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JP5397468B2 - パタンノイズ除去装置、パタンノイズ除去方法、パタンノイズ除去プログラム - Google Patents
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JP5397468B2 - パタンノイズ除去装置、パタンノイズ除去方法、パタンノイズ除去プログラム - Google Patents

パタンノイズ除去装置、パタンノイズ除去方法、パタンノイズ除去プログラム Download PDF

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Description

本発明は、コンピュータを用いて、遺留指紋画像等の背景ノイズの多いディジタル画像を処理するシステムに関する。
一般に、縞紋様状の多数の隆線によって構成される指紋は、終生不変及び万人不同という2つの大きな特徴を有するため、古くから犯罪捜査の手段として利用されている。
特に、犯罪現場に残された遺留指紋を用いた照合は効果的な捜査手段である。多くの警察機関では、コンピュータを利用した指紋照合システムが導入され、遺留指紋照合が実施されている。
しかしながら、遺留指紋の画像は低品質でノイズがあるものが多いため、鑑定官による鑑定も難しく、また、自動化の大きな阻害要因になっていた。遺留指紋のノイズには様々な種類のものがあるが、その中には、ドットが格子状に等間隔に並んだドットパタンノイズがある。
上述したドットが格子状に等間隔に並ぶ例としては、例えば、遺留指紋が小切手や新聞紙の写真領域などのドット上に残留する場合がある。
このようなドットの集合は、前記写真領域の濃度を高める目的で印刷されたもので、等間隔の格子状にドットが配置されている(ここではドットパタンと呼ぶ、またドットパタンはスクリーントーンとも呼ばれることもある)。以下、ドットパタンで構成されたノイズをドットパタンノイズと呼ぶ。
図4に示すように、遺留指紋における指紋隆線が小切手の印刷部の上に残留し、ドットパタンノイズが顕著に出現している場合がある。この場合、ドットパタンノイズが阻害要因となり、指紋隆線を正確に抽出することが困難となる。
また、周期性のあるパタンノイズを除去する関連技術としては、フーリエ変換の応用が一般的である。この技術は、例えば、非特許文献1に開示されている。
図15(a)〜(f)は、この非特許文献1の方式によって、ドットパタンノイズを除去した場合を例示している。
ここで、図15(a)、図15(d)は入力画像、図15(b)、図15(e)は、フーリエ変換面におけるパワースペクトル画像、図15(c)、図15(f)は、非特許文献1に記載されている手法により、パワースペクトル画像のピーク成分を減衰させ、その結果を逆変換することで周期性背景ノイズを除去した画像例である。
図15(b)(e)に示すパワースペクトル画像では、原点から近い座標程、低周波成分を、遠い座標程、高周波成分を現している。また、画素の濃度が、その座標における周波数成分の強度(パワー)を現している。
また、図15(a)に示す入力画像には、全体に一様なドットパタンノイズが存在するので、図15(b)に示すパワースペクトル画像では、パワースペクトルにおけるドットパタンノイズの周波数成分の強度は非常に大きくなる。
非特許文献1に記載された手法では、大きい強度の成分を周期性ノイズの周波数成分と仮定して、それを減衰させる。その結果、図15(c)に示す背景ノイズ除去結果では、ノイズ成分が効果的に除去できていることが示されている。
しかしながら、図15(d)の入力画像のように、異なる特徴を持つドットパタンノイズが遺留指紋の処理対象領域に存在するときは、図15(e)のパワースペクトル上のノイズ成分の強度は弱くなる。つまり、図15(b)に比べると、ドットパタンノイズの強度のピーク成分が分散してしまっている。この結果、図15(f)の背景ノイズ除去結果では、ノイズ成分除去は不十分となってしまっている。
また、図16(a)(b)は、印刷文字が処理対象領域に含まれている例を示している。図16(a)は入力画像、図16(b)は非特許文献1に記載されている手法により周期性背景ノイズを除去した画像を示している。
これによると、図16(b)の印刷文字部分には、周期性背景ノイズを除去したことによる副作用で、入力画像に存在しない新たなノイズパタンが生成され、その生成されたノイズパタンのために、印刷文字部分と指紋とを識別する品質を劣化させていることがわかる。
また、関連の指紋隆線の強調手法としては、局所的な隆線の方向や周期性を抽出し、抽出された方向と周期性に合致したフィルタ処理で強調する手法が多々開示されている(特許文献1、非特許文献2)。
特開2002−99912号公報 特開2001−160903号公報 特開2007−312049号公報 特開平11−078183号公報
キャノンら、"Background Pattern Removal byPower Spectral Filtering"、Applied Optics、1983年3月15日 Hongら、"FingerprintImage Enhancement: Algorithm and Performance Evaluation(1998)"、IEEE Transactions on Pattern Analysis andMachine Intelligence、1998年
しかしながら、上記非特許文献1に開示された関連技術を遺留指紋画像のドットパタンノイズ除去に適用する場合、広範囲でドットパタンノイズが一様に出現していることが必要であり、その効果は限定的なものとなってしまう。
また、異なる特徴(特性)を持つドットパタンノイズが隣接している場合には、フーリエ変換面におけるドットパタンノイズの成分の集中度合いが弱く(粗になる)なるので、ノイズ成分の抽出は困難となり、その結果、ノイズ除去効果も限定的となってしまうといった不都合がある。
また、ドットパタンノイズがない領域において、指紋隆線に悪影響を与えるという副作用が発生し指紋隆線の抽出を阻害してしまうといった不都合があった。
また、特許文献1や非特許文献2の関連技術では、ドットパタンノイズの影響により指紋隆線の方向や周期性を正しく抽出できない場合には、指紋隆線の強調は有効でなく、指紋隆線をうまく強調することができないといった不都合が生じ得る。
また、特許公報2〜4は、ノイズの存否とその領域を限定し、ノイズ領域に限定して、ノイズの特徴に合致したノイズ除去を実施することにより、ノイズ領域以外への悪影響を回避することを意図していないものである。
本発明の目的は、指紋画像からドットパタンなどの周期性のある背景ノイズを有効に除去するパタンノイズ除去装置、パタンノイズ除去方法、パタンノイズ除去プログラムを提供することにある。
前記目的を達成するため、本発明に係るパタンノイズ除去装置は、ディジタル画像から周期性を有した背景パタンノイズを除去するパタンノイズ除去装置であって、
前記画像内の画素から前記背景パタンノイズを構成する候補画素を前記各画素の濃度に基づいて抽出する候補画素抽出手段と、
前記抽出された候補画素のうち前記各候補画素と周辺の近傍画素とが織りなすドットパタンの特徴を抽出するドットパタン特徴抽出手段と、
前記ドットパタンの特徴をもつ周期性の前記候補画素及び前記近傍画素を含むドットパタン領域を抽出するドットパタン領域抽出手段と、
前記ドットパタン領域に含まれる周期性の前記候補画素及び前記近傍画素を背景パタンノイズとして除去する周期性パタンノイズ除去手段とを有することを特徴とするものである。
