JP5346573B2 - Method for manufacturing absorbent article - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、生理用ナプキンなどの吸収性物品の製造方法及び製造装置に関する。 The present invention relates to a manufacturing method and a manufacturing apparatus for absorbent articles such as sanitary napkins.
従来、生理用ナプキン等の吸収性物品において、身体への密着性や漏れ防止性を向上させるために、中央部や中央部から臀部にかけて、吸収体を凸状に突出させることが知られている。また、漏れ防止性や装着性を向上させるために、その肌当接面側に、表面シート及び吸収体を圧密化してなる溝を形成することも知られている。例えば特許文献1には、吸収体の肌当接面側に、該吸収体よりも幅狭で且つ凸状に突出する中高部を形成し、該中高部が、吸収性物品の前方部及び後方部に、それぞれ別個に設けられている前方中高部と後方中高部とからなる吸収性物品が記載されている。前方中高部及び後方中高部は、それぞれ溝によって包囲されている。
Conventionally, in absorbent articles such as sanitary napkins, in order to improve adhesion to the body and leakage prevention, it is known that the absorbent body protrudes in a convex shape from the central part or from the central part to the buttocks. . It is also known to form a groove formed by compacting the topsheet and the absorber on the skin contact surface side in order to improve leakage prevention and wearability. For example, in
しかし、特許文献1に記載の吸収性物品、すなわち前方中高部及び後方中高部が吸収性物品の長手方向に所定間隔を置いて配されかつ両中高部の間に表面シート及び吸収体が圧密化されてなる溝が形成されている吸収性物品においては、特に、両中高部の間に位置する溝において、両中高部を下方から支持する吸収体に接合され一体化されているべき表面シートが、該吸収体の表面から浮き上がりやすい。その結果、溝の成形性が低下することがあった。浮きを防止する目的で、接合強度を高め過ぎると、表面シートが切れてしまうことがある。
However, the absorbent article described in
溝の成形性に対しては、種々の対策が提案されている。例えば特許文献2には、溝の形成に用いる加圧ロールの加圧面に段差を形成して高圧搾部及び低圧搾部を設け、該加圧ロールを用いて溝を形成する方法が記載されている。特許文献3には、吸収性物品の幅方向に延びる幅方向エンボス溝の存在領域及び長手方向に延びる縦方向エンボス溝の存在領域それぞれの大きさの差を特定範囲に規定する方法が記載されている。しかし、これらの文献に記載の方法では、吸収性物品の長手方向に所定間隔を置いて配された2つの中高部の間に位置する溝における、表面シートの浮きを効果的に防止できない。
Various measures have been proposed for the formability of the grooves. For example,
したがって、本発明は、表面シートと吸収体とを確実に一体化することができる吸収性物品の製造方法及び製造装置を提供することに関する。 Therefore, this invention relates to providing the manufacturing method and manufacturing apparatus of an absorbent article which can integrate a surface sheet and an absorber reliably.
本発明は、軸方向に延びる突起部が形成されたエンボスロールと、該エンボスロールと対向配置されたアンビルロールとの間に、表面シートと吸収体との重ね合わせ体を供給し、該表面シートと該吸収体とを一体化してエンボス溝部を形成する工程を含む吸収性物品の製造方法であって、
前記吸収体は、下段部及び該下段部の基面から該表面シート側に突出した上段部を含むものであり、
前記エンボスロールとして、前記突起部における、該ロールの回転方向の前側又は後側の位置に、該突起部よりも高さの低い押圧部材が設けられているものを用い、
前記突起部及び前記アンビルロールによって、前記表面シートと前記下段部とを押圧一体化して、ロール軸方向に延びるエンボス溝部を形成するに際し、以下の(a)又は(b)の操作を行う吸収性物品の製造方法を提供するものである。
(a)前記上部吸収コアが前記エンボス溝部よりも前側に位置する場合には、エンボス溝部を形成する前に、前記押圧部材によって前記上部吸収コアを前記表面シートとともに押圧する。
(b)前記上部吸収コアが前記エンボス溝部よりも後側に位置する場合には、エンボス溝部を形成した後に、前記押圧部材によって前記上部吸収コアを前記表面シートとともに押圧する。
The present invention supplies an overlapped body of a topsheet and an absorbent body between an embossing roll formed with a protruding portion extending in the axial direction and an anvil roll disposed to face the embossing roll, and the topsheet And a manufacturing method of an absorbent article including a step of forming an embossed groove by integrating the absorber and
The absorber includes a lower step and an upper step protruding from the base surface of the lower step toward the topsheet,
As the embossing roll, the one provided with a pressing member having a height lower than that of the protrusion at the front or rear position of the protrusion in the rotation direction of the roll,
The absorptivity which performs the following operation (a) or (b) when forming the embossed groove portion extending in the roll axial direction by pressing and integrating the top sheet and the lower step portion with the protrusion and the anvil roll. A method for manufacturing an article is provided.
