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JP5350826B2 - コンタクトレンズケアセット、レンズケースおよびケア剤容器 - Google Patents
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JP5350826B2 - コンタクトレンズケアセット、レンズケースおよびケア剤容器 - Google Patents

コンタクトレンズケアセット、レンズケースおよびケア剤容器 Download PDF

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Description

本発明は、コンタクトレンズをケアするためのコンタクトレンズケアセット、このコンタクトレンズケアセットに含まれるレンズケースおよびケア剤容器に関するものである。
コンタクトレンズは、細菌感染による眼疾患から眼球を保護するために常に清潔に保つ必要がある。一般には、就寝前などにレンズケア剤(液)を使ってコンタクトレンズ(以下、単にレンズと略す)を洗浄・消毒し、翌朝の使用時まで、レンズケア剤にレンズを浸漬した状態でレンズケース内に保管することが行われる。
なお、レンズケースについても、雑菌の繁殖やレンズへの雑菌の転移を防止するためにレンズと同様に清潔に保つ必要があり、翌朝レンズを着用した後は、十分に水洗いした上で乾燥させ、次回の使用まで保管しておくようにする。
従来のレンズケースは、左右のレンズをそれぞれ収納するための2つのレンズ収納部を備えたケース本体と各レンズ収納部をそれぞれ塞ぐためのキャップとから構成されており、レンズケースを乾燥させる際には、次回の使用に備えて、ケース本体とキャップとを分離した状態で洗面台等に直接置いて自然乾燥させるのが一般的である。しかし、この場合には、レンズ収納部の口部やキャップの口部と載置面との間に水が残ってなかなか乾燥が進まない場合も多い。そこで、例えば特許文献1には、このようなレンズケースの乾燥に便利な補助具(ケースホルダー)が開示されている。
このケースホルダーは、ケース本体およびキャップをうつ伏せ(つまり、ケース本体はレンズ収納部が下向きになる状態、キャップはその内天面が下向きになる状態)に載置した状態で自然乾燥させるための乾燥台であって、ケース本体についてはレンズ収納部の外側の位置を支持し、キャップについてはその口部を部分的に支持する構成となっている。このようにケース本体やキャップをうつ伏せにすることでレンズ収納部等へのホコリや雑菌の侵入、付着を抑え、又レンズ収納部やキャップの口部に極力触れることなくケース本体等を支持することで、レンズ収納部内等への雑菌の転移を抑えるようになっている。なお、ケースホルダーには吸盤が設けられており、洗面台の鏡等に容易に取付けて使用できる構成となっている。
登録実用新案公報第3112552号公報
上記のケースホルダーは、レンズケースを清潔に乾燥させる上で有用である。しかし、旅行等への携帯を想定すると、レンズケースとケア剤容器を準備した上でさらにケースホルダーまでも必要となるのは煩雑である。また、上記のようなケースホルダーでは、キャップについては部分的にその口部を支持した状態で乾燥させるため、キャップへの雑菌の転移を考えると、ケースホルダーをある程度清潔に保つ必要があり、その管理、取扱いが煩雑なものとなる。
本発明はこのような事情に鑑みて成されたものであり、より手軽にかつ清潔にレンズケースを自然乾燥できるようにする、ことを目的とする。
上記課題を解決するための本発明は、コンタクトレンズをケアするためのレンズケア剤が収容される自立可能なケア剤容器と、コンタクトレンズの収納用凹部を有するケース本体および前記収納用凹部を塞ぐケースキャップを備えたレンズケースと、を含むコンタクトレンズケアセットであって、前記ケア剤容器および前記レンズケースのケース本体に、互いに嵌合可能な嵌合部が設けられており、これら嵌合部を互いに嵌合させることにより、前記収納用凹部が空中に位置する状態でケース本体がケア剤容器により保持されるように前記レンズケースおよびケア剤容器が構成されており、前記ケア剤容器および前記ケース本体の各嵌合部は、前記収納用凹部が下に向くケース本体の裏向きの姿勢で互いに嵌合可能に設けられている。
このようなコンタクトレンズケアセットによれば、前記嵌合部を互いに嵌合させることで、ケース本体を裏向きの姿勢で、しかも収納用凹部が空中に位置する状態でケア剤容器に保持させることが可能となる。つまり、ケア剤容器をレンズケースの乾燥台として用いることができる。そのため、専用のケースホルダーを用いることなく、水洗後のレンズケースを良好に自然乾燥させることができるようになる。