以上の説明では、本発明をハードウェアとしてのパタンノイズ除去装置として構築した場合を説明したが、本発明は、これに限られるものではなく、方法或いはソフトウェアとしてのプログラムとして構築してもよいものである。
本発明を方法として構築した場合、本発明に係るパタンノイズ除去方法は、ディジタル画像から周期性を有した背景パタンノイズを除去するパタンノイズ除去方法であって、
前記画像内の画素から前記背景パタンノイズを構成する候補画素を前記各画素の濃度に基づいて抽出し、
前記抽出された候補画素のうち前記各候補画素と周辺の近傍画素とが織りなすドットパタンの特徴を抽出し、
前記ドットパタンの特徴をもつ周期性の前記候補画素及び前記近傍画素を含むドットパタン領域を抽出し、
前記ドットパタン領域に含まれる周期性の前記候補画素及び前記近傍画素を背景パタンノイズとして除去する構成として構築する。
本発明をソフトウェアとして構築した場合、本発明に係るパタンノイズ除去プログラムは、ディジタル画像から周期性を有した背景パタンノイズを除去するパタンノイズの除去を制御するプログラムであって、
コンピュータに、
前記画像内の画素から前記背景パタンノイズを構成する候補画素を前記各画素の濃度に基づいて抽出する機能と、
前記抽出された候補画素のうち前記各候補画素と周辺の近傍画素とが織りなすドットパタンの特徴を抽出する機能と、
前記ドットパタンの特徴をもつ周期性の前記候補画素及び前記近傍画素を含むドットパタン領域を抽出する機能と、
前記ドットパタン領域に含まれる周期性の前記候補画素及び前記近傍画素を背景パタンノイズとして除去する機能とを実行させる構成として構築する。
本発明によれば、遺留指紋などの画像からドットパタンノイズの特徴を抽出し、その抽出したドットパタンノイズの特徴に一致しているドットパタンのみをドットパタン領域として抽出し、その抽出したドットパタン領域内の前記画像に対して、前記ドットパタンの特徴に合致した制約条件を用いて、周期性ノイズを除去するため、ドットパタンノイズを適切に除去することができる。
本発明による指紋処理装置における一実施形態を示す概略ブロック図である。 図1に開示した指紋処理装置におけるドットパタンノイズ除去手段の一実施形態を示すブロック図である。 図1に開示した指紋画像処理装置における全体の動作処理ステップを示すフローチャートである。 図1に開示した指紋画像処理装置における入力画像である遺留指紋画像の一例を示す説明図である。 図5(a)は、図5(b)に対応する領域のドット候補画素の一例を示す説明図であり、図5(b)は、図4に開示した入力画像の部分拡大図である。 図6(a)は、近傍画素との格子状関係を示す説明図であり、図6(b)はドットパタン画素の一例を示す説明図である。 図7(a)、図7(b)は、それぞれドットパタン回転角の一例を示す説明図であり、図7(c)は、ドットパタン回転角特徴図の一例を示す説明図である。 図7(c)に示した画像に対してドットパタンのカテゴライズを行った結果を示す説明図である。 図9(a)、図9(b)は、それぞれカテゴリ毎のドットパタン領域を示す説明図である カテゴリ領域71のパワースペクトルを示す説明図である。 図11(a)は、カテゴリ領域71の指紋画像を示す説明図であり、図11(b)は、カテゴリ領域71の指紋画像から周期性背景ノイズの除去を行った結果を示す説明図である。 カテゴリ領域71の指紋画像に対する画像合成処理の結果を示す説明図である。 図13(a)は、カテゴリ領域72の指紋画像を示す説明図であり、図13(b)は、カテゴリ領域71の指紋画像から周期性背景ノイズの除去を行った結果を示す説明図であり、図13(c)は、カテゴリ領域72の指紋画像に対する画像合成処理の結果を示す説明図である。 図1に開示した指紋画像処理装置における入力画像に対する最終的なドットノイズ除去処理の結果を示す説明図である。 図15(a)は、入力画像の一例を示す説明図、図15(b)は、図15(a)のパワースペクトラムを示す説明図、図15(c)は、図15(a)の入力画像に対して関連技術によるノイズ除去処理を行った結果を示す説明図である。 また、図15(d)は、入力画像の一例を示す説明図、図15(e)は、図15(d)のパワースペクトラムを示す説明図、図15(f)は、図15(d)の入力画像に対して関連技術によるノイズ除去処理を行った結果を示す説明図である。 図16(a)は、入力画像の一例を示す説明図、図16(b)は、図16(a)の入力画像に対して関連技術によるノイズ除去処理を行った結果を示す説明図である。
次に、本発明の実施形態について、その基本的構成内容を説明する。
本実施形態は図1に示すように、画像処理装置10であって、その内部に、センサやスキャナで読み取られた指紋画像をディジタル化して当該画像処理装置10内に入力する指紋画像入力手段11と、指紋画像入力手段11で入力された指紋画像からドットパタンノイズを除去するドットパタンノイズ除去手段12と、ドットパタンノイズ除去手段12で処理された指紋画像を、予め設定されたモニタやプリンタ等に出力する指紋画像出力手段13とを備えた構成となっている。
また、本実施形態では、ドットパタンノイズ除去手段12により処理された指紋画像に基づき指紋照合を行う照合装置14を上記画像処理装置10に併設した構成としている。なお、図1では、ドットパタンノイズ除去手段12により処理された指紋画像を照合装置14に直接出力する構成としたが、これに限られるものではなく、ドットパタンノイズ除去手段12により処理された指紋画像を、指紋画像出力手段13を介して照合装置14に出力するようにしてもよいものである。
尚、画像処理装置10は、プロセッサを備えたコンピュータであって、予め設定されたプログラムに基づく実行処理を行うことにより、以下に示すドットパタンノイズ除去手段12などの各手段の動作機能を実現するものとする。前記ドットパタンノイズ除去手段12などの各手段の動作機能を実現するための前記プログラムは、記録媒体に記録されて商取引の対象となる。
指紋画像入力手段11は、ドットパタンノイズ除去手段12に対して指紋画像の入力を行う機能を有している(画像入力機能)。
ここで、指紋画像入力手段11は、例えば、スキャナで読み取られた画像をディジタル化して入力する設定としてもよい。また、指紋画像入力手段11は、既にディジタル化された指紋画像ファイルを、ドットパタンノイズ除去手段12に対して入力してもよい。
尚、ここでドットパタンノイズ除去手段12に対して入力された指紋画像例をGI(図4)とする。図4に示す指紋画像は、小切手の印刷領域に残留している遺留指紋をスキャナ或いはセンサなどにより読み取った例である。また、図4に示す指紋画像の場合、背景となる小切手を印刷するドットの間隔が約4.5画素(ドット)であるが、このドットの間隔は4.5画素(ドット)に限られるものではなく、背景となる印刷領域などのドット間隔により種々変更されるものである。
また、上記指紋画像例は、図4に示すように、センサやスキャナなどにより読み取られた指紋画像をディジタル化したものである。
このような指紋画像例は、米国National
Institute of Standards and Technologyで標準化された ANSI/NIST-ITL-1-2000 Data Format for the Interchange of
Fingerprint, Facial, & Scar Mark & Tattoo (SMT) Informationに従って、500dpiの解像度でディジタル化されたものである。尚、この標準化ドキュメントは、以下のURLよりダウンロード可能である(2009年2月時点)。
ftp://sequoyah.nist.gov/pub/nist_internal_reports/sp500-245-a16.pdf