(A) When the upper absorbent core is positioned in front of the embossed groove, the upper absorbent core is pressed together with the topsheet by the pressing member before forming the embossed groove.
(B) When the upper absorbent core is located on the rear side of the embossed groove, the upper absorbent core is pressed together with the topsheet by the pressing member after the embossed groove is formed.
また本発明は、前記の方法を実施するための好適な装置として、
軸方向に延びる突起部が形成されたエンボスロールと、該エンボスロールと対向配置されたアンビルロールとの間に、表面シートと、下段部及び該下段部の基面から該表面シート側に突出した上段部を含む吸収体との重ね合わせ体を供給し、該表面シートと該吸収体とを一体化してエンボス溝部を形成する工程を含む吸収性物品の製造装置であって、
前記エンボスロールの突起部における、該ロールの回転方向の前側又は後側の位置に、前記上段部を押圧するための、該突起部よりも高さの低い押圧部材が設けられている、吸収性物品の製造装置を提供するものである。
In addition, the present invention provides a suitable apparatus for carrying out the above method,
Between the embossing roll formed with the projecting portion extending in the axial direction and the anvil roll disposed to face the embossing roll, the top sheet protruded from the base surface of the lower step portion and the lower step portion to the top sheet side. An apparatus for manufacturing an absorbent article comprising a step of supplying an overlapped body with an absorbent body including an upper stage portion, and forming an embossed groove portion by integrating the topsheet and the absorbent body,
An absorptive material in which a pressing member having a height lower than that of the protruding portion for pressing the upper step portion is provided at a position on the front side or the rear side in the rotation direction of the roll in the protruding portion of the embossing roll. An apparatus for manufacturing an article is provided.
本発明においては、エンボスロールとして、その突起部周りに、吸収体における上段部を押圧する押圧部材が設けられたものを用いているので、突起部によって表面シートと下段部とを一体化してエンボス溝部を形成するときに、押圧部材によって上段部が圧縮変形して表面シートへ加わる張力が低減され、表面シートと下段部とを確実に一体化することができる。 In the present invention, since the embossing roll is provided with a pressing member that presses the upper step portion of the absorbent body around the protruding portion, the surface sheet and the lower step portion are integrated by the protruding portion to emboss. When the groove portion is formed, the tension applied to the top sheet by the upper member being compressed and deformed by the pressing member is reduced, and the top sheet and the lower step can be reliably integrated.
