JP5381038B2 - 冷却システム、制御装置及び制御プログラム - Google Patents
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このような冷却システムに使用される冷媒循環回路は、冷媒を圧縮する圧縮機と、圧縮
機と異なる機器であり、圧縮機と共に冷媒循環回路を構成する構成機器とを有する。ここで、構成機器とは、空調システムにおいては例えば熱交換機であり、冷蔵・冷凍システムにおいては例えばショーケースや凝縮器である。
本実施形態では、(1)冷却システムの全体概略構成、(2)統合コントローラの構成、(3)統合コントローラの動作、(4)作用及び効果、の順に説明する。
まず、図1及び図2を用いて、本実施形態に係る冷却システムの全体概略構成について説明する。図1は、本実施形態に係る冷却システム1の全体概略構成図である。
店舗Sには、圧縮機51、凝縮器52、ショーケース53,54,55,…、及び冷媒配管Pを有する冷媒循環回路が設置されている。本実施形態において、圧縮機51、凝縮器52、ショーケース53,54,55,…のそれぞれは、冷媒循環回路を構成する構成機器であり、冷媒配管Pによって連通される。
店舗Sには、各種のコントローラが設置されている。具体的には、店舗Sには、圧縮機51を制御する圧縮機コントローラ20、凝縮器52を制御する凝縮器コントローラ30、ショーケース53,54,55…を制御するショーケースコントローラ40a,40b,40c,…、及び統合コントローラ10が設置されている。以下においては、圧縮機コントローラ20、凝縮器コントローラ30、ショーケースコントローラ40a,40b,40c,…を総称して適宜「機器コントローラ」と呼ぶ。
図2は、統合コントローラ10と機器コントローラとの通信形態を説明するための図である。
次に、図3〜図7を用いて、統合コントローラ10の構成について説明する。統合コントローラ10は、CPU及びメモリなどを有する少なくとも1つのコンピュータを用いて構成される。
図3は、統合コントローラ10の機能ブロック構成図である。なお、以下では、本発明に関連する部分を主として説明する。
次に、異常検出部13によって実行される異常検出処理について詳細に説明する。
式(2)において、“a”は、以下の式(3)を用いて表される。
次に、通信制御部12によって実行されるデータ通信処理について説明する。
次に、表示部15によって表示される表示画面例について説明する。図7は、表示部15によって表示される表示画面例を示す図である。
次に、図8〜図10を用いて、統合コントローラ10の動作について説明する。
(3.1)統合コントローラの動作
図8は、統合コントローラ10の動作を示すフローチャートである。
次に、統合コントローラ10と機器コントローラとの間で実行されるデータ通信シーケンスについて説明する。
図9は、通常運転時におけるデータ通信シーケンスを示すシーケンス図である。ここでは、統合コントローラ10が各機器コントローラと順に通信する場合について説明する。
図10は、応急運転時におけるデータ通信シーケンスを示すシーケンス図である。ここでは、ショーケースコントローラ40aが制御するショーケース内のセンサが代替センサとして選択されている場合について説明する。
本実施形態によれば、制御データ生成部16或いは圧縮機コントローラ20は、異常検出部13によって吸入圧力センサ51dの異常が検出された場合に、吸入圧力センサ51dに代えて、ショーケース53,54,55…に設けられた温度センサ53b,54b,55b…のいずれか1つを代替センサとして用いて圧縮機51を制御する。したがって、吸入圧力センサ51dに異常が発生しても、圧縮機51の運転を適切に継続できる。
上述したように、圧縮機コントローラ20は、吸入圧力センサ値と、吸入圧力の目標値との誤差を低下させるように圧縮機51を制御している。したがって、吸入圧力センサ51dが正常である場合には、誤差は小さく保たれる。一方で、吸入圧力センサ51dに異常が発生した場合には、誤差は小さく保たれずに増加する。
上述した第1実施形態では、制御データ生成部16が吸入圧力センサ補完値を算出し、通信制御部12が吸入圧力センサ補完値を圧縮機コントローラ20に送信及び設定する一例について説明した。
