JP5331521B2 - トロイダル巻線モータ - Google Patents
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Description
また、コイルの巻回方法としては、分布巻き、集中巻きおよびトロイダル巻きが知られている。
そこで、ステータにトロイダル巻きでコイルを巻回した場合でも、ハウジング自体を冷媒配管として用い、コイルおよびステータを冷却することができる技術が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
したがって、冷媒がロータにかかることで生じるフリクションを抑制することができる。
さらに、冷媒受け部材と隣接するティースとで形成された内側空間を冷媒流路として利用することができるため、内側空間内に配された巻線も効率よく冷却することができる。つまり、ハウジングに冷媒流路を形成する必要がないため、ハウジングを小型化することができ、結果として、モータを小型化することができる。
また、巻線に対して上方から冷媒を供給できるように構成したため、巻線に対して確実に冷媒を供給することができる。また、冷媒供給配管の形状を複雑化させることなく実現することができるため、製造コストの上昇を抑制しつつ、巻線を効率よく冷却することができる。
また、ステータの熱を効率よく放熱する放熱部材に冷媒供給配管を支持することで、放熱部材の熱も冷媒供給配管で吸熱することができ、ステータの冷却効率をさらに向上することができる。
次に、本発明の第一実施形態を図1〜図13に基づいて説明する。なお、本実施形態における各装置の取付方向や位置を示す定義は、車両進行方向を前方とし、車両進行方向に向かって左右方向および上下方向を定義するものとする。
図1は車両用モータユニットの概略構成断面図である。図1に示すように、車両用モータユニット(以下、モータユニットという。)10は、ステータ21およびロータ22を備えたモータ23を収容するモータハウジング11と、モータハウジング11の一方側に締結され、モータ23の出力軸24からの動力を伝達する動力伝達部(不図示)を収容するミッションハウジング12と、モータハウジング11の他方側に締結され、モータ23の回転センサ(不図示)を収容するセンサハウジング13と、を備えている。
具体的には、コイル17は、ステータ21の内側スロット28Aからステータ21の径方向外側に向かい、ステータ21の外周面21cに形成された仕切部31,31で囲まれた外側スロット28Bを出力軸24の軸方向に沿って架け渡されている。つまり、リング状に形成されたコイル17がスロット28ごとに設けられた、所謂トロイダル巻線モータを構成している。なお、仕切部31は、ステータ21のティース32の径方向に延長した位置に形成されている。また、コイル17とステータコア25との間には樹脂で作られたインシュレータ61が配設されている。つまり、ステータコア25にインシュレータ61を取り付け、そこにコイル17を巻回するようになっている。
なお、吐出口44は、油供給配管40の上方に形成される吐出口44の口径が下方に形成される吐出口44の口径よりも大きく形成されている。このようにすることで、下方に形成された吐出口44においても所望の吐出圧が確保され、確実にコイル17に対して油Qを供給することができる。
また、冷却配管70において、吸熱部71と、側面突出部18が形成された箇所に対応した冷却水通路72と、で断面積が異なるため、冷却水Wの流れを積極的に乱流にすることができる。したがって、冷却水Wによる吸熱性能を高めることができる。なお、冷却配管70は、モータハウジング11と一体に形成されていてもよいし、別体で形成されていてもよい。
まず、冷却水の供給源から供給される冷却水Wは、冷却配管70の下部の流入口75から冷却配管70内に供給される。そして、この冷却水Wが、冷却配管70の冷却水通路72および吸熱部71を通過しながら上方へ流れ、コイル17およびステータ21から発せられる熱を吸熱する。冷却配管70の上部に流れてきた冷却水Wは流出口76から排出される。
このとき、冷却配管70は、コイル17およびステータ21と密着するように配されているため、コイル17およびステータ21から発せられる熱を効率よく吸熱することができる。
まず、モータハウジング11内にコイル17が巻回されたステータ21を取り付ける。この際、ステータ21の仕切部31をモータハウジング11の内周面に当接させながら圧入固定する。また、モータハウジング11の冷却配管本体部73が形成されていない側からコイル17が巻回されたステータ21を挿入し、冷却配管70の吸熱部71とステータ21の他端面21bとが当接するまでステータ21を挿入することで、ステータ21の軸方向の位置決めがなされる。なお、ステータ21やモータハウジング11に切欠きを設けるか、ノックピンなどを利用してステータ21の位置合わせをするように構成してもよい。
続いて、ステータ21の一端面21a側に油供給配管40を取り付け、その後、ステータ21を覆うようにバスバー69を設けることで、モータ23を製造することができる。