以下、本発明をその好ましい実施形態に基づき、図面を参照しながら説明する。先ず、本発明に従い製造される吸収性物品の概略について説明する。図1には、本発明の装置を用いて製造される吸収性物品の一例である生理用ナプキン(以降、ナプキンとも称す)の斜視図が示されている。図2は図1におけるII−II線断面図である。図1及び図2に示すナプキン20は、肌対向面を形成する表面シート4、非肌対向面を形成する裏面シート9及び両シート4,9間に介在する吸収体5を有する実質的に縦長のものである。吸収体5は、下段部及び上段部を有する上下2段構造になっている吸収コア5Aを有している。すなわち吸収コア5Aは、下側(すなわち裏面シート側)に位置する下段部としての下部吸収コア5aと、該下段部の基面から表面シート側に突出した上段部としての複数(図2では2つ)の上部吸収コア5b,5cとから形成されている。吸収コア5Aにおける下段部と上段部とは、両者が一体的に製造されたものでもよく、あるいは下段部と上段部とを別個に製造した後に重ね合わされたものでもよい。
Hereinafter, the present invention will be described based on preferred embodiments with reference to the drawings. First, the outline of the absorbent article manufactured according to this invention is demonstrated. FIG. 1 shows a perspective view of a sanitary napkin (hereinafter also referred to as a napkin) which is an example of an absorbent article manufactured using the apparatus of the present invention. 2 is a cross-sectional view taken along line II-II in FIG. The
2つの上部吸収コア5b,5cはそれらの平面視においていずれも、下部吸収コア5aの平面視での形状よりも寸法が小さくなっている。2つの上部吸収コア5b,5cは、ナプキン20の幅方向中央域に、長手方向に沿って直列に、かつ間隔をおいて配置されている。下部吸収コア5a及び上部吸収コア5b,5cはそれぞれが基台シート(図示せず)に包まれているか、又は下部吸収コア5a及び上部吸収コア5b,5cからなる吸収コア5Aの全体が基台シート(図示せず)に包まれて、吸収体5が形成されている。このように、本実施形態における吸収体5は、その長手方向に沿って2つの隆起部を有している。
Each of the two upper
ナプキン20はその幅方向中央域の肌対向面側において隆起する中高部50を有している。中高部50は、別個に設けられる前方中高部51と後方中高部52とからなる。「前方」及び「後方」とは、ナプキン20の装着状態において、着用者の身体の前側及び後側に位置する方向を言う。
The
前方中高部51及び後方中高部52は、ナプキン20の長手方向に沿って所定間隔をおいて直列に配置されている。前方中高部51及び後方中高部52はいずれも、ナプキン20の長手方向に延びている。また、前方中高部51及び後方中高部52はいずれも、ナプキン20の幅よりも狭幅となっている。ナプキン20の平面視において、前方中高部51及び後方中高部52はいずれも、略長円形をしている。前方中高部51及び後方中高部52は、上述した吸収コア5Aの上段部を形成する上部吸収体5b,5cからそれぞれ構成されている。
The front middle
ナプキン20は、前方中高部51の周縁の位置に、該前方中高部51の略全域を取り囲むように形成された環状の前方エンボス溝部61を有している。前方エンボス溝部61は、上部吸収コア5bの周縁の位置において、表面シート4と下部吸収コア5aとを、後述するエンボス加工によって圧密一体化して形成されている。前方エンボス溝部61は、前方中高部51の前方端縁部及び後方端縁部にそれぞれ位置する前方溝部61a及び後方溝部61b、並びに前方中高部51の左右の側縁部に位置する側方溝部61c,61cとから構成されている。これらの溝部は互いに滑らかに連なり、実質的に閉じた形状を構成している。前方溝部61a及び後方溝部61bは、いずれもナプキン20の概ね幅方向に延びている。側方溝部61cは、ナプキン20の概ね長手方向に延びている。
The
またナプキン20は、後方中高部52の周縁の位置に、該後方中高部52の両側縁部及び後方端縁部を取り囲むように形成された略U字状の後方エンボス溝部62を有している。後方エンボス溝部62は、上部吸収体5cの周縁の位置において、表面シート4と下部吸収コア5aとを、後述するエンボス加工によって圧密一体化して形成されている。後方エンボス溝部62は、後方中高部52の後方端縁部に位置する後方溝部62b及び後方中高部52の左右の側縁部に位置する側方溝部62c,62cとから構成されている。これらの溝部は互いに滑らかに連なっている。後方溝部62bは、ナプキン20の概ね幅方向に延びている。側方溝部62cは、ナプキン20の概ね長手方向に延びている。
