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JP5378466B2 - 耐震間仕切り構造、その構造に用いるライトゲージ取付金具および振れ止め押え金具 - Google Patents
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JP5378466B2 - 耐震間仕切り構造、その構造に用いるライトゲージ取付金具および振れ止め押え金具 - Google Patents

耐震間仕切り構造、その構造に用いるライトゲージ取付金具および振れ止め押え金具 Download PDF

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Description

本発明は、鋼製下地による耐震間仕切り構造、該鋼製下地による耐震間仕切り構造に用いるライトゲージ取付金具、および該鋼製下地による耐震間仕切り構造に用いる振れ止め押え金具に関する。
鋼製下地による間仕切り構造の下地材は、日本工業規格JISA6517に規定されている。この鋼製下地による間仕切り構造は、天井面及び床面に固定したランナー間に薄板を略C字状に折曲形成した柱材である複数のスタッドを一定間隔に立設し、その表面に石膏ボードなどの壁材を貼設して間仕切り壁とするものである。各スタッドの開放側面(壁構造の内部における壁方向)には、スペーサを装着するとともに、スタッドとスタッドの間には水平方向の振れ止めを配置していた。
日本工業規格JISA6517には、鋼製下地におけるスタッドの高さが、スタッドが100形でも高さ5m以下と規定されている。そのため、従来、高さ5mを超える鋼製下地による間仕切りを施工する場合は、床面15から天井面16に、接合部にL型アングル17を使用して鋼製の板厚7mmなどの厚い角鋼18やH型鋼を、H字状に組み立てて、床面と角鋼3辺で囲まれた部分と、天井面と角鋼3辺で囲まれた部分の上下2つの部分にそれぞれ、日本工業規格JISA6517に規定されている鋼製下地による間仕切り構造の下地材を組み、間仕切りを施工していた。例えば、高さ7mの鋼製下地による間仕切りの場合は、床面と角鋼3辺で囲まれた部分の高さが3.5mとなり、天井面と角鋼で囲まれた部分の高さが3.5mとなり、日本工業規格JISA6517の規定の鋼製下地を施工することができるというものである(図27参照)。図28に、従来の間仕切りの図27のX−X’線断面図を示す。壁材8bは、角鋼18をまたぐように配され、スタッド4’にボードビスbでビス止めされている。角鋼18が厚いので、壁材8bを角鋼18に通常ビス止めせず、角鋼18の両サイドに板厚0.8mmなどのスタッド4’を立設することが多かった。角鋼には、振れ止め5’を貫通させず、振れ止め5’は、スタッドにだけ嵌合しつつ貫通させていた。つまり、振れ止め5’が角鋼18に接続されていなかった。角鋼18が無い場所では、壁材はスタッド4’だけにビス止めされていた。
したがって、厚さが薄く、たわみに対する強度が小さいスタッドだけで、地震力を受け持つことになるため、強い地震が来ると水平方向のたわみが大きくなり、ボードビスが外れ、石膏ボード等の壁材が外れるという問題があった。これら従来の鋼製下地による間仕切構造において、昨今の東日本大震災においても、ビスが外れ、壁材がずれることが多く確認された。また、従来スタッドは、通常天井ランナーと床ランナーに嵌め込むだけで、固定金具で天井や床に固定するものではなかった。また、従来スタッドと振れ止めを接合するのに、スペーサを使用することが知られているが、スペーサでは十分な接合強度を確保できないという問題があった。
また、筋交い部材を使用する鋼製下地による耐震間仕切り構造が知られている(特許文献1)。この筋交い部材を使用する鋼製下地による耐震間仕切り構造は、天井面のランナ1と床面のランナ2の間に複数のスタッド3,3を立設し、各スタッドの水平方向に振れ止め4,4を貫通させ、スタッド3,3の側面に壁材を貼設する間仕切り構造において、スタッドの外側面に下壁材6の厚みTよりも小さな高さHの断面U字状の筋交い部材5を斜め方向に定着し、該筋交い部材5の上方及び下方にはそれぞれ筋交い部材5の上下側面に当接させてスタッドの外側面に下壁材6を貼着するとともに、断面U字状の筋交い部材5を挟んだ下壁材6と6の間の空間には下壁材6と同一の高さとなるべく別の壁材を充填し、外表面の全面に上壁材7を貼着したことを特徴としている。
しかし、特許文献1の鋼製下地による耐震間仕切り構造は、筋交い部材5が必要となるために、壁材を貼設する際に、「スタッドの外側面に下壁材6の厚みTよりも小さな高さHの断面U字状の筋交い部材5を斜め方向に定着し、該筋交い部材5の上方及び下方にはそれぞれ筋交い部材5の上下側面に当接させてスタッドの外側面に下壁材6を貼着するとともに、断面U字状の筋交い部材5を挟んだ下壁材6と6の間の空間には下壁材6と同一の高さとなるべく別の壁材を充填し、外表面の全面に上壁材7を貼着する。」といった非常に手間のかかる作業を行うので、作業コストが高くなるという問題があった。さらには、下壁材6と上壁材7といった壁材を2枚重ねるため、壁厚が増してしまうという問題があった。
特開平9-32161号公報
本発明は、上記の問題点を解決するため鋭意研究した結果成し得たものであり、本発明の目的は、耐震性に優れ強い地震が起きた場合でも石膏ボード等の壁材が外れにくく、かつ施工が容易な鋼製下地による耐震間仕切り構造および該耐震間仕切り構造に有用なライトゲージ取付金具および該耐震間仕切り構造に有用な振れ止め押え金具を提供することにある。
請求項1に係る発明の鋼製下地による耐震間仕切り構造は、
天井に設置された天井ランナーと、床に設置された床ランナーと、該天井ランナーと該床ランナーとの間に立設された厚肉のC型鋼である複数のライトゲージと、前記天井ランナーを介して前記複数のライトゲージを天井に固定する複数の固定金具と、前記床ランナーを介して前記複数のライトゲージを床に固定する複数の固定金具と、前記複数のライトゲージを水平方向に貫通する複数の振れ止めと、該複数の振れ止めを前記ライトゲージに接合する複数の接合金具と、前記ライトゲージの側面に貼設された壁材とを備え、
前記ライトゲージには、複数の振れ止めを、それぞれ挿入させることができ、かつ振れ止めを嵌合する嵌合溝を有している貫通孔が複数、高さ方向に所定の間隔で設けられていることを特徴とする。
請求項2に係る発明の鋼製下地による耐震間仕切り構造は、
天井に設置された天井ランナーと、床に設置された床ランナーと、該天井ランナーと該床ランナーとの間に立設された厚肉のC型鋼である複数のライトゲージと、前記天井ランナーを介して前記複数のライトゲージを天井に固定する複数の固定金具と、前記床ランナーを介して前記複数のライトゲージを床に固定する複数の固定金具と、前記複数のライトゲージの間に立設された少なくとも1本のスタッドと、前記複数のライトゲージと前記少なくとも1本のスタッドとを貫通する複数の振れ止めと、該複数の振れ止めを前記ライトゲージに接合する複数の接合金具と、前記ライトゲージまたは前記スタッドの側面に貼設された壁材とを備え、
前記ライトゲージと前記スタッドには、複数の振れ止めを、それぞれ挿入させることができ、かつ振れ止めを嵌合する嵌合溝を有している貫通孔が複数、高さ方向に所定の間隔で、前記ライトゲージと前記スタッドとで同じ高さに設けられていることを特徴とする。
請求項3に係る発明の鋼製下地による耐震間仕切り構造は、
前記複数のライトゲージの間隔が、(一尺−30mm)以上(九尺+30mm)以下であることを特徴とする、請求項1または請求項2記載の鋼製下地による耐震間仕切り構造である。
請求項4に係る発明の鋼製下地による耐震間仕切り構造は、
3本以上の前記ライトゲージを備え、かつ前記ライトゲージ2本が背合わせ状態である一対のライトゲージを少なくとも1つ備えていることを特徴とする、請求項1または請求項2記載の鋼製下地による耐震間仕切り構造である。3本以上の前記ライトゲージを備えることは、前記複数のライトゲージが3本以上のライトゲージであるということである。一対のライトゲージは、前記複数のライトゲージのうちの2本のライトゲージが背合わせされてなるものである。前記背合わせとは、2本のライトゲージのウェブ部同士を当接した状態とも言える。請求項4に係る発明の鋼製下地による耐震間仕切り構造において、4本以上の前記ライトゲージを備え、かつ前記ライトゲージ2本が背合わせ状態である一対のライトゲージを複数備えていることが好ましい。
請求項5に係る発明の鋼製下地による耐震間仕切り構造は、
4本以上の前記ライトゲージを備え、かつ前記一対のライトゲージを複数備えており、該複数の一対のライトゲージの間隔が、(一尺−30mm)以上(九尺+30mm)以下であることを特徴とする、請求項4記載の鋼製下地による耐震間仕切り構造である。4本以上の前記ライトゲージを備えることは、前記複数のライトゲージが4本以上のライトゲージであるということである。
請求項6に係る発明の鋼製下地による耐震間仕切り構造は、
前記固定金具が、ウェブ部と、該ウェブ部と略垂直をなすフランジ部とからなり、該フランジ部は左右にそれぞれに、少なくとも二股に分岐している挟着片を有しており、
左右の挟着片それぞれについて、前記少なくとも二股に分かれた挟着片の少なくとも一つの分岐片が前記ライトゲージのリップ部の外側面に当接し、他の分岐片が前記リップ部の内側面に当接して、前記ライトゲージに挟着されるものであって、
該固定金具のウェブ部に設けられた穴に、ピン、鋲、ネジ、ビスもしくはボルトが挿入されて、天井もしくは床にそれぞれ天井ランナー、床ランナーを介して固定されるものである、ライトゲージ取り付け金具であることを特徴とする、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の鋼製下地による耐震間仕切り構造である。
請求項7に係る発明の鋼製下地による耐震間仕切り構造は、
前記接合金具が、ウェブ部と、該ウェブ部の左右それぞれから延出して該ウェブ部とともに断面略コの字状を形成する押え片と、該ウェブ部と略垂直をなすフランジ部とからなり、該フランジ部は左右にそれぞれに、少なくとも二股に分岐している挟着片を有しており、
左右の挟着片それぞれについて、前記少なくとも二股に分かれた挟着片の少なくとも一つの分岐片が前記ライトゲージのリップ部の外側面に当接し、他の分岐片が前記リップ部の内側面に当接して、前記ライトゲージに挟着されるものであって、
該接合金具のウェブ部が振れ止めのウェブ部上面に当接し、左右の押え片がそれぞれ振れ止めの左右のフランジ部外側面に当接して、振れ止めを押さえるものである、振れ止め押え金具であることを特徴とする、請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の鋼製下地による耐震間仕切り構造である。
請求項8に係る発明の鋼製下地による耐震間仕切り構造は、
