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JP5376195B2 - 整流性変化型素子 - Google Patents
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本発明は、物理状態が可逆的に変化してメモリ素子として利用可能な素子に関する。
不揮発性メモリ素子の技術分野においては、ReRAM(resistive RAM)が注目を集めている。ReRAMは、いわゆる抵抗変化型素子であり、一般に、一対の電極と、当該電極対間に印加される電圧に応じて高抵抗状態および低抵抗状態の間を選択的に切り替わることが可能な記録膜とを有する。ReRAMでは、記録膜の抵抗状態ないし抵抗値の選択的な切り替わりを利用して、情報の記録ないし書き換えが実行され得る。このようなReRAMに関しては、例えば下記の特許文献1〜4に記載されている。
特開2004−273615号公報 特開2004−281913号公報 特開2005−123361号公報 特開2005−203463号公報
ReRAMは、電気的特性の観点からバイポーラ型とユニポーラ型に大別される。バイポーラ型のReRAMでは、記録膜を高抵抗状態から低抵抗状態へと変化させるための、電極対間の電圧印加方向と、記録膜を低抵抗状態から高抵抗状態へと変化させるための、電極対間の電圧印加方向とが異なる。すなわち、バイポーラ型のReRAMでは、二種類の抵抗状態変化ないし切り替わりにおいて、異なる極性の電圧が利用される。バイポーラ型ReRAMとしては、例えば、PrCaMnO3よりなる記録膜を具備する所定のReRAMや、Crが添加されたSrZrO3よりなる記録膜を具備する所定のReRAMが報告されている。
一方、ユニポーラ型のReRAMでは、記録膜を高抵抗状態から低抵抗状態へと変化させるための、電極対間の電圧印加方向と、記録膜を低抵抗状態から高抵抗状態へと変化させるための、電極対間の電圧印加方向とは同じである。すなわち、ユニポーラ型のReRAMでは、二種類の抵抗状態変化において、同じ極性の電圧が利用される。ユニポーラ型ReRAMとしては、NiOよりなる記録膜を具備するReRAMや、TiO2よりなる記録膜を具備するReRAMが報告されている。
しかしながら、これらReRAMでは、記録膜の劣化が、当該記録膜の抵抗値に影響しやすく、当該記録膜の二抵抗状態間の抵抗値差に影響してメモリ機能の劣化を招きやすい。
本発明は、このような事情の下で考え出されたものであり、整流性が可逆的に変化してメモリ素子として用いることが可能な整流性変化型素子を提供することを目的とする。
本発明により提供される整流性変化型素子は、第1電極と、Taを含んでなる第2電極と、第1および第2電極の間に介在し且つCo系ペロブスカイト酸化物よりなる酸化物層と、を含む積層構造を有し、第1および第2電極間は、第1状態と、当該第1状態よりも整流性の強い第2状態との間を、可逆的に変化することが可能である。整流性とは、いわゆる電流―電圧特性の非対称性をいう。本素子において具体的には、第1および第2電極間に電圧を印加して当該印加電圧を掃引したときの、当該電極間を通過する電流の変化を、横軸が電圧Vを表し且つ縦軸が電流Iを表す座標平面内にグラフ化した場合における、0<Vの領域とV<0の領域とでの当該グラフの非対称性を、整流性とする。第1状態では、例えば、第1および第2電極間に整流性は全くないか、或は、第1および第2電極間に整流性は実質的にない。例えばこのような第1状態よりも整流性の強い第2状態は、第1状態よりも電流―電圧特性の非対称性の程度が高い。
本素子は、電極間に酸化物層を介在させた積層構造体において、一方の電極の構成材料として、Taを含んでなる金属を採用し、且つ、酸化物層の構成材料としてCo系ペロブスカイト酸化物を採用するものであるところ、本発明者らは、このような積層構造体の電極間に電圧を印加することによって当該積層構造体の整流性を可逆的に変化させることが可能であることを見出した。本発明はこのような知見に基づくものである。第1および第2電極間が、第1状態(低整流性状態)と第2状態(高整流性状態)との間を可逆的に変化することが可能である本素子は、低整流性状態および高整流性状態の間を選択的に切り替わることが可能である。したがって、本素子によると、このような整流性の切り替わりを利用して、情報の記録ないし書き換えを実行することが可能である。すなわち、本素子は、整流性変化型の不揮発性メモリ素子として用いることが可能なのである。