更に、図4に示すディジタル化された指紋画像では、各画素が0から255迄の256階調の濃度値を持つようにディジタル化される。また、濃度値表現は、輝度が大きい(明るい)ほど、数値が大きくなる輝度基準で定義されている。
尚、本実施形態では、濃度値表現に関して、濃度が大きいほど濃度値の数値が大きくなるという濃度基準に基づいて説明する。このため、濃度が大きい隆線部は255の最大値に近く、濃度が薄い紙地や隆線溝は0に近い濃度値を示すものとする。
ドットパタンノイズ除去手段12は図2に示すように、ドットパタンノイズ除去手段12内の構成手段相互間で行われるデータおよびメッセージの授受の制御を行うデータ処理制御手段21と、各手段が算出した情報を一時的に格納すると共に、予め設定された各手段の作業領域として使用されるデータ記憶手段(記憶装置)22と、データ記憶手段22に格納された指紋画像における各画素について近傍画素との濃度比較によってドットパタンノイズの候補になり得る画素(後述するドット候補画素)を抽出するドット候補画素抽出手段23とを備えている。
さらに、ドットパタンノイズ除去手段12は、ドットパタン特徴抽出手段24と、ドットパタン領域抽出手段26と、周期性ノイズ除去手段27とを有している。
前記ドットパタン特徴抽出手段24は、前記ドット候補画素抽出手段23が抽出したドットパタンノイズの候補となり得る画素(以下、ドット候補画素という)を解析して、各ドット候補画素とその近傍画素とが織りなすドットパタンの特徴を抽出する機能を有している。
図4に示す指紋画像の場合、ドットパタンノイズの候補となり得るドット候補画素は、格子状に配置されているものであるから、前記ドットパタン特徴抽出手段24は、前記ドット候補画素と、そのドット候補画素の近傍に位置する画素(前記近傍画素)との配置関係が格子状の配置関係をなすか否かの判定を行い、格子状配置の関係をなすと判定した場合、前記ドット候補画素と前記近傍画素とが織りなす格子状配置の関係をドットパタンの特徴として抽出する。なお、図4に示す指紋画像の場合は、前記ドットパタンの特徴が格子状配置の関係となるが、前記ドットパタンの特徴は、格子状配置の関係に限られるものではない。例えば、水平垂直の座標上において、前記格子状配置が傾きをもつものであれば、前記格子状配置に加えて前記傾きの情報を追加して、これらを前記ドットパタンの特徴として抽出するようにしてもよいものである。
前記ドットパタン領域抽出手段26は、前記ドットパタン特徴抽出手段24が抽出したドットパタンの特徴をもつ1又は2以上のドット候補画素(これを第1のドット候補画素という)と、その周辺のドット候補画素(これを第2のドット候補画素という)との関係を更に精査して、それらのドット候補画素が前記ドットパタンの特徴をもつものであると判断した場合、前記第2のドット候補画素と前記第1のドット候補画素とを含む領域をドットパタン領域として抽出し、さらに、第2のドット候補画素及び/又は前記第1のドット候補画素と、その周辺の他のドット候補画素(これを第3のドット候補画素)との関係を更に精査して、それらの前記ドット候補画素が前記ドットパタンの特徴をもつものであると判断した場合、前記ドットパタン領域を前記第3のドット候補画素の位置まで拡大し、同様に前記拡大したドットパタン領域に新たに含まれたドット候補画素或いは既に前記ドットパタン領域に含まれているドット候補画素と、その周辺の他のドット画素候補との関係に上述した処理を繰り返して行う。
以上の様に、前記ドットパタン領域抽出手段26は、前記ドットパタン特徴抽出手段24が抽出したドットパタンの特徴をもつドット候補画素までを前記ドットパタン領域とすることにより、ドットパタンノイズを形成する複数のドット候補画素が取り込まれた最終的なドットパタン領域を抽出する機能を有している。
前記周期性ノイズ除去手段27は、前記ドットパタン領域抽出手段26が抽出したドットパタン領域の情報と、前記ドットパタン特徴抽出手段24が抽出したドットパタンの特徴の情報とを得て、前記ドットパタンの特徴を制約条件として、前記ドットパタン領域に含まれる複数のドット候補画素をドットパタンノイズとして除去する機能を有している。
水平垂直の座標上で傾きをもたない格子状配置のドットパタンの特徴であれば、前記抽出されたドットパタン領域からドットパタンノイズのドット候補画素を除去する制約条件であるドットパタンの特徴が共通性をもつことになるから、特に問題が生じることはない。しかし、水平垂直の座標上で傾きをもつ格子状配置のドットパタンの特徴である場合、前記ドットパタン領域によっては、ドットパタンの特徴がドットパタン領域によって異なる場合もある。何故ならば、傾きによって、ドットパタン領域毎に異なるドットパタンの特徴を制約条件としなければならないからである。
そこで、ドットパタンノイズ除去手段12は、必要に応じて、ドットパタンカテゴライズ手段25と画像合成手段28とを有している。
前記ドットパタンカテゴライズ手段25は、前記ドットパタン特徴抽出手段24が抽出したドットパタンの特徴を、前記ドットパタン領域抽出手段26が最終的に抽出したドットパタン領域毎に解析し、その解析結果に基づいて、共通性のドットパタンの特徴をもつドットパタン領域を一纏めにすることにより、ドットパタンの特徴毎に複数のドットパタン領域を区分けする機能を有している。したがって、区分けされたドットパタン領域毎に共通のドットパタンの特徴をそれぞれもつこととなる。
上述したように、前記ドットパタンカテゴライズ手段25を設けた場合、前記周期性ノイズ除去手段27は、前記ドットパタンカテゴライズ手段25が区分けしたドットパタン領域を単位として次の様に動作することとなる。
すなわち、前記周期性ノイズ除去手段27は、前記ドットパタンカテゴライズ手段25が区分けしたドットパタン領域を単位として、前記ドットパタン領域抽出手段26が抽出したドットパタン領域の情報と、前記ドットパタン特徴抽出手段24が抽出したドットパタンの特徴の情報とを得て、前記ドットパタンの特徴を制約条件として、前記ドットパタン領域毎に含まれる複数のドット候補画素をドットパタンノイズとして除去する機能を有している。
以上の様に、共通のドットパタンの特徴をもつドットパタン領域(以下、カテゴリ領域という)毎にドットパタンノイズの除去が行われることとなるため、ドットパタンノイズの除去が行われた後には、ドットパタン領域を単位として複数の画像が存在することとなる。
そこで、前記画像合成手段28は、ドットパタン領域を単位として存在する複数の画像を1つの指紋画像に合成する機能を有している。
尚、上記の各手段は、指紋画像処理装置10のCPU(Central Processing Unit)がコンピュータプログラムを実行することによりソフトウェア上に構築されるものであり、前記コンピュータプログラムは記録媒体に記録されて商取引の対象となる。
さらに、各手段を具体的に説明する。
上述した様に、前記ドットパタンカテゴライズ手段25を設けた場合、すなわち、、データ処理制御手段21は、処理対象の最初のカテゴリ領域として、カテゴリ領域(例えば図8の領域71)のドットパタン領域をセットするドットパタン領域セット機能と、次のカテゴリ領域のドットパタン領域があるか否かの判定を行う全カテゴリ終了判定機能とを有する。
データ処理制御手段21は、ドットパタンノイズが除去された画像GO(図14)を出力する処理を制御する画像出力制御機能を備えている。尚、この画像GOは、本実施形態では、最後のカテゴリのドットパタン領域に対応する合成画像GC2を示す。この合成画像GOの出力先としては、モニタやプリンタの他、特徴抽出機構を含む照合装置14などであってもよい。前記合成画像GC2は、後述する画像合成手段28が合成した画像である。
