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JP5374083B2 - 半導体装置 - Google Patents
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Description

本発明は半導体装置に関し、特にメモリ回路の読み出し回路等に適用して好適な構成に関する。
図5は、SRAM(スタティックランダムメモリ)回路の典型的な構成例を示す図である。図5に示されているように、SRAMメモリセル1(フリップフロップ構成)は、ゲートがワード線3に接続されたNチャネルMOSトランジスタよりなるアクセストランジスタ(「アクセスTr」とも表記される)2を介して、正転(True)/反転(Bar)のビット線4(True/Barのビット線対は「ビット線(T/B)」とも表記される)に接続される。ビット線4のTrue/Barは、不図示のカラムデコーダで選択されるカラム選択回路(Y selecter)5(「Yスイッチ」ともいう)を介してTrue/BarのIO線6(True/BarのIO線は「IO線(T/B)」とも表記される)に接続される。複数組のビット線(T/B)4のうち、カラム選択回路(Y selecter)5がオンとされる1つのカラム(選択されたカラム)のビット線(T/B)4が、IO線(T/B)6と通電する。ワード線3は、不図示のXアドレスデコーダで選択されるワード線に接続するワードドライバ(不図示)によってHighに駆動される。
IO線(T/B)6には差動型のセンスアンプ7が接続されている。センスアンプ7の出力は、ラッチ8に入力され、ラッチ8の出力(シングルエンド)はRAMデータ出力端子に接続される。特に制限されないが、図5の例では、ラッチ8はIO線(T/B)6のTrueとBarをそれぞれ一方の入力端子に入力し、他方のNAND回路の出力を他方の入力端子に入力する襷掛け接続された2つの2入力NAND回路よりなるSRラッチで構成される。RAMデータ入力端子に入力が接続されたライトバッファ9の差動出力はIO線(T/B)6に接続されている。また、ビット線4のTrueとBarにドレインがそれぞれ接続され、電源(プリチャージ電源電位)にソースが接続され、プリチャージ制御信号(Precharge)にゲートが接続されたPチャネルMOSトランジスタP1、P2はビット線(T/B)4のプリチャージ回路を構成しており、ビット線のTrueとBar間に接続され、プリチャージ制御信号(Precharge)にゲートが接続されたPチャネルMOSトランジスタP3はビット線(T/B)4のイコライズ回路を構成している。また、IO線6のTrueとBarにドレインがそれぞれ接続され、電源電位(プリチャージ電源電位)にソースが接続され、プリチャージ制御信号(Precharge)にゲートが接続されたPチャネルMOSトランジスタP4、P5はIO線(T/B)6のプリチャージ回路を構成し、IO線6のTrueとBar間に接続され、プリチャージ制御信号(Precharge)にゲートが接続されたPチャネルMOSトランジスタP6はIO線(T/B)6のイコライズ回路を構成している。IO線6のTrueとBarには、ビット線端部のカラム選択回路(Y selecter)5群と接続する箇所と、IO線6のライトバッファ9、センスアンプ7が接続される箇所との間に、センスアンプ7の活性化を制御するセンスイネーブル信号(Sense Enable)の反転信号(Sense Enableの上のバーは反転を表す)を入力しオン・オフ制御されるトランスファゲート(スイッチ)TGT、TGBが挿入されている。
