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JP5334444B2 - 商品移動用具 - Google Patents
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本発明は、陳列用フックに吊下げた商品の補充や交換の際に用いられる商品移動用具に関するものである。
陳列用フックは、商店等において、ボードやレール等を有する構造体に基端部を固定して略水平状態にし、複数の商品を吊下げた状態で陳列するものである。この陳列用フックは、構造体の竪の面に多数配置することで、限られたスペースに多種類の商品を陳列することができるが、隣接する商品同士の間隔が小さい場合、商品が減ってくると隣接する別の商品に隠れてしまうことがある。
そこで、従来の陳列用フックとしては、ばねにより前方に付勢された押し板を備え、この押し板で商品を常に前方に押出すようにしたもの(特許文献1)や、操作桿を有する押し板を備え、商品が減った場合に、操作桿を引くことにより押し板で商品を前方に移動させるようにしたもの(特許文献2)があった。
特開平09−238791号公報 特開2000−350645号公報
ところで、上記したような陳列用フックを用いた商品展示では、商品を陳列順に販売した方が好ましいので、商品の補充を行うには、陳列商品の後ろ側に補充商品を入れる必要がある。すなわち、商品の補充を行うには、陳列商品を一旦外してから補充商品を一つずつ補充し、その後、先の陳列商品を一つずつ戻す作業を行うこととなる。
ところが、陳列用フックを用いた商品展示では、隣接する商品同士の間隔が小さいことが多いので、商品の補充や交換といった手作業が非常に煩雑であった。そして、従来においては、先述したように、商品の前出し機能を備えた陳列用フックはあるものの、陳列用フックに吊下げた商品の補充や交換等の作業を容易にする手段は無かった。
本発明は、上記従来の状況に鑑みて成されたものであって、陳列用フックに吊下げた商品の補充や交換等の作業を容易に行うことができる商品移動用具を提供することを目的としている。
本発明の商品移動用具は、陳列用フックに吊下げた商品を取扱うための道具であって、陳列用フックと同様に複数の商品が吊下げ可能な軸部を備え、軸部の先端に、陳列用フックの先端部に係合して陳列用フックと軸部とを連続状態にする係合部を備えると共に、軸部の基端に、手持ち用の把持部を備え、係合部が、陳列用フックの先端部と係合する孔であって、孔の開口縁部が、上向きの傾斜面である構成としており、上記構成をもって従来の課題を解決するための手段としている。
本発明の商品移動用具は、把持部を持って簡単に取扱うことができ、陳列用フックの先端部に係合部を係合した状態において、陳列用フックと軸部との間で商品を自在に移動させることができるので、陳列用フックに吊下げた商品の補充や交換等の作業を極めて容易に行うことができる。また、商品移動用具は、係合部を孔とし且つ孔の開口縁部を上向きの傾斜面としているので、当該商品移動用具から陳列用フックへ商品を移動させる際に、傾斜面の下部が商品の通し穴の隙間に入り込み、さらに、傾斜面がガイドとなって商品の移動を円滑に行うことができる。
図1は、本発明の商品移動用具の一実施形態を説明する図である。
図1(b)に先端側を示す陳列用フック100は、金属製又はプラスチック製の丸棒を素材としたもので、ボードやレールを有する図外の構造体に基端部を固定して水平状態にしてある。そして、陳列用フック100は、図1(c)に示す如く商品Cの通し穴Hに通して、複数の商品Cを吊下げ状態で陳列する。また、陳列用フック100は、その先端部が、商品Cの脱落を防ぐために上向きにしてある。
図1(a)に示す商品移動用具T1は、陳列用フック100よりも若干大径の金属製又はプラスチック製の丸棒を素材としたものであって、陳列用フック100と同様に複数の商品Cが吊下げ可能な直線状の軸部1を備えている。そして、商品移動用具T1は、軸部1の先端に、陳列用フック100の先端部に係合して陳列用フック100と軸部1とを連続状態にする係合部2を備えると共に、軸部1の基端に、同軸部1よりも大径の手持ち用の把持部13を備えている。