より具体的には、前記ケア剤容器は、上端部分に注ぎ口を備えた容器本体とこれにヒンジを介して連結されて前記注ぎ口を塞ぐ容器キャップとを備え、当該容器キャップを前記容器本体に対して押し上げることにより前記注ぎ口を開放するものであり、前記容器キャップに前記ケア剤容器側の嵌合部を兼ねるキャップ押上げ操作用の鍔部が形成される一方、前記レンズケース側の嵌合部として前記ケース本体に前記鍔部と嵌合可能な嵌合用凹部が設けられているものである。
すなわち、このコンタクトレンズケアセットでは、ケア剤容器の容器キャップに設けられるキャップ押上げ操作用の鍔部にケース本体の嵌合用凹部を嵌合させれば、ケース本体をケア剤容器に保持させることができる。この構成によれば、ケア剤容器のキャップ押上げ操作用の鍔部をケア剤容器側の嵌合部として兼用した合理的な構成となる。
この場合、前記鍔部および嵌合用凹部は、互いに嵌合した状態でケア剤容器に対してその外側から内側に向かって先下がりに傾いた姿勢で前記ケース本体が保持され、かつ当該ケース本体の傾きの方向に沿って互いに嵌脱するように形成されているのが望ましい。
この構成によれば、ケア剤容器に対して重心位置をより近づけた状態でケース本体をケア剤容器に保持させることができ、また、ケア剤容器からのケース本体の脱落も起き難くなる。そのため、ケア剤容器によってより安定的にケース本体を保持することが可能となる。
なお、上記の各コンタクトレンズケアセットにおいて、前記レンズケースは、前記ケースキャップがヒンジを介して前記ケース本体に一体に連結されたものであるのが望ましい。
この構成によれば、ケースキャップを開いた状態でケース本体をケア剤容器に保持させれば、ケースキャップをケース本体と共に難なくケア剤容器に保持させることができ、レンズケースの全体をケア剤容器に一体に保持させた状態で乾燥させることができる。
この場合、前記レンズケースは、一対の前記収納用凹部とこれら収納用凹部を塞ぐ一対の前記ケースキャップとを有し、各ケースキャップは、前記ケース本体のうち前記収納用凹部の並び方向外側の位置にそれぞれ前記ヒンジを介して連結されるとともに当該ケース本体に対して前記並び方向外側に展開して前記収納用凹部を開くように設けられ、ケース本体側の前記嵌合部は、ケース本体のうち前記並び方向の中間位置に設けられているのが好適である。
この構成によると、収納用凹部からケースキャップを外した状態で、レンズケース全体をバランス良くケア剤容器に保持させることができる。
なお、別の構成として、前記レンズケースは前記ケース本体と前記ケースキャップとが別体に設けられるものであり、前記ケース本体およびケースキャップは互いに係合可能な係合部を有し、これら係合部は、前記ケース本体のうち前記収納用凹部に重ならない位置において前記収納用凹部を塞ぐときとは上下反対向きの姿勢で前記ケース本体に対して前記ケースキャップを係止するように設けられているものであってもよい。
この構成によれば、ケース本体とケースキャップとが別体に設けられるレンズケースについても、ケースキャップをケース本体と共にケア剤容器に保持させることができる。つまり、レンズケースの全体をケア剤容器に一体に保持させて乾燥させることができる。しかも、収納用凹部を塞ぐときとは反対向きの姿勢でケースキャップをケース本体に対して係止する構成なので、各ケースキャップをその内天面が下向きになる姿勢に保った状態で乾燥させることができる。
この場合、前記レンズケースは、一対の前記収納用凹部とこれらの収納用凹部を塞ぐ一対の前記ケースキャップとを有し、前記係合部は、前記ケース本体のうち前記収納用凹部の並び方向両端の位置に、当該ケース本体からそれぞれ外側にはみ出す状態で前記各キャップを係止するように設けられており、ケース本体側の前記嵌合部は、ケース本体のうち前記並び方向の中間位置に設けられているのが好適である。
この構成によると、レンズケース全体をバランス良くケア剤容器に保持させることが可能となる。
また、上記の各コンタクトレンズケアセットにおいて、前記ケア剤容器および前記ケース本体の各嵌合部は、前記ケースキャップを外して収納用凹部を開放した状態でのみ互いに嵌合するように設けられているのが好適である。
この構成によれば、ケースキャップを装着したままレンズケースを乾燥させるといったミスを回避する上で有効となる。