なお、図5において、SRAMメモリセル1は、一方の出力が他方の入力に接続され、他方の出力が一方の入力に接続された、2つのインバータよりなるフリップフロップを備えた構成とされ、その構成は周知であることから、内部構成は図示されない。SRAMメモリセル1が、例えば2つのアクセストランジスタを含め、6トランジスタ構成の場合、電源にソースが接続されたPチャネルMOSトランジスタ(負荷)と、ソースがGNDに接続されドレインがPチャネルMOSトランジスタのドレインに接続され、ゲートがPチャネルMOSトランジスタのゲートと共通接続されたNチャネルMOSトランジスタ(「ドライブトランジスタ」ともいう)よりなるインバータを2つ備え、2つのインバータのPチャネルMOSトランジスタとNチャネルMOSトランジスタの共通ドレインを2つのアクセストランジスタ2の一端にそれぞれ接続するとともに、一方のインバータのPチャネルMOSトランジスタとNチャネルMOSトランジスタの共通ゲートを他方のインバータのPチャネルMOSトランジスタとNチャネルMOSトランジスタの共通ドレインに襷掛接続した構成とされる。
データ読み出し時には、カラム選択回路(Y selecter)5によりビット線を選択し、選択されたビット線(T/B)4がIO線(T/B)6と通電する。IO線(T/B)6に接続されるセンスアンプ7でビット線(T/B)4の差電圧の差動増幅を行いラッチ8に出力し、RAMデータ出力端子から読み出しデータが出力される。なお、以下に説明される、クロック同期型のSRAMの全体構成については、例えば特許文献1(図1等)の記載が参照される。
クロック同期型のスタティックメモリ回路においては、クロックに同期して選択ワード線を立ち上げ、当該ワード線のゲートが接続されるメモリセルのアクセストランジスタ2をオンさせる。その結果、ビット線4のTrue線とBar線のうち一方がメモリセル1に保持されているデータの内容に応じてGND(グランド)電位側に引かれる。すなわち、ビット線4のTrue線とBar線は、電源電位にプリチャージされており、選択ワード線に接続されたオン状態のアクセストランジスタ2、該アクセストランジスタ2とGND間に接続されたメモリセル1内のオン状態のドライブトランジスタ(不図示)を介してGND電位にディスチャージされる。この結果、ビット線4(該ビット線と通電するIO線6)のTrue線とBar線で電位差が生じ、センスイネーブル信号(Sense Enable)が活性状態(Highレベル)のとき、IO線6の電位差を、センスアンプ7で差動増幅して、選択されたビット線(T/B)4に接続するメモリセルのデータを読み出し、ラッチ8でラッチされたデータがRAMデータ出力端子に出力される。
なお、センスイネーブル信号(Sense Enable)の反転信号でオン・オフ制御されるトランスファゲートTGT、TGBは、センスイネーブル信号(Sense Enable)がLowレベルのときオンし、カラム選択回路5(Y Selecter)で選択されたビット線(T/B)4の電位をIO線6上のセンスアンプ7に伝達する。また、トランスファゲートTGT、TGBは、センスイネーブル信号(Sense Enable)がHighレベル(センスアンプ7はセンス増幅動作を行う)のときオフし、センスアンプ7は、IO線(T/B)6に伝達された選択カラムのビット線(T/B)4の電位を、ビット線(T/B)4から切り離された状態で差動増幅する。
ビット線(T/B)4は、例えば選択ワード線の立ち上がりの前にプリチャージ制御信号(Precharge)をLowレベルに設定し、PチャネルMOSトランジスタP1、P2をオンとすることで、電源電位にプリチャージされ、オン状態のPチャネルMOSトランジスタP3によりビット線4のTrueとBarのイコライズが行われる。また、IO線(T/B)6も、PチャネルMOSトランジスタP4、P5、P6により、プリチャージ制御信号(Precharge)により、ビット線(T/B)4と同様にして(同一タイミングで)、プリチャージ、イコライズが行われる。
特開平11−238381号公報 特開2003−45190号公報
以下に本発明者による分析を与える。
近時、微細化技術の進展に伴い、トランジスタサイズが縮小している(例えば線幅60nm時代の幕開け)。トランジスタの製造的なランダムばらつきによってメモリ回路の動作限界が大きく依存する。そして、ばらつき増大が歩留まりの低下に繋がる。
また、歩留まり低下を防ごうとすると、センスアンプの活性化のタイミングを遅らせざるをえず、アクセス時間等、メモリ回路の特性(スピード性能等)が犠牲となる。
メモリ回路の読み出し動作限界点の最悪条件(Worst)は、メモリセルのセル電流とセンスアンプの動作能力の掛け算で決まる(本発明者の分析による)。