商品移動用具T1は、先端部近傍に折曲部4を設けて、先端部分を下向きに曲成してある。また、この実施形態の係合部2は、陳列用フック100の先端部に係脱自在な断面円形の孔であり、孔の開口縁部が上向きの傾斜面5になっている。さらに、商品移動用具T1は、軸部1と把持部13との間に、双方を連続させる屈曲部6を有している。
上記構成を備えた商品移動用具T1は、陳列用フック100に吊下げた商品Cの補充や交換等の作業を行うには、把持部13を持って取り扱う。そして、商品移動用具T1は、陳列用フック100の商品Cの補充を行う場合、すなわち吊下げた陳列商品Cの後ろ側に補充商品を入れる場合には、以下のように使用する。
先ず、図1(b)に示すように、陳列用フック100の先端部に商品移動用具T1の係合部2を係合させる。このとき、商品移動用具T1は、折曲部4により先端部分を下向きに曲成してあるので、陳列用フック100の上向きの先端部に対して係合部2を容易に係合させることができる。
次に、商品移動用具T1は、陳列用フック100に吊下げていた商品Cを軸部1に移動させ、陳列用フック100の先端部から係合部2を外す。この際、商品Cの移動は、手で行っても良いし、図示しない別の前出し用具を利用しても良い。
ここで、図1(c)に示すように、商品Cの通し穴Hの直径は陳列用フック100の直径よりも充分に大きいので、通し穴Hと陳列用フック100との間には、隙間Sが形成される。これに対して、商品移動用具T1は、係合部2を孔とし且つ孔の開口縁部を上向きの傾斜面5としているので、上記の如く商品Cを移動させる際に、傾斜面5の下部が通し穴Hの隙間Sに入り込み、さらに、傾斜面5がガイドとなって商品Cの移動を円滑に行うことができる。
また、商品移動用具T1は、軸部1に商品Cを移動させたときには、軸部1の基端側に設けた屈曲部6がストッパとして機能し、把持部13を握る手に商品Cが当たるのを防ぐことができる。
次に、商品移動用具T1は、軸部1に補充の商品Cを追加する。このとき、商品移動用具T1は、移動させた陳列商品C及び追加した補充商品Cを一目で確認することができるので、商品管理にも非常に便利である。なお、補充商品Cの数が少ない場合には、空の陳列用フック100に直接取付けても構わない。
その後、商品移動用具T1は、陳列用フック100の先端部に係合部2を再び係合させ、軸部1の全ての商品Cを陳列用フック100に移動させる。この際、商品Cの移動は、手で行っても良いが、係合部2の軸線回りに商品移動用具T1を回動させることで、軸部1を傾斜させて商品Cを自重で移動させることもできる。
このように、上記実施形態の商品移動用具T1は、把持部13を持って簡単に取扱うことができ、陳列用フック100の先端部に係合部2を係合した状態において、陳列用フック100と軸部1との間で商品Cを自在に移動させることができるので、商品Cの補充や交換等の作業を極めて容易に且つ迅速に行うことができる。
図2は、本発明の商品移動用具の他の実施形態を説明する図である。なお、先の実施形態と同一の構成部位は、同一符号を付して詳細な説明を省略する。
図2(a)に示す商品移動用具T2は、傾斜面5とした先端部から把持部3に至る全体が丸棒の素材で一体的に形成してあり、把持部3に滑り止め7が巻き付けてあると共に、把持部3の反軸部1側の端部には、陳列用フック(図1参照)に吊下げた商品の移動操作用の掛止部8が設けてある。この掛止部8は、図2(b)に示すように、把持部3の軸線に対して直交する状態に固定したプレート状部材であって、陳列用フックに係合するU字形状の切欠部9を有している。
上記構成を備えた商品移動用具T2は、先の実施形態と同様の作用及び効果を得ることができるうえに、商品の前出し用具にもなる。すなわち、商品移動用具T2は、軸部1の先端部側を持てば、この状態で先端側となる掛止部8を利用して、陳列用フックに吊下げた商品の前出し作業を容易に行うことができる。
図3は、本発明の商品移動用具のさらに他の実施形態を説明する図である。なお、先の実施形態と同一の構成部位は、同一符号を付して詳細な説明を省略する。
図3(a)に示す商品移動用具T3は、陳列用フック(図1参照)と同様に複数の商品が吊下げ可能な直線状の軸部1を備え、軸部1の先端に、係合部2を有する先端部材12を回動可能に備えると共に、軸部の基端に、軸部1よりも大径の把持部13を回動可能に備えている。係合部2は、陳列用フックの先端部に係脱自在な孔であり、孔の開口縁部が上向きの傾斜面5になっている。
先端部材12は、図3(b)に示す水平断面において、軸部1側の端部に、中央突片12aを有している。これに対して、軸部1は、先端部材12側の端部に、中央突片12aを挟む一対の側部突片1a,1aを有している。そして、互いに組み合わせた中央突片12a及び側部突片1a,1aに、連結ピン14を貫通させることにより、軸部1に対して先端部材12を上下方向に回動可能に連結している。
なお、軸部1及び先端部材12は、各突片1a,12aと連結ピン14との寸法設定等によって双方の間に適当な摩擦力をもたせることで、先端部材12を任意の回動姿勢で維持する構成にすることができる。
また、商品移動用具T3は、軸部1の基端に、ヒンジ部材15及びヒンジピン16を介して把持部13が回動可能に連結してある。これにより、商品移動用具T3は、図中に仮想線で示すように、軸部1と平行になるように把持部13を畳むことができ、収納に便利なものとなる。
上記構成を備えた商品移動用具T3は、先の実施形態と同様の作用及び効果を得ることができ、陳列用フックと軸部1との間で商品を移動させる際には、先端部材12と軸部1とを各々の突片12a、1aで連結しているので、この連結部分に商品が引っ掛かることなく円滑に移動させることができる。
また、商品移動用具T3は、とくに、軸部1から陳列用フックに商品を移動させる際には、陳列用フックと係合部2とを係合させた状態において、把持部13を上げるだけで先端部材12に対して軸部1が回動して傾斜し、これにより商品を自重で移動させることができる。このように軸部1に対して先端部材12を回動可能に連結することで、操作性をより一層高めることができる。
図4は、本発明の商品移動用具のさらに他の実施形態を説明する図である。なお、先の実施形態と同一の構成部位は、同一符号を付して詳細な説明を省略する。
図4(a)に示す商品移動用具T4は、陳列用フック(図1参照)と同様に複数の商品が吊下げ可能な直線状の軸部1を備え、軸部1の先端に、係合部2を有する先端部材22を回動可能に備えると共に、軸部の基端に、手持ち用の把持部23を備えている。係合部2は、陳列用フックの先端部に係脱自在な孔であり、孔の開口縁部が上向きの傾斜面5になっている。
また、商品移動用具T4は、軸部1と把持部23とが互いに係脱可能であると共に、軸部1の基端寄りに、陳列用フックに吊下げた商品の移動操作用の掛止部8を設けたものとなっている。掛止部8は、図4(c)に示すように、軸部1の軸線に対して直交する状態に固定したプレート状部材であって、陳列用フックに係合するU字形状の切欠部9を有している。
先端部材22は、図4(b)に示すように、軸部1側の端面に、ボルト頭状の突起部22aを有している。これに対して、軸部1は、先端部材22側の端面に、同じくボルト頭状の突起部1bを有している。そして、先端部材22と軸部1は、これらと同径の弾性部材24を介して連結してある。弾性部材24は、両端部が各々の突起部22a,1bに嵌合している。これにより、先端部材22は、弾性部材24の変形を伴って軸部1に対して上下左右に回動可能になっており、常態では軸部1と同軸線状を成す。
上記構成を備えた商品移動用具T4は、先の実施形態と同様の作用及び効果を得ることができるうえに、先端部材22の回動の自由度が高いので、操作性がより一層向上し、商品の移動作業をより容易に行うことができる。また、商品移動用具T4は、軸部1に商品を移動させた際に、軸部1の基端部寄りに設けた掛止部8がストッパとして機能することとなり、さらに、図4(d)に示すように、軸部1を把持部23から外せば、陳列用フックに吊下げた商品の前出し用具として用いることもできる。
図5〜図8は、本発明の商品移動用具のさらに他の実施形態を説明する図である。
図5に一部を示す商品移動用具は、先端部材32と軸部1とをワイヤ34で連結すると共に、先端部材32と軸部1との間にワイヤ34を被う筒状部材35を設けることで、軸部1に対して先端部材32を回動可能にしたものである。
図6に一部を示す商品移動用具は、軸部1に弾性部材44を介して先端部材42回動可能に連結すると共に、先端部材42の先端部に、複数の可撓片42aから成る係合部2を設けたものである。
図7に一部を示す商品移動用具は、丸棒を曲成した幅広の陳列用フック200に対応するものであって、陳列用フック200と同様に複数の商品が吊下げ可能な軸部51を備えており、軸部51の先端に、係合部2を有する先端部材52を回動可能に備えると共に、図示しない軸部の基端に把持部を備えている。この場合、図中仮想線で示す商品Cの通し穴Hは、陳列用フック200に対応して横長となる。
図8に一部を示す商品移動用具は、図7に示す例と同様に、丸棒を曲成した幅広の陳列用フック200に対応するものであって、帯状を成す軸部11の先端に、陳列用フック200の先端部に係合して陳列用フック100と軸部11とを連続状態にする係合部として、鉤状の係合部12を備えている。この商品移動用具は、構造が簡単であるうえに、陳列用フック200に係合部12を係合した状態で上下に回動させることができるので、軸部11から陳列用フック200への商品の移動に便利である。
このように、本発明の商品移動用具は、軸部や係合部が、陳列用フックの形態に応じたものとなり、図5〜8に示すものにあっても、先の各実施形態と同様の作用及び効果を得ることができる。
本発明の商品移動用具は、その構成が上記の各実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で構成の細部を適宜変更することが可能であり、例えば、上記各実施形態における構成部位を組み合わせることも当然可能である。
本発明の商品移動用具の一実施形態を説明する側面図(a)、係合部を陳列用フックに係合した状態を示す要部の断面図(b)、及び商品の正面図(c)である。 本発明の商品移動用具の他の実施形態を説明する側面図(a)、図a中のA−A線矢視に基づく断面図(b)である。 本発明の商品移動用具のさらに他の実施形態を説明する側面図(a)、及び先端部材と軸部の連結部分を説明する水平断面図(b)である。 本発明の商品移動用具のさらに他の実施形態を説明する側面図(a)、先端部材と軸部の連結部分を説明する断面図(b)、図a中のB−B線矢視に基づく断面図(b)、及び把持部から軸部を外した状態を示す要部の側面図(d)である。 本発明の商品移動用具のさらに他の実施形態を説明する斜視図である。 本発明の商品移動用具のさらに他の実施形態を説明する斜視図である。 本発明の商品移動用具のさらに他の実施形態を説明する斜視図である。 本発明の商品移動用具のさらに他の実施形態を説明する斜視図である。
符号の説明
T1 T2 商品移動用具
T3 T4 商品移動用具
C 商品
1 11 軸部
2 12 係合部
3 13 23 把持部
5 傾斜面
8 掛止部
12 22 先端部材
32 42 52 先端部材
100 200 陳列用フック

Claims (6)

  1. 陳列用フックに吊下げた商品を取扱うための道具であって、陳列用フックと同様に複数の商品が吊下げ可能な軸部を備え、軸部の先端に、陳列用フックの先端部に係合して陳列用フックと軸部とを連続状態にする係合部を備えると共に、軸部の基端に、手持ち用の把持部を備え
    係合部が、陳列用フックの先端部と係合する孔であって、孔の開口縁部が、上向きの傾斜面であることを特徴とする商品移動用具。
  2. 陳列用フックに吊下げた商品を取扱うための道具であって、陳列用フックと同様に複数の商品が吊下げ可能な軸部を備え、軸部の先端に、陳列用フックの先端部に係合して陳列用フックと軸部とを連続状態にする係合部を備えると共に、軸部の基端に、手持ち用の把持部を備え、
    軸部の先端に、前記係合部を有する先端部材を回動可能に備えたことを特徴とする商品移動用具。
  3. 軸部の先端に、係合部を有する先端部材を回動可能に備えたことを特徴とする請求項に記載の商品移動用具。
  4. 把持部の反軸部側の端部に、陳列用フックに吊下げた商品の移動操作用の掛止部を設けたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の商品移動用具。
  5. 軸部と把持部とが互いに係脱可能であると共に、軸部の基端寄りに、陳列用フックに吊下げた商品の移動操作用の掛止部を設けたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の商品移動用具。
  6. 軸部の基端に、把持部を回動可能に設けたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の商品移動用具。
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