データ記憶手段22は、たとえばRAM(Random Access Memory)により構成され、前記データ記憶手段22の記憶領域は、各手段が算出した情報を一時的に格納する領域、及びドット候補画素抽出手段23とドットパタン特徴抽出手段24とドットパタンカテゴライズ手段25とドットパタン領域抽出手段26と周期性ノイズ除去手段27と画像合成手段28の各手段の作業領域として使用される。
ドット候補画素抽出手段(候補画素抽出手段)23は、データ記憶手段22に格納された入力画像データ(GI)における各画素の濃度を解析し、ドットパタンノイズの候補になり得るドット候補画素DCを抽出する(候補画素抽出機能)。
具体的に説明すると、前記ドット候補画素抽出手段23は、指紋画像(入力画像データGI)中の特定の画素を注目画素とするとき、その注目画素を中心として所定の距離だけ離れた周辺の全ての近傍画素と、前記注目画素との濃度を比較し(濃度比較参照機能)、前記注目画素の濃度値が、近傍画素の濃度値より大きい、または等しい場合に、当該注目画素を、ドットパタンノイズの候補となり得るドット候補画素として抽出する(候補画素抽出機能)。
図4に示す小切手の印刷領域上に残存する遺留指紋の画像の場合、小切手に印刷されたドットパタンのドット間隔が上述した様に4.5画素(実距離0.225ミリ)であり、ドットそのもののサイズは1.5画素程度なので、前記注目画素の濃度は、その注目画素を中心として、最大で2画素分(ドット間隔の半分以下でかつドットサイズの半分以上)だけ離れた近傍画素の濃度と比較することにより、その注目画素をドットパタンノイズの候補となり得るドット候補画素として抽出することが可能であることが分かった。
なお、この場合、注目画素を中心として最大で4.5画素以上離れた近傍画素の濃度と比較すると、隣接するドットの画素が含まれる。隣接するドットの画素濃度は、注目画素の濃度よりも大きい場合があるので、その注目画素が、ドットパタンノイズの候補となり得るドット候補画素として抽出することが不可能となることも分かっている。
なお、濃度を比較する前記注目画素と近傍画素との間隔を約1画素分に設定しているが、遺留指紋が残留している小切手や印刷物などの印刷のための画素(ドット)の間隔が異なれば、濃度を比較するための前記注目画素と近傍画素との距離(画素数)も異なることとなる。
更に、ドット候補画素抽出手段23は、前記注目画素と前記近傍画素との濃度を比較することにより前記ドット候補画素を抽出する際、その抽出する画素が確実にドット候補画素であることの精度を高めるために、前記抽出したドット候補画素の連結性(大きさ或いは直径など)を解析し、前記ドット候補画素の連結性が2画素までである場合に、前記ドット候補画素を最終的なドット候補画素DCとして抽出する(画素連結性解析抽出機能)。
ここで、前記ドット候補画素の連結性を2画素分としたのは、その連結性が2画素分を越えると、ドットパタンノイズのドット候補画素DCであるか、指紋を示す画素であるかを識別することができなくなるためである。
従って、上記ドット候補画素の連結性が3画素以上である場合、ドット候補画素抽出手段23は、そのドット候補画素(ドット候補画素DC以外のドット候補画素)を含む3画素分の連結した画素群を全て除去する。
ここで、上述のようにして抽出されたドット候補画素DCを図5(a)に示す。尚、この図5(a)のドット候補画素DCは、図5(b)に示す拡大領域に対して、処理手順(注目画素抽出機能および画素連結性解析抽出機能:サブステップ1〜2)に基く処理が実行された結果を示す。
この図5(a)では、図5(b)と比較して、ドットパタンノイズに含まれる画素(ドット)の多くが正確に抽出されていることが示されている。
なお、ドット候補画素抽出手段23は、指紋画像を1/2に縮小して縮小画像を生成し、この縮小画像に対して前記の手順でドット候補画素を抽出する設定であってもよい。
また、ドット候補画素抽出手段23は、上記画素連結性解析抽出機能の実行時に、3画素以上の連結性を持つ画素群を全て除去する代わりに、ドット候補画素画像に対して画像収縮や芯線化を行うことにより、3画素以上に連結した画素群の中心となる画素を抽出し、その抽出した中心の画素をドット候補画素DCとして抽出するようにしてもよいものである。
ドットパタン特徴抽出手段(格子状配置画素抽出手段、配置特徴情報検出手段)24は、前記抽出されたドット候補画素DCの特徴を解析し、前記ドット候補画素群のうち1つのドット候補画素DCと、その近傍に位置する他のドット候補画素DCとの関係が例えば格子状配置と見なせるか否かを判定する(格子状配置判定機能)。
一のドット候補画素DCとその近傍に位置する他のドット画素DCと間の関係が格子状配置であって且つ水平垂直の座標上で前記格子状配置が傾きをもつものと見なせる場合に、ドットパタン特徴抽出手段24は、前記格子状配置(注目画素と近傍画素とのドット間隔などを含む)に加えて、格子状配置の傾き(ドットパタン回転角)をドットパタン特徴として抽出する(ドットパタン特徴抽出機能)。
前記ドットパタン特徴抽出手段24がドットパタン特徴を抽出する過程について、図6(a)〜(b),図7(a)〜(c)に基づき詳説する。
ここで、入力された画像内の特定の画素(ドット候補画素DC)およびその近傍画素間の関係が、予め設定された格子状配置であると見なせるか否かの判定は、ドットパタン特徴抽出手段24が、以下の処理手順(候補画素決定機能および構成画素設定機能:サブステップ3〜4)を実行することにより実施する。この説明では、前記格子状配置が図6(a)に示す様に、水平垂直座標上で傾きをもっている場合を想定している。
まず、ドットパタン特徴抽出手段24は、前記連結性による判定の結果で抽出されたドット候補画素DCのうち一のドット候補画素DCを注目画素とするとき(図6(a)のドット候補画素DC61を注目画素とする)、この注目画素(ドット候補画素DC61)に最も近いドット候補画素DCを決定する。
図6(a)では、最も近いドット候補画素DC62を最近傍画素62とする。
ドットパタン特徴抽出手段24は、前記注目画素である一のドット候補画素DCと最も近いドット候補画素DCとの間隔が、予め指定されたドット間隔制限値(ここでは8画素)以下でなければ、その注目画素(ドット候補画素DC61)は、格子状配置を構成する要素にはならないとする(候補画素決定機能:サブステップ3)。
次に、ドット間隔制限値について説明する。前記ドット間隔制限値を越えた間隔をもつドットパタンノイズは、指紋隆線間隔に近づくため、ドットパタンノイズを除去する処理の際に、指紋隆線品質も劣化しやすい。遺留指紋が採取された小切手や印刷物に存在するドットパタンでは、指紋隆線間隔が平均10画素程度であるため、運用的には、前記ドット間隔制限値を8画素以下に設定すれば十分である。しかし、遺留指紋が採取された小切手や印刷物に存在するドットパタンノイズを除去するにあたって、指紋隆線間隔が平均10画素を越える場合には、それに合わせて前記ドット間隔制限値を変動させればよいものであり、前記ドット制限値は8画素以下に限られるものではない。
注目画素(ドット候補画素DC61)と最も近い近傍画素(ドット候補画素DC62)との関係が水平垂直座標上における格子状配置でないと判定されたとしても、水平垂直座標上で傾きをもってドット候補画素DC同士が格子状配置となっている場合もあり得る。
そこで、ドットパタン特徴抽出手段24は、注目画素61および最近傍画素62に対して等距離で、かつ、90度、180度、270度回転した位置(以下「回転位置」という)に、他のドット候補画素が存在するか否か調べる。
