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JP5333151B2 - 光学式位置検出装置および位置検出機能付き表示装置 - Google Patents
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JP5333151B2 - 光学式位置検出装置および位置検出機能付き表示装置 - Google Patents

光学式位置検出装置および位置検出機能付き表示装置 Download PDF

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Description

本発明は、光学式位置検出装置、および該光学式位置検出装置を備えた位置検出機能付き表示装置に関するものである。
携帯電話、カーナビゲーション、パーソナルコンピューター、券売機、銀行の端末等の電子機器では、近年、液晶装置等の画像生成装置の前面にタッチパネルが配置された位置検出機能付き表示装置が用いられ、かかる位置検出機能付き表示装置では、画像生成装置に表示された画像を参照しながら、情報の入力を行なう。このようなタッチパネルは、検出領域内において対象物体の位置を検出するための位置検出装置として構成されている。
かかる位置検出装置での検出方式としては、抵抗膜方式、超音波方式、静電容量方式、光学式等が知られている。抵抗膜方式は低コストであるが静電容量方式とともに透過率が低く、超音波方式や静電容量方式は高い応答速度を有するが、耐環境性が低い。これに対して、光学式は耐環境性、透過率、応答速度をそれぞれ高くすることができるという特徴がある(特許文献1、2参照)。
特開2004−295644号公報 特開2004−303172号公報
しかしながら、特許文献1、2に記載の光学式位置検出装置では、表示画面の近傍に、検出すべき位置座標の分解能に対応する数の光源や光検出器等が必要であるので、コストが高いという問題点がある。
そこで、本願発明者は、図15に模式的に示すように、導光板1060の角部分に位置検出用光源1012を設けた光学式位置検出装置を検討している。かかる光学式位置検出装置では、位置検出用光源1012を順次点灯させるとともに、導光板1060から出射された位置検出光L2が指等の対象物体Obに当たって反射した光を光検出器1030で検出する。その際、導光板1060から出射される位置検出光L2の強度と位置検出用光源1012からの距離との間に所定の関係が成立するので、指等の位置を検出することができる。従って、少ない数の位置検出用光源1012や光検出器1030で済むという利点がある。
しかしながら、このような方式の光学式位置検出装置においては、位置検出用光源1012から出射された位置検出光L2が発散しながら導光板1060内を各方向に伝搬するにもかかわらず、位置検出光L2の伝搬距離のみによって検出領域10Rでの位置検出光L2の2次元方向の強度分布を制御する。このため、適正な強度分布を形成するのがかなり困難であるため、対象物体Obの位置を精度よく検出することができないという問題点がある。なお、図15に示す構成は、本発明に対する参考例であり、従来技術ではない。
以上の問題点に鑑みて、本発明の課題は、検出領域に位置検出光の強度分布を適正に形成することのできる光学式位置検出装置、およびかかる光学式位置検出装置を備えた位置検出機能付き表示装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明は、検出領域内の対象物体の位置を光学的に検出するための光学式位置検出装置であって、前記検出領域に位置検出光を出射して当該検出領域に前記位置検出光の強度分布を形成する位置検出用光源装置と、前記対象物体で反射した前記位置検出光を受光する光検出器と、前記光検出器での受光結果に基づいて前記対象物体の位置を検出する位置検出部と、を有し、前記位置検出用光源装置は、前記検出領域の外周縁に沿って延在して当該検出領域に向けて前記位置検出光を出射する光出射部を備えた線状光源体と、該線状光源体を駆動する光源駆動部と、を有していることを特徴とする。
本発明では、線状光源体から検出領域に位置検出光に出射され、これが対象物体によって反射されると、この反射光が光検出器によって検出される。ここで、検出領域における位置検出光の強度と位置検出用光源からの距離とは所定の相関性を有しているので、光検出器を介して得られた受光結果から対象物体の位置を検出することができる。それ故、検出領域に沿って多数の光学素子を配置する必要がないので、低コストかつ低消費電力の位置検出装置を構成することができる。ここに本発明では、線状光源体を用いており、かかる線状光源体では、延在方向での位置検出光の出射強度を制御するのは容易である。また、線状光源体からの出射方向での位置検出光の強度は、線状光源体からの距離によって確実に規定される。このため、検出領域に位置検出光の適正な強度分布を確実に形成することができる。それ故、対象物体の位置を高い精度で検出することができる。
本発明において、前記線状光源体は、前記検出領域の外周縁に沿って延在する第1導光部材と、該第1導光部材の延在方向の一方端に設けられた光入射部に前記位置検出光を出射する第1発光素子と、前記検出領域の外周縁に沿って延在する第2導光部材と、該第2導光部材の延在方向の一方端に設けられた光入射部に前記位置検出光を出射する第2発光素子と、を備え、前記第1導光部材および前記第2導光部材は、前記光出射部と、該光出射部に対向する面側で当該光出射部に対して斜めに形成された傾斜反射面と、を備え、前記第1導光部材と前記第2導光部材とは、前記線状光源体の延在方向において互いに逆向き、かつ、当該延在方向と直交する方向において並列するように配置されている構成を採用することができる。かかる構成によれば、導光部材と発光素子とによって、線状光源体を構成することができるので、線状光源体を安価に構成することができる。また、導光部材から検出領域に出射される位置検出光の強度分布のうち、線状光源体の延在方向における強度分布は導光部材によって確実に制御することができ、線状光源体の延在方向に対して直交する方向における強度分布は導光部材からの距離によって確実に規定される。このため、線状光源体から出射される位置検出光の強度分布を確実に制御することができるので、対象物体の位置を精度よく検出することができる。また、線状光源は、導光部材として、線状光源体の延在方向において互いに逆向き、かつ、延在方向と直交する方向で並列するように配置されているため、第1発光素子を点灯させた場合、第2発光素子を点灯させた場合、第1発光素子および第2発光素子を点灯させた場合には、線状光源体の延在方向の一方側から他方側に向かって出射光量が減少する第1モードと、線状光源体の延在方向の他方側から一方側に向かって出射光量が減少する第2モードと、線状光源体の延在方向の一方側から他方側において出射光量が同等の第3モードとを実現することができる。それ故、3種類の強度分布を形成することができ、各々を対象物体の位置検出に用いることができる。
本発明において、前記線状光源体は、前記検出領域の外周縁に沿って延在する導光部材と、該導光部材に向けて前記位置検出光を出射する複数の発光素子と、を備え、前記導光部材は、前記光出射部と、該光出射部に対向する面側において前記線状光源体の延在方向の複数個所に設けられたプリズム状突部と、を備え、該プリズム状突部は、前記光出射部に対して斜めの傾斜反射面を構成する第1側面と、前記傾斜反射面に対して斜めの光入射部を構成する第2側面と、を備え、前記プリズム状突部の前記光入射部に向けて前記発光素子が設けられている構成を採用してもよい。かかる構成によれば、導光部材と発光素子とによって、線状光源体を構成することができるので、線状光源体を安価に構成することができる。また、導光部材から検出領域に出射される位置検出光の強度分布のうち、線状光源体の延在方向における強度分布は導光部材および発光素子によって確実に制御することができ、線状光源体の延在方向に対して直交する方向における強度分布は導光部材からの距離によって確実に規定される。このため、線状光源体から出射される位置検出光の強度分布を確実に制御することができるので、対象物体の位置を精度よく検出することができる。また、線状光源は、延在方向に複数の発光素子を備えているため、複数の発光素子の発光量のバランスを変えることによって、線状光源体の延在方向の一方側から他方側に向かって出射光量が減少する第1モードと、線状光源体の延在方向の他方側から一方側に向かって出射光量が減少する第2モードと、線状光源体の延在方向の一方側から他方側において出射光量が同等の第3モードとを実現することができる。それ故、3種類の強度分布を形成することができ、各々を対象物体の位置検出に用いることができる。
本発明において、前記線状光源体は、前記検出領域を間に挟む両側に該検出領域の外周縁に沿って延在する第1線状光源体および第2線状光源体として設けられており、前記第1線状光源体および前記第2線状光源体は、前記光源駆動部によって、延在方向の一方側から他方側に向かって出射光量が減少する第1モードと、延在方向の前記他方側から前記一方側に向かって出射光量が減少する第2モードと、延在方向の前記一方側から前記他方側において出射光量が同等の第3モードと、に切り換えられることが好ましい。このように構成すると、第1方向で強度が変化する第1座標検出用強度分布と、この第1方向に交差する第2方向で強度が変化する第2座標検出用強度分布と、を異なるタインミングで形成することができる。また、第1座標検出用強度分布として、第1方向の一方側から他方側に向かって位置検出光の強度が低下する第1座標検出用第1強度分布と、第1方向の他方側から一方側に向かって位置検出光の強度が低下する第1座標検出用第2強度分布と、を異なるタイミングで形成することができる。さらに、第2座標検出用強度分布として、第2方向の一方側から他方側に向かって位置検出光の強度が低下する第2座標検出用第1強度分布と、第2方向の他方側から一方側に向かって位置検出用光源の強度が低下する第2座標検出用第2強度分布と、を異なるタイミングで形成することができる。従って、対象物体の2次元座標を高い精度で検出することができる。