つまり、
(A)メモリセルのセル電流(ドライブトランジスタの駆動電流)がWorstであり、且つ、(B)センスアンプの増幅能力がWorstである、という条件に該当するメモリセル(ビット線)とセンスアンプの組み合わせの箇所にてデータの読み出しを行う時に、動作限界点が最も低下する。
したがって、メモリ回路全体としてみた動作限界は、(A)メモリセルのセル電流がWorst、(B)センスアンプの増幅能力がWorstの2つの条件に同時に該当する、メモリセル及びセンスアンプの箇所でのWorstの動作限界点に律速される。例えば、図5において、左から2番目のカラムのビット線4のTrueにアクセストランジスタ2を介して接続するドライブトランジスタの駆動能力がWorst、差動型センスアンプ7の差動回路のうち、IO線6のTrue側に接続する正転回路側の増幅能力がWorstの場合、ビット線4のTrueにアクセストランジスタ2を介して接続するドライブトランジスタの駆動能力は良好、差動型センスアンプ7の差動回路のうちIO線6のBar側に接続する反転回路の増幅能力が良好、さらに他のカラムが全て良好であっても、メモリ回路全体としてみた動作限界は、Worstのメモリセルとセンスアンプの組み合わせに制限される。
トランジスタのランダムばらつきが大きい場合、メモリセル:Worst、及び、センスアンプ:Worstの相乗効果の影響が大となり、メモリ回路全体での動作領域が狭まる。例えばSHMOOプロットにおけるFAIL領域が増大しPASS領域(動作領域)が狭まる。結果として、歩留まり低下やスピード性能低下を招くことになる。
このように、トランジスタの隣接ばらつきが(微細化により隣接するトランジスタのばらつきが顕在化している)大きい場合、動作限界が削られ、歩留まり低下やスピード性能の低下を招くことになる。
なお、特許文献2には、センスアンプのオフセットをキャンセルするため、図6に示すように、センスアンプの出力データ(オフセット)をクロス接続してビット線対上のラッチ回路に伝達する構成が開示されている。図6において、イコライズ回路12は差動型センスアンプ11の入力ノードN1、bN1の間に接続される。ラッチ回路13はノードN2、bN2の間に接続される。データ入れ替え回路14はノードN1とノードbN2の間及びノードbN1とN2の間に接続される。切断回路15はノードN1とノードN2の間及びノードbN1とbN2の間に接続される。差動型センスアンプ11がオフセットを有している場合、オフセットチェックサイクル等において、イコライズ回路12によってノードN1、bN1の電位を互いに等しくした後、差動型センスアンプ11を動作させ、差動型センスアンプ11の出力データ(オフセット情報)をラッチ回路13にラッチする。その際、オフセットチェック信号OCをHighとし(bOCをLow)、データ入れ替え回路14はノードN1とノードbN2を電気的に接続し、且つ、ノードbN1とノードN2を電気的に接続し、切断回路15はノードN1とノードN2を電気的に切断し、且つ、ノードbN1とノードbN2を電気的に切断し(センスアンプイネーブル信号SAENがHigh)、ノードN1の出力データはノードbN2に転送され、且つノードbN1の出力データはノードN2に転送され、差動型センスアンプ11の出力データを反転させたデータがラッチ回路13にラッチされる。この後、オフセットチェック信号OCをLowとし、データ入れ替え回路14は、ノードN1とノードbN2を電気的に切断し、且つ、ノードbN1とノードN2を電気的に切断し、切断回路15はノードN1とノードN2を電気的に接続し、且つ、ノードbN1とノードbN2を電気的に接続する(センスアンプイネーブル信号SAENがLow)。ノードN2の出力データはノードN1に転送され、且つ、ノードbN2の出力データはノードbN1に転送され、差動型センスアンプ11の出力データの値に対して逆の値を有するデータ、即ち、オフセットを低減するデータが差動型センスアンプ11に入力される。