ドットパタン特徴抽出手段24は、上記回転位置内に前記注目画素61及び最近傍画素62に対して傾きをもった格子状配置となる近傍画素(ドット候補画素63,64,65)が存在する場合、前記注目画素と前記近傍画素とが傾きをもつ格子状配置を満足する(格子状配置条件を満たす)ことから、これらの画素が格子状配置であると見なして、注目画素61と4つの近傍画素62、63、64,65を、ドットパタン構成画素と設定(決定)する(構成画素設定機能:サブステップ4)。
ここで、図6(b)は、図5(a)のドット候補画素DCに対して上述の処理手順(サブステップ3〜4)に基く処理の実行結果を示す(ドットパタン画素DP)。この図6(b)では、指紋隆線や印刷文字部の領域から、図5(a)で存在していたドット候補画素が除去されていることが示されている。
次に、ドットパタン特徴抽出手段24は、ドットパタン画素DP(図6(b))におけるドットパタン特徴を抽出するために、前記注目画素と前記近傍画素との間におけるドット間隔を算出する。
ここで、例えば、ドットパタン画素DP(図6(b))においては、全てのドットパタン画素のドット間隔は、約4.5画素である。
さらに、ドットパタン特徴抽出手段24は、ドットパタン画素DP(図6(b))におけるドットパタン特徴を抽出するために、ドットパタン回転角を決定する(ドットパタン回転角定義機能)。
ここで、ドットパタン回転角の基準となるドットパタン回転基準角は、図7(a)に示すように、4つの近傍画素が水平垂直に格子状に配置されているときを基準として0度とし、ドットパタン回転角は、それに対する傾き(角度)とする。
尚、この傾きは、時計回りの回転角として定義する。また、このドットパタン回転基準角(図7(a))を基準とすると、図7(b)のドットパタン回転角は30度となる。
また、ドットパタン回転角特徴図(図7(c))は、図6(b)のドットパタンに基づき算出されたドットパタン回転角を、濃度により示したものである。ここでは、傾きが大きいほど濃度値が高い値(濃い色)で表されている。
尚、この図7(c)では、ドットパタン回転角は、右側の広い領域(約30度)と、左側の細い領域(約0度)とで顕著な相違があることが示されている。
ドットパタンカテゴライズ手段(画素領域設定手段)25は、上記決定されたドットパタン画素DPにおけるドットパタン特徴を解析し、共通の特徴を持つドットパタン毎にカテゴリ領域(複数の最終的なドットパタン領域)を区分けする(ドットパタンカテゴライズ)。
ドットパタンカテゴライズ手段(画素領域設定手段)25は、例えば上記算出されたドット間隔およびドットパタン回転角が、予め設定された基準に基づき、共通のドットパタンの特徴をもつカテゴリ領域(ドットパタン領域)を抽出しグルーピングする。
ここで、ドットパタンカテゴライズ手段25は、例えば、図6(b)のドットパタン画素DPについてカテゴライズを行う。
ここでは、ドットパタンカテゴライズ手段25は、図6(b)のドットパタン画素DPを、ドット間隔4.5画素でドットパタン回転角30度のドットパタン領域と、ドット間隔4.5画素でドットパタン回転角0度のドットパタン領域の2つにカテゴライズする。ここで、カテゴライズされた2つの領域を、図8に示すように、それぞれカテゴリ領域71および領域72とする。
ドットパタンノイズ領域抽出手段26は、セットされたカテゴリ領域ごとに、ドットパタン画素群の近傍のドット候補画素(近傍ドット候補画素)を更に精査して、近傍ドット候補画素が同一カテゴリ領域内のドットパタン画素群とドットパタンの特徴(例えば格子状配置)を形成しているか否かの判定を行う(ドットパタン類似性判定機能)。
ドットパタンノイズ領域抽出手段26は、上記近傍ドット候補画素がドットパタン画素群と共通のドットパタンの特徴をもつものであると判定した場合に、近傍ドット候補画素をカテゴリ領域のドットパタン画素群として設定する。
これにより、近傍ドット候補画素も同一カテゴリにおけるドットパタン画素群に含まれることになる。
更に、ドットパタンノイズ領域抽出手段26は、カテゴリ領域ごとに、ドットパタン領域を拡大する設定を行い、最終的に設定されたドットパタン領域を、ドットパタンカテゴライズ領域として抽出する(ドットパタンカテゴライズ領域抽出機能)。
このドットパタンカテゴライズ領域抽出機能では、各カテゴリ領域のドットパタン画素群の近傍のドット候補画素を注目画素とするとき、ドットパタンノイズ領域抽出手段26は、注目画素とカテゴリ領域内の任意の画素との距離および回転角がカテゴリ領域内のドットパタン特徴と矛盾しない場合には、その注目画素をカテゴリ領域内のドットパタン画素群として設定するものとする(設定処理)。
また、ドットパタンノイズ領域抽出手段26は、上記設定処理をカテゴリ領域内におけるドットパタン画素群それぞれに対して行うことにより、同一カテゴリ領域内で設定されるドットパタンカテゴライズ領域を拡大し、最大化することができる。
尚、図9(a)および図9(b)は、図8のカテゴリ領域71および72にそれぞれ対応したドットパタン領域DAを示す。
これによると、それぞれ図8のカテゴリ領域71および72におけるドットパタン領域と比較して、図9(a)および(b)のドットパタン領域DAが、ドットパタン領域が拡大(設定)されていることが示されている。
周期性ノイズ除去手段(背景パタンノイズ除去手段)27は、図9(a),(b)におけるカテゴリ領域(71,72)毎に、そのカテゴリ領域におけるドットパタン特徴を周期性ノイズと見なして除去する(周期性ノイズ除去機能)。
尚、この周期性ノイズ除去機能は、本実施形態では、非特許文献1に開示されている2次元フーリエ変換を利用して行われるものとする。
非特許文献1では、顕著な周期性ノイズが強い周波数パワーを持つことを前提にしているので、周期性ノイズの周波数パワーが弱い場合は、周期性ノイズ除去がうまく機能しない場合がある、という不都合がある。
これに対して、本実施形態では、カテゴリ内のドットパタン特徴を制約条件として用いることにより、周期性ノイズの周波数パワーが弱くても、注目しているドットパタンノイズのみを効果的に除去し、かつ、周期性ノイズがない領域の隆線品質低下といった副作用の発生を有効に低減することができる。
例えば、図8に示したカテゴリ領域71のドットパタン特徴である、周期4.5画素、ドットパタン回転角30度のドットパタンノイズは、フーリエ変換面のパワースペクトルで、図10に示すように、91〜94に示される4つの位置にその特性が現れる。
このため、この画素(91〜94)近傍に対してのパワーを低減した後に、フーリエ逆変換を実行した場合、注目のドットパタンノイズのみを的確に除去することができる。
ここで、図11(b)は、例えば、図11(a)に示すカテゴリ領域71の指紋画像に対して、上記周期性ノイズ除去工程に基づく周期性背景除去処理を実行した結果(ノイズ除去画像NR)を示す。
尚、図11(a)のカテゴリ領域71の指紋画像は、領域全体にわたって同一のドットパタン特徴を持つドットパタンノイズが存在している。
このため、図11(a)のドットパタンノイズに合致した周期性ノイズ除去処理を行うことにより、ドットパタンノイズが有効に除去されたことが、図11(b)に示されている。
画像合成手段28は、カテゴリ毎に、ドットパタンノイズが除去された画像を合成する(ノイズ除去画像合成機能)。
この処理(ノイズ除去画像合成機能)において、画像合成手段28は、あるカテゴリ領域(ここでは71または72)のドットパタンノイズ領域におけるノイズ除去画像NRと、残りの領域は、周期性ノイズ除去処理が行われる直前の画像とを合成する。
尚、注目のドットパタン領域との境界画素付近の濃度差が大きい場合に、合成された画像(合成画像)は不自然なものとなり得るため、境界画素はスムース処理(近傍画素群の平均濃度値に置き換え)を実施する設定としてもよい。
ここで、カテゴリ71の領域のノイズ除去画像NRを含むノイズ除去画像および元の画像(周期性ノイズ除去処理前の画像)を合成した合成画像GCでは、図12に示すように、注目カテゴリのドットパタンノイズが適切に除去されている。
以上のように、本実施形態によるドットパタンノイズ除去手段12は、画像からドットパタンノイズの候補になる画素を抽出するドット候補画素抽出手段23と、ドット候補画素を解析し、その特徴を抽出するドットパタン特徴抽出手段24と、類似の特徴を持つドットパタン毎にカテゴライズするドットパタンカテゴライズ手段25と、カテゴリ毎に、ドットパタン領域を抽出するドットパタン領域抽出手段26と、カテゴリ毎に、ドットパタン特徴に合致した制約条件を設定してドットパタンを周期性ノイズとして除去する周期性ノイズ除去手段27と、カテゴリ毎に、ドットパタンノイズが除去された画像を合成する画像合成手段28を備えている。
尚、ドットパタンノイズは、格子状に等間隔に配置されたドット(点)のノイズのことを示す。
このドットパタンノイズ除去装置によれば、ドットパタンノイズが存在する画像から、ドットパタン特徴を抽出し、共通のドットパタン特徴を持つドットパタンをカテゴライズし、カテゴライズされたドットパタン毎にドットパタンノイズ領域を抽出し、カテゴリ毎に、ドットパタン特徴に合致した制約条件を設定してドットパタンを周期性ノイズとして除去することができる。
このため、指紋隆線の強調および抽出を容易に行うことが可能となり、遺留指紋に適用した場合には、ドットパタンノイズが除去された指紋隆線を表示することができるので鑑定官の鑑定が容易になる。
また、ドットパタンノイズが除去された画像を用いて特徴抽出することができるので、より正確な特徴量を抽出できることになり指紋照合精度を向上させ得る。
次に、本実施形態の動作について、その概略を説明する。
まず、ドット候補画素抽出手段23が、外部から入力された入力画像(指紋画像)内の画素から背景パタンノイズを構成する候補画素を、入力画像の各画素濃度に基づき抽出する(候補画素抽出工程)。
次いで、ドットパタン特徴抽出手段24が、抽出された候補画素のうち各候補画素と当該候補画素の予め設定された範囲内の周辺近傍画素との位置関係が格子状態に配置された候補画素を格子状配置画素群として抽出する(格子状抽出検出工程)。
次に、ドットパタン特徴抽出手段24が、抽出された格子状配置画素群の配置状態を示す配置パタン特徴情報を検出し(配置特徴情報検出工程)、ドットパタンカテゴライズ手段25が、格子状配置画素群を前記配置パタン特徴情報に基づきカテゴライズすることにより共通の配置パタンを有する画素領域を設定する(画素領域設定工程)。
次に、周期性ノイズ除去手段27が、設定された画素領域にそれぞれ設定された配置パタンに合致した背景パタンノイズを前記各画素領域から除去する(背景パタンノイズ除去工程)。
ここで、上記候補画素抽出工程、格子状抽出検出工程、配置特徴情報検出工程、画素領域設定工程、および背景パタンノイズ除去工程については、その実行内容をプログラム化し、コンピュータに実行させるように構成してもよい。
次に、本実施形態であるドットパタンノイズ除去手段12、指紋画像入力手段11、および指紋画像出力手段13全体の動作について、図3のフローチャートに基づいて説明する。
まず、画像処理装置10の指紋画像入力手段11が、データ処理部12に対して指紋画像の入力を行う(ステップS1)。
ここで、データ処理部12に対して入力された指紋画像例をGI(図4)とする。
また、上記ディジタル化された指紋画像では、各画素が0から255迄の256階調の濃度値を持つようにディジタル化される。また、濃度値表現は、輝度が大きい(明るい)ほど、数値が大きくなる輝度基準で定義されている。
尚、本実施形態では、濃度値表現に関して、濃度が大きいほど濃度値の数値が大きくなる濃度基準により説明する。このため、濃度が大きい隆線部は255の最大値に近く、濃度が薄い紙地や隆線溝は0に近い濃度値を示すものとする。
次に、ドット候補画素抽出手段23(図2)が、入力画像データ(GI)における各画素の濃度を解析し、ドットパタンの候補になり得るドット候補画素DCを抽出する(ステップS2:図3)。
尚、本実施形態では、以下に示す処理手順(サブステップ1〜2)により、入力画像データの濃度を解析し、ドットパタンの候補になり得る画素の抽出を行う。
まず、指紋画像(入力画像データ)中の特定の画素を注目画素とするとき、注目画素の濃度が、当該注目画素の周辺全ての近傍画素(例えば、隣接8画素とする)の濃度との比較参照を行う(濃度比較参照)。
ここで、注目画素の濃度値が、近傍画素の濃度値より大きい、又は等しい場合に、当該注目画素(特定の画素)を抽出する(サブステップ1)。
次いで、ドット候補画素抽出手段23は、上記サブステップ1で抽出された特定の画素(特定画素)の連結性を解析し、当該特定画素の連結性が2画素までである場合に、当該特定画素をドット候補画素DCとして抽出する。
一方、上記特定画素の連結性が3画素以上である場合、この特定画素を含む連結画素群を全て除去する(サブステップ2)。
ここで、上述のようにして抽出されたドット候補画素DCを図5(a)に示す。尚、この図5(a)のドット候補画素DCは、図5(b)に示す拡大領域に対して、処理手順(サブステップ1〜2)に基く処理が実行された結果を示す。
この図5(b)では、図5(a)と比較して、ドットパタンに含まれるドットの多くが正確に抽出されていることが示されている。
また、例えば、通常の小切手に印刷されたドットパタンのドット間隔は8画素(実距離0.4ミリ)以下であるため、上述の処理手順(サブステップ1〜2)の実行によって、そのドット候補画素の抽出を正確に行うことができる。
尚、処理対象の画像におけるドットパタンのドット間隔が8画素を超える場合には、上記濃度比較参照時における比較対象画素を近傍距離8画素以内だけではなく、更に広い予め設定された範囲内に含まれる近傍画素群と濃度比較参照を行う設定としてもよい。
また、ドット候補画素抽出手段23は、指紋画像を1/2に縮小し縮小画像を生成し、この縮小画像に対して前記の手順でドット候補画素を抽出する設定であってもよい。
更に、ドット候補画素抽出手段23は、上記サブステップ2において、3画素以上の連結性を持つ画素群を全て除去する代わりに、指紋画像に対して画像収縮や芯線化を行うことにより、中心画素の抽出を行う設定であってもよい。
次に、ドットパタン特徴抽出手段24は、ドット候補画素DCを解析し、各ドット候補画素とその近傍画素間の関係が、格子状配置と見なせるか否かを判定する。
ここで、各ドット候補画素とその近傍画素間の関係が格子状配置と見なせる場合に、ドットパタン特徴抽出手段24は、ドット間隔や格子状配置の傾き(ドットパタン回転角)をドットパタン特徴として抽出する(ステップS3:ドットパタン特徴抽出工程(図3))。
このドットパタン特徴抽出工程について、図6(a)〜(b)および図7(a)〜(c)に基づき詳説する。
ここで、入力された画像内の特定の画素(ドット候補画素DC)およびその近傍画素間の関係が、予め設定された格子状配置であると見なせるか否かの判定は、ドットパタン特徴抽出手段24が、以下の処理手順(サブステップ3〜4)を実行することにより実施する。
まず、ドットパタン特徴抽出手段24は、特定の画素(ドット候補画素)を注目画素とするとき(ここでは、図6(a)の注目画素61とする)、この注目画素からの距離が8画素以内で、最も近いドット候補画素を決定する(ここでは、これを最近傍画素62とする)。