Further, the
このように、ナプキン20には、その概ね幅方向に延びる前方溝部61a及び後方溝部61b並びに後方溝部62bを有している。
Thus, the
更にナプキン20には、後方エンボス溝部62を取り囲む後方外周エンボス溝部63も有している。後方外周エンボス溝部63は、略U字形をしており、その二つの端部は、先に述べた前方エンボス溝部61と連接している。これによって閉鎖領域が形成され、該閉鎖領域内に後方エンボス溝部62が存在していることになる。
Further, the
ナプキン20における表面シート4としては、例えば透液性を有するシート材料である不織布や穿孔フィルム等を好適に用いることができる。裏面シート9としては、例えば不透液性のフィルムや、スパンボンド−メルトブローン−スパンボンド不織布等からなる撥水性のシート材料が用いられる。裏面シート9は水蒸気透過性を有していてもよい。基台シートとしては、例えばティッシュペーパー、不織布等の透水性を有する繊維シートを用いることができる。吸収コア5Aは、例えば木材パルプ繊維と高吸収性ポリマーの粒子の混合物から構成されている。
As the
図3には、上述のナプキン20を製造するために好適に用いられる装置が模式的に示されている。図4は、図3における要部拡大図である。なお、図4においては、簡便のため、後述する押圧部材は省略されて描かれている。図3及び図4に示す製造装置は、エンボスロール1と、これに対向して配置されたアンビルロール2とを備えた圧縮成形機構部3を有している。エンボスロール1及びアンビルロール2は、互いに反対方向に回動している。吸収コア5Aは基台シート6上に載置された状態で搬送される。基台シート6は、折り曲げ装置Fを通過することで折り曲げられて吸収コア5Aの全体を包被し吸収体5が形成される。吸収体5は、案内ロール7に案内されて搬送されてきた表面シート4と合流して両者の重ね合わせ体Cが形成される。この重ね合わせ体Cは、エンボスロール1とアンビルロール2との間を通過して、表面シート4と吸収体5とが圧密一体化されて前方エンボス溝部61を始めとする各エンボス溝部がナプキン20に形成される。これらのエンボス溝部は、表面シート4の側から吸収体5へ向けて凹状に形成される。
FIG. 3 schematically shows an apparatus suitably used for manufacturing the
エンボスロール1は、ナプキン20にエンボス溝部を形成するための突起部であるエンボス凸部を、該ロール1の周面に備えている。エンボスロール1は、ナプキン20における各エンボス溝部に対応する複数のエンボス凸部を有しているが、簡便のため、図3及び図4においては、その一部のエンボス凸部1aのみが示されている。これらの図に示されるエンボス凸部1aは、図1及び図2に示すナプキン20における前方エンボス溝部61を形成するためのものである。エンボス凸部1aは、前方エンボス溝部61と相補形状をなしている。上述のとおり、前方エンボス溝部61は略閉じた環状のものであり、かつ前方溝部61a及び後方溝部61b並びに側方溝部61c,61cから構成されている。したがって、前方エンボス溝部61と相補形状をなすエンボス凸部1aは、略閉じた環状のものであり、前方溝部61a及び後方溝部61bに対応する部位である前方凸部(図示せず)及び後方凸部11b、並びに側方溝部61cに対応する部位である側方凸部12a,12aから構成されている。
The
図3に示す製造装置においては、基台シート6の原反(図示せず)から基台シート6が繰り出される。基台シート6は長尺帯状の連続体である。繰り出された基台シート6は、案内ロール8に案内されて方向が変えられ、その一面上に吸収コア5Aが所定間隔をおいて配置される。この吸収コア5Aは、先に述べたとおり、下部吸収コア5aと上部吸収コア5b,5c(図2参照)とから構成されているものである。吸収コア5Aは、当該技術分野において公知の積繊機を用いて製造することができる。基台シート6の上に配置された吸収コア5Aは該基台シート6に搬送されながら、その全体が基台シート6に包被される。基台シート6による吸収コア5Aの包被には、例えば当該技術分野において公知のシート折り曲げ装置Fが特に制限なく用いられる。基台シート6によって包被された吸収コア5Aの上には、表面シート4の連続体が配置される。この表面シート4の連続体は、図示しない原反から繰り出されたものであり、基台シート6と同様に長尺帯状のものである。なお、吸収コア5A全体が基台シート6に包被されるだけでなく、下部吸収コア5aと上部吸収コア5b,5cがそれぞれ別々に基台シート6に包まれて吸収体コア5Aが形成されてもよい。
In the manufacturing apparatus shown in FIG. 3, the