なお、前記ケア剤容器および前記ケース本体のうち一方側の嵌合部は、当該嵌合部が設けられるケア剤容器又はケース本体に対して着脱可能なものであってもよい。
一方、本発明に係るレンズケースは、上記コンタクトレンズケアセットに適用されるレンズケースであって、コンタクトレンズの収納用凹部を有するケース本体と、前記収納用凹部を塞ぐケースキャップとを備え、前記ケース本体は、前記ケア剤容器側の前記嵌合部に嵌合可能な相手側嵌合部を備え、この相手側嵌合部をケア剤容器側の嵌合部と嵌合させることにより前記収納用凹部が空中に位置する状態でケア剤容器により保持されるように構成されているものである。
また、本発明に係るケア剤容器は、上記コンタクトレンズケアセットに適用されるケア剤容器であって、自立可能に形成されるとともに前記レンズケースのケース本体側の前記嵌合部と嵌合可能な相手側嵌合部を備え、前記ケース本体側の嵌合部を前記相手側嵌合部に嵌合させることにより前記収納用凹部が空中に位置する状態で前記ケース本体を保持するように構成されているものである。
このようなレンズケースおよびケア剤容器は、上記のようなコンタクトレンズケアセットを構成する上で有用なものとなる。
以上説明したように、本発明によれば、ケア剤容器を水洗い後のレンズケースの乾燥台として用いることができる。そのため、従来のように専用のケースホルダーを使用することなく、水洗後のレンズケースをより手軽にかつ清潔に自然乾燥させることが可能となる。
本発明にかかるコンタクトレンズケアセット(第1の実施形態)を示す斜視図である。 ケア剤容器の注ぎ口近傍を示す側面図である。 レンズケースの一例を示す斜視図である。 レンズケースの乾燥手順を説明するためのコンタクトレンズケアセットの斜視図である。 レンズケース乾燥時の状態(ケア剤容器にレンズケースを保持させた状態)を示すコンタクトレンズケアセットの斜視図である。 レンズケース乾燥時の状態(ケア剤容器にレンズケースを保持させた状態)を示すコンタクトレンズケアセットの要部断面図である。 本発明にかかるコンタクトレンズケアセット(第2の実施形態)に適用されるレンズケースを示す斜視図である。 レンズケースの裏面側の斜視図である。 レンズケースの乾燥手順を説明するためのコンタクトレンズケアセットの斜視図である。 ケース本体とケースキャップの係合状態を示すレンズケースの断面図である。 レンズケース乾燥時の状態(ケア剤容器にレンズケースを保持させた状態)を示すコンタクトレンズケアセットの要部断面図である。
以下、添付図面を参照しながら本発明の好ましい実施の一形態について詳述する。
図1は、本発明にかかるコンタクトレンズケアセットの第1の実施形態を示す斜視図である。コンタクトレンズケアセット(以下、ケアセットと略す)は、コンタクトレンズ(以下、レンズと略す)を洗浄・消毒・保管するための用具であり、レンズケア剤(液)が収容されるケア剤容器1とレンズケース2とを含む。当例では、レンズケア剤として、例えばレンズの洗浄及び消毒が可能なものが適用されているが、勿論、洗浄又は消毒の何れか一方のみの機能を有するものであってもよい。
ケア剤容器1は、容器本体10とこれに固定されるボトルキャップ12とを含む。
容器本体10は、自立可能なボトル型の容器であって、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレンテレフタレート(PET)等の樹脂材料により形成されている。図2に示すように、容器本体10の上端部には口頸部11が形成されており、前記ボトルキャップ12がこの口頸部11に固定されている。
ボトルキャップ12は、前記口頸部11に固定されるキャップ本体14とこれにヒンジ13a,13bを介して回動可能に連結される上蓋16とからなるヒンジ型キャップである。キャップ本体14は、その上端部にケア剤の注ぎ口となるノズル15を備えた逆有底筒型の形状を有している。そして、図6に示すように、口頸部11の外周面上に雄ねじ11aが、キャップ本体14の内周面に雌ねじ14aがそれぞれ形成されており、前記口頸部11にキャップ本体14が螺着されることにより容器本体10にボトルキャップ12が固定されている。
上蓋16は、キャップ本体14との連結部分を支点として、図2の実線に示す閉止位置(キャップ本体14上に重なってノズル15を覆う位置)と同図の二点鎖線に示す開放位置(ノズル15を露出させる位置)とに亘って略水平な仮想軸周りに回動(変位)可能となっている。
上蓋16には押し上げ操作用の鍔部18が一体に形成されている。この鍔部18は、上蓋16の外周面のうち蓋中心を挟んでヒンジ13a,13b側とは反対側の範囲に設けられている。この鍔部18は、上蓋16が閉止位置にある状態でヒンジ13a,13bの側から斜め上向きに延びるように設けられており(図2参照)、容器本体10を把持し、その把持した手の親指で鍔部18を下から押し上げることで、上蓋16を片手で難なく開く(閉止位置から開放位置に変位させる)ことができる構成となっている。なお、当例では、前記上蓋16が本発明の容器キャップに相当し、押し上げ操作用の鍔部18が本発明のキャップ押し上げ操作用の鍔部に相当する。
レンズケース2は、レンズをレンズケア剤と共に収容、保管するためのものである。このレンズケース2は、図1および図3に示すように、ケース本体20と2つのケースキャップ24とを有する。ケース本体20と各ケースキャップ24とは後記ヒンジ26を介して互いに連結されており、当例では、このレンズケース2の全体、つまりケース本体20、ケースキャップ24およびヒンジ26がPP等の樹脂材料により一体に形成されている。
ケース本体20は、レンズを収納するための2つのレンズ収納部22とこれらを繋ぐ基台部21とを有する。各レンズ収納部22は、レンズ収納用凹部23を備える有底筒状の形状を有している。各レンズ収納用凹部23は、略球面状の内底面を有しており、一枚のレンズとこれを浸漬させ得る量のレンズケア剤とを収容できるように形成されている。
各ケースキャップ24は、扁平な逆有底筒型の形状を有し、レンズ収納部22の外周面上に外嵌させることによって前記レンズ収納用凹部23を塞いだ状態でレンズ収納部22に固定されるように構成される。また、このようにケースキャップ24を閉じた状態で、当該キャップ24の外周面のうち互いに対向する部分には鍔部24aが形成されており、レンズ収納部22を開く際には、この鍔部24aを用いることにより指先で難なくレンズ収納部22からケースキャップ24を取り外せるようになっている。
各ケースキャップ24は、それぞれ撓み変形が可能な略帯状のヒンジ26を介してレンズ収納部22の側面部分に連結されている。詳しくは、図3に示すように、ケース本体20に対して各ケースキャップ24が互いにレンズ収納部22の並び方向外側に展開してレンズ収納用凹部23を開くように、各レンズ収納部22の側面部分にケースキャップ24が連結されている。
なお、ケース本体20には、ボトルキャップ12の前記上蓋16と嵌合可能な嵌合用凹部28が形成されている。この嵌合用凹部28は、前記レンズ収納部22の並び方向におけるケース本体20の中間位置であって前記基台部21の側面部分に該基台部21の底面に沿って設けられており、図4に示すように、レンズケース2を裏返した状態(レンズ収納用凹部23が下向きなる状態)で上蓋16の前記鍔部18と嵌合可能に形成されている。そして、このように嵌合用凹部28と上蓋16(鍔部18)とを嵌合させることにより、図5に示すように、レンズケース2を裏返した状態で、かつケア剤容器1の外側から内側(図6の右側から左側)に向かってケース本体20が先下がりに傾く姿勢でケア剤容器1の上端部にレンズケース2が保持されるようになっている。
なお、図6に示すように、上蓋16の鍔部18の上面にはフック18aが形成されており、鍔部18と前記嵌合用凹部28とを嵌合させると、このフック18aが嵌合用凹部28の内面に形成された凹部28aに嵌合し、ケア剤容器1に対してレンズケース2が係止されるようになっている。
上記のようなケアセットを用いてレンズをケアする場合には、ケア剤容器1の上蓋16を押し上げ、ケア剤容器1に収容されているレンズケア剤をノズル15からレンズに垂らしてこすり洗いする。そして、さらにレンズケア剤でレンズをすすぎ洗いした後、レンズケース2の各レンズ収納用凹部23にレンズケア剤を満たし、レンズを各レンズ収納用凹部23に収容してレンズケア剤に浸漬し、この状態で各レンズ収納部22にケースキャップ24を固定して数時間以上放置する。これによりレンズの洗浄・消毒が完了する。
次回、レンズを装着する時には、レンズケース2内のレンズケア剤を廃棄し、レンズケース2を十分水洗いする。そして、レンズケース2を裏返し、ケース本体20の嵌合用凹部28をケア剤容器1の上蓋16(鍔部18)に嵌合させ、これにより、図5に示すように、レンズケース2をケア剤容器1に保持させる。この際、各ケースキャップ24は開いた状態としておく。このようにしてレンズケース2を自然乾燥させ、次回の使用に備えておくようにする。
