JP5347309B2 - Soiウェーハの評価方法およびsoiウェーハの製造方法 - Google Patents
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Description
本発明は、以上の知見に基づき完成された。
[1]支持基板上に絶縁層と活性層をこの順に有するSOIウェーハの評価方法であって、
活性層の一部を絶縁層上から除去することにより、絶縁層上にパターンを形成し、パターン形成後のSOIウェーハの外観を検査し、上記パターンの剥離および/または接着不良の有無により活性層と絶縁層との貼り合わせ界面を評価することを特徴とするSOIウェーハの評価方法。
[2]前記活性層の一部を、エッチングにより除去する[1]に記載のSOIウェーハの評価方法。
[3]前記エッチングは、アルカリ溶液によるウェットエッチングまたはドライエッチングである[2]に記載のSOIウェーハの評価方法。
[4]活性層の一部を除去したSOIウェーハをフッ酸溶液に浸漬することを更に含む[1]〜[3]のいずれかに記載のSOIウェーハの評価方法。
[5]前記パターンは、10μm角〜100μm角のサイズを有する[1]〜[4]のいずれかに記載のSOIウェーハの評価方法。
[6]前記絶縁層上での前記パターンの間隔は、5μm〜100μmの範囲である[1]〜[5]のいずれかに記載のSOIウェーハの評価方法。
[7]支持基板上に絶縁層と活性層をこの順に有する複数のSOIウェーハからなるSOIウェーハのロットを準備する工程と、
前記ロットから少なくとも1つのSOIウェーハを抽出する工程と、
前記抽出されたSOIウェーハの品質を評価する工程と、
前記評価により良品と判定されたSOIウェーハと同一ロット内の他のSOIウェーハを製品ウェーハとして出荷することを含む、SOIウェーハの製造方法であって、
前記抽出されたSOIウェーハの評価を、[1]〜[6]のいずれかに記載の方法によって行うことを特徴とする、前記方法。
SOIウェーハは、デバイス工程においてエッチング等を経て活性層にデバイス素子が形成される。このようなデバイス工程を通過することで外部より様々な負荷を受けることがデバイス素子の剥がれやボイドのふくらみによる不良の原因と考えられる。そこで本発明では、SOIウェーハの活性層をパターニングすることにより模擬的にデバイス素子(島状のパターン)を作製する。これによりSOIウェーハはデバイス工程に近い状態に置かれるため、デバイス工程で貼り合わせ不良によるデバイス素子の剥がれが起こる部分では島状のパターンの剥離が起こる。これにより、デバイス不良の原因となるSOIウェーハの貼り合わせ不良を検出できる。このような貼り合わせ不良には、微小なボイドや空隙を形成するには至らないものの接着強度が低い部分が含まれる。これらの貼り合わせ不良は、デバイス不良の原因となるにもかかわらず従来の検査方法では検出困難であった。これに対し本発明によれば、上記の貼り合わせ不良であっても高感度に検出することができる。
以下、本発明の評価方法について更に詳細に説明する。
(1)酸化膜(絶縁膜)が形成された一枚のシリコンウェーハに、もう一枚のシリコンウェーハを貼り合わせ、この貼り合わせたシリコンウェーハの一方を研削・研磨して薄層化してSOI層を形成する方法(研削研磨法)
(2)SOI層側となるシリコンウェーハ(活性層用ウェーハ)の表層部に、水素イオン等を打ち込んでイオン注入層を形成したのち、支持基板用のシリコンウェーハと貼り合わせ、ついで熱処理により上記のイオン注入層で剥離することによって薄層化して、SOI層を形成する方法(スマートカット法)
以下に、エッチングによるパターン形成および貼り合わせ界面評価の工程について説明する。図1にエッチングによるパターン形成と評価工程のフローの一例を示す。図1中、(a)はウェットエッチングの場合、(b)はドライエッチングの場合である。但し、本発明は以下に示す態様に限定されるものではなく、各工程を適宜変更・改変することはもちろん可能である。
貼り合せSOIウェーハの活性層側表面にウェットエッチングに対する保護酸化膜を形成する。保護酸化膜の形成は、ドライ酸化またはウェット酸化で行うことができる。酸化は、酸素のみの雰囲気または酸素と窒素の混合雰囲気で行うことが好ましい。保護酸化膜の厚みは、エッチング時間とシリコン/シリコン酸化膜のエッチングレート比により決定することが好ましい。
外観検査は目視または光学顕微鏡により行うことができ、集光灯下または蛍光灯下等で行うことが好ましい。
ドライエッチングは、マスク酸化膜は不要でレジスト膜をマスクとして用いる。
レジスト膜が除去された部分から等方エッチングを行い、酸化膜でエッチングが阻害されるため、活性層にのみ模擬島を形成することができる。