尚、特定画素の近傍距離8画素内に画素が存在しなければ、その特定画素は格子状配置ではないとする(サブステップ3)。
次いで、ドットパタン特徴抽出手段24は、注目画素61および最近傍画素62に対して等距離で、かつ、90度、180度、270度回転した位置(以下「回転位置」という)に、他のドット候補画素が存在するか否か調べる。
ここで、ドットパタン特徴抽出手段24は、上記回転位置内にドット候補画素が存在する場合、注目画素61は、格子状配置を満足する(格子状配置条件を満たす)ことから、格子状配置であると見なすことができ、注目画素61と4つの近傍画素62、63、64,65を、ドットパタン構成画素と設定(決定)する(サブステップ4)。
ここで、図6(b)は、図5(a)のドット候補画素DCに対して上述の処理手順(サブステップ3〜4)に基く処理の実行した結果を示す。この図6(b)では、指紋隆線や印刷文字部の領域から、図5(a)で存在していたドット候補画素が除去されていることが示されている。
次に、ドットパタン特徴抽出手段24は、ドットパタン画素DP(図6(b))におけるドットパタン特徴としてドット間隔を算出する。ここで、例えば、ドットパタン画素DP(図6(b))においては、全てのドットパタン画素のドット間隔は、約4.5画素である。
また、ドットパタン特徴抽出手段24は、ドットパタン画素DP(図6(b))におけるドットパタン特徴として、ドットパタン回転角を決定する(ドットパタン回転角定義機能)。
ここで、ドットパタン回転角の基準となるドットパタン回転基準角は、図7(a)に示すように、4つの近傍画素が水平垂直に格子状に配置されているときを基準として0度とし、ドットパタン回転角は、それに対する傾き(角度)とする。
尚、この傾きは、時計回りの回転角として定義する。
このドットパタン回転基準角(図7(a))を基準とすると、図7(b)のドットパタン回転角は30度となる。
次に、ドットパタンカテゴライズ手段25が、上記決定された、ドットパタン画素DPにおけるドットパタン特徴を解析し、類似の特徴を持つドットパタン毎にカテゴライズを行う(ステップS4:ドットパタンカテゴライズ)。
尚、本実施形態における上記ドットパタンカテゴライズの手法では、上記算出されたドット間隔およびドットパタン回転角が、予め設定された基準に基づき、類似するものだけを抽出しグルーピングする。
ここで、ドットパタンカテゴライズ手段25は、例えば、図6(b)のドットパタン画素DPについてカテゴライズを行う。
ここでは、ドットパタンカテゴライズ手段25は、図6(b)のドットパタン画素DPを、ドット間隔4.5画素でドットパタン回転角30度の領域と、ドット間隔4.5画素でドットパタン回転角0度の領域の2つにカテゴライズする。ここで、カテゴライズされた2つの領域を、図8に示すように、それぞれカテゴリ領域71および領域72とする。
次に、データ処理制御手段21が、処理対象の最初のカテゴリ領域として、カテゴリ領域71のドットパタン領域をセットする(ステップS5:ドットパタンの最初のカテゴリセット)。
次いで、ドットパタンノイズ領域抽出手段26が、カテゴリ領域ごとに、ドットパタン画素群の近傍のドット候補画素(近傍ドット候補画素)を更に精査して、近傍ドット候補画素が同一カテゴリ領域内のドットパタン画素群と類似のドットパタンを形成しているか否かの判定を行う(ドットパタン類似性判定機能)。
ここで、ドットパタンノイズ領域抽出手段26は、上記近傍ドット候補画素がドットパタン画素群と類似のドットパタンであると判定された場合に、近傍ドット候補画素をカテゴリ領域のドットパタン画素群として設定する。
これにより、近傍ドット候補画素も同一カテゴリにおけるドットパタン画素群に含まれることになる。
このように、ドットパタンノイズ領域抽出手段26は、カテゴリ領域ごとに、ドットパタン領域を拡大する設定を行い、最終的に設定されたドットパタン領域を、ドットパタンカテゴライズ領域として抽出する(ステップS6:ドットパタンカテゴライズ領域抽出工程)。
また、上記ドットパタンカテゴライズ領域抽出工程では、各カテゴリ領域のドットパタン画素群の近傍のドット候補画素を注目画素とするとき、ドットパタンノイズ領域抽出手段26は、注目画素とカテゴリ領域内の任意の画素との距離および回転角がカテゴリ領域内のドットパタン特徴と矛盾しない場合には、その注目画素をカテゴリ領域内のドットパタン画素群として設定するものとする(設定処理)。
ドットパタンノイズ領域抽出手段26が、上記設定処理をカテゴリ領域内におけるドットパタン画素群それぞれに対して行うことにより、同一カテゴリ領域内で設定されるドットパタンカテゴライズ領域を拡大し、最大化することができる。
尚、図9(a)および図9(b)は、図8のカテゴリ領域71および72にそれぞれ対応したドットパタン領域DAを示す。
これによると、それぞれ図8のカテゴリ領域71および72におけるドットパタン領域と比較して、図9(a)および(b)のドットパタン領域DAが、ドットパタン領域が拡大(設定)されていることが示されている。
次に、周期性ノイズ除去手段27が、図9(a),(b)におけるカテゴリ領域(71,72)毎に、そのカテゴリ領域におけるドットパタン特徴を周期性ノイズと見なして除去する(ステップS7:周期性ノイズ除去工程)。
この周期性ノイズ除去工程は、上述のように、非特許文献1に開示されている2次元フーリエ変換を利用して行われるものとする。
次に、画像合成手段28が、カテゴリ毎に、ドットパタンノイズが除去された画像を合成する(ステップS8:ノイズ除去画像合成)。
この処理では、画像合成手段28は、あるカテゴリ領域(ここでは71または72)のドットパタンノイズ領域におけるノイズ除去画像NRと、残りの領域は、周期性ノイズ除去処理が行われる直前の画像とを合成する。
尚、注目のドットパタン領域との境界画素付近の濃度差が大きい場合に、合成された画像(合成画像)は不自然なものとなり得るため、境界画素はスムース処理(近傍画素群の平均濃度値に置き換え)を実施する設定としてもよい。
ここで、カテゴリ71の領域のノイズ除去画像NRを含むノイズ除去画像および元の画像(周期性ノイズ除去処理前の画像)を合成した合成画像GCでは、図12に示すように、注目カテゴリのドットパタンノイズが適切に除去されている。
次に、データ処理制御手段21が、次のカテゴリのドットパタン領域があるか否かの判定を行う(ステップS9:全カテゴリ終了?)。
ここで、次のカテゴリ領域(例えば、カテゴリ領域72)のドットパタン領域がある場合に、次のカテゴリ領域をセットする(ステップS6へ:NO)。一方、次のカテゴリ領域のドットパタン領域がない場合には、ノイズ除去画像の出力処理に進む(ステップS10へ:YES)。
ここで、図13(a)は、2番目のカテゴリ領域72に対応する指紋画像であり、図13(b)は、2番目のカテゴリ領域72に対応するノイズ除去画像であり、図13(c)は、合成画像GC(図12)に対して2番目のカテゴリ領域72に対応するノイズ除去画像が合成された合成画像GC2である。
この図13(c)では、カテゴリ領域72においても、そのドットパタン特徴である周期4.5画素、ドットパタン回転角0度のドットパタンノイズ特性に合致するフーリエパワースペクトルを低減することで、図13(b)に示すノイズ除去画像と同様に、注目のドットパタンノイズのみが的確に除去されていることが示されている。
次いで、データ処理制御手段21は、ドットパタンノイズが除去された画像GOを出力する(ステップS10:図3)。この画像GOは、本実施形態では、最後のカテゴリのドットパタン領域に対応する合成画像GC2を示す。
尚、合成画像GOの出力先としては、モニタやプリンタの他、特徴抽出機構を含む照合装置14などであってもよい。