本発明において、前記光出射部の前方には、当該光出射部が向いている方向および前記延在方向の双方に対して直交する方向への前記位置検出光の出射を制限する第1遮光部、および前記延在方向の複数個所で前記光出射部が向いている方向から前記延在方向に向けて斜めに傾いた方向への前記位置検出光の出射を制限する第2遮光部のうちの少なくともが一方が設けられていることが好ましい。このように構成すると、光出射部から検出領域に出射される位置検出光の発散角を狭めることができ、光出射部から検出領域に位置検出光を略平行光として出射することができる。このため、検出領域に位置検出光の強度分布を適正に形成することができるので、対象物体の位置を精度よく検出することができる。
本発明において、前記第1遮光部および前記第2遮光部が共通の出射方向制限部材に形成されていることが好ましい。このように構成すると、線状光源体の前側に出射方向制限部材を配置するだけで、検出領域に位置検出光の強度分布を適正に形成することができ、対象物体の位置を精度よく検出することができる。
本発明において、前記位置検出光は赤外光からなることが好ましい。このように構成すると、位置検出光の存在がみえないので、例えば、位置検出と画像表示とを重なった領域で行なう場合、画像の表示を位置検出光が妨げないという利点がある。
本発明を適用した光学式位置検出装置は位置検出機能付き表示装置を構成するのに用いることができる。この場合、位置検出機能付き表示装置は、前記検出領域に対して重なる領域に画像を形成する画像生成装置を有している。前記画像生成装置としては、投射型表示装置や、液晶装置や有機エレクトロルミネッセンス装置等といった直視型表示装置を用いることができる。かかる位置検出機能付き表示装置は、各種表示装置の他、携帯電話、カーナビゲーション、パーソナルコンピューター、券売機、銀行の端末等の電子機器に用いられる。
本発明の実施の形態1に係る位置検出装置および位置検出機能付き表示装置の構成を模式的に示す説明図である。 本発明の実施の形態1に係る光学式位置検出位置の構成を模式的に示す説明図である。 本発明の実施の形態1に係る光学式位置検出位置において、位置検出用光源装置に用いた各線状光源体から出射される位置検出光の強度分布を示す説明図である。 本発明の実施の形態1に係る光学式位置検出位置の電気的構成等を示す説明図である。 本発明を適用した光学式位置検出位置で用いた位置検出光の強度分布および位置検出部での基本的な動作内容を示す説明図である。 本発明の実施の形態1に係る光学式位置検出位置において、位置検出光の強度分布を形成する様子を示す説明図である。 本発明の実施の形態1の変形例1に係る光学式位置検出位置に用いた線状光源体の説明図である。 本発明の実施の形態1の変形例2に係る光学式位置検出位置に用いた線状光源体の説明図である。 本発明の実施の形態2に係る光学式位置検出位置の構成を模式的に示す説明図である。 本発明の実施の形態2に係る光学式位置検出装置の電気的構成等を示す説明図である。 本発明を適用した光学式位置検出装置に用いられる出射方向制限部材の説明図である。 本発明の別の投射型の位置検出機能付き表示装置の構成を模式的に示す説明図である。 本発明の変形例に係る位置検出機能付き表示装置の説明図である。 本発明に係る位置検出機能付き表示装置を用いた電子機器の説明図である。 本発明の参考例に係る光学式位置検出装置の説明図である。
次に、添付図面を参照して本発明の実施形態について詳細に説明する。なお、以下の説明で参照する図においては、各層や各部材を図面上で認識可能な程度の大きさとするため、各層や各部材毎に縮尺を異ならしめてある。
[実施の形態1]
(位置検出機能付き表示装置の全体構成)
図1は、本発明の実施の形態1に係る位置検出装置および位置検出機能付き表示装置の構成を模式的に示す説明図であり、図1(a)、(b)は、位置検出機能付き表示装置の要部を斜め上からみた様子を模式的に示す説明図、および横方向からみた様子を模式的に示す説明図である。
図1(a)、(b)に示す位置検出機能付き表示装置100は、液晶プロジェクター、あるいはデジタル・マイクロミラー・デバイスと称せられる画像投射装置200(画像生成装置)と、スクリーン部材8とを備えた投射型表示装置として構成されている。画像投射装置200は、筐体250の前面部201に設けられた投射レンズ系210からスクリーン部材8に向けて画像表示光L1を拡大投射する。
本形態の位置検出機能付き表示装置100は光学式位置検出装置10を備えており、光学式位置検出装置10は、スクリーン部材8において画像が視認されるスクリーン面8a側(スクリーン部材8の前方)に設定された検出領域10R内の対象物体Obの位置を光学的に検出する機能を備えている。本形態において、検出領域10Rは、スクリーン部材8に対する法線方向からみたとき四角形の領域であり、スクリーン部材8において画像投射装置200によって画像が投射される領域(画像表示領域20R)と重なっている。このため、本形態の位置検出機能付き表示装置100では、例えば、対象物体Obの座標検出結果を、投射された画像の一部等を指定する入力情報等として扱い、かかる入力情報に基づいて画像の切り換え等を行なうことができる。
光学式位置検出装置10は、詳しくは後述するように、スクリーン部材8のスクリーン面8a側に設けられた位置検出用光源装置11と、スクリーン面8a側で検出領域10Rに受光部31を向けた光検出器30とを備えている。
位置検出用光源装置11は、位置検出光L2として、指やタッチペン等の対象物体Obにより効率的に反射される波長域を有する光を出射する。より具体的には、対象物体Obが指等の人体であれば、位置検出用光源装置11は、人体の表面で反射率の高い赤外線(特に可視光領域に近い近赤外線、例えば波長で850nm付近)、あるいは950nmの位置検出光L2を出射する。本形態において、位置検出用光源装置11は、ピーク波長が850nm付近の波長域にある赤外光を出射する。
光検出器30は、フォトダイオードやフォトトランジスター等の受光素子からなり、スクリーン部材8のスクリーン面8aの側において、検出領域10Rの外側でスクリーン面8aに沿う方向に受光部31を向けている。
このように構成した光学式位置検出装置10では、位置検出用光源装置11から検出領域10Rに位置検出光L2を出射すると、位置検出光L2は、検出領域10Rに強度分布を形成する。また、光検出器30は、対象物体Obで反射した位置検出光L3を検出する。
(光学式位置検出装置10の構成)
図2は、本発明の実施の形態1に係る光学式位置検出位置10の構成を模式的に示す説明図であり、図2(a)、(b)は、位置検出用光源装置11の平面的な構成を示す説明図、および位置検出用光源装置11に用いた線状光源体の説明図である。図3は、本発明の実施の形態1に係る光学式位置検出位置10において、位置検出用光源装置11に用いた各線状光源体から出射される位置検出光の強度分布を示す説明図である。
図1および図2(a)に示すように、光学式位置検出位置10において、検出領域10Rは略四角形であり、位置検出用光源装置11は、検出領域10Rの外側に、検出領域10Rの外周縁に沿って延在する線状光源体13と、図4を参照して後述する光源駆動部14とを備えている。線状光源体13は、検出領域10Rの外周縁に沿って延在する光出射部131を備えており、かかる光出射部131から位置検出光L2を検出領域10Rに向けて出射する。本形態において、線状光源体13は、X軸方向で検出領域10Rを挟む両側2箇所に第1線状光源体13Aおよび第2線状光源体13Bとして配置されている。
図2(a)、(b)に示すように、2つの線状光源体13(第1線状光源体13Aおよび第2線状光源体13B)は同一の構成を有している。具体的には、第1線状光源体13Aは、まず、検出領域10RにおいてX軸方向の一方側X1に位置する外周縁に沿ってY軸方向に延在する第1導光部材61と、第1導光部材61の延在方向の一方端に設けられた光入射部610に位置検出光L2を出射する発光素子12(第1発光素子12A)とを備えている。また、第1線状光源体13Aは、検出領域10RにおいてX軸方向の一方側X1に位置する外周縁に沿ってY軸方向に延在する第2導光部材62と、第2導光部材62の延在方向の一方端に設けられた光入射部620に位置検出光L2を出射する発光素子12(第2発光素子12B)とを備えている。第1導光部材61および第2導光部材62はポリカーボネートやアクリル樹脂等の透明な樹脂により構成されている。発光素子12(第1発光素子12Aおよび第2発光素子12B)は、赤外光を出射する発光ダイオードからなる。
ここで、第1導光部材61と第2導光部材62とは、第1線状光源体13Aの延在方向(Y軸方向)において互いに逆向きに、延在方向と直交するZ軸方向で重なるように並列に配置されている。このため、第1発光素子12Aは、第1導光部材61に対してY軸方向の一方側Y1側に位置し、第2発光素子12Bは、第1導光部材61に対してY軸方向の他方側Y2側に位置する。
第2線状光源体13Bも、第1線状光源体13Aと略同様、検出領域10RにおいてX軸方向の他方側X2に位置する外周縁に沿ってY軸方向に延在する第1導光部材61と、第1導光部材61の延在方向の一方端に設けられた光入射部610に位置検出光L2を出射する発光素子12(第1発光素子12C)とを備えている。また、第2線状光源体13Bは、検出領域10RにおいてX軸方向の他方側X2に位置する外周縁に沿ってY軸方向に延在する第2導光部材62と、第2導光部材62の延在方向の一方端に設けられた光入射部620に位置検出光L2を出射する発光素子12(第2発光素子12D)とを備えている。第1導光部材61および第2導光部材62はポリカーボネートやアクリル樹脂等の透明な樹脂により構成されている。発光素子12(第1発光素子12Cおよび第2発光素子12D)は、赤外光を出射する発光ダイオードからなる。
第2線状光源体13Bにおいても、第1線状光源体13Aと略同様、第1導光部材61と第2導光部材62とは、第2線状光源体13Bの延在方向(Y軸方向)において互いに逆向きに、延在方向と直交するZ軸方向で重ねて配置されている。このため、第1発光素子12Cは、第1導光部材61に対してY軸方向の一方側Y1側に位置し、第2発光素子12Dは、第2導光部材62に対してY軸方向の他方側Y2側に位置する。
このように構成した第1線状光源体13Aおよび第2線状光源体13Bでは、第1導光部材61において検出領域10Rの側に向く面が光出射部611であり、かかる光出射部611は、検出領域10Rの外周縁と平行である。また、第2導光部材62において検出領域10Rの側に向く面が光出射部621であり、かかる光出射部621は、検出領域10Rの外周縁と平行である。本形態では、これらの光出射部611、612が線状光源体13(第1線状光源体13Aおよび第2線状光源体13B)の光出射部131を構成する。
また、第1線状光源体13Aおよび第2線状光源体13Bのいずれにおいても、第1導光部材61および第2導光部材62は、Z軸方向からみたとき楔形状に形成されている。より具体的には、第1導光部材61において光出射部611に対向する面は、光出射部611に対して斜めに形成された傾斜反射面612として形成され、第2導光部材62において光出射部621に対向する面は、光出射部621に対して斜めに形成された傾斜反射面622として形成されている。このため、第1導光部材61および第2導光部材62は、光入射部610、620の側から先端側に向かって幅寸法が狭まった楔形状に形成されている。
第1線状光源体13Aおよび第2線状光源体13Bにおいて、発光素子12(第1発光素子12A、12C、および第2発光素子12B、12D)から出射された位置検出光L2が第1導光部材61および第2導光部材62に入射すると、位置検出光L2は、光出射部611、621および傾斜反射面612、622で反射しながら、第1導光部材61内および第2導光部材62内を進行する。その間に、位置検出光L2は、光出射部611、621から検出領域10Rに出射される。その際、光出射部611、621から出射される位置検出光L2の強度は、光入射部610、620に近い側で大であり、光入射部610、620から離間するに伴って低下していく。
かかる様子は、図3に示すように表される。まず、第1線状光源体13Aにおいて第1発光素子12Aが点灯し、第2発光素子12Bが消灯している第1モードでは、図3(a)に示すように、第1線状光源体13Aの第1導光部材61から出射された位置検出光L2の強度は、第1導光部材61の延在方向では、第1発光素子12Aが位置する側(Y軸方向の一方側Y1)で大であり、そこからY軸方向の他方側Y2に離間するに伴って連続的に低下していく。また、第1線状光源体13Aの第1導光部材61から出射された位置検出光L2の強度は、位置検出光L2の出射方向(第1導光部材61の延在方向と直交する方向)では、第1導光部材61が位置する側(X軸方向の一方側X1)で大であり、そこからX軸方向の他方側X2に離間するに伴って連続的に低下していく。
次に、第1線状光源体13Aにおいて第1発光素子12Aが消灯し、第2発光素子12Bが点灯している第2モードでは、図3(b)に示すように、第1線状光源体13Aの第2導光部材62から出射された位置検出光L2の強度は、第2導光部材62の延在方向では、第2発光素子12Bが位置する側(Y軸方向の他方側Y2)で大であり、そこからY軸方向の一方側Y1に離間するに伴って連続的に低下していく。また、第1線状光源体13Aの第2導光部材62から出射された位置検出光L2の強度は、位置検出光L2の出射方向(第2導光部材62の延在方向と直交する方向)では、第2導光部材62が位置する側(X軸方向の一方側X1)で大であり、そこからX軸方向の他方側X2に向けて離間するに伴って連続的に低下していく。
なお、第1線状光源体13Aにおいて第1発光素子12Aおよび第2発光素子12Bの双方が点灯している第3モードでは、図3(a)に示す強度分布と図3(b)に示す強度分布が加算される。従って、図3(c)に示すように、第1線状光源体13Aから出射された位置検出光L2の強度は、第1線状光源体13Aの延在方向で同等であり、位置検出光L2の出射方向(第1導光部材61の延在方向と直交する方向)では、第1線状光源体13Aが位置する側(X軸方向の一方側X1)からX軸方向の他方側X2に向かって連続的に低下していく。
同様に、第2線状光源体13Bにおいて第1発光素子12Cが点灯し、第2発光素子12Dが消灯している第1モードでは、図3(d)に示すように、第2線状光源体13Bの第1導光部材61から出射された位置検出光L2の強度は、第1導光部材61の延在方向では、第1発光素子12Aが位置する側(Y軸方向の一方側Y1)で大であり、そこからY軸方向の他方側Y2に離間するに伴って連続的に低下していく。また、第2線状光源体13Bの第1導光部材61から出射された位置検出光L2の強度は、位置検出光L2の出射方向(第1導光部材61の延在方向と直交する方向)では、第1導光部材61が位置する側(X軸方向の他方側X2)で大であり、そこからX軸方向の他方側X1に離間するに伴って連続的に低下していく。
次に、第2線状光源体13Bにおいて第1発光素子12Cが消灯し、第2発光素子12Dが点灯している第2モードでは、図3(e)に示すように、第2線状光源体13Bの第2導光部材62から出射された位置検出光L2の強度は、第2導光部材62の延在方向では、第2発光素子12Bが位置する側(Y軸方向の他方側Y2)で大であり、そこからY軸方向の一方側Y1に向けて離間するに伴って連続的に低下していく。また、第2線状光源体13Bの第2導光部材62から出射された位置検出光L2の強度は、位置検出光L2の出射方向(第2導光部材62の延在方向と直交する方向)では、第2導光部材62が位置する側(X軸方向の他方側X2)で大であり、そこからX軸方向の一方側X1に向けて離間するに伴って連続的に低下していく。
なお、第2線状光源体13Bにおいて第1発光素子12Cおよび第2発光素子12Dの双方が点灯している第3モードでは、図3(d)に示す強度分布と図3(e)に示す強度分布が加算される。従って、図3(f)に示すように、第2線状光源体13Bから出射された位置検出光L2の強度は、第2線状光源体13Bの延在方向で同等であり、位置検出光L2の出射方向(第1導光部材61の延在方向と直交する方向)では、第2線状光源体13Bが位置する側(X軸方向の他方側X2)からX軸方向の一方側X1に向かって連続的に低下していく。
(光学式位置検出装置10の電気的構成)
図4は、本発明の実施の形態1に係る光学式位置検出装置10の電気的構成等を示す説明図である。図4に示すように、光学式位置検出装置10は、複数の発光素子12(発光素子12A〜12D)の各々を駆動する光源駆動部14と、光検出器30での検出結果に基づいて対象物体Obの位置を検出する位置検出部50とを備えている。光源駆動部14は、複数の発光素子12の各々に対応する駆動回路140(駆動回路140a〜140d)と、駆動回路140を介して複数の発光素子12の各々における点灯を制御する光源制御部145とを備えている。位置検出部50は、スクリーン部材8に平行な面内で直角に交差するX軸方向およびY軸方向のうち、対象物体ObのX軸方向の位置(X座標)を検出するX座標検出部51と、対象物体ObのY軸方向の位置(Y座標)を検出するY座標検出部52とを備えている。さらに、位置検出部50は、スクリーン85に直交するZ軸方向の対象物体Obの位置(Z座標)を検出するZ座標検出部53を備えている。光源制御部145と位置検出部50とは、信号線で接続されており、発光素子12に対する駆動と、位置検出部50での検出動作とは、連動して行われる。
(座標検出の基本原理)
本形態の位置検出機能付き表示装置100においては、スクリーン面8a側に形成した位置検出光L2の強度分布を利用して、位置検出部50は、検出領域10R内の対象物体Obの位置を検出する。そこで、図5を参照して、光強度分布の構成および座標検出の原理を説明する。
図5は、本発明を適用した光学式位置検出装置10で用いた位置検出光L2の強度分布および位置検出部50での基本的な動作内容を示す説明図であり、図5(a)、(b)、(c)は、位置検出光L2のX軸方向の強度分布を示す説明図、対象物体で反射した位置検出光L2の強度を示す説明図、対象物体で反射した位置検出光L2の強度が等しくなるように位置検出光L2の強度分布を調整する様子を示す説明図である。
図1〜図4に示す光学式位置検出装置10において、発光素子12から導光部材(第1導光部材61および第2導光部材62)に位置検出光L2を出射すると、位置検出光L2は、導光部材(第1導光部材61および第2導光部材62)内を伝搬しながら進行し、光出射部131(光出射部611、621)より検出領域10Rに出射される。その際、位置検出光L2の出射強度は、光入射部610、620からの距離(導光部材内での伝搬距離)に応じて変化する。また、検出領域10Rでの出位置検出光L2の強度は、導光部材(第1導光部材61および第2導光部材62)から距離に応じて変化するため、検出領域10Rには、後述する位置検出光L2の強度分布が形成される。