高さが5mを超える鋼製下地による間仕切り構造であることを特徴とする、請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の鋼製下地による耐震間仕切り構造である。
請求項9に係る発明のライトゲージ取付金具は、
厚肉のC型鋼であるライトゲージを、ランナーを介して天井もしくは床に固定するための固定金具であって、
ウェブ部と、該ウェブ部と略垂直をなすフランジ部とからなり、該フランジ部は左右にそれぞれに、少なくとも二股に分岐している挟着片を有しており、
左右の挟着片それぞれについて、前記少なくとも二股に分かれた挟着片の少なくとも一つの分岐片が前記ライトゲージのリップ部の外側面に当接し、他の分岐片が前記リップ部の内側面に当接して、前記ライトゲージに挟着されるものであって、
該固定金具のウェブ部に設けられた穴に、ピン、鋲、ネジもしくはボルトが挿入されて、天井もしくは床にそれぞれ天井ランナー、床ランナーを介して固定されるものであることを特徴とする。
請求項10に係る発明の振れ止め押え金具は、
厚肉のC型鋼であるライトゲージと振れ止めを接合するための接合金具であって、
ウェブ部と、該ウェブ部の左右それぞれから延出して該ウェブ部とともに断面略コの字状を形成する押え片と、該ウェブ部と略垂直をなすフランジ部とからなり、該フランジ部は左右にそれぞれに、少なくとも二股に分岐している挟着片を有しており、
左右の挟着片それぞれについて、前記少なくとも二股に分かれた挟着片の少なくとも一つの分岐片が前記ライトゲージのリップ部の外側面に当接し、他の分岐片が前記リップ部の内側面に当接して、前記ライトゲージに挟着されるものであって、
該接合金具のウェブ部が振れ止めのウェブ部上面に当接し、左右の押え片がそれぞれ振れ止めの左右のフランジ部外側面に当接して、振れ止めを押さえるものであることを特徴とする。
請求項1に係る発明の鋼製下地による耐震間仕切り構造は、振れ止めが、複数のライトゲージにそれぞれ嵌合しつつ貫通しているので、強度が強いライトゲージをベースにして強度が強いライトゲージと壁材が一体化して壁全体での剛性を確保することができ、壁構造として一体的に地震力に対して強度を持つといった耐震性があり、強い地震が起きた場合でも石膏ボード等の壁材が外れにくいという効果がある。また、本発明鋼製下地による耐震間仕切り構造によれば、従来の鋼製下地の間仕切り構造では施工できなかった高さが5mを超える間仕切りを施工することができる。また、本発明鋼製下地による耐震間仕切り構造によれば、ライトゲージの外側に筋交い部材が必要ないので、壁材の施工も容易であり、壁厚も厚くならない。
請求項2に係る発明の鋼製下地による耐震間仕切り構造は、振れ止めが、スタッドと複数のライトゲージとにそれぞれ嵌合しつつ貫通しているので、強度が強いライトゲージをベースにして強度が強いライトゲージとスタッドと壁材が一体化して壁全体での剛性を確保することができ、壁構造として一体的に地震力に対して強度を持つといった耐震性があり、強い地震が起きた場合でも石膏ボード等の壁材が外れにくいという効果がある。また、本発明鋼製下地による耐震間仕切り構造によれば、従来の鋼製下地の間仕切り構造では施工できなかった高さが5mを超える間仕切りを施工することができる。また、本発明鋼製下地による耐震間仕切り構造によれば、スタッドやライトゲージの外側に筋交い部材が必要ないので、壁材の施工も容易であり、壁厚も厚くならない。
請求項3に係る発明の鋼製下地による耐震間仕切り構造は、床から天井までの高さが5mを超える場所に、鋼製下地による耐震間仕切りを施工することができる。
請求項4および請求項5に係る発明の鋼製下地による耐震間仕切り構造は、ライトゲージ2本が背合わせ状態である一対のライトゲージを備えているので、間仕切りの強度が増し、10.7mを超える高さの間仕切りを施工することが出来る。また、同じ高さの間仕切りにおいて、一対のライトゲージ間隔を、通常のライトゲージの間隔よりも広くできる。よって、一対のライトゲージの間隔が広くできるので、壁材が貼設しやすいスタッドを配置することが容易である。
請求項6に係る発明の鋼製下地による耐震間仕切り構造は、請求項9のライトゲージ取付金具を用いるので、鋼製下地による耐震間仕切り構造を容易に施工でき、かつ強度が強いライトゲージを強固に天井もしくは床に強固に固定でき、この固定された強度が強いライトゲージがベースになって壁全体を支持して、壁全体での耐震性を確保することができる。
請求項7に係る発明の鋼製下地による耐震間仕切り構造は、請求項10の振れ止め押え金具を用いるので、鋼製下地による耐震間仕切り構造を容易に施工でき、かつ強度が強いライトゲージをベースにして強度が強いライトゲージとスタッドと壁材を一体化して壁全体での剛性を確保することができる。
請求項8に係る発明の鋼製下地による耐震間仕切り構造は、床から天井までの高さが5mを超える場所に、鋼製下地による耐震間仕切りを施工することができる。
請求項9に係る発明のライトゲージ取付金具は、ライトゲージを、ランナーを介して天井もしくは床に固定することが容易であり、施工性に優れ、かつ十分な固定強度を確保できる。したがって、上記発明の鋼製下地による耐震間仕切り構造を容易に施工でき、また、本発明の鋼製下地による耐震間仕切り構造において、強度が強いライトゲージを強固に天井もしくは床に強固に固定できるので、この固定された強度が強いライトゲージがベースになって壁全体を支持して、壁全体での耐震性を確保することに非常に役立つ。
請求項10に係る発明の振れ止め押え金具によって、ライトゲージと振れ止めを容易に接合することができ、かつ十分な接合強度を確保できる。したがって、上記発明の鋼製下地による耐震間仕切り構造を容易に施工でき、また、本発明の鋼製下地による耐震間仕切り構造において、強度が強いライトゲージをベースにして強度が強いライトゲージとスタッドと壁材を一体化させ壁全体での剛性を確保することに非常に役立つ。
図1は、本発明の鋼製下地による耐震間仕切り構造の概略側面図である。なお、図1において、壁材は点線で表している。 図2は、図1のX−X’線断面図である。なお、図2において、振れ止め押さえ金具は省略している。 図3は、本発明の鋼製下地による耐震間仕切り構造におけるライトゲージをウェブ部側から見た図である。 図4は、本発明の鋼製下地による耐震間仕切り構造におけるスタッドをウェブ部側から見た図である。 図5は、本発明におけるライトゲージ取付金具の正面図である。 図6は、本発明におけるライトゲージ取付金具の右側側面図である。 図7は、本発明におけるライトゲージ取付金具の平面図である。 図8は、本発明におけるライトゲージ取付金具の正面図である。 図9は、本発明におけるライトゲージ取付金具の右側側面図である。 図10は、本発明におけるライトゲージ取付金具の平面図である。 図11は、本発明におけるライトゲージ取付金具をライトゲージに挟着し、天井に固定した状態を示す該略図である。 図12は、本発明におけるライトゲージ取付金具をライトゲージに挟着し、床に固定した状態を示す該略図である。 図13は、図12のX−X’線断面図である。 図14は、本発明における振れ止め押え金具の正面図である。 図15は、本発明における振れ止め押え金具の右側側面図である。 図16は、本発明における振れ止め押え金具の平面図である。 図17は、本発明における振れ止め押え金具の正面図である。 図18は、本発明における振れ止め押え金具の右側側面図である。 図19は、本発明における振れ止め押え金具の平面図である。 図20は、本発明におけるライトゲージをウェブ部側から見た拡大図である。 図21は、本発明におけるライトゲージをウェブ部側から見た拡大図である。 図22は、本発明におけるスタッドをウェブ部側から見た拡大図である。 図23は、本発明におけるスタッドをウェブ部側から見た拡大図である。 図24は、本発明における振れ止め押え金具をライトゲージに挟着した状態を示す該略図である。 図25は、図24のX−X’線断面図である。 図26は、本発明における、長尺部材のC型鋼(左上図)、ウェブ部と2つのフランジ部を有し、略コの字形状の断面を呈している長尺部材の形鋼(右上図)、長尺部材のH型鋼(左下図)、2つのウェブ部と2つのフランジ部を有し、中空略四角形の断面を有する長尺部材の形鋼(右下図)の概略断面図である。なお、本概略断面図は、単にフランジ部、ウェブ部、リップ部の位置を相対的に示しただけの図であり、各形鋼の形状がこれに限定されるものではない。 図27は、従来の鋼製下地による間仕切り構造の概略側面図である。なお、図27において、壁材は点線で表している。 図28は、図27のX−X’線断面図である。なお、図28において、L型アングルは省略している。 図29は、本発明の鋼製下地による耐震間仕切り構造における部分断面図である。なお、図29において、ライトゲージ取付金具、振れ止め押さえ金具は省略している。 図30は、本発明の鋼製下地による耐震間仕切り構造における部分断面図である。なお、図30において、ライトゲージ取付金具、振れ止め押さえ金具は省略している。 図31は、本発明の鋼製下地による耐震間仕切り構造における部分断面図である。なお、図31において、ライトゲージ取付金具、振れ止め押さえ金具は省略している。 図32は、本発明の鋼製下地による耐震間仕切り構造における部分断面図である。なお、図32において、ライトゲージ取付金具、振れ止め押さえ金具は省略している。
本発明の第1態様の鋼製下地による耐震間仕切り構造は、
天井に設置された天井ランナーと、床に設置された床ランナーと、該天井ランナーと該床ランナーとの間に立設された厚肉のC型鋼である複数のライトゲージと、前記天井ランナーを介して前記複数のライトゲージを天井に固定する複数の固定金具と、前記床ランナーを介して前記複数のライトゲージを床に固定する複数の固定金具と、前記複数のライトゲージを水平方向に貫通する複数の振れ止めと、該複数の振れ止めを前記ライトゲージに接合する複数の接合金具と、前記ライトゲージの側面に貼設された壁材とを備え、
前記ライトゲージには、複数の振れ止めを、それぞれ挿入させることができ、かつ振れ止めを嵌合する嵌合溝を有している貫通孔が複数、高さ方向に所定の間隔で設けられていることを特徴とする。
なお、本発明の鋼製下地による耐震間仕切り構造において、天井には、天井面の意味を含み、床には、床面の意味を含むものである。
また、本発明の第2態様の鋼製下地による耐震間仕切り構造は、
天井に設置された天井ランナーと、床に設置された床ランナーと、該天井ランナーと該床ランナーとの間に立設された厚肉のC型鋼である複数のライトゲージと、前記天井ランナーを介して前記複数のライトゲージを天井に固定する複数の固定金具と、前記床ランナーを介して前記複数のライトゲージを床に固定する複数の固定金具と、前記複数のライトゲージの間に立設された少なくとも1本のスタッドと、前記複数のライトゲージと前記少なくとも1本のスタッドとを貫通する複数の振れ止めと、該複数の振れ止めを前記ライトゲージに接合する複数の接合金具と、前記ライトゲージまたは前記スタッドの側面に貼設された壁材とを備え、
