカム87が一定量だけ回転することにより、抽出容器31を下位置に移動させ、フィルタ32を挟んで液受ブロック33に圧接させ、待機状態に復帰する(図7に示す状態)。
なお、各時間T1、T2、T3、T4および通電率Q1、Q2などは、任意に設定することでコーヒー飲料の風味を調整することができる。また、時間T3は、フィルタ32に捕獲された抽出済みコーヒー粉末からの水分除去に役立つが、あまり長いと1回の飲料抽出にかかる時間が長くなるため、設置場所や利用状況などに応じて適切な値に設定する。また、レベルLは、チューブポンプ43の能力とフィルタ32の能力とコーヒー粉末の種類を考慮して、適切な値に設定する。
また、このように構成された飲料抽出装置11では、液受ブロック33に、液受部59、フィルタ送りローラ35および押えローラ36を設けて一体化しているため、これらを一体に組み立てることができ、組立性を向上できる。
ところで、飲料抽出装置11では、飲料抽出装置11を組み込む機器のレイアウトの制約によりフィルタ32を送る方向が違う場合がある。すなわち、飲料抽出装置11から排出されるフィルタ32の使用済み部分を回収する回収容器が飲料抽出装置11の右側にある場合と左側にある場合とがある。
それに対して、液受ブロック33は、フィルタ32の長手方向に沿った中心線xに対して対称形に設けているため、飲料抽出装置11を組み込む機器のレイアウトの制約によりフィルタ32を送る方向が違っていても、液受ブロック33の向きを変えるだけで駆動機構40と組み合わせて使用でき、液受ブロック33を共用できる。すなわち、図1に示すように、液受部59の右側にフィルタ送りローラ35および押えローラ36を配置して駆動機構40に組み合わせることにより、フィルタ32を右方向に送ることができ、一方、図3に示すように、液受部59の左側にフィルタ送りローラ35および押えローラ36を配置して駆動機構40に組み合わせることにより、フィルタ32を左方向に送ることができる。
駆動機構40については、各ベースプレート91,92を左右で勝手違いに設けさえすれば、その他の構成部品は配置を変えるだけで共用できる。
また、液受ブロック33を中心線xに対して対称形に設ける1つとして、フィルタ送りローラ35の軸67の両端に連結孔68を対称形に設けることにより、液受ブロック33を駆動機構40に対していずれの向きで組み合わせても、フィルタ送りローラ35の軸67を駆動機構40に連結できる。
さらに、液受ブロック33には、対称形の両側のいずれからでも駆動機構40に対して支持される支持孔75を設けることにより、液受ブロック33を駆動機構40に対していずれの向きで組み合わせても、液受ブロック33を駆動機構40に支持できる。
また、液受ブロック33の両側の支持板部63に押えローラ36の軸70の両端が貫通する貫通孔69を設け、この貫通孔69には、押えローラ36をフィルタ送りローラ35に対して接離する方向にガイドするガイド孔部72に連通して離反保持孔部73を設けているため、押えローラ36の軸70を離反保持孔部73に係合させることにより、押えローラ36をフィルタ送りローラ35から離反した位置に保持でき、フィルタ送りローラ35と押えローラ36との間に対するフィルタ32の装着を容易にできる。
なお、抽出する飲料は、コーヒー飲料に限らず、茶葉から抽出するお茶や紅茶などでもよい。
本発明の一実施の形態を示す飲料抽出装置の液受ブロックおよび駆動機構の平面図である。 同上液受ブロックの正面方向から見た断面図である。 同上飲料抽出装置のフィルタ送り方向が逆の場合の液受ブロックおよび駆動機構の平面図である。 同上飲料抽出装置の斜視図である。 同上飲料抽出装置の側面方向から見た断面図である。 同上飲料抽出装置の正面方向から見た断面図である。 同上飲料抽出装置の待機中または抽出中の構成図である。 同上飲料抽出装置のフィルタ送り中の構成図である。 同上飲料抽出装置の飲料抽出動作のタイミングチャートである。
符号の説明
11 飲料抽出装置
31 抽出容器
32 フィルタ
33 液受ブロック
35 フィルタ送りローラ
36 押えローラ
40 駆動機構
59 液受部
63 支持板部
68 連結部としての連結孔
69 貫通孔
70 軸
72 ガイド孔部
73 離反保持孔部
75 支持受部としての支持孔
x 中心線

Claims (4)

  1. 抽出原料および湯が供給されて飲料を抽出する抽出容器と、
    この抽出容器の下側に帯状のフィルタを挟んで組み合わされ前記抽出容器から前記フィルタを通じて濾過された飲料を受け入れる液受部、前記フィルタを長手方向に送るフィルタ送りローラ、このフィルタ送りローラに前記フィルタを押える押えローラを有し、前記フィルタの長手方向に沿った中心線に対して対称形に設けられている液受ブロックと、
    前記液受ブロックと組み合わされ、前記フィルタ送りローラを駆動する駆動機構と
    を具備し
    前記液受ブロックは、前記フィルタを送る方向に応じた前記液受ブロックの向きを変えて前記駆動機構と組み合わせ可能としていることを特徴とする飲料抽出装置。
  2. フィルタ送りローラの軸の両端に駆動機構に対して連結される連結部が設けられている
    ことを特徴とする請求項1記載の飲料抽出装置。
  3. 液受ブロックは、対称形の両側のいずれからでも駆動機構に対して支持される支持受部が設けられている
    ことを特徴とする請求項1または2記載の飲料抽出装置。
  4. 液受ブロックは、押えローラの軸の両端が貫通する貫通孔が設けられた両側の支持板部を有し、貫通孔には、押えローラをフィルタ送りローラに対して接離する方向にガイドするガイド孔部と、押えローラをフィルタ送りローラから離反した位置に保持する離反保持孔部とが連通して設けられている
    ことを特徴とする請求項1ないし3いずれか記載の飲料抽出装置。
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