エッチング以外の工程は、上記ウェットエッチングの場合と同様である。
本発明のSOIウェーハの製造方法は、支持基板上に絶縁層と活性層をこの順に有する複数のSOIウェーハからなるSOIウェーハのロットを準備する工程と、前記ロットから少なくとも1つのSOIウェーハを抽出する工程と、前記抽出されたSOIウェーハの品質を評価する工程と、前記評価により良品と判定されたSOIウェーハと同一ロット内の他のSOIウェーハを製品ウェーハとして出荷することを含む、SOIウェーハの製造方法であって、前記抽出されたSOIウェーハの評価を、本発明のSOIウェーハの評価方法によって行う。
図2にTMAHを用いたウェットエッチングによる模擬島作製工程の説明図を示す。用いたサンプルは活性層厚み15μm、BOX層厚み1.5μm、支持基板厚み600μm、直径150mmのSOIウェーハである。
上記ウェーハを950℃の酸素雰囲気(5L/min)に45分間配置することにより酸化処理を施し、活性層上に厚さ300Åの保護酸化膜を形成した(図2中1)。
次いで、上記保護酸化膜上にフォトレジストを塗布し(図2中2)、フォトマスクを介して塗布面上に露光することにより保護酸化膜のパターニングを行った(図2中3)。次いで、上記パターニング後のウェーハから、マスク酸化膜を除去するためにバッファードHF(HF:フッ化アンモニウム=1:15)液中に70秒間浸漬した。次いで、レジスト膜を除去するために硫酸過水(硫酸:過酸化水=5:1)洗浄を2分間行いその後純水リンス10分間行った。
その後、濃度5質量%、液温85℃のTMAH水溶液に17分間浸漬しウェットエッチングすることにより活性層の一部をパターン状に除去しBOX層上に模擬島を作製した(図2中6)。
活性層厚み15μm、BOX層厚み1.5μm、支持基板厚み600μm、直径150mmのSOIウェーハを作製する際、BOX層と活性層の貼り合わせ前にBOX層上に故意に異物を付着させ貼り合せを行ったウェーハについて、実施例1と同様の方法でウェットエッチングを行った。貼り合わせ強度が弱い部分を強調するため、ウェットエッチング後のウェーハをフッ酸水溶液(濃度25質量%)に5分間浸漬した。上記処理後のウェーハ表面を光学顕微鏡で観察した結果を図3に示す。図3に示すように、模擬島の剥がれが確認された。
上記と同様に故意に異物を付着させ貼り合わせを行ったSOIウェーハを用いてデバイスを作製したところ、デバイス不良が観察された。
図4にドライエッチングにより作製した模擬島の写真を示す。ドライエッチングは等方性のため模擬島断面は富士山の様な形状である。露光後現像を行い100μm角パターンを形成した。その後、ケミカルドライエッチングにより活性層部分に模擬島を形成した。
実施例2で使用したSOIウェーハと同様に故意に異物を付着させ貼り合わせを行ったSOIウェーハについて、実施例3と同様の方法で模擬島を形成したところ、ウェーハ表面の一部で模擬島の剥がれが確認された。
Claims (7)
- 支持基板上に絶縁層と活性層をこの順に有するSOIウェーハの評価方法であって、
活性層の一部を絶縁層上から除去することにより、絶縁層上にパターンを形成し、パターン形成後のSOIウェーハの外観を検査し、上記パターンの剥離および/または接着不良の有無により活性層と絶縁層との貼り合わせ界面を評価することを特徴とするSOIウェーハの評価方法。 - 前記活性層の一部を、エッチングにより除去する請求項1に記載のSOIウェーハの評価方法。
- 前記エッチングは、アルカリ溶液によるウェットエッチングまたはドライエッチングである請求項2に記載のSOIウェーハの評価方法。
- 活性層の一部を除去したSOIウェーハをフッ酸溶液に浸漬することを更に含む請求項1〜3のいずれか1項に記載のSOIウェーハの評価方法。
- 前記パターンは、10μm角〜100μm角のサイズを有する請求項1〜4のいずれか1項に記載のSOIウェーハの評価方法。
- 前記絶縁層上での前記パターンの間隔は、5μm〜100μmの範囲である請求項1〜5のいずれか1項に記載のSOIウェーハの評価方法。
- 支持基板上に絶縁層と活性層をこの順に有する複数のSOIウェーハからなるSOIウェーハのロットを準備する工程と、
前記ロットから少なくとも1つのSOIウェーハを抽出する工程と、
前記抽出されたSOIウェーハの品質を評価する工程と、
前記評価により良品と判定されたSOIウェーハと同一ロット内の他のSOIウェーハを製品ウェーハとして出荷することを含む、SOIウェーハの製造方法であって、
前記抽出されたSOIウェーハの評価を、請求項1〜6のいずれか1項に記載の方法によって行うことを特徴とする、前記方法。
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