Deprecated: The each() function is deprecated. This message will be suppressed on further calls in /home/zhenxiangba/zhenxiangba.com/public_html/phproxy-improved-master/index.php on line 456
JP5358955B2 - p型窒化ガリウム系半導体領域を形成する方法 - Google Patents
[go: Go Back, main page]

JP5358955B2 - p型窒化ガリウム系半導体領域を形成する方法 - Google Patents

p型窒化ガリウム系半導体領域を形成する方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5358955B2
JP5358955B2 JP2008006087A JP2008006087A JP5358955B2 JP 5358955 B2 JP5358955 B2 JP 5358955B2 JP 2008006087 A JP2008006087 A JP 2008006087A JP 2008006087 A JP2008006087 A JP 2008006087A JP 5358955 B2 JP5358955 B2 JP 5358955B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gallium nitride
based semiconductor
nitride based
temperature
heat treatment
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2008006087A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009170604A (ja
JP2009170604A5 (ja
Inventor
信 橋本
達也 田辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Electric Industries Ltd filed Critical Sumitomo Electric Industries Ltd
Priority to JP2008006087A priority Critical patent/JP5358955B2/ja
Publication of JP2009170604A publication Critical patent/JP2009170604A/ja
Publication of JP2009170604A5 publication Critical patent/JP2009170604A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5358955B2 publication Critical patent/JP5358955B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Led Devices (AREA)

