JP5348779B2 - 配管分岐部材の撤去方法及び装置 - Google Patents
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しかし、宅地内の建物の建て替えや、宅地の転用に際して、その供給管が不使用状態になる場合がある。その場合、供給管はとりあえず宅地内においてスクイズオフして一時切断し、その端末にEFキャップ等を融着することで閉塞処理してガス漏洩防止され、いわゆる未整理供給管として残されている。
そこで、このような未整理供給管を撤去する要請があり、以下のような提案がなされている。
しかし、本閉止栓とタッピング孔端部とを回転によって融着させる方法では、両者間を全周に亘って均一に溶融して確実に融着できるとは限らない。
ガイド支柱を備えると共に前記導管に着脱自在に装着される本体部と、前記ガイド支柱にガイドされて前記立上り管の上端面及び内周面を切削する切削具と、前記ガイド支柱に支持されて前記蓋部材を保持する蓋部材保持具と、前記ガイド支柱に支持されて前記蓋部材の外周面と前記立上り管の内周面を加熱して溶融するヒータ具とを備えたことを特徴とするものである。
本実施の形態に係る配管分岐部材3の撤去方法を図1に基づいて説明する。
撤去前の状態は、図1(a)に示すように、導管1の表面にいわゆるサービスチーと呼ばれる配管分岐部材3が設置され、この配管分岐部材3を介して例えば各宅地内の所定箇所に供給管5が配置される。
このような配管分岐部材3は、導管1の表面に融着されたサドル部7と、サドル部7から立ち上がる立上り管部9と、立上り管部9の端部に設置されたチーキャップ11と、立上り管部9から直交方向に延出する分岐管部13とを備えている。そして、図示していないが。立上り管部9内には配管分岐部材3の設置時に導管1に穿孔するために使用したカッター17が残存している。
次に図1(c)に示すように、円盤状の仮栓19を立上り管部9の下方に挿入する。仮栓19を挿入することによって、導管1からのガス漏れをほぼ防止できるので、図1(d)に示すように、この状態でノーブローガスバック15を取り外し。図1(e)に示すように、立上り管部9から直交方向に延出する分岐管部13を根元付近から切断する。この分岐管の切断を行わず、立上り管部9と同時に切削してもよい。
切断方法は特に限定されないが、例えば鋸切りのような一般工具を使用してもよいし、あるいは押切りのような特殊な工具により一気にスパッと切断してもよい。また、立上り管部9と分岐管部13を除去する方法は、立上り管部9を切断することに限定されず、立上り管部9の上端側から下方に向かって順次切削できるようなものでもよい。
また、鋸切りのような一般工具あるいは押切りのような特殊な工具でおおまかな切断後、立上り管部9の上端側から下方に向かって順次切削できる回転可能な回転刃などを用いて最終的な切削切断を行ってもよい。
上下方向の切削に加えて、融着に備えて立上り管部9の内面を切削して、その内径が挿入される蓋部材23の外径に合うようにするのが望ましい。
立上り管部9の内面と円盤状の蓋部材23の外周面を同時に加熱し、両面を溶融させて融着を行うことにより、強固で確実な融着となる。
立上り管部9の内面と円盤状の蓋部材23の外周面を融着するため、図1(f)で示したように立上り管部9を切削する場合の端面は、仮栓19の上端面よりも上に、蓋部材23の厚み以上を残すようにするのが好ましい。
また、立上り管部9内周面の蓋部材23の外周面と融着する部分は、回転可能な回転刃で切削することにより、寸法精度が得られ、融着面も綺麗な面が得られるため、融着に好適である。
次に、上記の配管分岐部材3の撤去方法に用いる配管分岐部材3の撤去装置について、図2〜図9に基づいて説明する。
