JP5375763B2 - プラズマ装置およびこれを用いた半導体薄膜の製造方法 - Google Patents
プラズマ装置およびこれを用いた半導体薄膜の製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5375763B2 JP5375763B2 JP2010168200A JP2010168200A JP5375763B2 JP 5375763 B2 JP5375763 B2 JP 5375763B2 JP 2010168200 A JP2010168200 A JP 2010168200A JP 2010168200 A JP2010168200 A JP 2010168200A JP 5375763 B2 JP5375763 B2 JP 5375763B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- stage
- plasma
- vacuum chamber
- plate
- substrate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Plasma Technology (AREA)
- Chemical Vapour Deposition (AREA)
- Drying Of Semiconductors (AREA)
Description
本発明は、プラズマエッチング装置や、シリコンなどの薄膜を基板上に高速に形成するためのプラズマCVD装置および薄膜製造方法に関する。
プラズマCVD(Chemical Vapor Deposition)装置は、アモルファスシリコン薄膜や微結晶シリコン薄膜等の薄膜を基板上に成膜するための装置として広く用いられている。今日では、例えば薄膜シリコン太陽電池の発電層や、フラットディスプレイパネルの画素制御を行うための薄膜トランジスタに必要な、大面積の薄膜を高速で成膜することができるプラズマCVD装置が大量生産に用いられている。上記のような大面積のシリコン薄膜を成膜するには、平行平板型プラズマCVD装置を使用するのが一般的である。
平行平板型プラズマCVD装置は、一対の平行平板電極間で高周波プラズマ放電を生じさせる成膜装置であり、通常、真空排気可能なチャンバ(以下、真空チャンバ)内に被成膜基板を搭載、固定するステージと、ステージから数mmから数十mmの距離を隔てて対向するシャワーヘッド電極を有している。シャワーヘッド電極にはガス供給口となるアパーチャが多数設けられており、シャワープレートとも呼ばれる。ここでは、以降シャワープレートの呼称を用いることにする。薄膜の品質を確保するため、シャワープレートとステージは互いの平行な位置関係が保たれる構造となっている。シリコン薄膜を成膜する場合、シャワープレートのアパーチャを通して、シラン(SiH4)や水素(H2)等の成膜ガスを放電空間となる電極間ギャップに供給する。放電空間に供給されたガスは高周波電力によってプラズマとなり、高周波放電を形成する。この放電状態を安定に維持するようにインピーダンスが適宜調整される。成膜ガスはプラズマ中で高エネルギー状態のラジカルへと分解され、被成膜基板へと入射することで基板上にシリコン膜を形成する。ステージ上への基板の搬送、ステージからの搬出のため、ステージがシャワープレート面と平行を保って昇降する移動機構が備えられていることが多い。
特許文献1には、高周波の接地電流の表皮効果に起因したプラズマの安定性に係わる問題が記載されている。表皮効果は、導体を流れる電流の周波数が増加すると、電流が導体のごく表面の層に集中して流れる現象で、例えばアルミニウムの場合、高周波電流は表面から深さ数十μmという非常に薄い領域しか伝播することができない。すなわち、高周波の接地電流は、低周波の場合のように導体を直接貫通するような経路ではなく、導体である真空チャンバの内壁面に沿った経路を伝わって電源まで戻る。
プラズマ装置においては、ステージを接地した場合、ステージ裏面から真空チャンバ内壁に沿った比較的長い経路をとることになるため、接地経路自体の抵抗やインダクタンス、キャパシタンスなどで生じる、いわゆる接地インピーダンスが大きくなる。接地インピーダンスが高い状態では、ステージに予期しない電位が誘起されたり、成膜室以外での異常放電が発生したりするなど、種々の問題が生じ、その結果、被成膜基板上のプラズマが不安定となる。プラズマCVD装置の成膜特性(成膜速度や膜の物性など)は電子温度や電子密度などのプラズマパラメータに強く依存するため、プラズマが不安定であると成膜特性も大きく不均一となる。特に、被成膜基板が1m程度の大型になると装置が大きくなり、この問題が顕在化することが知られている。特許文献1には、その対策としてステージと真空チャンバを接続する通電部材として、接地ストラップを用いた方法が開示されている。
特許文献2には接地経路を短縮して接地インピーダンスを低減するため、ステージ外周全域に通電部材としてプレート部材を設ける方法が開示されている。接地経路を確保する上で、先に述べた昇降機構に対応する必要が生じるため、ステージ外周と真空チャンバに両端を固定された可とう性のプレート部材がステージの移動に従って変形する方法が用いられている。
特許文献3には、高周波電源に接続されたステージの下部に設けられた昇降部の周囲と、真空チャンバの間に通電部材としてコンタクトフィンガを取り付け、コンタクトフィンガの摺動機構により昇降部と真空チャンバの電気的接続を図る方法が開示されている。
特許文献4では、設置経路を短縮するため、真空チャンバ側に通電部材として可とう性のカーテン状部材を接続したブロックないしフレームをステージ外周部で持ち上げて接続を図る方法が示されており、ステージが接地状態でカーテン状部材が追従する範囲でステージを昇降させることが可能である。
被成膜基板の搬送、搬出には、多くの場合、真空チャンバ外部の、例えばロードロック室に配設されたロボットハンドが用いられる。通常、基板をピンで支持し、ステージと基板との間に隙間を作り、その隙間にロボットハンドのアームを差し入れて基板を搬送、搬出する。このため、薄膜シリコン太陽電池やフラットパネルディスプレイ用のガラス基板など、メートルクラスの大型の被成膜基板を用いる際にはロボットハンドも必然的に大型になってしまい、ステージは数百mmのオーダーで昇降動作をする必要がある。また、真空チャンバ内の洗浄を行う際の空間を確保する必要がある場合も生じることがある。