Description

本発明は、p型窒化ガリウム系半導体領域を形成する方法に関する。
非特許文献1では、イオン注入法におけるp型半導体の作製方法が記載されている。サファイア基板上のアンドープのGaNエピタキシャル層に、ベリリウム(Be)と酸素(O)を共注入した後に、窒素(N)の雰囲気中でアニールを行う。この後に、ホール測定のための電極を作製した。ホール測定の結果によれば、ベリリウム(Be)と酸素(O)の共添加により、p型GaNが得られた。そのアクセプタの活性化エネルギーは、57meV以下であった。サファイア基板上のアンドープのGaNエピタキシャル層に、マグネシウム(Mg)と酸素(O)を共注入した後に、窒素(N)の雰囲気中でアニールを行ったけれども、まったくp型特性が得られなかった。
非特許文献2では、熱拡散法によるp型GaN半導体の作製方法が記載されている。サファイア基板上のアンドープGaNにMg/Ni/Pt電極をEB蒸着法で作製した。次いで、アンモニア(NH)雰囲気中で熱拡散処理した後に、活性化アニールを行った。アニールの後に、ホール測定のための電極を作製した。ホール測定の結果によれば、マグネシウム(Mg)の拡散によりp型GaNが得られた。
Journal of Applied Physics, vol. 90 (2001) 3750 第68回応用物理学会学術講演会 講演予稿集 4p-N-5
非特許文献1では、ベリリウム(Be)と酸素(O)の共注入とNアニールされたGaNにおいて、良好な特性のp型半導体が得られているが、マグネシウム(Mg)と酸素(O)の共注入とNアニールされたGaNにおいては、p型半導体が得られていない。非特許文献2では、イオン注入法ではなく熱拡散法によってMg添加を行ってp型GaNが得られている。しかしながら、熱拡散法では、p型ドーパントのプロファイルの制御が困難である。また、低いp型ドーパント濃度の制御が困難である。さらに、微細なp型半導体領域を形成することが困難である。
本発明は、このような事情を鑑みて為されたものであり、イオン注入法によりp型窒化ガリウム系半導体領域を形成する方法を提供することを目的とする。
本発明の一側面は、p型窒化ガリウム系半導体領域を形成する方法に係る。この方法は、(a)窒化ガリウム系半導体にp型ドーパントのイオン注入を行う工程と、(b)前記イオン注入の後に、窒素を含むガスの第1の雰囲気中で前記窒化ガリウム系半導体を熱処理してp型窒化ガリウム系半導体領域を形成する工程とを備える。前記第1の雰囲気は、アンモニア及びヒドラジン系化合物の少なくともいずれか一つを含む。
この方法によれば、イオン注入の後に、アンモニア及びヒドラジン系化合物の少なくともいずれか一つを含む雰囲気中で、イオン注入された窒化ガリウム系半導体を熱処理するので、窒化ガリウム系半導体の表面付近の原子のマイグレーションによる再配列が生じて、窒化ガリウム系半導体の結晶性を回復すると共に、窒化ガリウム系半導体に注入されたp型ドーパントが窒化ガリウム系半導体中の適切なサイトに入る。
本発明に係る方法は、前記イオン注入に先立って、前記窒化ガリウム系半導体を堆積する工程を更に備えることができる。前記窒化ガリウム系半導体の少なくとも一部分はアンドープ領域であり、前記イオン注入は該アンドープ領域に行われる。この方法では、アンドープ窒化ガリウム系半導体の一部または全部にp型半導体領域を形成できる。或いは、窒化ガリウム系半導体は、窒化ガリウム系半導体ウエハといったバルク結晶体であってもよい。
本発明に係る方法では、前記p型ドーパントはマグネシウム及びベリリウムの少なくともいずれか一方を含むことができる。この方法によれば、マグネシウム及びベリリウムの少なくともいずれか一方を含むp型窒化ガリウム系半導体を形成できる。p型ドーパントはマグネシウムであってもよい。或いは、p型ドーパントはベリリウムであってもよい。
本発明に係る方法は、前記p型窒化ガリウム系半導体領域を形成する前に、前記熱処理の温度へ第2の雰囲気で昇温する工程を更に備えることができる。前記第2の雰囲気は、アンモニア及びヒドラジン系化合物の少なくともいずれか一つを含むことができる。
本発明に係る方法は、前記p型窒化ガリウム系半導体領域を形成した後に、窒素を含むガスの第3の雰囲気で前記熱処理の温度から降温する工程を更に備えることができる。前記第3の雰囲気は、アンモニア及びヒドラジン系化合物の少なくともいずれか一つを含むことができる。
本発明に係る方法は、前記熱処理に先立って、前記窒化ガリウム系半導体に酸素のイオン注入を行う工程を更に備えることができる。前記窒化ガリウム系半導体は、前記酸素及び前記p型ドーパントの両方がイオン注入された部分を有し、前記p型ドーパントは、ベリリウム、もしくはマグネシウムを含むことができる。この方法によれば、酸素及びベリリウムの共添加によっても、良好なp型特性を示す窒化ガリウム系半導体領域を形成できる。
本発明に係る方法では、前記窒化ガリウム系半導体は、GaN、InGaN、AlGaN、及びInAlGaNの少なくともいずれかを含むことができる。
本発明に係る方法では、前記イオン注入は前記窒化ガリウム系半導体のGaNに行われており、前記熱処理の温度は摂氏800度以上であることが好ましい。また、前記熱処理の温度は摂氏1200度以下であることが好ましい。この方法によれば、p型GaNが形成される。
本発明に係る方法では、前記イオン注入は前記窒化ガリウム系半導体のInGaNに行われており、前記熱処理の温度は摂氏900度以下であることが好ましい。また、前記熱処理の温度は摂氏600度以上であることが好ましい。この方法によれば、p型InGaNが形成される。