以上のような本発明のケアセットによれば、上記の通り、ケア剤容器1をレンズケース2の乾燥台として用いることができるため、従来のような専用のケースホルダー等を用いることなく手軽にレンズケース2を乾燥させることができる。特に、レンズケース2は、ケースキャップ24とケース本体20とが一体に連結されているので、ケア剤容器1に対して難なくレンズケース2全体を保持させた状態で乾燥させることができる。
しかも、レンズケース2は、基台部21に形成された嵌合用凹部28を上蓋16の鍔部18に嵌合させることによってケア剤容器1に保持させる構成となっているので、各レンズ収納部22の端面(レンズ収納用凹部23の口部)やケースキャップ24の口部がケア剤容器1に接触することがなく、これによってケア剤容器1から各レンズ収納部22への雑菌等の転移を防止することができる。従って、ケア剤容器1を通常の使用態様で取扱いながらレンズケース2の乾燥台として手軽に用いることができるという利点もある。
また、レンズケース2は、レンズ収納部22の並び方向においてケース本体20の外側に各ケースキャップ24が展開して開くように構成され、又レンズ収納部22の並び方向においてケース本体20の中間位置に嵌合用凹部28が設けられている。つまり、レンズケース2は、その重心位置により近い位置でケア剤容器1に対して保持される構成となっている。従って、レンズケース2を乾燥させる際には、ケア剤容器1に対してバランス良くレンズケース2を保持させることができるという利点もある。
また、上記のケアセットでは、鍔部18および嵌合用凹部28が互いに嵌合した状態で、上記の通りケース本体20が容器本体10に対してその外側から内側に向かって先下がりに傾いた姿勢で保持されるとともに、このケース本体20の傾きの方向に沿って鍔部18および嵌合用凹部28が互いに嵌脱するように構成されている。そのため、ケア剤容器1に対して重心位置をより近づけた状態でケース本体20をケア剤容器1に保持させることができる上、ケア剤容器1からのケース本体20の脱落も起き難くい。特に、嵌合状態では、フック18aを介してケース本体20が鍔部18に係止されるため、鍔部18からのケース本体20の脱落が良好に防止される。従って、レンズケース2をケア剤容器1に対して安定的に保持させた状態で乾燥させることができるという利点もある。
なお、上記実施形態では言及していないが、前記レンズケース2は自立可能に構成されており、自立させた状態で乾燥させることも可能となっている。詳しくは、レンズ収納用凹部23を閉じた状態から開いた状態までのケースキャップ24の最大展開角度が110°前後に規制されるように構成されており、ケースキャップ24を展開した状態でレンズケース2を裏返し、各ケースキャップ24の鍔部24aの部分でレンズケース2を載置することで、レンズケース2を逆コ字型の姿勢で自立させ得るように構成されている。これにより、例えばケア剤容器1が無い場合等には、上記のようにレンズケース2を自立させて水洗後のレンズケース2を乾燥させることができるという利点もある。
次に、本発明にかかるケアセットの第2の実施形態について説明する。なお、第2の実施形態にかかるケアセットの基本構成は第1の実施形態のものと共通するため、以下の説明では、第1の実施形態と共通する部分については同一符号を付して説明を省略し、主に相違点について詳細に説明する。
第2の実施形態のケアセットは、図3等に示したレンズケース2に代えて図7に示すようなレンズケース2′を含む。このレンズケース2′は、ケース本体20と2つのケースキャップ24とを有する点で第1の実施形態のものと共通するが、ケースキャップ24がケース本体20とは別体の構成となっている。
各ケースキャップ24は、断面略円形でかつ扁平な逆有底筒状の形状をしている。各ケースキャップ24はいわゆるツイストキャップと呼ばれるもので、詳細図を省略するが、ケースキャップ24をレンズ収納部22に対してその上側から押し当てて外嵌させることによりレンズ収納部22に装着でき、また、当該ケースキャップ24をレンズ収納部22周りに回転させると、レンズ収納部22の外周面に形成される案内用凸部に沿ってケースキャップ24が持ち上げられ、これによってレンズ収納部22からケースキャップ24を取り外しできる構成となっている。