したがって、特許文献2に記載されたプラズマ成膜装置では、接地経路のプレート部材がステージの昇降動作を妨げないように、ステージの可動範囲を見越したうえでプレート部材の形状を設計する必要があった。すなわち、特許文献2の構成では、プレート部材の長さをステージの昇降範囲、つまり、数百mmよりも長く設計しなくてはならない。これはプロセスパラメータとして昇降させる必要がある10mm〜50mmと比較すると一桁以上長いことから、接地インピーダンスを最小化するという観点では不利な方法であり、設計上の制約となっていた。
従来、上記のような構成においても、比較的周波数の低い13.56MHzの高周波電力を用いてプラズマを生成する場合は問題になることが少なかった。ところが、成膜速度を向上させてスループットを高めるために、さらに周波数が高いVHF(very high frequency)帯の高周波電力を用いる場合には表皮効果が顕著になって、接地インピーダンスの問題はきわめて深刻になる。例えば接地ストラップのインピーダンスのうち、抵抗成分は表皮効果によって周波数の平方根に比例して増加し、誘導成分は周波数に比例して増加する。そのため高周波電力の周波数を13.56MHzから60MHzに増加させると、接地インピーダンスは単純計算で少なくとも2倍以上増加してしまう。
これは同じ13.56MHzの高周波電力を用いて、接地経路を2倍長く構成することとほぼ同様の結果をもたらす。つまり、接地ストラップ等を用いてステージから真空チャンバに至る経路をバイパスした効果が相殺され、プラズマ生成の安定化に関する問題が顕在化する。一例として、真空チャンバまでの接地経路が400mmとなるように構成した平行平板型プラズマ成膜装置を用い、60MHzの高周波電力を投入してプラズマ生成を試みたところ、電極ギャップ内において安定した放電を得ることは非常に困難であった。
特許文献4に記載されているプラズマ装置においては、基板を搬入、搬出するためにステージを降下させた状態ではステージが真空チャンバと接続されていないため、ステージの移動範囲に制約がなく、前述のプレート部材のような設計上の制約は生じない。しかしながら、単にブロックないしフレームをステージで持ち上げる構成では、ステージ外周部全体で均一な接触状態を確保することは困難である。さらに、成膜に用いる場合、成膜プロセスによって外周部にも被膜が堆積することから、基板を入れ替えた成膜バッチごとのインピーダンスについて再現性が得られない問題があった。そのため、特に接地インピーダンスの影響が大きいVHF帯の周波数においてはプラズマが不安定ないし不均一に生成される問題を回避することは困難であった。
また、実際に成膜が行われるプラズマ空間付近で可とう性の部材を用いることは、この上に堆積した被膜がひび割れて飛散し、被成膜基板上に載って不具合を生じたり、プラズマ中に浮遊してプラズマを乱したりする要因となることから、歩留まりを低下させる要因となっていた。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、接地インピーダンスを最小化してVHF帯の周波数領域においても大型基板での処理を安定に行うことができるプラズマ装置を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明にかかるプラズマ装置は、導電性の真空チャンバと、真空チャンバと絶縁されて設置されたガスの供給口を有するシャワープレートと、シャワープレートに対向して設置された基板を搭載するステージと、シャワープレートに高周波電力を給電する手段と、真空チャンバを接地する手段と、ステージを移動させてステージとシャワープレートとの間隔を調整するステージ移動機構と、ステージの外周部に固定された、外周部と真空チャンバとの間を短絡する導電性の通電部材とを有し、通電部材はステージの移動に沿って摺動する電気接点を形成し、電気接点は高周波電力によってシャワープレートと前記基板との間に発生したガスのプラズマから遮蔽されている構成としたものである。
ステージの外周部に通電部材を固定してステージの移動に沿って褶動する電気接点を形成し、この電気接点をプラズマから遮蔽することにより、VHF周波数帯のプラズマ放電を用いて大面積の基板に対するプラズマ処理を安定に行うことができる。
以下に、本発明にかかるプラズマCVD装置の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
実施の形態1.
図1は、本発明にかかるプラズマ装置の実施の形態1の構成を概略的に示す断面図である。図1に示すプラズマ装置100は、真空チャンバ101、移動機構を有するステージ121、多数のガス供給口を有するシャワープレート122、給電バー113、及び高周波電源111を備える。また、ステージ121外周部に接地経路の通電部材となるコンタクトフィンガ141を備える。
図1は、本発明にかかるプラズマ装置の実施の形態1の構成を概略的に示す断面図である。図1に示すプラズマ装置100は、真空チャンバ101、移動機構を有するステージ121、多数のガス供給口を有するシャワープレート122、給電バー113、及び高周波電源111を備える。また、ステージ121外周部に接地経路の通電部材となるコンタクトフィンガ141を備える。
真空チャンバ101は下フランジ102と、下フランジ102と上フランジ103の間で気密シールがなされて内部と大気を分離する。下フランジ102と上フランジ103はステージ121の基板搭載面やシャワープレート122と平行な開口部を成しており、構成としては真空チャンバ101の一部と見なせる。上フランジ103には絶縁スペーサ132、133が接合されており、さらにそれらの絶縁スペーサは電極ブロック123を固定している。これらの構造物がステージ121、シャワープレート122を内部に含む減圧容器を構成しており、ステージ121とシャワープレート122の間が高周波プラズマの発生するプラズマ空間160となる。電極ブロック123の上方は大気圧の領域である。
さらに、真空チャンバ101は排気ポート106、ゲートバルブ104を有する。減圧容器内は図示されていない真空ポンプによって、チャンバ101に備えられた排気ポート106から真空排気される。真空チャンバ101は、通常、アルミニウム合金などの金属で作製されており、良好な電気導電性を有している。ステージ121は支柱124で支持されており、被成膜基板170はステージ121上に静置される。支柱124を図示しない駆動機構に接続することで、ステージ121を上下方向に昇降可能に構成している。
