JP5370966B2 - 回転陽極型x線管及びx線管装置 - Google Patents
回転陽極型x線管及びx線管装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5370966B2 JP5370966B2 JP2009282044A JP2009282044A JP5370966B2 JP 5370966 B2 JP5370966 B2 JP 5370966B2 JP 2009282044 A JP2009282044 A JP 2009282044A JP 2009282044 A JP2009282044 A JP 2009282044A JP 5370966 B2 JP5370966 B2 JP 5370966B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- diameter portion
- ray tube
- bearing surface
- rotating body
- thrust
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Sliding-Contact Bearings (AREA)
Description
及び陽極ターゲットを100rpsを超える回転速度で連続的に又はX線曝射時に高速回転させることができる。たとえば、撮影待機時に50乃至150rpsの間の任意の回転数で常時連続回転させておき、X線曝射によりX線撮影する場合は150乃至190rpsに回転数を上げてX線撮影することができる。このように、必要な時に瞬時にX線曝射可能な高速回転数に上げてX線撮影することができる。そして、このような高速回転でも、回転体の回転軸のずれや傾きの発生が抑制され、安定な動作を得ることができる。
固定体及び回転体間の隙間は僅か20μm程度であるため、X線管を組み立てる際、隙間(軸受隙間)やらせん溝の一部に空気が残ったり、構成部材からガスが放出される恐れがある。ガスは真空排気時又は真空排気後に膨張するため、ガスとともに金属潤滑剤の一部が軸受外部に噴出してしまう恐れがある。
円柱状に形成され、一端に第1スラスト軸受面を有し他端に第2スラスト軸受面を有した径大部、前記径大部より外径の小さい円柱状に形成され、前記径大部の一端側に位置し、側面に形成されたラジアル軸受面及び前記ラジアル軸受面から外れた上記側面に位置し前記ラジアル軸受面に比べて窪んで形成された凹部を有した第1径小部、並びに前記径大部より外径の小さい円柱状に形成され、前記径大部の他端側に位置し、前記径大部及び第1径小部とともに同軸的に一体に形成された第2径小部を具備した固定体と、
前記固定体と同軸的に延出して筒状に形成され、前記固定体が内部に嵌合され、前記第1スラスト軸受面に隙間を置いて対向した他の第1スラスト軸受面、前記第2スラスト軸受面に隙間を置いて対向した他の第2スラスト軸受面及び前記ラジアル軸受面に隙間を置いて対向した他のラジアル軸受面を有し、前記固定体を中心に回転可能な回転体と、
前記固定体及び回転体間の隙間に充填され、前記第1スラスト軸受面及び他の第1スラスト軸受面とともに動圧形の第1スラストすべり軸受を形成し、前記第2スラスト軸受面及び他の第2スラスト軸受面とともに動圧形の第2スラストすべり軸受を形成し、前記ラジアル軸受面及び他のラジアル軸受面とともに動圧形のラジアルすべり軸受を形成する潤滑剤と、
前記回転体に固定され、電子が入射されることによりX線を放出する陽極ターゲットと、
前記陽極ターゲットに照射する電子を放出する陰極と、
前記固定体、回転体、陽極ターゲット及び陰極を収容し、前記固定体を固定する真空外囲器と、を備え、
前記固定体は、内部に設けられ前記潤滑剤を収容する少なくとも1つのリザーバと、前記リザーバ及び凹部に開口したダクトと、をさらに有し、
前記第2スラストすべり軸受の内径の最小値は、前記第1スラストすべり軸受の内径の最小値より小さいことを特徴としている。
上記回転陽極型X線管と、
前記回転体に与える磁界を発生して前記回転体及び陽極ターゲットを回転させるコイルと、
前記回転陽極型X線管及びコイルを収容した筐体と、を備えていることを特徴としている。
図1に示すように、回転陽極型X線管装置は、回転陽極型X線管1と、磁界を発生させるコイルとしてのステータコイル2と、回転陽極型X線管1及びステータコイル2を収容した筐体3と、筐体3内に充填された冷却液7とを備えている。
第1径小部12は、径大部11より外径の小さい円柱状に形成され、径大部11の一端側に位置している。第1径小部12は、側面に形成されたラジアル軸受面S12a、S12b及び側面を円形枠状に窪めて形成された凹部12a、12b、12cを有している。
また、回転体20は、筒部25を有している。筒部25は、本体21の側面と接合され、本体21に固定されている。筒部25は、例えばCu(銅)で形成されている。
第2スラストすべり軸受B2の内径の最小値D2は、第1スラストすべり軸受B1の内径の最小値D1より小さい。