尚、本実施形態では、指紋画像を例として説明しているが、本発明は、指紋と類似の模様を持つ掌紋についても有効に適用することができる。
以上のように、本発明の実施形態である画像処理装置10は、画像から類似の特徴を持つドットパタン毎にカテゴライズし、カテゴリ毎にドットパタン領域を抽出したうえで、カテゴリ毎にドットパタン特徴を周期性ノイズとして除去することができる。
このため、 例えば、小切手や新聞紙の写真領域などのドット上に指紋隆線が残留した場合でも、入力画像(遺留指紋)における指紋隆線の抽出を容易に行うことが可能となる。
また、遺留指紋に対して適用した場合には、ドットパタンノイズ領域内に限定して、そこに存在するドットパタンノイズ特性に合致したノイズの除去を行うことができ、このため、このノイズ除去処理によるドットパタン領域外に対しての影響を抑制し、かつ有効にドットノイズを除去することができる。
これにより、ドットパタンノイズが除去された指紋隆線を有効に抽出、表示することができるので鑑定官の鑑定が容易になる。
また、ドットパタンノイズが除去された画像を用いて特徴抽出できるので、より正確な特徴量を抽出できることになり、指紋照合精度を向上させることができる。
以上、実施形態(及び実施例)を参照して本願発明を説明したが、本願発明は上記実施形態(及び実施例)に限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、本願発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
この出願は2009年5月19日に出願された日本出願特願2009−121042を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。
本発明は、ディジタル画像の解析を行うことによりディジタル画像内の対象物、移動物の検出、および識別を行うシステムに対して有用に適用することができる。
10 指紋処理装置
11 指紋画像入力手段
12 ドットパタンノイズ除去手段
13 指紋画像出力手段
14 照合装置
21 データ処理制御手段
22 データ記憶手段(記憶装置)
23 ドット候補画素抽出手段(候補画素抽出手段)
24 ドットパタン特徴抽出手段(格子状配置画素抽出手段、配置特徴情報検出手段)
25 ドットパタンカテゴライズ手段(画素領域設定手段)
26 ドットパタン領域抽出手段
27 周期性ノイズ除去手段(背景パタンノイズ除去手段)
28 画像合成手段

Claims (8)

  1. ディジタル画像から周期性を有した背景パタンノイズを除去するパタンノイズ除去装置であって、
    前記画像内の画素から前記背景パタンノイズを構成する候補画素を前記各画素の濃度に基づいて抽出する候補画素抽出手段と、
    前記抽出された候補画素のうち前記各候補画素と周辺の近傍画素とが織りなすドットパタンの特徴を抽出するドットパタン特徴抽出手段と、
    前記ドットパタンの特徴をもつ周期性の前記候補画素及び前記近傍画素を含むドットパタン領域を抽出するドットパタン領域抽出手段と、
    水平垂直の座標上で傾きをもつドットパタンの特徴である場合、前記ドットパタン特徴抽出手段が抽出した前記ドットパタンの特徴を、前記ドットパタン領域抽出手段が抽出したドットパタン領域毎に解析し、前記ドットパタン領域毎に異なるドットパタンの特徴を制約条件として、共通性のドットパタンの特徴をもつドットパタン領域を一纏めにすることにより、ドットパタンの特徴毎に複数のドットパタン領域を区分けするドットパタンカテゴライズ手段と、
    前記ドットパタンカテゴライズ手段が区分けしたドットパタン領域を単位として、前記ドットパタン領域抽出手段が抽出したドットパタン領域の情報と、前記ドットパタン特徴抽出手段が抽出したドットパタンの特徴の情報とを得て、前記ドットパタンの特徴を制約条件として、前記ドットパタン領域毎に含まれる複数のドット候補画素をドットパタンノイズとして除去する周期性ノイズ除去手段とを有することを特徴とするパタンノイズ除去装置。
  2. 前記候補画素抽出手段は、前記候補画素と周辺画素との距離と、前記候補画素の連続性とを考慮して、前記候補画素を濃度に基づいて抽出するものである請求項1に記載のパタンノイズ除去装置。
  3. 前記ドットパタン特徴抽出手段は、水平垂直座標上での傾きを前記ドットパタン特徴の要素に組み入れて前記ドットパタン特徴を抽出するものである請求項1に記載のパタンノイズ除去装置。
  4. 前記ドットパタン特徴抽出手段は、背景パタンノイズをなす周期性の画素の配置関係をドットパタン特徴として抽出するものである請求項1に記載のパタンノイズ除去装置。
  5. ディジタル画像から周期性を有した背景パタンノイズを除去するパタンノイズ除去方法であって、
    前記画像内の画素から前記背景パタンノイズを構成する候補画素を前記各画素の濃度に基づいて抽出し、
    前記抽出された候補画素のうち前記各候補画素と周辺の近傍画素とが織りなすドットパタンの特徴を抽出し、
    前記ドットパタンの特徴をもつ周期性の前記候補画素及び前記近傍画素を含むドットパタン領域を抽出し、
    水平垂直の座標上で傾きをもつドットパタンの特徴である場合、前記抽出した前記ドットパタンの特徴を、前記抽出したドットパタン領域毎に解析し、前記ドットパタン領域毎に異なるドットパタンの特徴を制約条件として、共通性のドットパタンの特徴をもつドットパタン領域を一纏めにすることにより、ドットパタンの特徴毎に複数のドットパタン領域を区分けし、
    前記区分けしたドットパタン領域を単位として、前記抽出したドットパタン領域の情報と、前記抽出したドットパタンの特徴の情報とを得て、前記ドットパタンの特徴を制約条件として、前記ドットパタン領域毎に含まれる複数のドット候補画素をドットパタンノイズとして除去することを特徴とするパタンノイズ除去方法。
  6. 前記候補画素と周辺画素との距離と、前記候補画素の連続性とを考慮して、前記候補画素を濃度に基づいて抽出する請求項に記載のパタンノイズ除去方法。
  7. 背景パタンノイズをなす周期性の画素の配置関係をドットパタン特徴として抽出する請求項に記載のパタンノイズ除去方法。
  8. ディジタル画像から周期性を有した背景パタンノイズを除去するパタンノイズの除去を制御するプログラムであって、
    コンピュータに、
    前記画像内の画素から前記背景パタンノイズを構成する候補画素を前記各画素の濃度に基づいて抽出する機能と、
    前記抽出された候補画素のうち前記各候補画素と周辺の近傍画素とが織りなすドットパタンの特徴を抽出する機能と、
    前記ドットパタンの特徴をもつ周期性の前記候補画素及び前記近傍画素を含むドットパタン領域を抽出する機能と、
    水平垂直の座標上で傾きをもつドットパタンの特徴である場合、前記抽出した前記ドットパタンの特徴を、前記抽出したドットパタン領域毎に解析し、前記ドットパタン領域毎に異なるドットパタンの特徴を制約条件として、共通性のドットパタンの特徴をもつドットパタン領域を一纏めにすることにより、ドットパタンの特徴毎に複数のドットパタン領域を区分けする機能と、
    前記区分けしたドットパタン領域を単位として、前記抽出したドットパタン領域の情報と、前記抽出したドットパタンの特徴の情報とを得て、前記ドットパタンの特徴を制約条件として、前記ドットパタン領域毎に含まれる複数のドット候補画素をドットパタンノイズとして除去する機能とを実行させることを特徴とするパタンノイズ除去プログラム。
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