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JP5339732B2 - 加熱調理器 - Google Patents
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JP5339732B2 - 加熱調理器 - Google Patents

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Description

本発明は被加熱物を加熱する電子レンジ等の加熱調理器に関する。
加熱調理器は、家庭の台所に配置され、家族により使用される家庭用と、ホテル、レストラン、ファーストフード店等の厨房に配置され、顧客に料理を提供する際に店員等により使用される業務用とがある。家庭用は一日当たり数回使用されるに過ぎないため、一台の配置となるのに対し、業務用は開店時間内で頻繁に使用されるため、加熱調理の需要に直ちに対応することができるように複数台が積み重ねられる。
また、加熱調理器は、被加熱物を加熱するための加熱室を有する筐体と、前側に開放部を有し前記筐体を収容してあるキャビネットと、加熱調理用の電磁波を発生させるための電磁波発生手段と、前記筐体の天壁に支持され、前記電磁波を前記加熱室へ供給するための電磁波供給手段と、前記開放部を開閉する扉体と、前記筐体の上側に配され、前記加熱室内の空気を外部へ排出する排気ダクトと、外部の空気を前記加熱室へ供給する送風機とを備える(例えば、特許文献1参照)。
また、前記キャビネット内における前記筐体の下側に、外部へ開口する給気路を設けてあり、前記筐体の一側壁に、前記送風機の吹出口に連通する空気の供給口を設けてあり、前記筐体の天壁に、前記排気ダクト内に連通する排出口を設けてあり、前記送風機の駆動により前記給気路へ給気した空気が供給口から加熱室へ供給され、該加熱室の空気が排気口及び排気ダクトを経て外部へ排出されるように構成されている。
特開平6−185736号公報
ところが、特許文献1のようにキャビネット内における筐体の下側に給気路が配され、前記筐体の上側に排気ダクトが配されている加熱調理器にあっては、加熱室の容積に対してキャビネットの上下高さが比較的高くなるため、業務用において複数台が積み重ねて使用される場合、上段に配される加熱調理器の扉体及び操作パネル等の操作性が悪くなるという問題がある。また、加熱調理器の全体が大形となり、かつ、積重ねに耐えるよう箱体の剛性を確保するために使用する板材が厚くなり、さらに重量化するという悪循環を起こす問題もある。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、主たる目的は加熱室における上部の横方向へ離隔した二つの位置の一方に供給口を、他方に排出口を夫々開設し、前記加熱室の上部に、給気ダクト及び排気ダクトを取付けることにより、加熱室の容積に対してキャビネットの上下高さを比較的低くすることができ、また、加熱調理器の全体を小形、軽量にすることができる加熱調理器を提供することにある。
本発明に係る加熱調理器は、被加熱物を加熱するための加熱室と、該加熱室の前側を開閉する扉体を有するキャビネットと、該キャビネット内に配され、加熱調理用の電磁波を発生させるための電磁波発生手段と、前記加熱室の外側に配され、該加熱室内の空気を排出するための送風機とを備える加熱調理器において、前記加熱室における上部の横方向へ離隔した二つの位置の一方に供給口を、他方に排出口を夫々開設してあり、前記加熱室の上部に、前記供給口に連通する空気誘導路を有し、外部の空気を前記加熱室へ供給する給気ダクトと、前記排出口に連通する空気誘導路を有し、前記送風機を内部に配してある排気ダクトとを取付けてあり、前記給気ダクト及び排気ダクトは夫々、四角筒状をなし、断面が同一寸法で略同長とし、天面が同一高さとしてあり、前記排気ダクトは、側面に前記送風機を駆動するモータが取り付けられていることを特徴とする。
この発明にあっては、加熱室の上部に、給気ダクト及び排気ダクトを横方向へ離隔して配してあるため、加熱室の容積に対してキャビネットの上下高さを比較的低くすることができるとともに、加熱調理器の全体を小形、軽量にすることができる。従って、複数台が積み重ねて使用される場合、上段に配される加熱調理器の床面に対する高さを低減でき、上段に配される加熱調理器の扉体及び操作パネル等の操作性を高めることができる。また、小形、軽量の加熱調理器を積み重ねることができるため、加熱調理器の剛性を抑制でき、コストを低減することができる。また、複数台が積み重ねて使用される場合、上下に隣合う加熱調理器の吸気口と排気口との間の距離を比較的長く確保することができるため、上下一方の加熱調理器の排気口から外部へ排気された空気が、上下他方の加熱調理器の吸気口へショートサーキットするのを低減でき、比較的低温で、乾燥している外部の空気を加熱室へ供給することができる。
また、この発明にあっては、排ダクト側に排気ファンを設けているため、排気口からある程度の風速を有して排気され、かつ、排気の温度が室温より高いことから、排気が上昇気流となる対流が発生し、上段に加熱調理器が積み重ねられているとしても、その吸気口にショートサーキットするのを低減することができる。また、この発明にあっては、給気ダクト及び排気ダクトは夫々、四角筒状をなし、断面が同一寸法で略同長としてあるため、給気ダクト及び排気ダクトの通風抵抗を略同等とし、排気ダクト内部に配してある送風機の吸排気抵抗を略整合させることにより、送風機の送風効率を高めることができるとともに、給気ダクト及び排気ダクトの量産性が高く、加工コストが低減し、さらには、給気ダクト及び排気ダクトの取付作業性を高めることができる。また、この発明にあっては、給気ダクト及び排気ダクトの天面が同一高さとしてあり、前記排気ダクトの横方向の側面に前記送風機を駆動するモータが取り付けられるので、給気ダクト及び排気ダクトの上方にモータが配置されない構成となり加熱調理器の上下高さを低くする抑えることができる。
また、本発明に係る加熱調理器は、前記供給口及び排出口は前記加熱室の横方向中央に対し対称的に配してあり、前記給気ダクト及び排気ダクトの天面は、前記キャビネットの天面と略同じ高さに位置して該キャビネットの天面に対向しており、前記給気ダクト及び排気ダクトは、夫々の側壁が前記キャビネットの下部に配された脚部の横方向の位置に対応する位置に配してある構成とすることが好ましい。
この発明にあっては、給気ダクトの吸気口と、排気ダクトの排気口との横方向への離隔距離を比較的長くすることができるため、排気ダクトの排気口から外部へ排気された空気が給気ダクトの吸気口へショートサーキットするのを低減でき、比較的低温で、乾燥している外部の空気を加熱室へ供給することができる。また、供給口から加熱室へ供給された空気が排出口へショートサーキットするのを低減でき、空気の加熱室での対流性を高めることができる。また、上下に加熱調理器を積み重ねて使用する場合、上側の加熱調理器の脚部の横方向の位置に対応する位置に、下側の加熱調理器の給気ダクト及び排気ダクトの側壁があることで、下側の加熱調理器のキャビネットの天面が上側の加熱調理器の重みによって変形することが抑制される。
また、本発明に係る加熱調理器は、前記供給口及び排出口は、供給口から供給される空気の気流が下向きとなり、排出口から排出される空気の気流が上向となるよう開設してある構成とすることが好ましい。
この発明にあっては、排気ダクト内に配されている送風機の駆動が停止した際においても、比較的低温で、乾燥している外部の空気を下向きに流通させることができ、また、加熱室の比較的高温になっている空気を上向きに流通させることができ、空気の加熱室での対流性を高めることができるため、前記送風機の駆動が停止した際、加熱室における扉体等の内側に結露するのを低減することができる。扉内面に結露し、加熱室内をのぞき込むガラス面が曇り状態となった場合、使用者が被加熱物の状態を目視確認するのが困難になり、使用者の苦情を招く可能性が高いため、扉内面の結露を低減することによる効果は特に大きい。
また、本発明に係る加熱調理器は縦方向の回転中心を有し、前記加熱室へ前記電磁波を供給する回転アンテナ及び該回転アンテナを駆動するモータを前記加熱室の上部に配してあり、前記加熱室の上部における前記供給口及び排出口間前記回転アンテナ下方に遮板を配してある構成とすることが好ましい。
この発明にあっては、加熱室内の回転アンテナと遮板との間に、供給口及び排出口に連通する通気路を確保することができ、供給口から加熱室内へ供給された空気を該通気路から排出口へ流通させることができるため、加熱室の上面に結露したり、被加熱物の飛沫等が付着したりするのを抑制することができ、汚れの堆積、腐食等を避けることができる。
また、本発明に係る加熱調理器は、前記キャビネットは、四角形状をなすベースと、該ベースの前縁部に結合されている前フレームと、前記ベースの後縁部に結合されている後フレームと、該後フレーム及び前記前フレーム間の前記加熱室の周りを被覆するカバー体とを有し、前記給気ダクト及び排気ダクトを前記後フレームの上部に結合してある構成とすることが好ましい。
この発明にあっては、加熱室の上部に取付けられている給気ダクト及び排気ダクトにキャビネットの後フレームの上部が結合されているため、後フレームの座屈強度を高めることができ、後フレームの剛性を高めることができる。従って、複数台の加熱調理器が積み重ねられる場合における加熱調理器の耐久性を高めることができる。
本発明によれば、加熱室の上部に給気ダクト及び排気ダクトを横方向へ離隔して配してあるため、加熱室の容積に対してキャビネットの上下高さを比較的低くすることができるとともに、加熱調理器の全体を小形、軽量にすることができる。従って、複数台が積み重ねて使用される場合、上段に配される加熱調理器の床面に対する高さを低減でき、上段に配される加熱調理器の扉体及び操作パネル等の操作性を高めることができ、また、小形、軽量の加熱調理器を積み重ねることができるため、加熱調理器の箱体に要求される剛性を抑制でき、たとえば、薄い板材の採用が可能となるので、さらに軽量化が可能となるととに、コストを低減することができる。また、給気ダクト及び排気ダクトは夫々、四角筒状をなし、断面が同一寸法で略同長としてあるため、給気ダクト及び排気ダクトの通風抵抗を略同等とし、排気ダクト内部に配してある送風機の吸排気抵抗を略整合させることにより、送風機の送風効率を高めることができるとともに、給気ダクト及び排気ダクトの量産性が高く、加工コストが低減し、さらには、給気ダクト及び排気ダクトの取付作業性を高めることができる。また、給気ダクト及び排気ダクトの天面が同一高さとしてあり、前記排気ダクトの横方向の側面に前記送風機を駆動するモータが取り付けられるので、給気ダクト及び排気ダクトの上方にモータが配置されない構成となり加熱調理器の上下高さを低くする抑えることができる。
以下本発明をその実施の形態を示す図面に基づいて詳述する。
図1は本発明に係る加熱調理器の構成を示す模式的斜視図、図2及び図3は加熱調理器の構成を示す一部を省略した背面側斜視図、図4は加熱調理器の構成を示す正面図、図5は加熱調理器の構成を示す一部を省略した平面図、図6は加熱調理器の構成を示す一部を省略した背面図、図7は加熱調理器の構成を示す一部を省略した左側面図、図8は加熱調理器の構成を示す一部を省略した右側面図、図9は加熱調理器の構成を示す概略断面図、図10及び図11は空気の流れを示す説明図、図12は排気ダクト及び送風機の関係を示す斜視図、図13は給気ダクト及び排気ダクトの構成を示す斜視図である。
図1に示す加熱調理器は被加熱物を電磁波で加熱する電子レンジであり、前側が開放され、被加熱物を加熱するための加熱室1aを有する筐体1と、前側に開放部2aを有し前記筐体1を収容してあるキャビネット2と、該キャビネット2内に配され、加熱調理用の電磁波を発生させるための電磁波発生手段3と、前記電磁波を前記加熱室1aへ供給するための電磁波供給手段4と、前記筐体1の後側に配してある二つのトランス5,5及び冷却用送風機6,6と、加熱室1aの前側を開閉する扉体7と、前記筐体1における天壁1bの外側面に配され、外部の空気を前記加熱室1aへ供給する給気ダクト8と、前記天壁1bの外側面に配され、排気誘導路を有する排気ダクト9と、該排気ダクト9内に配され、前記加熱室1aの空気を排出ための送風機10と、電磁波発生手段3等の電気部品を制御する制御手段と、該制御手段を操作する操作部等とを備える。
キャビネット2は略直方体をなし、四角形状をなすベース21と、該ベース21の前縁部に結合され、開放部2aを有する前フレーム22と、ベース21の後縁部に取付けられている後フレーム23と、両側板及び天板を有し、前フレーム22及び後フレーム23間の筐体1の周りを被覆する略逆U字形をなすカバー体24とを備え、ベース21の前側に筐体1が取付けられ、前フレーム22の開放部2aの一側に扉体7が枢支されており、該扉体7の上部及び前フレーム22の上部に操作部が設けられている。
ベース21の後側には上下方向に配され、筐体1の後壁に取付けられている支持板25を配してあり、該支持板25及びベース21に、電磁波発生手段3、トランス5及び冷却用送風機6が取付けられている。電磁波発生手段3はマグネトロンからなる。また、電磁波供給手段4は放射状の凸部を有し、回転中心が縦方向となる回転アンテナ41及び該回転アンテナ41を駆動するモータ42を備える。