基台シート6、吸収コア5及び表面シート4を有する長尺状の重ね合わせ体Cは、エンボスロール1とアンビルロール2との間を通過することで、後述するエンボス加工が施されて一体化する。両ロール1,2間を通過して形成された一体化物C’には、その下面の側に、案内ロール10によって搬送されてきた裏面シート9の連続体からなる原反が配置される。そして、下流の工程において常法にしたがい更に加工が施されて、最終的に図1に示すナプキン20が製造される。
The long stacked body C having the
本実施形態においては、ナプキン20のエンボス溝部、特に前方中高部51と後方中高部52との間に位置するエンボス溝部における表面シート4と吸収体5との接合が確実になるように、エンボスロール1に特定の加工が施されている点に特徴の一つを有している。詳細には図5に示すように、エンボスロール1は、そのエンボス凸部1aのうち、該ロール1の軸方向に延びる部位である後方凸部11bにおける、ロール1の回転方向Rの前側及び後側の位置に、該後方凸部11bに隣接して、第1押圧部材31a及び第2押圧部材31bを有している。なお図5は、エンボスロール1をその軸方向からみた要部断面図である。第1押圧部材31a及び第2押圧部材31bはいずれも後方凸部11bに沿って設けられロール1の軸方向に延びている。第1押圧部材31aは、略環状のエンボス凸部1aにおける環の外側に位置しており、かつ後方凸部11bに隣接して配置されている。一方、第2押圧部材31bは、エンボスロール1における略環状のエンボス凸部1aにおける環の内部に位置しており、かつエンボス凸部1aのうちロール1の軸方向に延びる部位である後方凸部11bに隣接して配置されている。第1押圧部材31aは、上部吸収コア5cのうち、後方溝部61b寄りの部位に対応する位置に配置されている。一方、第2押圧部材31bは、上部吸収コア5bのうち、後方溝部61b寄りの部位に対応する位置に配置されている。
In the present embodiment, the embossing roll is formed so that the
第1押圧部材31a及び第2押圧部材31bはいずれも、アンビルロール2との対向面である第1押圧面32a及び第2押圧面32bが、滑らかでかつ緩やかな凸曲面になっている。平面視での第1押圧面32a及び第2押圧面32bの形状は、ナプキン20における前方エンボス溝部61や後方エンボス溝部62の形状に応じて適切な形状が選択される。第1押圧面32a及び第2押圧面32bの形状は、これらを平面状態に展開した場合、例えば図6に示す符号32a’及び32b’で示す斜線の領域の形状とすることができる。同図に示す符号32a’及び32b’で示す斜線の領域は、ナプキン20の製造工程において、第1押圧部材31a及び第2押圧部材31bによって押圧される部位を示している。
In each of the first pressing
図7には、エンボスロール1とアンビルロール2とを用いて、表面シート4と吸収体5とを一体化させる状態が示されている。同図は、ロール1,2をそれらの軸方向中央部で切断して、軸方向からみた断面図である。同図に示すように、第1押圧部材31a及び第2押圧部材31bは、それらの高さが、エンボスロール1の基面Bを基準として、後方凸部11bの高さよりも低くなっている。第1押圧部材31a及び第2押圧部材31bの高さは、後方凸部11bによって表面シート4と吸収体5とを圧密一体化して後方溝部61bが形成される状態において、後方溝部61bの前後に位置する2つの上部吸収コア5b,5cが第1押圧部材31a及び第2押圧部材31bによって押圧されて変形する程度とする。後方溝部61bが形成される状態において、第1押圧部材31a及び第2押圧部材31bが表面シート4に接触しない程度にこれらの部材31a,31bの高さが低い場合には、所望の効果が奏されない。所望の効果を奏するためには、第1押圧部材31a及び第2押圧部材31bと、後方凸部11bとの高さの差は、上部吸収コア5b,5cの厚みの5〜75%、特に10〜50%であること好ましい。
FIG. 7 shows a state in which the
第1押圧部材31a及び第2押圧部材31bは、吸収体5を押圧変形させ得る剛性の高い材料から構成されている。例えば第1押圧部材31a及び第2押圧部材31bは、エンボス凸部1aと同様に金属製であり得る。また、エンボスロール1は一般に加熱されて使用されるので、これらの押圧部材31a,31bによって吸収体5を押圧するときに、該吸収体5が熱的なダメージを受けることを防止する観点から、これらの押圧部材31a,31bは断熱性を有する材料から構成されることが好ましい。そのような材料としては、例えばセラミックや耐熱性の高い硬質ゴムなどを用いることができる。
The
図8(a)ないし(e)には、表面シート4と吸収体5とを接合一体化させる工程が時間の経過とともに示されている。
8A to 8E show a process of joining and integrating the
装置の運転開始状態においては、エンボスロール1及びアンビルロール2は所定温度に加熱されている。そして、エンボスロール1及びアンビルロール2が、図3中、矢印で示す方向に回動すると、図8(a)に示すように、先ず第1押圧部材31aが、表面シート4を介して上部吸収コア5cを押圧する。この押圧によって上部吸収コア5cは変形し、その厚みが減じられる。変形した上部吸収コア5cはその上面が、該コア5cの端部(上部吸収コア5b側の端部)に向けて傾斜した形状となる。そして、表面シート4及び基台シート6も、この傾斜形状に沿って斜めになる。
In the operation start state of the apparatus, the
両ロールの回動が進むと、図8(b)に示すように、第1押圧部材31aが上部吸収コア5cを押圧した状態を維持したままで、上部吸収コア5b,5c間の位置において、後方凸部11b及びアンビルロール2によって、表面シート4及び下部吸収コア5aが押圧されて圧密化する。この押圧による加圧及び加熱によって、表面シート4及び吸収体5(ここでは下部吸収コア5a及び基台シート6)が接合一体化して後方溝部61b(図1参照)が形成される。この場合、表面シート4及び基台シート6は、上述のとおり、傾斜した上部吸収コア5cの傾斜形状に沿って斜めになっているので、後方溝部61bを形成するときに表面シート4及び基台シート6に加わる張力は、これらが斜めになっていない場合(すなわち、上部吸収コア5cが押圧されていない場合)に比べて減じられている。また、押圧によって潰れた上部吸収コア5cは第1押圧部材31aによって元の形状に戻らないように拘束されているため、表面シート4及び基台シート6は上部吸収コア5cからの反力(圧縮復元力)を受けない。これらの結果、表面シート4と吸収体5との接合一体化及びそれに起因する後方溝部61bの形成を首尾よく行うことができ、表面シート4と吸収体5との剥離を効果的に防止できる。
When the rotation of both rolls proceeds, as shown in FIG. 8 (b), the first pressing
両ロールの回動が更に進むと、図8(c)に示すように、第1押圧部材31aが表面シート4を介して上部吸収コア5cを押圧変形した状態が維持され、かつ後方凸部11bが表面シート4を介して下部吸収コア5aを圧密化した状態が維持された上で、第2押圧部材31bが表面シート4を介して上部吸収コア5bを押圧する。この押圧によって上部吸収コア5bは変形し、その厚みが減じられる。変形した上部吸収コア5bはその上面が、該コア5bの端部(上部吸収コア5c側の端部)に向けて傾斜した形状となる。
When the rotation of both rolls further proceeds, as shown in FIG. 8C, the state in which the first pressing
引き続き図8(d)に示すように、両ロールの回動が更に進むと、第1押圧部材31aが表面シート4から離間して、該部材31aによる上部吸収コア5cの押圧状態が解除される。その結果、上部吸収コア5cは、その押圧前の状態の厚みに復帰しようとする。それに起因して、2つの上部吸収コア5c間に位置する表面シート4及び基台シート6の張力が若干増加する。しかし、第1押圧部材31aによる上部吸収コア5bへの押圧状態は維持されたままになっているので、2つの上部吸収コア5c間に位置する表面シート4及び基台シート6の張力は急激に上昇せず、依然として低い状態が保たれている。その結果、後方溝部61bにおいては表面シート4と吸収体5(下部吸収コア5a)との接合状態が確実に維持されている。
As shown in FIG. 8D, when the rotation of both rolls further proceeds, the first pressing
両ロールの回動が更に進み、図8(e)に示す状態になると、後方凸部11bが表面シート4から離間して、後方溝部61bの形成が完了する。しかし、第2押圧部材31bによる上部吸収コア5bへの押圧状態は維持されたままになっている。したがって、後方溝部61bと上部吸収コア5bとの間における表面シート4及び基台シート6の張力は依然として低い状態が維持されている。この間、後方溝部61bにおいては、熱で溶融した表面シート4等が固化するところ、その固化の最中には、第2押圧部材31bによる上部吸収コア5bへの押圧状態が維持されたままになっているので、後方溝部61bにおいて各部材間がしっかりと融着する。したがって、後方溝部61bにおける各部材間の接合が確実に行われる。
When the rotation of both rolls further proceeds and the state shown in FIG. 8E is reached, the
以上のようにして、ナプキン20の前方エンボス溝部61のうちの後方溝部61bが形成される。その後は常法にしたがい前方エンボス溝部61のうちの他の部位が形成され、更にナプキン20における他のエンボス溝部も形成される。
As described above, the
以上の工程においては、吸収コア5Aに水を散布した後に各エンボス溝部の形成を行うことが好ましい。水の散布によって、吸収コア5Aに含まれる木材パルプと表面シート4との結合力が高まり、それによって各エンボス溝部における表面シート4と吸収体5との剥離を一層効果的に防止することが可能となるからである。