真空チャンバ101にはゲートバルブ104が配設され、ゲートバルブ104を通してステージ121上へ被成膜基板170の搬送が行われる。ステージ121上に被成膜基板170が搭載された状態で、支柱124とステージ121が上昇してシャワープレート122に接近する。ステージ121とシャワープレート122の距離が所望の値になるように調整され、続いて高周波電力が供給されてプラズマが発生する。成膜やエッチングなどのプラズマ処理が完了した後、支柱124とステージ121が下降してシャワープレート122から遠ざかり、被成膜基板170はゲートバルブ104を通過してステージ121上から真空チャンバ101外部に搬出される。
電極ブロック123はシャワープレート122を支持して、シャワープレート122と電気的に接続されており、給電バー113と接続されている。また、電極ブロック123は絶縁スペーサ133と接合されており、さらに絶縁スペーサ132を介して上フランジ103と絶縁されている。電極ブロック123の上方には、電極ブロック123を囲うシールドボックス180が設けられており、シールドボックス180は絶縁スペーサ131によって給電バー113と絶縁されている。
また、電極ブロック123からシールドボックス180を貫通してプラズマ生成用ガスの導入配管が設けられており、外部のガス供給設備に接続される成膜ガス供給ポート105を有している。シールドボックス180、真空チャンバ101、下フランジ102、上フランジ103はともに高周波電源111の接地側に接続されており、感電や輻射ノイズの発生を防止している。
次に、高周波給電部について詳細に説明する。高周波電源111の周波数は高速成膜を実現するためにVHF帯が選定される。大面積の電極にVHF帯の高周波電力を供給するには、定在波の影響を少なくするため複数箇所から給電する方式が好適である。給電箇所の数は装置の大きさや構造により選定されるが、本発明の効果は給電箇所の数に依るものではないので、図1では高周波の給電を1台の電源から行う場合について説明する。
高周波給電部は高周波電源111、給電バー113、整合器112からなる。高周波電源111から出力された高周波電力は通常同軸ケーブルの給電線を介して伝送され、整合器112を通して給電バー113に供給される。給電バー113は整合器112から伝送される高周波電力を電極ブロック123に伝送する役割を持つ。給電バー113は銅やアルミニウムといった導電率の高い材料で構成されており、電極ブロック123にネジ等で固定される。高周波電流は表皮効果のため電極ブロック123の表面近傍のごく浅い部分を流れ、同様にシャワープレート122の表面部分に供給される。
高周波電源111の接地電位となる同軸ケーブルの外部導体は、整合器112の筐体ないしその近傍のシールドボックス180に接続されている。
高周波給電部は高周波電源111、給電バー113、整合器112からなる。高周波電源111から出力された高周波電力は通常同軸ケーブルの給電線を介して伝送され、整合器112を通して給電バー113に供給される。給電バー113は整合器112から伝送される高周波電力を電極ブロック123に伝送する役割を持つ。給電バー113は銅やアルミニウムといった導電率の高い材料で構成されており、電極ブロック123にネジ等で固定される。高周波電流は表皮効果のため電極ブロック123の表面近傍のごく浅い部分を流れ、同様にシャワープレート122の表面部分に供給される。
高周波電源111の接地電位となる同軸ケーブルの外部導体は、整合器112の筐体ないしその近傍のシールドボックス180に接続されている。
次に、高周波電流の帰還経路を構成する接地手段について説明する。本実施の形態では、ステージ121を接地するための通電部材として、コンタクトフィンガ141を用いている。コンタクトフィンガ141はステージ121の基板搭載面に近い外周部に固定され、略半円弧状の部分は、ステージ121の移動に沿う形で高周波電源111の接地側に接続されたチャンバ101内壁面を摺動することが可能である。すなわち、コンタクトフィンガ141と真空チャンバ101の接触部が電気接点を形成しており、ステージ121が上下に移動しても、この電気接点が維持され、ステージ121と真空チャンバ101の電気的接続を確保している。したがって、接地経路は、ステージ121、真空チャンバ101の下部、下フランジ102、上フランジ103、シールドボックス180を経由して高周波電源111の接地側に至る構成となっている。
コンタクトフィンガ141によって、実質的にステージ121から支柱124、真空チャンバ101の下部を経由して高周波電源111に至る接地経路のうち、ステージ121外周部とその近傍の真空チャンバ101とを短絡する構成となることから、ステージ121の接地インピーダンスを大幅に低減することが可能になる。具体的には、ステージ121の裏面、支柱124、真空チャンバ101の下部の経路が主たる接地経路から外れる形になる。接地インピーダンスの低減により、プラズマ空間160外部のステージ121と真空チャンバ101の間で不要な放電の生起が防止され、VHF帯の高周波電力を用いてもプラズマを安定に維持することが可能となる。
コンタクトフィンガ141によって、実質的にステージ121から支柱124、真空チャンバ101の下部を経由して高周波電源111に至る接地経路のうち、ステージ121外周部とその近傍の真空チャンバ101とを短絡する構成となることから、ステージ121の接地インピーダンスを大幅に低減することが可能になる。具体的には、ステージ121の裏面、支柱124、真空チャンバ101の下部の経路が主たる接地経路から外れる形になる。接地インピーダンスの低減により、プラズマ空間160外部のステージ121と真空チャンバ101の間で不要な放電の生起が防止され、VHF帯の高周波電力を用いてもプラズマを安定に維持することが可能となる。
摺動する電気接点については、真空チャンバ101内壁面とステージ121の移動方向が略平行になるようにすれば、ステージ121が移動してもチャンバ101内壁面上での接続状態が変化することはない。図2はコンタクトフィンガの配置方法を示す平面図であり、接地インピーダンスを最小とするため、コンタクトフィンガ141は図2のようにステージ121の外周を覆う形で配置することが望ましい。真空チャンバ101の平面形状は正方形ないし長方形が一般的であるが、円形の場合は、コンタクトフィンガ141の摺動する接触部が曲面で構成される。