上記の通り、図6に示した構成は、差動型センスアンプ11の出力(正転、反転)を入れ換えることで、差動型センスアンプ11のオフセットを反転させたデータをビット線上のラッチ回路13に伝達するものであり、上記課題として論じた、メモリセルのばらつきに対する考慮は全く為されていない。例えば、通常読み出し時等において、ビット線上に読み出されたメモリセルの読み出しデータは、センスアンプイネーブル信号SAENがLowのときオンするPチャネルMOSトランジスタQP6、QP7を介してセンスアンプ11側のノードN1、bN1に伝達される構成とされ、この場合、ビット線のノードN2、bN2はセンスアンプのノードN1、bN1に順接続される。すなわち、図6の構成は、上記したメモリセルがWorst及びセンスアンプがWorstの箇所でのWorstの動作限界がメモリ回路全体の動作限界に影響を及ぼすことに対して、何ら手立てが施されていない(本発明者による分析結果)。
本願で開示される発明は、概略以下の構成とされる。
本発明の1つの側面の装置において、メモリセルからのデータ読み出しを、True/Barのビット線の差電位を増幅して読み出す方式のメモリ回路において、ビット線をセンスアンプ回路に接続する部分で、ビット線のセンスアンプへの繋ぎ方を、True/Barか、その逆のBar/Trueかを選択する。
本発明に係る方法においては、製品出荷前のテストにより、メモリセルとセンスアンプの組み合わせで、どの箇所で動作限界が低いかを検出し、検出した情報を、不揮発性記憶素子に記憶させる工程、及び、
出荷後の製品使用時等に、電源立ち上げ時に前記不揮発性記憶素子に記憶されている情報を、メモリ回路に伝達し、メモリ回路の該当箇所で、ビット線のセンスアンプへの繋ぎ方を切り替える工程を含む。
本発明によれば、メモリセルのセル電流がWorst、且つセンスアンプの動作限界がWorstである組み合わせを回避することができる。この結果、トランジスタのばらつきによる歩留まり低下、デバイス特性の低下等を抑制することを可能としている。
本発明の一つの態様においては、メモリセルからのデータ読み出しを正転(True)/反転(Bar)のビット線の差電位を増幅して読み出す方式のスタティックメモリ回路において、ビット線をセンスアンプ回路に接続する部分におけるビット線のセンスアンプへの繋ぎを、正転(True)/反転(Bar)の順接続、又は、反転(Bar)/正転(True)の逆接続を選択する切替回路(10)を備える。
本発明の一つの態様においては、複数のカラムに対して共通に1つのIO線(6)を備え、センスアンプ(7)はIO線(6)に接続され、複数のカラムのビット線のうち、選択されたカラムのビット線がオン状態のカラム選択回路(5)を介してIO線(6)と通電する。切替回路(10)は、IO線(6)において、複数のカラムのカラム選択回路(5)との接続部と、センスアンプ(7)との接続部との間の所定の位置に挿入されている。例えば、切替回路(10)は、IO線(6)上、センスアンプ(7)とIO線との接続部よりもビット線側でIO線に挿入され、センスアンプ(7)の動作に関連付けてセンスアンプ(7)と選択されたカラムのビット線(4)とを切り離す制御を行うスイッチ(TGT、TGB)と、複数のカラム選択回路(5)とIO線との接続部と、の間に挿入されている。
本発明の一つの態様においては、製品出荷前に機能確認テストを行う際に、テストの結果、動作限界が低いと判定されたセンスアンプに対して、フラグ(Flag)を立てて、フラグ情報を、不揮発性記憶素子(例えばeFUSE(電気的プログラム可能ヒューズ)等)に書き込む。
本発明の一つの態様においては、例えば製品出荷後の製品使用前の電源立ち上げ時に、不揮発性記憶素子に書き込まれたデータを、スタティックメモリ回路に伝達させることにより、フラグが立っているセンスアンプがある箇所のビット線のTrue/Barを繋ぎ替える。また、前記の手順でビット線の繋ぎ替えを行った後は、電源を立ち下げない限り、その状態を維持したまま、製品を使用することができる。以下実施例に即して説明する。
図1は、本発明の一実施例の構成を示す図である。図1において、図5と同一の構成要素には、同一の参照符号が付されている。図5と同一要素の説明は重複を回避するため適宜省略される。特に制限されないが、本実施例において、メモリ回路は、RAMマクロ本体として、LSIチップ内に搭載される。
本実施例において、メモリ回路は、図5と同様、ビット線4がTrueとBarで構成され、センスアンプ7が差動増幅型センス方式のセンスアンプで構成されたスタティックメモリ回路(RAMマクロ本体)からなる。本実施例においては、ビット線4とセンスアンプ7を接続する部分のIO線(T/B)6において、通常接続(順接続)(Normal)と、逆接続(TrueとBarとが入れ替わる)を、切替制御信号NORMAL/TWISTによって切り替える切替回路10を備えている。切替制御信号NORMAL/TWISTは、スタティックメモリ回路(RAMマクロ本体)の外部に配置されたeFUSEなどの不揮発性記憶素子30に書き込まれたデータ(フラグ情報)によって与えられる。特に制限されないが、本実施例においては、不揮発性記憶素子30に書き込まれたデータ(フラグ情報)は、切替制御信号として、スイッチ20の入力に供給される。スイッチ20は、不揮発性記憶素子30からの切替制御信号(フラグ情報)が例えばHighのときは、NORMALにHighを出力し、スイッチSW1、SW2をオン状態とする。また、このとき、スイッチ20は、TWISTをLowとし、スイッチSW3、SW4はオフ状態とし、ノードN1をノードN3に接続し、ノードN2をノードN4に接続し、選択されたカラムのビット線4のTrueとBarとを、差動型センスアンプ7の端子TrueとBarに順接続する(ストレート接続)。
スイッチ20は、不揮発性記憶素子30からの切替制御信号がLowのときは、TWISTをHigh、NORMALをLowとし、スイッチSW3、SW4をオン状態とし、スイッチSW1、SW2をオフ状態とし、ノードN1をノードN4に接続し、ノードN2をノードN3に接続し、選択されたカラムのビット線4のTrueとBarとを、差動型センスアンプ7の端子BarとTrueに逆接続する(クロス接続)。なお、図1において、切替回路10のノードN3、N4は、トランスファゲートTGT、TGB(センスイネーブル信号(SenseEnable)の反転信号でオン・オフされ、センスイネーブル信号がHighのときオフ、センスイネーブル信号がLowのときオンとされる)を介してセンスアンプ7に接続されているが、IO線6上での切替回路10とトランスファゲートTGT、TGBの配置はかかる構成にのみ制限されるものでないことは勿論である。例えばトランスファゲートTGT、TGBは、IO線6上、切替回路10のノードN1、N2側と、カラム選択回路(Y Selector)5との間に配置する構成としてもよい。
本実施例において、不揮発性記憶素子30、スイッチ20は、IO線(T/B)6に対して1組設けられている。複数のIO線(T/B)6が配設される場合、複数組の不揮発性記憶素子30、スイッチ20が設けられる。本実施例において、不揮発性記憶素子30は、RAM本体マクロとともに、LSIチップに搭載される。
本実施例においては、上記した構成を用いて、スタティックメモリ回路を製品出荷前にテストする際、テストの結果、動作限界の低いビット線とセンスアンプ部の組み合わせにおいて、ビット線(T/B)4のTrueとBarを逆接続でセンスアンプ7に接続する。
本実施例のスタティックメモリ回路においては、以下の作用効果を有する。
メモリ回路へのテストの結果を基に、ビット線−センスアンプ間の回路接続構成を切り替えることによってメモリ回路の動作マージンを向上し、歩留まりを改善する。前述したように、スタティックメモリのRead動作限界点のWorstは、メモリセルのセル電流(ドライブトランジスタに流れる電流)とセンスアンプの動作能力の掛け算で決まることになる。つまり、メモリセルのセル電流がWorstで、センスアンプの増幅能力がWorstになるような組み合わせのメモリセルとセンスアンプの箇所でデータの読み出しを行う時に、動作限界点が最も低下する。メモリ回路全体としてみた動作限界点は、メモリセルがWorst、且つ、センスアンプがWorstの箇所でのWorstの動作限界点に律速される。
そして、トランジスタの製造的なランダムばらつき要素が大きい場合、メモリセル(Worst)とセンスアンプ(Worst)の相乗効果(掛け算で表現される)が、特に悪化する。
