Deprecated: The each() function is deprecated. This message will be suppressed on further calls in /home/zhenxiangba/zhenxiangba.com/public_html/phproxy-improved-master/index.php on line 456
JP5389766B2 - 走査型電子顕微鏡 - Google Patents
[go: Go Back, main page]

JP5389766B2 - 走査型電子顕微鏡 - Google Patents

走査型電子顕微鏡 Download PDF

Info

Publication number
JP5389766B2
JP5389766B2 JP2010232661A JP2010232661A JP5389766B2 JP 5389766 B2 JP5389766 B2 JP 5389766B2 JP 2010232661 A JP2010232661 A JP 2010232661A JP 2010232661 A JP2010232661 A JP 2010232661A JP 5389766 B2 JP5389766 B2 JP 5389766B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
scanning
sample
electron microscope
address
detection signal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2010232661A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2012089259A (ja
Inventor
正博 大橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi High Tech Corp
Original Assignee
Hitachi High Technologies Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi High Technologies Corp filed Critical Hitachi High Technologies Corp
Priority to JP2010232661A priority Critical patent/JP5389766B2/ja
Publication of JP2012089259A publication Critical patent/JP2012089259A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5389766B2 publication Critical patent/JP5389766B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、走査型電子顕微鏡に関するものである。
走査型電子顕微鏡は、試料の観察部位を荷電粒子ビームでスキャンし、試料から放出される電子を用いて、2次元観察画像を生成する。一般的には、荷電粒子ビームを用いて試料を直線状に走査し、得られる検出信号に垂直同期信号(V−Sync)と水平同期信号(H−Sync)を重畳し、試料上の2次元座標を特定した上で画像を生成する。
下記特許文献1には、試料を同一方向の直線状に走査するラスタースキャンを用いて観察画像を生成する例が記載されている。
一方近年では、計測対象の微細化や観察対象の電子ビームによるダメージを低減する要求から、高精度化や高速化(単位面積当たりのビーム照射量の減少)が求められている。これら要求に応えるためには、上記特許文献1に記載されているラスタースキャンだけではなく、観察領域周辺から中心に向かってのスキャンを実施して試料帯電等による悪影響を排除する、観察領域内にある観察対象のみをスキャンする部分スキャンを実施する、などの手法を用いる必要がある。
しかし、上述の垂直同期信号や水平同期信号を用いる手法では、ラスタースキャンのみにしか対応することができない。そこで、多様なスキャン種別に対応するため、ランダムアクセスが高速なメモリ(SRAM:Static Random Access Memory等)に、画像データおよびその各画素の2次元座標を一時格納しておき、1フレームについてのスキャンが終了した時点で垂直同期信号や水平同期信号を用いて2次元画像を生成する手法が用いられている。
特開平9−180667号公報
上述の、メモリ上に画像データとその2次元座標を一時格納する手法では、画像データそのものに加え、各画素の2次元座標を表すためのデータをメモリ上に格納しておく必要がある。そのため、必要なメモリ容量が非常に大きくなってしまう。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、観察画像を生成するために必要なデータ容量を削減することのできる走査型電子顕微鏡を提供することを目的とする。
本発明に係る走査型電子顕微鏡は、試料を1以上の直線状に走査し、走査線の開始位置と終了位置を特定する情報を、試料上の走査位置を示すアドレス情報として、1走査線毎の検出信号に付与する。
本発明に係る走査型電子顕微鏡によれば、画素毎ではなく1走査線毎にアドレス情報を付与するので、アドレス情報をメモリ上に格納するために必要なデータ容量を削減することができる。
実施形態1に係る走査型電子顕微鏡100の構成図である。 アドレス付与部106の内部構成を示す図である。 アドレス割付信号110の1例を示す図である。 アドレス付与部106が出力する走査線画素データ130の構成を示す図である。 アドレス付与部106がアドレス割付信号110を処理する手順を説明する図である。 試料を周辺部から中心に向かって螺旋状にスキャンする場合の走査線画素データ130のデータ例を示す図である。 実施形態3に係る走査型電子顕微鏡100の偏向器構成を示す図である。 実施形態3における走査線画素データ130の構成を示す図である。 実施形態4に係る走査型電子顕微鏡100が生成する走査線画素データ130の構成例を示す図である。 走査型電子顕微鏡100が試料上の複数の走査範囲201〜203を走査する様子を示す図である。 実施形態5における走査線画素データ130の構成を示す図である。 特許文献1に記載されているラスタースキャンを用いて観察画像を生成する手法を説明する図である。 ラスタースキャン以外のスキャン種別を用いて試料を走査し、観察画像を生成する手法を説明する図である。 画素データ毎に試料上の2次元座標を付与してメモリ上に格納する手法を説明する図である。
<従来の画像データ生成手法>
以下では、本発明と比較するため、まず始めに画像データを生成する従来の手法について説明する。その後、本発明に係る走査型電子顕微鏡が採用する、画像データ生成手法について説明する。
図12は、特許文献1に記載されているラスタースキャンを用いて観察画像を生成する手法を説明する図である。同文献では、検出器から得られる1次元の輝度信号に、垂直同期信号と水平同期信号を重畳し、2次元画像を生成する。
図13は、ラスタースキャン以外のスキャン種別を用いて試料を走査し、観察画像を生成する手法を説明する図である。本図に示す手法では、試料を螺旋状に走査し、各画素の画像データと2次元座標を組にしてメモリ上に一時的に格納しておく。その後、1フレームについてのスキャンが終了した時点で、垂直同期信号や水平同期信号を用いて2次元画像を生成する。
一般に、メモリに画像データと2次元座標を格納する手法では、X座標とY座標を連結して1次元列とし、これをメモリ上のアドレスとして利用し、そのアドレスに画像データを格納する。この手法では、画素データ毎に独立してアドレスを付与するため、画素単位でメモリへアクセスすることが必要となり、ランダムアクセスが必須となる。すなわち、本手法で用いるメモリは、画素表示を更新する速度以上のランダムアクセス速度が必要となる。このランダムアクセス速度は、以下の式によって与えられる。
Figure 0005389766
例えば、20ms毎に1フレームを取得することとした場合、以下のように200Gbps以上のランダムアクセス速度が必要となる。そのため、bit単価の安いDRAM(Dynamic Random Access Memory)などのメモリ装置は使用することができず、より高価なSRAMを用いる必要がある。
Figure 0005389766
図14は、画素データ毎に試料上の2次元座標を付与してメモリ上に格納する手法を説明する図である。スキャン速度が30フレーム/s以上になると、人が識別可能な画像書き換え速度を超える。そのため、1画像毎に画面表示を更新する必要はない。この場合、表示装置の垂直同期信号および水平同期信号と画素データを厳密に対応付ける必要性は少なくなる。
そこで、図14に示す手法では、図2に示した手法をさらに発展させ、画素データ毎に試料上の2次元座標を付与してメモリ上に格納することとしている。ただし、本手法を用いると、画素データに加えて2次元座標データをメモリ上に格納することになるため、観察画像を生成するために要するメモリ容量が増加する。このメモリ容量は、以下の式で求めることができる。
Figure 0005389766