そこで、X座標を検出する際には、図5(a)、(b)に示すように、まず、X座標検出用第1期間において、X軸方向の一方側X1から他方側X2に向かって強度が単調減少していくX座標検出用第1強度分布L2Xaを形成した後、X座標検出用第2期間において、X軸方向の他方側X2から一方側X1に向かって強度が単調減少していくX座標検出用第2強度分布L2Xbを形成する。好ましくは、X座標検出用第1期間において、X軸方向の一方側X1から他方側X2に向かって強度が直線的に減少していくX座標検出用第1強度分布L2Xaを形成した後、X座標検出用第2期間において、X軸方向の他方側X2から一方側X1に向かって強度が直線的に減少していくX座標検出用第2強度分布L2Xbを形成する。従って、検出領域10Rに対象物体Obが配置されると、対象物体Obにより位置検出光L2が反射され、その反射光の一部が光検出器30により検出される。ここで、X座標検出用第1期間に形成するX座標検出用第1強度分布L2Xa、およびX座標検出用第2期間に形成するX座標検出用第2強度分布L2Xbを予め、設定した分布としておけば、以下の方法等により、光検出器30での検出結果に基づいて、対象物体ObのX座標を検出することができる。
例えば、第1の方法では、図5(b)に示すX座標検出用第1強度分布L2Xaと、X座標検出用第2強度分布L2Xbとの差を利用する。より具体的には、X座標検出用第1強度分布L2Xa、およびX座標検出用第2強度分布L2Xbは予め、設定した分布になっているので、X座標検出用第1強度分布L2XaとX座標検出用第2強度分布L2Xbとの差も予め、設定した関数になっている。従って、X座標検出用第1期間においてX座標検出用第1強度分布L2Xaを形成した際の光検出器30での検出値LXaと、X座標検出用第2期間においてX座標検出用第2強度分布L2Xbを形成した際の光検出器30での検出値LXbとの差を求めれば、位置検出部50のX座標検出部51は、対象物体ObのX座標を検出することができる。かかる方法によれば、位置検出光L2以外の環境光、例えば、外光に含まれる赤外成分が光検出器30に入射した場合でも、検出値LXa、LXbの差を求める際、環境光に含まれる赤外成分の強度が相殺されるので、環境光に含まれる赤外成分が検出精度に影響を及ぼすことがない。なお、検出値LXaと検出値LXbとの比によって対象物体ObのX座標を検出することもできる。
次に、第2の方法では、X座標検出用第1期間においてX座標検出用第1強度分布L2Xaを形成した際の光検出器30での検出値LXaと、X座標検出用第2期間においてX座標検出用第2強度分布L2Xbを形成した際の光検出器30での検出値LXbとが等しくなるように、発光素子12に対する制御量(駆動電流)を調整した際の調整量に基づいて対象物体ObのX座標を検出する方法である。かかる方法は、図5(b)に示すX座標検出用第1強度分布L2XaおよびX座標検出用第2強度分布L2XbがX座標に対して直線的に変化する場合に適用できる。
まず、図5(b)に示すように、X座標検出用第1期間およびX座標検出用第2期間においてX座標検出用第1強度分布L2XaとX座標検出用第2強度分布L2Xbを絶対値が等しく、X軸方向で逆向きに形成する。この状態で、X座標検出用第1期間における光検出器30での検出値LXaと、X座標検出用第2期間における光検出器30での検出値LXbとが等しければ、対象物体ObがX軸方向の中央に位置することが分る。
これに対して、X座標検出用第1期間における光検出器30での検出値LXaと、X座標検出用第2期間における光検出器30での検出値LXbとが相違している場合、検出値LXa、LXbが等しくなるように、発光素子12に対する制御量(駆動電流)を調整する。そして、図5(c)に示すように、再度、X座標検出用第1期間においてX座標検出用第1強度分布L2Xaを形成し、X座標検出用第2期間においてX座標検出用第2強度分布L2Xbを形成する。その結果、X座標検出用第1期間における光検出器30での検出値LXaと、X座標検出用第2期間における光検出器30での検出値LXbとが等しくなれば、X座標検出用第1期間での発光素子12に対する制御量の調整量ΔLXaと、X座標検出用第2期間での発光素子12に対する制御量の調整量ΔLXbとの比あるいは差等により、位置検出部50のX座標検出部51は、対象物体ObのX座標を検出することができる。かかる方法によれば、位置検出光L2以外の環境光、例えば、外光に含まれる赤外成分が光検出器30に入射した場合でも、検出値LXa、LXbが等しくなるように発光素子12に対する制御量の調整を行なう際、環境光に含まれる赤外成分の強度が相殺されるので、環境光に含まれる赤外成分が検出精度に影響を及ぼすことがない。
次に、第3の方法でも、第2の方法と同様、X座標検出用第1期間においてX座標検出用第1強度分布L2Xaを形成した際の光検出器30での検出値LXaと、X座標検出用第2期間においてX座標検出用第2強度分布L2Xbを形成した際の光検出器30での検出値LXbとが等しくなるように、発光素子12に対する制御量(駆動電流)を調整した際の調整量に基づいて対象物体ObのX座標を検出する方法である。かかる方法は、図5(b)に示すX座標検出用第1強度分布L2XaおよびX座標検出用第2強度分布L2XbがX座標に対して直線的に変化する場合に適用できる。
まず、図5(b)に示すように、X座標検出用第1期間およびX座標検出用第2期間においてX座標検出用第1強度分布L2XaとX座標検出用第2強度分布L2Xbを絶対値が等しく、X軸方向で逆向きに形成する。この状態で、X座標検出用第1期間における光検出器30での検出値LXaと、X座標検出用第2期間における光検出器30での検出値LXbとが等しければ、対象物体ObがX軸方向の中央に位置することが分る。
これに対して、X座標検出用第1期間における光検出器30での検出値LXaと、X座標検出用第2期間における光検出器30での検出値LXbとが相違している場合、検出値LXa、LXbが等しくなるように、例えば、検出値が低い期間の方、あるいは検出値が高い期間の方の発光素子12に対する制御量(駆動電流)を調整して、再度、X座標検出用第1期間においてX座標検出用第1強度分布L2Xaを形成し、X座標検出用第2期間においてX座標検出用第2強度分布L2Xbを形成する。図5(c)に示す例では、例えば、X座標検出用第1期間での発光素子12に対する制御量を調整量ΔLXa分だけ減少させる。あるいは、X座標検出用第2期間での発光素子12に対する制御量を調整量ΔLXb分だけ増大させる。その結果、X座標検出用第1期間における光検出器30での検出値LXaと、X座標検出用第2期間における光検出器30での検出値LXbとが等しくなれば、制御量を調整した後のX座標検出用第1期間での発光素子12に対する制御量と、制御量を調整した後のX座標検出用第2期間での発光素子12に対する制御量との比あるいは差等により、位置検出部50のX座標検出部51は、対象物体ObのX座標を検出することができる。対象物体ObのX座標を検出することができる。かかる方法によれば、位置検出光L2以外の環境光、例えば、外光に含まれる赤外成分が光検出器30に入射した場合でも、検出値LXa、LXbが等しくなるように発光素子12に対する制御量の調整を行なう際、環境光に含まれる赤外成分の強度が相殺されるので、環境光に含まれる赤外成分が検出精度に影響を及ぼすことがない。
上記の方法1〜3のいずれを採用する場合でも、同様に、Y座標検出用第1期間において、Y軸方向の一方側Y1から他方側Y2に向かって強度が単調減少していくY座標検出用第1強度分布を形成した後、Y座標検出用第2期間において、Y軸方向の他方側Y2から一方側Y1に向かって強度が単調減少していくY座標検出用第2強度分布を形成すれば、位置検出部50のY座標検出部52は、対象物体ObのY座標を検出することができる。
また、Z座標検出期間において、Z軸方向の強度分布を形成すれば、位置検出部50のZ座標検出部53は、対象物体ObのZ座標を検出することができる。
上記のように、光検出器30での検出結果に基づいて対象物体Obの検出領域10R内の位置情報を取得するにあたって、例えば、位置検出部50としてマイクロプロセッサーユニット(MPU)を用い、これにより所定のソフトウェア(動作プログラム)を実行することに従って処理を行う構成を採用することができる。また、論理回路等のハードウェアを用いた信号処理部で処理を行う構成を採用することもできる。
(X座標検出動作)
図6を参照して、本形態の光学式位置検出装置10において、検出領域10R内の対象物体Obの位置を検出する動作を説明する。図6は、本発明の実施の形態1に係る光学式位置検出装置10において位置検出光L2の強度分布を形成する様子を示す説明図であり、図6(a)、(b)は、対象物体ObのX座標を検出する際のX座標検出用強度分布の説明図であり、図6(c)、(d)は、対象物体ObのY座標を検出する際のY座標検出用強度分布の説明図である。
本形態の位置検出機能付き表示装置100において、検出領域10R内の対象物体ObのXY座標を検出するには、以下に説明するX座標検出用第1期間およびX座標検出用第2期間によってX座標を検出し、Y座標検出用第1期間およびY座標検出用第2期間によってY座標を検出する。さらに、本形態の位置検出機能付き表示装置100においては、Z座標検出期間によってZ座標を検出する。ここで、X座標検出用第1期間〜Z座標検出期間の各時間は例えば数msec程度である。