本実施の形態に係る配管分岐部材3の撤去装置は、導管1に設置されて後述の各器具を保持する本体部25と、本体部25(図2参照)を導管1の所定位置にセットする際の芯出し具として機能すると共に融着の際に蓋部材23を保持する蓋部材保持具として機能する芯出し具兼蓋部材保持具51(図3、4参照)と、立上り管部9の上端面及び内周面を切削する切削具61(図5〜図7参照)と、蓋部材23の外周面及び立上り管部9の内周面を溶融して融着する融着具79(図8、9参照)とを備えている。
以下、各部及び各具を詳細に説明する。
本体部25は、図2に示すように、左右一対のベース部27と、左右のベース部27を所定の間隔を離して連結する連結バー29と、ベース部27を導管1に装着するための装着部材31と、各ベース部27の上面に立設されたガイド支柱33とを備えている。
ベース部27は、略直方体形状をしており、下面には導管1の上面にベース部27を安定的に載置するための凹部35が形成されている。ベース部27の長手方向の両端には溝部37が形成されており、該溝部37には装着部材31を構成する後述のチェーン39の端部が挿入されている。
ベース部27の外縁中央部には、後述する切削具61、ヒータ具81の係止爪77が係止する係止部38が形成されている。
ガイド支柱33は、各ベース部27の中央部に立設されている。ガイド支柱33の上端部には、ガイド支柱33の周面を一周するように細い周溝45が形成されている。この周溝45は後述する芯出し具兼蓋部材保持具51のアーム部55に設けられたプランジャー軸66(図3、図4参照)に係止して、芯出し具兼蓋部材保持具51を所定位置に保持する機能を有する。
芯出し具兼蓋部材保持具51は、図3、図4に示されるように、矩形板部53と、矩形板部53の両側に延出して設けられたアーム部55と、アーム部55の先端に設けられたハンドル部57を備えている。矩形板部53の中央には挿入孔59が設けられると共に挿入孔59を拡縮するクランプレバー60が設けられている。挿入孔59は、芯出し具兼蓋部材保持具51が蓋部材保持具83として機能する際に、蓋部材23を先端に保持した保持棒62が挿入される。挿入孔59に挿入された保持棒62はクランプレバー60を操作することで挿入孔59にクランプされて芯出し具兼蓋部材保持具51に保持される。
矩形板部53の下面側は、図4に示すように、ドーナツ状の凹陥部63が形成されると共に凹陥部63の中央部にはドーナツ状の凸部64が形成されている。凸部64の外周面は、下方に向かって縮径するテーパ面になっている。凸部64をテーパ面にしたのは、芯出し具兼蓋部材保持具51が芯出し具として機能する際に、凸部64が立上り管部9に容易に挿入されようにするためである。
アーム部55には、ガイド支柱33に挿入するための貫通孔65及びガイド支柱33に形成された周溝45に係止するプランジャー軸66が設けられている。
切削具61は、図5〜図7に示されるように、円筒状の切削ハウジング67と、切削ハウジング67の両側に延出して設けられたアーム部55と、アーム部55の先端に設けられたハンドル部57を備えている。アーム部55には、ガイド支柱33に挿入するための貫通孔65が設けられている。なお、アーム部55、ハンドル部57、貫通孔65は芯出し具兼蓋部材保持具51に設けられたものと同じなので同一の符号を付してある。この点は後述の融着具79においても同様である。
刃物ベース68は、切削ハウジング67の上部に延出したラチェット軸75を回転することで、回転するように構成されている。
切削刃69は立上り管部9の上端面及び上端内周面を切削できるようになっている。
アーム部55の先端部には本体部25の係止部38に係止する係止爪77が形成されている。
融着具79は、蓋部材23の外周面及び立上り管部9の内周面を溶融して立上り管部9の端部に接着するものである。融着具79は、図8及び図9に示されるように、立上り管部9の内周面、蓋部材23の外周面を加熱して溶融させるヒータ具81と、蓋部材23を保持する蓋部材保持具83とを備えて構成される。