すなわち、本手法を用いる場合、各画素データについてデータ量が少なくともlog(m・n)だけ余分に必要となる。さらには、一般的なコンピュータは8ビット(1バイト)単位でデータを処理するため、画素データを格納するために要するメモリ容量は8ビットの倍数となる。そのため、各画素データおよびその2次元座標のデータ量が8ビットの倍数とならない場合は、8で割り切れない部分について余分な空き領域が生じ、全体としてさらに多くのデータ容量を要する。1例として、縦横16384画素の画像データを格納する場合に必要となるデータ容量を以下に示す。
Figure 0005389766
<実施の形態1>
図1は、本発明の実施形態1に係る走査型電子顕微鏡100の構成図である。走査型電子顕微鏡100は、照射部101、スキャンエンジン102、X偏向器103、Y偏向器104、検出器105、アドレス付与部106、画像処理部107を備える。
照射部101は、観察対象である試料に荷電粒子ビームを照射する。荷電粒子ビームの例として、電子ビーム、イオンビームなどが挙げられる。X偏向器103とY偏向器104は、試料上の直交する2軸(ここではX軸とY軸)方向にそれぞれ荷電粒子ビームを偏向させる。スキャンエンジン102は、X偏向器103とY偏向器104を用いて荷電粒子ビームを偏向させ、試料に対する荷電粒子ビームの照射位置を制御する。検出器105は、試料に荷電粒子ビームを照射することによって生じる電子を検出し、輝度情報を含む検出信号に変換してアドレス付与部106に出力する。
アドレス付与部106は、後述の図3で説明するアドレス割付信号110をスキャンエンジン102から受け取り、荷電粒子ビームを照射している試料上の2次元座標を示すアドレス情報を生成する。アドレス付与部106は、検出器105から受け取った検出信号120にアドレス情報を付与し、走査線画素データ130として画像処理部107に出力する。
画像処理部107は、アドレス付与部106から受け取った走査線画素データ130に含まれる2次元座標(アドレス情報)を用いて、検出信号120に含まれる輝度情報を2次元画像に変換し、2次元観察画像を生成する。
本発明における「偏向制御部」は、スキャンエンジン102が相当する。アドレス付与部106および画像処理部107は、これらの機能を実現する回路デバイスなどのハードウェアを用いて構成することもできるし、CPU(Central Processing Unit)などの演算装置とその動作を規定するソフトウェアを用いて構成することもできる。
図2は、アドレス付与部106の内部構成を示す図である。アドレス付与部106は、アドレス付与内部ブロック1061、データ一時バッファ1062を備える。アドレス付与内部ブロック1061は、アドレス割付信号110を受信し、後述の図5で説明する処理フローを実行する。データ一時バッファ1062は、処理中のアドレス情報などを一時的に保持するバッファとして機能するメモリ装置である。アドレス割付信号110は、フレーム番号111、X偏向器信号112、Y偏向器信号113、ブランク信号114を有する。
図3は、アドレス割付信号110の1例を示す図である。スキャンエンジン102は、X偏向器103またはY偏向器104を用いて荷電粒子ビームを偏向させて試料を走査している区間では、ブランク信号114をOFFにする。その他の区間では、ブランク信号114をONにする。
また、スキャンエンジン102は、X偏向器103を用いてX軸方向に試料を走査しているときはX偏向器信号112の値を変化させ、Y偏向器104を用いてY軸方向に試料を走査しているときはY偏向器信号113の値を変化させる。
すなわち、X偏向器信号112とY偏向器信号113の境界部分で、スキャンエンジン102が試料を走査している方向が切り替わることになる。また、ブランク信号114がONになっている区間では、試料の走査が行われていないことになる。
図4は、アドレス付与部106が出力する走査線画素データ130の構成を示す図である。走査線画素データ130は、荷電粒子ビームを用いて試料を走査した際の1つの走査線から得られる画素データを保持するデータである。走査線画素データ130は、フレーム番号131、Y偏向始点132、X偏向始点133、Y移動量134、X移動量135、画素データ136を有する。
フレーム番号131は、試料の観察画像の時系列番号を保持する。ある時点における試料の観察画像は1つの走査線のみでは得られず、複数の走査線から得られる画素データを合成して1つの観察画像を得る。そこで、各走査線画素データ130がいずれの時点の画素データを保持するものであるか示すため、本番号を保持することとした。
Y偏向始点132とX偏向始点133は、当該走査線画素データ130が画素データを保持する走査線のXY軸方向それぞれの開始点を、試料上の走査範囲の2次元座標として記述したデータである。
Y移動量134とX移動量135は、当該走査線画素データ130が画素データを保持する走査線の走査位置が各始点から移動した量を示すデータである。移動量に代えて各軸方向の終点位置を保持するようにしてもよい。すなわち、当該走査線がいずれの位置で終了したかを特定することができる情報であれば、移動量以外の情報を用いてもよい。