ケース本体20の裏側には、図8及び図9に示すように、外周に沿ってリブ30が立設されている。このリブ30のうちケース本体20の両端の部分、詳しくは、レンズ収納部22の並び方向における両端の部分には、所定間隔で並ぶ一対の切欠き部32,32がそれぞれ形成されている。これらの切欠き部32,32は、ケース本体20に対してケースキャップ24を係止するためのものである。つまり、図9,図10に示すように、ケース本体20を裏返し、前記切欠き部32,32にケースキャップ24の周壁の一部を差し込むことにより、ケース本体20の両端にそれぞれケースキャップ24が係止されるようになっている。詳しくは、ケースキャップ24の大部分がケース本体20から外側にはみ出す状態で、ケース本体20の両端にケースキャップ24が係止される。
この第2実施形態のケアセットでは、レンズケース2′を乾燥させる際には、ケース本体20を裏向け、各ケースキャップ24をケース本体20の両端に係止する。具体的には、上記の通りケースキャップ24の周壁をリブ30の切欠き部32,32に差し込む。その後、ケース本体20の嵌合用凹部28を第1の実施形態と同様にケア剤容器1の上蓋16(鍔部18)に嵌合させ、これによって、図11に示すようにレンズケース2′をケア剤容器1に保持させる。
このように第2の実施形態のケアセットによれば、ケース本体20とケースキャップ24とが別体の構成のものについても、第1の実施形態と同様に、ケア剤容器1を乾燥台として用いてレンズケース2′を乾燥させることができる。
また、この第2の実施形態のケアセットにおいても、レンズケース2′をケア剤容器1に保持させた状態では、各レンズ収納部22の端面(レンズ収納用凹部23の口部)やケースキャップ24の口部がケア剤容器1に接触することがなく、ケア剤容器1からレンズ収納部22への雑菌等の転移を良好に防止することができる。従って、第1の実施形態と同様に、通常の使用態様でケア剤容器1を取扱いながら、当該ケア剤容器1をレンズケース2′の乾燥台として手軽に用いることができる。
さらに、ケース本体20のうち各レンズ収納部22の並び方向両端にケースキャップ24をそれぞれ係止し、前記並び方向における中間位置でケース本体20をケア剤容器1に保持させる構成であるため、第1の実施形態と同様に、ケア剤容器1に対してバランス良く安定的にレンズケース2′を保持させることができる。
ところで、以上説明したケアセットは、本発明に係るコンタクトレンズケアセット(本発明に係るレンズケースおよびケア剤容器を含むコンタクトレンズケアセット)の好ましい実施形態の一例であって、その具体的な構成は、本発明の要旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば、上記各実施形態のケアセットは、上蓋16に設けられる押し上げ操作用の鍔部18をレンズケース2,2′との嵌合部として用いており、当該鍔部18にレンズケース2,2′(ケース本体20)の嵌合用凹部28を嵌合させることにより、レンズケース2,2′をケア剤容器1で保持する構成であるが、前記鍔部18とは別に専用の嵌合部をボトルキャップ12や容器本体10に設けるようにしてもよい。また、実施形態では、ケース本体20が傾いた姿勢でケア剤容器1に保持されるが(図5,図11参照)、これはケア剤容器1側の嵌合部として鍔部18を用いているためであり、ケア剤容器1によるレンズケース2の保持姿勢は、具体的な嵌合部の位置等に応じて、レンズケース2がより良好に乾燥するように適宜選定すればよい。但し、実施形態の構成よれば、レンズケース2,2′の嵌合部として前記鍔部18を兼用した合理的な構成を達成できるばかりでなく、ケア剤容器1のより高い位置にレンズケース2,2′を保持して乾燥させることができるため、容器載置面からのホコリの巻き上がり等によるレンズケース2,2への異物や雑菌の付着等を良好に回避できるという利点がある。
各実施形態では、ケア剤容器1の凸状部(上蓋16の鍔部18)をレンズケース2,2′の凹状部(ケース本体20の嵌合用凹部28)に嵌合させることによりケア剤容器1にレンズケース2,2′を保持させているが、勿論、逆の構成であってもよい。すなわち、例えばレンズケース2,2′のケース本体20に舌片状の凸状部を設け、これをケア剤容器1の容器本体10に形成した凹状部に差し込むことによりレンズケース2,2′をケア剤容器1に保持させる構成としてもよい。
また、ケア剤容器1およびケース本体20のうち一方側の嵌合部を着脱可能な構成としてもよい。具体的には、ケース本体20と嵌合可能な嵌合部を有し、かつケア剤容器1のネック部(容器本体10の口頸部11の根本部分)等に着脱可能に装着される嵌合用部材を設ける。例えば嵌合用部材には、弾性変位可能なC字側の係止部を形成しておき、この係止部により前記ネット部分をくわえ込むことによりケア剤容器1に装着するようにする。そして、レンズケース2を乾燥させる場合には、この嵌合用部材をケア剤容器1(ネック部)に装着し、この嵌合用部材の前記嵌合部にケース本体20を嵌合させることによりレンズケース2をケア剤容器1に保持させるようにしてもよい。この場合、ケア剤容器1に対する嵌合用部材の装着位置は、上記ネック部に限らず、ボトルキャップ12や容器本体10のボディ部分(ネック部より下側の部分)等であってもよい。
各実施形態では、図5,図11に示すように、ケア剤容器1に対してその側方部分にレンズケース2が保持されるようになっているが、例えば、ケア剤容器1の頂部、つまりボトルキャップ12の上蓋16上面に、ケース本体20が略水平となるような姿勢でレンズケース2を保持させるように構成してもよい。この場合には、上蓋16より外側(径方向外側)にレンズ収納部22が位置するように各レンズ収納部22の間隔を設定した上で、ケース本体20の基台部21のうち両レンズ収納部22の間の部分を上蓋16上面に重ねた状態で、当該部分を互いに嵌合させるようにケース本体20およびボトルキャップ12を構成すればよい。
また、第1の実施形態のレンズケース2は、ケース本体20のうちレンズ収納部22の並び方向両端にそれぞれケースキャップ24が連結され、各ケースキャップ24がケース本体20に対して前記並び方向外側に展開してレンズ収納用凹部23を開く構成であるが、ケース本体20に対するケースキャップ24の連結位置等はこれに限定されるものではない。例えば前記並び方向に各ケースキャップ24が横並びに(並列に)並び、かつ嵌合用凹部28の口部とは反対側に各ケースキャップ24が展開して開くように各ケースキャップ24をケース本体20に対して連結した構成としてもよい。但し、このような構成の場合には、ケースキャップ24を開いた状態でのレンズケース2の重心位置が、第1実施形態の構成に比べるとケア剤容器1から離れ易くなるため、ケア剤容器1によるレンズケース2の保持安定性を確保する観点からは、第1の実施形態のようなレンズケース2の構成が好ましい。
なお、この点は第2の実施形態についても共通である。すなわち、第2の実施形態においても、ケース本体20裏側のリブ30のうちレンズ収納部22を挟んで嵌合用凹部28の口部とは反対側の位置に切欠き部32,32を設け、各ケースキャップ24をレンズ収納部22の並び方向に横並びに(並列に)並べた状態でケース本体20に対して係止する構成としてもよいが、ケア剤容器1によるレンズケース2′の保持安定性を確保する上では、第2の実施形態のように、ケース本体20のうちレンズ収納部22の並び方向両端にケースキャップ24をそれぞれ係止する構成とするのが好ましい。
また、実施形態では特に言及していないが、ケア剤容器1及びレンズケース2,2′の各嵌合部(鍔部18及び嵌合用凹部28)は、レンズ収納部22からケースキャップ24を外した状態でのみ互いに嵌合し得るように構成してもよい。この構成によれば、うっかりケースキャップ24を装着したままレンズケース2,2′を乾燥させるといった誤操作を回避する上で有効となる。
また、各実施形態では、上蓋16を押し上げてレンズケア剤を注ぐタイプのボトルキャップ12を備えたケア剤容器1に本発明が適用されているが、勿論、上蓋を捻って脱着するねじ式のボトルキャップや、上蓋が無く、キャップ本体に可倒式のノズルが設けられるタイプのボトルキャップを備えるケア剤容器についても本発明は適用可能である。また、第2実施形態では、レンズケース2′としていわゆるツイストキャップ構造のものに本発明が適用されているが、レンズ収納部に対してレンズケースを捻って脱着する従来周知のねじ式のレンズケースについても本発明(第2の実施形態)は適用可能である。

Claims (11)

  1. コンタクトレンズをケアするためのレンズケア剤が収容される自立可能なケア剤容器と、コンタクトレンズの収納用凹部を有するケース本体および前記収納用凹部を塞ぐケースキャップを備えたレンズケースと、を含むコンタクトレンズケアセットであって、
    前記ケア剤容器および前記レンズケースのケース本体に、互いに嵌合可能な嵌合部が設けられており、これら嵌合部を互いに嵌合させることにより、前記収納用凹部が空中に位置する状態でケース本体がケア剤容器により保持されるように前記レンズケースおよびケア剤容器が構成されており、
    前記ケア剤容器および前記ケース本体の各嵌合部は、前記収納用凹部が下に向くケース本体の裏向きの姿勢で互いに嵌合可能に設けられていることを特徴とするコンタクトレンズケアセット。
  2. 請求項1に記載のコンタクトレンズケアセットにおいて、