前フレーム22は四角形状の開放部2aを有する枠形状をなし、開放部2aの周りが筐体1の前面に結合されている。
後フレーム23は金属板を四角形状に成形してなり、該後フレーム23の上部一側には給気ダクト8の入側端に連通するグリル形状の吸気口2bが設けられ、上部他側には排気ダクト9の出側端に連通するグリル形状の排気口2cが設けられている。
カバー体24は金属板を成形してなり、両側板24a,24bの下端部がベース21に取付けられ、天板24cの前端部が前フレーム22に、後端部が後フレーム23に夫々取付けられている。
筐体1は前フレーム22の開放部2aに対応する開放部1cを前側に有する略直方体をなし、加熱室1aの上部である天壁1bの一側部に供給口11を、他側部に排出口12を夫々開設してある。供給口11及び排出口12は複数の小孔からなる。また、供給口11及び排出口12は加熱室1aの横方向中央に対し対称的に配してある。また、供給口11及び排出口12は、供給口11から加熱室1aへ供給される空気の気流が下向きとなり、排出口12から排出される加熱室1aの空気の気流が上向となるように縦方向に開設してある。尚、供給口11が空気供給部及び空気供給口を構成しており、排出口12が空気排出部及び空気排出口を構成している。
筐体1の天壁1b及び底壁1dの中央部は円形状の凹所13,13を有し、凹所13,13の夫々に回転アンテナ41を配してあり、また、凹所13,13の開口部を閉塞する蓋板14,14、及び回転アンテナ41の駆動/停止を検出するセンサ20が設けられている。また、加熱室1aの上部には遮板15が設けられている。
遮板15は供給口11と対向する位置から排出口12の近傍位置に亘って配される四角形状をなし、蓋板14を含む天壁1bと下方へ離隔し、該天壁1bとの間に通気路aが設けられており、供給口11から加熱室1aへ供給された空気を、図10に示すように遮板15に沿って通気路aへ通気させ、遮板15の前縁から扉体7の上部へ導くことができるように構成されている。また、遮板15の複数の周縁部には天壁1b側へ屈曲する屈曲片を有し、屈曲片が天壁1bに取付けられている。
給気ダクト8及び排気ダクト9は、図13に示すように両側板8a,8b、9a,9b、天板8c,9c、底板8d,9d及び一方の端板8e,9eを有する角筒形状をなし、同形状に形成されており、給気ダクト8の底板に、供給口11に対応する出口8fが開設され、排気ダクト9の底板に、排出口12に対応する入口9fが開設されている。給気ダクト8の内側は、吸気口2bから給気した外部の空気を供給口11へ誘導する給気誘導路になっており、排気ダクト9の内側は、送風機10が吹出した空気を排気口2cへ誘導する排気誘導路になっている。
給気ダクト8及び排気ダクト9は、筐体1の天壁1bの両側部に前後に配され、両側板8a,8b、9a,9bの下縁部が天壁1bに取付けられている。また、給気ダクト8は端板8eが供給口11側に配され、入口端が吸気口2bの周りに結合されており、排気ダクト9は端板9eが排出口12側に配され、出口端が排気口2cの周りに結合されている。
排気ダクト9は給気ダクト8と同形状に形成された後、入口側の一方の側板9aに貫通孔が開設され、送風機10の羽根車10aが前記貫通孔から排気ダクト9内へ挿入されている。
送風機10は、円筒形状をなす羽根車10a及び該羽根車10aを回転自在に収容してあるケーシング10bを有し、該送風機10を駆動するモータ30が、前記側板9aの貫通孔周りに取付けられ、ケーシング10bが排気ダクト9内に取付けられている。
羽根車10aは、外縁に対し回転中心側が回転方向前方へ変位する複数の羽根を有する多翼羽根車、換言すると円筒形状をなすシロッコ羽根車であり、一端に軸受板を有し、該軸受板の中心に開設されている軸孔にモータ30の出力軸が取付けられ、他端の開口から中心部の空洞へ吸込んだ空気を外周部の羽根間から放出するように構成されている。
ケーシング10bは、羽根車10aの回転により発生する気流を羽根車10aの回転方向へ誘導する円弧形誘導面10c及び該円弧形誘導面10cの一部から円弧形誘導面10cの接線方向一方へ開放された吹出口10dを有し、円弧形誘導面10cの中心に対して吹出口側へ偏心した偏心位置に羽根車10aの中心が配され、前記吹出口10dの開設方向と反対方向へ羽根車10aが回転するように構成されている(図12参照)。
以上のように構成された加熱調理器は、操作部を操作することにより制御手段が動作し、電磁波発生手段3としてのマグネトロンに通電され、加熱室1aの上下に配されている回転アンテナ41,41から加熱室1aへ電磁波が供給され、加熱室1aに収容されている被加熱物が加熱調理され、また、送風機10及び冷却用送風機6,6が駆動される。
送風機10の駆動により、加熱室1aの熱気、水蒸気を含む空気は筐体1の排出口12からケーシング10b内へ吸引され、加熱室1aの内圧が低下し、吸気口2bから給気ダクト8内へ外気が吸込まれ、給気ダクト8内を経て供給口11から加熱室1aへ外部の空気が供給される。この際、加熱室1aへ供給された空気は図10に示すように遮板15に沿って通気路aを流通し、遮板15の前縁から扉体7の上部へ導かれ、図11に示すように扉体7に沿って下向きに流通し、また、加熱室1aの空気は加熱室1aに沿って上向きに流通する。従って、比較的低温で、乾燥している外部の空気を扉体7に沿って流通させることができ、扉体7の内側に結露するのを抑制することができる。また、供給口11から加熱室1aへ供給された空気を通気路aから排出口12へ流通させることができるため、加熱室1aの上面に結露したり、被加熱物の飛沫等が付着したりするのを抑制することができ、汚れの堆積、腐食等を避けることができる。また、加熱室1aの上部に設けられているセンサ20を、通気路aを流通する、比較的低温で、乾燥している外部の空気により冷却することができるため、比較的少ない通風量でセンサ20の過熱を抑制でき、センサ20の耐久性を高めることができることから、通気路aを薄い形状で構成することが可能である。このため、加熱室の加熱調理に使用できる部分の高さを維持しつつ、加熱室全体の高さを低くすることが可能となり、最終的に、加熱調理器の高さを低減することができる。従って、業務用において、複数台が積み重ねて使用される場合、上段に配される加熱調理器の床面に対する高さを低減でき、上段に配される加熱調理器であっても扉体7及び操作パネル等の操作性を高めることができ、また、加熱調理器を小形、軽量にすることができる。
また、複数台の加熱調理機が積み重ねて使用される場合、上下に隣合う加熱調理器の吸気口2bと排気口2cとの間の距離を比較的長く確保することができるため、上下一方の加熱調理器の排気口2cから外部へ排気された空気が、上下他方の加熱調理器の吸気口2bへショートサーキットするのを低減でき、比較的低温で、乾燥している外部の空気を加熱室へ供給することができる。
送風機10の羽根車10aはケーシング10bの吹出口が開設されている方向(前記接線方向一方)と反対方向へ回転し、羽根車10aの回転により発生する気流は吹出口の内側の面に衝突し、上下に振幅する乱流になって排気ダクト9内へ吹出され、排気誘導路に沿って排気口2cから外部へ排出される。
また、以上のように構成された加熱調理器は、略直方体をなすキャビネット2のベース21に筐体1が取付けられ、該筐体1における天壁1bの外側面に給気ダクト8及び排気ダクト9を横方向に離隔して取付けてあるため、加熱室1aの容積に対してキャビネット2の上下高さを比較的低くすることができる。従って、業務用において、複数台が積み重ねて使用される場合、上段に配される加熱調理器の床面に対する高さを低減でき、上段に配される加熱調理器であっても扉体7及び操作パネル等の操作性を高めることができ、また、加熱調理器を小形、軽量にすることができる。
また、加熱調理器はキャビネット2のベース21に取付けられている筐体1の前面に前フレーム22が結合され、筐体1における天壁1bの上面に横方向へ離隔して取付けられている給気ダクト8及び排気ダクト9の端部に後フレーム23の上部が結合されているため、前フレーム22及び後フレーム23の座屈強度を高めることができ、キャビネット2の剛性を高めることができる。従って、業務用において、複数台が積み重ねて使用される場合、小形、軽量の加熱調理器を積み重ねることができるため、加熱調理器の箱体に要求される剛性を抑制でき、たとえば、薄い板材の採用が可能となるので、さらに軽量化が可能となるとともに、コストを低減することができる。
尚、以上説明した実施の形態では、加熱室1aの上側及び下側に電磁波供給手段4を有する構成としたが、その他、加熱室1aの上側にだけ電磁波供給手段4を有する構成であってもよい。