画素データ136は、当該走査線画素データ130が画素データを保持する走査線上の画素データを、輝度値分布として保持するデータである。画素データ136内には、当該走査線上の各走査位置から得られる検出信号120を輝度値に置き換えたデータが、走査方向の順に配置されている。すなわち、画素データ136は、検出信号120をコンピュータ上で画像処理する都合上、画素データとして再構成したものであり、実質的には検出信号120と等価である。
図5は、アドレス付与部106がアドレス割付信号110を処理する手順を説明する図である。以下、図5にしたがってアドレス割付信号110の処理手順を説明する。
(図5:ステップS500)
アドレス付与部106は、スキャンエンジン102が試料を走査する際の1つの走査線毎に、本動作フローを実行する。
(図5:ステップS501)
アドレス付与部106は、ブランク信号114がONであるか否かを判定する。ONである場合はスキャンエンジン102が走査を実行していないと判断し、本ステップを継続する。OFFである場合はスキャンエンジン102が走査を実行中であると判断し、ステップS502へ進む。
(図5:ステップS502)
アドレス付与部106は、X偏向器信号112またはY偏向器信号113が変化しているか否かを判断する。X偏向器信号112が変化していればステップS503へ進み、Y偏向器信号113が変化していればステップS506へ進む。いずれの偏向器信号も変化していない場合は、エラーとして取り扱う。
(図5:ステップS503)
アドレス付与部106は、ブランク信号114がOFF、X偏向器信号112が変化あり、Y偏向信号113が変化なしであるため、スキャンエンジン102がX軸方向に荷電粒子ビームを走査していると判断する。アドレス付与部106は、検出器105からの検出信号120を、X軸方向の検出信号、すなわちX軸方向の画素データ136としてデータ一時バッファ1062に格納する。
(図5:ステップS503:補足)
データ一時バッファ1062の容量は、必要とする最大画像サイズの最大直線距離、すなわち、X座標側またはY座標側の最大画素数に画素bit数を乗算した値以上のサイズが必要となる。
(図5:ステップS504)
アドレス付与部106は、試料上の走査位置がX軸方向に移動した量をカウントし、X移動量135としてデータ一時バッファ1062に格納しておく。また、試料上における当該走査線の開始位置を、X偏向始点133としてデータ一時バッファ1062に格納しておく。
(図5:ステップS505)
アドレス付与部106は、Y偏向器信号113が変化し始めたか、またはブランク信号114がONになっているかを判断する。すなわち、図3のX信号変化ブロックとY信号変化ブロックの境界部分に到達したか、または走査が停止しているかを判断する。これらに該当する場合はステップS509へ進み、該当しない場合はステップS503へ戻って同様の処理を繰り返す。
(図5:ステップS506〜S508)
アドレス付与部106は、ステップS503〜S505と同様の処理を、Y軸方向についても同様に実行する。ただし、使用する信号およびデータフィールドなどが、Y偏向器信号113、Y偏向始点132、Y移動量134である点は、ステップS503〜S505とは異なる。
(図5:ステップS509)
アドレス付与部106は、データ一時バッファ1062に格納しているフレーム番号131、Y偏向始点132、X偏向始点133、Y移動量134、X移動量135を組み合わせ、図4に示すアドレス情報として整形する。
(図5:ステップS510〜S511)
アドレス付与部106は、アドレス情報を当該走査線に対応する画素データ136に付与し、走査線画素データ130として整形する(S510)。アドレス付与部106は、走査線画素データ130を画像処理部107に出力する(S511)。
図6は、試料を周辺部から中心に向かって螺旋状にスキャンする場合の走査線画素データ130のデータ例を示す図である。ここでは、XY軸ともに512画素のサイズを有する領域をスキャンする例を示す。
アドレス付与部106は、最初のスキャンを、(Y偏向座標,X偏向座標)=(0,0)から開始する。X偏向器信号112がX偏向座標140の方向に増加していくため、アドレス付与部106はステップS502において、X軸方向の走査が実施されていると判定する。
アドレス付与部106は、X偏向器信号112が増加していくにともない、X移動量135の値をインクリメントする。また、検出信号120から画素データ136を取得し、データ一時バッファ1062に蓄積する。
(Y偏向座標,X偏向座標)が、(0,511)から(1,511)に変化したとき、アドレス付与部106は、ステップS505においてX軸方向の走査が終了したと判断する。