まず、ミッションハウジング12内の冷却用油の供給源から供給される油Qは、モータハウジング11の上部に配された導入配管46から油供給配管40内に供給される。そして、この油Qが、油供給配管40内を流通して適宜吐出口44から吐出される。吐出された油Qは、コイル17の周面突出部19および側面突出部18に供給される。そして、コイル17から発せられる熱を吸熱する。
次に、本発明の第二実施形態を図14〜図15に基づいて説明する。なお、本実施形態は、第一実施形態のステータの一端面に放熱部材を設けた構成が異なるのみであり、その他の構成は第一実施形態と略同一であるため、同一箇所には同一符号を付して詳細な説明は省略する。
例えば、本実施形態においては、永久磁石式ブラシレスモータの場合を用いて説明したが、モータがトロイダル巻線であれば、インダクションモータやリラクタンスモータなどに適用してもよい。
また、本実施形態においては、油受け部材が平板状の場合について説明したが、油受け部材を断面山型形状にするなど傾斜を設けて、油受け部材に滴下した油がスムーズに端部に導かれモータ室内へ排出されるようにしてもよい。
また、本実施形態においては、ステータを円環状に形成した場合の説明をしたが、ステータをティースごとに分割して、その分割ステータを組み合わせることで円環状のステータにするようにしてもよい。
Claims (8)
- 円環状に形成され、複数のティースを有するステータコアと、該ステータコアに対してトロイダル状に巻き回された巻線と、前記ステータコアの外周側に、前記ティースの径方向外側に延出されたティース延長部と、を備えたステータと、
該ティース延長部の外周縁と当接される円環状のハウジングと、
前記ステータの軸方向一端側に設けられ、前記巻線に冷媒を供給する冷媒供給配管と、を備えたトロイダル巻線モータであって、
前記冷媒供給配管には、該冷媒供給配管に面する側に配された巻線渡り部および前記ティース延長部と前記ハウジングとで形成された空間内に配された巻線直線部に対して前記冷媒を供給する吐出口が形成され、
隣接する前記ティース間には、冷媒受け部材が軸方向に沿って設けられ、
前記冷媒供給配管は、前記ステータにおける円環状の中心点よりも上方において前記ステータの外周側から内周側に向かって前記冷媒を供給する外側配管部と、前記中心点よりも下方において前記ステータの内周側から外周側に向かって前記冷媒を供給する内側配管部と、前記中心点と略同一高さにおいて前記外側配管部と前記内側配管部との間を連接するステータ横断配管部と、を有していることを特徴とするトロイダル巻線モータ。 - 前記冷媒受け部材は、前記ステータの軸方向両端から突出する長さを有していることを特徴とする請求項1に記載のトロイダル巻線モータ。
- 前記ステータコアと前記巻線との間にはインシュレータが設けられ、該インシュレータは前記巻線の軸方向両端から突出する長さを有していることを特徴とする請求項1または2に記載のトロイダル巻線モータ。
- 前記ハウジングの軸方向他端側には前記ステータコアと当接される壁部が形成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のトロイダル巻線モータ。
- 前記壁部における前記ステータが配された側の反対側に、冷媒が通流可能に構成されていることを特徴とする請求項4に記載のトロイダル巻線モータ。
- 前記ステータ横断配管部において、前記巻線渡り部の側面に対して前記冷媒を供給するように前記吐出口が形成されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のトロイダル巻線モータ。
- 前記ステータコアの軸方向端面にはフィンが形成された放熱部材が設けられ、前記フィンは、径方向に沿う方向に形成されていることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載のトロイダル巻線モータ。
- 円環状に形成され、複数のティースを有するステータコアと、該ステータコアに対してトロイダル状に巻き回された巻線と、前記ステータコアの外周側に、前記ティースの径方向外側に延出されたティース延長部と、を備えたステータと、
該ティース延長部の外周縁と当接される円環状のハウジングと、
前記ステータの軸方向一端側に設けられ、前記巻線に冷媒を供給する冷媒供給配管と、を備えたトロイダル巻線モータであって、
前記冷媒供給配管には、該冷媒供給配管に面する側に配された巻線渡り部および前記ティース延長部と前記ハウジングとで形成された空間内に配された巻線直線部に対して前記冷媒を供給する吐出口が形成され、
隣接する前記ティース間には、冷媒受け部材が軸方向に沿って設けられ、
前記ステータコアの軸方向端面にはフィンが形成された放熱部材が設けられ、前記フィンは、径方向に沿う方向に形成され、
前記放熱部材に、前記冷媒供給配管を支持するための支持部が形成されていることを特徴とするトロイダル巻線モータ。
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