JP5347461B2 - 試料分析装置及び試料分析方法 - Google Patents
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Description
図1は、本実施の形態の試料分析装置の構成を示す図である。
試料分析装置1は、測定対象の試料2に併置されたX線反射ミラー3、X線照射部4、入射角/入射位置調整部5,6、制御部7、検出部8、演算処理部9、真空チャンバ10、コリメータ11を有している。
試料2は、たとえば、半導体基板2aと半導体基板2a上に形成されたSiO2(酸化シリコン)膜などの薄膜2bである。また、試料2として、複数層の薄膜2bが積層された多層膜構造のものを用いてもよい。本実施の形態の試料分析装置1は、このような試料2の薄膜2bの表面や界面を分析する。
本実施の形態の試料分析装置1において、X線反射ミラー3は、たとえば、中央部に開口部3aを有し、試料2の表面を露出させるようにして、試料2を囲うような形状としている。また、X線反射ミラー3は、試料2の表面よりも凹凸が少ないものを用いる。たとえば、鏡面研磨したSi(シリコン)結晶が用いられる。
入射角/入射位置調整部5は、制御部7の制御のもと、試料2の角度や位置を調整して、コヒーレントX線の試料2への入射角や入射位置を調整する。
制御部7は、入射角/入射位置調整部5,6を制御し、コヒーレントX線の試料2またはX線反射ミラー3への入射角または入射位置をそれぞれ調整させ、試料2及びX線反射ミラー3からの反射X線が重なるようにする。
制御部7と演算処理部9は、たとえば、1つまたは複数のコンピュータにより実現可能である。
以下、上記の試料分析装置1を用いた試料分析方法を説明する。
まず、真空チャンバ10内を、図示しない排気ポンプにより、たとえば、10E-3〜10E-8Torr程度に排気し、X線照射部4により試料2及びX線反射ミラー3にコヒーレントX線を照射する。
試料2、X線反射ミラー3、制御部及び検出部8のみ図示しており、その他の構成については図示を省略している。
以下では、検出部8として2次元検出器を用いた場合について示している。
入射角θ1<θ2とした場合には、試料2に入射されるコヒーレントX線19a,19bによる反射X線20a,20bは、図6において、試料2の右側のX線反射ミラー3に入射されるコヒーレントX線19c,19dによる反射X線20c,20dと重なる。検出部8の検出面において、試料2からの反射X線20a,20b及びX線反射ミラー3からの反射X線20c,20dが入射される領域8cでは干渉X線が検出される。領域8cの外周の領域8dは、試料2から反射X線20a,20bが入射されない領域であり、分析には用いない。
たとえば、試料2をコヒーレントX線21a,21b,21c,21dの入射方向に対して、右側にあおり角φで傾けた場合、反射X線22a,22b,22c,22dは右側に曲がる。このとき、図7中で、試料2の右側のX線反射ミラー3に照射されたコヒーレントX線21e,21fによる反射X線22e,22fが、試料2からの反射X線22a,22b,22c,22dと重なり、干渉を起こす。これにより、検出部8の検出面において、領域8eでは、干渉X線が検出される。領域8eの外周の領域8fは、干渉X線が検出されない領域で、分析には用いない。
ここでは、図5〜図7で示した検出部8の検出面で検出された、x軸方向の干渉X線の強度分布を示している。y軸方向の干渉X線の強度分布も同様に検出される。
ここで得られる強度分布は、X線反射ミラー3からの反射X線を参照波としたホログラムである。
横軸が試料2上での位置Xs、縦軸が高さZsである。このように、実空間データに変換することで、どの位置にどのような凹凸が生じているか、容易に評価できる。
このように、本実施の形態の試料分析装置1では、試料2からの反射X線と、X線反射ミラー3からの反射X線とを重ね合わせて干渉させ、干渉X線の強度分布(ホログラム)を検出する。このホログラムを逆フーリエ変換することによって、長期間の繰り返し計算を行うことなく、簡単に実イメージに再現して試料2の表面や界面を評価できる。
図1で示した試料分析装置1と同様の構成要素については同一符号を付している。
外場印加部31は、たとえば、He(ヘリウム)クライオスタット、ヒータ、ランプ、永久磁石、電磁石、超電導電磁石、高圧電源、パルス発生装置などであり、制御部7によって制御される。
外場印加部31は、制御部7の制御のもと真空チャンバ10内を、低温状態(たとえば、4K)または高温状態(たとえば、1300K)にする。このとき、検出部8で検出した干渉X線の強度分布を、たとえば、逆フーリエ変換により実イメージに変換する。
外場印加部31は、制御部7の制御のもと、試料2に、たとえば、0〜10Teslaの磁場を印加する。このとき、検出部8で検出した干渉X線の強度分布を実イメージに変換することで、磁場印加による磁気ドメインや磁性の変化が、試料2のどの位置で起こっているかを分析することができる。
外場印加部31は、制御部7の制御のもと、試料2に、たとえば、±10KVの電圧を印加する。このとき、検出部8で検出した干渉X線の強度分布を実イメージに変換することで、電圧印加による強誘電ドメインの変化が、試料2のどの位置で起こっているかを分析することができる。
以上、複数の実施の形態に基づき、本件の試料分析装置及び試料分析方法について説明してきたが、これらは一例にすぎず、上記の記載に限定されるものではない。
2 試料
3 X線反射ミラー
4 X線照射部
5,6 入射角/入射位置調整部
7 制御部
8 検出部
9 演算処理部
10 真空チャンバ
11 コリメータ
Claims (5)
- 試料を囲う形状であるX線反射ミラーと、
前記試料及び前記X線反射ミラーに干渉性のX線を照射するX線照射部と、
前記試料からの第1の反射X線と、前記X線反射ミラーからの第2の反射X線とが重なるように、前記試料または前記X線反射ミラーの前記X線に対する入射角または入射位置を制御する制御部と、
重なった前記第1の反射X線と前記第2の反射X線との干渉によるX線強度分布を検出する検出部と、
前記X線強度分布を実空間データに変換する演算処理部と、
を有することを特徴とする試料分析装置。 - 前記試料、前記X線反射ミラー及び前記検出部を含む分析領域は、真空チャンバで覆われていることを特徴とする請求項1に記載の試料分析装置。
- 前記試料に対して熱、磁場、電場または圧力を加える外場印加部を有していることを特徴とする請求項1または2に記載の試料分析装置。
- 前記試料は、1または複数の膜を有し、前記制御部は、分析感度を上げたい前記膜の表面または界面からの反射強度が高くなるように前記試料に対する前記入射角を制御することを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載の試料分析装置。
- 試料と前記試料を囲う形状であるX線反射ミラーに干渉性のX線を照射し、
前記試料からの第1の反射X線と、前記X線反射ミラーからの第2の反射X線とが重なるように、前記試料または前記X線反射ミラーの前記X線に対する入射角または入射位置を制御し、
重なった前記第1の反射X線と前記第2の反射X線との干渉によるX線強度分布を検出し、
前記X線強度分布を実空間データに変換することを特徴とする試料分析方法。
Priority Applications (1)
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| JP2008307857A JP5347461B2 (ja) | 2008-12-02 | 2008-12-02 | 試料分析装置及び試料分析方法 |
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