本素子においては、第2電極を正極とし且つ第1電極を負極として、当該第1および第2電極間に電圧を印加することによって、第1および第2電極間を初期状態から第1状態へと変化させることができるのが好ましい。初期状態においては、好ましくは、酸化物層および第2電極の界面に酸化層は形成されていない。
本素子においては、第1電極を正極とし且つ第2電極を負極として、当該第1および第2電極間に電圧を印加することによって、第1および第2電極間を第1状態から第2状態へと変化させることができるのが好ましい。
本素子においては、第2電極を正極とし且つ第1電極を負極として、当該第1および第2電極間に電圧を印加することによって、第1および第2電極間を第2状態から第1状態へと変化させることができるのが好ましい。
好ましくは、第2電極は、Ta、Ta−Ti合金、Ta−Al合金、Ta−Fe合金、Ta−Co合金、またはTa−Ni合金よりなる。このような構成は、本素子において第1および第2状態間の可逆的変化を実現するうえで好ましい。
好ましくは、酸化物層は、LaSrCoO3またはLaBaCoO3を含んでなる。このような構成は、本素子において第1および第2状態間の可逆的変化を実現するうえで好ましい。
好ましくは、第1電極は非酸化性導電材料よりなる。第1電極の構成材料に採用することのできる非酸化性導電材料としては、例えば、Pt、Au、SrRuO3、SnO2、およびIn23−SnO2(ITO)が挙げられる。
図1は、本発明に係る整流性変化型素子Xの断面図である。整流性変化型素子Xは、基板Sと、一対の電極1,2と、酸化物層3とからなる積層構造を有し、電極1,2間の整流性が相対的に弱い状態と相対的に強い状態との間を可逆的に切り替わることが可能に構成されている。
基板Sは、例えばシリコン基板や酸化物基板である。シリコン基板の表面には、熱酸化膜が形成されていてもよい。酸化物基板としては、例えば、MgO基板、SrTiO3基板、Al23基板、石英基板、およびガラス基板が挙げられる。
電極1は、本発明における第1電極であり、非酸化性導電材料よりなる。電極1の構成材料に採用することのできる非酸化性導電材料としては、例えば、Pt、Au、SrRuO3、SnO2、およびIn23−SnO2(ITO)が挙げられる。電極1の厚さは、例えば10〜100nmである。
電極2は、本発明における第2電極であり、TaまたはTa合金よりなる。電極2の構成材料に採用することのできるTa合金としては、例えば、Ta−Ti合金、Ta−Al合金、Ta−Fe合金、Ta−Co合金、およびTa−Ni合金が挙げられる。電極2の厚さは、例えば50〜200nmである。
酸化物層3は、電極1,2間に介在し、Co系ペロブスカイト酸化物よりなる。Co系ペロブスカイト酸化物は、ペロブスカイト構造におけるいわゆるBサイトにCoが存在するペロブスカイト酸化物であり、半導性の酸化物である。酸化物層3の構成材料に採用することのできるCo系ペロブスカイト酸化物としては、例えば、LaSrCoO3およびLaBaCoO3が挙げられる。酸化物層3の厚さは、例えば20〜200nmである。
このような構造を有する整流性変化型素子Xの製造においては、まず、基板S上に電極1を形成する。具体的には、基板S上に所定材料を成膜した後、所定のレジストパターンをマスクとして利用して当該膜に対してエッチング処理を施すことにより、基板S上にて電極1をパターン形成することがでる。成膜手法としては、例えば、スパッタリング法、真空蒸着法、CVD法、またはLD(Laser Deposition)法を採用することができる。電極1上の酸化物層3およびその上の電極2についても、材料成膜およびその後のエッチング処理によるパターニングを経て、形成することができる。
図2は、整流性変化型素子Xの動作を表す。図2内の各グラフは、整流性変化型素子Xの所定状態における電流―電圧特性の一例を示すものである。各グラフの横軸は、整流性変化型素子Xの電極1,2間に印加される電圧を示し(電極1,2を各々負極および正極として印加された電圧を正電圧とし、電極1,2を各々正極および負極として印加された電圧を負電圧とする)、縦軸は、整流性変化型素子Xの電極1,2間を通過する電流の絶対値を示す。