In the above process, it is preferable to form each embossed groove after spraying water on the
以上のとおり、本実施形態によれば、エンボスロール1における環状のエンボス凸部1aのうち、後方凸部11bにおける、該ロール1の回転方向の前側及び後側の位置に、第1押圧部材31a及び第2押圧部材31bを設けることで、表面シート4及び基台シート6に加わる張力を低減でき、かつ上部吸収コア5b,5cが圧縮されることに起因する反力を抑制することができる。それによって、ナプキン20における前方エンボス溝部61のうち、表面シート4と吸収体5との剥離が起こりやすい部位である後方溝部61bの接合を首尾よく行うことができる。
As described above, according to the present embodiment, among the annular embossed
更に、ナプキン20の前方エンボス溝部61のうち、図1に示す前方溝部61aを形成する場合や、後方エンボス溝部62を形成する場合にも、上述の技術を適用して、表面シート4と吸収体5との接合を首尾よく行うことができる。すなわち、前方エンボス溝部61における前方溝部61aの形成では、エンボスロール1において前方溝部61aを形成するためのエンボス凸部である前方凸部(図示せず、この前方凸部はロール1の軸方向に延びている。)における、該ロール1の回転方向の前側及び後側の位置に、上述した押圧部材と同様の部材を配せばよい。同様に、後方エンボス溝部62の形成では、該後方エンボス溝部62のうち、ナプキン20の幅方向に延びる部位である後方溝部62b(図1参照)において表面シート4と吸収体5とが剥離しやすいので、エンボスロール1において後方溝部62bを形成するためのエンボス凸部における、該ロール1の回転方向の前側及び後側の位置に、上述した押圧部材と同様の部材を配せばよい。
Furthermore, when forming the
以上、本発明をその好ましい実施形態に基づき説明したが、本発明は前記実施形態に制限されない。例えば前記の実施形態においては、前方エンボス溝部61における後方溝部61b(図1参照)の形成において、押圧部材が、吸収コア5Aのうちの2つの上部吸収コア5b,5cを別個に押圧するために複数設けられており、該押圧部材は、2つの上部吸収コア5b,5cの双方を押圧したが、これに代えて押圧部材は、上部吸収コア5b,5cのいずれか一方のみを押圧するように1つだけ設けられていてもよい。前方エンボス溝部61における前方溝部61aの形成、及び後方エンボス溝部62における後方溝部62bの形成についても同様である。
As mentioned above, although this invention was demonstrated based on the preferable embodiment, this invention is not restrict | limited to the said embodiment. For example, in the embodiment described above, in forming the
また前記実施形態は、吸収体5の搬送方向に沿って2つの上部吸収コア5b,5cが所定間隔をおいて直列配置された吸収体5を備えた吸収性物品の製造の例であるが、本発明は、上部吸収コアが1つのみ形成された吸収体を備えた吸収性物品の製造に適用することもできる。この場合には、エンボスロールの周面に設けられた、該ロールの軸方向に延びる突起部(エンボス凸部)と、アンビルロールとによって、表面シートと下部吸収コアとを押圧一体化して、ロール軸方向に延びるエンボス溝部を形成するに際し、以下の(a)又は(b)の操作を行えばよい。
(a)上部吸収コアがエンボス溝部よりも、ロールの回転方向の前側に位置する場合には、エンボス溝部を形成する前に、押圧部材によって上部吸収コアを表面シートとともに押圧する。
(b)上部吸収コアがエンボス溝部よりも、ロールの回転方向の後側に位置する場合には、エンボス溝部を形成した後に、押圧部材によって上部吸収コアを表面シートとともに押圧する。
(a)の場合には、前記の突起部から見て、ロールの回転方向の前側の位置に押圧部材が設けられている。(b)の場合には、前記の突起部から見て、ロールの回転方向の後側の位置に押圧部材が設けられている。
Moreover, although the said embodiment is an example of manufacture of the absorbent article provided with the
(A) When an upper absorption core is located in the front side of a roll rotation direction rather than an embossing groove part, before forming an embossing groove part, an upper absorption core is pressed with a surface sheet with a pressing member.