コンタクトフィンガ141は弾性を有する導電性材料で構成され、例えばアルミニウム合金や、インコネル(登録商標)、ハステロイ(登録商標)、またはタングステンないしタングステンを含む合金からなる金属板などが好ましい。金属板の材料によっては、使用する成膜ガス種や、プラズマ空間160内部のエッチング洗浄に用いるガスと反応する場合があることから、材質は適宜選択されなければならない。
図3はコンタクトフィンガ141周辺の詳細を示す断面図であり、図1の二点鎖線で示された部分に対応している。コンタクトフィンガ141は、ねじ部材142と押え部材143を用いてステージ121に固定されている。図1には記載されていなかった、真空チャンバ101内壁面上のコンタクトフィンガ141と接触して電気接点を形成する板状通電部材107を用いることも出来る。板状通電部材107はコンタクトフィンガ141と対となる他の接地用通電部材であり、真空チャンバ101が摺動で磨耗し易いアルミニウム合金からなる場合に磨耗が生じにくい材料を用いることで、電気接点の寿命を改善することが出来る。実際には、コンタクトフィンガ141と同様の材料を用いればよい。板状通電部材107はステージ121の移動方向について、高周波放電を使用するステージ121の位置範囲を考慮して寸法が設定される。
また、コンタクトフィンガ141は電気的なシールド部材としても作用するため、プラズマ空間160外部への高周波電力の不要な輻射を抑制することができる。十分な輻射抑制効果を得るには、コンタクトフィンガ141同士の間隔を高周波電力の波長に対して十分短くする必要がある。具体的には、上記の間隔は波長の1/100を超えない程度が好ましく、これは60MHzの高周波では5cmに相当する。コンタクトフィンガ141そのものにガス流を妨げないようにスリットを設ける場合においても、該スリットのサイズを同様に波長に比べて十分小さくすることが望ましい。
次に、コンタクトフィンガ141をステージ121の基板搭載面に近い外周部に固定することに伴う問題点について説明する。
通常、プラズマCVD装置では被成膜基板170以外のプラズマ空間160近傍のチャンバ101内壁部やステージ121上にも膜が堆積する。成膜処理を繰り返すことにより、これらの膜が厚く堆積すると、細かくひび割れて小片状態となって剥離し、成膜室内のパーティクルとなって飛散する。このパーティクルが被成膜基板170側に到達すると、該プラズマ成膜装置を用いて作製したデバイスの特性に甚大な影響を及ぼすことが多い。たとえば、薄膜上に残留すれば膜構造の欠陥となり、また、プラズマ空間160中を浮遊するだけでも高周波プラズマを乱す要因となって膜質の不均一を招く。
したがって、プラズマ空間160に近い位置に摺動する電気接点を用いると、チャンバ101内壁面上およびコンタクトフィンガ141上に膜が堆積して、摺動時にチャンバ101内壁面上の膜が削り取られたり、またコンタクトフィンガ141が撓んで変形することにより膜が剥がれたりすることを考慮する必要がある。
この問題に対処するには、図3に示すように、摺動部位がプラズマ空間160から遮蔽される位置に、ステージ121側の防着板151と、上フランジ103側の防着板152を用いる方法が適切である。防着板151、152はそれぞれ一対で上フランジ103とステージ121側から真空チャンバ101内壁面と略平行な遮蔽面を有しており、それぞれがプラズマ空間160から見て重なり合うように配置されることで、摺動部の電気接点をプラズマ空間160から二重に遮蔽する構造となっている。防着板151、152により、高周波プラズマで生じた活性種が真空チャンバ101内壁面およびコンタクトフィンガ141上に到達することを防止して膜の堆積を抑制できるため、上記のようなパーティクルの生成を抑制することができる。また、真空チャンバ101内壁面およびコンタクトフィンガ141上に膜が堆積して膜片からなるパーティクルが飛散したとしても、防着板151、152によってプラズマ空間160内にパーティクルが侵入することを防止することができる。特に、防着板151はパーティクルが衝突した後、パーティクルが真空ポンプ側に落下することから、ステージ121上へのパーティクル侵入を防ぐ上で重要である。
上記の構成からなるプラズマCVD装置を用いることにより、ステージが下方に移動してからの基板搬入、搬出が可能で、且つステージが上方に移動してから大面積の薄膜を均一、高速かつ安定に成膜することが可能となる。
防着板151、152、板状通電部材107およびコンタクトフィンガ141は取り外し可能に固定されることにより、取り外して堆積した膜の除去を行ってから再度設置したり、新たな部材と交換したりすることが容易になり、メンテナンス作業を効率化する利点を有する。コンタクトフィンガ141をステージ121の基板搭載面上に固定した場合は、フランジを開けて真空チャンバ101内を大気開放した状態でステージ121を上昇させ、コンタクトフィンガ141を真空チャンバ101外に露出させることにより、コンタクトフィンガ141の交換などのメンテナンス作業を効率的に行うことが出来る。
なお、図1ではコンタクトフィンガ141はステージ121側に固定されているが、真空チャンバ101内壁面上に固定することも可能である。その場合、板状通電部材107はステージ121の外周部に固定することが出来る。板状通電部材107にコンタクトフィンガより柔らかい材料を用いる場合は、摩滅による接点不良を防止するため、定期的に板状通電部材107を交換すればよい。
被成膜基板170上にシリコン薄膜を成膜するには、例えば、シリコン源としてモノシラン(SiH4)ガス、キャリアガスとして水素(H2)ガスを用い、それらを混合したガスをプラズマ生成用の成膜ガスとして用いる。成膜ガスはガス供給ポート105を通して電極ブロック123内に供給され、シャワープレート122に構成した多数のアパーチャ125を通して対向するステージ121上のプラズマ空間160へと流入する。電極ブロック123には高周波電力が供給されており、プラズマ空間160中の成膜ガスは高周波電力により分解され、高周波プラズマを生じる。この過程でSiH3、SiH2、SiH、Si、Hなどの活性種が生成され、これらの活性種が被成膜基板170に入射し、被成膜基板170表面上に非晶質あるいは微結晶のシリコンを形成する。高周波プラズマを一定時間継続した結果として、被成膜基板170上に非晶質あるいは微結晶質のシリコン薄膜が成膜される。