    前記ケア剤容器は、上端部分に注ぎ口を備えた容器本体とこれにヒンジを介して連結されて前記注ぎ口を塞ぐ容器キャップとを備え、当該容器キャップを前記容器本体に対して押し上げることにより前記注ぎ口を開放するものであり、
    前記容器キャップに前記ケア剤容器側の嵌合部を兼ねるキャップ押上げ操作用の鍔部が形成される一方、前記レンズケース側の嵌合部として前記ケース本体に前記鍔部と嵌合可能な嵌合用凹部が設けられていることを特徴とするコンタクトレンズケアセット。
  3. 請求項に記載のコンタクトレンズケアセットにおいて、
    前記鍔部および嵌合用凹部は、互いに嵌合した状態でケア剤容器に対してその外側から内側に向かって先下がりに傾いた姿勢で前記ケース本体が保持されるとともに当該ケース本体の傾きの方向に沿って互いに嵌脱されるように形成されていることを特徴とするコンタクトレンズケアセット。
  4. 請求項1乃至の何れか一項に記載のコンタクトレンズケアセットにおいて、
    前記レンズケースは、前記ケースキャップがヒンジを介して前記ケース本体に一体に連結されたものであることを特徴とするコンタクトレンズケアセット。
  5. 請求項に記載のコンタクトレンズケアセットにおいて、
    前記レンズケースは、一対の前記収納用凹部とこれらの収納用凹部を塞ぐ一対の前記ケースキャップとを有し、各ケースキャップは、前記ケース本体のうち前記収納用凹部の並び方向外側の位置にそれぞれ前記ヒンジを介して連結されるとともに当該ケース本体に対して前記並び方向外側に展開して前記収納用凹部を開くように設けられ、ケース本体側の前記嵌合部は、ケース本体のうち前記並び方向の中間位置に設けられていることを特徴とするコンタクトレンズケアセット。
  6. 請求項1乃至の何れか一項に記載のコンタクトレンズケアセットにおいて、
    前記レンズケースは前記ケース本体と前記ケースキャップとが別体に設けられるものであり、前記ケース本体およびケースキャップは互いに係合可能な係合部を有し、これら係合部は、前記ケース本体のうち前記収納用凹部に重ならない位置において前記収納用凹部を塞ぐときとは反対向きの姿勢で前記ケース本体に対して前記ケースキャップを係止するように設けられていることを特徴とするコンタクトレンズケアセット。
  7. 請求項に記載のコンタクトレンズケアセットにおいて、
    前記レンズケースは、一対の前記収納用凹部とこれらの収納用凹部を塞ぐ一対の前記ケースキャップとを有し、前記係合部は、前記ケース本体のうち前記収納用凹部の並び方向両端の位置に、当該ケース本体からそれぞれ外側にははみ出す状態で前記各キャップを係止するように設けられており、ケース本体側の前記嵌合部は、ケース本体のうち前記並び方向の中間位置に設けられていることを特徴とするコンタクトレンズケアセット。
  8. 請求項1乃至の何れか一項に記載のコンタクトレンズケアセットにおいて、
    前記ケア剤容器および前記ケース本体の各嵌合部は、前記ケースキャップを外して収納用凹部を開放した状態でのみ互いに嵌合するように設けられていることを特徴とするコンタクトレンズケアセット。
  9. 請求項1乃至の何れか一項に記載のコンタクトレンズケアセットにおいて、
    前記ケア剤容器および前記ケース本体のうち一方側の嵌合部は、当該嵌合部が設けられるケア剤容器又はケース本体に対して着脱可能であることを特徴とするコンタクトレンズケアセット。
  10. 請求項1乃至の何れか一項に記載のコンタクトレンズケアセットに適用されるレンズケースであって、
    コンタクトレンズの収納用凹部を有するケース本体と、前記収納用凹部を塞ぐケースキャップとを備え、
    前記ケース本体は、前記ケア剤容器側の前記嵌合部に嵌合可能な相手側嵌合部を備え、この相手側嵌合部をケア剤容器側の嵌合部と嵌合させることにより前記収納用凹部が空中に位置する状態でケア剤容器により保持されるように構成されていることを特徴とするレンズケース。
  11. 請求項1乃至の何れか一項に記載のコンタクトレンズケアセットに適用されるケア剤容器であって、
    自立可能に形成されるとともに前記レンズケースのケース本体側の前記嵌合部と嵌合可能な相手側嵌合部を備え、前記ケース本体側の嵌合部を前記相手側嵌合部に嵌合させることにより前記収納用凹部が空中に位置する状態で前記ケース本体を保持するように構成されていることを特徴とするケア剤容器。
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