蓋部材保持具83は、前述した芯出し具兼蓋部材保持具51と保持棒62とによって構成され、図8に示されるように、蓋部材23を保持した保持棒62を挿入孔59に挿入してクランプレバー60を操作して挿入孔59でクランプして保持する。保持棒62の先端には雄ネジが設けられると共に蓋部材23には該雄ネジが螺合する雌ネジが形成されており、保持棒62の先端の雄ネジを蓋部材23の雌ネジに螺合することで蓋部材23を保持する。
なお、保持棒62の端部には金属製のカバー部材85が取り付けられており、保持棒62に保持された蓋部材23の一部を覆うようになっている。カバー部材85は保持棒62に保持された蓋部材23を立上り管部9に挿入するときに立上り管部9の上端面に当接して蓋部材23の挿入深さを規定する機能を有する。
ヒータユニット87の上面側には、蓋部材23の外径と略同一の径を有する円形の円形凹陥部91が形成されており、この円形凹陥部91に蓋部材23が挿入され、蓋部材23の外側面を加熱して溶融する。また、ヒータユニット87の下面側には、図9に示すように、立上り管部9の内径とほぼ同一の外径を有する筒形凸部93が形成されており、この筒形凸部93が立上り管部9に挿入されてその内周面を溶融する。
ヒータユニット87には図示しない電線が接続され、通電されることで加熱される。
撤去の対象となる配管分岐部材3を覆うようにノーブローガスバック15を取り付け、ノーブローガスバック15内においてチーキャップ11を取り外し、立上り管部9内のカッター17を取り外す。
次に、図10に示すように、円盤状の仮栓19を、仮栓保持部材95に保持させ、図11に示すように、立上り管部9の下方に挿入する。仮栓19を挿入することによって、導管1からのガス漏れをほぼ防止できるので、この状態でノーブローガスバック15を取り外す。ノーブローガスパックを取り外した状態が図12に示され、その断面が図13に示されている。
仮栓19は、図13の拡大図に示すように、中央に芯棒97が設置されると共に芯棒97の先端部に弁体98が設置されており、芯棒97は上部を押すことで下方に移動し、芯棒97が移動することで弁体98も下方に移動し、仮栓19を介して導管1と立上り管部9とが連通するようになっている。
次に、図19に示すように、切削具61をガイド支柱33に沿って下方に移動し、図20に示すように、係止爪77を本体部25の係止部38に係止させる。このとき、切削具61の切削台座70が立上り管部9の上端面に押されて切削ハウジング67内に収納された状態になる。このとき、切削台座70はバネ71によって立上り管部上端面に押し付けられた状態になっている。この状態で、図19に示すように、ラチェット軸75にラチェットレバー101を装着して回転させることで、切削台座70が回転し、切削台座70に形成された刃物によって、立上り管部9の上端面と内周面が切削される。
その後は、図26に示すように保持棒62を取り外し、さらに本体部25を取り外して完了となる。
しかも、切削作業や融着作業は立上り管部9に対して位置決めされたガイド支柱33を基準にして行なうようにしているので、切削位置や融着位置がずれることがなく、確実に行なうことができる。
また、蓋部材23を立上り管部9に挿入して融着する際に仮栓19を介して蓋部材側と導管1側が連通するようにしているので、蓋部材23の挿入に際して空気が圧縮されることなくスムーズな蓋部材23の挿入ができ、この点においても蓋部材23の確実な融着を可能にしている。
3 配管分岐部材
5 供給管
7 サドル部
9 立上り管部
11 チーキャップ
13 分岐管部
15 ノーブローガスバック
17 カッター
19 仮栓
21 切削工具
23 蓋部材
25 本体部
27 ベース部
29 連結バー
31 装着部材
33 ガイド支柱
35 凹部
37 溝部
38 係止部
39 チェーン
41 端部材
43 クランプ部材
44 クランプバー
45 周溝
51 芯出し具兼蓋部材保持具
53 矩形板部
55 アーム部
57 ハンドル部
59 挿入孔
60 クランプレバー
61 切削具
62 保持棒
63 凹陥部
64 凸部
65 貫通孔
66 プランジャー軸
67 切削ハウジング
68 刃物ベース
69 切削刃
70 切削台座
71 バネ
73 ガイド筒
75 ラチェット軸
77 係止爪
79 融着具
81 ヒータ具
83 蓋部材保持具
85 カバー部材
87 ヒータユニット
89 切欠部
91 円形凹陥部
93 筒形凸部
95 仮栓保持部材
97 芯棒
98 弁体
99 鋸
101 ラチェットレバー
103 開口部
105 ワックス
Claims (5)
- 導管に固定されたサドル部から立ち上がる立上り管部と該立上り管部から分岐して設けられた分岐管部とを備えてなる樹脂製の配管分岐部材を撤去する方法であって、
円盤状の仮栓を前記立上り管部内に挿入する仮栓設置工程と、前記立上り管部を前記サドル部近傍にて除去する立上り管部除去工程と、円盤状で樹脂製の蓋部材の外周面及び前記除去によって現れた立上り管部の内周面とを加熱して溶融する溶融工程と、前記蓋部材を前記立上り管部に挿入して両者を接着する接着工程とを備え、
前記接着工程において、前記蓋部材を前記立上り管部に挿入したときに、前記仮栓に、前記蓋部材側と前記導管側の空間を連通させる連通路が形成されるようにしたことを特徴とする配管分岐部材の撤去方法。 - 前記立上り管部除去工程は、立上り管部の上端面と内周面の両方を切削する工程を含むことを特徴とする請求項1記載の配管分岐部材の撤去方法。
- 導管に固定されたサドル部から立ち上がる立上り管部と該立上り管部から分岐して設けられた分岐管部とを備えてなる樹脂製の配管分岐部材を撤去する方法に用いる配管分岐部材の撤去装置であって、
ガイド支柱を備えると共に前記導管に着脱自在に装着される本体部と、前記ガイド支柱にガイドされて前記立上り管の上端面及び内周面を切削する切削具と、前記ガイド支柱に支持されて前記蓋部材を保持する蓋部材保持具と、前記ガイド支柱に支持されて前記蓋部材の外周面と前記立上り管の内周面を加熱して溶融するヒータ具と、前記立上り管部の軸芯に対する前記本体部の装着位置を決める芯出し具を備えてなり、
該芯出し具は、前記立上り管に挿入可能な凸部と、該凸部の側方に延出するアーム部と、該アーム部に設けられて前記ガイド支柱に挿入可能な貫通孔を有し、該貫通孔を前記ガイド支柱に挿入すると共に前記凸部を前記立上り管部に挿入することによって前記立上り管の軸芯に対する前記本体部の装着位置を位置決めするようにしたことを特徴とする配管分岐部材の撤去装置。 - 導管に固定されたサドル部から立ち上がる立上り管部と該立上り管部から分岐して設けられた分岐管部とを備えてなる樹脂製の配管分岐部材を撤去する方法に用いる配管分岐部材の撤去装置であって、
ガイド支柱を備えると共に前記導管に着脱自在に装着される本体部と、前記ガイド支柱にガイドされて前記立上り管の上端面及び内周面を切削する切削具と、前記ガイド支柱に支持されて前記蓋部材を保持する蓋部材保持具と、前記ガイド支柱に支持されて前記蓋部材の外周面と前記立上り管の内周面を加熱して溶融するヒータ具とを備え、
前記切削具は、切削刃が形成された切削台座と、該切削台座を切削対象となる立上り管側に常時付勢する付勢手段と、切削具を前記本体部に係止させる係止部材とを備えてなることを特徴とする配管分岐部材の撤去装置。 - 導管に固定されたサドル部から立ち上がる立上り管部と該立上り管部から分岐して設けられた分岐管部とを備えてなる樹脂製の配管分岐部材を撤去する方法に用いる配管分岐部材の撤去装置であって、
ガイド支柱を備えると共に前記導管に着脱自在に装着される本体部と、前記ガイド支柱にガイドされて前記立上り管の上端面及び内周面を切削する切削具と、前記ガイド支柱に支持されて前記蓋部材を保持する蓋部材保持具と、前記ガイド支柱に支持されて前記蓋部材の外周面と前記立上り管の内周面を加熱して溶融するヒータ具とを備え、
前記ヒータ具は、前記蓋部材の外周面を加熱する凹陥部と、前記立上り管の内周面を加熱する凸部とを備えてなることを特徴とする配管分岐部材の撤去装置。
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