以下、図1〜図3に示す装置を用いてシランガス(SiH4)と水素ガス(H2)との混合ガスで高周波プラズマを発生させ、ガラス基板上に微結晶シリコン膜を堆積させた実験について説明する。
真空排気した真空チャンバ101内のステージ121に被成膜基板170として1400mm×1100mmのガラス基板(厚み:4mm)を設置し、ステージ121に内蔵されているシースヒータを用いて200℃に加熱した。次に、電極ブロック123と被成膜基板170との間隔が5mmになるようにステージ121の高さ位置を設定した。この状態で、成膜ガス供給ポート105にSiH4ガスとH2ガスをそれぞれ1slmと50slmの流量で供給し、プラズマ空間160内のガス圧力が1000Paとなるよう排気速度を調整した。ガス圧力が安定した後、シャワープレート122側に60MHzの高周波電力を給電してSiH4/H2混合プラズマを発生させ、高周波電力を20kW給電した状態で20分間成膜を行った。
真空排気した真空チャンバ101内のステージ121に被成膜基板170として1400mm×1100mmのガラス基板(厚み:4mm)を設置し、ステージ121に内蔵されているシースヒータを用いて200℃に加熱した。次に、電極ブロック123と被成膜基板170との間隔が5mmになるようにステージ121の高さ位置を設定した。この状態で、成膜ガス供給ポート105にSiH4ガスとH2ガスをそれぞれ1slmと50slmの流量で供給し、プラズマ空間160内のガス圧力が1000Paとなるよう排気速度を調整した。ガス圧力が安定した後、シャワープレート122側に60MHzの高周波電力を給電してSiH4/H2混合プラズマを発生させ、高周波電力を20kW給電した状態で20分間成膜を行った。
図1に示す装置を用いてシリコン薄膜の成膜実験を行ったところ、得られた薄膜の平均膜厚2μmに対して、面内の膜厚分布は±6%の範囲内に収まった。作製した薄膜を太陽電池に利用することを想定して、ラマン分光法によって結晶シリコンの形成比率を調査したところ十分なピーク強度比率が得られ、上記形成比率の面内均一性も実用範囲内であることを確認することが出来た。このことから、実用的な基板サイズにおいても、特性の優れたシリコン膜の成膜が可能であるとの結論を得た。
一方、特許文献1で開示されている接地ストラップによる構成を用いた場合、同じ条件で膜厚1μmのシリコン薄膜を成膜すると、面内の膜厚分布は平均値に対して±38%の範囲になり、実用性の低い結果となった。
一方、特許文献1で開示されている接地ストラップによる構成を用いた場合、同じ条件で膜厚1μmのシリコン薄膜を成膜すると、面内の膜厚分布は平均値に対して±38%の範囲になり、実用性の低い結果となった。
本実施の形態では、ガス流量、圧力、高周波電力等のパラメータに関して数値を示しているが、これらの数値は適宜変更可能である。また、シリコン薄膜形成のための成膜ガスとしてSiH4とH2の混合ガスの場合について説明したが、さらに、Ar、Ne等の希ガスを添加させてもよい。その他、プロセスの目的に応じて適切なガス種が選択される。
実施の形態2.
図4は、摺動する電気接点を用いた第2の実施の形態の構成を概略的に示す、プラズマ装置100の部分断面図である。図4には、接地用の通電部材として、被成膜基板170の搭載面上のステージ121外周部に固定され、シャワープレート122側に略直角に屈曲した形状のコンタクトフィンガ144が示されている。略直角に屈曲して上方に伸びる部分はプラズマ空間160内部と向かい合う平面部を有している。
図4は、摺動する電気接点を用いた第2の実施の形態の構成を概略的に示す、プラズマ装置100の部分断面図である。図4には、接地用の通電部材として、被成膜基板170の搭載面上のステージ121外周部に固定され、シャワープレート122側に略直角に屈曲した形状のコンタクトフィンガ144が示されている。略直角に屈曲して上方に伸びる部分はプラズマ空間160内部と向かい合う平面部を有している。
実施の形態1のコンタクトフィンガ141と較べると、本実施の形態のコンタクトフィンガ144は以下の(1)〜(3)のような新たな効果が得られる。
(1)略半円弧状の摺動部はシャワープレート122側に近づいているため、結果として電気接点が給電線側に近づくことから、接地インピーダンスがさらに低減する。
(2)プラズマ空間160側に対向する平面部が防着板の機能を兼ねることから、ステージ121側の防着板151を省略できる。防着板152と組み合わせて用いることで、発生したパーティクルをほぼ完全にポンプ側へ落下させることが出来る。
(3)ステージ121上面に固定部があるので、真空チャンバ101を上下のフランジで開けて、大気開放した状態における取り外し及び取り付けが容易になる。
(1)略半円弧状の摺動部はシャワープレート122側に近づいているため、結果として電気接点が給電線側に近づくことから、接地インピーダンスがさらに低減する。
(2)プラズマ空間160側に対向する平面部が防着板の機能を兼ねることから、ステージ121側の防着板151を省略できる。防着板152と組み合わせて用いることで、発生したパーティクルをほぼ完全にポンプ側へ落下させることが出来る。
(3)ステージ121上面に固定部があるので、真空チャンバ101を上下のフランジで開けて、大気開放した状態における取り外し及び取り付けが容易になる。
なお、機械設計の観点から、コンタクトフィンガ144の屈曲部は、一定の曲率半径をもった円弧状の断面形状であることが好ましい。これによって屈曲部の応力を分散させて、板バネとしての信頼性を向上させることができる。
また、図4に示すように、本実施例においても、真空チャンバ101内壁面上に板状通電部材107を使用すれば、真空チャンバ101内壁面の磨耗を防止出来る。
コンタクトフィンガ144の固定部については、図4に示すようにステージ121外縁部を絶縁カバー154で覆ってもよい。絶縁カバー154はコンタクトフィンガ144の固定部の凸形状を隠して平坦面とし、プラズマに対する影響を除去することが出来る。また、被成膜基板170とほぼ同じ厚みを有するように設定すれば、被成膜基板170外周における膜の不均一性を緩和する効果が期待できる。
したがって、上記の構成からなるプラズマCVD装置を用いることにより、ステージが移動しての基板搬入、搬出が可能、且つ大面積の薄膜を均一、高速かつ安定に成膜することが可能となる。
実施の形態3.