アドレス付与部106は、フレーム番号131、Y偏向始点132、X偏向始点133、Y移動量134、X移動量135を組み合わせてアドレス情報を生成する。また、X移動量135の絶対値を画素データ保存量として、データ一時バッファ1062に蓄積されている画素データ136と組み合わせ、走査線画素データ130を生成する。以上の手順により、図6の1つ目の走査線画素データ130が生成される。
アドレス付与部106は、次のスキャンを、(Y偏向座標,X偏向座標)=(1,511)から開始する。アドレス付与部106は、上記と同じようにスキャンを実行するが、この場合はY偏向器信号113が変化するため、アドレス付与部106はステップS502において、Y軸方向の走査が実施されていると判定する点が異なる。
(Y偏向座標,X偏向座標)が、(511,511)から(511,510)に変化したとき、アドレス付与部106は、ステップS505においてY軸方向の走査が終了したと判断する。アドレス付与部106は、同様に図6の2つ目の走査線画素データ130を生成する。
<実施の形態1:まとめ>
以上のように、本実施形態1に係る走査型電子顕微鏡100は、複数の直線状の走査線を用いて試料を走査し、1走査線毎に、当該走査線の開始位置と終了位置を特定する情報を、アドレス情報として画素データ136に付与する。このアドレス情報は、当該走査線が試料上のどの位置を走査して得たものかを示している。すなわち、試料上の走査位置を示す座標情報を画素毎に保持するのではなく、走査線毎に保持しているので、座標情報を格納するために要するデータ一時バッファ1062などのメモリ装置のデータ容量を削減することができる。また、走査線毎に連続したデータ列となるため、バースト転送でデータ帯域を確保するDRAMのようなbit単価が安価な不揮発性メモリを使用することができる。
本実施形態1において走査線画像データ130のデータ量は、フレーム番号131を除くと、以下の計算式で求めることができる。
Figure 0005389766
フレーム番号131を付与する場合、上記式の第2項のカッコ内にその分のデータ長(走査線数×フレーム番号131のデータ長)が加算される。
<実施の形態2>
実施形態1において、1つのフレームについてスキャンが終了した後、同じ走査位置について改めてスキャンを実施して走査線画素データ130を2重生成することもできる。この場合、Y偏向始点132、X偏向始点133、Y移動量134、X移動量135は先に実施したスキャンと同じ値となる。そこで、フレーム番号131を用いて、いずれの時点におけるスキャンによって得られた走査線画素データ130であるかを識別するようにしてもよい。
また、各フレームにおけるスキャン範囲がそれぞれ異なるような場合でも、フレーム番号131を走査線画素データ130内に記述しておけば、何回目のスキャンで取得した走査線画素データ130であるかを識別することができる。何回目のスキャンで取得した走査線画素データ130であるかが分かれば、その回においてどの範囲でスキャンを実施したかの記録と照らし合わせることにより、当該走査線画素データ130がいずれのスキャン範囲から得たものであるかを容易に識別することができる。
また、試料上の同一箇所について時系列に複数回スキャンし、各スキャンで得た観察画像を重ね合わせてもよい。これにより、明確な観察画像を得ることができる。各画素データがどの時点のスキャンで得たものであるかを識別する際にも、フレーム番号131を用いることができる。
一方、同じ走査位置について時系列に単一のスキャンのみを実施する場合は、フレーム番号131を省略することもできる。以下の実施形態でも同様である。
<実施の形態3>
図7は、本発明の実施形態3に係る走査型電子顕微鏡100の偏向器構成を示す図である。実施形態1では、X偏向器103とY偏向器104を用いてXY軸方向に荷電粒子ビームを偏向させる構成を例示したが、XY軸以外の軸方向について新たに偏向器を設け、より細かく荷電粒子ビームを偏向制御するようにしてもよい。その他の構成は、実施形態1〜2と同様である。
図7では、X軸方向とY軸方向の間の中間角(本実施形態3では45°だがこれに限られるものではない)方向を向いた中間軸方向に、中間軸偏向器150を設けた例を示したが、これに限らず任意の方向に荷電粒子ビームを偏向させる偏向器を設けることができる。また、偏向器および偏向方向の数も、任意に設けることができる。
図8は、本実施形態3における走査線画素データ130の構成を示す図である。図7に例示するように、XY軸方向以外の軸方向について偏向軸を設けた場合、その軸方向について試料上の座標情報を保持する必要がある。
そこで本実施形態3では、図4で説明したデータ構成に加え、新たに中間偏向始点137と中間移動量138を走査線画素データ130内に保持することとした。これにより、中間軸方向に荷電粒子ビームを偏向させたときの走査位置を、走査線画素データ130内に保持することができる。