しかしながら、経験則等から、メモリセルのセル電流がWorstであり、且つ、センスアンプの増幅能力がWorstの組み合わせが発生する確率は、かなり低いといえる。
また、該当メモリセルのセル電流において、一方のノードのセル電流(例えばTrue側のビット線にアクセストランジスタを介して接続するドライブトランジスタの駆動電流)がWorstである時、他方のノードのセル電流(例えばBar側のビット線にアクセストランジスタを介して接続するドライブトランジスタの駆動電流)が同じようにWorstである可能性は高くはない。
また、センスアンプについても、一方(例えば正転側)のデータ読み出し(増幅能力)の動作限界が低い時、他方(例えば反転側)のデータ読み出し(増幅能力)の動作限界も同じように低いという可能性は低い。
したがって、(Worstのセル電流のメモリセル)×(Worstの増幅能力のセンスアンプ)が関係するビット線(Worstのセル電流のメモリセルが接続するビット線)において、ビット線とセンスアンプを繋ぐ箇所で、ビット線のTrueとBarを入れ替えることで、メモリセルのセル電流がWorstで、且つ、センスアンプの動作限界がWorstである組み合わせを回避することができる。
その結果、本実施例によれば、トランジスタのランダムばらつき要素による影響を低減させ、メモリ回路の動作限界点の向上を可能とし、歩留まりの改善が期待される。
切替回路10でクロス接続した場合(ノードN1とN4を接続、ノードN2とN3を接続)、ビット線のBarとTrueが、センスアンプ7の端子TrueとBarに逆接続されるほか、ビット線のBarとTrueが、ライトバッファ9の差動出力TrueとBarに逆接続される。したがって、データ書き込み時に、RAMデータ入力端子からの書き込みデータを受けるライトバッファ9の差動出力TrueとBarから、クロス接続の切替回路10を介して選択ビット線4のBarとTrueに出力され、選択メモリセルに書き込まれる。該メモリセルに書き込まれたデータを読み出す場合、ビット線4のTrueとBarの信号をセンスアンプ7のBarとTrueでそれぞれ受けて差動増幅するため、RAMデータ出力端子に出力される読み出しデータは、RAMデータ入力端子からライトバッファ9に入力された書き込みデータと同じ論理値となる。
図2は、本実施例テスト方法を説明するための流れ図である。図1の切替回路10において、ビット線のTrueとBarをストレート接続した通常状態で、低電源電圧から電圧を段階的に上昇させながら、メモリ回路の動作テストを行う(ステップS11)。すなわち、与えられた電源電圧でデータを書き込んだあと読み出し期待値(書き込みデータ)と比較しパス/フェイル判定を行う。
高い電源電圧でもFAILするビット線とセンスアンプ部の組み合わせのIO部(センスアンプ部)を検出した場合、該IO線に対応する不揮発性記憶素子30にフラグ情報をオンに書き込む(ステップS12)。前述したように、複数のIO線6に対して複数の不揮発性記憶素子30がそれぞれ設けられており、テスタによるテストの結果、例えば高い電源電圧でFAILするカラムアドレスが接続するIO線の揮発性記憶素子30にフラグ情報をオンに書き込む。
不揮発性記憶素子30からのフラグ情報がメモリ回路(RAMマクロ本体)に伝達され、当該FAIL箇所のIO部のビット線をクロス接続に切り替える。ビット線をクロス接続に切替えた状態で、再度SRAMの動作確認テストを行う。これによりパスした場合、動作限界が改善していることが確認される(ステップS13)。
製品出荷後、不揮発性記憶素子30にフラグ情報が記憶されており、電源オン時等に、不揮発性記憶素子30のフラグ情報がメモリ回路(RAMマクロ本体)に伝達され、フラグ情報がONに書き込まれた不揮発性記憶素子30に対応するIO線6の切替回路10に対して、クロス接続への切替を指示する切替制御信号が伝達され、切替回路10において、True/Barのクロス接続への切替えが行われる(ステップS21)。
動作限界の低いIO部(センスアンプ部)のみ、ビット線のTrue/Barの接続が入れ替わっている状態を電源オンの間維持される(ステップS22)。この結果、動作限界が改善された状態で製品を使用することを可能としている。