前記ライトゲージと前記スタッドには、複数の振れ止めを、それぞれ挿入させることができ、かつ振れ止めを嵌合する嵌合溝を有している貫通孔が複数、高さ方向に所定の間隔で、前記ライトゲージと前記スタッドとで同じ高さに設けられていることを特徴とする。
なお、本発明の鋼製下地による耐震間仕切り構造において、天井には、天井面の意味を含み、床には、床面の意味を含むものである。
また、本発明の第3態様の鋼製下地による耐震間仕切り構造は、本発明の第1態様において、3本以上の前記ライトゲージを備え、かつ前記ライトゲージ2本が背合わせ状態である一対のライトゲージを少なくとも1つ備えている鋼製下地による耐震間仕切り構造である。特に強度の点で、前記一対のライトゲージが複数構成されていることが好ましい。また、背合わせされたライトゲージ同士がビス、ボルト、ピン、鋲もしくはネジ等で止められていることが好ましい。
本発明の第3態様には、ライトゲージ3と一対のライトゲージ3Wとを備えていることや、一対のライトゲージ3Wを複数備えていることが含まれる。
また、本発明の第4態様の鋼製下地による耐震間仕切り構造は、本発明の第2態様において、3本以上の前記ライトゲージを備え、かつ前記ライトゲージ2本が背合わせ状態である一対のライトゲージを少なくとも1つ備えている鋼製下地による耐震間仕切り構造である。特に強度の点で、前記一対のライトゲージが複数構成されていることが好ましい。また、背合わせされたライトゲージ同士がビス、ボルト、ピン、鋲もしくはネジ等で止められていることが好ましい。
本発明の第4態様において、一対のライトゲージはライトゲージ2本で構成されているので、複数のライトゲージの間に立設された少なくとも1本のスタッドを備えていることは、ライトゲージと一対のライトゲージとの間に立設された少なくとも1本スタッドを備えていること、複数の一対のライトゲージの間に立設された少なくとも1本スタッドを備えていること、一対のライトゲージを備えつつ、別の複数のライトゲージの間に立設された少なくとも1本スタッドを備えていることを含む。
以下本発明の第1態様、第2態様、第3態様および第4態様の鋼製下地による耐震間仕切り構造の好ましい実施の形態を、図面1〜図26、図29〜図32に基づいて説明する。
本発明の第1態様、第2態様、第3態様および第4態様の鋼製下地による耐震間仕切り構造は、高さが5mを超える間仕切りとすることができる。図1においては、7mである。なお、本発明の鋼製下地による耐震間仕切り構造は、高さが5m以下の間仕切りとすることはもちろん可能であり、日本工業規格JISA6517に規定される鋼製下地による間仕切り構造の下地材を使った間仕切り構造に比べ、耐震性に優れた間仕切り構造となる。
本発明の第1態様、第2態様、第3態様および第4態様において、天井ランナー1と床ランナー2は、対向するように、それぞれ天井と床に設置されている。天井に設置された天井ランナー1と床に設置された床ランナー2はともに、ウェブ部と2つのフランジ部を有し、略コの字形状の断面を呈している長尺部材の形鋼であることが好ましく、該略コの字の開放面が、天井ランナーでは下を向いており、床ランナーでは上を向いている(図11,図12,図26参照)。
天井ランナー1および床ランナー2は、日本工業規格JISA6517(2010)に規定されている65形間仕切用ランナー(記号WR−65)、75形間仕切用ランナー(記号WR−75)、90形間仕切用ランナー(記号WR−90)、100形間仕切用ランナー(記号WR−100)を使用することが好ましい。但し、日本工業規格JISA6517(2010)における長さ(L)の規定を除くものとする。
天井ランナー1および床ランナー2の寸法は、幅A(ウェブ部の外寸A)66.5mm以上102.5mm以下、高さB(フランジ部の外寸B)30mm以上70mm以下、板厚t0.65mm以上1.35以下であることが好ましく、より好ましくは、幅A(ウェブ部の外寸A)66.5mm以上102.5mm以下、高さB(フランジ部の外寸B)39mm以上41mm以下、板厚t0.65mm以上0.95以下であることが好ましい。なお、天井ランナー1および床ランナー2において、2つあるフランジ部の一方のフランジ部の外寸が他方のフランジ部の外寸より大きくてもよい。
本発明の第1態様では、天井ランナー1と床ランナー2と間に、長尺部材であり、厚肉のC型鋼である複数のライトゲージ3が立設されている。
本発明の第3態様では、天井ランナー1と床ランナー2と間に、長尺部材であり、厚肉のC型鋼である複数のライトゲージ3が立設されており、3本以上のライトゲージ3を備え、かつ該ライトゲージ2本が背合わせ状態である一対のライトゲージ3Wを少なくとも1つ備えている(図29、図31参照)。
本発明の第1態様および第3態様において、ライトゲージ3の高さ方向の長さは、天井ランナー1のウェブ部と床ランナー2のウェブ部と間の距離と等しいことが好ましい。ライトゲージ3は、その上部とその下部において、天井ランナー1の2つのフランジ部間と床ランナー2の2つフランジ部間に挿入されて立設されている。
本発明の第2態様は、本発明の第1態様において、厚肉のC型鋼である複数のライトゲージ3の間に、形鋼であるスタッド4が少なくとも1本立設されているものである。
本発明の第4態様は、本発明の第3態様において、厚肉のC型鋼である複数のライトゲージ3の間、ライトゲージ3と一対のライトゲージ3Wの間、もしくは複数の一対のライトゲージ3Wの間に、形鋼であるスタッド4が少なくとも1本立設されているものである(図30、図32参照)。
本発明の第2態様では、天井ランナー1と床ランナー2と間に、長尺部材であり、厚肉のC型鋼である複数のライトゲージ3が立設されており、複数のライトゲージ3の間に少なくとも1本(図1においては2本)の形鋼であるスタッド4が立設されている(図1参照)。
本発明の第4態様では、天井ランナー1と床ランナー2と間に、長尺部材であり、厚肉のC型鋼である複数のライトゲージ3が立設されており、3本以上のライトゲージ3を備え、かつ該ライトゲージ2本が背合わせ状態である一対のライトゲージ3Wを少なくとも1つ備えており、複数のライトゲージ3の間、ライトゲージ3と一対のライトゲージ3Wの間、もしくは複数の一対のライトゲージ3Wの間に少なくとも1本(図30、図32においては1本)の形鋼であるスタッド4が立設されている(図30、図32参照)。
スタッド4の本数は、複数のライトゲージ3の間隔やスタッド5の間隔に応じて変わることが好ましい。例えば、ライトゲージ3の間隔が3尺の場合は2本、6尺のときは5本、9尺のときは8本となることが挙げられる。
ライトゲージ3とスタッド4の高さ方向の長さは、天井ランナー1のウェブ部と床ランナー2のウェブ部と間の距離と等しいことが好ましい。ライトゲージ3およびスタッド4は、それぞれその上部とその下部において、天井ランナー1の2つのフランジ部間と床ランナー2の2つフランジ部間に挿入されて立設されている。
スタッドの形鋼としては、長尺部材のC型鋼、ウェブ部と2つのフランジ部を有し、略コの字形状の断面を呈している長尺部材の形鋼、長尺部材のH型鋼、2つのウェブ部と2つのフランジ部を有し、中空略四角形の断面を有する長尺部材の形鋼が例示される(図26参照)。なお、図26の概略断面図は、単にフランジ部、ウェブ部、リップ部の位置を相対的に示しただけの図であり、各形鋼の形状がこれに限定されるものではない。
本発明の第1態様、第2態様、第3態様および第4態様において、ライトゲージ3は、日本工業規格JISG3350(SSC400,1987)に規定されているリップ溝形鋼を使用することが好ましい。
ライトゲージ3の寸法は、幅A(ウェブ部の外寸A)58.5mm以上101.5mm以下、高さB(フランジ部の外寸B)28.5mm以上51.5mm以下、板厚t1.38mm以上3.5mm以下、リップ部の長さc(リップ部の外寸c)8mm以上35mm以下であることが好ましい。板厚tのより好ましい値は、2.05mm以上2.55mmである。なお、幅A(ウェブ部の外寸A)、高さB(フランジ部の外寸B)、板厚t、リップ部の長さc(リップ部の外寸c)の相対的位置については、図26の左上図が参考にされる。
隣り合う2本のライトゲージ3において、一対のライトゲージ3Wを除いて、ライトゲージ3のC型鋼における開放面(ウェブ部と反対側面)の向きを逆にすること、または、一つの間仕切構造において、間仕切りの側面視中心から側面視左側にあるライトゲージ3と、側面視右側にあるライトゲージ3とで、一対のライトゲージ3Wを除いて、ライトゲージ3の開放面(ウェブ部と反対側面)の向きを逆にすること、が好ましい。
本発明の第2態様および第4態様において、スタッド4は、日本工業規格JISA6517(2010)に規定されている65形間仕切用スタッド(記号WS−65)、75形間仕切用スタッド(記号WS−75)、90形間仕切用スタッド(記号WS−90)、100形間仕切用スタッド(記号WS−100)を使用することが好ましい。但し、日本工業規格JISA6517(2010)における長さ(L)の規定を除くものとする。
スタッド4が長尺部材のC型鋼の場合の寸法は、幅A(ウェブ部の外寸A)64.5mm以上100.5mm以下、高さB(フランジ部の外寸B)29mm以上51mm以下、板厚t0.65mm以上0.95mm以下、リップ部の長さc(リップ部の外寸c)3mm以上27mm以下であることが好ましい。
スタッド4がウェブ部と2つのフランジ部を有し、略コの字形状の断面を呈している長尺部材の形鋼の場合の寸法は、幅A(ウェブ部の外寸A)64.5mm以上100.5mm以下、高さB(フランジ部の外寸B)29mm以上51mm以下、板厚t0.65mm以上0.95mm以下であることが好ましい。
スタッド4が長尺部材のH型鋼の場合の寸法は、幅A(ウェブ部の外寸A)64.5mm以上100.5mm以下、高さB(フランジ部の外寸B)29mm以上51mm以下、板厚t0.65mm以上0.95mm以下であることが好ましい。
スタッド4が2つのウェブ部と2つのフランジ部を有し、中空略四角形の断面を有する長尺部材の形鋼の場合の寸法は、、幅A(ウェブ部の外寸A)64.5mm以上100.5mm以下、高さB(フランジ部の外寸B)29mm以上51mm以下、板厚t0.65mm以上0.95以下であることが好ましい。
本発明の第1態様、第2態様において、複数のライトゲージ3の間隔は、(一尺−30mm)以上(九尺+30mm)以下であることが好ましい。(一尺−30mm)は、一尺マイナス30mmの値であり、(九尺+30mm)は、九尺プラス30mmの値であり、一尺は303mmであり、これらのことは以下も同様である。なお、ライトゲージ3の間隔とは、ライトゲージ3のフランジ部の中心から隣り合うライトゲージ3のフランジ部の中心までの距離である。なお、前記隣り合うとは、スタッド4を除いての隣り合うという意味である。
このようなライトゲージ3の間隔とすることで、高さが5mより大きく、10.7m以下の間仕切りを施工することができる。よって、本発明の第1態様、第2態様において、高さが5mを超え、10.7m以下の鋼製下地による間仕切り構造であることがより好ましい。間仕切りの高さが低いほど、ライトゲージ3の間隔は大きく、間仕切りの高さが高いほど、ライトゲージ3の間隔は小さくすることが好ましい。
本発明の第1態様、第2態様では、複数のライトゲージ3(寸法幅A100mm×高さB50mm×t2.3mm)の間隔を一尺とした場合、高さ10.2mの間仕切りを施工することができる。また、本発明の第2態様では、複数のライトゲージ3(寸法幅A100mm×高さB50mm×t2.3mm)の間隔を二尺とし、スタッド4(寸法幅A100mm×高さB45mm×t0.8mm)1本を、複数のライトゲージ3の中間に立設した場合、高さ10.2mの間仕切りを施工することができる。
本発明の第1態様、第2態様において、ライトゲージ3の厚さを厚くすることで、この高さ以上の間仕切りを施工することができる。本発明の第1態様、第2態様では、複数のライトゲージ3(寸法幅A100mm×高さB50mm×t3.2mm)の間隔を一尺とした場合、高さ10.7mの間仕切りを施工することができる。また、本発明の第2態様では、複数のライトゲージ3(寸法幅A100mm×高さB50mm×t3.2mm)の間隔を二尺とし、スタッド4(寸法幅A100mm×高さB45mm×t0.8mm)1本を、複数のライトゲージ3の中間に立設した場合、高さ10.7mの間仕切りを施工することができる。
さらには、本発明の第1態様、第2態様において、複数のライトゲージ3の間隔は、(一尺−30mm)以上(九尺+30mm)以下であり、かつ(半尺−30mm)以上(半尺+30mm)以下の値の整数倍の値であることがより好ましい。これは、壁材の規格寸法に対応するためである。なお、(半尺−30mm)は、半尺マイナス30mmの値であり、(半尺+30mm)は、半尺プラス30mmの値であり、これらのことは以下も同様である。
さらには、本発明の第1態様においては、スタッドが無いので、複数のライトゲージ3の間隔は、(一尺−30mm)以上(二尺+30mm)以下であることが好ましく、より好ましくは(一尺−30mm)以上(一尺+30mm)以下である。さらに、複数のライトゲージ3の間隔は、(一尺−30mm)以上(二尺+30mm)以下であり、かつ(半尺−30mm)以上(半尺+30mm)以下の値の整数倍の値であることがより好ましい。なお、(二尺+30mm)は、二尺プラス30mmの値であり、このことは以下も同様である。
本発明の第3態様、第4態様において、複数のライトゲージ3が隣り合う場合の複数のライトゲージ3の間隔、ライトゲージ3と一対のライトゲージ3Wが隣り合う場合のライトゲージ3と一対のライトゲージ3Wとの間隔、複数の一対のライトゲージ3Wが隣り合う場合の複数の一対のライトゲージ3Wの間隔は、(一尺−30mm)以上(九尺+30mm)以下であることが好ましい。なお、前記隣り合うとは、スタッド4を除いての隣り合うという意味である。
なお、複数のライトゲージ3の間隔とは、ライトゲージ3のフランジ部の中心から隣り合うライトゲージ3のフランジ部の中心までの距離である。ライトゲージ3と一対のライトゲージ3Wが隣り合う場合、ライトゲージ3と一対のライトゲージ3Wとの間隔とは、イトゲージ3のフランジ部の中心から隣り合う一対のライトゲージ3Wの背合わせ面(当接面)3Wtまでの距離である(図29、図30参照。これら図において複数の一対のライトゲージ3Wの間隔はP1で表わされている)。複数の一対のライトゲージ3Wの間隔とは、一対のライトゲージ3Wの背合わせ面(当接面)3Wtから隣り合う一対のライトゲージ3Wの背合わせ面(当接面)3Wtまでの距離である(図31、図32参照。これら図において複数の一対のライトゲージ3Wの間隔はP2で表わされている)。
このようなライトゲージ3の間隔とすることで、高さが5mより大きく、11.98m以下の間仕切りを施工することができる。よって、本発明の第3態様、第4態様において、高さが5mを超え、11.98m以下の鋼製下地による間仕切り構造であることがより好ましい。間仕切りの高さが低いほど、ライトゲージ3や一対のライトゲージ3Wの間隔は大きく、間仕切りの高さが高いほど、ライトゲージ3や一対のライトゲージ3Wの間隔は小さくすることが好ましい。
本発明の第3態様、第4態様では、複数の一対のライトゲージ3W(ライトゲージ3:寸法幅A100mm×高さB50mm×t2.3mm、このライトゲージ3を2本背合わせにしたもの)の間隔を一尺とした場合、高さ11.5mの間仕切りを施工することができる。また、本発明の第4態様では、複数の一対のライトゲージ3W(ライトゲージ3:寸法幅A100mm×高さB50mm×t2.3mm、このライトゲージ3を2本背合わせにしたもの)の間隔を二尺とし、スタッド4(寸法幅A100mm×高さB45mm×t0.8mm)1本を、複数の一対のライトゲージ3Wの中間に立設した場合、高さ11.5mの間仕切りを施工することができる。
本発明の第3態様、第4態様において、ライトゲージ3の厚さを厚くすることで、この高さ以上の間仕切りを施工することができる。本発明の第3態様、第4態様では、複数の一対のライトゲージ3W(ライトゲージ3:寸法幅A100mm×高さB50mm×t3.2mm、このライトゲージ3を2本背合わせにしたもの)の間隔を一尺とした場合、高さ11.98mの間仕切りを施工することができる。また、本発明の第4態様では、複数の一対のライトゲージ3W(ライトゲージ3:寸法幅A100mm×高さB50mm×t3.2mm、このライトゲージ3を2本背合わせにしたもの)の間隔を二尺とし、スタッド4(寸法幅A100mm×高さB45mm×t0.8mm)1本を、複数の一対のライトゲージ3Wの中間に立設した場合、高さ11.98mの間仕切りを施工することができる。
さらには、本発明の第3態様、第4態様において、複数のライトゲージ3が隣り合う場合の複数のライトゲージ3の間隔、ライトゲージ3と一対のライトゲージ3Wが隣り合う場合のライトゲージ3と一対のライトゲージ3Wとの間隔、複数の一対のライトゲージ3Wが隣り合う場合の複数の一対のライトゲージ3Wの間隔は、(一尺−30mm)以上(九尺+30mm)以下であり、かつ(半尺−30mm)以上(半尺+30mm)以下の値の整数倍の値であることがより好ましい。なお、前記隣り合うとは、スタッド4を除いての隣り合うという意味である。これは、壁材の規格寸法に対応するためである。
さらには、本発明の第3態様においては、スタッドが無いので、複数のライトゲージ3が隣り合う場合の複数のライトゲージ3の間隔、ライトゲージ3と一対のライトゲージ3Wが隣り合う場合のライトゲージ3と一対のライトゲージ3Wとの間隔、複数の一対のライトゲージ3Wが隣り合う場合の複数の一対のライトゲージ3Wの間隔は、(一尺−30mm)以上(二尺+30mm)以下であることが好ましく、より好ましくは(一尺−30mm)以上(一尺+30mm)以下である。さらに、複数のライトゲージ3が隣り合う場合の複数のライトゲージ3の間隔、ライトゲージ3と一対のライトゲージ3Wが隣り合う場合のライトゲージ3と一対のライトゲージ3Wとの間隔、複数の一対のライトゲージ3Wが隣り合う場合の複数の一対のライトゲージ3Wの間隔は、(一尺−30mm)以上(二尺+30mm)以下であり、かつ(半尺−30mm)以上(半尺+30mm)以下の値の整数倍の値であることがより好ましい。
本発明の第2態様および第4態様において、ライトゲージ3や一対のライトゲージ3Wの間にある複数のスタッド4の間隔は、特に限定されるものではないが、(一尺−30mm)以上(二尺+30mm)以下であることが好ましく、より好ましくは(一尺−30mm)以上(二尺+30mm)以下であり、かつ(半尺−30mm)以上(半尺+30mm)以下の値の整数倍の値であることが好ましい。これは、壁材の規格寸法に対応するためである。なお、複数のスタッド4の間隔とは、スタッド4のフランジ部の中心から隣り合うスタッド4のフランジ部の中心までの距離である。
また、ライトゲージ3や一対のライトゲージとスタッド4との間隔は、特に限定されるものではないが、(一尺−30mm)以上(二尺+30mm)以下であることが好ましく、より好ましくは(一尺−30mm)以上(二尺+30mm)以下であり、かつ(半尺−30mm)以上(半尺+30mm)以下の値の整数倍の値であることが好ましい。これは、壁材の規格寸法に対応するためである。なお、ライトゲージ3とスタッド4との間隔とは、ライトゲージ3のフランジ部の中心から隣り合うスタッド4のフランジ部の中心までの距離である。一対のライトゲージ3Wとスタッド4との間隔とは、一対のライトゲージ3Wの背合わせ面(当接面)3Wtから隣り合うスタッド4のフランジ部の中心までの距離である。
本発明の第1態様および第3態様において、ライトゲージ3のウェブ部(C型鋼における開放面の反対側面)には、少なくともウェブ部と2つのフランジ部を有している長尺部材の形鋼である複数の振れ止め5を貫通するように挿入させることができる複数の貫通孔(ライトゲージ3の貫通孔3K)が、高さ方向に所定の間隔で設けられている(図3参照。なお、図3における貫通孔3Kの形状は、一例であって、本発明において特にこの形状に限定されるものではない。)。
この高さ方向の所定の間隔は、特に限定されるものではなく、300mm以上1,800mm以下であることが好ましく、より好ましくは、900mm以上1,300mm以下である。なお、図1においては、1,200mmである。
本発明の第2態様および第4態様において、ライトゲージ3のウェブ部(C型鋼における開放面の反対側面)とスタッド4のウェブ部には、少なくともウェブ部と2つのフランジ部を有している長尺部材の形鋼である複数の振れ止め5を貫通するように挿入させることができる複数の貫通孔(ライトゲージ3の貫通孔3K、スタッド4の貫通孔4K)が、高さ方向に所定の間隔で設けられている(図3,図4参照。なお、図3,図4における貫通孔3K、貫通孔4Kの形状は、一例であって、本発明において特にこの形状に限定されるものではない。)。
この高さ方向の所定の間隔は、特に限定されるものではなく、300mm以上1,800mm以下であることが好ましく、より好ましくは、900mm以上1,300mm以下である。なお、図1においては、1,200mmである。
本発明の第1態様、第2態様、第3態様および第4態様において、前記振れ止め5は、少なくともウェブ部と該ウェブ部に略垂直をなす2つのフランジ部を有している長尺部材の形鋼である。このような形鋼としては、ウェブ部と2つのフランジ部を有し、略コの字形状の断面を呈している長尺部材の形鋼、長尺部材のC型鋼、2つのウェブ部と2つのフランジ部を有し、中空略四角形の断面を有する長尺部材の形鋼が例示される(図26参照)。なお、図26の概略断面図は、単にフランジ部、ウェブ部、リップ部の位置を相対的に示しただけの図であり、各形鋼の形状がこれに限定されるものではない。