<実施の形態4>
一般に、走査型電子顕微鏡100の画像処理部107は、走査型電子顕微鏡100に組み込まれているが、必ずしもこれに限られるものではなく、走査型電子顕微鏡100の本体部分から離れた位置に画像処理部107を配置し、通信ネットワークを介して走査線画素データ130を送受信するように構成することもできる。この形態によれば、画像処理部107として高性能なコンピュータ等を用いることができるので、走査型電子顕微鏡100をより柔軟に構成することができる点で有利である。
ただし、走査線画素データ130は大量なデータとなるため、通信ネットワークがボトルネックとなって画像処理パフォーマンスを低下させる可能性がある。そこで本発明の実施形態4では、走査線画素データ130を通信に適した形式に整形することとする。
図9は、本実施形態4に係る走査型電子顕微鏡100が生成する走査線画素データ130の構成例を示す図である。実施形態1〜3では、1つの走査線毎にフレーム番号131〜画素データ136を組にして走査線画素データ130を生成する構成を説明したが、本実施形態4では、複数の走査線についてのフレーム番号131〜画素データ136を組にして1つのデータパッケージとして構成する。具体的には、例えばデータパケットのペイロード部など、データ本体部分を格納するフィールドに、複数の走査線についてのフレーム番号131〜画素データ136を組にして格納すればよい。
図9に示すデータ構成によれば、通信パケットのヘッダ部分などの通信に係るオーバーヘッドを低減することができるので、通信ネットワークを介して走査線画素データ130を送受信する際に、処理パフォーマンスの観点で有利である。
<実施の形態5>
図10は、走査型電子顕微鏡100が試料上の複数の走査範囲201〜203を走査する様子を示す図である。走査型電子顕微鏡100の偏向器が荷電粒子ビームを偏向することのできる範囲は限られているので、試料上の観察対象領域を全て走査するためには、1画面分の走査を複数回実施しなければならない場合がある。図10では、その様子を走査範囲201〜203で示した。
新たな走査範囲を走査するとき、走査位置の2次元座標は、改めて初期値から開始することになるのが通常である。このとき、いずれの走査範囲について走査線画素データ130を取得したかを後に識別できるようにしておけば、任意の走査範囲の走査線画素データ130を即座に読み出すことができるので、便宜である。そこで本発明の実施形態5では、走査線画素データ130内に走査範囲識別番号を新たに保持しておくこととする。
図11は、本実施形態5における走査線画素データ130の構成を示す図である。本実施形態5において、走査線画素データ130は、図4または図8で説明した構成に加え、新たに走査範囲識別番号139を保持する。
アドレス付与部106は、走査線画素データ130を生成する際に、アドレス情報が記述する試料上の走査範囲毎に、走査範囲識別番号139を付与する。必ずしも、アドレス情報が記述することのできる最大走査範囲毎に走査範囲識別番号139を付与する必要はない。いずれの走査範囲について取得した走査線画素データ130であるかを識別できればよい。
画像処理部107は、走査線画素データ130に含まれるアドレス情報と走査範囲識別番号139を用いて、試料の観察画像を生成する。例えば、走査範囲識別番号139が0〜10の走査線画素データ130は1行目の左から右に向かって順に表示し、走査範囲識別番号139が11〜20の走査線画素データ130は2行目の左から右に向かって順に表示する、といった表示規則をあらかじめ定めておくことができる。これにより、アドレス情報が示す2次元座標が同一であっても、いずれの走査範囲から得た走査線画素データ130であるかを容易に識別することができる。
また、走査型電子顕微鏡100のオペレータは、画像処理部107に対して、走査範囲識別番号139を指定してその走査範囲の観察画像を画面表示するように指示することもできる。画像処理部107は、指定された走査範囲識別番号139を有する走査線画素データ130を取得し、観察画像を生成して画面表示することができる。
100:走査型電子顕微鏡、101:照射部、102:スキャンエンジン、103:X偏向器、104:Y偏向器、105:検出器、106:アドレス付与部、1061:アドレス付与内部ブロック、1062:データ一時バッファ、107:画像処理部、110:アドレス割付信号、111:フレーム番号、112:X偏向器信号、113:Y偏向器信号、114:ブランク信号、120:検出信号、130:走査線画素データ、131:フレーム番号、132:Y偏向始点、133:X偏向始点、134:Y移動量、135:X移動量、136:画素データ、137:中間偏向始点、138:中間移動量、139:走査範囲識別番号。