図3は、図1の切替スイッチ10の構成の具体例を示す図である。図3(A)に示す例では、図1のSW1、SW2、SW3、SW4の各スイッチは、PチャネルMOSトランジスタとNチャネルMOSトランジスタよりなるCMOSトランスファゲート(CMOSスイッチ)で構成されている。切替制御信号NORMALがHigh(TWISTがLow)のとき、CMOSスイッチSW1、SW2がオンし、CMOSスイッチSW3、SW4はオフする。切替制御信号NORMALがLow(TWISTがHigh)のとき、CMOSスイッチSW3、SW4がオンし、CMOSスイッチSW1、SW2はオフする。
なお、センスアンプは、ソースが共通接続され電流源トランジスタN13に接続されたNMOSトランジスタN11、N12と、ソースが電源に接続されドレインがNMOSトランジスタN11、N12のドレインに接続されたPMOSトランジスタP11、P12を備え、NMOSトランジスタN11、PMOSトランジスタP11の共通接続されたゲートは、NMOSトランジスタN12、PMOSトランジスタP12の共通接続されたドレインに接続されるとともにIO線のBarに接続され、NMOSトランジスタN12、PMOSトランジスタP12の共通接続されたゲートは、NMOSトランジスタN11、PMOSトランジスタP11の共通接続されたドレインに接続されるとともにIO線のTrueに接続されている。
図3(B)に示す例では、図1のSW1、SW2、SW3、SW4の各スイッチは、PMOSトランジスタで構成されている。切替制御信号/NORMAL(NORMALの反転信号)がLow(/TWISTがHigh)のとき、スイッチSW1、SW2がオンし、スイッチSW3、SW4はオフする。切替制御信号/NORMALがHigh(/TWISTがLow)のとき、スイッチSW3、SW4がオンし、スイッチSW1、SW2はオフする。
図4は、本発明の一実施例におけるテストの実行を説明するための図である。メモリ回路は、メモリセルアレイ部100、番地指定回路(ロウデコーダ、カラムデコーダ)101、制御部102、読み書き回路(「IO部」ともいう)103を備えている。
読み書き回路(IO部)103は、図1のIO線6に接続される切替回路10、センスアンプ7、ラッチ8、ライトバッファ9を備え、データ入力端子DI(図1のRAMデータ入力端子)、データ出力端子DO(図1のRAMデータ出力端子)、切替制御信号を入力する制御端子Cを備えている。各IO部に対応して、図1の不揮発性記憶素子(efuse)30を備えている。図4に示す例では、簡単のため、メモリセルアレイ100は、12本のワード線を備え、16本のビット(T/B)線を備えており、4つのカラム(0、1、2、3)に対して1つのIO部(センスアンプ)を備え、4つのIO部(センスアンプ)に対して4つの不揮発性記憶素子(efuse)30を備えている。
出荷前のテスト時に、テスタ40は、SRAMメモリのテストの結果、センスアンプの動作限界が低いと判定されたIO部に対応する不揮発性記憶素子30にフラグ−ON情報(切替オンを表す情報であり、例えば論理1)を書き込み、不揮発性記憶素子30に記憶されてる情報に基づき、IO部単位にセンスアンプに接続するビット線の切り替えを制御する。製品出荷後は、電源がオンとされる間、不揮発性記憶素子30に記憶されてる情報がSRAMメモリに伝達され、ビット線の順接続、クロス接続がIO部単位に制御される。
例えば図4の右端の読み書き回路(「IO部」ともいう)103に接続する4つのカラムのうち、例えば「47」の番地で示すメモリセルに接続するビット線の動作限界が低いと判定された場合、テスタ40から不揮発性記憶素子30にフラグ−ON情報を書き込む。不揮発性記憶素子30のフラグ−ON情報に基づき、読み書き回路(「IO部」ともいう)103内の切替回路10(図1参照)はその接続をクロス接続に設定し、ビット線4のTrueとBarを、センスアンプ7が接続するIO線6のBarとTrueに逆接続する。この状態で、再度テストを行い、動作限界が改善した場合(テスト結果がパスの場合)、製品出荷される。製品出荷後、読み書き回路(「IO部」ともいう)103では、不揮発性記憶素子30に書き込まれたフラグ−ON情報に基づき、図1の切替回路10をストレート接続からクロス接続に切り替え、ビット線のTrueとBarをセンスアンプ7が接続するIO線6のBarとTrueに逆接続した状態で使用される。この場合、図4の右端の読み書き回路(「IO部」ともいう)103に接続する4つのカラムの全てのビット線のTrueとBarがセンスアンプ7、ライトアンプ9と逆接続することになるが、TrueとBarでメモリセルWorst、センスアンプWorstが重なる確率は相対的に低いとしてよいことから、ビット線のTrueとBarの逆接続で、それまで良好であって動作限界が下がるカラムが新たに生じる可能性は低いと考えてよい。