筐体3は、陰極60と対向したターゲット層52付近にX線を透過させるX線透過窓3aを有している。筐体3の内部には、回転陽極型X線管1及びステータコイル2が収容されている他、冷却液7が充填されている。
上記のように回転陽極型X線管1を備えたX線管装置が形成されている。
第1径小部12の端面は、軸受面ではないが、この端面と回転体との隙間に充満した液体金属LMにも遠心力が働くため、液体金属LMは、ラジアル軸受面S12a、S12b及びラジアル軸受面S21b間の隙間へと移動する。しかし移動した液体金属LMはダクト16a、16b、16cを経由してリザーバ15内に収容される。
P1=1/3・ρ・D2・(D1−D2)・ω2/4 …(1)
ここで、ρ=6700kg/m3、D1=30mm、D2=29.6mm、ω=2π・ν=2π・150とする。これらを上記式(1)に代入すると、上記圧力P1は、次の値となる。
P1=0.33×6700×29.6×0.4×(2π・150)2/4/1000000=5871Pa
また、D1=30mm、D2=29.6mmの場合、D2・(D1−D2)は次の値となる。
D2・(D1−D2)=11.8mm2
この結果、圧力P1が6547Pa(約0.065気圧)以上であれば、実用上の液体金属LMの噴出防止効果があるものと推測される。言い方を換えると、D2・(D1−D2)≧11.8であれば、実用上の液体金属LMの噴出防止効果があるものと推測される。なお、液体金属LMの噴出防止効果を一層得るため、D2・(D1−D2)>12であった方が好ましい。
第1径小部12は、径大部11より外径の小さい円柱状に形成され、径大部11の一端側に位置している。第1径小部12は、ラジアル軸受面S12a、S12b及び凹部12a、12b、12cを有している。
第3径小部14は、第1径小部12より外径の小さい円柱状に形成され、第1径小部12の一端側に位置している。詳しくは、第3径小部14の外径は、凹部12aの外径より小さい。この実施の形態において、固定シャフト10は、上述した第1の実施の形態で示した収容部13aを有していないが、収容部13aを有していてもよい。
第1径小部12の端面は、軸受面ではないが、この端面と回転体20との隙間に充満した液体金属LMにも遠心力が働くため、液体金属LMは、ラジアル軸受面S12a、S12b及びラジアル軸受面S21b間の隙間へと移動する。しかし移動した液体金属LMはダクト16a、16b、16cを経由してリザーバ15内に収容される。
ここで、上記X線管装置の動作状態において、撮影時の陽極ターゲット50(回転体20)の回転数は180rpsであるが、待機時の陽極ターゲット50の回転数は150rpsである。陽極ターゲット50が回転する時間的には150rpsの回転数で回転している時間の方が長い。
上記したことから、固定シャフト10及び回転体20間の隙間から外部への液体金属LMの噴出を低減できる回転陽極型X線管1及びX線管装置を得ることができる。
Claims (11)
- 円柱状に形成され、一端に第1スラスト軸受面を有し他端に第2スラスト軸受面を有した径大部、前記径大部より外径の小さい円柱状に形成され、前記径大部の一端側に位置し、側面に形成されたラジアル軸受面及び前記ラジアル軸受面から外れた上記側面に位置し前記ラジアル軸受面に比べて窪んで形成された凹部を有した第1径小部、並びに前記径大部より外径の小さい円柱状に形成され、前記径大部の他端側に位置し、前記径大部及び第1径小部とともに同軸的に一体に形成された第2径小部を具備した固定体と、
前記固定体と同軸的に延出して筒状に形成され、前記固定体が内部に嵌合され、前記第1スラスト軸受面に隙間を置いて対向した他の第1スラスト軸受面、前記第2スラスト軸受面に隙間を置いて対向した他の第2スラスト軸受面及び前記ラジアル軸受面に隙間を置いて対向した他のラジアル軸受面を有し、前記固定体を中心に回転可能な回転体と、
前記固定体及び回転体間の隙間に充填され、前記第1スラスト軸受面及び他の第1スラスト軸受面とともに動圧形の第1スラストすべり軸受を形成し、前記第2スラスト軸受面及び他の第2スラスト軸受面とともに動圧形の第2スラストすべり軸受を形成し、前記ラジアル軸受面及び他のラジアル軸受面とともに動圧形のラジアルすべり軸受を形成する潤滑剤と、
前記回転体に固定され、電子が入射されることによりX線を放出する陽極ターゲットと、
前記陽極ターゲットに照射する電子を放出する陰極と、
前記固定体、回転体、陽極ターゲット及び陰極を収容し、前記固定体を固定する真空外囲器と、を備え、
前記固定体は、内部に設けられ前記潤滑剤を収容する少なくとも1つのリザーバと、前記リザーバ及び凹部に開口したダクトと、をさらに有し、
前記第2スラストすべり軸受の内径の最小値は、前記第1スラストすべり軸受の内径の最小値より小さいことを特徴とする回転陽極型X線管。 - 前記第1スラストすべり軸受の内径の最小値をD1、前記第2スラストすべり軸受の内径の最小値をD2とすると、
D2・(D1−D2)>11.8mm2であることを特徴とする請求項1に記載の回転陽極型X線管。 - 前記固定体及び回転体の中心軸が鉛直方向に直交する姿勢で、前記潤滑剤は、前記少なくとも1つのリザーバ内に平坦な液面を形成することを特徴とする請求項1又は2に記載の回転陽極型X線管。
