JP5329059B2 - ステータおよびステータの製造方法 - Google Patents
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Description
即ち、焼きバメリングを予め加熱して膨張させ、この状態で円環状に配置した分割ステータコアの外周面に外嵌し、該焼きバメリングが温度降下により内径が縮小していくことで、分割ステータコアの外周面を焼きバメリングで押圧し、分割ステータコア同士を締結している。
ステータコア部品2は、図9(B)に示すように、ヨーク部2aと、ヨーク部2aから内周側に突設したティース部2bと、該ティース部2bを挟んでヨーク部2aと対向して設けられた鍔部2cと、ティース部2bに巻きつけたコイル2dとを備えている。ステータ1は、ステータ周方向のヨーク部2aの端面を接合端面2eとしてステータ周方向に環状に連続させて配置し、ステータコア部品2同士を締結している。
磁性材料のコアでは、モータ特性を低下させる要因となる電気エネルギーの損失、即ち鉄損は磁束密度の約1.6乗に比例する。よって、磁束が不均一となると鉄損が増大すると共に、磁束が飽和状態となって漏れ磁束が発生する場合があり、特許文献1のステータ1では、モータ特性が悪化しやすい問題がある。
各分割ステータコアは圧粉磁性体あるいは積層鋼板から形成されると共に、バックヨーク部と、該バックヨーク部からステータ内方へ突出するティース部を有し、前記バックヨーク部のステータ周方向両端の径方向の端面が、周方向に隣接する分割ステータコアとの接合端面とされ、該周方向両端の接合端面は外周端から内周端にかけて傾斜した平坦面とし、該両端の接合端面がなす角度αが、360度を前記ステータを構成する分割ステータコアの個数で割った角度βよりも大きく設定されており、隣接配置される前記分割ステータコアの接合端面の外周側を互いに縮径化して内周側より大きな接触圧の接触部とされ、 前記各分割ステータコアの前記ティース部に巻線を巻き付けてコイルが形成された分割ステータとし、
前記分割ステータの周方向に隣接するバックヨーク部の接合端面同士を全面にわたって接触させ、外周側の接触面の接触圧より内周側の接触面の接触圧が小とされているステータを提供している。
また、第2の発明として、分割ステータを円環状に配置してモータのステータを形成しており、
各分割ステータコアは圧粉磁性体あるいは積層鋼板から形成されると共に、バックヨーク部と、該バックヨーク部からステータ内方へ突出するティース部を有し、前記バックヨーク部のステータ周方向両端の径方向の端面が、周方向に隣接する分割ステータコアとの接合端面とされ、該周方向両端の接合端面は外周端から内周端にかけて傾斜した平坦面とし、該両端の接合端面がなす角度αが、360度を前記ステータを構成する分割ステータコアの個数で割った角度βよりも大きく設定されており、隣接配置される前記分割ステータコアの接合端面の外周側を互いに縮径化して内周側より大きな接触圧の接触部とされ、 前記各分割ステータコアの前記ティース部に巻線を巻き付けてコイルが形成された分割ステータとし、
前記分割ステータの周方向に隣接するバックヨーク部同士は前記接合端面の外周側は接触させて接触部としている一方、前記接合端面の内周側は隙間をあけて非接触部とし、
前記接合端面内周側の非接触部のステータ径方向の長さは、前記接合端面のステータ径方向の長さの40%〜60%とし、かつ、前記非接触部の内周端の周方向の寸法は0.5mm〜1mmとしているステータを提供している。
前述したように、バックヨーク部の接合端面内周側の接触圧を外周側より小とすることで、接合端面が接触している外周側に磁束が分散してバックヨーク部における磁束の不均一が解消され鉄損を低減することができると共に、接合端面内周側において磁束が飽和状態とならず漏れ磁束を減らすことができ、モータ特性を向上させることができる。
分割ステータコアが圧粉磁性体で構成されると、三次元成形で容易に作製することができるため、作業性が良いと共に、コストを削減することができる。さらに、モータの廃棄時に、分割ステータコアを細かく粉砕できるため、分割ステータコアとコイルとの分離を容易に行うことができ、リサイクル性が高い。
一方、分割ステータコアが積層鋼板で構成されると、積層鋼板は鋼板を打ち抜いて製造することができるため、製造が容易であると共に安価に作製することができる。
第2の発明では、接合端面の外周側は接触させて接触部としている一方、前記接合端面の内周側は隙間をあけて非接触部としている。
非接触部のステータ径方向の長さは、接合端面のステータ径方向の長さの40%より小さいと、磁束を外周側に分散させるには至らず、60%より大きいと流れる磁束の主な通り道である接合端面の外周側が狭まるため、逆にモータ特性を低下させることになる。
前記分割ステータを円環状に配置し、隣接する前記分割ステータの前記接合端面の外周端を接触させ、
前記環状に組みつけられた前記バックヨーク部の外周面に焼きバメ用の外リングを外嵌し、該外リングを焼きバメして縮径化して前記接合端面を接合するステータの製造方法を提供している。
図1乃至図7に本発明の第1実施形態を示す。
バックヨーク部11bのステータ周方向D2の両端面をステータ周方向D2に隣接する分割ステータコア11との接合端面11d、11dとしており、該接合端面11d、11dを互いに接合させてステータ30を形成する。バックヨーク部11bおよび鍔部11cは、ステータ軸方向D3の高さをティース部11aと同じとしている。