製造された整流性変化型素子Xの初期状態において、電極1,2間は、電極2が正極であり且つ電極1が負極であるときに順バイアスとなる比較的弱い整流性を示し、図2(a)のグラフに示すように電流―電圧特性の非対称性の程度は比較的低い。また、このような初期状態においては、酸化物層3および電極2の界面に酸化層は形成されていない。
初期状態にある整流性変化型素子Xの電極1,2を図2(b)に示すように各々負極および正極として電極1,2間に所定電圧を所定時間にわたり印加すると、電極1,2間を初期状態から第1状態へと変化させることができる。第1状態においては、実質的に電極1,2間に整流性はなく、電流―電圧特性は実質的に対称である。印加電圧を消滅させても、整流性変化型素子Xないし電極1,2間はその第1状態を維持する。初期状態から第1状態に至らせるための印加電圧は例えば+3〜+7Vであり(電極1,2を各々負極および正極として電極1,2間に印加される電圧については正の符号を付して表し、逆方向に印加される電圧については負の符号を付して表す)、印加時間は例えば10〜30秒である。
第1状態にある整流性変化型素子Xの電極1,2を図2(c)に示すように各々正極および負極として電極1,2間に所定電圧を所定時間にわたり印加すると、電極1,2間を、上述のような第1状態から、より整流性の強い第2状態へと変化させることができる(高整流性化)。第2状態においては、電極1,2間は、電極2が正極であり且つ電極1が負極であるときに逆バイアスとなる比較的強い整流性を示し、電流―電圧特性の非対称性の程度は相当程度に高い。印加電圧を消滅させても、整流性変化型素子Xないし電極1,2間はその第2状態を維持する。第1状態から第2状態に至らせるための印加電圧は例えば−7〜−3Vであり、印加時間は例えば10〜200ナノ秒である。
第2状態にある整流性変化型素子Xの電極1,2を図2(b)に示すように各々負極および正極として電極1,2間に所定電圧を所定時間にわたり印加すると、電極1,2間を、上述のような第2状態から、より整流性の弱い第1状態へと復帰させることができる(低整流性化)。印加電圧を消滅させても、整流性変化型素子Xないし電極1,2間はその第1状態を維持する。第2状態から第1状態に至らせるための印加電圧は例えば+3〜+7Vであり、印加時間は例えば10〜200ナノ秒である。また、このような第1状態にある整流性変化型素子Xについては、上述の高整流性化過程を経ることにより、再び第2状態(高整流性状態)に切り替えることが可能である。
以上のようにして、整流性変化型素子Xは、相対的に整流性の弱い第1状態と、相対的に整流性の強い第2状態との間を、選択的に切り替わることができる。また、整流性変化型素子Xでは、第1状態から第2状態へと変化させるための、電極1,2間の電圧印加方向と、第2状態から第1状態へと変化させるための、電極1,2間の電圧印加方向とは異なる。このように、整流性変化型素子Xは、バイポーラ型の電圧印加態様で整流性を可逆的にスイッチングすることが可能なのである。したがって、整流性変化型素子Xによると、このような整流性スイッチングを利用して、情報の記録ないし書き換えを実行することが可能である。すなわち、整流性変化型素子Xは、整流性変化型の不揮発性メモリ素子として用いることが可能なのである。
整流性変化型素子Xの第1状態と第2状態は、整流性変化型素子Xの示す電流―電圧特性の対称性ないし非対称性をもって区別する。例えば次の〔i〕〜〔iii〕のとおりである。〔i〕電極1,2間に+400mVのDC電圧を印加し(電極1は負極,電極2は正極)、電極1,2間の電流値I(+)を測定する。〔ii〕電極1,2間に−400mVのDC電圧を印加し(電極1は正極,電極2は負極)、電極1,2間の電流値I(-)を測定する。これら+400mVおよび−400mVは、整流性変化型素子Xの整流性を変化させるために要する閾値電圧よりも充分に小さいので、整流性変化型素子Xの整流性を変化させない。〔iii〕I(+)<|I(-)|であり且つ|I(-)|×0.75<I(+)である場合、または、I(+)>|I(-)|であり且つI(+)×0.75<|I(-)|である場合に、整流性変化型素子Xの電流―電圧特性は「対称」であると判別し(これによって整流性変化型素子Xを第1状態と判別する)、当該関係が成立しない場合に、整流性変化型素子Xの電流―電圧特性は「非対称」であると判別する(これによって整流性変化型素子Xを第2状態と判別する)。
〔サンプル素子S1〕
図3(a)に示す積層構成を有するサンプル素子S1を、上述の整流性変化型素子Xの実施例として作製した。サンプル素子S1の電極1は厚さ100nmのPt膜よりなり、酸化物層3は厚さ100nmのLaSrCoO3膜よりなり、電極2は厚さ100nmのTa膜よりなるところ、各層は、スパッタリング法による構成材料の成膜およびその後のエッチングによるパターニングを経て形成した。
まず、初期状態においてサンプル素子S1の電流―電圧特性を調べたところ、図4(a)のグラフに顕れているような整流性がみられた。図4における各グラフは、サンプル素子S1の所定状態における電流−電圧特性を示すものである。各グラフの横軸は、サンプル素子S1の電極1,2間に印加される電圧(V)を示し(電極1,2を各々負極および正極として印加された電圧を正電圧とし、電極1,2を各々正極および負極として印加された電圧を負電圧とする)、縦軸は、サンプル素子S1の電極1,2間を通過する電流(A)の絶対値を示す。また、初期状態にあるサンプル素子S1における電極1,2間の抵抗値は700Ωであった。
次に、初期状態にあるサンプル素子S1の電極1,2を図2(b)に示すように各々負極および正極として、直流電圧+5Vを20秒間、電極1,2間に印加した。このような電圧印加によってサンプル素子S1は初期状態から第1状態に変化した。この第1状態においてサンプル素子S1の電流―電圧特性を調べたところ、図4(b)のグラフに顕れているように整流性は実質的に消滅していた。また、第1状態にあるサンプル素子S1における電極1,2間の抵抗値は4MΩであった。
次に、第1状態にあるサンプル素子S1の電極1,2を図2(c)に示すように各々正極および負極として、パルス強度−5Vでパルス幅20ナノ秒のパルス電圧を、電極1,2間に印加した。このような電圧印加によってサンプル素子S1は第1状態から第2状態に変化した(高整流性化)。この第2状態においてサンプル素子S1の電流―電圧特性を調べたところ、図4(c)のグラフに顕れているような整流性がみられた。また、第2状態にあるサンプル素子S1における電極1,2間の抵抗値は2MΩであった。
次に、第2状態にあるサンプル素子S1の電極1,2を図2(b)に示すように各々負極および正極として、パルス強度+5Vでパルス幅20ナノ秒のパルス電圧を、電極1,2間に印加した。このような電圧印加によって、サンプル素子S1は、図4(b)のグラフに顕れているような整流性を示す上述の第1状態に復帰した(低整流性化)。また、このような第1状態にあるサンプル素子S1については、上述の高整流性化過程を経ることにより、再び第2状態(高整流性状態)に切り替えることが可能であった。
以上のように、本発明に係るサンプル素子S1は、バイポーラ型の電圧印加態様で整流性を可逆的にスイッチングすることが可能であった。
〔サンプル素子S2〕
図3(b)に示す積層構成を有するサンプル素子S2を、比較例として作製した。サンプル素子S2の下部電極は厚さ100nmのPt膜よりなり、中間酸化物層は厚さ100nmのPrCaMnO3膜よりなり、電極2は厚さ100nmのAu膜よりなるところ、各層は、スパッタリング法による構成材料の成膜およびその後のエッチングによるパターニングを経て形成した。
初期状態においてサンプル素子S2の電流―電圧特性を調べたところ、図5のグラフに顕れているように整流性がみられなかった。図5のグラフは、サンプル素子S2の電流−電圧特性を示すものである。当該グラフの横軸は、サンプル素子S2の下部電極と上部電極の間に印加される電圧(V)を示し(下部電極を負極とし且つ上部電極を正極として印加された電圧を正電圧とし、下部電極を正極とし且つ上部電極を負極として印加された電圧を負電圧とする)、縦軸は、サンプル素子S2の両電極間を通過する電流(A)の絶対値を示す。