- 前記固定体は、前記第2スラストすべり軸受近傍の前記第2径小部の側面を窪めて形成され前記第2スラストすべり軸受から押し出された前記潤滑剤を収容する収容部をさらに有していることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の回転陽極型X線管。
- 前記回転体は、一端が閉塞して形成され、
前記第1径小部は、前記回転体で覆われ、
前記第2径小部は、前記回転体の外側に突出していることを特徴とする請求項1に記載の回転陽極型X線管。 - 前記リザーバは、前記回転体の一端と対向した前記第1径小部の端面に開口していることを特徴とする請求項5に記載の回転陽極型X線管。
- 前記固定体は、前記第1径小部より外径の小さい円柱状に形成され、前記第1径小部の一端側に位置し、前記第1径小部と同軸的に一体に形成された第3径小部をさらに具備し、
前記第1径小部は、前記回転体で覆われ、
前記第2径小部及び第3径小部は、それぞれ前記回転体の外側に突出していることを特徴とする請求項1に記載の回転陽極型X線管。 - 前記固定体は、前記リザーバ及びダクトから外れて内部を中心軸に沿って貫通し、両端部に開口して形成された貫通孔をさらに有していることを特徴とする請求項7に記載の回転陽極型X線管。
- 前記第2径小部の端部に締り嵌めにより取付けられ、前記第2径小部より外径の大きい円筒状に形成されている支持部材をさらに備えていることを特徴とする請求項5又は7に記載の回転陽極型X線管。
- 前記ラジアル軸受面及び凹部は、それぞれ前記第1径小部の側面に全周に亘って形成され、互いに前記固定体の中心軸に沿った方向に並んでいることを特徴とする請求項1に記載の回転陽極型X線管。
- 請求項1乃至10の何れか1項に記載の回転陽極型X線管と、
前記回転体に与える磁界を発生して前記回転体及び陽極ターゲットを回転させるコイルと、
前記回転陽極型X線管及びコイルを収容した筐体と、を備えていることを特徴とするX線管装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2009282044A JP5370966B2 (ja) | 2009-12-11 | 2009-12-11 | 回転陽極型x線管及びx線管装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2009282044A JP5370966B2 (ja) | 2009-12-11 | 2009-12-11 | 回転陽極型x線管及びx線管装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2011124151A JP2011124151A (ja) | 2011-06-23 |
| JP5370966B2 true JP5370966B2 (ja) | 2013-12-18 |
Family
ID=44287830
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2009282044A Active JP5370966B2 (ja) | 2009-12-11 | 2009-12-11 | 回転陽極型x線管及びx線管装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP5370966B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| RU2754863C1 (ru) * | 2020-09-21 | 2021-09-08 | Акционерное общество «Обнинское научно-производственное предприятие «Технология» им. А.Г.Ромашина» | Источник рентгеновского излучения |
Family Cites Families (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH08105445A (ja) * | 1994-07-22 | 1996-04-23 | Quantum Corp | 非分離形流体ベアリング装置および非分離形流体ベアリングディスクスピンドルアセンブリ |
| JP3410882B2 (ja) * | 1995-11-08 | 2003-05-26 | 株式会社東芝 | 回転陽極型x線管 |
| JP3754512B2 (ja) * | 1996-12-11 | 2006-03-15 | 株式会社東芝 | 回転陽極型x線管 |
| US6735281B2 (en) * | 2002-05-17 | 2004-05-11 | Ge Medical Systems Global Technology, Llc | Rotating anode for X-ray tube using interference fit |
| JP5259406B2 (ja) * | 2006-12-04 | 2013-08-07 | 株式会社東芝 | 回転陽極型x線管 |
| JP2009081069A (ja) * | 2007-09-26 | 2009-04-16 | Toshiba Corp | 回転陽極型x線管 |
-
2009
- 2009-12-11 JP JP2009282044A patent/JP5370966B2/ja active Active
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2011124151A (ja) | 2011-06-23 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP5259406B2 (ja) | 回転陽極型x線管 | |
| US9972472B2 (en) | Welded spiral groove bearing assembly | |
| EP3358208B1 (en) | Ring seal for liquid metal bearing assembly | |
| JP2009081069A (ja) | 回転陽極型x線管 | |
| US20230018791A1 (en) | Sliding bearing unit and rotary anode type x-ray tube | |
| US9275822B2 (en) | Liquid metal containment in an X-ray tube | |
| US10438767B2 (en) | Thrust flange for x-ray tube with internal cooling channels | |
| JP5370966B2 (ja) | 回転陽極型x線管及びx線管装置 | |
| WO2015186409A1 (ja) | 回転陽極型x線管 | |
| JP7066568B2 (ja) | 回転陽極x線管及び回転陽極x線管装置 | |
| JP2010103046A (ja) | 回転陽極型x線管 | |
| JP5531293B2 (ja) | 回転陽極型x線管及びx線管装置 | |
| JP4810069B2 (ja) | X線管内の液体金属ガスケット | |
| JP7682785B2 (ja) | すべり軸受ユニット及び回転陽極型x線管 | |
| JP2015041432A (ja) | 回転陽極型x線管及びx線管装置 | |
| JP2023154827A (ja) | 回転陽極型x線管 | |
| EP4047229B1 (en) | X-ray tube liquid metal bearing structure for reducing trapped gases | |
| JP5532332B2 (ja) | 回転陽極型x線管及びx線管装置 | |
| JP2012043555A (ja) | 回転陽極型x線管及びx線管装置 | |
| JP2010212088A (ja) | 回転陽極型x線管 | |
| WO2024122614A1 (ja) | 回転陽極型x線管 | |
| JP2007157640A (ja) | 回転陽極型x線管及びx線管装置 | |
| JP2007271028A (ja) | すべり軸受ユニット及び回転陽極型x線管 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20121113 |
|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20130807 |
|
| TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20130820 |
|
| RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20130826 |
|
| A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20130910 |
|
| R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5370966 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
| S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117 |
|
| R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
| S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
| R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |