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JP5397066B2 - インクジェット記録装置 - Google Patents
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Description

本発明はインクジェット記録装置に関し、詳しくは空気流を利用して記録媒体である様々なサイズのシート材を吸引搬送する吸引搬送手段に関する。
従来、記録ヘッドから微細なインク液滴を吐出し、シート材にインクを付着させることによりドットを形成して画像や文字等の記録を行うインクジェット記録装置が知られている。以下、図11を用いてこのインクジェット記録装置を説明する。
図11はシリアル型インクジェット記録装置を示しており、この装置は装置本体1及びこれを支持する支持台2を備えている。装置本体1の内部には、図示しない両側板間に掛け渡されたガイドロッド3及びガイドレール4が配設されており、これらにはキャリッジ5が図に矢印Aで示す主走査方向に移動可能に支持されている。キャリッジ5には、ブラック(K)、イエロ(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)の各色インク滴を吐出する記録ヘッドが搭載されており、さらにキャリッジ5には各記録ヘッドにインクを供給するサブタンクが一体的に設けられている。
装置本体1の内部には、キャリッジ5を移動走査する主走査機構が配設されている。この主走査機構は、主走査方向の一方側に配置された駆動モータ11、駆動モータ11によって回転駆動される駆動プーリ12、主走査方向の他方側に配置された従動プーリ13、駆動プーリ12と従動プーリ13とに掛け渡された無端ベルト14等によって構成されている。従動プーリ13には図示しない付勢部材が接続されており、従動プーリ13には駆動プーリ12から離れる方向への付勢力が付与されている。無端ベルト14はキャリッジ5の背面側に設けられたベルト固定部にその一部分を固定されており、これにより駆動モータ11が作動して無端ベルト14が移動する際にキャリッジ5が無端ベルト14と従動して移動する。装置本体1の内部であってキャリッジ5の移動方向に沿った位置には図示しないエンコーダシートが配置されており、このエンコーダシートをキャリッジ5に設けられた図示しないエンコーダセンサによって読み取ることによりキャリッジ5の位置が検知される。
キャリッジ5の主走査領域のうち、記録領域においては図示しない紙送り機構によって用紙10が図に矢印Bで示す副走査方向に向けて間欠的に搬送される。また、主走査領域のうちの一方の端部側領域には記録ヘッドの維持回復を行う維持回復機構8が配設されており、主走査方向におけるキャリッジ5の移動領域外または主走査領域のうちの他方の端部側領域には記録ヘッドのサブタンクに供給する各色のインクを収容したメインカートリッジ9が配設されている。メインカートリッジ9は装置本体1に対して着脱自在に構成されている。
上述のインクジェット記録装置では、幅方向のサイズが異なる複数種の用紙10を図示しない給紙手段によって給送可能に構成されており、給紙手段より給送された用紙10は装置後方から前方へと向けて図示しない搬送手段によって記録領域へと搬送される。用紙10が搬送されるとキャリッジ5が主走査方向に移動し、用紙10を間欠的に送りながら画像情報に応じて記録ヘッドを駆動して液滴を吐出させることにより、用紙10上に所望の画像が形成される。画像が形成された用紙10は、ガイド板6を通過した後に第1排紙ガイド板7または第2排紙ガイド板15の何れかに案内され排出される。
上述のインクジェット記録装置において、写真のような縁なし画像を形成するために用紙10としてロール紙が使用される場合があるが、このようなロール紙は先端がカールし易いと共に腰が強いために先端が浮き上がってしまい、記録ヘッドに触れてインクが付着して画像形成不良が発生してしまうという問題点や、記録ヘッドとの間隔が狭まって罫線ずれ等の異常画像が発生してしまうという問題点があった。そこで、ガイド板6として多数の孔が形成されたものを用い、ガイド板6の下方に吸引ファン等の吸引手段を配設してガイド板6に対して用紙を吸着させ、用紙先端と記録ヘッドとの間隔を正常に保つ技術が、例えば「特許文献1」に開示されている。
「特許文献1」に開示された技術では、ガイド板上に設けられた複数の吸着孔を用紙の位置に応じてそれぞれ開閉しているが、吸着孔の配列が搬送方向に斜行しているために搬送される過程で開放された吸着孔が用紙端の外側に位置して用紙の浮きが発生する虞がある。また、吸着孔の開閉を行う遮蔽板を移動するための駆動手段及び制御手段並びに用紙幅検出手段が別途必要となりコストアップしてしまうと共に、制御不良による誤動作が発生する虞もある。
本発明は上述した問題を解決し、用紙の浮きを確実に防止して良好な画像形成を行うことが可能なインクジェット記録装置の提供を目的とする。
請求項1記載の発明は、インクを吐出する記録ヘッドを搭載し用紙搬送方向と直交する主走査方向に往復移動可能なキャリッジと、印字領域へと用紙を間欠搬送する搬送手段と、前記印字領域で用紙を支持し用紙を吸引するための複数の吸引孔を備えたガイド板と、前記ガイド板上の用紙を吸引する吸引手段とを有するインクジェット記録装置において、搬送される用紙により第1の態位と第2の態位とを選択的に取り得る用紙押下部材を前記ガイド板よりも用紙搬送方向上流側の用紙搬送経路に有すると共に、前記吸引手段の作動により負圧を形成させる密閉された気室とを有し、前記気室は前記吸引手段と連通する第1気室及び第1気室と前記ガイド板とを接続する第2気室とを備え、前記用紙押下部材の態位によって第1気室と第2気室との連通及び遮断を切り替えることを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載のインクジェット記録装置において、さらに第1気室と第2気室とを連通する連通孔を有し、前記連通孔を前記用紙押下部材によって開放または閉塞することにより第1気室と第2気室との連通及び遮断が切り替えられることを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項2記載のインクジェット記録装置において、さらに前記連通孔の周囲にシール材を有することを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項1ないし3の何れか1つに記載のインクジェット記録装置において、さらに第2気室は前記主走査方向に複数分割されていることを特徴とする。
請求項5記載の発明は、請求項4記載のインクジェット記録装置において、さらに複数の第2気室のうち少なくとも1つは常時第1気室と連通されていることを特徴とする。
請求項6記載の発明は、請求項1ないし5の何れか1つに記載のインクジェット記録装置において、さらに前記搬送手段としてローラ対を有し、前記用紙押下部材は、前記ローラ対のニップ部の長手方向に形成された各ローラの小径部に対応する位置に配置されていることを特徴とする。
本発明によれば、用紙押下部材が第2の態位を占めると、第2気室が負圧となることにより用紙がガイド板の上面に吸引され、用紙と記録ヘッドとの距離を一定に保つことができコストアップすることなくかつ制御不良による誤動作を引き起こすことなく良好な画像形成を行うことができる。また、用紙押下部材が第1の態位を占めた状態では、吸引孔からの風切音や吸引手段の動作音が低減され騒音レベルを改善することができると共に、吸引手段の回転数や駆動電圧が低下して消費電力を抑えることができ、さらに第1気室の負圧が高まることにより用紙押下部材が第2の態位を占めた際に吸引性能を向上することができる。
本発明の一実施形態を採用可能なインクジェット記録装置の要部概略図である。 従来のインクジェット記録装置の用紙吸引搬送手段を示す概略図である。 本発明の第1の実施形態に用いられる用紙吸引搬送手段を説明する概略図である。 本発明の第1の実施形態に用いられる用紙吸引搬送手段を説明する概略図である。 本発明の第2の実施形態に用いられる用紙吸引搬送手段を説明する概略図である。 本発明の第2の実施形態の変形例に用いられる用紙吸引搬送手段を説明する概略図である。 本発明の第2の実施形態の他の変形例に用いられる用紙吸引搬送手段を説明する概略図である。 本発明の第3の実施形態に用いられる用紙吸引搬送手段を説明する概略図である。 本発明の第3の実施形態に用いられる用紙吸引搬送手段を説明する概略図である。 本発明の各実施形態及び変形例に適用可能な用紙押下部材を説明する概略図である。 従来のインクジェット記録装置を説明する概略図である。
図1は、本発明の一実施形態を適用可能なインクジェット記録装置の概略図である。このインクジェット記録装置は用紙搬送方向と直交する主走査方向に往復移動可能なキャリッジ21を有しており、キャリッジ21にはブラック、マゼンタ、シアン、イエロの各色インクを吐出する図示しない記録ヘッドが設けられている。キャリッジ21よりも用紙搬送方向上流側にはその上面を用紙が搬送されるガイド板22が配設されており、ガイド板22には図2に示すように複数の吸引孔22aが穿設されている。ガイド板22の下方には機密性が保たれた気室23が形成されており、この気室23はダクト24を介して吸引手段としての吸引ファン25と接続されている。
印字中は吸引ファン25が作動し、気室23に形成された負圧により用紙をガイド板22に吸着させて図示しない記録ヘッドとの距離を一定に保っている。用紙の搬送は、ガイド板22の用紙搬送方向上流側に配設された搬送手段としての搬送ローラ26と加圧ローラ27とによって行われ、要求される画質や印字速度によって異なる狙いの間欠搬送距離だけ搬送するとキャリッジ21が往復運動を開始し、記録ヘッドからインクが吐出されて用紙に対する画像形成が行われる。搬送ローラ26の同軸上にはエンコーダホイール28が固定されており、これにより搬送ローラ26の回転角度や搬送距離が検知及び制御されている。
図2に示すように、従来のインクジェット記録装置における用紙吸引搬送手段では、気室23の一面がガイド板22によって形成され、吸引ファン25の作動により気室23が負圧となると各吸引孔22aから気室23内への空気の流れが発生し、用紙がガイド板22上に吸着される。しかし、このような用紙吸引搬送手段では、小サイズの用紙を搬送する際に吸引孔22aの大部分が開放された状態となってしまい、気室23内の負圧が低下して用紙吸着力が弱まって用紙に浮きが発生し、用紙と記録ヘッドとが接触することによる画像擦れや用紙と記録ヘッドとの間隔が狭まることによる罫線ずれ等の異常画像が発生してしまうという問題点がある。これは、インクジェット向けのロール紙によく見られる先端がカールした腰の強い厚紙の場合は特に顕著となる。この対策としては、十分な負圧を確保するために吸引手段の吸引能力を向上すべく吸引ファン25の大型化や高速回転化等が考えられるが、吸着力が高くなりすぎて用紙が搬送できなくなる、騒音が大きくなる、消費電力が増加するといった新たな問題点が生じてしまう。
上述した各種問題点を解決する本発明の第1の実施形態を図3及び図4に示す。以下、本発明の実施形態において図2に示した従来の構成と同一の部材には同一の符号を付し、個々の詳細な説明は省略する。
ガイド板22の下方には、隔壁23cによって上下2層に隔てられて形成された第1気室23aと第2気室23bとが設けられており、第1気室23aはダクト24を介して吸引ファン25に、第2気室23bはガイド板22aに形成された複数の吸引孔22aを介してガイド板22の上面にそれぞれ接続されている。各気室23a,23bは隔壁23cに形成された連通孔30によって互いに連通されており、連通孔30の近傍には用紙押下部材29が配設されている。樹脂製の板状部材である用紙押下部材29は、搬送ローラ26の用紙搬送方向下流側近傍の位置において支点部29aを図示しない装置本体に揺動自在に支持されており、その一端は連通孔30を閉塞可能である位置に、その他端は各用紙ガイド板32,33によって形成される用紙通路31を塞ぐ位置に配置されている。画像形成動作中、吸引ファン25は常時作動されており、第1気室23a内には常時負圧が形成されている。
上述の構成より、用紙通路31中を用紙34が通紙されていない場合には、第1気室23aに形成された負圧によって用紙押下部材29は図4に示すように連通孔30を閉塞して第1気室23aと第2気室23bとを遮断する第1の態位を占め、用紙通路31に用紙34が通紙された場合には、用紙34によって他端が押し下げられることにより用紙押下部材29は図3に示すように連通孔30を開放して第1気室23aと第2気室23bとが連通する第2の態位を占める。用紙通路31に用紙34が通紙され用紙押下部材29が第2の態位を占めると、第2気室23bが負圧となることにより用紙34がガイド板22の上面に吸引され、用紙34と記録ヘッドとの距離を一定に保つことができコストアップすることなくかつ制御不良による誤動作を引き起こすことなく良好な画像形成を行うことができる。また、用紙通路31に用紙34が通紙されずに用紙押下部材29が第1の態位を占めた状態では、吸引孔22aからの風切音や吸引ファン25の動作音が低減され騒音レベルを改善することができると共に、吸引ファン25の回転数や駆動電圧が低下して消費電力を抑えることができ、さらに第1気室23aの負圧が高まることにより用紙押下部材29が第2の態位を占めた際に吸引性能を向上することができる。
図5は、本発明の第2の実施形態を示している。この第2の実施形態は、第1の実施形態と比較すると第2気室23bに代えて用紙34の幅方向に複数分割された第2気室35a〜35gを有する点、各第2気室35a〜35gに対応した複数の用紙押下部材29(第2気室35dのみは2個の用紙押下部材29を有する)を有する点においてのみ相違しており、他の構成は同一である。この第2の実施形態では中央基準で用紙34を通紙する例を示しており、第2気室35dの幅はB5サイズに、第2気室35c〜35eの幅はA4サイズに、第2気室35b〜35fの幅はB4サイズに、第2気室35a〜35gの幅はA3サイズにそれぞれ相当するように構成されている。各用紙押下部材29は、第1の実施形態と同様にその他端により用紙通路31を塞ぐように構成されており、B5サイズの用紙が用紙通路31に搬送された場合には図5に示すように第2気室35dに配置された用紙押下部材29が第2の態位を占め、A4サイズの用紙が用紙通路31に搬送された場合には第2気室35c〜35eに配置された用紙押下部材29が第2の態位を占め、B4サイズの用紙が用紙通路31に搬送された場合には第2気室35b〜35fに配置された用紙押下部材29が第2の態位を占め、A3サイズの用紙が用紙通路31に搬送された場合には全ての用紙押下部材29が第2の態位を占めるように構成されている。
この構成により、用紙34のサイズに応じて負圧となる吸引孔22aの数を変化させることにより用紙34の搬送に必要な領域のみを負圧とすることができ、小サイズ用紙、腰の強い用紙、カールした用紙が搬送された場合であっても用紙と記録ヘッドとの距離を一定に保つことができ、良好な画像形成を行うことができる。
図6は第2の実施形態の変形例を示している。この変形例は通紙可能な最小サイズの用紙がB5サイズであり、第2の実施形態と比較すると第2気室35dには用紙押下部材29を配置しておらず、第2気室35dは常時第1気室23aと連通している構成においてのみ相違しており、他の構成は同一である。
上述の構成により、必ず用紙が通過する領域を常に負圧とすることにより、十分な負圧を形成でき用紙の吸着力を高めてカールした用紙の対応力を向上することができる。
図7は第2の実施形態の他の変形例を示している。この変形例も通紙可能な最小サイズの用紙がB5サイズであり、用紙34は端部基準で搬送される。この変形例は、第2気室35gの幅はB5サイズに、第2気室35e〜35gの幅はA4サイズに、第2気室35c〜35gの幅はB4サイズに、第2気室35a〜35gの幅はA3サイズにそれぞれ相当するように構成されており、第2気室35gには用紙押下部材29を配置しておらず、第2気室35gは常時第1気室23aと連通している。この構成によっても上記変形例と同様の作用効果を得ることができる。
図8は、本発明の第3の実施形態を示している。この第3の実施形態は第2の実施形態と比較すると、搬送ローラ26に代えて搬送ローラ36を用いる点、加圧ローラ27に代えて加圧ローラ37を用いる点、用紙押下部材29に代えて用紙押下部材38を用いる点において相違しており、第2気室は用紙34の幅方向に対して35a〜35gに分割されている。
搬送ローラ36は、その長手方向の用紙押下部材38配設位置と対応する部位に小径部36aが形成されたいわゆる串刺し団子形状を呈しており、小径部36aの幅は用紙押下部材38の幅よりも大きくなるように形成されている。加圧ローラ37も搬送ローラ36と幅方向で同じ位置に同じ幅の小径部37aを有しており、串刺し団子形状を呈している。用紙押下部材38は、搬送ローラ36の用紙搬送方向下流側近傍の位置において支点部38aを図示しない装置本体に揺動自在に支持されており、その一端は連通孔30を閉塞可能である位置に、その他端は各ローラ36,37の各小径部36a,37aと対応する位置に配置されている。
上述の構成より、用紙34が通紙されていない場合には、第1気室23aに形成された負圧によって用紙押下部材38は図9に示すように連通孔30を閉塞して第1気室23aと各第2気室35a〜35gとを遮断する第1の態位を占め、用紙34が通紙された場合には、用紙34によって他端が押し下げられることにより用紙押下部材38は図8に示すように連通孔30を開放して第1気室23aと用紙34の幅に対応した各第2気室35a〜35gとが連通する第2の態位を占める。用紙34が通紙され用紙押下部材38が第2の態位を占めると、用紙34の幅に対応した第2気室35a〜35gが負圧となることにより用紙34がガイド板22の上面に吸引され、用紙34と記録ヘッドとの距離を一定に保つことができ、良好な画像形成を行うことができる。
上述の構成によれば、第1及び第2の実施形態に比して用紙押下部材38を小型化でき機内のレイアウトの自由度を向上することができると共に、用紙押下部材38を小型化することにより用紙34の腰によって変位させ易くなり、変位を補助するばね等の機構を省略することができる。また、第1及び第2の実施形態に比して用紙34が用紙押下部材38に接触する部位を第2気室35a〜35gに近接させることにより用紙押下部材38の動作範囲を広げることができ、十分な負圧を確保して用紙34の吸着を確実に行うことができると共に、変位を行うタイミングを吸引搬送の直前とすることにより騒音低減及び消費電力低減の効果を高めることができる。さらに、各ローラ36,37にそれぞれ小径部36a,37aを設け、ここに用紙押下部材38を配置したので、用紙34通過時における用紙押下部材38の姿勢が用紙34の搬送に影響することを防止でき、レイアウト制約を低減することができると共に用紙押下部材38の変位を管理し易くなり、確実に用紙押下部材38を変位させて吸引搬送の確実性を向上することができる。第3の実施形態では各ローラ36,37のそれぞれに小径部36a,37aを形成する構成としたが、用紙押下部材38の変位が確保されるのであれば何れか一方にのみ形成する構成としてもよい。
図10は、上記各実施形態及び各変形例に用いられる用紙押下部材29,38の一端形状を説明する概略図である。図10では、用紙押下部材29について説明するが、用紙押下部材38においても同様である。
隔壁23cの連通孔30が穿設された部位の上面には連通孔30を囲むように溝部23dが形成されており、用紙押下部材29の一端の下面、すなわち連通孔30を閉塞する面には溝部23dに嵌合可能なOリング等のシール材39が設けられている。この実施形態ではシール材39は断面U字形状であるが、円錐形状や球形状等の他の形状でもよい。このシール材39を設けることにより第1気室23aと第2気室23bとの遮蔽がより強固に行われ、負圧を効率よく発生させることができる。
21 キャリッジ
22 ガイド板
22a 吸引孔
23 気室
23a 第1気室
23b 第2気室
25 吸引手段(吸引ファン)
26 搬送手段(搬送ローラ)
27 搬送手段(加圧ローラ)
29,38 用紙押下部材
30 連通孔
34 用紙
39 シール材
特開2004−98319号公報

Claims (6)

  1. インクを吐出する記録ヘッドを搭載し用紙搬送方向と直交する主走査方向に往復移動可能なキャリッジと、印字領域へと用紙を間欠搬送する搬送手段と、前記印字領域で用紙を支持し用紙を吸引するための複数の吸引孔を備えたガイド板と、前記ガイド板上の用紙を吸引する吸引手段とを有するインクジェット記録装置において、
    搬送される用紙により第1の態位と第2の態位とを選択的に取り得る用紙押下部材を前記ガイド板よりも用紙搬送方向上流側の用紙搬送経路に有すると共に、前記吸引手段の作動により負圧を形成させる密閉された気室とを有し、前記気室は前記吸引手段と連通する第1気室及び第1気室と前記ガイド板とを接続する第2気室とを備え、前記用紙押下部材の態位によって第1気室と第2気室との連通及び遮断を切り替えることを特徴とするインクジェット記録装置。
  2. 請求項1記載のインクジェット記録装置において、
    第1気室と第2気室とを連通する連通孔を有し、前記連通孔を前記用紙押下部材によって開放または閉塞することにより第1気室と第2気室との連通及び遮断が切り替えられることを特徴とするインクジェット記録装置。
  3. 請求項2記載のインクジェット記録装置において、
    前記連通孔の周囲にシール材を有することを特徴とするインクジェット記録装置。
  4. 請求項1ないし3の何れか1つに記載のインクジェット記録装置において、
    第2気室は前記主走査方向に複数分割されていることを特徴とするインクジェット記録装置。
  5. 請求項4記載のインクジェット記録装置において、
    複数の第2気室のうち少なくとも1つは常時第1気室と連通されていることを特徴とするインクジェット記録装置。
  6. 請求項1ないし5の何れか1つに記載のインクジェット記録装置において、
    前記搬送手段としてローラ対を有し、前記用紙押下部材は、前記ローラ対のニップ部の長手方向に形成された各ローラの小径部に対応する位置に配置されていることを特徴とするインクジェット記録装置。
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