なお、図4において、テスタ40の代わりに、図示されないBIST(Bilt In Self Test)回路でテストを行うようにしてもよいことは勿論である。この場合、BIST回路において、製品出荷後において、所定の動作周波数、電源電圧等でテスト(Read−After−Write)を行い、FAILしたIO部の属するプログラム可能な不揮発性記憶素子30にフラグ−ON情報を設定するようにしてもよい。
なお、上記の特許文献の各開示を、本書に引用をもって繰り込むものとする。本発明の全開示(請求の範囲を含む)の枠内において、さらにその基本的技術思想に基づいて、実施形態ないし実施例の変更・調整が可能である。また、本発明の請求の範囲の枠内において種々の開示要素の多様な組み合わせないし選択が可能である。すなわち、本発明は、請求の範囲を含む全開示、技術的思想にしたがって当業者であればなし得るであろう各種変形、修正を含むことは勿論である。
本発明の一実施例の構成を示す図である。 本発明の一実施例の手順を説明する図である。 (A)、(B)は図1の切替回路の構成を示す図である。 本発明を説明するための図である。 典型的なSRAMメモリの構成を示す図である。 特許文献2構成を示す図である。
符号の説明
1 メモリセル
2 アクセストランジスタ
3 ワード線
4 ビット線(T/B)
5 カラム選択回路
6 IO線(T/B)
7 センスアンプ
8 ラッチ
9 ライトバッファ
10 切替回路
11 差動型センスアンプ
12 イコライズ回路
13 ラッチ回路
14 データ入れ替え回路
15 切断回路
20 スイッチ
30 不揮発性記憶素子
40 テスタ
100 メモリセルアレイ部
101 番地指定回路
102 制御部
103 読み書き回路

Claims (3)

  1. テストにより検出された、動作限界の低いビット線とセンスアンプの組み合わせを記憶する記憶素子と、
    前記記憶素子に記憶されている情報に基づき、選択されたカラムのビット線の正転(True)と反転(Bar)とを、差動型のセンスアンプの正転(True)と反転(Bar)とに順接続するか、又は、前記差動型のセンスアンプの反転(Bar)と正転(True)とに逆接続する回路を備えた、ことを特徴とする半導体装置。
  2. テストにより検出された、動作限界の低いビット線とセンスアンプの組み合わせを記憶素子に記憶しておき、
    前記記憶素子に記憶されている情報に基づき、選択されたカラムのビット線の正転(True)と反転(Bar)とを、差動型のセンスアンプの正転(True)端子と反転(Bar)端子に順接続するか、又は、前記差動型のセンスアンプの反転(Bar)と正転(True)とに逆接続する、ことを特徴とする半導体装置の制御方法。
  3. 製品出荷前のテストにより、メモリセルとセンスアンプの組み合わせで、どの箇所で動作限界が低いかを検出し、検出した情報を、不揮発性記憶素子に記憶させる工程と、
    出荷後の製品使用時に、前記不揮発性記憶素子に記憶されている情報を、メモリ回路に伝達し、メモリ回路の該当箇所で、前記不揮発性記憶素子に記憶されている情報に基づき、選択されたカラムのビット線の正転(True)と反転(Bar)とを、差動型のセンスアンプの正転(True)端子と反転(Bar)端子とに順接続するか、又は、前記差動型のセンスアンプの反転(Bar)端子と正転(True)端子とに逆接続する工程を含む、ことを特徴とする請求項記載の半導体装置の制御方法。
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