JP5337566B2 - タイヤ - Google Patents
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Description
本実施形態においては、(1)タイヤの構成、(2)孔部の詳細構成、及び(3)作用・効果について、説明する。
図1は、本発明の第1実施形態に係る空気入りタイヤ1を構成するトレッドの展開図である。空気入りタイヤ1は、タイヤ周方向Rに沿って延びる複数のリブを備えている。具体的には、空気入りタイヤ1は、中央リブA1と、ショルダーリブA2と、ショルダーリブA3とを備える。また、空気入りタイヤ1には、複数のリブの間にタイヤ周方向Rに沿って延びる周方向溝110、周方向溝112、周方向溝114が形成される。
孔部の詳細構成について、説明する。具体的には、(2.1)外側孔部の詳細構成、(2.2)内側孔部の詳細構成について、図2乃至4を用いて説明する。図2は、本発明の第1実施形態に係る孔部の斜視図である。図3は、本発明の第1実施形態に係る孔部のタイヤ径方向の断面図である。図4(a)は、図3に示す本発明の第1実施形態に係る孔部の外側孔部のA−A断面示す図である。図4(b)は、図3に示す本発明の第1実施形態に係る孔部の内側孔部のB−B断面示す図である。なお、図4においては、外側孔部及び内側孔部の断面面積を明瞭にするために、一部にハッチングを施してして示す。
図2、3に示すように、孔部10は、トレッド40の表面からタイヤ径方向Dに沿って延びるとともに、トレッド幅方向W及びタイヤ周方向Rに沿った断面が円状に形成される外側孔部20と、外側孔部20に連なり、外側孔部20よりもタイヤ径方向内側に位置する内側孔部30とにより構成される。
図4(a)、(b)に示すように、トレッド面視における内側孔部30の面積S2は、外側孔部20の面積S1よりも小さい。具体的には、外側孔部20及び内側孔部30のトレッド幅方向及びタイヤ周方向に沿った断面において、外側孔部20及び内側孔部30は、直径が同じ円状であるため、面積S2は、面積S1よりも壁部36の断面積分だけ小さい。
以上説明したように、本実施形態に係る空気入りタイヤ1によれば、孔部10は、円柱状に形成される外側孔部20と、内側孔部30とにより構成される。このため、旋回時など、タイヤに対して、タイヤ周方向R以外の応力が加わる場合であっても、孔部10を形成するトレッドの一部に応力が集中することを抑制できる。すなわち、偏摩耗が発生することを抑制できる。
上述した第1実施形態では、壁部36は、外側孔部20と、内側孔部30との境界部から内側孔部30の内部へ傾斜して延びる壁上面38を含む。
図5に示すように、空気入りタイヤ2のショルダーリブに形成された孔部10Aは、タイヤ周方向Rに沿って、トレッド40Aに複数形成される。トレッド面視において、孔部10Aを形成する側面39Aのそれぞれは、異なる方向に面する。なお、それぞれ異なる方向とは、全ての孔部10Aにおいて、側面39Aが異なる方向に面することを意味するわけではなく、側面39Aが、特に決まり無く、ランダムな方向を向くことを意味する。従って、同じ方向を向く側面39Aが含まれていてもよい。
本実施形態に係る空気入りタイヤ2の孔部10Aを形成する側面39Aのそれぞれは、異なる方向に面する。また、側面39Aが構成する壁部36Aは、孔部10Aを形成するブロックの剛性を向上できる。つまり、孔部10Aを形成するブロックは、側面39Aのそれぞれが、異なる方向に面することにより、剛性の高い領域の分布も異なる方向に配置される。このような空気入りタイヤ2によれば、タイヤに対して、タイヤ周方向R以外の応力が加わる場合であっても、孔部10Aを形成するブロックの一部に応力が集中することを抑制できるため、偏摩耗が発生することを更に抑制できる。
上述した第1実施形態では、空気入りタイヤ1において、孔部10は、円柱状の外側孔部20と、外側孔部20と同じ内径の内側孔部30とにより構成される。また、内側孔部30は、円柱面部32と、底面部34と、壁部36とにより構成される。
本実施形態においては、(1)孔部の構成、(2)作用・効果について説明する。
図8に示すように、空気入りタイヤ3のショルダーリブに形成された孔部10Bを形成する壁部は、壁部36Bと、壁部36Bに対向する壁部36Cとにより構成される。具体的には、トレッド面視において、壁部36Bの側面39Bと、壁部36Cの側面39Cとは、略平行に位置する。また、空気入りタイヤ3の孔部10Bを形成する側面39B(側面39C)のそれぞれは、異なる方向に面する。
本実施形態に係る空気入りタイヤ3によれば、外側孔部20Bは、タイヤ径方向外側に行くに連れて径が大きくなる円錐台状に形成される。このため、外側孔部20Bは、タイヤ径方向Dに沿って、断面の形状が変化しない円柱状の外側孔部に比べて、小石を更に噛み込みにくくなる。
上述した第1実施形態では、空気入りタイヤ1において、内側孔部30を形成する壁部36は、円柱面部32の一部に連なる。
本実施形態においては、(1)孔部の構成、(2)作用・効果について説明する。
図12に示すように、孔部10Cは、外側孔部20と、内側孔部30Cとにより構成される。内側孔部30Cは、外側孔部20よりも径の小さい円柱状に形成される。従って、トレッド面視における内側孔部30Cの面積は、外側孔部20の面積よりも小さい。
本実施形態に係る孔部10Cが形成された空気入りタイヤ4は、外側孔部20と、外側孔部20よりも径の小さい円柱状の内側孔部30Cとにより構成されるため、製造が容易であるとともに、石噛みの発生を抑制できる。
次に、本発明の効果を更に明確にするために、以下の実施例に係る空気入りタイヤを用いて行った比較評価について説明する。具体的には、(1)評価方法、(2)評価結果について説明する。なお、本発明はこれらの例によって何ら限定されるものではない。
実施例1、2の空気入りタイヤを用いて、(1.1)石噛みの評価を行った。比較評価に用いた実施例1、2に係る空気入りタイヤについて、具体的に説明する。なお、空気入りタイヤに関するデータは、以下に示す条件において測定された。
・ リムサイズ : ETRTO記載の標準リム
・ 内圧条件 : ETRTO記載の標準内圧
・ 荷重条件 :ETRTO記載の最大荷重(最大負荷能力)
・ 試験車種 : 国産車セダン
・ 空気入りタイヤ1本あたりの孔部の個数 ;740個
上述した実施例1、2に係る空気入りタイヤを用いた評価結果について、表1を参照しながら説明する。
上述したように、本発明の実施形態を通じて本発明の内容を開示したが、この開示の一部をなす論述及び図面は、本発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施の形態、実施例及び運用技術が明らかとなろう。
Claims (5)
- 路面と接地するトレッドの表面からタイヤ径方向内側にくぼんだ孔部が形成されたタイヤであって、
前記孔部は、
前記トレッドの表面からタイヤ径方向に沿って延びるとともに、トレッド幅方向及びタイヤ周方向に沿った断面が円状に形成される外側孔部と、
前記外側孔部に連なり、前記外側孔部よりもタイヤ径方向内側に位置する内側孔部とにより構成され、
トレッド面視における前記内側孔部の面積は、
前記外側孔部の面積よりも小さく、
前記内側孔部は、
タイヤ径方向に延びる円柱面部と、
前記内側孔部の底となる底面部と、
前記円柱面部の一部に連なり、前記内側孔部の内側へ向けて突出する壁部と、
により形成されており、
前記壁部は、
タイヤ径方向に沿って延び、前記底面部に連なるとともに、
第1壁部と、前記第1壁部に対向する第2壁部とにより構成されており、
トレッド面視において、前記第1壁部の前記側面と、前記第2壁部の前記側面とは、略平行に位置するタイヤ。 - 前記壁部は、
前記トレッドの表面に略平行な壁上面と、
前記壁上面に連なり、前記壁上面からタイヤ径方向に沿って、前記底面部まで延びる側面とを備える請求項1に記載のタイヤ。 - 前記トレッドの表面から前記壁部のタイヤ径方向外側の端部までのタイヤ径方向に沿った距離は、
前記トレッドの表面における前記外側孔部の直径よりも短く
前記側面から、前記円柱面部までの距離よりも長い請求項1又は2に記載のタイヤ。 - 前記孔部は、タイヤ周方向に沿って、前記トレッドに複数形成され、
トレッド面視において、孔部を形成する前記側面のそれぞれは、異なる方向に面する請求項1乃至3の何れか一項に記載のタイヤ。 - 前記外側孔部は、タイヤ径方向外側に行くに連れて径が大きくなる円錐台状に形成される請求項1乃至4の何れか一項に記載のタイヤ。
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