JP5380658B2 - 排水装置の取り付け構造 - Google Patents
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Description
本発明は、洗面台や流し台、浴槽等の排水機器と、排水を下水側に排出する為の排水配管との接続に用いられる排水装置に関するものである。
従来より、洗面台、流し台、浴槽など使用によって排水を生じる各種の機器(以後「排水機器」と呼ぶ)と、排水を下水側に排出する為の排水配管とを接続するために、図5に示したような排水装置が知られている。以下に、従来用いられてきた排水装置とその使用例を、図面を参照しつつ説明する。
排水装置本体は、内部に排水流路を形成する、排水装置の側面及び底面に配された外壁部と、該外壁部側面に設けた排出口と、排水装置本体の上方に配した、排水機器の取着孔周縁に当接する天板部と、該天板部に設けた、雌螺子部を有する開口部と、から成る。
フランジ部材は、排水装置本体の開口部の雌螺子部と螺合する雄螺子部を外周側壁に設けた筒状部と、該筒状部の上端側に外側方向に向けて突出させたフランジ部から成る。
次に排水装置本体の開口部の雌螺子部に、フランジ部材の筒状部の外周面の雄螺子部を螺合させ、排水装置の取付が完了する。
更に排水装置の排出口に下水側の排水配管を接続して排水装置の施工が完了する。
近年、マンションなどの集合住宅においては、各階の上下幅を狭くすることで、建物全体の高さを変更することなく、建物内の階数を増加しようとする傾向にある。この場合に、居住空間の高さ幅を狭めることは快適な生活の妨げになるため、床下の配管部分の高さ幅を狭めることで各階の上下幅を狭くする、所謂低床配管が増加している。この低床配管の達成のために、前述した排水装置などもその上下幅を可能な限り狭くすることが要求されている。
本発明は上記問題点に鑑み発明されたもので、螺合部分の係り強度を確保しながら排水装置の高さ幅を狭め、且つ排水流路の閉塞による排水性能の悪化を防ぐ排水装置を提供するものである。
請求項1に記載の排水接続管は、内部に排水流路を形成する、側面及び底面に配した外壁部(2)、上方に配した、排水機器の取着孔周縁に当接する天板部(3)、外壁部(2)側面に設けた排出口(4)、雌螺子部(6)を有する開口部(5)、から成る排水装置本体(1)と、
排水装置本体(1)の開口部(5)の雌螺子部(6)と螺合する雄螺子部(9)を外周側壁に設けた筒状部(8)、及び該筒状部(8)の上端側に外側方向に向けて突出させたフランジ部(10)から成り、開口部(5)に接続された際に該フランジ部(10)と排水装置本体(1)の天板部(3)の一部又は全部とで、排水機器に設けられた取着孔の周縁を挟持して排水装置を排水機器に取着固定するフランジ部材(7)と、から構成されて成る排水装置において、
前記天板部(3)は外壁部(2)の外周より外側に突出して成り、
排水装置本体(1)の開口部(5)周縁に、垂直に立ち上がる立上部(11)を備えるとともに、
該立上部(11)内、及び前記外壁部(2)内周に少なくとも排出口の上縁近傍にまで亘って連続する雌螺子部(6)を延設し、
且つ雄螺子部(9)の高さ幅が、開口部(5)周縁の天板部(3)上面から、
開口部(5)下方の排水流路の上端までの高さ幅よりも大きく、
施工完了時において、フランジ部材(7)の高さ寸法が、フランジ部(10)から開口部(5)下方の排水流路の上端までの高さ寸法と略同一かそれ以下であって、
フランジ部材(7)下端が開口部(5)下方の排水流路の中に飛び出さないことを特徴とする排水装置である。
雄螺子部(9)の高さ幅が、立上部(11)上端から、開口部(5)下方の排水流路の上端までの高さ幅と略同一か、それ以下であることを特徴とする排水装置である。
以下に本発明の第一実施例を、図面を参照しつつ説明する。
図1に示した本発明の実施例は、排水装置本体(1)、フランジ部材(7)、及び両者を水密的に接続する為のパッキング(P)よりなる。
排水装置本体(1)は、内部に排水流路を形成する、側面及び底面に配した外壁部(2)と、上方に配した、排水機器の取着孔周縁に当接する天板部(3)と、外壁部(2)側面に設けた排出口(4)と、雌螺子部(6)を有する開口部(5)と、から構成され、更に排水装置本体(1)の開口部(5)周縁に、垂直方向に立ち上がった立上部(11)を備えて成る。また該立上部(11)内には雌螺子部(6)を開口部(5)から延設し、且つ後述する雄螺子部(8)の高さ幅が、開口部(5)周縁の天板部(3)から、開口部(5)下方の排水流路の上端までの高さ幅よりも大きく成るように構成されて成る。
フランジ部材(7)は、排水装置本体(1)の開口部(5)の雌螺子部(6)と螺合する雄螺子部(9)を外周側壁に設け、更にその内部に排水流路に連通する排水口(12)を備えた筒状部(8)と、該筒状部(8)の上端側に外側方向に向けて突出させたフランジ部(10)から成る。
この際に、フランジ部材(7)の筒状部(8)下端は、排水装置本体(1)の中に形成されている排水流路の中に飛び出し、排水流路の一部を狭めたりすることがなく、或いは仮に一部を狭めることがあっても従来例の排水装置のそれよりも遙かに軽微なため、排水装置の排水性能が悪化することはほとんどない。
これによって、図3の従来例(左側)と本発明の実施例(右側)の比較参考図からも明らかなように、立上部(11)分だけ雄螺子部の下端が排水流路の中に入り込まないか、あるいは入り込んでも従来例に比べて排水流路の閉塞は緩和される。
例えば、上記実施例においては、排水装置を、排水エルボと呼ばれる、内部に排水が単純に流れるような構造としているが、図4に示したように、下水側から臭気や害虫類が逆流してくることを防止する機能を備えた排水装置としても上記実施例と同様の効果を得ることができる。
1)請求項1及び請求項2に記載の本発明に置いては、排水装置の開口部に立ち上がり部を設け、該立上部内にも雌螺子部を延設したため、螺合の係り強度を確保したまま、立上部の分だけフランジ部材の雄螺子部を幅狭とすることができ、排水流路の閉塞が無くなったり、又は閉塞を緩和することができる。
2)請求項3に記載の本発明においては、1)に記載した効果を、トラップ機能を備えた排水装置に付与することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例の施工した状態を示す断面図である。
【図2】 本発明の実施例の部材構成を示す斜視図である。
【図3】 従来例の排水装置と、本発明の実施例における排水装置との施工状態を比較した参考図である。
【図4】 本発明を、排水トラップと呼ばれる排水装置に採用した実施例を示す断面図である。
【図5】 従来例の排水装置を示す断面図である。
【図6】 従来例の排水装置の、取着孔周縁の厚みの違いによって生じる施工状態の差異を示す参考図である。
【符号の説明】
1 排水装置本体 2 外壁部
3 天板部 4 排出口
5 開口部 6 雌螺子部
7 フランジ部材 8 筒状部
9 雄螺子部 10 フランジ部
11 立上部 12 排水孔
P パッキング
Claims (3)
- 内部に排水流路を形成する、側面及び底面に配した外壁部(2)、上方に配した、排水機器の取着孔周縁に当接する天板部(3)、外壁部(2)側面に設けた排出口(4)、雌螺子部(6)を有する開口部(5)、から成る排水装置本体(1)と、
排水装置本体(1)の開口部(5)の雌螺子部(6)と螺合する雄螺子部(9)を外周側壁に設けた筒状部(8)、及び該筒状部(8)の上端側に外側方向に向けて突出させたフランジ部(10)から成り、開口部(5)に接続された際に該フランジ部(10)と排水装置本体(1)の天板部(3)の一部又は全部とで、排水機器に設けられた取着孔の周縁を挟持して排水装置を排水機器に取着固定するフランジ部材(7)と、から構成されて成る排水装置において、
前記天板部(3)は外壁部(2)の外周より外側に突出して成り、
排水装置本体(1)の開口部(5)周縁に、垂直に立ち上がる立上部(11)を備えるとともに、
該立上部(11)内、及び前記外壁部(2)内周に少なくとも排出口の上縁近傍にまで亘って連続する雌螺子部(6)を延設し、
且つ雄螺子部(9)の高さ幅が、開口部(5)周縁の天板部(3)上面から、
開口部(5)下方の排水流路の上端までの高さ幅よりも大きく、
施工完了時において、フランジ部材(7)の高さ寸法が、フランジ部(10)から開口部(5)下方の排水流路の上端までの高さ寸法と略同一かそれ以下であって、
フランジ部材(7)下端が開口部(5)下方の排水流路の中に飛び出さないことを特徴とする排水装置。
- 上記請求項1に記載の排水装置において、
雄螺子部(9)の高さ幅が、立上部(11)上端から、開口部(5)下方の排水流路の上端までの高さ幅と略同一か、それ以下であることを特徴とする排水装置。
- 上記請求項1若しくは請求項2に記載の排水装置において、
排水装置に、下水側からの異臭や害虫類の逆流を防止するトラップ機能を備えたことを特徴とする排水装置。
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