(B) When the upper absorbent core is located behind the embossed groove portion in the roll rotation direction, the upper absorbent core is pressed together with the topsheet by the pressing member after the embossed groove portion is formed.
In the case of (a), a pressing member is provided at a position on the front side in the rotation direction of the roll as seen from the protrusion. In the case of (b), a pressing member is provided at a position on the rear side in the rotation direction of the roll as seen from the protrusion.
1 エンボスロール
1a エンボス凸部
2 アンビルロール
3 圧縮成形機構部
4 表面シート
5 吸収体
5a 下部吸収コア
5b,5c 上部吸収コア
6 基台シート
9 裏面シート
11b 後方凸部
20 生理用ナプキン
31a,31b 押圧部材
61b 後方溝部
DESCRIPTION OF
Claims (5)
前記吸収体は、下段部及び該下段部の基面から該表面シート側に突出した第1及び第2の上段部を含むものであり、
第1及び第2の上段部は、前記吸収体の搬送方向に沿って所定間隔をおいて直列配置され、
前記エンボスロールとして、前記突起部における、該ロールの回転方向の前側及び後側の位置に、該突起部よりも高さの低い第1押圧部材及び第2押圧部材がそれぞれ設けられているものを用い、
第1押圧部材及び第2押圧部材として、前記アンビルロールとの対向面が凸曲面になっているものを用い、
前記突起部及び前記アンビルロールによって、前記表面シートと下段部とを押圧一体化して、ロール軸方向に延びるエンボス溝部を形成する前に、第1押圧部材によって第1上段部を前記表面シートとともに押圧し、更に前記エンボス溝部を形成した後に、第2押圧部材によって第2上段部を前記表面シートとともに押圧する吸収性物品の製造方法。 A superposed body of a topsheet and an absorbent is supplied between an embossing roll formed with a protruding portion extending in the axial direction and an anvil roll arranged to face the embossing roll, and the topsheet and the absorbent And a method of manufacturing an absorbent article including a step of forming an embossed groove by integrating
The absorbent body includes a lower step portion and first and second upper step portions protruding from the base surface of the lower step portion toward the topsheet,
The first and second upper stage portions are arranged in series at a predetermined interval along the conveying direction of the absorber,
As said embossing roll, what is provided with the 1st press member and the 2nd press member in which the height is lower than this projection part in the position of the front side and the back side of the rotation direction of this roll in said projection part, respectively Use
As a 1st press member and a 2nd press member, what used the opposing surface with the said anvil roll is a convex curve,
Prior to forming the embossed groove extending in the roll axis direction by pressing and integrating the top sheet and the lower step by the protrusion and the anvil roll, the first upper step is pressed together with the top sheet by the first pressing member. And after forming the said embossing groove part, the manufacturing method of the absorbent article which presses a 2nd upper step part with the said surface sheet with a 2nd press member.
第1及び第2の上段部は、前記吸収体の搬送方向に沿って所定間隔をおいて直列配置されており、
前記エンボスロールの突起部における、該ロールの回転方向の前側及び後側の位置に、第1の上段部を押圧するための、該突起部よりも高さの低い第1押圧部材、及び第2の上段部を押圧するための、該突起部よりも高さの低い第2押圧部材がそれぞれ設けられており、
第1押圧部材及び第2押圧部材はいずれも、前記アンビルロールとの対向面が凸曲面になっている、吸収性物品の製造装置。 Between the embossing roll formed with the projecting portion extending in the axial direction and the anvil roll disposed to face the embossing roll, the top sheet protruded from the base surface of the lower step portion and the lower step portion to the top sheet side. An apparatus for manufacturing an absorbent article comprising a step of supplying a superposed body with an absorbent body including first and second upper stage portions, and forming an embossed groove portion by integrating the topsheet and the absorbent body. ,
The first and second upper stage portions are arranged in series at a predetermined interval along the conveying direction of the absorber,
A first pressing member having a height lower than that of the protruding portion for pressing the first upper portion at the front and rear positions in the rotation direction of the roll in the protruding portion of the embossing roll , and the second A second pressing member having a height lower than that of the protruding portion for pressing the upper step portion is provided,
The first pressing member and the second pressing member are both absorbent article manufacturing apparatuses in which a surface facing the anvil roll is a convex curved surface.
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