図5は、摺動する電気接点を用いた第3の実施の形態の構成を概略的に示すプラズマ装置100の部分断面図である。この実施の形態では、ステージ121の被成膜基板170搭載側の面に固定され、真空チャンバ101側部分がシャワープレート122側方向に突出した形状のコンタクトフィンガ145が用いられている。真空チャンバ101側に固定された板状通電部材108はコンタクトフィンガ145の摺動部と接触して電気接点を形成する通電部材である。板状通電部材108のステージ121側には防着板109が設けられている。
図5は、摺動する電気接点を用いた第3の実施の形態の構成を概略的に示すプラズマ装置100の部分断面図である。この実施の形態では、ステージ121の被成膜基板170搭載側の面に固定され、真空チャンバ101側部分がシャワープレート122側方向に突出した形状のコンタクトフィンガ145が用いられている。真空チャンバ101側に固定された板状通電部材108はコンタクトフィンガ145の摺動部と接触して電気接点を形成する通電部材である。板状通電部材108のステージ121側には防着板109が設けられている。
例えば、接地用の通電部材である、コンタクトフィンガ145は図6の斜視図に示すような形状を有している。押え部材143を介して、ねじ142を通して固定するための穴部203、実施の形態1および実施の形態2のコンタクトフィンガと同様に摺動して電気接点を形成する略半円弧状に曲がった曲面部201、板状通電部材108および防着板109が挿入されるT字形スリット202を有している。
図7は、コンタクトフィンガ145に板状通電部材108および板状の防着板109が挿入され、曲面部201と板状通電部材108が接触した状態を示す平面図である。板状通電部材108は真空チャンバ101の内壁面上にあって、たとえば真空チャンバ101内壁面に垂直に立てられており、摺動面はステージ121の移動方向と平行になっている。板状の防着板109は、板面がプラズマ空間160内部に対向する平面となるように板状通電部材108の面と互いに交わる方向に固定されており、断面が略T字形状となるように一体化している。コンタクトフィンガ145の摺動面は板状通電部材108の表裏を成している互いに対向する2つの平面からなり、それぞれの平面が曲面部201が接触して電気接点を形成する。接地経路を短縮する作用については実施の形態2と同様である。
上記のような構造を取ることにより、板状通電部材108上の摺動面がプラズマ空間160側から真空チャンバ101側を臨む方向に対して平行に位置し、さらに、防着板109によってプラズマ空間160から見て板状通電部材108上の摺動する接触面を遮蔽しているため、接触面への膜の堆積を大幅に抑制できる。また、接触面上に堆積した膜が飛散した場合も、防着板109によって遮られて落下するためプラズマ空間160側にパーティクルが侵入することはない。なお、防着板109は板状通電部材108に対して必ずしも直角になっている必要は無く、プラズマ空間160に対向していれば良い。
また、ひとつの板状通電部材108の両面に摺動面が設置されているため、次のような効果が得られる。
ステージ121の移動方向に対して板状通電部材108がわずかに傾いている場合や、コンタクトフィンガ145が傾いている場合でも、少なくとも板状通電部材108上の向かい合う2つの面のいずれかで電気接点が形成されて導通状態が維持される。この作用により、装置の公差に限界のある大型のプラズマ装置においても、接地経路が安定に維持される。
ステージ121の移動方向に対して板状通電部材108がわずかに傾いている場合や、コンタクトフィンガ145が傾いている場合でも、少なくとも板状通電部材108上の向かい合う2つの面のいずれかで電気接点が形成されて導通状態が維持される。この作用により、装置の公差に限界のある大型のプラズマ装置においても、接地経路が安定に維持される。
したがって、上記の構成からなるプラズマCVD装置を用いることにより、ステージが移動しての基板搬入、搬出が可能、且つ大面積の薄膜を均一、高速かつ安定に成膜することが可能となる。
なお、本実施の形態の変形例として、真空チャンバ101側にコンタクトフィンガ145を固定し、ステージ121の外周部に板状通電部材108を固定しても同様の作用効果を得ることが出来る。
実施の形態4.