より具体的には、検出領域10R内の対象物体ObのX座標を検出するには、まず、X座標検出用第1期間において、図4に示す光源駆動部14の光源制御部145が駆動回路140を介して発光素子12を制御し、図2に示す第1線状光源体13Aの第1発光素子12Aおよび第2発光素子12Bを点灯させる一方、第2線状光源体13Bの第1発光素子12Cおよび第2発光素子12Dを消灯させる。その結果、図6(a)に示すように、X軸方向の一方側X1から他方側X2に向かって位置検出光L2の強度が単調減少するX座標検出用第1強度分布L2Xa(第1座標検出用強度分布/第1座標検出用第1強度分布)が形成される。本形態のX座標検出用第1強度分布L2Xaでは、X軸方向の一方側X1から他方側X2に向かって位置検出光L2の強度が連続的に略直線的に減少している。かかるX座標検出用第1強度分布L2Xaでは、X軸方向における位置と位置検出光L2の強度とが一定の関係を有している。また、X座標検出用第1強度分布L2Xaでは、位置検出光L2の強度がY軸方向で一定である。このため、対象物体Obで反射して光検出器30で検出される光量は、X座標検出用第1強度分布L2Xaにおける位置検出光L2の強度と比例し、対象物体ObのX軸方向の位置によって規定される値である。
次に、X座標検出用第2期間においては、図4に示す光源駆動部14の光源制御部145が駆動回路140を介して発光素子12を制御し、図2に示す第1線状光源体13Aの第1発光素子12Aおよび第2発光素子12Bを消灯させる一方、第2線状光源体13Bの第1発光素子12Cおよび第2発光素子12Dを点灯させる。その結果、図6(b)に示すように、X軸方向の他方側X2から一方側X1に向かって位置検出光L2の強度が単調減少するX座標検出用第2強度分布L2Xb(第1座標検出用強度分布/第1座標検出用第2強度分布)が形成される。本形態のX座標検出用第2強度分布L2Xbでは、X軸方向の他方側X2から一方側X1に向かって位置検出光L2の強度が連続的に略直線的に減少している。かかるX座標検出用第2強度分布L2Xbでは、X軸方向における位置と位置検出光L2の強度とが一定の関係を有している。また、X座標検出用第2強度分布L2Xbでは、位置検出光L2の強度がY軸方向で一定である。このため、対象物体Obで反射して光検出器30で検出される光量は、X座標検出用第2強度分布L2Xbにおける位置検出光L2の強度と比例し、対象物体ObのX軸方向の位置によって規定される値である。
従って、X座標検出用第1期間において光検出器30で検出された光量と、X座標検出用第2期間において光検出器30で検出された光量との差あるいは比は、対象物体Obの位置によって規定される値である。それ故、位置検出部50のX座標検出部51は、X座標検出用第1期間における光検出器30での検出結果、およびX座標検出用第2期間における光検出器30での検出結果に基づいて、対象物体ObのX座標を検出することができる。
(Y座標検出動作)
検出領域10R内の対象物体ObのY座標を検出するには、まず、Y座標検出用第1期間において、図4に示す光源駆動部14の光源制御部145が駆動回路140を介して発光素子12を制御し、図2に示す第1線状光源体13Aの第1発光素子12A、および第2線状光源体13Bの第1発光素子12Cを点灯させる一方、第1線状光源体13Aの第2発光素子12B、および第2線状光源体13Bの第2発光素子12Dを消灯させる。その結果、図6(c)に示すように、Y軸方向の一方側Y1から他方側Y2に向かって位置検出光L2の強度が単調減少するY座標検出用第1強度分布L2Ya(第2座標検出用強度分布/第2座標検出用第1強度分布)が形成される。本形態のY座標検出用第1強度分布L2Yaでは、Y軸方向の一方側Y1から他方側Y2に向かって位置検出光L2の強度が連続的に略直線的に減少している。かかるY座標検出用第1強度分布L2Yaでは、Y軸方向における位置と位置検出光L2の強度とが一定の関係を有している。また、Y座標検出用第1強度分布L2Yaでは、位置検出光L2の強度がX軸方向で一定である。このため、対象物体Obで反射して光検出器30で検出される光量は、Y座標検出用第1強度分布L2Yaにおける位置検出光L2の強度と比例し、対象物体ObのY軸方向の位置によって規定される値である。
次に、Y座標検出用第2期間においては、図4に示す光源駆動部14の光源制御部145が駆動回路140を介して発光素子12を制御し、図2に示す第1線状光源体13Aの第1発光素子12A、および第2線状光源体13Bの第1発光素子12Cを消灯させる一方、第1線状光源体13Aの第2発光素子12B、および第2線状光源体13Bの第2発光素子12Dを点灯させる。その結果、図6(d)に示すように、Y軸方向の他方側Y2から一方側Y1に向かって位置検出光L2の強度が単調減少するY座標検出用第2強度分布L2Yb(第2座標検出用強度分布/第2座標検出用第2強度分布)が形成される。本形態のY座標検出用第2強度分布L2Ybでは、Y軸方向の他方側Y2から一方側Y1に向かって位置検出光L2の強度が連続的に略直線的に減少している。かかるY座標検出用第2強度分布L2Ybでは、Y軸方向における位置と位置検出光L2の強度とが一定の関係を有している。また、Y座標検出用第2強度分布L2Ybでは、位置検出光L2の強度がX軸方向で一定である。このため、対象物体Obで反射して光検出器30で検出される光量は、Y座標検出用第2強度分布L2Ybにおける位置検出光L2の強度と比例し、対象物体ObのY軸方向の位置によって規定される値である。
従って、Y座標検出用第1期間において光検出器30で検出された光量と、Y座標検出用第2期間において光検出器30で検出された光量との差あるいは比は、対象物体Obの位置によって規定される値である。それ故、位置検出部50のY座標検出部52は、Y座標検出用第1期間における光検出器30での検出結果、およびY座標検出用第2期間における光検出器30での検出結果に基づいて、対象物体ObのY座標を検出することができる。
(Z座標検出動作)
本形態の位置検出機能付き表示装置100において、検出領域10R内の対象物体ObのZ座標を検出するには、図2に示す発光素子12(発光素子12A〜12D)を全て点灯させる。その結果、スクリーン部材8からZ軸方向に離間する方向に向けて位置検出光L2の強度が単調減少するZ座標検出用強度分布が形成される。かかるZ座標検出用強度分布では、Z軸方向における位置と位置検出光L2の強度とが一定の関係を有している。このため、対象物体Obで反射して光検出器30で検出される光量は、Z座標検出用強度分布における位置検出光L2の強度と比例し、対象物体ObのZ軸方向の位置によって規定される値である。従って、位置検出部50のZ座標検出部53は、Z座標検出期間における光検出器30の検出結果に基づいて、対象物体ObのZ座標を検出することができる。
(本形態の主な効果)
以上説明したように、本形態の位置検出機能付き表示装置100では、発光素子12が位置検出光L2を出射すると、スクリーン面8a側に位置検出光L2の強度分布を形成する。従って、スクリーン面8a側に設定された検出領域10Rに位置する対象物体Obによって位置検出光L2が反射すると、かかる光は、光検出器30によって検出される。従って、検出領域10R内での位置と位置検出光L2の強度との関係を予め把握しておけば、光検出器30の受光結果に基づいて対象物体Obの位置を検出することができる。それ故、検出領域10Rに沿って多数の光学素子を配置する必要がないので、低コストかつ低消費電力の光学式位置検出装置10を構成することができる。また、位置検出光L2は赤外光からなるため、位置検出光L2が画像の表示を妨げないという利点がある。
また、本形態では、線状光源体13を用いており、かかる線状光源体13では、延在方向での位置検出光L2の出射強度を制御するのは容易である。また、線状光源体13からの出射方向での位置検出光L2の強度は、線状光源体13からの距離によって確実に規定される。このため、検出領域10Rに位置検出光L2の適正な強度分布を確実に形成することができる。それ故、対象物体Obの位置を高い精度で検出することができる。
さらに、線状光源体13は、位置検出光L2を出射する発光素子12と、検出領域10Rの外周縁に沿って延在する導光部材(第1導光部材61および第2導光部材62)とを備えている。このため、光源として発光素子12を用いることができるので、安価である。また、線状光源体13の延在方向での位置検出光L2の出射強度については、第1導光部材61および第2導光部材62によって確実に制御することができるという利点がある。
さらにまた、本形態において、線状光源体13は、線状光源体13の延在方向において互いに逆向きに、延在方向と直交する方向で重ねて配置された第1導光部材61および第2導光部材62を備えている。このため、線状光源体13に設けた2つの発光素子12の点灯、消灯を制御するだけで、線状光源体13の延在方向の一方側から他方側に向かって出射光量が減少する第1モードと、線状光源体13の延在方向の他方側から一方側に向かって出射光量が減少する第2モードと、線状光源体13の延在方向の一方側から他方側において出射光量が同等の第3モードとを実現することができる。それ故、3種類の強度分布を形成することができ、各々を対象物体Obの位置検出に用いることができる。
しかも、線状光源体13は、検出領域10Rの両側に第1線状光源体13Aおよび第2線状光源体13Bとして配置されている。このため、図6を参照して説明したように、X座標検出用強度第1分布、X座標検出用第2強度分布、Y座標検出用第1強度分布、およびY座標検出用第2強度分布を異なるタイミングで形成することができる。従って、対象物体Obの2次元座標を高い精度で検出することができる。
また、本形態において、光検出器30は、スクリーン面8aに沿う方向に受光部31を向けているので、対象物体Obを検出可能なスクリーン面8aからの離間距離が制限される。従って、スクリーン面8aに近い位置の対象物体Obの検出結果だけを情報として検出することができ、スクリーン面8aから離れた位置の対象物体Obの検出結果については情報として検出しない。それ故、スクリーン面8aから離れた状態での対象物体Obによって情報が誤入力されることがない。
[実施の形態1の変形例1]
図7は、本発明の実施の形態1の変形例1に係る光学式位置検出位置10に用いた線状光源体の説明図である。なお、本形態の基本的な構成は実施の形態1と同様であるため、共通する部分には同一の符号を付して図示し、それらの説明を省略する。
図2を参照して説明したように、実施の形態1では、第1導光部材61と第2導光部材62とは、延在方向(Y軸方向)と直交するZ軸方向において重なるように並列に配置されていたが、本形態では、図7に示すように、第1導光部材61と第2導光部材62とは、延在方向(Y軸方向)と直交するX軸方向で重なるように並列に配置されている。また、本形態では、第2線状光源体13Bにおいても、第1線状光源体13Aと略同様、第1導光部材61と第2導光部材62とは、延在方向(Y軸方向)と直交するX軸方向で並列するように配置されている。このように構成した場合も、実施の形態1と同様な効果を奏する。
[実施の形態1の変形例2]
図8は、本発明の実施の形態1の変形例2に係る光学式位置検出位置10に用いた線状光源体の説明図である。なお、本形態の基本的な構成は実施の形態1と同様であるため、共通する部分には同一の符号を付して図示し、それらの説明を省略する。
図2を参照して説明したように、実施の形態1では、第1導光部材61および第2導光部材62では、傾斜反射面622が連続した平面として形成されていたが、本形態では、図8に示すように、傾斜反射面612、622は、その延在方向において複数の反射面612a、622aとして分割されて鋸歯状に形成されている。このような構成を採用すれば、第1導光部材61および第2導光部材62における光入射部610、620のX軸方向の寸法を短縮することができるという利点がある。
[実施の形態2]
(光学式位置検出装置10の構成)
図9は、本発明の実施の形態2に係る光学式位置検出位置10の構成を模式的に示す説明図である。図10は、本発明を適用した光学式位置検出装置10の電気的構成等を示す説明図である。
図9に示す光学式位置検出位置10も、実施の形態1と同様、図1に示すスクリーン部材8のスクリーン面8a側に設けられた位置検出用光源装置11と、スクリーン面8a側で検出領域10Rに受光部31を向けた光検出器30とを備えている。位置検出用光源装置11は、位置検出光L2として、ピーク波長が850nm付近の波長域にある赤外光を出射する。光検出器30は、フォトダイオードやフォトトランジスター等の受光素子からなる。このように構成した光学式位置検出装置10では、位置検出用光源装置11から検出領域10Rに位置検出光L2を出射すると、位置検出光L2は、検出領域10Rに強度分布を形成する。また、光検出器30は、対象物体Obで反射した位置検出光L3を検出する。
本形態の光学式位置検出位置10においても、実施の形態1と同様、四角形の検出領域10Rの外側に、検出領域10Rの外周縁に沿って延在する線状光源体13と、図10を参照して後述する光源駆動部14とを備えている。線状光源体13は、検出領域10Rの外周縁に沿って延在する光出射部131を備えており、かかる光出射部131から位置検出光L2を検出領域10Rに向けて出射する。本形態において、線状光源体13は、X軸方向で検出領域10Rを挟む両側2箇所に第1線状光源体13Cおよび第2線状光源体13Dとして配置されている。2つの線状光源体13(第1線状光源体13Cおよび第2線状光源体13D)は同一の構成を有している。
具体的には、第1線状光源体13Cは、まず、検出領域10RにおいてX軸方向の一方側X1に位置する外周縁に沿ってY軸方向に延在する導光部材66と、複数の発光素子12(発光素子12E〜12J)を有している。かかる導光部材66はポリカーボネートやアクリル樹脂等の透明な樹脂により構成されている。発光素子12(発光素子12E〜12J)は、赤外光を発散光として出射する発光ダイオードからなる。
導光部材66は、光出射部131と、光出射部131に対向する面側において第1線状光源体13Cの延在方向の複数個所に設けられたプリズム状突部67とを備えている。ここで、プリズム状突部67は、光出射部131に対して斜めの傾斜反射面671を構成する第1側面と、傾斜反射面671に対して斜めの光入射部672を構成する第2側面とを備えており、複数のプリズム状突部67の光入射部672の各々に向けて発光素子12(発光素子12E〜12J)が設けられている。本形態において、傾斜反射面671は、光出射部131に対して約30°の角度を成している。光入射部672は、光出射部131に対して約90°の角度を成しており、傾斜反射面671に対して約60°の角度を成している。
第2線状光源体13Dは、第1線状光源体13Cと同様、検出領域10RにおいてX軸方向の他方側X2に位置する外周縁に沿ってY軸方向に延在する導光部材66と、複数の発光素子12(発光素子12K〜発光素子12P)を有している。かかる導光部材66はポリカーボネートやアクリル樹脂等の透明な樹脂により構成されている。発光素子12(発光素子12K〜12P)は、赤外光を出射する発光ダイオードからなる。
導光部材66は、光出射部131と、光出射部131に対向する面側において第1線状光源体13Cの延在方向の複数個所に設けられたプリズム状突部67とを備えている。ここで、プリズム状突部67は、光出射部131に対して斜めの傾斜反射面671を構成する第1側面と、傾斜反射面671に対して斜めの光入射部672を構成する第2側面とを備えており、複数のプリズム状突部67の光入射部672の各々に向けて発光素子12(発光素子12K〜12P)が設けられている。本形態において、傾斜反射面671は、光出射部131に対して約30°の角度を成している。光入射部672は、光出射部131に対して約90°の角度を成しており、傾斜反射面671に対して約60°の角度を成している。
このように構成した線状光源体13(第1線状光源体13Cおよび第2線状光源体13D)において、導光部材66は、本形態のように、複数の部材66aを組み合わせて構成する場合がある他、全体が一体の樹脂成形品で構成される場合がある。
図10に示すように、本形態の光学式位置検出装置10では、複数の発光素子12(発光素子12E〜12P)の各々を駆動する光源駆動部14と、光検出器30での検出結果に基づいて対象物体Obの位置を検出する位置検出部50とを備えている。光源駆動部14は、複数の発光素子12の各々に対応する駆動回路140(駆動回路140e〜140p)と、駆動回路140を介して複数の発光素子12の各々における点灯を制御する光源制御部145とを備えている。位置検出部50は、スクリーン部材8に平行な面内で直角に交差するX軸方向およびY軸方向のうち、対象物体ObのX軸方向の位置(X座標)を検出するX座標検出部51と、対象物体ObのY軸方向の位置(Y座標)を検出するY座標検出部52とを備えている。さらに、位置検出部50は、スクリーン85に直交するZ軸方向の対象物体Obの位置(Z座標)を検出するZ座標検出部53を備えている。光源制御部145と位置検出部50とは、信号線で接続されており、発光素子12に対する駆動と、位置検出部50での検出動作とは、連動して行われる。
(X座標検出動作)
次に、本形態の光学式位置検出装置10において、検出領域10R内の対象物体Obの位置を検出する動作を説明する。なお、本形態の光学式位置検出装置10でも、位置検出用光源装置11は、実施の形態1と同様な強度分布を形成する。従って、検出動作を説明するにあたっては、実施の形態1と同様、図6を参照する。
本形態の光学式位置検出装置10において、検出領域10R内の対象物体ObのX座標を検出するには、まず、X座標検出用第1期間において、図10に示す光源駆動部14の光源制御部145が駆動回路140を介して発光素子12を制御し、図9に示す発光素子12の発光量のバランスを以下の条件
第1線状光源体13A
12E=12F=12G=12H=12I=12J
第2線状光源体13B
12K、12L、12M、12N、12O、12P=消灯
とする。その結果、図6(a)に示すように、X軸方向の一方側X1から他方側X2に向かって位置検出光L2の強度が単調減少するX座標検出用第1強度分布L2Xa(第1座標検出用強度分布/第1座標検出用第1強度分布)が形成される。本形態のX座標検出用第1強度分布L2Xaでは、X軸方向の一方側X1から他方側X2に向かって位置検出光L2の強度が連続的に略直線的に減少している。かかるX座標検出用第1強度分布L2Xaでは、X軸方向における位置と位置検出光L2の強度とが一定の関係を有している。また、X座標検出用第1強度分布L2Xaでは、位置検出光L2の強度がY軸方向で一定である。このため、対象物体Obで反射して光検出器30で検出される光量は、X座標検出用第1強度分布L2Xaにおける位置検出光L2の強度と比例し、対象物体ObのX軸方向の位置によって規定される値である。
次に、X座標検出用第2期間においては、図10に示す光源駆動部14の光源制御部145が駆動回路140を介して発光素子12を制御し、図9に示す発光素子12の発光量のバランスを以下の条件
第1線状光源体13A
12E、12F、12G、12H、12I、12J=消灯
第2線状光源体13B
12K=12L=12M=12N=12O=12P
とする。その結果、図6(b)に示すように、X軸方向の他方側X2から一方側X1に向かって位置検出光L2の強度が単調減少するX座標検出用第2強度分布L2Xb(第1座標検出用強度分布/第1座標検出用第2強度分布)が形成される。本形態のX座標検出用第2強度分布L2Xbでは、X軸方向の他方側X2から一方側X1に向かって位置検出光L2の強度が連続的に略直線的に減少している。かかるX座標検出用第2強度分布L2Xbでは、X軸方向における位置と位置検出光L2の強度とが一定の関係を有している。また、X座標検出用第2強度分布L2Xbでは、位置検出光L2の強度がY軸方向で一定である。このため、対象物体Obで反射して光検出器30で検出される光量は、X座標検出用第2強度分布L2Xbにおける位置検出光L2の強度と比例し、対象物体ObのX軸方向の位置によって規定される値である。
従って、X座標検出用第1期間において光検出器30で検出された光量と、X座標検出用第2期間において光検出器30で検出された光量との差あるいは比は、対象物体Obの位置によって規定される値である。それ故、位置検出部50のX座標検出部51は、X座標検出用第1期間における光検出器30での検出結果、およびX座標検出用第2期間における光検出器30での検出結果に基づいて、対象物体ObのX座標を検出することができる。
(Y座標検出動作)
検出領域10R内の対象物体ObのY座標を検出するには、まず、Y座標検出用第1期間において、図10に示す光源駆動部14の光源制御部145が駆動回路140を介して発光素子12を制御し、図9に示す発光素子12の発光量のバランスを以下の条件
第1線状光源体13A
12E>12F>12G>12H>12I>12J
第2線状光源体13B
12K>12L>12M>12N>12O>12P
とする。その結果、図6(c)に示すように、Y軸方向の一方側Y1から他方側Y2に向かって位置検出光L2の強度が単調減少するY座標検出用第1強度分布L2Ya(第2座標検出用強度分布/第2座標検出用第1強度分布)が形成される。本形態のY座標検出用第1強度分布L2Yaでは、Y軸方向の一方側Y1から他方側Y2に向かって位置検出光L2の強度が連続的に略直線的に減少している。かかるY座標検出用第1強度分布L2Yaでは、Y軸方向における位置と位置検出光L2の強度とが一定の関係を有している。また、Y座標検出用第1強度分布L2Yaでは、位置検出光L2の強度がX軸方向で一定である。このため、対象物体Obで反射して光検出器30で検出される光量は、Y座標検出用第1強度分布L2Yaにおける位置検出光L2の強度と比例し、対象物体ObのY軸方向の位置によって規定される値である。
次に、Y座標検出用第2期間においては、図10に示す光源駆動部14の光源制御部145が駆動回路140を介して発光素子12を制御し、図9に示す発光素子12の発光量のバランスを以下の条件
第1線状光源体13A
12E<12F<12G<12H<12I<12J
第2線状光源体13B
12K<12L<12M<12N<12O<12P
とする。その結果、図6(d)に示すように、Y軸方向の他方側Y2から一方側Y1に向かって位置検出光L2の強度が単調減少するY座標検出用第2強度分布L2Yb(第2座標検出用強度分布/第2座標検出用第2強度分布)が形成される。本形態のY座標検出用第2強度分布L2Ybでは、Y軸方向の他方側Y2から一方側Y1に向かって位置検出光L2の強度が連続的に略直線的に減少している。かかるY座標検出用第2強度分布L2Ybでは、Y軸方向における位置と位置検出光L2の強度とが一定の関係を有している。また、Y座標検出用第2強度分布L2Ybでは、位置検出光L2の強度がX軸方向で一定である。このため、対象物体Obで反射して光検出器30で検出される光量は、Y座標検出用第2強度分布L2Ybにおける位置検出光L2の強度と比例し、対象物体ObのY軸方向の位置によって規定される値である。
従って、Y座標検出用第1期間において光検出器30で検出された光量と、Y座標検出用第2期間において光検出器30で検出された光量との差あるいは比は、対象物体Obの位置によって規定される値である。それ故、位置検出部50のY座標検出部52は、Y座標検出用第1期間における光検出器30での検出結果、およびY座標検出用第2期間における光検出器30での検出結果に基づいて、対象物体ObのY座標を検出することができる。
(Z座標検出動作)
本形態の位置検出機能付き表示装置100において、検出領域10R内の対象物体ObのZ座標を検出するには、図9に示す発光素子12(発光素子12E〜12P)を全て同一の発光量で点灯させる。その結果、スクリーン部材8からZ軸方向に離間する方向に向けて位置検出光L2の強度が単調減少するZ座標検出用強度分布が形成される。かかるZ座標検出用強度分布では、Z軸方向における位置と位置検出光L2の強度とが一定の関係を有している。このため、対象物体Obで反射して光検出器30で検出される光量は、Z座標検出用強度分布における位置検出光L2の強度と比例し、対象物体ObのZ軸方向の位置によって規定される値である。従って、位置検出部50のZ座標検出部53は、Z座標検出期間における光検出器30の検出結果に基づいて、対象物体ObのZ座標を検出することができる。
(本形態の主な効果)
以上説明したように、本形態の位置検出機能付き表示装置100でも、実施の形態1と同様、発光素子12が位置検出光L2を出射すると、スクリーン面8a側に位置検出光L2の強度分布を形成する。従って、スクリーン面8a側に設定された検出領域10Rに位置する対象物体Obによって位置検出光L2が反射すると、かかる光は、光検出器30によって検出される。従って、検出領域10R内での位置と位置検出光L2の強度との関係を予め把握しておけば、光検出器30の受光結果に基づいて対象物体Obの位置を検出することができる。また、位置検出光L2は赤外光からなるため、位置検出光L2が画像の表示を妨げないという利点がある。
また、本形態では、複数の発光素子12を用いているいが、光検出器30は、1つで済む。しかも、検出領域10Rに形成した強度分布を利用するため、発光素子12の数が少なくてよい。このため、低コストかつ低消費電力の光学式位置検出装置10を構成することができる。
また、本形態では、線状光源体13を用いており、かかる線状光源体13では、延在方向での位置検出光L2の出射強度を制御するのは容易である。また、線状光源体13からの出射方向での位置検出光L2の強度は、線状光源体13からの距離によって確実に規定される。このため、検出領域10Rに位置検出光L2の適正な強度分布を確実に形成することができる。それ故、対象物体Obの位置を高い精度で検出することができる。
さらに、線状光源体13は、位置検出光L2を出射する発光素子12と、検出領域10Rの外周縁に沿って延在する導光部材66とを備えている。このため、光源として発光素子12を用いることができるので、安価である。また、線状光源体13の延在方向での位置検出光L2の出射強度については、導光部材66および発光素子12によって確実に制御することができるという利点がある。
しかも、線状光源体13は、検出領域10Rの両側に複数の発光素子12を備えている。このため、図6を参照して説明したように、X座標検出用第1強度分布、X座標検出用第2強度分布、Y座標検出用第1強度分布、およびY座標検出用第2強度分布を異なるタイミングで形成することができる。従って、対象物体Obの2次元座標を高い精度で検出することができる。
[別の実施の形態]
図11は、本発明を適用した光学式位置検出装置10に用いられる出射方向制限部材の説明図である。上記実施の形態1、2では、線状光源体13から検出領域10Rに位置検出光L2を直接、出射したが、本形態では、線状光源体13の前方に出射方向制限部材70が設けられている。かかる出射方向制限部材70には、線状光源体13の延在方向に沿って複数の角穴部71が形成されており、かかる角穴部71は、線状光源体13からの位置検出光L2の出射方向で貫通している。このため、位置検出光L2は、角穴部71を通って検出領域10Rに出射されることになる。
このように構成した出射方向制限部材70において、角穴部71の上下の壁面711、712は、線状光源体13の光出射部131が向いている方向(X軸方向)、および線状光源体13の延在方向(Y軸方向)の双方に対して直交する方向(Z軸方向)への位置検出光L2の出射を制限する第1遮光部72になっている。また、角穴部71の左右の壁面713、714は、光出射部131が向いている方向(X軸方向)から線状光源体13の延在方向(Y軸方向)に向けて斜めに傾いた方向への位置検出光L2の出射を制限する第2遮光部73になっている。
このため、光出射部131から検出領域10Rに出射される位置検出光L2の発散角を狭めることができ、光出射部131から検出領域10Rに位置検出光L2を略平行光として出射することができる。このため、検出領域10Rに位置検出光L2の強度分布を適正に形成することができるので、対象物体Obの位置を精度よく検出することができる。また、第1遮光部72および第2遮光部73が共通の出射方向制限部材70に形成されているため、線状光源体13の前側に出射方向制限部材70を配置するだけで、検出領域10Rに位置検出光L2の強度分布を適正に形成することができるという利点がある。
なお、出射方向制限部材70には、第1遮光部72および第2遮光部73の一方の遮光部のみを設けてもよい。この場合でも、遮光部を設けた側では、位置検出光L2の発散角を狭めることができる。
[投射型の位置検出機能付き表示装置の変形例]
図12は、本発明の別の投射型の位置検出機能付き表示装置100の構成を模式的に示す説明図であり、図12(a)、(b)は、位置検出機能付き表示装置100の要部を斜め上からみた様子を模式的に示す説明図、および横方向からみた様子を模式的に示す説明図である。なお、本形態の基本的な構成は、上記実施の形態と同様であるため、共通する部分には同一の符号を付して図示し、それらの説明を省略する。