分割ステータコア11は圧粉磁性体材料を加圧、圧縮した後に加熱処理することにより一体成形している。なお、分割ステータコア11は鋼板積層体から形成してもよい。
本実施形態では、絶縁樹脂被覆体12はステータ径方向D1の軸線で2つに分割した成形品12−1、12−2として成形して、分割ステータコア11に外嵌して取り付けている。
なお、該絶縁樹脂被覆体12を分割ステータコア11と別に成形して、分割ステータコア11に取り付ける構成とする代わりに、分割ステータコア11にモールドして絶縁被覆層を形成してもよい。
円環状に配置している分割ステータ10は、図7(A)(B)に示すように、ステータ周方向D2に隣接する分割ステータコア11の接合端面11dの外周側は接触させて接触部11eとしている一方、接合端面11dの内周側は隙間をあけて非接触部11fとしている。
該非接触部11fのステータ径方向D1の長さL1は、接合端面11dのステータ径方向D1の長さL2の50%としている。また、非接触部11fの内周端のステータ周方向D2の寸法長さL3は0.8mmとしており、非接触部11fでは磁束密度は低いが磁束が通っている。
まず、図4に示すように、分割ステータコア11には分割した絶縁樹脂被覆体12−1、12−2を両側から挟み込んで組みつけておく。詳しくは、ティース部11aをティース被覆部12aに内嵌させると共に、鍔被覆部12cおよびバックヨーク被覆部12bを鍔部11cおよびバックヨーク部11bに被覆する。
その後、焼きバメ用の外リング20を予め加熱膨張させ、その内周径を分割ステータ10を円環状に連結した外周径よりも大とし、この状態で、図6に示すように、該焼きバメ用の外リング20を円環状に連結した分割ステータ10の外周に外嵌する。
かつ、分割ステータコアのコイル巻き付け部に形成する絶縁樹脂被覆層を成形品で構成しているため、分割ステータコア11に対して必要箇所に絶縁樹脂被覆体12−1、12−2を外嵌するだけで、絶縁樹脂層を簡単に設けることができる。
第2実施形態のステータ300は、該分割ステータコア11を円環状に配置して締結した状態で、隣接する分割ステータコア11のバックヨーク部11bの接合端面11d同士を全面にわたって接触させ、外周側の接触面11hの接触圧より内周側の接触面11iの接触圧を小としている構成を第1実施形態と相違させている。
11 分割ステータコア
11a ティース部
11b バックヨーク部
11e 接触部
11f 非接触部
12 絶縁樹脂被覆体
14 コイル
20 焼きバメ用の外リング
30、300 ステータ
50 モータ
D1 ステータ径方向
D2 ステータ周方向
D3 ステータ軸方向
Claims (3)
- 分割ステータを円環状に配置してモータのステータを形成しており、
各分割ステータコアは圧粉磁性体あるいは積層鋼板から形成されると共に、バックヨーク部と、該バックヨーク部からステータ内方へ突出するティース部を有し、前記バックヨーク部のステータ周方向両端の径方向の端面が、周方向に隣接する分割ステータコアとの接合端面とされ、該周方向両端の接合端面は外周端から内周端にかけて傾斜した平坦面とし、該両端の接合端面がなす角度αが、360度を前記ステータを構成する分割ステータコアの個数で割った角度βよりも大きく設定されており、隣接配置される前記分割ステータコアの接合端面の外周側を互いに縮径化して内周側より大きな接触圧の接触部とされ、 前記各分割ステータコアの前記ティース部に巻線を巻き付けてコイルが形成された分割ステータとし、
前記分割ステータの周方向に隣接するバックヨーク部の接合端面同士を全面にわたって接触させ、外周側の接触面の接触圧より内周側の接触面の接触圧が小とされているステータ。 - 分割ステータを円環状に配置してモータのステータを形成しており、
各分割ステータコアは圧粉磁性体あるいは積層鋼板から形成されると共に、バックヨーク部と、該バックヨーク部からステータ内方へ突出するティース部を有し、前記バックヨーク部のステータ周方向両端の径方向の端面が、周方向に隣接する分割ステータコアとの接合端面とされ、該周方向両端の接合端面は外周端から内周端にかけて傾斜した平坦面とし、該両端の接合端面がなす角度αが、360度を前記ステータを構成する分割ステータコアの個数で割った角度βよりも大きく設定されており、隣接配置される前記分割ステータコアの接合端面の外周側を互いに縮径化して内周側より大きな接触圧の接触部とされ、 前記各分割ステータコアの前記ティース部に巻線を巻き付けてコイルが形成された分割ステータとし、
前記分割ステータの周方向に隣接するバックヨーク部同士は前記接合端面の外周側は接触させて接触部としている一方、前記接合端面の内周側は隙間をあけて非接触部とし、
前記接合端面内周側の非接触部のステータ径方向の長さは、前記接合端面のステータ径方向の長さの40%〜60%とし、かつ、前記非接触部の内周端の周方向の寸法は0.5mm〜1mmとしているステータ。 - 請求項1または請求項2に記載のステータの製造方法であって、
前記分割ステータを円環状に配置し、隣接する前記分割ステータの前記接合端面の外周端を接触させ、
前記環状に組みつけられた前記バックヨーク部の外周面に焼きバメ用の外リングを外嵌し、該外リングを焼きバメして縮径化して前記接合端面を接合するステータの製造方法。
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