Claims (7)

  1. 荷電粒子ビームを試料に照射する方向を制御する偏向制御部と、
    前記試料から放出される電子を検出して検出信号に変換する検出器と、
    前記検出信号と前記試料上の走査位置との対応関係を示すアドレス情報を前記検出信号に付与するアドレス付与部と、
    前記検出信号および前記アドレス情報を用いて前記試料の観察画像を生成する画像処理部と、
    を備え、
    前記偏向制御部は、
    前記荷電粒子ビームを用いて前記試料を1以上の直線状に走査し、
    前記アドレス付与部は、
    前記偏向制御部が前記試料を走査する1走査線毎に、当該走査線の前記試料上における開始位置を特定する情報、および当該走査線の前記試料上における終了位置を特定する情報を、前記アドレス情報として、当該走査線によって得られた前記検出信号に付与する
    ことを特徴とする走査型電子顕微鏡。
  2. 前記アドレス付与部は、
    前記観察画像の時系列番号を示すフレーム番号を、前記アドレス情報として前記検出信号に付与する
    ことを特徴とする請求項1記載の走査型電子顕微鏡。
  3. 前記画像処理部は、
    前記試料上の同一箇所について時系列に取得した複数の前記観察画像を重ね合わせて単一の前記観察画像を生成する
    ことを特徴とする請求項2記載の走査型電子顕微鏡。
  4. 前記偏向制御部は、
    前記荷電粒子ビームを、前記試料上の直交する2軸方向、および前記2軸の間の方向を向いた中間軸方向に偏向させ、
    前記アドレス付与部は、
    前記試料上の直交する2軸、および前記2軸の間の方向を向いた中間軸それぞれについて、前記偏向制御部が前記試料を走査する1走査線毎に、前記アドレス情報を前記検出信号に付与する
    ことを特徴とする請求項1記載の走査型電子顕微鏡。
  5. 前記アドレス付与部は、
    複数の前記走査線についての前記検出信号および前記アドレス情報を、1つのデータブロック内にパッケージ化し、ネットワーク回線を介して前記走査型電子顕微鏡の外部に送信する
    ことを特徴とする請求項1記載の走査型電子顕微鏡。
  6. 前記アドレス付与部は、
    前記アドレス情報が記述する前記試料上の走査範囲毎に識別番号を割り当てて前記アドレス情報とともに前記識別番号を前記検出信号に付与する
    ことを特徴とする請求項1記載の走査型電子顕微鏡。
  7. 前記画像処理部は、
    前記識別番号を指定する指示を受け取ってその識別番号に対応する前記検出信号および前記アドレス情報を取得し、前記識別番号が指定する前記試料上の走査範囲の観察画像を生成する
    ことを特徴とする請求項6記載の走査型電子顕微鏡。
JP2010232661A 2010-10-15 2010-10-15 走査型電子顕微鏡 Active JP5389766B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010232661A JP5389766B2 (ja) 2010-10-15 2010-10-15 走査型電子顕微鏡