初期状態にあるサンプル素子S2の下部電極および上部電極を各々負極および正極として両電極間に比較的強い電圧を印加しても、下部電極および上部電極を各々正極および負極として両電極間に比較的強い電圧を印加しても、サンプル素子S2ないしその両電極間の整流性は変化しなかった。すなわち、サンプル素子S2(電極間に酸化物層を介在させた積層構造体において、一方の電極の構成材料としてTaまたはTa合金が採用され且つ酸化物層構成材料としてCo系ペロブスカイト酸化物が採用されるのではないもの)においては、電圧印加による整流性変化はみられなかった。
以上のまとめとして、本発明の構成およびそのバリエーションを以下に付記として列挙する。
(付記1)第1電極と、
Taを含んでなる第2電極と、
前記第1および第2電極の間に介在し且つCo系ペロブスカイト酸化物よりなる酸化物層と、を含む積層構造を有し、
第1および第2電極間は、第1状態と、当該第1状態よりも整流性の高い第2状態との間を、可逆的に変化することが可能である、整流性変化型素子。
(付記2)前記第2電極を正極とし且つ前記第1電極を負極として、当該第1および第2電極間に電圧を印加することによって、前記第1および第2電極間を初期状態から前記第1状態へと変化させることができる、付記1に記載の整流性変化型素子。
(付記3)前記初期状態において、前記酸化物層および前記第2電極の界面に酸化層は形成されていない、付記2に記載の整流性変化型素子。
(付記4)前記第1電極を正極とし且つ前記第2電極を負極として、当該第1および第2電極間に電圧を印加することによって、前記第1および第2電極間を前記第1状態から前記第2状態へと変化させることができる、付記1から3のいずれか一つに記載の整流性変化型素子。
(付記5)前記第2電極を正極とし且つ前記第1電極を負極として、当該第1および第2電極間に電圧を印加することによって、前記第1および第2電極間を前記第2状態から前記第1状態へと変化させることができる、付記1から4のいずれか一つに記載の整流性変化型素子。
(付記6)前記第2電極は、Ta、Ta−Ti合金、Ta−Al合金、Ta−Fe合金、Ta−Co合金、またはTa−Ni合金よりなる、付記1から5のいずれか一つに記載の整流性変化型素子。
(付記7)前記酸化物層は、LaSrCoO3またはLaBaCoO3を含む、付記1から6のいずれか一つに記載の整流性変化型素子。
(付記8)前記第1電極は非酸化性導電材料よりなる、付記1から7のいずれか一つに記載の整流性変化型素子。
(付記9)前記非酸化性導電材料は、Pt、Au、SrRuO3、SnO2、またはIn23−SnO2である、付記8に記載の整流性変化型素子。
本発明に係る整流性変化型素子の断面図である。 図1に示す整流性変化型素子の動作を表す。 サンプル素子S1(実施例)およびサンプル素子S2(比較例)の積層構成を表す。 サンプル素子S1の電流―電圧特性を表す。 サンプル素子S2の電流―電圧特性を表す。
符号の説明
X 整流性変化型素子
S 基板
1,2 電極
3 酸化物層

Claims (4)

  1. 第1電極と、
    Ta、Ta−Ti合金、Ta−Al合金、Ta−Fe合金、Ta−Co合金、またはTa−Ni合金よりなる第2電極と、
    前記第1および第2電極の間に介在し且つLaSrCoO 3 またはLaBaCoO 3 よりなる酸化物層と、を含む積層構造を有し、
    前記第1および第2電極間は、第1状態と、当該第1状態よりも整流性の強い第2状態との間を、可逆的に変化することが可能である、整流性変化型素子。
  2. 前記第1電極を正極とし且つ前記第2電極を負極として、当該第1および第2電極間に電圧を印加することによって、前記第1および第2電極間を前記第1状態から前記第2状態へと変化させることができる、請求項1に記載の整流性変化型素子。
  3. 前記第2電極を正極とし且つ前記第1電極を負極として、当該第1および第2電極間に電圧を印加することによって、前記第1および第2電極間を前記第2状態から前記第1状態へと変化させることができる、請求項1または2に記載の整流性変化型素子。
  4. 前記第2電極は、Taよりなり、前記酸化物層は、LaSrCoO3よりなる、請求項1から3のいずれか一つに記載の整流性変化型素子。
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