本発明に係る方法では、前記イオン注入は前記窒化ガリウム系半導体のAlGaNに行われており、前記熱処理の温度は摂氏800度以上であることが好ましい。また、前記熱処理の温度は摂氏1300度以下であることが好ましい。この方法によれば、p型AlGaNが形成される。
本発明に係る方法では、前記雰囲気はヒドラジン系化合物を含まず、アンモニアを含むことが好ましい。アンモニアは、GaN系半導体表面からの窒素抜けを防止すると共に、表面マイグレーションを促進できる。
本発明の上記の目的および他の目的、特徴、並びに利点は、添付図面を参照して進められる本発明の好適な実施の形態の以下の詳細な記述から、より容易に明らかになる。
以上説明したように、本発明によれば、イオン注入法によりp型窒化ガリウム系半導体領域を形成する方法が提供される。
本発明の知見は、例示として示された添付図面を参照して以下の詳細な記述を考慮することによって容易に理解できる。引き続いて、添付図面を参照しながら、本発明のp型窒化ガリウム系半導体領域を形成する方法に係る実施の形態を説明する。可能な場合には、同一の部分には同一の符号を付する。
図1〜図3は、本実施の形態に係るp型窒化ガリウム系半導体領域を形成する方法における主要な工程を示す図面である。基板11を準備する。基板11上には、窒化ガリウム系半導体を堆積するために用いる。基板11としては、例えば、Si、SiC、ZnO、サファイア基板、III族窒化物基板等を用いることができる。III族窒化物基板としては、例えばAlN基板、または窒化ガリウム系材料からなる基板等を用いることができる。基板のための窒化ガリウム系材料としては、GaN、AlGaN、InGaN等を用いることができる。必要な場合には、窒化ガリウム系材料からなる基板上に窒化ガリウム系半導体膜を成長することなく、或いは、窒化ガリウム系半導体膜を成長するに先立って、イオン注入を行うことができる。
装置10aに基板11を配置する。装置10aは、結晶成長装置である。図1(a)を示されるように、基板11の主面11a上に窒化ガリウム系半導体膜13を堆積する。エピタキシャル成長は、例えば有機金属気相成長法、HVPE法、MBE法等によって行われる。本実施の形態では、窒化ガリウム系半導体膜13は、例えばアンドープであることができるが、これに限定されるものではない。窒化ガリウム系半導体膜13はSiをドーピングしたn型半導体層である場合もある。窒化ガリウム系半導体膜13としては、例えばGaN、InGaN、AlGaN、及びInAlGaNの少なくともいずれかの領域を含むことができる。必要な場合には、窒化ガリウム系半導体膜13に加えて、更に成膜の構成を設けることができる。
GaNの成膜温度は、例えば摂氏800度以上であることができる。また、GaNの成膜温度は、例えば摂氏1200度以下であることができる。InGaNの成膜温度は、例えば摂氏600度以上であることができる。また、InGaNの成膜温度は、例えば摂氏900度以下であることができる。AlGaNの成膜温度は、例えば摂氏1000度以上であることができる。また、AlGaNの成膜温度は、例えば摂氏1300度以下であることができる。InAlGaNの成膜温度は、例えば摂氏600度以上であることができる。また、InAlGaNの成膜温度は、例えば摂氏900度以下であることができる。
図1(b)に示されるように、必要な場合には、窒化ガリウム系半導体膜13の主面13a上にマスク15を形成する。マスク15は、イオン注入によってp型ドーパントを注入したい領域上に開口を有する。窒化ガリウム系半導体膜13の全面13aにイオン注入を行うときは、マスク15を形成しない。
マスク15を形成した後に、窒化ガリウム系半導体膜13及び基板11をイオン注入装置10bに配置する。図2(a)に示されるように、マスク15を用いて窒化ガリウム系半導体膜13にp型ドーパント17のイオン注入を行って、窒化ガリウム系半導体膜13bを形成する。p型ドーパントはマグネシウム及びベリリウムの少なくともいずれか一方を含むことができる。p型ドーパントはマグネシウムであってもよく、或いは、p型ドーパントはベリリウムであってもよい。窒化ガリウム系半導体膜13は、イオン注入により損傷を受けている。また、注入されたp型ドーパントは未だ活性化されていない。イオン注入の後に、マグネシウム及びベリリウムの少なくともいずれか一方を含む領域を有する窒化ガリウム系半導体膜13bを形成できる。窒化ガリウム系半導体膜13bは、活性化されていないp型ドーパントを含む領域13cと、イオン注入されていない(アンドープのままである)領域13dとを含む。
必要な場合には、図2(b)に示されるように、マスク15を用いて窒化ガリウム系半導体膜13bに別のドーパント19のイオン注入を行って、窒化ガリウム系半導体膜13eを形成する。別のドーパント19は、p型ドーパントであることができる。
実施例の一つでは、熱処理に先立って、窒化ガリウム系半導体膜13bに別のドーパント19のイオン注入を行うことができる。このドーパント19は、例えばn型ドーパントの酸素であることができる。一例では、窒化ガリウム系半導体膜13eは、酸素及びp型ドーパント17の両方がイオン注入された領域13fと、イオン注入されていない(アンドープのままの)領域13dとを含む。好適には、酸素とベリリウムの共添加が好ましい。酸素及びベリリウムの共添加によって、良好なp型特性を示す窒化ガリウム系半導体領域を形成できる。あるいは、酸素とマグネシウムの共添加が好ましい。酸素及びマグネシウムの共添加によって、良好なp型特性を示す窒化ガリウム系半導体領域を形成できる。酸素19のドーズ量はp型ドーパント17のドーズ量よりも多いことが好ましい。好適なドーズ量の比率の範囲は、(酸素ドーズ量/p型ドーパントドーズ量)=1以上であることが好ましく、4以下であることが好ましい。
イオン注入の後に、図3(a)に示されるように、マスク15を除去する。マスク15を除去した後に、窒化ガリウム系半導体膜13b及び基板11を熱処理装置10cに配置する。窒化ガリウム系半導体膜13eの表面上にはキャップ膜等がない方が好ましいが、窒化ガリウム系半導体膜13eの表面を覆うキャップ層等を形成した後であっても、効果は弱くなるものの、下記の熱処理は有効である。まず、熱処理のために熱処理装置10cの温度を温度Tにまで昇温する。続けて、図3(b)に示されるように、窒素を含むガスの第1の雰囲気21中で窒化ガリウム系半導体膜13を温度Tにおいて熱処理してp型窒化ガリウム系半導体領域13hを形成する。第1の雰囲気21は、アンモニア及びヒドラジン系化合物の少なくともいずれか一つを含むことができる。窒化ガリウム系半導体膜13eの表面は雰囲気21に露出されている。ヒドラジン系化合物としては、ジ・メチル・ヒドラジン等の窒素ラジカルを含むガス等を用いることができる。熱処理により、窒化ガリウム系半導体膜13gが形成される。窒化ガリウム系半導体膜13gは、注入イオンが活性された領域13hと、アンドープのままである領域13dとを含む。注入イオンが活性された領域13hとアンドープのままである領域13dとは、接合23を成す。領域13hの導電型が領域13dの導電型と異なるときは、接合23はpn接合である。領域13hの導電型が領域13dの導電型と同じときは、接合23はpp接合またはnn接合である。熱処理の後に、熱処理のために熱処理装置10cの温度を温度Tから降温する。
熱処理装置10cにおける温度の上昇は、窒素を含むガスの第2の雰囲気において行うことができる。第2の雰囲気は、アンモニア及びヒドラジン系化合物の少なくともいずれか一つを含むことができる。温度を上昇させたときの窒素抜けや表面荒れを防ぐ効果があるからであり、窒素抜けや表面荒れが生じる可能性ある温度以上の温度領域において第2の雰囲気は有効である。熱処理のために熱処理装置10cの温度を温度Tから降温する。熱処理装置10cにおける温度の降下は、窒素を含むガスの第3の雰囲気において行うことができる。第3の雰囲気は、アンモニア及びヒドラジン系化合物の少なくともいずれか一つを含むことができる。温度が高いときの、窒素抜けや表面荒れを防ぐ効果があるからであり、窒素抜けや表面荒れが生じる可能性ある温度以上の温度領域において第3の雰囲気は有効である。
これらの工程により、アンドープ窒化ガリウム系半導体の一部または全部にp型半導体領域を形成できる。既に説明したように、イオン注入は、窒化ガリウム系半導体ウエハといったバルク結晶体に行われることができる。
この方法によれば、イオン注入の後に、アンモニア及びヒドラジン系化合物の少なくともいずれか一つを含む雰囲気中で、注入イオンを含む窒化ガリウム系半導体を熱処理するので、窒化ガリウム系半導体の表面付近の原子のマイグレーションにより再配列が生じて、窒化ガリウム系半導体の結晶性を回復すると共に、窒化ガリウム系半導体に注入されたp型ドーパントが窒化ガリウム系半導体中の適切なサイトに入る。
p型ドーパントのイオン注入が窒化ガリウム系半導体のGaN領域に行われたとき、熱処理の温度Tは摂氏800度以上であることが好ましい。この温度未満の温度では十分な活性化効果が得られないからである。また、温度Tは摂氏1200度以下であることが好ましい。表面荒れや結晶性の劣化等により、p型のキャリアが得られにくくなるからである。この方法によれば、p型GaNが形成される。
イオン注入が窒化ガリウム系半導体のInGaN領域に行われたとき、熱処理の温度Tは摂氏900度以下であることが好ましい。表面荒れや結晶性の劣化等により、p型のキャリアが得られにくくなるからである。また、温度Tは摂氏600度以上であることが好ましい。この温度未満の温度では十分な活性化効果が得られないからである。この方法によれば、p型InGaNが形成される。
イオン注入が窒化ガリウム系半導体のAlGaN領域に行われたとき、熱処理の温度Tは摂氏800度以上であることが好ましい。この温度未満の温度では十分な活性化効果が得られないからである。また、温度Tは摂氏1300度以下であることが好ましい。表面荒れや結晶性の劣化等により、p型のキャリアが得られにくくなるからである。この方法によれば、p型AlGaNが形成される。
イオン注入が窒化ガリウム系半導体のInAlGaN領域に行われたとき、熱処理の温度Tは摂氏600度以上であることが好ましい。表面荒れや結晶性の劣化等により、p型のキャリアが得られにくくなるからである。また、温度Tは摂氏900度以下であることが好ましい。表面荒れや結晶性の劣化等により、p型のキャリアが得られにくくなるからである。この方法によれば、p型InAlGaNが形成される。
発明者らの実験によれば、GaN、InGaNの熱処理温度は、ほぼ成長温度と同じ範囲であることが好ましい。例えば、GaNの好適な成膜温度の範囲が摂氏800度以上摂氏1200度以下であれば、活性化及びアニールのための熱処理温度の範囲は摂氏800度以上摂氏1200度以下であることが好ましい。InGaNの好適な熱処理温度はインジウム組成の増加と共に、低くなる。インジウム組成の範囲5%以上30%以下(例えば20%)において、熱処理温度は、例えば、上記のように摂氏700度以上摂氏800度以下であることが好ましい。
また、発明者らの実験によれば、AlGaNの熱処理温度は、ほぼ成長温度と同程度の温度、或いは成膜温度以上の温度であることが好ましい。AlGaNの好適な熱処理温度はアルミニウム組成の増加と共に、高くなる。アルミニウム組成の範囲20%以上30%以下(例えば25%)において、熱処理温度は、例えば、上記のように摂氏1000度以上摂氏1100度以下であることが好ましい。アルミニウム組成の範囲40%以上60%以下(例えば50%)において、熱処理温度は、例えば、上記のように摂氏1100度以上摂氏1200度以下であることが好ましい。
(実施例)
サファイア基板上にアンドープGaNエピタキシャル膜を成長してエピタキシャル基板を作製した。アンドープGaNエピタキシャル膜の厚さは2μmである。
エピタキシャル基板に対し、下記の4条件(A1、A2、B1、B2)のイオン注入を実施した。
A1:Mgイオンのみのイオン注入。
Mgのトータルのドーズ量が1.7×1015cm−2、0μm〜0.3μmの深さまでのMg濃度が約5×1019cm−3となるような注入条件を用いた。
A2:Mg及び酸素の共注入。
Mgのトータルのドーズ量が1.7×1015cm−2。0μm〜0.3μmの深さまでのMg濃度が約5×1019cm−3となるような注入条件を用いた。
酸素(O)は、Mgドーズ量の2倍のドーズ量、0μm〜0.3μmの深さまでのO濃度がほぼ一定になるような注入条件を用いた。
B1:Beイオンのみのイオン注入。
Beのトータルのドーズ量が1.7×1015cm−2、0μm〜0.3μmの深さまでのMg濃度が約5×1019cm−3となるような注入条件を用いた。
B2:Be及び酸素の共注入。
Beのトータルのドーズ量が1.7×1015cm−2、0μm〜0.3μmの深さまでのMg濃度が約5×1019cm−3となるような注入条件を用いた。
酸素(O)は、Beドーズ量の2倍のドーズ量、0μm〜0.3μmの深さまでのO濃度がほぼ一定になるような注入条件を用いた。
イオン注入の後に、結晶成長装置を熱処理のための装置として用いて摂氏1050度で約1分間のアニールを行った。熱処理雰囲気は、NまたはNHであった。この後に、イオン注入したGaN領域上にオーミック電極(Ni)を作製した。ホール測定を行った結果の一覧を図4に示す。図4は、ホール測定の結果から得られるキャリアの極性、キャリア濃度の一覧を条件毎に示す図面である。アニールの温度への上昇中における熱処理雰囲気は、アンモニアおよび窒素であった。アニールの温度からの降下中における熱処理雰囲気は、アンモニアおよび窒素であった。
アンモニア雰囲気中でアニールすることにより、すべての条件のエピタキシャル基板でp型窒化ガリウム領域が得られた。また、条件B2のようにN雰囲気中でのアニールに比べて、アンモニア雰囲気中でアニールすることにより、正孔濃度が大きくできる。故に、アンモニア雰囲気において良好な活性化が可能である。また、条件B2のように、N雰囲気中でのアニールにおいてのみ、p型半導体が得られた。
アンモニア雰囲気中でアニールすることにより、GaNエピタキシャル層の表面付近の原子がマイグレーションを起こし、結晶性が回復すると同時に注入されたMg、Be等が結晶格子の適切なサイトに入ることができるからであると考えられる。アンモニアに替えて、或いはアンモニアと一緒に、窒素ラジカルを含むガス、例えばジ・メチル・ヒドラジン等のヒドラジン系化合物などを用いることもできる。これにより、窒化ガリウム系半導体表面からの窒素抜けを防止できると共に、表面マイグレーションを促進させることが可能な雰囲気を熱処理に利用できる。
また、図4を参照すると、条件A1、A2、B1においては、N雰囲気中における熱処理ではn型GaN半導体が得られる一方で、NH雰囲気中における熱処理ではp型GaN半導体が得られるという効果もある。また、本熱処理をSiのイオン注入に適用したとき、キャリア濃度の増大等の効果があった。
好適な実施の形態において本発明の原理を図示し説明してきたが、本発明は、そのような原理から逸脱することなく配置および詳細において変更され得ることは、当業者によって認識される。本発明は、本実施の形態に開示された特定の構成に限定されるものではない。したがって、特許請求の範囲およびその精神の範囲から来る全ての修正および変更に権利を請求する。
図1は、本実施の形態に係るp型窒化ガリウム系半導体領域を形成する方法における主要な工程を示す図面である。 図2は、本実施の形態に係るp型窒化ガリウム系半導体領域を形成する方法における主要な工程を示す図面である。 図3は、本実施の形態に係るp型窒化ガリウム系半導体領域を形成する方法における主要な工程を示す図面である。 図4は、ホール測定の結果から得られるキャリアの極性、キャリア濃度の一覧を条件毎に示す図面である。
符号の説明
10a…結晶成長装置、11…基板、11a…基板主面、13…窒化ガリウム系半導体膜、13a…窒化ガリウム系半導体膜主面、13b…イオン注入の後の窒化ガリウム系半導体膜、13c…活性化されていないp型ドーパントを含む領域、13d…イオン注入されていない領域、13e…別のドーパントがイオン注入された窒化ガリウム系半導体膜、10c…熱処理装置、13h…p型窒化ガリウム系半導体領域、13g…窒化ガリウム系半導体膜、15…マスク、17…p型ドーパント、19…別のドーパント、21…第1の雰囲気

Claims (9)

  1. p型窒化ガリウム系半導体領域を形成する方法であって、
    窒化ガリウム系半導体にp型ドーパントのイオン注入を行う工程と、
    前記窒化ガリウム系半導体に酸素のイオン注入を行う工程と、
    前記p型ドーパント及び前記酸素の共添加のイオン注入の後に、窒素を含むガスの第1の雰囲気中で前記窒化ガリウム系半導体を熱処理してp型窒化ガリウム系半導体領域を形成する工程と、
    を備え、
    前記窒化ガリウム系半導体は、前記酸素及び前記p型ドーパントの両方がイオン注入された部分を有し、
    前記p型ドーパントはベリリウム、もしくはマグネシウムを含み、
    (前記酸素のドーズ量/前記p型ドーパントのドーズ量)は2以上4以下であり、
    前記第1の雰囲気は、アンモニア及びヒドラジン系化合物の少なくともいずれか一つを含む、ことを特徴とする方法。
  2. 前記窒化ガリウム系半導体は、GaN、InGaN、AlGaN、及びInAlGaNの少なくともいずれかを含む、ことを特徴とする請求項1に記載された方法。
  3. 前記イオン注入に先立って、前記窒化ガリウム系半導体を堆積する工程を更に備え、前記窒化ガリウム系半導体の少なくとも一部分はアンドープ領域であり、前記イオン注入は該アンドープ領域に行われる、ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載された方法。
  4. 前記p型窒化ガリウム系半導体領域を形成する前に、前記熱処理の温度へ第2の雰囲気で昇温する工程を更に備え、
    前記第2の雰囲気は、アンモニア及びヒドラジン系化合物の少なくともいずれか一つを含む、ことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載された方法。
  5. 前記p型窒化ガリウム系半導体領域を形成した後に、窒素を含むガスの第3の雰囲気で前記熱処理の温度から降温する工程を更に備える、ことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載された方法。
  6. 前記イオン注入は前記窒化ガリウム系半導体のGaNに行われており、
    前記熱処理の温度は摂氏800度以上であり、
    前記熱処理の温度は摂氏1200度以下である、ことを特徴とする請求項2に記載された方法。
  7. 前記イオン注入は前記窒化ガリウム系半導体のInGaNに行われており、
    前記熱処理の温度は摂氏900度以下である、ことを特徴とする請求項2に記載された方法。
  8. 前記イオン注入は前記窒化ガリウム系半導体のAlGaNに行われており、
    前記熱処理の温度は摂氏800度以上である、ことを特徴とする請求項2に記載された方法。
  9. 前記雰囲気はヒドラジン系化合物を含まず、アンモニアを含む、ことを特徴とする請求項1〜請求項8のいずれか一項に記載された方法。
JP2008006087A 2008-01-15 2008-01-15 p型窒化ガリウム系半導体領域を形成する方法 Expired - Fee Related JP5358955B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008006087A JP5358955B2 (ja) 2008-01-15 2008-01-15 p型窒化ガリウム系半導体領域を形成する方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008006087A JP5358955B2 (ja) 2008-01-15 2008-01-15 p型窒化ガリウム系半導体領域を形成する方法

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2009170604A JP2009170604A (ja) 2009-07-30
JP2009170604A5 JP2009170604A5 (ja) 2010-10-21
JP5358955B2 true JP5358955B2 (ja) 2013-12-04

Family

ID=40971468

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008006087A Expired - Fee Related JP5358955B2 (ja) 2008-01-15 2008-01-15 p型窒化ガリウム系半導体領域を形成する方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5358955B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10636663B2 (en) 2017-03-29 2020-04-28 Toyoda Gosei Co., Ltd. Method of manufacturing semiconductor device including implanting impurities into an implanted region of a semiconductor layer and annealing the implanted region

Families Citing this family (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012137462A1 (ja) * 2011-04-08 2012-10-11 パナソニック株式会社 窒化物系半導体素子およびその製造方法
JP6047995B2 (ja) * 2012-08-22 2016-12-21 住友電気工業株式会社 Iii族窒化物半導体を作製する方法、半導体素子を作製する方法、iii族窒化物半導体装置、熱処理を行う方法
JP6172658B2 (ja) * 2013-03-28 2017-08-02 国立大学法人豊橋技術科学大学 半導体発光素子およびその製造方法
JP6482180B2 (ja) * 2014-03-25 2019-03-13 住友重機械工業株式会社 半導体装置の製造方法
JP6363403B2 (ja) * 2014-06-10 2018-07-25 住友化学株式会社 半導体積層構造およびその製造方法
JP6330705B2 (ja) * 2015-03-24 2018-05-30 豊田合成株式会社 半導体装置およびその製造方法ならびに電力変換装置
DE102015104665B4 (de) 2015-03-26 2025-10-30 OSRAM Opto Semiconductors Gesellschaft mit beschränkter Haftung Optoelektronischer Halbleiterkörper und Verfahren zur Herstellung eines optoelektronischen Halbleiterkörpers
JP6394545B2 (ja) * 2015-09-10 2018-09-26 豊田合成株式会社 半導体装置およびその製造方法ならびに電力変換装置
JP6662059B2 (ja) * 2016-01-26 2020-03-11 豊田合成株式会社 半導体装置及び電力変換装置
JP6668847B2 (ja) 2016-03-15 2020-03-18 富士電機株式会社 半導体装置および半導体装置の製造方法
JP6402746B2 (ja) * 2016-05-27 2018-10-10 株式会社豊田中央研究所 半導体基板と、その調整方法と、半導体装置
JP6686734B2 (ja) * 2016-06-23 2020-04-22 富士電機株式会社 半導体装置の製造方法
CN115498086B (zh) * 2022-09-30 2025-05-16 江西兆驰半导体有限公司 发光二极管的外延结构及其制备方法、发光二极管
CN116130524A (zh) * 2023-01-09 2023-05-16 东莞市中镓半导体科技有限公司 倾斜式GaN基结势垒肖特基二极管及其制备方法
JP2025118239A (ja) * 2024-01-31 2025-08-13 国立大学法人東海国立大学機構 半導体装置の製造方法および半導体基板

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004356257A (ja) * 2003-05-28 2004-12-16 Toyota Central Res & Dev Lab Inc p型III族窒化物半導体の製造方法
JP2005183668A (ja) * 2003-12-19 2005-07-07 Hitachi Cable Ltd 化合物半導体素子の作製方法
JP2007317794A (ja) * 2006-05-24 2007-12-06 Mitsubishi Electric Corp 半導体装置およびその製造方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10636663B2 (en) 2017-03-29 2020-04-28 Toyoda Gosei Co., Ltd. Method of manufacturing semiconductor device including implanting impurities into an implanted region of a semiconductor layer and annealing the implanted region

Also Published As

Publication number Publication date
JP2009170604A (ja) 2009-07-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5358955B2 (ja) p型窒化ガリウム系半導体領域を形成する方法
CN101663759B (zh) 具有改进的欧姆接触的电子器件及制造方法
JP6696751B2 (ja) 連続注入および熱処理によってGaNを主成分とする半導体層中のドーパントの活性化を行うための方法
JP4916090B2 (ja) ドープiii−v族窒化物材料、ならびにそれを含む超小型電子デバイスおよびデバイス前駆体構造
JP6047995B2 (ja) Iii族窒化物半導体を作製する方法、半導体素子を作製する方法、iii族窒化物半導体装置、熱処理を行う方法
JP5266679B2 (ja) Iii族窒化物電子デバイス
JP6847573B2 (ja) GaNを主成分とする半導体をドープするための方法
JP5164319B2 (ja) 半導体素子のための非活性化保護リング
US20080258150A1 (en) Method to fabricate iii-n field effect transistors using ion implantation with reduced dopant activation and damage recovery temperature
US9514962B2 (en) Method for performing activation of dopants in a GaN-base semiconductor layer
JP6279296B2 (ja) エンハンスメントモードヘテロ接合トランジスタの製造方法
JP2008135700A (ja) Iii族窒化物膜の製造方法及びiii族窒化物半導体素子
US10141192B2 (en) Manufacturing method of semiconductor device
JP2016058693A (ja) 半導体装置、半導体ウェーハ、及び、半導体装置の製造方法
US20080090395A1 (en) Method for producing p-type group III nitride semiconductor and method for producing electrode for p-type group III nitride semiconductor
JP4852786B2 (ja) Iii族窒化物半導体の製造方法及びiii族窒化物半導体素子
JP2009094337A (ja) 半導体素子の製造方法
JP2004356257A (ja) p型III族窒化物半導体の製造方法
JP2008171867A (ja) p型のIII族窒化物半導体の形成方法
US20240088281A1 (en) Dope p galium nitride electronic component
Shim et al. Effects of Thermal Annealing on In Situ Phosphorus-Doped Germanium $\hbox {n}^{+}/\hbox {p} $ Junction
JP2003124515A (ja) 窒化物系化合物半導体の製造方法及び半導体素子
US9478424B2 (en) Method for fabricating an improved GAN-based semiconductor layer
JP2015053340A (ja) 窒化物系化合物半導体素子、および、窒化物系化合物半導体素子の製造方法
Zolper Ion Implantation Doping and Isolation of III-Nitride Materials

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100906

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100906

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130115

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130315

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130507

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130705

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130806

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130819

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees