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JP5383091B2 - ディスプレイユニット - Google Patents
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Description

本発明は、電子スチルカメラ等の電子機器に装着されて画像を表示するのに用いられるディスプレイユニットに関する。
従来の電子スチルカメラのモニター画面等で使用される液晶ディスプレイユニットには、液晶セルを用いたバックライト方式の液晶ユニットがある。
このような液晶ユニットでは、金属製で枠状に形成された上下一対のベゼルの間に、樹脂製のスペーサを介して、ガラス基板を利用して構成した画像表示用部材である液晶セルとバックライト用の各種部材を重ねて保持する構造を採るのが普通である。
一般に、液晶セルで使用しているガラス基板は、作成時、カッターにより溝を付けた溝に沿って割っていくスクライブ アンド ブレイク作業を伴うため外形公差が大きく、またその端面にはバリや欠けにより凹凸が出来ている。しかし液晶セルのガラス基板には、位置決めのための穴を開けることができないので、外形の寸法精度にバラツキが大きいガラス基板外周部を位置決め用に使用せざるを得ない。このためガラスの位置出しは、非常に困難であり液晶ユニット完成時の表示位置にバラツキが多くなり、見栄えが悪くなる。
そこで、従来の液晶ユニットでは、樹脂スペーサの枠内に向けて突出するように設けた複数の位置決め用の突起を、液晶セルのガラス基板の周囲に押し当てて液晶セルを位置決め保持する方法が提案されている。(例えば、特許文献1参照)
特開2007−193262号公報(第7頁、図4)
しかし、従来の方法では、電子スチルカメラ本体の液晶窓部分に装着される液晶ユニットの組み付け精度が低くなる。よって、従来の方法を用いた場合には、カメラ本体の画像表示用の液晶窓と、液晶ユニットにおける画像表示用部材の表示エリアとの位置がずれて片寄り、外観を損なうことが多かった。
そこで、この従来の方法を用いる場合には、液晶表示部のズレや回転方向のズレを抑えるために、樹脂スペーサの枠内に高さを調整して突設した複数の突起部の中に、液晶セルが軽圧入気味に保持されるよう構成する必要があった。
また、液晶ユニットは、薄型化のためにガラス基板で構成した部材である液晶セルのガラス基板自体も薄型化が求められており、液晶セルを構成するガラス厚を薄く構成する傾向にある。このようにガラス厚を薄くした液晶セルでは、その製造工程における薄いガラスを切断する製造工程で、ガラスの切断部である外周部(カッターの入る部分)にバリやマイクロクラックを発生し易い。このため液晶セルを樹脂スペーサに取り付ける際に、バリやマイクロクラックが発生しているガラス基板の外周部を樹脂スペーサの突起部が擦るとバリの部分が削られてガラス部分に欠けや割れを発生し易い。
このようにしてガラス部分が削られて発生したバリが、バックライト面に入ってしまった場合には、液晶ユニットで異物混入による表示不良を引き起こし、不良品となってしまう。さらに、ガラス基板の切断部にバリが出た状態の液晶セルを、樹脂スペーサの枠から突出する複数の突起部の中に圧入して組み込む際に、液晶セルが突起部の押圧力で割れてしまうことがあり、製品の歩留まりが悪かった。
また、枠状に形成された一対のベゼルの間に樹脂製のスペーサを介して、液晶セル等を位置決め保持する構成では、液晶セルのガラス基板の欠けた部分に、スペーサの突起部が入り込むようにして組み付けられる場合がある。
このような場合には、スペーサと液晶セルとの間で、回転方向のズレが大きくなってしまう。そこで、これを抑制するため、この液晶ユニットでは、スペーサに設ける突起部の数をある程度多めに設定する必要がある。しかし、この液晶ユニットでは、スペーサに突設する突起部の数を増加させると、ガラス基板のバリ部に乗り上げたりストレスを与えることにより破損する機会が増えてしまい、製品の歩留まりが悪くなるという問題があった。
また、スペーサに突設する突起部の数を増やすと、突起部とガラス面が擦れた際に発生するガラスの微小片が表示エリアに入る可能性が高くなることも問題であった。
本発明の目的は、保持部材に設けた突起部によって、ガラス基板で構成した画像表示用部材の位置決めを行うことにより、画像表示用部材の組み付け位置精度を向上し外観を良好にする。さらに、保持部材に設けた突起部がガラス基板で構成した画像表示用部材の端面にできたバリを押圧してガラス割れを生じることを抑制可能とする。加えて、ガラスが割れて生じたガラスの微小片が表示エリアに混入することを抑制可能としたディスプレイユニットを提供することにある。
本発明のディスプレイユニットは、ガラス基板を利用して構成した画像表示用部材と、前記画像表示用部材を保持する枠状に形成された保持部材と、前記保持部材を外側から囲むように覆うケーシング状に構成したベゼルと、前記下ベゼルとの間に前記保持部材を挟むように前記下ベゼルの外側に組み込まれる上ベゼルと、を有するディスプレイユニットにおいて、前記保持部材は、前記画像表示用部材の側辺部に当接して前記画像表示用部材を位置決め保持するガイド辺部と、記ガイド辺部と対向する辺の部分に片持梁状に形成された弾性腕部と、前記弾性腕部から、前記画像表示用部材に対向するように突設された突起部と、前記突起部が突設される方向とは反対方向に前記弾性腕部からに突設された被押圧凸部と、を有し、前記下ベゼルに前記上ベゼルを組み込む前の状態において、前記突起部は、前記画像表示用部材との間に隙間が設けられ、前記被押圧凸部は、前記下ベゼルの側部に形成された開口から突出した状態とされ、前記下ベゼルに前記ベゼルを組み込むことにより、前記ベゼルが前記下ベゼルの側部に形成された前記開口から突出する前記被押圧凸部を押し、前記弾性腕部を弾性変形させながら前記突起部を前記画像表示用部材に弾性的に押し付け、前記画像表示用部材を前記ガイド辺部に弾性的に押し付けた状態で保持することを特徴とする。
本発明によれば、下ベゼルに上ベゼルを組み付ける際に、保持部材に配置された突起部がベゼルに操作されて、ガラス基板で構成した画像表示用部材を弾性的に押圧して位置決めを行う。これにより、保持部材に対する画像表示用部材の取の付け位置精度を向上し、外観を良好にできる。さらに、組み立て工程では、保持部材に画像表示用部材を載置する際に、保持部材側に配置された突起部が画像表示用部材から離間するように隙間が設定されているので、画像表示用部材を突起部に対して圧入する必要が無い。よって、ガラス基板で構成した画像表示用部材の端面にできたバリを突起部が押圧してガラス割れを生じることを抑制し、製品の歩留まりを向上できる。加えて、突起部が押圧したときにガラスが割れて生じたガラスの微小片が表示エリアに混入することを抑制することができるという効果を奏する。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明のディスプレイユニットの実施の形態に係わる液晶ユニットにおける要部を取り出して示す要部拡大図である。
図2は、本発明の実施の形態に係わる液晶ユニットの分解斜視図である。
図3は、本発明の実施の形態に係わる液晶ユニットを備えた電子スチルカメラの斜視図である。
図4は、本発明の実施の形態に係わる液晶ユニットを取り出して示す斜視図である。
本実施の形態に係わる液晶ユニットは、図3に示すように、特に大型のLCDモニターを備えた小型、薄型化された電子スチルカメラTに装着して使用するのに適したものである。
図2に示すように、液晶ユニット本体Uは、ガラス基板で構成した画像表示用部材である液晶セル1、保持部材である樹脂スペーサ2、上ベゼル3、下ベゼル4と複数のシート類及びライトガイド5を備える。
この液晶ユニット本体Uに設置するバックライトは、ライトガイド5、反射シート6、拡散シート7、レンズシート8及び9、実装タイプのLEDが複数個並んだフレキシブル基板10を備える。このバックライトは、保持部材である樹脂スペーサ2に保持されて液晶ユニット本体U内に収納される。
このバックライトは、フレキシブル基板10に実装した複数個のLEDを光源として発光させる。このバックライトでは、LEDから発せられた光を、ライトガイド5で表示エリア内に導光し、拡散シート7で均一の光に調整し、2枚のレンズシート8、9により集光されて透過型の液晶セル1を背面からライトアップする。
この液晶ユニット本体Uでは、保持部材である樹脂スペーサ2に保持された画像表示用部材である液晶セル1、ライトガイド5及び各種シート類等を、上ベゼル3と下ベゼル4との間に、内包して挟み込む状態で一体化する。このため、図2及び図3に片側が図示されているように、上ベゼル3には、矩形平板枠の四辺の所定箇所から直角に折曲して立ち上げられた細側端部30を形成する。さらに、下ベゼル4には、矩形平板枠の両縦側の所定箇所から直角に折曲して立ち上げられた縦側部と、両横側から直角に折曲して立ち上げられた横側部とを形成する。
また、上ベゼル3の四隅の細側端部30には、フッキング用の穴3a,3bを計4箇所穿設する。また、これに対応して、下ベゼル4の四隅同位置の横側部と縦側部とには、フッキング用の穴3a,3bにそれぞれ係着するフッキング用の突起4a,4bを突設する。そして、上ベゼル3と下ベゼル4とは、重ね合わせるようにはめ合わせる組み付け操作により一体化する。この上ベゼル3と下ベゼル4との組み付け工程では、フッキング用の穴3a,3bにフッキング用の突起4a,4bを係着させてワンタッチで一体化し、図4に示す完成状態に組み立てることができる。すなわち、一体化された上ベゼル3と下ベゼル4とは、正面視が矩形枠状で、各辺部が樹脂スペーサー2の外側面を囲むようにカバーするケーシング状に構成する。
このように構成された上ベゼル3及び下ベゼル4は、これらの間に樹脂スペーサー2、ライトガイド5等を重ね合わせた状態で、外側から囲むように覆って挟み付けることにより一体化して保持する。
図4は、ディスプレイユニットである液晶ユニットの完成状態を示す斜視図である。
次に、樹脂スペーサ2に設けた少ない数の突起部によって、ガラス基板で構成した画像表示用部材である液晶セル1を、ガラスが破損しないようにして、適正位置に位置決めして保持可能とした液晶ユニットについて説明する。
この液晶ユニットを構成するための保持部材である樹脂スペーサ2は、図5に示すように構成する。図5は、本発明の実施の形態に係わる液晶ユニットに用いる樹脂スペーサを取り出して、液晶セルを取り付ける面側から見た正面図である。
この保持部材である樹脂スペーサ2は、横に長い長方形の枠状に形成する。この樹脂スペーサ2には、その短手方向の一方の縦辺(図5に向かって左側の縦辺)における中間から上角部へかけての所定2箇所に、液晶セル1を位置決め保持するための2つの押圧付勢部を配置する。これと共に、保持部材である樹脂スペーサ2には、その長手方向の一方の長辺(図では底辺に配置するものを示す)における両端部近くに液晶セル1を位置決め保持するための2つの押圧付勢部を配置する。
なお、長手方向の一方の長辺に設ける押圧付勢部は、実際の画像表示用部材である液晶セル1の使用状態で液晶セル1の自重のかからない、保持部材である樹脂スペーサ2の上辺に配置してもよい。
樹脂スペーサ2は、図1及び図9並びに図7及び図8に示すように、押圧付勢部を構成するため、弾性に富んだプラスチック等の樹脂材料で形成する。この押圧付勢部を構成するため、樹脂スペーサ2の枠体の各所定箇所には、一辺の長手方向に沿って延びる、片持梁状に形成した弾性腕部20a、20b、20c、20dを形成する。
この弾性腕部20a、20b、20c、20dの自由端部には、樹脂スペーサ2の枠内に向けて半円柱状に突出する頭部である突起部12a、12b、12c、12dを突設する。各突起部12a、12b、12c、12dの稜線部分は、角を丸めるように大きめの断面円弧形状に形成する。
押圧付勢部には、樹脂スペーサ2が上ベゼル3に組み込まれる前の外力が作用しない自然な状態で、突起部12a〜12dの円弧面と液晶セル1外周面との間に、所定間隔の隙間11a〜11dである組み付け用の遊びを設ける。
この組み付け用の遊びは、液晶セル1を樹脂スペーサ2に組み込む際に、液晶セル1の外周部と突起部12a〜12dとの干渉を防止するための隙間を構成するためのものである。
また、各弾性腕部20a、20b、20c、20dの自由端と基端との間の所定位置には、小突台状のリブである被押圧凸部14a、14b、14c、14dを突設する。この被押圧凸部14a、14b、14c、14dは、樹脂スペーサ2の枠の外側面から外側に向けて所定距離だけ突出するように構成する。各被押圧凸部14a、14b、14c、14dには、上ベゼル3に向いた部分を基端側から先端側へ向けて斜向する斜面に形成したテーパー面15aを設ける。このテーパー面15aは、上ベゼル3の端辺がテーパー面15a上を摺動して、各被押圧凸部14a、14b、14c、14dを樹脂スペーサ2の内側へ押し込むように弾性変形させる動作をガイドさせるためのものである。
これと共に、各被押圧凸部14a、14b、14c、14dの稜線部分は、角を丸めるように大きめの断面円弧形状に形成する。
なお、弾性腕部20a〜20dに設ける被押圧凸部14a〜14dは、突起部12a〜12dと反対側の位置近傍に配置しても良い。
この保持部材である樹脂スペーサ2では、押圧付勢部を配置した各辺に対向する各々の辺の枠の開口内部へ向いた内側面部を、液晶セル1の側辺部に平面で当接して位置決め保持するためのガイド辺部として構成する。
次に、押圧付勢部が設けられた樹脂スペーサ2を用いた液晶ユニット本体Uの組み立て工程について説明する。
この液晶ユニット本体Uの組み立てに当たっては、下ベゼル4に対して、図2に示す、樹脂スペーサ2に仮留された液晶セル1と、ライトガイド5とを組み付ける。このライトガイド5は、反射シート6、拡散シート7、レンズシート8及び9、実装タイプのLEDが複数個並んだフレキシブル基板10を一体化して構成したものである。
図5に示すように、樹脂スペーサ2を組み付けた下ベゼル4の縦側部では、各開口22を貫通して小突台状の被押圧凸部14a、14bが突出した状態にある。さらに、下ベゼル4の横側辺である底辺には、下ベゼル4から折曲して立ち上がる細側板が無いので、樹脂スペーサ2の小突台状の被押圧凸部14c、14dが、それぞれ下ベゼル4の横側辺である底辺から外方へ突出した状態にある。
また、図1及び図5に示すように、下ベゼル4に樹脂スペーサ2を組み込んだ状態では、樹脂スペーサ2の枠内に液晶セル1が収まっているが押圧付勢部によって固定されていない仮留状態となっている。すなわち、この仮留状態では、樹脂スペーサ2の押圧付勢部である各弾性腕部20a、20b、20c、20dが弾性変形していない自然な状態となっており、突起部12a〜12dが液晶セル1から離間した状態となっている。よって、この仮留状態では、液晶セル1が樹脂スペーサ2の枠内で若干移動可能な遊びを設けて載置された状態にセットされている。
また、樹脂スペーサ2に液晶セル1を組み込む作業工程では、液晶セル1を遊びが設定された樹脂スペーサ2の枠内スペースへ挿入することになる。すなわち、液晶セル1の外周辺と各突起部12a〜12dとの間に隙間のある状態で挿入することになる。よって、突起部12a〜12dが液晶セル1を構成するガラス基板のバリを引っ掛けて割ったり、ガラス端面を欠いたり又はガラス端面をこすってガラス片を削り落としたりすることを抑制できる。
次に、下ベゼル4に樹脂スペーサ2を介して液晶セル1が組み込まれると共に、ライトガイド5が組み込まれた状態のものに、上ベゼル3を組み付けて液晶ユニット本体Uを完成させる工程について説明する。
この上ベゼル3を組み付ける工程では、図10に示すように、樹脂スペーサ2を介して液晶セル1が組み込まれている下ベゼル4に対して、上ベゼル3をはめ合わせて一体化する。この工程では、上ベゼル3をはめ合わせる動作に伴って、樹脂スペーサ2の押圧付勢部で液晶セル1を位置決めして固定する。
すなわち、この動作では、上ベゼル3の外周辺から直角に折曲して立ち上げられた細側端部30の先端内側面部分が、押圧付勢部における被押圧凸部14a、14b、14c、14dの各テーパー面15a上を摺動することになる。
すると図7及び図8に示すように、押圧付勢部の被押圧凸部14a、14b、14c、14dが、樹脂スペーサ2の枠内部へ向かって押し込められる。これにより押圧付勢部の弾性腕部20a、20b、20c、20dは、基端部から弾性変形して、突起部12a、12b、12c、12dが液晶セル1の外周端部を弾性的に押圧する。
これにより矩形枠状の樹脂スペーサ2の枠内に載置された液晶セル1は、樹脂スペーサ2の縦側面部に配置した押圧付勢部の突起部12a、12bに付勢されて対向する縦側面部に圧接され片寄せされて位置決め保持される。これと同時に、樹脂スペーサ2の枠内に載置された液晶セル1は、樹脂スペーサ2の横側部に配置した押圧付勢部の突起部12c、12dに付勢されて対向する横側部に圧接され片寄せされて位置決め保持される。すなわち、液晶セル1は、矩形枠状の樹脂スペーサ2における直交する縦横の側部に同時に圧接され片寄せされて位置決め保持されることになる。
このように動作する押圧付勢部では、被押圧凸部14a、14b、14c、14dを弾性腕部20a〜20dの回動中心となる基端部寄りに配置することによって、突起部12a〜12dの移動量を大きくすることができる。また、この突起部12a〜12dの移動量は、被押圧凸部14a〜14dの突出高さにも関連する。よって、押圧付勢部の突起部12a〜12dの移動量は、弾性腕部20a〜20dにおける被押圧凸部14a〜14dの位置と、被押圧凸部14a〜14dの突出高さとで所要量に調整することができる。
また、この押圧付勢部では、突起部12a〜12dが液晶セル1を押圧するときの付勢力を、液晶セル1を片寄せさせて位置決め保持するのに十分で、かつ液晶セル1のガラス基板に損傷を与えない範囲に設定する。
この押圧付勢部では、突起部12a〜12dが液晶セル1を押圧するときの付勢力を、弾性腕部20a〜20dの断面積、材質、被押圧凸部14a〜14dの配置等で適宜設定する。この押圧付勢部では、図9に示すように、例えば、樹脂スペーサ2に許容最大サイズに近いガラス基板を持つ液晶セル1が入ってきた場合には、弾性腕部20aが弾性変形することで応力の増大を吸収する。よって、突起部12a〜12dが液晶セル1のガラス基板端部に強いストレスを与えて割れを誘発することを抑制できる。また、この押圧付勢部では、突起部12a〜12dが液晶セル1に圧接したときの応力により表示不良を生じることを回避できる。
さらに、この押圧付勢部では、突起部12a〜12dが液晶セル1を押圧する反力及び弾性腕部20a〜20dを弾性変形させるときの反力が被押圧凸部14a〜14dを介して上ベゼル3の細側端部30に働く。このとき、この押圧付勢部では、弾性腕部20a〜20dが弾性変形して過剰な応力が働くことを抑制する。よって、この押圧付勢部では、被押圧凸部14a〜14dが上ベゼル3の細側端部30を押して外側に膨らませてしまうことを回避できるので、細側端部30が膨らんでLCD周囲の部品と干渉することを抑制できる。
また、この押圧付勢部では、突起部12a〜12dの移動量を大きく設定することにより、例えば、液晶セル1のガラス基板端部に欠けよる窪みがあった場合に突起部12a〜12dが窪みの底まで届いて適切に押圧できる。さらに、ガラス基板全体が小さめに形成されていたとしても突起部12a〜12dが大きく移動して適切に押圧できる。よって、この押圧付勢部を設けた樹脂スペーサ2では、液晶セル1のガラス基板の凹みやサイズ等によって位置出し精度に影響を受けないようにできる。
なお、上述した実施の形態では、合計4箇所の押圧付勢部の突起部12a〜12dで液晶セル1を位置出しする構成について説明したが、4個以下の少ない押圧付勢部で位置出しするように構成しても良い。
本発明は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、その他種々の構成を採り得ることは勿論である。
本発明のディスプレイユニットの実施の形態に係わる液晶ユニットにおける要部を取り出して示す要部拡大図である。 本発明の実施の形態に係わる液晶ユニットの分解斜視図である。 本発明の実施の形態に係わる液晶ユニットを備えた電子スチルカメラの斜視図である。 本発明の実施の形態に係わる液晶ユニットを取り出して示す斜視図である。 本発明の実施の形態に係わる樹脂スペーサを取り出して示す正面図である。 本発明の実施の形態に係わる樹脂スペーサと液晶セルの位置関係を示す正面図である。 本発明の実施の形態に係わる下ベゼルに液晶セルを仮留した状態における縦側辺の押圧付勢部部分を示す拡大正面図である。 本発明の実施の形態に係わる下ベゼルに液晶セルを仮留した状態における底辺の押圧付勢部部分を示す拡大正面図である。 本発明の実施の形態に係わる下ベゼルに上ベゼルをはめ合わせた状態における縦側辺の押圧付勢部部分を示す拡大正面図である。 本発明の実施の形態に係わる下ベゼルに上ベゼルをはめ合わせるときの状態における縦側辺の押圧付勢部部分を示す拡大分解斜視図である。
符号の説明
1 液晶セル1
2 樹脂スペーサ
3 上ベゼル
4 下ベゼル
5 ライトガイド
6 反射シート
7 拡散シート
8 レンズシート1
9 レンズシート2

Claims (3)

  1. ガラス基板を利用して構成した画像表示用部材と、
    前記画像表示用部材を保持する枠状に形成された保持部材と、
    前記保持部材を外側から囲むように覆うケーシング状に構成したベゼルと、
    前記下ベゼルとの間に前記保持部材を挟むように前記下ベゼルの外側に組み込まれる上ベゼルと、を有するディスプレイユニットにおいて、
    前記保持部材は、
    前記画像表示用部材の側辺部に当接して前記画像表示用部材を位置決め保持するガイド辺部と、
    記ガイド辺部と対向する辺の部分に片持梁状に形成された弾性腕部と、
    前記弾性腕部から、前記画像表示用部材に対向するように突設された突起部と、
    前記突起部が突設される方向とは反対方向に前記弾性腕部からに突設された被押圧凸部と、を有し、
    前記下ベゼルに前記上ベゼルを組み込む前の状態において、前記突起部は、前記画像表示用部材との間に隙間が設けられ、前記被押圧凸部は、前記下ベゼルの側部に形成された開口から突出した状態とされ、
    前記下ベゼルに前記ベゼルを組み込むことにより、
    前記ベゼルが前記下ベゼルの側部に形成された前記開口から突出する前記被押圧凸部を押し、前記弾性腕部を弾性変形させながら前記突起部を前記画像表示用部材に弾性的に押し付け、前記画像表示用部材を前記ガイド辺部に弾性的に押し付けた状態で保持することを特徴とするディスプレイユニット。
  2. 前記被押圧凸部は、前記突起部より、前記弾性腕部の基端側に配置したことを特徴とする請求項1に記載のディスプレイユニット。
  3. 前記被押圧凸部は、前記上ベゼルに向いた部分を基端側から先端側へ向けて斜向する斜面に形成したテーパー面を設けたことを特徴とする請求項1又は2に記載のディスプレイユニット。
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