上記実施の形態において、光検出器30は、スクリーン部材8のスクリーン面8aの側において、検出領域10Rの外側でスクリーン面8aに沿う方向に受光部31を向けていたが、図12に示すように、本形態では、光検出器30は、スクリーン面8aの面外方向からスクリーン面8aに受光部31を向けている。より具体的には、光検出器30は、画像投射装置200の筐体250の前面部201に設けられている。このため、光検出器30は、位置検出光L2のうち、対象物体Obで画像投射装置200に向けて反射した位置検出光L3を検出する。
従って、本形態の位置検出機能付き表示装置100では、対象物体Obを検出可能なスクリーン面8aからの離間距離を拡大することができる。また、画像投射装置200とは別に光検出器30を設置する必要がない。また、画像投射装置200の側で対象物体Obの位置を検出するための処理を行なうことができる。さらに、対象物体Obの位置検出結果を画像投射装置200から投射される画像に反映させるのが容易である。
[他の実施の形態]
上記実施の形態では、検出領域10RをX軸方向の両側に線状光源体13を設けたが、検出領域10RをY軸方向の両側に線状光源体13を設けてもよい。
上記実施の形態では、検出領域10Rを挟む両側に線状光源体13を設けたが、検出領域10Rを囲む4方に線状光源体13を配置してもよい。
上記実施の形態では、線状光源体13を発光素子12と導光板によって構成したが、棒状に延在する赤外ランプを線状光源体13として用いてもよい。
本発明の光学式位置検出装置10および位置検出機能付き表示装置100は、上述の実施形態にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
[位置検出機能付き表示装置100の変形例]
上記実施の形態では、画像生成装置として画像投射装置200を備えている構成であったが、図13に示すように、直視型の表示装置を画像生成装置として採用すれば、図14を参照して後述する電子機器に用いることができる。
図13は、本発明の変形例に係る位置検出機能付き表示装置100の説明図である。なお、本形態の位置検出機能付き表示装置100において、光学式位置検出装置10の構成は、上記実施の形態と同様であるため、共通する部分については同一の符号を付してそれらの説明を省略する。
図13に示す位置検出機能付き表示装置100は、光学式位置検出装置10と、画像生成装置としての液晶装置、有機エレクトロルミネッセンス装置やプラズマ表示装置等といった直視型表示装置208を備えている。光学式位置検出装置10は、上記実施の形態で説明した線状光源体13と、検出領域10Rに受光部31を向けた光検出器30とを備えている。直視型表示装置208は、検出領域10Rに平面視で重なる領域に画像表示領域20Rを備えており、かかる画像表示領域20Rは検出領域10Rと平面視で重なっている。
(電子機器への搭載例)
図14を参照しながら、図13を参照して説明した位置検出機能付き表示装置100を適用した電子機器について説明する。図14は、本発明に係る位置検出機能付き表示装置を用いた電子機器の説明図である。図14(a)に、位置検出機能付き表示装置100を備えたモバイル型のパーソナルコンピューターの構成を示す。パーソナルコンピューター2000は、表示ユニットとしての位置検出機能付き表示装置100と本体部2010を備える。本体部2010には、電源スイッチ2001、およびキーボード2002が設けられている。図14(b)に、位置検出機能付き表示装置100を備えた携帯電話機の構成を示す。携帯電話機3000は、複数の操作ボタン3001、スクロールボタン3002、および表示ユニットとしての位置検出機能付き表示装置100を備える。スクロールボタン3002を操作することによって、位置検出機能付き表示装置100に表示される画面がスクロールされる。図14(c)に、位置検出機能付き表示装置100を適用した情報携帯端末(PDA:Personal Digital Assistants)の構成を示す。情報携帯端末4000は、複数の操作ボタン4001、電源スイッチ4002、および表示ユニットとしての位置検出機能付き表示装置100を備える。電源スイッチ4002を操作すると、住所録やスケジュール帳といった各種の情報が位置検出機能付き表示装置100に表示される。
なお、位置検出機能付き表示装置100が適用される電子機器としては、図14に示すものの他、デジタルスチールカメラ、液晶テレビ、ビューファインダー型、モニター直視型のビデオテープレコーダー、カーナビゲーション装置、ページャー、電子手帳、電卓、ワードプロセッサー、ワークステーション、テレビ電話、POS端末、銀行端末等の電子機器等が挙げられる。そして、これらの各種電子機器の表示部として、前述した位置検出機能付き表示装置100が適用可能である。
10・・光学式位置検出装置、10R・・検出領域、11・・位置検出用光源装置、12、12A〜12P・・発光素子、13・・線状光源体、13A、13C・・第1線状光源体、13B、13D・・第2線状光源体、30・・光検出器、50・・位置検出部、61・・第1導光部材、62・・第2導光部材、66・・導光部材、67・・プリズム状突部、610、620、672・・光入射部、131、611、621・・光出射部、612、622、671・・傾斜反射面、70・・出射方向制限部材、72・・第1遮光部、73・・第2遮光部、100・・位置検出機能付き表示装置

Claims (7)

  1. 検出領域内の対象物体の位置を光学的に検出するための光学式位置検出装置であって、
    前記検出領域に位置検出光を出射して当該検出領域に前記位置検出光の強度分布を形成する位置検出用光源装置と、
    前記対象物体で反射した前記位置検出光を受光する光検出器と、
    前記光検出器での受光結果に基づいて前記対象物体の位置を検出する位置検出部と、
    を有し、
    前記位置検出用光源装置は、前記検出領域の外周縁に沿って延在して当該検出領域に向けて前記位置検出光を出射する光出射部を備えた線状光源体と、該線状光源体を駆動する光源駆動部と、を有し、
    前記線状光源体は、前記検出領域の外周縁に沿って延在する第1導光部材と、該第1導光部材の延在方向の一方端に設けられた光入射部に前記位置検出光を出射する第1発光素子と、前記検出領域の外周縁に沿って延在する第2導光部材と、該第2導光部材の延在方向の一方端に設けられた光入射部に前記位置検出光を出射する第2発光素子と、を備え、
    前記第1導光部材および前記第2導光部材は、前記光出射部と、前記光出射部に対して斜めの傾斜反射面と、を備え、
    前記第1導光部材と前記第2導光部材とは、前記線状光源体の延在方向において互いに逆向き、かつ、当該延在方向と直交する方向で並列するように配置されていることを特徴とする光学式位置検出装置。
  2. 検出領域内の対象物体の位置を光学的に検出するための光学式位置検出装置であって、
    前記検出領域に位置検出光を出射して当該検出領域に前記位置検出光の強度分布を形成する位置検出用光源装置と、
    前記対象物体で反射した前記位置検出光を受光する光検出器と、
    前記光検出器での受光結果に基づいて前記対象物体の位置を検出する位置検出部と、
    を有し、
    前記位置検出用光源装置は、前記検出領域の外周縁に沿って延在して当該検出領域に向けて前記位置検出光を出射する光出射部を備えた線状光源体と、該線状光源体を駆動する光源駆動部と、を有し、
    前記線状光源体は、前記検出領域の外周縁に沿って延在する導光部材と、該導光部材に向けて前記位置検出光を出射する複数の発光素子と、を備え、
    前記導光部材は、前記光出射部と、該光出射部に対向する面側において前記線状光源体の延在方向の複数個所に設けられたプリズム状突部と、を備え、
    該プリズム状突部は、前記光出射部に対して斜めの傾斜反射面を構成する第1側面と、
    前記傾斜反射面に対して斜めの光入射部を構成する第2側面と、を備え、
    前記プリズム状突部の前記光入射部に向けて前記発光素子が設けられていることを特徴とする光学式位置検出装置。
  3. 前記線状光源体は、前記検出領域を間に挟む両側に該検出領域の外周縁に沿って延在する第1線状光源体および第2線状光源体として設けられており、
    前記第1線状光源体および前記第2線状光源体は、前記光源駆動部によって、延在方向の一方側から他方側に向かって出射光量が減少する第1モードと、延在方向の前記他方側から前記一方側に向かって出射光量が減少する第2モードと、延在方向の前記一方側から前記他方側において出射光量が同等の第3モードと、に切り換えられることを特徴とする請求項1または2に記載の光学式位置検出装置。
  4. 前記光出射部の前方には、当該光出射部が向いている方向および前記延在方向の双方に対して直交する方向への前記位置検出光の出射を制限する第1遮光部、および前記延在方向の複数個所で前記光出射部が向いている方向から前記延在方向に向けて斜めに傾いた方向への前記位置検出光の出射を制限する第2遮光部のうちの少なくともが一方が設けられていることを特徴とする請求項1乃至の何れか一項に記載の光学式位置検出装置。
  5. 前記第1遮光部および前記第2遮光部が共通の出射方向制限部材に形成されていることを特徴とする請求項に記載の光学式位置検出装置。
  6. 前記位置検出光は赤外光からなることを特徴とする請求項1乃至の何れか一項に記載の光学式位置検出装置。
  7. 請求項1乃至の何れか一項に記載の光学式位置検出装置を備えた位置検出機能付き表示装置であって、
    前記検出領域に対して重なる領域に画像を形成する画像生成装置を有していることを特徴とする位置検出機能付き表示装置。
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