振れ止め5は、日本工業規格JISA6517(2010)に規定されている振れ止め(記号WB−19,WB−25)を使用することが好ましい。但し、日本工業規格JISA6517(2010)における長さ(L)の規定を除くものとする。
振れ止め5がウェブ部と2つのフランジ部を有し、略コの字形状の断面を呈している長尺部材の形鋼の場合の寸法は、幅A(ウェブ部の外寸A)17.5mm以上26.5mm以下、高さB(フランジ部の外寸B)8.5mm以上11.5mm以下、板厚t1.05mm以上1.35mm以下であることが好ましい。
振れ止め5が長尺部材のC型鋼の場合の寸法は、幅A(ウェブ部の外寸A)17.5mm以上26.5以下、高さB(フランジ部の外寸B)8.5mm以上11.5mm以下、板厚t1.05mm以上1.35以下、リップ部の長さc(リップ部の外寸c)7mm以上10mm以下であることが好ましい。
振れ止め5が2つのウェブ部と2つのフランジ部を有し、中空略四角形の断面を有する長尺部材の形鋼の場合の寸法は、幅A(ウェブ部の外寸A)17.5mm以上26.5以下、高さB(フランジ部の外寸B)8.5mm以上11.5mm以下、板厚t1.05mm以上1.35mm以下であることが好ましい。
本発明の第1態様および第3態様において、ライトゲージ3の貫通孔3Kは、前記振れ止め5が挿入可能な挿入部3Ksを有している。振れ止め5は、ライトゲージ3の貫通孔に貫通するように挿入される(図1、図3,図20,図21参照)。ライトゲージ3の貫通孔は、振れ止めを嵌合する嵌合溝を有している。
本発明の第2態様および第4態様において、ライトゲージ3の貫通孔3Kとスタッド4の貫通孔4Kは、前記振れ止め5が挿入可能な挿入部(それぞれ3Ks、4Ks)を有している。振れ止め5は、ライトゲージ3の貫通孔と、ライトゲージ3の貫通孔3Kと同じ高さのスタッド4の貫通孔4Kとに貫通するように挿入される(図1、図3,図4,図20〜図23参照)。ライトゲージ3の貫通孔およびスタッド4の貫通孔は、振れ止めを嵌合する嵌合溝を有している。
本発明の第1態様、第2態様、第3態様および第4態様において、前記振れ止め5が、ウェブ部と2つのフランジ部を有し、略コの字形状の断面を呈している長尺部材の形鋼の場合、ライトゲージ3の貫通孔3Kは、略コの字の開放面を下に向けた振れ止め5の左右のフランジ部が嵌合する左右一対の嵌合溝3Kmを有していることが好ましい。ライトゲージ3の各貫通孔3Kにおいて、左右一対の嵌合溝3Kmの内側縁と、略コの字の開放面を下に向けた振れ止め5の左右のフランジ部の内側面とが当接して、嵌合溝3Kmに、振れ止め5の左右のフランジ部が嵌合されていることが好ましい。(図20参照。図20における貫通孔3Kの形状は、一例であって、本発明において特にこの形状に限定されるものではない。)。
本発明の第1態様、第2態様、第3態様および第4態様において、前記振れ止め5が、長尺部材のC型鋼、ウェブ部と2つのフランジ部を有し、略コの字形状の断面を呈している長尺部材の形鋼、2つのウェブ部と2つのフランジ部を有し、中空略四角形の断面を有する長尺部材の形鋼の場合、ライトゲージ3の貫通孔3Kは、前記振れ止め5の左右のフランジ部が嵌合する一つの嵌合溝3Ktを有していることが好ましい。ライトゲージ3の各貫通孔3Kにおいて、一つの嵌合溝3Ktの左右の外側縁と、前記振れ止め5の左右のフランジ部の外側面とが当接して、嵌合溝3Ktに、振れ止め5の左右のフランジ部が嵌合されていることが好ましい。
なお前記振れ止め5が、長尺部材のC型鋼、ウェブ部と2つのフランジ部を有し、略コの字形状の断面を呈している長尺部材の形鋼の場合、C型鋼の開放面を下に向けた状態、略コの字の開放面を下に向けた状態で、前記振れ止め5は、嵌合溝3Ktと嵌合をする(図21参照。図21における貫通孔3Kの形状は、一例であって、本発明において特にこの形状に限定されるものではない。)。
本発明の第2態様および第4態様において、前記振れ止め5が、ウェブ部と2つのフランジ部を有し、略コの字形状の断面を呈している長尺部材の形鋼の場合、スタッド4の貫通孔4Kは、略コの字の開放面を下に向けた振れ止め5の左右のフランジ部が嵌合する左右一対の嵌合溝4Kmを有していることが好ましい。スタッド4の各貫通孔4Kにおいて、左右一対の嵌合溝4Kmの内側縁と、略コの字の開放面を下に向けた振れ止め5の左右のフランジ部の内側面とが当接して、嵌合溝4Kmに、振れ止め5の左右のフランジ部が嵌合されていることが好ましい(図22参照。図22における貫通孔4Kの形状は、一例であって、本発明において特にこの形状に限定されるものではない。)。
本発明の第2態様および第4態様において、前記振れ止め5が、長尺部材のC型鋼、ウェブ部と2つのフランジ部を有し、略コの字形状の断面を呈している長尺部材の形鋼、2つのウェブ部と2つのフランジ部を有し、中空略四角形の断面を有する長尺部材の形鋼の場合、スタッド4の貫通孔4Kは、前記振れ止め5の左右のフランジ部が嵌合する一つの嵌合溝4Ktを有していることが好ましい。スタッド4の各貫通孔4Kにおいて、一つの嵌合溝4Ktの左右の外側縁と、前記振れ止め5の左右のフランジ部の外側面とが当接して、嵌合溝4Ktに、振れ止め5の左右のフランジ部が嵌合されていることが好ましい。
なお前記振れ止め5が、長尺部材のC型鋼、ウェブ部と2つのフランジ部を有し、略コの字形状の断面を呈している長尺部材の形鋼の場合、C型鋼の開放面を下に向けた状態、略コの字の開放面を下に向けた状態で、前記振れ止め5は、嵌合溝4Ktと嵌合をする(図23参照。図23における貫通孔4Kの形状は、一例であって、本発明において特にこの形状に限定されるものではない。)。
本発明の第1態様、第2態様、第3態様および第4態様において、ライトゲージ3の上部は、固定金具で、天井ランナー1を介して天井に固定されている。また、ライトゲージ3下部は、床ランナー2を介して床に固定されている。第3態様および第4態様においては、一対のライトゲージを構成するそれぞれのライトゲージ3の上部、下部はそれぞれ、固定金具で、天井ランナー1、床ランナー2を介して天井、床に固定されていることが好ましい。固定金具は、少なくともウェブ部と該ウェブ部に略垂直をなすフランジ部を有していることが好ましく、L型アングル、ライトゲージ取付金具6が例示される。
本発明の第1態様、第2態様、第3態様および第4態様において、固定金具がL型アングルの場合、ウェブ部とフランジ部にそれぞれ穴が設けられており、L型アングルのウェブ部が天井ランナー1や床ランナー2を介して天井や床に当接して、L型アングルのフランジ部がライトゲージ3のウェブ部(C型鋼における開放面の反対側面)に当接して、それぞれビス、ピン、鋲、ネジもしくはボルト等で固定されて、ライトゲージ3が天井ランナー1や床ランナー2を介して天井や床に固定される。
次に、本発明の第1態様、第2態様、第3態様および第4態様における、ライトゲージ取付金具6による固定状態を説明する。
このライトゲージ取付金具6は、ウェブ部9と、ウェブ部9と略垂直をなすフランジ部10とからなり、フランジ部10は、左右にそれぞれに、少なくとも二股(図5〜図7においては二股)に分岐している挟着片(10L,10R)を有している(図5〜図7参照)。この少なくとも二股とは、三股でも良いし、四股,五股でもよい。三股のライトゲージ取付金具6を図8〜図10に示す。
フランジ部10の縦方向の外寸は、ライトゲージ3の左右のリップ部(3L、3R)の間の距離以下であることが好ましい。これは、ライトゲージ取付金具6のライトゲージ3への挟着の作業で、ライトゲージ取付金具6を90度倒してからライトゲージ3の左右のリップ部間に挿入して、先と逆方向に90度回転させて挟着させることができるからである。
ウェブ部9の横(左右)方向の外寸は、天井ランナー1、床ランナー1の各左右のフランジ部間の距離以下であれば良い。
左側の挟着片(10L)は少なくとも二股に分岐しており、少なくとも2つの分岐片(10Lu,10Ls)を有しており、右側の挟着片(10R)は少なくとも二股に分岐しており、少なくとも2つの分岐片(10Ru,10Rs)を有している。この左右の挟着片(10L,10R)それぞれで、少なくとも二股に分かれた挟着片(10L,10R)の少なくとも一つの分岐片(10Ls,10Ru)が、ライトゲージ3のリップ部(3L,3R)の外側面に当接し、他の分岐片(10Lu,10Rs)が、ライトゲージ3のリップ部(3L,3R)の内側面に当接して、ライトゲージ取付金具6が、ライトゲージ3に挟着されている(図11〜図13参照)。
なお、前記少なくとも一つの分岐片(10Ls,10Ru)におけるライトゲージ3のリップ部(3L,3R)の外側面に当接する部分と、前記他の分岐片(10Lu,10Rs)におけるライトゲージ3のリップ部(3L,3R)の内側面に当接する位置との間の、該ライトゲージ取付金具6のフランジ部面に対して垂直な方向の距離は、ライトゲージ3のリップ部の板厚以下であることが好ましい。
なお、前記少なくとも一つの分岐片(10Ls,10Ru)の縦方向の外寸は、10mm以上35mm以下であることが好ましい。より好ましくは、二股のライトゲージ取付金具6の場合で、20mm以上30mm以下であり、三股のライトゲージ取付金具6の場合で、10mm以上30mm以下である。
前記少なくとも一つの分岐片(10Ls,10Ru)と、ライトゲージ3のリップ部(3L,3R)の外側面との重なり部分の横(左右)方向の長さは、8mm以上25mm以下であることが好ましく、より好ましくは10mm以上20mm以下である。他の分岐片(10Lu,10Rs)が、ライトゲージ3のリップ部(3L,3R)の内側面との重なり部分の横(左右)方向の長さは、8mm以上25mm以下であることが好ましく、より好ましくは10mm以上20mm以下である。
なお、ライトゲージ取付金具6が三股の場合、前記少なくとも一つの分岐片は、図8〜図10において10Lm,10Ru,10Rsとなり、前記他の分岐片は、図8〜図10において10Lu,10Ls,10Rmとなる。
そして、ライトゲージ取付金具6のウェブ部9の穴9kに、ピン、鋲、ネジ、ビスもしくはボルト11等が挿入されて、ライトゲージ取付金具6が天井もしくは床に、それぞれ天井ランナー1、床ランナー2を介して固定されて、ライトゲージ3が、天井もしくは床に、それぞれ天井ランナー1、床ランナー2を介して固定されている。
本発明の第1態様および第3態様において、ライトゲージ3の左右のフランジ部の外側面は、天井ランナー1および床ランナー2における左右のフランジ部の内側面と当接していることが好ましい。この構成とすることにより、ライトゲージ3の立設安定性を確保できる。
また、天井ランナー1および床ランナー2は、それぞれ、ライトゲージ3が立設されていない状態で、2つのフランジ部が、ウェブ部近傍からフランジ部先端にかけて内側にすぼんでいることが好ましい。この場合の2つのフランジ部間の距離は、天井ランナー1および床ランナー2のウェブ部近傍において、ライトゲージ3のウェブ部の外寸と等しくもしくはやや大きく、天井ランナー1および床ランナー2のフランジ部の先端においてライトゲージ3のウェブ部の外寸よりやや小さい。この構成とすることにより、ライトゲージ3の立設安定性をより確保できる。
