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JP5376368B2 - 眼鏡の蝶番 - Google Patents
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本発明は、眼鏡の構成部材である智とテンプルとを回動可能に支持する蝶番の構造に関するものである。
眼鏡は装着者の顔にフイットすることが要求される。このため現状では、テンプルの一部に弾性部材を設けたり、智とテンプルとの連結部分、あるいは智とテンプルとを回動可能に支持する蝶番部分などに弾性部材を介在させるなどの様々な工夫をしたりして、フイット感を向上させるようにしている。
本件出願人は、特許文献1に記載されているように、外蝶番体と中蝶番体との間に、一部にスリット部が設けられて2つの弾性腕部が形成された平板体を介在させ、前記弾性腕部の一方を前記外蝶番体の一部に係止させ、他方を前記中蝶番体の一部に係止させ、前記テンプルを前記智に対して外側に開くときに、前記スリット部が狭くなりかつ前記各係止部分に弾発力を与えるように構成して、簡素化された構造でありながら、外観上、眼鏡として違和感のある部位がなく、一体感および高級感を打ち出すことができ、智とテンプルとの外側面が通常の同一面をなす状態から、さらに外側に開くことが円滑に行える構成の眼鏡の蝶番を提案した。
特許第3000044号公報
しかし、特許文献1に記載の眼鏡の蝶番では、この種の他の構成に比べれば、構造的に簡素化されるものであるが、智に対するテンプルの開閉感や、フイット感において未だ十分満足するものではなかった。
そこで本発明は、従来の眼鏡の蝶番の前記課題を解決するため、簡単な構成で、テンプルの開閉が円滑で、かつソフトで良好なフイット感が得られる眼鏡の蝶番を提供することを目的とする。
本発明は、外蝶番体と内蝶番体とからなり、外蝶番体と内蝶番体とを回転軸にて回動可能に連結して、智とテンプルを相対的に回動可能に支持する眼鏡の蝶番であって、前記外蝶番体と前記内蝶番体との一方に、周側に突出する突起部と、周方向に対して直交する方向に突出する突出部とを形成し、他方に前記突起部を係止する山部を形成し、前記外蝶番体と前記内蝶番体の内部に、一端部が前記回転軸に保持され、かつ他端部が、前記テンプルが回動する際に前記山部の一側に弾接する渦巻き状の弾性板を配し、前記突出部を、前記弾性板の前記他端部と前記山部とが弾接したときに前記弾性板に付勢力を与えるように、前記弾性板の前記一端部から円周部に延出する係止部に係止させたことを特徴とする。
本発明では、蝶番の内部に渦巻き状の弾性板を配することによって、智に対するテンプルの開閉時に適度な付勢力を与えることができる。弾性板が渦巻き状をなすものであって、常に付勢力の強弱がなく、テンプルが眼鏡装着者の顔に良好にフイットする。しかも、構造的にも従来のものに比して複雑にならない等、眼鏡にとって優れた効果を奏する。
本発明に係る眼鏡の蝶番の実施形態を示す平面図である。 本実施形態におけるテンプルの内蝶番部分を示す図であって、(a)は側面図、(b)は平面図である。 本実施形態における智の外蝶番部分を示す図であって、(a)は側面図、(b)は平面図である。 本実施形態における渦巻き状の弾性板を示す図であって、(a)は平面図、(b)は側面図である。 本実施形態において智とテンプルの蝶番を組み立てた状態を示す図であって、(a)は側面図、(b)は平面図である。 本実施形態において蝶番の弾性付勢時の状態を示す図であって、(a)は側面図、(b)は平面図である。 本実施形態における蝶番の要部の動作を説明するための斜視図である。 本実施形態における蝶番の要部の動作を説明するための斜視図である。
以下に本発明の好適な実施形態を図面にて説明する。
図1は本発明に係る眼鏡の蝶番の実施形態を示す平面図、図2は本実施形態におけるテンプルの内蝶番部分を示す図であって、(a)は側面図、(b)は平面図であり、図3は本実施形態における智の外蝶番部分を示す図であって、(a)は側面図、(b)は平面図であり、図4は本実施形態における渦巻き状の弾性板を示す図であって、(a)は平面図、(b)は側面図である。
図1において、1は外蝶番体2を有する智、3は内蝶番体4を有するテンプル、5は外蝶番体2と内蝶番体4の内部に配された弾性板である。外蝶番体2と内蝶番体4とからなる蝶番6は、弾性板5を介在してネジ部材からなる回転軸7によって智1とテンプル3を回動可能に連結している。
図2において、テンプル3は、端部に平面視環状をなす一対の内蝶番体4を有し、周側に突出する突起部8が形成され、周方向に対して直交する方向に突出する突出部であるピン体9が嵌着される構成になっている。
図3において、智1は、端部に平面視環状をなし、かつ隙間部分Aに内蝶番体4が挿入される一対の外蝶番体2を有し、外蝶番体2間にテンプル3の突起部8を係止する山部10が形成されている。
図4において、弾性板5は、渦巻き状をなす平板状のものであり、一端部が回転軸7部分にて支持される環状部11と、この環状部11から円周部12に延出する係止部13と、他端部の平坦端部14とからなっている。当該弾性板5は、テンプル3の内蝶番体4間に嵌挿される。
図5は本実施形態において智とテンプルの蝶番を組み立てた状態を示す図であって、(a)は側面図、(b)は平面図であり、図6は本実施形態において蝶番の弾性付勢時の状態を示す図であって、(a)は側面図、(b)は平面図である。図7,図8は本実施形態における蝶番の要部の動作を説明するための斜視図である。
蝶番6の外蝶番体2と内蝶番体4とを、弾性板5を介在して回転軸7により連結した状態において、弾性板5の円周部12が、前記回転軸7の外周部を巻回するように、テンプル3の一対の内蝶番体4間に配される。さらに、弾性板5の平坦端部14が外蝶番体2の山部10における一側(図では左側)に接離可能に弾接し、弾性板5の係止部13の一側(図では左側)がピン体9に弾接している。
ピン体9が弾性板5の係止部13と弾接することにより、弾性板5の平坦端部14と外蝶番体2の山部10とが弾接する方向の付勢力が弾性板5に生じる。また、ピン体9は、弾性板5の環状部11と円周部12間に形成される環状空間部Bを移動することができるようになっている。
前記のような組立状態において、図5に示すように、テンプル3を、回転軸7を中心として内側に回動(時計回り方向)させる場合には、智1の外蝶番体2の山部10に対してテンプル3の内蝶番体4の突起部8が離れ、図7に示すように、テンプル3の内蝶番体4のピン体9が弾性板5の環状部11と円周部12間に形成される環状空間部Bを時計回りに移動する。これにより、テンプル3が内側へ回動する際、例えばテンプル3を折り畳むときに、弾性板5はテンプル3の回動に何等干渉せず、円滑な回動が行われる。
また、例えば装着者の顔にテンプル3が当接して、テンプル3に対して外側の力が作用するとき、すなわち、図6に示すように、智1の外蝶番体2の山部10にテンプル3の内蝶番体4の突起部8が当接した位置から、さらにテンプル3が外側に回動(反時計回り方向)する際、弾性板5の係止部13は、テンプル3の内蝶番体4のピン体9によって押圧を受ける。
一方、図8に示すように、弾性板5の平坦端部14は、外蝶番体2の山部10にて係止することになるため、弾性板5が外側に膨らむように変形する。これにより、テンプル3は、内側への適当な圧力を維持しながら、外側へ回転することができる。
なお、弾性板5は、渦巻き状をなす平板状であればよく、この具体的な形状,材質などは、蝶番6の形状,大きさ、あるいは装着時のフイット力、あるいは眼鏡の仕様などに応じて適宜決定すればよく、本実施形態の構成に限定されるものではない。
本発明は、眼鏡の智とテンプルとを回動可能に連結するための蝶番などに適用される。
1 智
2 外蝶番体
3 テンプル
4 内蝶番体
5 弾性板
6 蝶番
7 回転軸
8 突起部
9 ピン体
10 山部
11 環状部
12 円周部
13 係止部
14 平坦端部
A 外蝶番体間の隙間部分
B 環状空間部

Claims (1)

  1. 外蝶番体と内蝶番体とからなり、外蝶番体と内蝶番体とを回転軸にて回動可能に連結して、智とテンプルを相対的に回動可能に支持する眼鏡の蝶番であって、
    前記外蝶番体と前記内蝶番体との一方に、周側に突出する突起部と、周方向に対して直交する方向に突出する突出部とを形成し、他方に前記突起部を係止する山部を形成し、
    前記外蝶番体と前記内蝶番体の内部に、一端部が前記回転軸に保持され、かつ他端部が、前記テンプルが回動する際に前記山部の一側に弾接する渦巻き状の弾性板を配し、
    前記突出部を、前記弾性板の前記他端部と前記山部とが弾接したときに前記弾性板に付勢力を与えるように、前記弾性板の前記一端部から円周部に延出する係止部に係止させたことを特徴とする眼鏡の蝶番。
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