また、以上説明した実施の形態では、供給口11に対向する遮板15により通気路aを形成したが、その他、通気路aは供給口11及び排出口12よりも加熱室1aの横方向中央側へ配される遮板により形成される構成としてもよい。この場合においても、比較的低温で、乾燥している外部の空気を下向きに流通させることができ、また、加熱室1aへ供給された空気を上向きに流通させることができるため、加熱室1aにおける扉体7等の内側に結露するのを抑制することができる。
また、以上説明した実施の形態では、遮板15により通気路aを形成したが、その他、遮板15をなくした構成においても、供給口11から加熱室1aへ供給された空気の一部を排出口12へ分流させることができ、加熱室1aの上部に比較的低温で、乾燥している外部の空気の通気路を発生させることができるため、加熱室1aの上面に結露したり、被加熱物の飛沫等が付着したりするのを抑制することができる。
本発明に係る加熱調理器の構成を示す模式的斜視図である。 本発明に係る加熱調理器の構成を示す一部を省略した背面側斜視図である。 本発明に係る加熱調理器の構成を示す一部を省略した背面側斜視図である。 本発明に係る加熱調理器の構成を示す正面図である。 本発明に係る加熱調理器の構成を示す一部を省略した平面図である。 本発明に係る加熱調理器の構成を示す一部を省略した背面図である。 本発明に係る加熱調理器の構成を示す一部を省略した左側面図である。 本発明に係る加熱調理器の構成を示す一部を省略した右側面図である。 本発明に係る加熱調理器の構成を示す概略断面図である。 本発明に係る加熱調理器の空気の流れを示す説明図である。 本発明に係る加熱調理器の空気の流れを示す説明図である。 本発明に係る加熱調理器の排気ダクト及び送風機の関係を示す斜視図である。 本発明に係る加熱調理器の給気ダクト及び排気ダクトの構成を示す斜視図である。
符号の説明
1 筐体
1a 加熱室
11 供給口(空気供給部)
12 排出口(空気排出部)
15 遮板
2 キャビネット
2a 開放部
21 ベース
22 前フレーム
23 後フレーム
24 カバー体
3 電磁波発生手段
4 電磁波供給手段
41 回転アンテナ
42 モータ
7 扉体
8 給気ダクト
9 排気ダクト
10 送風機

Claims (5)

  1. 被加熱物を加熱するための加熱室と、該加熱室の前側を開閉する扉体を有するキャビネットと、該キャビネット内に配され、加熱調理用の電磁波を発生させるための電磁波発生手段と、前記加熱室の外側に配され、該加熱室内の空気を排出するための送風機とを備える加熱調理器において、
    前記加熱室における上部の横方向へ離隔した二つの位置の一方に供給口を、他方に排出口を夫々開設してあり、前記加熱室の上部に、前記供給口に連通する空気誘導路を有し、外部の空気を前記加熱室へ供給する給気ダクトと、前記排出口に連通する空気誘導路を有し、前記送風機を内部に配してある排気ダクトとを取付けてあり、
    前記給気ダクト及び排気ダクトは夫々、四角筒状をなし、断面が同一寸法で略同長とし、天面が同一高さとしてあり、前記排気ダクトは、側面に前記送風機を駆動するモータが取り付けられていることを特徴とする加熱調理器。
  2. 前記供給口及び排出口は前記加熱室の横方向中央に対し対称的に配してあり、
    前記給気ダクト及び排気ダクトの天面は、前記キャビネットの天面と略同じ高さに位置して該キャビネットの天面に対向しており、
    前記給気ダクト及び排気ダクトは、夫々の側壁が前記キャビネットの下部に配された脚部の横方向の位置に対応する位置に配してあることを特徴とする請求項1記載の加熱調理器。
  3. 前記供給口及び排出口は、供給口から供給される空気の気流が下向きとなり、排出口から排出される空気の気流が上向きとなるように開設してある請求項1又は請求項2記載の加熱調理器。
  4. 縦方向の回転中心を有し、前記加熱室へ電磁波を供給する回転アンテナ及び該回転アンテナを駆動するモータを前記加熱室の上部に配してあり、前記加熱室の上部における前記供給口及び排出口間の前記回転アンテナ下方に遮板を配してある請求項1から3のいずれか一つに記載の加熱調理器。
  5. 前記キャビネットは、四角形状をなすベースと、該ベースの前縁部に結合されている前フレームと、前記ベースの後縁部に結合されている後フレームと、該後フレーム及び前記前フレーム間の前記加熱室の周りを被覆するカバー体とを有し、前記給気ダクト及び排気ダクトを前記後フレームの上部に結合してある請求項1記載の加熱調理器。
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