本発明の第2態様および第4態様において、ライトゲージ3の左右のフランジ部の外側面は、天井ランナー1および床ランナー2における左右のフランジ部の内側面と当接していることが好ましい。この構成とすることにより、ライトゲージ3の立設安定性を確保できる。
スタッド4の左右のフランジ部の外側面は、天井ランナー1および床ランナー2における左右のフランジ部の内側面と当接していることが好ましい。この場合、スタッド4のウェブ部の外寸は、ライトゲージ3のウェブ部の外寸と同じ寸法である。この構成とすることにより、スタッド4の立設安定性を確保できる。
また、天井ランナー1および床ランナー2は、それぞれ、ライトゲージ3やスタッド4が立設されていない状態で、2つのフランジ部が、ウェブ部近傍からフランジ部先端にかけて内側にすぼんでいることが好ましい。この場合の2つのフランジ部間の距離は、天井ランナー1および床ランナー2のウェブ部近傍において、ライトゲージ3やスタッド4のウェブ部の外寸と等しくもしくはやや大きく、天井ランナー1および床ランナー2のフランジ部の先端においてライトゲージ3やスタッド4のウェブ部の外寸よりやや小さい。この構成とすることにより、ライトゲージ3やスタッド4の立設安定性をより確保できる。
なお、スタッド4の上部は、天井ランナー1を介して天井に金具等で固定されていなくても良いが、金具等で固定されていても良い。また、スタッド4の下部は、ランナー2を介して床に金具等で固定されていなくても良いが、金具等で固定されていても良い。
以上の通り、ライトゲージ取付金具6により、ライトゲージ3の固定を容易に施工でき、かつ十分な固定強度を確保できる。
本発明の第1態様、第2態様、第3態様および第4態様において、ライトゲージ3と前記振れ止め5との各交差部で、接合金具で、振れ止め5はライトゲージ3に接合されている。第3態様および第4態様においては、接合金具で、振れ止め5は一対のライトゲージ3Wを構成するそれぞれのライトゲージ3に接合されていることが好ましい。接合金具は、少なくともウェブ部と該ウェブ部に略垂直をなすフランジ部を有していることが好ましく、L型アングル、振れ止め押え金具7が例示される。
本発明の第1態様、第2態様、第3態様および第4態様において、接合金具がL型アングルの場合、ウェブ部とフランジ部にそれぞれ穴が設けられており、L型アングルのウェブ部が振れ止め5のウェブ部に当接して、L型アングルフランジ部がライトゲージ3のウェブ部(C型鋼における開放面の逆側面)に当接して、それぞれビス、ピン、鋲、ネジもしくはボルト等で固定されて、振れ止め5はライトゲージ3に接合される。
次に、本発明の第1態様、第2態様、第3態様および第4態様における、振れ止め押え金具7による接合状態を説明する。
この振れ止め押え金具7は、ウェブ部12と、該ウェブ部の左右それぞれから延出して該ウェブ部とともに断面略コの字状を形成する押え片13と、該ウェブ部と略垂直をなすフランジ部14とからなり、該フランジ部14は左右にそれぞれに、少なくとも二股(14〜図16においては二股)に分岐している挟着片(14L,14R)を有している(図14〜図16参照)。この少なくとも二股とは、三股でも良いし、四股,五股でもよい。三股の振れ止め押え金具7を図17〜図19に示す。
フランジ部14の縦方向の外寸は、ライトゲージ3の左右のリップ部(3L、3R)の間の距離以下であることが好ましい。これは、振れ止め押え金具7のライトゲージ3への挟着の作業で、振れ止め押え金具7を90度倒してからライトゲージ3の左右のリップ部間に挿入して、先と逆方向に90度回転させて挟着させることができるからである。
左側の挟着片(14L)は少なくとも二股に分岐しており、少なくとも2つの分岐片(14Lu,14Ls)を有しており、右側の挟着片(14R)は少なくとも二股に分岐しており、少なくとも2つの分岐片(14Ru,14Rs)を有している。前記左右の挟着片(14L,14R)それぞれで、少なくとも二股に分かれた挟着片(14L,14R)の少なくとも一つの分岐片(14Ls,14Ru)が、ライトゲージ3のリップ部(3L,3R)の外側面に当接し、他の分岐片(14Lu,14Rs)がリップ部(3L,3R)の内側面に当接して、振れ止め押え金具7が、ライトゲージ3に挟着される(図24,図25参照)。
なお、前記少なくとも一つの分岐片(14Ls,14Ru)におけるライトゲージ3のリップ部(3L,3R)の外側面に当接する部分と、前記他の分岐片(14Lu,14Rs)におけるライトゲージ3のリップ部(3L,3R)の内側面に当接する位置との間の、該振れ止め押え金具7のフランジ部面に対して垂直な方向の距離は、ライトゲージ3のリップ部の板厚以下であることが好ましい。
なお、前記少なくとも一つの分岐片(14Ls,14Ru)の縦方向の外寸は、10mm以上35mm以下であることが好ましい。より好ましくは、二股の振れ止め押え金具7の場合で、20mm以上30mm以下であり、三股の振れ止め押え金具7の場合で、10mm以上30mm以下である。
前記少なくとも一つの分岐片(14Ls,14Ru)と、ライトゲージ3のリップ部(3L,3R)の外側面との重なり部分の横(左右)方向の長さは、8mm以上25mm以下であることが好ましく、より好ましくは10mm以上20mm以下である。他の分岐片(14Lu,14Rs)が、ライトゲージ3のリップ部(3L,3R)の内側面との重なり部分の横(左右)方向の長さは、8mm以上25mm以下であることが好ましく、より好ましくは10mm以上20mm以下である。
なお、振れ止め押え金具7が三股の場合、前記少なくとも一つの分岐片は、図17〜図19において14Lm,14Ru,14Rsとなり、前記他の分岐片は、図17〜図19において14Lu,14Ls,14Rmとなる。
振れ止め押え金具7のウェブ部12が振れ止め5のウェブ部の上面に当接し、左右の押え片(13L,13R)がそれぞれ振れ止め5の左右のフランジ部外側面に当接して、振れ止め5が押さえられて、振れ止め5がライトゲージ3,3に嵌合されている。
左右の押え片(13L,13R)間の距離は、左右の押え片(13L,13R)がそれぞれ振れ止め5の左右のフランジ部外側面に当接する長さであることが好ましい。この構成とすることにより、振れ止め5を強固に押さえることができる。なお、振れ止め押え金具7の押え片やウェブ部にスリットや穴が設けられており、ビス、ボルト、ピン、鋲もしくはネジ等が挿入されて、振れ止め押え金具7と振れ止め5とが固定されていてもよい。振れ止め5についても、振れ止め押え金具7の振れ止め押え金具7のスリットや穴の位置と対応する位置にスリットや穴が設けられていることが好ましい。
なお、左右一対である押え片13は、振れ止め5を押さえていない状態で、ウェブ部12近傍から先端にかけて内側にすぼんでいることが好ましい。この場合の左右の押え片(13L,13R)間の距離は、ウェブ部12近傍で振れ止め5のウェブ部の外寸と等しくもしくはやや大きく、左右の押え片(13L,13R)の先端で振れ止め5のウェブ部の外寸よりやや小さい。この構成とすることにより、振れ止め5をより強固に押さえることができる。
さらには左右の押え片13は、振れ止め5を押さえていない状態で、ウェブ部12近傍から先端にかけて内側にすぼんでいて、先端付近で外側に反っていることがより好ましい(図14,図17参照)。この場合の前記左右の押え片(13L,13R)間の距離は、ウェブ部12近傍で振れ止め5のウェブ部の外寸と等しくもしくはやや大きく、一番すぼんでいるところで、振れ止め5のウェブ部の外寸よりやや小さく、先端で振れ止め5のウェブ部の外寸より大きい。この構成とすることにより、振れ止め5を、容易に、かつ、より強固に押さえることができる。
また、左右一対である押え片13は、左右の押え片(13L,13R)のそれぞれの内側面に、振れ止め5に上から押え片13に嵌めこんだ際に、振れ止め5の左右のフランジ部の下端縁に引っかかることが可能な突起を有していることが好ましい。
以上の通り、振れ止め押え金具7により、ライトゲージ3と振れ止め5の接合を容易に施工でき、かつ十分な接合強度を確保できる。
なお、本発明の第2態様において、スタッド4と前記振れ止め5との各交差部で、各振れ止め5を各スタッド4に嵌合するためのスペーサが設置されていなくてよいが、設置されていてもよい。
本発明の第1態様、第2態様、第3態様および第4態様の鋼製下地による耐震間仕切り構造における鋼製下地は、以上の通りの構成であり、全体として極めて剛性の高い鋼製下地となる。
本発明の第1態様および第3態様において、ライトゲージ3の側面に、壁材8を貼設して、耐震間仕切り構造となる。壁材8は、ライトゲージ3に鉄骨ビス等でビス止めすることが好ましい。壁材の厚さは特に限定されないが、5mm〜25mmであることが好ましく、より好ましくは7mm〜15mmである。2層貼りとしてもよい。
壁材8は、ライトゲージ3の片側面でもよいが、両側面に貼設されることが好ましい。壁材8としては、石膏ボード、プラスターボードが例示される。
本発明の第1態様の鋼製下地による耐震間仕切り構造は、振れ止めが、ライトゲージとに嵌合しつつ貫通しているので、強度が強い複数のライトゲージ3と壁材が一体化して壁全体での剛性を確保することができる。
本発明の第2態様および第4態様において、ライトゲージ3またはスタッド4の側面に、壁材8を貼設して、耐震間仕切り構造となる(図2参照)。壁材の厚さは特に限定されないが、5mm〜25mmであることが好ましく、より好ましくは7mm〜15mmである。2層貼りとしてもよい。
壁材8(8a,8b)は、スタッド4だけにビス止めされていることが施工のしやすさの点で好ましいが、ライトゲージ3にもビス止めしてもよい。図2では、壁材8(8a,8b)をスタッド4にボードビスでビス止めしている一方、ライトゲージ3にはビス止めしていない。また、スタッド4にはビス止めしないで、ライトゲージ3だけにビス止めしてもよい。
壁材8は、ライトゲージ3およびスタッド4の片側面でもよいが、両側面に貼設されることが好ましい。壁材8としては、石膏ボード、プラスターボードが例示される。
本発明の第2態様の鋼製下地による耐震間仕切り構造は、振れ止めが、スタッドとライトゲージとにそれぞれ嵌合しつつ貫通しているので、強度が強い複数のライトゲージ3とスタッド4と壁材が一体化して壁全体での剛性を確保することができる。
本発明のライトゲージ取付金具は、
厚肉のC型鋼であるライトゲージを、ランナーを介して天井もしくは床に固定するための固定金具であって、
ウェブ部と、該ウェブ部と略垂直をなすフランジ部とからなり、該フランジ部は左右にそれぞれに、少なくとも二股に分岐している挟着片を有しており、
左右の挟着片それぞれについて、前記少なくとも二股に分かれた挟着片の少なくとも一つの分岐片が前記ライトゲージのリップ部の外側面に当接し、他の分岐片が前記リップ部の内側面に当接して、前記ライトゲージに挟着されるものであって、