上述した第1実施形態では、制御データ生成部16が、回帰直線を用いて吸入圧力センサ補完値を算出する一例について説明した。しかしながら、回帰直線を用いて吸入圧力センサ補完値を算出する場合に限らず、テーブル用いて、代替センサの温度センサ値を吸入圧力センサ補完値に変換する構成でもよい。
本実施形態では、代替センサをユーザが選択可能な構成について説明する。また、本実施形態では、上述した第1実施形態と重複する説明については省略する。
次に、本発明の第3実施形態について説明する。本実施形態では、上述した第1実施形態と重複する説明については省略する。
図13は、本実施形態に係る冷却システムの全体概略構成図である。なお、図13においては、図1に示した遠隔監視サーバ102などの図示を省略している。
図14は、本実施形態に係る統合コントローラ10の機能ブロック構成図である。
ショーケースB:−2℃
ショーケースC:−5℃
ショーケースD:−3℃
ショーケースE:−5℃
ショーケースF:−5℃
ここで、流量調整器53e,54e,55e…における弁の開度が大きいほど、庫内温度は低くなる。つまり、庫内温度が低いショーケースほど、流量調整器53e,54e,55e…における弁の開度が大きく、吸入圧力との相関が高いことになる。したがって、機器特定部19は、庫内温度が最も低いショーケース、すなわちショーケースC,E,Fを特定する。あるいは、予め定められた範囲の温度が例えば−6℃〜−4℃である場合には、同様に、ショーケースC,E,Fが特定される。
本実施形態によれば、通信制御部12は、調整量情報として、温度センサ値を取得する。すなわち、流量調整器53e,54e,55e…における弁の開度が大きいほど、庫内温度が低くなり、吸入圧力と庫内温度との相関が高くなる。
上記のように、本発明は実施形態によって記載したが、この開示の一部をなす論述及び図面はこの発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施形態、実施例及び運用技術が明らかとなる。
上述した冷媒循環回路は、種々の変更が可能である。図15は、冷媒循環回路の変更例を説明するための図である。図15では、凝縮器52とショーケース53,54,55…との間において冷媒配管Pに連通されたサブクーラー70を有している。サブクーラー70は、ショーケース53,54,55…の冷却能力を向上させるために用いられる。本実施形態においては、圧縮機51、凝縮器52、ショーケース53,54,55,…、及びサブクーラー70のそれぞれは、冷媒循環回路を構成する構成機器である。
上述した優先度・優先順位は、ユーザが設定及び変更可能である。図17は、優先度・優先順位の設定の具体例を示す図である。
上述した実施形態では、異常検出部13、代替センサ選択部14、及び制御データ生成部16が統合コントローラ10に設けられていた。しかしながら、上述した統合コントローラ10の各機能ブロック、例えば異常検出部13、代替センサ選択部14、及び制御データ生成部16などを各機器コントローラに分散して配置するシステム構成でもよい。
上述した実施形態では、店舗などに設置されるショーケース内の商品を冷蔵・冷凍するシステム構成について説明した。しかしながら、店舗などの室内空間の空調を行う空調システムに対しても本発明を適用可能である。
なお、上述した実施形態で説明した各動作フローをコンピュータプログラムとして実装し、統合コントローラ10として機能するコンピュータ等に実行させることが可能である。
図19は、図1,図13,図15、図16におけるショーケースコントローラとショーケースおよび各構成機器用センサの間の接続を説明する図である。
吸入圧力センサの代替センサとして、冷媒配管上で吸入圧力センサとの距離が近い構成機器用センサを優先的に選択してもよい。
Claims (7)
- 冷媒を圧縮する圧縮機と、前記圧縮機と異なる機器であり、前記圧縮機と共に冷媒循環回路を構成する少なくとも1つの構成機器とを備える冷却システムであって、前記圧縮機に設けられ、前記冷媒の物理量である第1の物理量を第1のセンサ値として検出する圧縮機用センサと、前記構成機器に設けられ、前記第1物理量から影響を受ける、又は前記第1物理量に影響を与える密接な関係を有する物理量である第2物理量を第2センサ値として検出する構成機器用センサと、前記構成機器用センサを複数設け、これら構成機器用センサのそれぞれが検出した前記第2センサ値と、前記第1センサ値との相関の関係を表す相関係数を前記第2センサ値毎に算出する相関係数算出部を設けてなり、通常運転時において、前記圧縮機用センサを用いて前記圧縮機を制御する圧縮機制御部と、前記圧縮機用センサの異常を検出する異常検出部とを有し、前記機器制御部は、前記異常検出部によって前記異常が検出された場合に、前記圧縮機センサに代えて、前記構成機器用センサを用いて前記圧縮機を制御するものであって、前記相関係数算出部が相関関数を用いて算出した前記相関係数に基づき、前記構成用センサの中から、前記第1センサ値と最も相関の高い前記第2センサ値を検出した前記構成機器用センサを、前記圧縮機の制御に用いる前記構成機器用センサである代替センサ選択部を有してなる冷却システム。
- 冷媒を圧縮する圧縮機と、
前記圧縮機と異なる機器であり、前記圧縮機と共に冷媒循環回路を構成する少なくとも1つの構成機器とを備える冷却システムであって、前記圧縮機に設けられ、前記冷媒の物理量である第1の物理量を第1のセンサ値として検出する圧縮機用センサと、前記構成機器に設けられ、前記第1物理量から影響を受ける、又は前記第1物理量に影響を与える密接な関係を有する物理量である第2物理量を第2センサ値として検出する構成機器用センサと、前記構成機器用センサを複数設け、これら構成機器用センサのそれぞれが検出した前記第2センサ値の統計値と、前記第1センサ値との相関の関係を表す相関係数を前記第2センサ値の統計値に対応させて算出する相関係数算出部を設けてなり、通常運転時において、前記圧縮機用センサを用いて前記圧縮機を制御する圧縮機制御部と、前記圧縮機用センサの異常を検出する異常検出部とを有し、前記機器制御部は、前記異常検出部によって前記異常が検出された場合に、前記圧縮機センサに代えて、前記構成機器用センサを用いて前記圧縮機を制御するものであって、前記相関係数算出部が相関関数を用いて算出し
た前記相関係数に基づき、前記構成用センサの中から、前記第1センサ値と最も相関の高い前記第2センサ値を検出した前記構成機器用センサを、前記圧縮機の制御に用いる前記構成機器用センサである代替センサ選択部を有してなる冷却システム。 - 前記構成機器は、複数設けられており、
前記構成機器のそれぞれに設けられ、前記第2物理量を調整する調整機構と、前記物理量を調整する度合いの大きさを示す調整量に基づき、前記構成機器の中から、前記第2物理量を調整する度合いが最適値となる前記調整機構を有する前記構成機器を特定する機器特定部とを有する請求項1または2に記載の冷却システム。 - 前記代替センサ選択部は、前記機器特定部によって特定された前記構成機器に設けられた前記構成用センサから、前記相関関係算出部において相関関係を用いて算出された相関係数を用いて、前記代替センサを選択する請求項3に記載に冷却システム。
- 前記構成機器用センサのそれぞれが検出する前記第2センサ値を前記圧縮機制御部へ伝送する通信制御部と、前記構成機器を制御する複数の機器制御部とをさらに有し、前記通信制御部は、前記機器制御部と通信することによって前記機器制御部から前記第2センサ値を取得しており、前記異常検出部によって前記異常が検出された場合、前記代替センサを有する前記構成機器を制御する前記機器制御部を、他の前記機器制御部よりも優先して通信の対象とし、かつ、前記通信制御部は、前記異常検出部によって前記異常が検出された場合に、前記代替センサが検出する前記第2センサ値を含む重要データを抽出し、他の前記構成機器用センサが検出する前記第2センサ値を含む通常データよりも前記重要データを優先し、前記重要データの伝送頻度を前記通常データの伝送頻度よりも多くして前記圧縮機制御部へ伝送する請求項1〜4のいずれか1項に記載の冷却システム。
- 前記異常検出部は、前記相関関係算出部が相関関数を用いて算出した前記相関係数に基づき、前記第1センサ値と前記第2センサ値との相関の高さが全て所定基準を下回ったか否かを判定し、前記相関の高さが全て前記所定基準を下回った場合に前記異常が発生したとして、前記異常を検出する請求項1〜5のいずれか1項に記載の冷却システム。
- 前記異常検出部によって前記異常が検出された場合に、前記異常が検出された旨と、前記構成機器用センサの中から前記代替センサを選択した旨とをユーザに通知する通知部をさらに有する請求項1〜6のいずれか1項に記載の冷却システム。
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