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010232661A JP5389766B2 (ja) 2010-10-15 2010-10-15 走査型電子顕微鏡

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012089259A JP2012089259A (ja) 2012-05-10
JP5389766B2 true JP5389766B2 (ja) 2014-01-15

Family

ID=46260699

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010232661A Active JP5389766B2 (ja) 2010-10-15 2010-10-15 走査型電子顕微鏡

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5389766B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6895344B2 (ja) * 2017-08-24 2021-06-30 日本電子株式会社 荷電粒子線装置

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0750036B2 (ja) * 1986-05-06 1995-05-31 日立電子エンジニアリング株式会社 表面検査装置および表面検査方法
JPH07118289B2 (ja) * 1988-05-27 1995-12-18 株式会社島津製作所 試料面の2次元的分析装置
JPH11195107A (ja) * 1998-01-05 1999-07-21 Ricoh Co Ltd 非矩形イメージデータ保存および展開方法
JP4175597B2 (ja) * 1999-11-30 2008-11-05 日本電子株式会社 走査電子顕微鏡
JP2005252753A (ja) * 2004-03-05 2005-09-15 Seiko Epson Corp 画像処理装置、位置ずれ記憶方法、及びシーン記憶方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2012089259A (ja) 2012-05-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6169876B2 (ja) 電子ビーム描画装置、描画用図形データ作成装置、電子ビーム描画方法、描画用図形データ作成方法、およびプログラム
JP5389766B2 (ja) 走査型電子顕微鏡
JP2009031006A (ja) 外観検査装置及び方法
EP3573018B1 (en) Image generation device, and image display control device
US9443344B2 (en) Method for rendering data of a three-dimensional surface
WO2010150545A1 (ja) グラフィックス描画装置、グラフィックス描画方法、グラフィックス描画プログラム、グラフィックス描画プログラムを記録した記録媒体、集積回路
JP6584735B1 (ja) 画像生成装置、画像生成方法、および画像生成プログラム
US10019349B2 (en) Cache memory and method of managing the same
US11050993B2 (en) Image generating apparatus and image generating method
US8937624B2 (en) Method and apparatus for translating memory access address
KR20100052850A (ko) 2차원 벡터 그래픽 처리를 위한 라스터라이저 및 그 방법
US10755468B2 (en) Image processing apparatus, image processing method, and program to improve speed for calculating a color of pixels in image data
JP2002278507A (ja) 画像処理装置および画像表示装置
US8934736B2 (en) Image processing apparatus, image processing system, and method for having computer process image
JP2737940B2 (ja) 立体表現画像の陰影付加装置
JP3731221B2 (ja) 太線描画装置および太線描画方法
EP2685422A1 (en) Memory access device
US7667714B2 (en) Patterned polygon rendering apparatus
US20240183804A1 (en) X-ray inspection apparatus
JP2010157170A (ja) 全方向影投下レンダラー
JP6562687B2 (ja) 画像変形装置、画像処理方法、およびプログラム
KR100875995B1 (ko) 픽셀 블록화 방법 및 이를 이용한 버퍼링 장치 및 그 방법
JP4272415B2 (ja) 三次元画像表示方法
JP2001357412A (ja) 画像生成方法
WO2023058239A1 (ja) 描画装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130204

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130904

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130910

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20131009

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5389766

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350