JP5353527B2 - ブラケット取付装置 - Google Patents
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Description
そこで、ブラケットの両側から操作することに代えて、ブラケットもしくは電子機器の正面側から取り付け、取り外しの作業が行える取付機構が好ましい。このような機構の場合には、電子機器の重さを支えるために、電子機器の両側面にレール状の溝を形成し、ブラケットの内側に形成した凸条を、前記溝に通すことによって、電子機器の重さを支えるように構成したものが、例えば特許文献1、2に開示されている。
また、特許文献2には、従来技術として、車載用の無線機等のセットをブラケットに取り付ける構造に関し、セットの側部に形成された溝と、ブラケットの下端を嵌合させることによりセットの上下方向の動きを規制し、ブラケットの耳部とのセットの耳部とをネジ止めすることでセットの前後方向の動きを規制する構成が記載されている。
また、特許文献2に従来技術として記載された前記構成では、確かにネジを用いて確実に固定することができるようになるが、前記ネジを着脱するときにネジを落としてしまう危険性があり、また、作業に手間がかかり、電子機器本体を片手で持って作業をしなければならないので、安全性の問題が発生する。また、特許文献2の構造では、回動式のロックレバーや弾性的な係合構造が記載されているが、非常に複雑な構成となっている。
機器本体を所定位置に取り付けるためにブラケットを用いる取付け装置において、
機器本体の両側面には横溝と、この溝に非平行な縦溝とを形成し、
ブラケットには、内側に凸出して横溝に挿通し得るレール状の凸条と、縦溝に挿入されて係合された係合状態と縦溝から引き抜かれた係合解除状態とに移動可能な縦溝係合部材とを設け、
前記縦溝係合部材は、縦溝に挿入されて係合された係合状態と縦溝から引き抜かれた係合解除状態とに横方向にスライド移動可能に設けられており、
機器本体をブラケットに固定するときには、ブラケットの凸条を機器本体の横溝に挿通した後、ブラケットの縦溝係合部材を横方向にスライド移動させて、機器本体の縦溝に挿入して係合状態とし、
機器本体をブラケットから取り外すときには、ブラケットの縦溝係合部材を横方向にスライド移動させて、機器本体の縦溝から引き抜いて係合解除状態とした後、ブラケットの凸条から機器本体の横溝を引き抜いて取り外すように構成したことを特徴としている。
請求項2では、
前記縦溝係合部材を前記縦溝に挿入した係合状態で固定する係合状態固定手段を備えている。
請求項3では、
前記縦溝係合部材には、横長の長孔が設けられているとともに、前記長孔に挿入されて締め付けることによって前記縦溝係合部材を固定し、緩めることによって前記縦溝係合部材をスライド可能に支持するネジが備えられている。
機器本体をブラケットに固定するときには、ブラケットの凸条を機器本体の横溝に挿通した後、ブラケットの縦溝係合部材を横方向にスライド移動させて、機器本体の縦溝に挿入して係合状態とし、
機器本体をブラケットから取り外すときには、ブラケットの縦溝係合部材を横方向にスライド移動させて、機器本体の縦溝から引き抜いて係合解除状態とした後、ブラケットの凸条から機器本体の横溝を引き抜いて取り外すように構成したので、横方向のスライド移動だけで、取り付けたり取り外したりできるようになり、機器本体を取付けたり、取り外したりする作業の効率や安全性が向上する。
請求項2によれば、
前記縦溝係合部材を前記縦溝に挿入した係合状態で固定する係合状態固定手段を備えたので、機器本体が動かないように確実な状態で取り付けることができる。
請求項3によれば、
前記縦溝係合部材には長孔を設けネジで固定したり緩めたりするので、機器本体の取付け取り外しが、簡易な構造を用いて簡単な作業で可能となる。
電子機器本体の両側面には横溝と、この溝に非平行な縦溝とを形成し、ブラケットには、内側に凸出して前記横溝に挿通し得るレール状の凸条と、前記縦溝に挿入されて係合された係合状態と縦溝から引き出されて係合解除状態とに移動可能な縦溝係合部材とを設けた形態である。
そして、電子機器をブラケットに固定するときには、ブラケットの凸条を電子機器の横溝に挿通した後、ブラケットの縦溝係合部材を、電子機器の縦溝に挿入して係合状態とし、電子機器をブラケットから取り外すときには、ブラケットの縦溝係合部材を、電子機器の縦溝から引き出して係合解除状態とした後、ブラケットの凸条から電子機器の横溝を引き抜いて取り外すように構成したものである。
1は例えば車載用無線通信機などの電子機器本体であり、ほぼ直方体の基本形状とされ、取付け状態において前面側となる一面には、操作ボタンや表示パネルなどが配設されており、取付け状態において左右の両側面となる面には、ブラケット5の凸条6、6が挿入される横溝2、2が両側面に沿って取付け状態においてほぼ水平方向となるように形成されている。この横溝2、2は直線状に形成されており、その深さは前記凸条に合わせて、例えば深さ1ミリ以上5ミリ以下程度で、幅は前記凸条を容易に挿入できるように十分な余裕を持った幅とされている。
前記縦溝3、3は、例えば図1、3に示したように”Z”字状とするか、もしくは”L”字状にしてもよい。
そして、前記電子機器本体1の取付け状態において背面側となる一面には、アンテナや電源ケーブルなどが接続し得るように構成されている。
ブラケット5は、上に開いた”コ”字状の断面形状を持ち、その内部空間に前記電子機器本体1を収納し得るように構成されている。
具体的には、前記ブラケット5の両側面には内側に突出した凸条6、6が形成されている。また、前記ブラケット5の両側面と底面には補強用のリブが形成されている。
さらに、前記ブラケット5の前面側の端部には、外側に突出した舌片7、7が形成されており、この舌片7、7には縦溝係合部材としての板状のスライド部材8、8が外側から内側方向にスライド可能に配設されている。スライド部材8、8の先端の形状も、縦溝3、3の形状に合わせた形状とする。例えば、縦溝3、3の形状を図1、3に示したように”Z”字状とした場合には、スライド部材8、8の先端の形状も同様のZ”字状とする。
以上に説明した電子機器本体1の横溝2、2と、縦溝3、3と、ブラケット5の凸条6、6と、スライド部材8、8によって、本発明に係るブラケット取付装置Aが構成されている。
スライド部材8には、それぞれ2つの横長の長孔81、81が設けられ、これらの長孔81、81に差し込んだネジ82、82を前記舌片7に設けたネジ孔にねじ込むことによって、前記ネジ82、82の頭部で前記長孔81、81の周囲を押さえて、当該スライド部材8を前記舌片7に固定し得るように構成されている。
前記長孔81、81の形状はカギ型に形成されており、図上横方向の横孔部分811、811と、図上縦方向の縦穴部分812、812とが連結された状態に形成されている。
図4に示したように、スライド部材8を矢印1のように外側から内側へスライド移動させて、図5に示したように、その先端を電子機器本体1の縦溝3に差し込む。その後、電子機器本体1を下方へ少し落としこむと、”Z”字状の縦溝3と係合状態のスライド部材8は下方へ押し下げられて、ネジ82が、長孔81の縦穴部分812に嵌まった状態になり左右横方向にずれなくなる。この係合状態で、さらに前記ネジ82を締め付けることにより、スライド部材8はブラケット5に確実に固定されるので、電子機器本体1もブラケット5に対して確実に固定される。また、縦溝3とスライド部材8の先端を”Z”字状とすることによって、縦溝3は縦方向も横方向も規制されるので、電子機器本体1のぐらつきがなくなる。
なお、前記長孔81とネジ82とで、特許請求の範囲に記載された係合状態固定手段を構成している。
前記電子機器本体1の左右方向の動きは前記両側のスライド部材8、8で規制されるので、横方向のぐらつきもなくなり確実にロックすることができる。
以上のように、電子機器本体1のぐらつきを防ぐために、前記縦溝3、3の幅は、前記スライド部材8、8の先端の厚みに対して余裕があり過ぎると好ましくないので、出し入れ可能なぎりぎりの幅にすることが好ましい。
特に、機器本体1の固定作業や取り外し作業においては、ネジ82を締めたり緩めたりする作業と、スライド部材8、8を外側から内側へスライドさせたり内側から外側へスライドさせたりする正面側からの作業だけでよいので、従来のように、ブラケットの両側面方向からドライバを操作するというような作業が不要となり、狭いスペースであっても、作業効率や安全性が向上するとともに、簡易な構造でブラケットを確実に固定することが可能になるので、低コストで機能に優れた取付け装置を提供することができる。
1 電子機器本体、機器本体
2 横溝
3 縦溝
5 ブラケット
6 凸条
7 舌片
8 縦溝係合部材、スライド部材
81 長孔
811 横穴部分
812 縦穴部分
82 ネジ
Claims (3)
- 機器本体を所定位置に取り付けるためにブラケットを用いる取付け装置において、
機器本体の両側面には横溝と、この溝に非平行な縦溝とを形成し、
ブラケットには、内側に凸出して横溝に挿通し得るレール状の凸条と、縦溝に挿入されて係合された係合状態と縦溝から引き抜かれた係合解除状態とに移動可能な縦溝係合部材とを設け、
前記縦溝係合部材は、縦溝に挿入されて係合された係合状態と縦溝から引き抜かれた係合解除状態とに横方向にスライド移動可能に設けられており、
機器本体をブラケットに固定するときには、ブラケットの凸条を機器本体の横溝に挿通した後、ブラケットの縦溝係合部材を横方向にスライド移動させて、機器本体の縦溝に挿入して係合状態とし、
機器本体をブラケットから取り外すときには、ブラケットの縦溝係合部材を横方向にスライド移動させて、機器本体の縦溝から引き抜いて係合解除状態とした後、ブラケットの凸条から機器本体の横溝を引き抜いて取り外すように構成したことを特徴とするブラケット取付装置。 - 前記縦溝係合部材を前記縦溝に挿入した係合状態で固定する係合状態固定手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載のブラケット取付装置。
- 前記縦溝係合部材には、横長の長孔が設けられているとともに、前記長孔に挿入されて締め付けることによって前記縦溝係合部材を固定し、緩めることによって前記縦溝係合部材をスライド可能に支持するネジが備えられていることを特徴とする請求項1、2の何れか1項に記載のブラケット取付装置。
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