該固定金具のウェブ部に設けられた穴に、ピン、鋲、ネジもしくはボルトが挿入されて、天井もしくは床にそれぞれ天井ランナー、床ランナーを介して固定されるものであることを特徴とする。
なお、本発明のライトゲージ取付金具において、天井には、天井面の意味を含み、床には、床面の意味を含むものである。
以下本発明のライトゲージ取付金具の好ましい実施の形態を、図5〜図13に基づいて説明する。図5は、本発明におけるライトゲージ取付金具の正面図である。図6は、本発明におけるライトゲージ取付金具の右側側面図である。図7は、本発明におけるライトゲージ取付金具の平面図である。図8は、本発明におけるライトゲージ取付金具の正面図である。図9は、本発明におけるライトゲージ取付金具の右側側面図である。図10は、本発明におけるライトゲージ取付金具の平面図である。図11は、本発明におけるライトゲージ取付金具をライトゲージに挟着し、天井に固定した状態を示す該略図である。図12は、本発明におけるライトゲージ取付金具をライトゲージに挟着し、床に固定した状態を示す該略図である。図13は、図12のX−X’線断面図である。
ライトゲージ取付金具6は、ウェブ部9と、ウェブ部9と略垂直をなすフランジ部10とからなり、フランジ部10は、左右にそれぞれに、少なくとも二股(図5〜図7においては二股)に分岐している挟着片(10L,10R)を有している(図5〜図7参照)。この少なくとも二股とは、三股でも良いし、四股,五股でもよい。三股のライトゲージ取付金具6を図8〜図10に示す。
フランジ部10の縦方向の外寸は、ライトゲージ3の左右のリップ部(3L、3R)の間の距離以下であることが好ましい。これは、ライトゲージ取付金具6のライトゲージ3への挟着の作業で、振れ止め押え金具7を90度倒してからライトゲージ3の左右のリップ部間に挿入して、先と逆方向に90度回転させて挟着させることができるからである。
ウェブ部9の横(左右)方向の外寸は、天井ランナー1、床ランナー1の各左右のフランジ部間の距離以下であれば良い。
左側の挟着片(10L)は少なくとも二股に分岐しており、少なくとも2つの分岐片(10Lu,10Ls)を有しており、右側の挟着片(10R)は少なくとも二股に分岐しており、少なくとも2つの分岐片(10Ru,10Rs)を有している。前記左右の挟着片(10L,10R)それぞれで、少なくとも二股に分かれた挟着片(10L,10R)の少なくとも一つの分岐片(10Ls,10Ru)が、本発明の鋼製下地による耐震間仕切り構造におけるライトゲージ3のリップ部(3L,3R)の外側面に当接し、他の分岐片(10Lu,10Rs)が、リップ部(3L,3R)の内側面に当接して、ライトゲージ取付金具6が、ライトゲージ3に挟着される。ライトゲージ取付金具6は、ウェブ部9の穴9kを有しており、該穴9kにピン、鋲、ネジ、ビスもしくはボルト11が挿入されて、天井もしくは床に天井ランナー1、床ランナー2を介して固定されるものであり、ライトゲージ3が、天井もしくは床に、それぞれ天井ランナー1、床ランナー2を介して固定することが可能である(図11〜図13参照)。
以上の通り、ライトゲージ取付金具6により、ライトゲージ3の固定を容易に施工でき、かつ十分な固定強度を確保できる。
なお、前記少なくとも一つの分岐片(10Ls,10Ru)におけるライトゲージ3のリップ部(3L,3R)の外側面に当接する部分と、前記他の分岐片(10Lu,10Rs)におけるライトゲージ3のリップ部(3L,3R)の内側面に当接する位置との間の、該ライトゲージ取付金具6のフランジ部面に対して垂直な方向の距離は、ライトゲージ3のリップ部の板厚以下であることが好ましい。
なお、前記少なくとも一つの分岐片(10Ls,10Ru)の縦方向の外寸は、10mm以上35mm以下であることが好ましい。より好ましくは、二股のライトゲージ取付金具6の場合で、20mm以上30mm以下であり、三股のライトゲージ取付金具6の場合で、10mm以上30mm以下である。
前記少なくとも一つの分岐片(10Ls,10Ru)と、ライトゲージ3のリップ部(3L,3R)の外側面との重なり部分の横(左右)方向の長さは、8mm以上25mm以下であることが好ましく、より好ましくは10mm以上20mm以下である。他の分岐片(10Lu,10Rs)が、ライトゲージ3のリップ部(3L,3R)の内側面との重なり部分の横(左右)方向の長さは、8mm以上25mm以下であることが好ましく、より好ましくは10mm以上20mm以下である。
なお、ライトゲージ取付金具6が三股の場合、前記少なくとも一つの分岐片は、図8〜図10において10Lm,10Ru,10Rsとなり、前記他の分岐片は、図8〜図10において10Lu,10Ls,10Rmとなる。
本発明の振れ止め押え金具は、
厚肉のC型鋼であるライトゲージと振れ止めを接合するための接合金具であって、
ウェブ部と、該ウェブ部の左右それぞれから延出して該ウェブ部とともに断面略コの字状を形成する押え片と、該ウェブ部と略垂直をなすフランジ部とからなり、該フランジ部は左右にそれぞれに、少なくとも二股に分岐している挟着片を有しており、
左右の挟着片それぞれについて、前記少なくとも二股に分かれた挟着片の少なくとも一つの分岐片が前記ライトゲージのリップ部の外側面に当接し、他の分岐片が前記リップ部の内側面に当接して、前記ライトゲージに挟着されるものであって、
該接合金具のウェブ部が振れ止めのウェブ部上面に当接し、左右の押え片がそれぞれ振れ止めの左右のフランジ部外側面に当接して、振れ止めを押さえるものであることを特徴とする。
以下本発明の振れ止め押え金具の好ましい実施の形態を、図14〜図19,図24,図25に基づいて説明する。図14は、本発明における振れ止め押え金具の正面図である。図15は、本発明における振れ止め押え金具の右側側面図である。図16は、本発明における振れ止め押え金具の平面図である。図17は、本発明における振れ止め押え金具の正面図である。図18は、本発明における振れ止め押え金具の右側側面図である。図19は、本発明における振れ止め押え金具の平面図である。図24は、本発明における振れ止め押え金具をライトゲージに挟着した状態を示す該略図である。図25は、図24のX−X’線断面図である。
振れ止め押え金具7は、ウェブ部12と、該ウェブ部の左右それぞれから延出して該ウェブ部とともに断面略コの字状を形成する押え片13と、該ウェブ部と略垂直をなすフランジ部14とからなり、該フランジ部14は左右にそれぞれに、少なくとも二股(図14〜図16においては二股)に分岐している挟着片(14L,14R)を有している(図14〜図16参照)。この少なくとも二股とは、三股でも良いし、四股,五股でもよい。三股の振れ止め押え金具7を図17〜図19に示す。
フランジ部14の縦方向の外寸は、ライトゲージ3の左右のリップ部(3L、3R)の間の距離以下であることが好ましい。これは、振れ止め押え金具7のライトゲージ3への挟着の作業で、振れ止め押え金具7を90度倒してからライトゲージ3の左右のリップ部間に挿入して、先と逆方向に90度回転させて挟着させることができるからである。
左側の挟着片(14L)は少なくとも二股に分岐しており、少なくとも2つの分岐片(14Lu,14Ls)を有しており、右側の挟着片(14R)は少なくとも二股に分岐しており、少なくとも2つの分岐片(14Ru,14Rs)を有している。この左右の挟着片(14L,14R)それぞれで、少なくとも二股に分かれた挟着片(14L,14R)の少なくとも一つの分岐片(14Ls,14Ru)が、ライトゲージ3のリップ部(3L,3R)の外側面に当接し、他の分岐片(14Lu,14Rs)がリップ部(3L,3R)の内側面に当接して、振れ止め押え金具7が、ライトゲージ3に挟着される。振れ止め押え金具7は、そのウェブ部12が振れ止め5の上面に当接し、左右の押え片(13L,13R)がそれぞれ振れ止め5の左右のフランジ部外側面に当接して、振れ止め5を押さえるものであり、振れ止め5をライトゲージ3に嵌合することが可能である(図24,図25参照)。
この構成とすることにより、振れ止め5を強固に押さえることができる。なお、振れ止め押え金具7の押え片やウェブ部にスリットや穴が設けられており、ビス、ボルト、ピン、鋲もしくはネジ等が挿入されて、振れ止め押え金具7,7と振れ止め5とが固定されていてもよい。この場合、振れ止め5についても、振れ止め押え金具7のスリットや穴の位置と対応する位置にスリットや穴が設けられていることが好ましい。
なお、左右一対である押え片13は、ウェブ部12近傍から先端にかけて内側にすぼんでいることが好ましい。この場合の左右の押え片(13L,13R)間の距離は、ウェブ部12近傍で振れ止め5のウェブ部の外寸と等しくもしくはやや大きく、左右の押え片(13L,13R)の先端で振れ止め5のウェブ部の外寸よりやや小さい。この構成とすることにより、振れ止め5をより強固に押さえることができる。
さらには左右の押え片13は、ウェブ部12近傍から先端にかけて内側にすぼんでいて、先端付近で外側に反っていることがより好ましい(図14,図17参照)。この場合の前記左右の押え片(13L,13R)間の距離は、ウェブ部12近傍で振れ止め5のウェブ部の外寸と等しくもしくはやや大きく、一番すぼんでいるところで、振れ止め5のウェブ部の外寸よりやや小さく、先端で振れ止め5のウェブ部の外寸より大きい。この構成とすることにより、振れ止め5を、容易に、かつ、より強固に押さえることができる。
また、左右一対である押え片13は、左右の押え片(13L,13R)のそれぞれの内側面に、振れ止め5に上から押え片13に嵌めこんだ際に、振れ止め5の左右のフランジ部の下端縁に引っかかることが可能な突起を有していることが好ましい。
以上の通り、振れ止め押え金具7により、ライトゲージ3,3と振れ止め5の接合を容易に施工でき、かつ十分な接合強度を確保できる。
なお、前記少なくとも一つの分岐片(14Ls,14Ru)におけるライトゲージ3のリップ部(3L,3R)の外側面に当接する部分と、前記他の分岐片(14Lu,14Rs)におけるライトゲージ3のリップ部(3L,3R)の内側面に当接する位置との間の、該振れ止め押え金具7のフランジ部面に対して垂直な方向の距離は、ライトゲージ3のリップ部の板厚以下であることが好ましい。
なお、前記少なくとも一つの分岐片(14Ls,14Ru)の縦方向の外寸は、10mm以上35mm以下であることが好ましい。より好ましくは、二股の振れ止め押え金具7の場合で、20mm以上30mm以下であり、三股の振れ止め押え金具7の場合で、10mm以上30mm以下である。
前記少なくとも一つの分岐片(14Ls,14Ru)と、ライトゲージ3のリップ部(3L,3R)の外側面との重なり部分の横(左右)方向の長さは、8mm以上25mm以下であることが好ましく、より好ましくは10mm以上20mm以下である。他の分岐片(14Lu,14Rs)が、ライトゲージ3,3のリップ部(3L,3R)の内側面との重なり部分の横(左右)方向の長さは、8mm以上25mm以下であることが好ましく、より好ましくは10mm以上20mm以下である。
前記左右の押え片(13L,13R)間の距離は、前記左右の押え片(13L,13R)がそれぞれ振れ止め5の左右のフランジ部外側面に当接する長さであることが好ましい。
なお、振れ止め押え金具7が三股の場合、前記少なくとも一つの分岐片は、図17〜図19において14Lm,14Ru,14Rsとなり、前記他の分岐片は、図17〜図19において14Lu,14Ls,14Rmとなる。
本発明の鋼製下地による耐震間仕切り構造、ライトゲージ取付金具および振れ止め押え金具は、高さ5mを超える耐震間仕切りを施工するのに特に有用である。
A ウェブ外寸
B フランジ外寸
P1 ライトゲージと一対のライトゲージとの間隔
P2 複数の一対のライトゲージの間隔
b ボードビス
c リップ外寸
f フランジ部
w ウェブ部
r リップ部
t 板厚
1 天井ランナー
1’ 従来の間仕切り構造における天井ランナー
2 床ランナー
2’ 従来の間仕切り構造における床ランナー
3 ライトゲージ
3W 背合わせされた一対のライトゲージ
3Wt 一対のライトゲージ3Wの背合わせ面(当接面)
3L ライトゲージ3の左側リップ部
3R ライトゲージ3の右側リップ部
3K ライトゲージ3の貫通孔
3Ks ライトゲージ3の貫通孔の挿入部
3Km ライトゲージ3の貫通孔の左右一対の嵌合溝
3Kt ライトゲージ3の貫通孔の一つの嵌合溝
4 スタッド
4K スタッド4の貫通孔
4Ks スタッド4の貫通孔の挿入部
4Km スタッド4の貫通孔の左右一対の嵌合溝
4Kt スタッド4の貫通孔の一つの嵌合溝
4’ 従来の間仕切り構造におけるスタッド
5 振れ止め
5’ 従来の間仕切り構造における振れ止め
6 ライトゲージ取付金具
7 振れ止め押え金具
8 壁材
9 ライトゲージ取付金具6のウェブ部
9k ライトゲージ取付金具6のウェブ部9の穴
10 ライトゲージ取付金具6のフランジ部
10L ライトゲージ取付金具6の左側挟着片
10R ライトゲージ取付金具6の右側挟着片
10Lu ライトゲージ取付金具6の左側挟着片の上側分岐片
10Lm ライトゲージ取付金具6の左側挟着片の中央分岐片
10Ls ライトゲージ取付金具6の左側挟着片の下側分岐片
10Ru ライトゲージ取付金具6の右側挟着片の上側分岐片
10Rm ライトゲージ取付金具6の右側挟着片の中央分岐片
10Rs ライトゲージ取付金具6の右側挟着片の下側分岐片
11 ピン
12 振れ止め押え金具7のウェブ部
13 振れ止め押え金具7の押え片
13L 振れ止め押え金具7の左側押え片
13R 振れ止め押え金具7の右側押え片
14 振れ止め押え金具7のフランジ部
14L 振れ止め押え金具7の左側挟着片
14R 振れ止め押え金具7の右側挟着片
14Lu 振れ止め押え金具7の左側挟着片の上側分岐片
14Ls 振れ止め押え金具7の左側挟着片の下側分岐片
14Ru 振れ止め押え金具7の右側挟着片の上側分岐片
14Rs 振れ止め押え金具7の右側挟着片の下側分岐片
15 従来の間仕切り構造における床
16 従来の間仕切り構造における天井
17 従来の間仕切り構造におけるアングル
18 従来の間仕切り構造における角鋼

Claims (14)

  1. 天井に設置された天井ランナーと、床に設置された床ランナーと、該天井ランナーと該床ランナーとの間に立設された厚肉のC型鋼である複数のライトゲージと、前記天井ランナーを介して前記複数のライトゲージを天井に固定する複数の固定金具と、前記床ランナーを介して前記複数のライトゲージを床に固定する複数の固定金具と、前記複数のライトゲージを水平方向に貫通する複数の振れ止めと、該複数の振れ止めを前記ライトゲージに接合する複数の接合金具と、前記ライトゲージの側面に貼設された壁材とを備え、
    前記接合金具が、ウェブ部と、該ウェブ部の左右それぞれから延出して該ウェブ部とともに断面略コの字状を形成する押え片と、該ウェブ部と略垂直をなすフランジ部とからなり、該フランジ部は左右にそれぞれに、少なくとも二股に分岐している挟着片を有しており、左右の挟着片それぞれについて、前記少なくとも二股に分かれた挟着片の少なくとも一つの分岐片が前記ライトゲージのリップ部の外側面に当接し、他の分岐片が前記リップ部の内側面に当接して、前記ライトゲージに挟着されるものであって、該接合金具のウェブ部が振れ止めのウェブ部上面に当接し、左右の押え片がそれぞれ振れ止めの左右のフランジ部外側面に当接して、振れ止めを押さえるものである、振れ止め押え金具であり、
    前記ライトゲージには、複数の振れ止めを、それぞれ挿入させることができ、かつ振れ止めを嵌合する嵌合溝を有している貫通孔が複数、高さ方向に所定の間隔で設けられていることを特徴とする、鋼製下地による耐震間仕切り構造。
  2. 前記複数のライトゲージの間隔が、(一尺−30mm)以上(九尺+30mm)以下であることを特徴とする、請求項1記載の鋼製下地による耐震間仕切り構造。
  3. 3本以上の前記ライトゲージを備え、かつ前記ライトゲージ2本が背合わせ状態である一対のライトゲージを少なくとも1つ備えていることを特徴とする、請求項1記載の鋼製下地による耐震間仕切り構造。
  4. 4本以上の前記ライトゲージを備え、かつ前記一対のライトゲージを複数備えており、該複数の一対のライトゲージの間隔が、(一尺−30mm)以上(九尺+30mm)以下であることを特徴とする、請求項3記載の鋼製下地による耐震間仕切り構造。
  5. 前記固定金具が、ウェブ部と、該ウェブ部と略垂直をなすフランジ部とからなり、該フランジ部は左右にそれぞれに、少なくとも二股に分岐している挟着片を有しており、
    左右の挟着片それぞれについて、前記少なくとも二股に分かれた挟着片の少なくとも一つの分岐片が前記ライトゲージのリップ部の外側面に当接し、他の分岐片が前記リップ部の内側面に当接して、前記ライトゲージに挟着されるものであって、
    該固定金具のウェブ部に設けられた穴に、ピン、鋲、ネジ、ビスもしくはボルトが挿入されて、天井もしくは床にそれぞれ天井ランナー、床ランナーを介して固定されるものである、ライトゲージ取り付け金具であることを特徴とする、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の鋼製下地による耐震間仕切り構造。
  6. 高さが5mを超える鋼製下地による間仕切り構造であることを特徴とする、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の鋼製下地による耐震間仕切り構造。
  7. 天井に設置された天井ランナーと、床に設置された床ランナーと、該天井ランナーと該床ランナーとの間に立設された厚肉のC型鋼である複数のライトゲージと、前記天井ランナーを介して前記複数のライトゲージを天井に固定する複数の固定金具と、前記床ランナーを介して前記複数のライトゲージを床に固定する複数の固定金具と、前記複数のライトゲージの間に立設された少なくとも1本のスタッドと、前記複数のライトゲージと前記少なくとも1本のスタッドとを貫通する複数の振れ止めと、該複数の振れ止めを前記ライトゲージに接合する複数の接合金具と、前記ライトゲージまたは前記スタッドの側面に貼設された壁材とを備え、
    前記ライトゲージと前記スタッドには、複数の振れ止めを、それぞれ挿入させることができ、かつ振れ止めを嵌合する嵌合溝を有している貫通孔が複数、高さ方向に所定の間隔で、前記ライトゲージと前記スタッドとで同じ高さに設けられていることを特徴とする、鋼製下地による耐震間仕切り構造。
  8. 前記複数のライトゲージの間隔が、(一尺−30mm)以上(九尺+30mm)以下であることを特徴とする、請求項記載の鋼製下地による耐震間仕切り構造。
  9. 3本以上の前記ライトゲージを備え、かつ前記ライトゲージ2本が背合わせ状態である一対のライトゲージを少なくとも1つ備えていることを特徴とする、請求項記載の鋼製下地による耐震間仕切り構造。
  10. 4本以上の前記ライトゲージを備え、かつ前記一対のライトゲージを複数備えており、該複数の一対のライトゲージの間隔が、(一尺−30mm)以上(九尺+30mm)以下であることを特徴とする、請求項記載の鋼製下地による耐震間仕切り構造。
  11. 前記固定金具が、ウェブ部と、該ウェブ部と略垂直をなすフランジ部とからなり、該フランジ部は左右にそれぞれに、少なくとも二股に分岐している挟着片を有しており、
    左右の挟着片それぞれについて、前記少なくとも二股に分かれた挟着片の少なくとも一つの分岐片が前記ライトゲージのリップ部の外側面に当接し、他の分岐片が前記リップ部の内側面に当接して、前記ライトゲージに挟着されるものであって、
    該固定金具のウェブ部に設けられた穴に、ピン、鋲、ネジ、ビスもしくはボルトが挿入されて、天井もしくは床にそれぞれ天井ランナー、床ランナーを介して固定されるものである、ライトゲージ取り付け金具であることを特徴とする、請求項から請求項10のいずれか1項に記載の鋼製下地による耐震間仕切り構造。
  12. 前記接合金具が、ウェブ部と、該ウェブ部の左右それぞれから延出して該ウェブ部とともに断面略コの字状を形成する押え片と、該ウェブ部と略垂直をなすフランジ部とからなり、該フランジ部は左右にそれぞれに、少なくとも二股に分岐している挟着片を有しており、
    左右の挟着片それぞれについて、前記少なくとも二股に分かれた挟着片の少なくとも一つの分岐片が前記ライトゲージのリップ部の外側面に当接し、他の分岐片が前記リップ部の内側面に当接して、前記ライトゲージに挟着されるものであって、
    該接合金具のウェブ部が振れ止めのウェブ部上面に当接し、左右の押え片がそれぞれ振れ止めの左右のフランジ部外側面に当接して、振れ止めを押さえるものである、振れ止め押え金具であることを特徴とする、請求項から請求項11のいずれか1項に記載の鋼製下地による耐震間仕切り構造。
  13. 高さが5mを超える鋼製下地による間仕切り構造であることを特徴とする、請求項から請求項12のいずれか1項に記載の鋼製下地による耐震間仕切り構造。
  14. 厚肉のC型鋼であるライトゲージと振れ止めを接合するための接合金具であって、
    ウェブ部と、該ウェブ部の左右それぞれから延出して該ウェブ部とともに断面略コの字状を形成する押え片と、該ウェブ部と略垂直をなすフランジ部とからなり、該フランジ部は左右にそれぞれに、少なくとも二股に分岐している挟着片を有しており、
    左右の挟着片それぞれについて、前記少なくとも二股に分かれた挟着片の少なくとも一つの分岐片が前記ライトゲージのリップ部の外側面に当接し、他の分岐片が前記リップ部の内側面に当接して、前記ライトゲージに挟着されるものであって、
    該接合金具のウェブ部が振れ止めのウェブ部上面に当接し、左右の押え片がそれぞれ振れ止めの左右のフランジ部外側面に当接して、振れ止めを押さえるものであることを特徴とする、振れ止め押え金具。
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