図8は実施の形態4におけるプラズマ装置について、ステージ121の接地機構の構成を概略的に示す断面図である。本実施の形態における通電部材であるコンタクトフィンガ146は、実施の形態3で用いられたコンタクトフィンガ144と比較すると略半円弧状の摺動部の向きが真空チャンバ101側ではなく、防着板152側に向いている点が異なっている。
シャワープレート122を支持している上フランジ103に固定された板状の防着板152を導電性の材料として、ステージ121からの接地経路としてコンタクトフィンガ146と防着板152を経由して上フランジ103に至る経路が形成している。すなわち、防着板152はシャワープレート122側の上フランジ103に固定されて通電部材の機能を兼ねている。形態としては、シャワープレート122に対して通電部材が相対的に固定されて、ステージ121の移動によって電気接点が摺動する。したがって、板状の防着板152は、電気接点をプラズマから遮蔽する遮蔽部材としての機能と通電部材としての機能を併せ持っていることから、両者を一体化したものと見なすことが出来る。
この場合の接地経路は、下フランジ102を経由する場合と較べて経路が短縮されており、さらに接地インピーダンスを低減することが出来る。
発生したパーティクルがコンタクトフィンガ146上に落下する可能性に対しては、ステージ121からステージ面に平行に延びている部分にスリットを設けて、パーティクルが落下しやすいようにすることができる。
図8は実施の形態4におけるプラズマ装置について、ステージ121の接地機構の構成を概略的に示す断面図である。本実施の形態における通電部材であるコンタクトフィンガ146は、実施の形態3で用いられたコンタクトフィンガ144と比較すると略半円弧状の摺動部の向きが真空チャンバ101側ではなく、防着板152側に向いている点が異なっている。
シャワープレート122を支持している上フランジ103に固定された板状の防着板152を導電性の材料として、ステージ121からの接地経路としてコンタクトフィンガ146と防着板152を経由して上フランジ103に至る経路が形成している。すなわち、防着板152はシャワープレート122側の上フランジ103に固定されて通電部材の機能を兼ねている。形態としては、シャワープレート122に対して通電部材が相対的に固定されて、ステージ121の移動によって電気接点が摺動する。したがって、板状の防着板152は、電気接点をプラズマから遮蔽する遮蔽部材としての機能と通電部材としての機能を併せ持っていることから、両者を一体化したものと見なすことが出来る。
この場合の接地経路は、下フランジ102を経由する場合と較べて経路が短縮されており、さらに接地インピーダンスを低減することが出来る。
発生したパーティクルがコンタクトフィンガ146上に落下する可能性に対しては、ステージ121からステージ面に平行に延びている部分にスリットを設けて、パーティクルが落下しやすいようにすることができる。
その他、上記の構成では、ステージ121の移動方向と真空チャンバ101内壁面の平行関係を考慮する必要が無い。代わりに上フランジ103の位置を正確に決める必要があるが、下フランジ102に位置決めピンを立てるなど、一般的な機械的手段で十分な精度を得ることが出来る。したがって、特に大型の被成膜基板170を処理するために必要な大型の真空チャンバ101で許容される寸法公差が大きくなって、装置の製造コストが抑制される。
上記の構成からなるプラズマCVD装置を用いることにより、ステージが移動しての基板搬入、搬出が可能、且つ接地インピーダンスが小さいことから、VHF帯の周波数領域において安定な高周波放電が得られ、大面積の薄膜を均一、高速かつ安定に成膜することが可能となる。
なお、本発明のプラズマ装置はプラズマエッチング装置、アッシング装置、スパッタリング装置、イオン注入装置などにも適用することが出来る。
また、この発明のプラズマ装置を縦型の装置に適用する場合は、パーティクルがプラズマ空間160に落下することの無いように、プラズマ空間160上方の防着板およびコンタクトフィンガの形状、寸法を適宜調整すればよい。どちらの型にするかは当該プラズマ装置の用途等に応じて適宜選択が可能である。この発明については、上述した以外にも種々の変形、修飾、組み合わせ等が可能である。
101 真空チャンバ
102 下フランジ
103 上フランジ
104 ゲートバルブ
105 成膜ガス供給ポート
106 排気ポート
107、108 板状通電部材
109 防着板
111 高周波電源
112 整合器
113 給電バー
121 ステージ
122 シャワープレート
123 電極ブロック
131、132、133 絶縁スペーサ
141、144、145、146 コンタクトフィンガ
142 ねじ部材
143 押え部材
151、152 防着板
154 絶縁カバー
160 プラズマ空間
170 被成膜基板
180 シールドボックス
201 曲面部
102 下フランジ
103 上フランジ
104 ゲートバルブ
105 成膜ガス供給ポート
106 排気ポート
107、108 板状通電部材
109 防着板
111 高周波電源
112 整合器
113 給電バー
121 ステージ
122 シャワープレート
123 電極ブロック
131、132、133 絶縁スペーサ
141、144、145、146 コンタクトフィンガ
142 ねじ部材
143 押え部材
151、152 防着板
154 絶縁カバー
160 プラズマ空間
170 被成膜基板
180 シールドボックス
201 曲面部
Claims (8)
- 導電性の真空チャンバと、
前記真空チャンバと絶縁されて設置されたガスの供給口を有するシャワープレートと、
前記シャワープレートに対向して設置された基板を搭載するステージと、
前記シャワープレートに高周波電力を給電する給電手段と、
前記真空チャンバを接地する接地手段と、
前記ステージを移動させて前記ステージと前記シャワープレートとの間隔を調整するステージ移動機構と、
前記ステージの外周部に固定された、前記外周部と前記真空チャンバとの間を短絡する導電性の通電部材とを有し、
前記通電部材は前記ステージの移動に沿って摺動する電気接点を形成し、
前記電気接点は前記高周波電力によって前記シャワープレートと前記基板との間に発生した前記ガスのプラズマから遮蔽されていることを特徴とするプラズマ装置。 - 前記通電部材は、前記真空チャンバの内壁部分に固定された前記真空チャンバと異なる材質からなる第2通電部材と接触して前記電気接点を形成することを特徴とする請求項1に記載のプラズマ装置。
- 前記通電部材は、前記ステージ上の前記基板の搭載面側に固定されていることを特徴とする請求項1に記載のプラズマ装置。
- 前記電気接点を、前記ステージの前記基板の搭載面より前記シャワープレート側方向に離れた位置に形成していることを特徴とする請求項1に記載のプラズマ装置。
- 前記電気接点は、前記ステージの移動方向と平行な、板状の前記通電部材または板状の前記第2通電部材の表面の、互いに対向する二つの平面上に形成されていることを特徴とする請求項2に記載のプラズマ装置。
- 前記電気接点は板状の遮蔽部材によって前記プラズマから遮蔽されており、
前記板状の遮蔽部材は、前記通電部材または前記第2通電部材と一体である
ことを特徴とする請求項2に記載のプラズマ装置。 - 前記真空チャンバは前記ステージの前記基板の搭載面に対して平行なフランジで開閉可能であり、
前記第2通電部材は前記接地手段の側の前記真空チャンバに対して固定されている
ことを特徴とする請求項2に記載のプラズマ装置。 - 前記基板を搭載した前記ステージが前記シャワープレートに接近する方向に移動して前記電気接点を形成した後、化学気相蒸着法により成膜を行い、
成膜完了後に前記ステージが前記シャワープレートから遠ざかる方向に移動して
前記ステージ上から前記基板が搬送されることを特徴とする、請求項1から7のいずれか1項に記載のプラズマ装置を用いる半導体薄膜の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2010168200A JP5375763B2 (ja) | 2010-07-27 | 2010-07-27 | プラズマ装置およびこれを用いた半導体薄膜の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2010168200A JP5375763B2 (ja) | 2010-07-27 | 2010-07-27 | プラズマ装置およびこれを用いた半導体薄膜の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2012028682A JP2012028682A (ja) | 2012-02-09 |
| JP5375763B2 true JP5375763B2 (ja) | 2013-12-25 |
Family
ID=45781234
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2010168200A Expired - Fee Related JP5375763B2 (ja) | 2010-07-27 | 2010-07-27 | プラズマ装置およびこれを用いた半導体薄膜の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP5375763B2 (ja) |
Families Citing this family (12)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR102086795B1 (ko) * | 2012-06-11 | 2020-04-14 | 세메스 주식회사 | 기판 처리 장치 및 방법 |
| US9355819B2 (en) * | 2013-08-16 | 2016-05-31 | Applied Materials, Inc. | Elongated capacitively coupled plasma source for high temperature low pressure environments |
| JP6161993B2 (ja) * | 2013-08-20 | 2017-07-12 | 小池酸素工業株式会社 | プラズマトーチ |
| KR102293092B1 (ko) | 2013-11-12 | 2021-08-23 | 도쿄엘렉트론가부시키가이샤 | 플라즈마 처리 장치 |
| JP6298293B2 (ja) * | 2013-12-27 | 2018-03-20 | 東京エレクトロン株式会社 | 基板処理装置、シャッタ機構およびプラズマ処理装置 |
| KR102242988B1 (ko) * | 2016-06-22 | 2021-04-20 | 가부시키가이샤 아루박 | 플라즈마 처리장치 |
| CN109690729B (zh) * | 2016-09-28 | 2021-03-19 | 美科陶瓷科技有限公司 | 接地夹紧装置及包括其的基板支撑组件 |
| US10276398B2 (en) * | 2017-08-02 | 2019-04-30 | Lam Research Corporation | High aspect ratio selective lateral etch using cyclic passivation and etching |
| EP3791420B1 (en) * | 2018-05-06 | 2024-06-12 | AES Global Holdings, Pte. Ltd. | Deposition system to reduce crazing |
| JP7201398B2 (ja) * | 2018-11-08 | 2023-01-10 | 株式会社日立ハイテク | プラズマ処理装置 |
| KR20220031849A (ko) | 2020-09-04 | 2022-03-14 | 삼성디스플레이 주식회사 | 증착 장치 |
| CN115341198B (zh) * | 2022-07-05 | 2023-08-04 | 湖南红太阳光电科技有限公司 | 一种平板式pecvd设备 |
Family Cites Families (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3090562B2 (ja) * | 1993-05-24 | 2000-09-25 | 東京エレクトロン株式会社 | プラズマ処理装置 |
| JPH07297143A (ja) * | 1994-04-27 | 1995-11-10 | Canon Inc | 堆積膜形成装置 |
| JP3710081B2 (ja) * | 1997-11-30 | 2005-10-26 | アルプス電気株式会社 | プラズマ処理装置 |
| US6857387B1 (en) * | 2000-05-03 | 2005-02-22 | Applied Materials, Inc. | Multiple frequency plasma chamber with grounding capacitor at cathode |
| US7972470B2 (en) * | 2007-05-03 | 2011-07-05 | Applied Materials, Inc. | Asymmetric grounding of rectangular susceptor |
| US8540844B2 (en) * | 2008-12-19 | 2013-09-24 | Lam Research Corporation | Plasma confinement structures in plasma processing systems |
| TW201112885A (en) * | 2009-01-09 | 2011-04-01 | Ulvac Inc | Plasma treatment apparatus |
-
2010
- 2010-07-27 JP JP2010168200A patent/JP5375763B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2012028682A (ja) | 2012-02-09 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP5375763B2 (ja) | プラズマ装置およびこれを用いた半導体薄膜の製造方法 | |
| US8778813B2 (en) | Confined process volume PECVD chamber | |
| TWI495402B (zh) | 具有射頻迴流路徑之電漿處理腔室 | |
| JP4892227B2 (ja) | 大面積基板のため改良型マグネトロンスパッタリングシステム | |
| TWI554630B (zh) | 減少沉積不對稱性的沉積設備及方法 | |
| US9087679B2 (en) | Uniformity tuning capable ESC grounding kit for RF PVD chamber | |
| CN100508117C (zh) | 等离子体处理装置 | |
| JP2022179495A (ja) | プラズマ処理方法 | |
| CN102272895A (zh) | 等离子体处理装置 | |
| CN111463097A (zh) | 等离子体处理装置 | |
| CN118451529A (zh) | 高密度等离子体增强工艺腔室 | |
| JP5449994B2 (ja) | プラズマ処理装置 | |
| US20130263782A1 (en) | Flip edge shadow frame | |
| KR20240107345A (ko) | 대면적 유도성 결합된 플라즈마 처리 장치를 위한 다중 안테나 유닛 | |
| KR20070008399A (ko) | 대면적 기판에 대한 저압 스퍼터링 | |
| US9011634B2 (en) | Plasma processing apparatus and plasma processing method | |
| WO2010079753A1 (ja) | プラズマ処理装置 | |
| KR102893563B1 (ko) | 라디오 주파수 접지 시스템 및 방법 | |
| JP7264710B2 (ja) | プラズマ処理装置 | |
| US20140251216A1 (en) | Flip edge shadow frame | |
| US20240274661A1 (en) | Dielectric structure and substrate processing apparatus including the same | |
| CN121079752A (zh) | 用于使用等离子体形成薄膜的接地装置 | |
| JP2000096226A (ja) | マグネトロンスパッタ装置およびその装置を用いた製膜方法 | |
| KR20260004201A (ko) | 스퍼터링 장치 및 텅스텐 막의 성막 방법 | |
| KR20110066682A (ko) | 대면적의 플라즈마를 발생시키는 플라즈마 반응기 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20121019 |
|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20130822 |
|
| TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20130827 |
|
| A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20130909 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |