JP5404055B2 - フルオロエラストマー - Google Patents
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Description
CF2=CFO(CF2CFX0O)n'CF2CF2X0
(式中、X0 = F、Cl、CF3、Hであり、n'は1〜20の範囲であり得る)
のビニルエーテルに関する。
UV重合によって得られるホモポリマーも報告されている。例示されたコポリマーは、低温での機械的特性および弾性により特徴付けられていない。
CF2=CF(OCF2CFY0)n 0OX2
(式中、n0は1〜4の範囲であり;Y0 = F、Cl、CF3、Hであり;X2はC1-C3パーフルオロアルキル基、C1-C3ω-ハイドロパーフルオロアルキル基、C1-C3ω-クロロパーフルオロアルキル基であり得る)
のパーフルオロビニルエーテルを用いることによる、フルオロエラストメリック(fluoroelastomeric)コポリマーの製造に関する。該ポリマーは、15〜50モル%の範囲のフルオロビニルエーテルの含量を有する。これらのビニルエーテルは、エーテルとして、パーフルオロプロピルビニルエーテル(PPVE)およびパーフルオロメチルビニルエーテル(PMVE)を用いることにより得られるものより低温で改善された性質を有するコポリマーを与える。該ビニルエーテルの反応性は非常に低く、高分子量したがって示された用途に対して良好な弾性を有するポリマーを得ることは難しい。この場合も、硬化エラストマーの特徴付けの
データは示されおらず、0℃より低い温度、特に-10℃および-25℃での圧縮永久歪は報告されていない。
− -COF末端基が以下に示される方法で検知されない、実質的に-COF末端基を有しない;− 広い温度範囲、低温および高温の両方で、特に-10℃で-25℃まで改善された機械的特性および圧縮永久歪;
− ポリマーのkg/時間×水のリッターで表わされる、フルオロエラストマーを製造する方法における改善された生産性
の組み合わせを有する入手可能な硬化VDFフルオロエラストマーを得ることの必要性を感じた。
本発明の目的は、-10℃で60%より低く、好ましくは50%より低く、-25℃で90%より低く、好ましくは75%より低い、24時間後の圧縮永久歪(ASTM D 395/B)を有し、10モル%より高い量でヘキサフルオロプロペン(HFP)および式:
CF2=CFOCF2OCF3 (a)
のビニルエーテルを含み、次の方法:
モノマーの重合の最後に、冷凍して凝固させ、続いて解凍することによりポリマーを単離する;次いで、そのポリマーを脱イオン水で2回洗浄し、恒量になるまでストーブ中で乾燥する;-COFポリマー末端基をFT-IR分光分析法によって決定する、ここで、50〜300ミクロンの厚さを有するポリマーフィルムについて、4000 cm-1〜400 cm-1の間で最初の走査を行なって最初のスペクトルを得、該フィルムをアンモニア飽和蒸気中に12時間置き、次いで最初のIRスペクトルと同じ条件下でIR最終スペクトルを測定し、最初のスペクトルから最終のスペクトルを差し引いて、「差スペクトル」を得、次式:
によれば1,900〜1,830 cm-1のバンドに感度限界より低い量の-COF末端ポリマー基を有する、イオン硬化VDFフルオロエラストマーである。
ポリマー中に、フッ素化ビス-オレフィンに由来する単位が、全モノマーのモルに対して0.01〜5モル%の間の少量で存在し得る。例えば、ここに、参考文献として組み込まれるEP 661,304に記載されたビス-オレフィンが用いられ得る。
CH2=CH-(CF2)t0-CH=CH2
(ここで、t0は6〜10の整数である)
を有する。
任意に、本発明のフルオロエラストマーは、半晶質(パー)フルオロポリマーと混合状態であってもよく、フルオロエラストマー+半晶質(パー)フルオロポリマー混合物の乾燥重量の合計に対する重量パーセントで表わされた該フルオロエラストマーの量は、0重量%〜70重量%、好ましくは5重量%〜50重量%、さらに好ましくは10重量%〜30重量%である。
半晶質(パー)フルオロポリマーは、モノマーの合計に対して0.01モル%〜10モル%、好ましくは0.05モル%〜7モル%の量の、テトラフルオロエチレン(TFE)ホモポリマーから、またはエチレンタイプの不飽和を1つ含む1以上のモノマーとのTFEコポリマーから形成される。
例えばメチルメタクリレート、(メタ)アクリル酸、ブチルアクリレート、ヒドロキシエチルヘキシルアクリレート、スチレンモノマーが挙げられ得る。
− ヘキサフルオロプロペン(HFP)、ヘキサフルオロイソブテンのようなC3-C8パーフルオロオレフェン;
− ビニルフルオライド(VF)、ビニリデンフルオロイド(VDF)、トリフルオロエチレンのようなC2-C8水素化フルオロオレフィン、CH2=CH-Rf パーフルオロアルキルエチレン(ここで、RfはC1-C6パーフルオロアルキルである);
− クロロトリフルオロエチレン(CTFE)のようなC2-C8クロロ-および/またはブロモ-および/またはヨード-フルオロオレフィン;
− CF2=CFOX (パー)フルオロオキシアルキルビニルエーテル(ここで、XはC1-C12アルキル、またはC1-C12オキシアルキル、または1以上のエーテル基を有するC1-C12(パー)フルオロオキシアルキル、例えばパーフルオロ-2-プロポキシ-プロピルである);フルオロジオキソール、好ましくはパーフルオロジオキソール
が挙げられ得る。
本発明のフルオロエラストマーが半晶質(パー)フルオロポリマーを含むとき、混合は、フルオロエラストマーラテックスと半晶質パーフルオロポリマーラテックスとを所望の割合で混合し、次いでUS特許6,395,834およびUS特許6,310,142に記載されているようにして得られる混合物を共凝固すること(co-coagulating)により行なわれる。
のコモノマーを含む:
− (パー)フルオロジオキソール、好ましくは次の式:
Y = F、ORf1(ここで、Rf1はC1-C5パーフルオロアルキル基であり、好ましくは、Rf1はCF3である)であり;
X1およびX2は互いに同一または異なって、FおよびCF3の中から選択され、好ましくはFであり;
Z1はF、H、Clから選択され、好ましくはFである)
を有する(パー)フルオロジオキソール;
− CF2=CFOXa パーフルオロオキシアルキルビニルエーテル(ここで、Xaは1以上のエーテル基を有するC3-C12パーフルオロオキシアルキル、例えばパーフルオロ-2-プロポキシ-プロピルである);
VDFを40〜90%、好ましくは50〜80%;
式(a)のモノマーを2〜20%、好ましくは6〜14%;
HFPを10〜30%、好ましくは12〜20%;
任意に、エチレンタイプの不飽和を少なくとも1つ有する1以上の(パー)フッ素化コモノマーを0〜30%
を含み、モノマーのモルパーセントの合計は100%である。
VDFとHFPとモノマー(a)に加えて、その他のコモノマーが存在するとき、それらは、次の:
− C2-C8パーフルオロオレフィン、例えばTFE、ヘキサフルオロイソブテン;
− 式CF2=CFORf(ここで、RfはC1-C2パーフルオロアルキル基、好ましくはRf = CF3である)のパーフルオロアルキルビニルエーテル
から選択される。
− VDFを40〜90%、好ましくは50〜80%;
式(a)のモノマーを2〜20%、好ましくは6〜14%;
HFPを10〜30%、好ましくは12〜20%;
任意に、
PMVEを0〜15%、好ましくは3〜10%;および/または
TFEを0〜30%、好ましくは5〜20%
である。
本出願人は、予測しなかったことにかつ驚くことに、本発明のフルオロエラストマーが高い重合反応速度、それゆえ高収率で得られることを見出した。
R3 f-Xk -M+
(式中、R3 fはC5-C16(パー)フルオロアルキル鎖または(パー)フルオロポリオキシアルキル鎖であり、Xk -は-COO-または-SO3 -であり、M+はH+、NH4 +またはアルカリ金属イオンから選択される)
のフッ素化された界面活性剤が特に好ましい。最も一般的に用いられるものの中で、アンモニウムパーフルオロオクタノエート、1以上のカルボキシ基を末端に有する(パー)フルオロポリオキシアルキレン等が思い出される。US特許4,990,283およびUS特許4,864,006を参照。
連鎖移動剤として、酢酸エチル、マロン酸ジエチル、エタン等のような先行技術で公知
のものが用いられ得る。
イオン硬化は、促進剤および硬化剤を用いて行なわれる。
A) 一般式:
Qは、次の意味:窒素、リン、ヒ素、アンチモン、硫黄を有し;
X1は、例えばハライド、サルフェート、アセテート、ホスフェート、ホスホネート、ハイドロキサイド、アルコキサイド、フェネート、ビスフェネートのような、有機または無機のアニオンであり;
nはX1イオンの原子価であり;
− C1-C20アルキル、C6-C20アリールもしくはアリールアルキル、C1-C20アルケニル、またはそれらの組み合わせ;
− 塩素、フッ素、臭素から選択されるハロゲン;
− またはシアノ基、-ORBおよびCOORB(ここで、RBは上記の意味を有するアルキル、アリール、アリールアルキルまたはアルケニルである)
有し、
ここで、R2、R3、R4、R5基の2つの基は、ヘテロ原子Qと一緒になって環状構造を形成することができ;
Qが硫黄原子のとき、R2、R3、R4、R5基の1つは存在しない]
を有する化合物;
mI[P(NR6R7)nIR8 4-nI]+ YmI- (II)
R9[P(NR6R7)rR8 3-r]2+ pYmI- (III)
[式中、
R6、R7およびR8は同一または異なって、次の意味:
− C1-C18、好ましくはC1-C12アルキル、C4-C7シクロアルキル、C6-C18、好ましくはC6-C12のアリールもしくはアリールアルキル;
− オキシアルキルまたはポリ(オキシアルキル)(ここで、アルキルは上記のとおりであり、ポリオキシアルキル基は遊離のまたはエーテル化された末端OH官能基を有する)
を有し、
R6、R7およびR8はハロゲン、CN、OH、カルブアルコキシ(carbalkoxy)基を任意に含むことができ;
ここで、R6およびR7は窒素原子と一緒になってヘテロ環を形成することができ;
− nIは1〜4の整数であり;
− rは1〜3の整数であり;
− mIは1〜2の整数であり、Yイオンの原子価に対応し;
− pはmI×p = 2であるような係数であり;
− Yはm原子価を有するアニオンであり、有機または無機であることができ;例えば、Yはハライド、パークロレート、ナイトレート、テトラフルオロボレート、ヘキサフルオロホスフェート、オキサレート、アセテート、ステアレート、ハロアセテート、パラ-トルエンスルホネート、フェネート、ビスフェネート、ハイドロキサイドから選択され;Yは錯体アニオン、例えばZnCl4 2-、CdCl4 2-、NiBr4 2-、HgI3 -であってもよい]
を有するアミノ-ホスホニウム誘導体;
Arはフェニル、置換されたフェニル(例えばメトキシフェニル、クロロフェニル、トリルのような)であり;
R10は水素、メチル、エチル、プロピル、カルブアルコキシであり;
R11はカルブアルコキシ、C1-C8アルキル、シアノおよびアミド基であるか、
またはR10とR11はP=C結合の炭素原子と一緒になって環式基、例えばシクロペンタジエンを形成する)
を有するホスホラン、特にトリアリールホスホラン;
[N(R12)2]c+ Xc c- (V)
(式中、
R12は、P、S、OまたはNのような1つのヘテロ原子を末端に有する1価の有機基であり、該有機基は該へテロ原子を介して窒素原子と共有結合している;
cはXcアニオンの原子価であり;
Xcは、有機または無機アニオン、例えばハライド、ハイドロキサイド、サルフェート、チオサルフェート、ナイトレート、ホルメート、アセテート、シアネート、チオシアネート、テトラフェニルボレート、ホスフェート、ホスホネート、アルコキサイド、フェネート、ビスフェネートまたはパークロレートである)
を有するイミニウム塩
に属する。
クラスD)の化合物の例は、8-ベンジル-1,8-ジアザビシクロ[5.4.0]-7-ウンデセンクロライドである。
有機-オニウム誘導体の混合物も用いられ得る。
Z'は、次の意味:
− 少なくとも1つの塩素またはフッ素原子で任意に置換されていてもよい、直鎖状または分枝鎖状のC1-C13脂肪族、C4-C13脂環式、C6-C13芳香族またはアリールアルキレン性の2価の基;
− チオ、オキシ、カルボニル、スルフィニルまたはスルホニル基
の1つを有し;
− xは0または1であり;
− uは1または2であり;
− 式(VI)の化合物の芳香環は、塩素、フッ素もしくは臭素;-CHO、C1-C8アルコキシ、-COOR10(ここで、R10はHまたはC1-C8アルキル、C6-C14アリール、C4-C12シクロアルキルである)から選択されるその他の置換基を任意に有していてもよい]
のビスフェノールが挙げられ得る。
あり得る。Z'がアルキリデンであるとき、それは、例えばエチリデン、ジクロロエチリデン、ジフルオロエチリデン、プロピリデン、イソプロピリデン、トリフルオロイソプロピリデン、ヘキサフルオロイソプロピリデン、ブチリデン、ヘプタクロロブチリデン、ヘプタフルオロ-ブチリデン、ペンチリデン、ヘキシリデン、1,1-シクロヘキシリデンであり得る。
促進剤および硬化剤の代わりに、促進剤と硬化剤との付加物が用いられ得る。特に、ビスフェノールと-オニウム塩から形成される、好ましくはモル比で硬化剤:促進剤が1:1〜5:1、好ましくは2:1〜5:1にある付加物が用いられる。
付加物が用いられるとき、その付加物中に含まれるものに加えて、任意に、遊離の促進剤も存在し得る。
好ましくは、付加物が用いられるとき、その付加物中に含まれるものに加えて、任意に、遊離の硬化剤が存在し得る。
OHはパラ位にある)が特に好ましい。
硬化剤として使用可能なその他の化合物は、次のもの:
− 次の:
HOCH2-CF2OCF2CF2OCF2-CH2OH
HOCH2-CF2O(CF2CF2OCF2CF2OCF2O)zCF2-CH2OH
HOCH2-CF2CF2OCF2CF2-CH2OH
H2NCH2-CF2O(CF2CF2OCF2CF2OCF2O)zCF2-CH2NH2
(ここで、zは1〜15の整数である)
から選択される2官能性のフルオロエーテルおよびフルオロポリエーテル
である。
フルオロエラストマー中により容易に取り込まれて有利性を示す、上記2官能性フルオロポリエーテルの塩を用いることも可能である。該塩において、2つの末端基の少なくとも1つは、金属、好ましくは2価の金属のアルコラートであるか、または出発の末端基がアミン性(aminic)であるとき、それはアンモニウム塩である。
− -CH2OMgOH、-CH2OCaOH、-CH2OZnOHであり;2番目のタイプの末端基は、例えば-CH2NH3 +Cl-である。
− 1以上のヒドロキシ基がエステルまたはカーボネートとしてブロックされたポリオール。これらの化合物は、硬化剤として用いられ得る。
− 1以上のヒドロキシ基がシリルエーテルの形でブロックされているか保護されているポリオール。これらの化合物は、硬化剤として用いられ得る。
i) ビニリデンフロオライドコポリマーのイオン硬化において知られているものから選択される1以上の無機酸の受容体を、フルオロエラストメリックコポリマー100部当たり1〜40部の量;
ii) ビニリデンフルオライドコポリマーのイオン硬化において知られているものから選択される1以上の塩基性化合物を、フルオロエラストメリックコポリマー100部当たり0.5〜10部の量
も含む。
例えばCa、Sr、Ba、NaおよびKの炭酸塩、安息香酸塩、シュウ酸塩および亜リン酸塩、ならびに上記水酸化物と上記金属塩との混合物から選択され、タイプi)の化合物のうちでMgOが挙げられ得る。
加工助剤として、脂肪酸のエステルおよびアミド、長鎖脂肪族アルコール、低分子量ポリエチレン、ステアリン酸およびその無機塩が、硬化ブレンドに加えられ得る。該助剤量は、一般的に、10 phrより低く、好ましくは5 phrより低い。
(R')(R'')S(O)xA (VI)
xAは1または2であり;
R'およびR''は同一または異なって、1〜20またはそれ以上の最大で30まで、好ましくは1〜8の炭素原子を含む有機基であり;R'およびR''は一緒になって、硫黄原子と複素環を形成する、ただ1つのアルキレン基を形成することができ;R'およびR''は、炭素原子の直鎖、分枝鎖または環状鎖、または芳香族鎖によって形成され、R'およびR''はヘテロ原子、例えば酸素、および/または置換分、例えばハロゲン、アルコキシ、スルフィニル、スルホニル、カルブアルコキシ、オキシ、ヒドロキシ、ニトロ、シアノ、アルキル、アリールを任意に含み得る)
を有する炭素-硫黄結合によって、硫黄原子に結合した2つの有機基R'およびR''を含む。
促進剤量は、好ましくは0.05〜5 phrの間であり、硬化剤のそれは、好ましくは0.15〜4
phrの間である。
酸受容体の量は1〜40 phrの間、塩基性化合物の量は0〜20 phrの間に含まれる。
I -120℃〜-20℃、好ましくは-100℃〜-40℃の範囲の温度で、任意に、反応条件下で液体でかつ不活性なパーハロゲン化溶媒の存在下に操作し、任意に、フッ素が不活性ガス、例えば窒素またはヘリウムで希釈され、フルオロホルメートCF3OCOFを元素のフッ素と式
:
CAF=CA'F (IV)
を有するオレフィン化合物と、液相中で反応して、式:
CF3OCF2OCFACF2A' (V)
(式中、AおよびA'は互いに同一または異なって、H、ClまたはBrである。但し、それらは両方Hでなない)
のフルオロハロゲンエーテルを得ること;
によって製造され得る。
冷却され、次いで、CF3OFとCOが分離され、それらは、前記の範囲にCF3OF/CO比を保つことにより、反応器に再循環され得る。
CF3OCOFが製造される反応器は、好ましくはガラス、例えばPTFE、PFAのような不活性なパーフッ素化プラスチック、例えばAISI 316のような金属合金から作られ、反応が起こる場所がガラスまたはパーフッ素化プラスチックでコーティングされるのが好ましい。より好ましくは、ガラスまたはフッ素化プラスチックが用いられる。
実施例
分析方法
ポリマーTgの測定
Tgは、ASTM D 3418基準に従って、DSC分析により測定された。中点(mid-point)および開始Tg値が測定された。
モノマーの重合の最後に、ポリマーは、-20℃で冷凍による凝固、続いて室温で、ポリマーが底に沈殿するスラリーが得られるまで解凍することにより単離される;次いで、そのポリマーは、脱イオン水で2回洗浄され、恒量になるまで、ストーブ中90℃で乾燥される(約12時間);-COFポリマー末端基は、50〜300ミクロンの厚さを有するポリマーフィルム上について、4000 cm-1〜400 cm-1で最初の走査を行なって最初のスペクトルを得、該フィルムをアンモニア飽和蒸気中に12時間置き、次いで最初のIRスペクトルと同じ条件下でIR最終スペクトルを測定し、最初のスペクトルから最終のスペクトルを差し引いて、「差スペクトル」を得、次式:
表わす;本発明のフルオロエラストマーのスペクトルにおいて、-COF末端基に関連するバンド(1900-1830 cm-1)は検知されず、この方法の感度限界は0.05 mmol/Kgである。
圧縮永久歪は、-10℃および-25℃で、24時間の滞留時間後(ASTM D 395/B)の硬化試料で測定される。
TR10は、ASTM D 1329基準に従って測定される。測定に対して、参考試料として、モル組成でVDF 78.4%およびHFP 21.6%を有するVDF/HFPコポリマーが用いられ、それはTR10値-17℃を与えた。該ポリマーは以下に記載のようにして製造された。
反応器を85℃まで加熱し、次いで、次のモル組成:VDF = 53%、HFP = 47%を有するまで反応器上端にモノマーを供給することにより、19相対bar(1.9 MPa)の圧力にする。
アンモニウム パーサルフェート(APS)(7.8 g)および酢酸エチル(14.8 g)を反応器に供給する。酢酸エチルを、モノマー変換率5%で7.4 gの量供給し、残りの4つに分けられた部分、各1.85 gをモノマー変換率、それぞれ24%、43%、62%および81%で順次添加する。
VDF = 78.5モル%、
HFP = 21.5モル%
から形成される混合物を供給することにより、一定に維持する。
70分後に反応を停止する。
2850 gのポリマーを得る。
19F NMR測定によって、ポリマーは、次の組成、モル基準で78.4%のVDFおよび21.6%のHFPを有する結果となる。
ガラス反応器中、170℃での熱反応によるCF3OCOFの製造
内径55.6 mm、長さ510 mmを有し、6×6ガラス ラッシヒ リング(フリーな内部容量842 ml)を充填した、電気抵抗によるサーモスタットを保持した管状のガラス反応器を用いる。
US特許4,400,872に記載されたようにして合成したCF3OFの気流(1.5リッター/時間)と同時にCO気流(1.5リッター/時間)を、反応器中に5時間、170℃の温度を維持して供給する。反応器から出てくる気流を、オン ライン・ガスクロマトグラフ分析により連続的に分析する。
生じた混合物の分別蒸留後に、99.8%の純度でCF3OCOFを33.9 g(供給されたCF3OFに対するモル収率76.5%);CF3OCFClCF2Clを12.3 g;COF2を3.4 g得る。
供給されたCF3OFを基に計算して、変換率は84.5%、選択性は90%である。
PTFE反応器中、170℃での熱反応によるCF3OCOFの製造
内径4 mm、長さ13.2 mのPTFE管状サーモスタット付き反応器を使用する。
CF3OFの気流(1.5リッター/時間)およびCOの気流(2.0リッター/時間)を同時に、170℃の温度に維持した反応器中に供給する。
反応器から出てくる気流をガスクロマトグラフィーで分析し、それは、次のモル組成:CF3OF(7.3%)、CF3OCOF(54.2%)、COF2(9.1%)およびCO(29.4%)を有する。
PTFE反応器中、120℃での熱反応によるCF3OCOFの製造
120℃の温度に維持した、実施例Bで使用したのと同じ反応器に、CF3OFの気流(1.5リッター/時間)およびCOの気流(2.0リッター/時間)を同時に6時間供給する。反応器から出てくる気流をガスクロマトグラフィーで分析し、それは、過剰なCOは除外して、次のモル組成:CF3OF(86.7%)、CF3OCOF(13.3%)を有する。
次に、該気流を、残留CF3OFがオレフィンと反応するように、A 1112(50 g)を含む-110℃に維持したトラップ中で、CO以外を濃縮する。
生じた混合物の分別蒸留後に、99%の純度でCF3OCOFを6.8 g得る。
変換されたCF3OFを基に計算して、選択性は98%である。変換率は13.0%である。
AISI 316反応器中、170℃での熱反応によるCF3OCOFの製造
内径4 mm、長さ11.3 mのAISI 316管状サーモスタット付き反応器を使用する。
CF3OFの気流(1.5リッター/時間)およびCOの気流(1.5リッター/時間)を同時に、170℃の温度に維持した反応器中に6時間供給する。反応器から出てくる気流を、A 1112(30
g)を含む-110℃に維持したトラップ中で濃縮する。
トラップ成分の分別蒸留後に、99%の純度でCF3OCOFを31.2 g、フルオロハロゲンエーテルを31.8 gおよびCOF2を3.7 g得る。変換率は66.6%で、選択性は86.5%である。
光化学反応によるCF3OCOFの製造
撹拌装置および光源150 W、光学経路1 cmのUVランプ Hanau TQ 150を備えた300 mlの円柱状ガラス反応器に、パーフルオロポリエーテル ガルデン(登録商標) LS-165(500 g)を導入する。次いで、He(3.0リッター/時間)で希釈したCF3OF(2.0リッター/時間)およびCO(2.0リッター/時間)を、同時に、5時間供給する。
反応器から出てくる気体を、A 1112(30 g)を含む-110℃に維持したトラップ中で濃縮する。濃縮した混合物の分別蒸留後に、純度99%でCF3OCOF(22.9 g)、フルオロハロゲンエーテルCF3OCFClCF2Cl(41.8 g)、COF2(5.8 g)、トリフルオロメチルカーボネート(5.4 g)を得る。
CF3OF変換率は60.5%である。選択性は63.6%である。
CF3OCOFと元素のフッ素および式CFCl=CFClのフルオロオレフィンとの反応および続くフルオロハロゲンエーテルの脱ハロゲン化による式(a)のモノマーの取得
CFCl=CFCl(A 1112)(20 g)、実施例Aで得られたCF3OCOF(30 g)をガラス反応器(50 ml)中に移す。生じた溶液を-100℃に維持し、窒素で希釈されたフッ素を、1リッター/時間の流速でバブルする。
反応の最後での物質収支は92%であり、反応粗生成物(52 g)の19F-NMR分析は、フルオロホルメートの変換率が54%で、フルオロハロゲンエーテルCF3OCF2OCFClCF2Clを与える選択性は93%であることを示す。未反応のフルオロホルメートを、撹拌下に水を加えることにより、反応粗生成物から除く。それを25℃にし、有機相を回収し、MgSO4で乾燥する。混合物を濾過し、得られる残留物を蒸留し、74℃で沸騰する、純度99%のフルオロハロ
ゲンエーテルに相当するフラクション(31.8 g)を回収する。
VDF/TFE/HFP/モノマー(a)( 77/7/12/4 モル%)コポリマー
630 rpmで作動する撹拌装置を備えたオートクレーブ(5リッター)中を脱気した後、脱イオン水(3.5リッター)を導入した。
オートクレーブ内を85℃に加熱し、反応の間中、この温度を維持した。次いで、オートクレーブ内を、次のモノマー混合物(その組成はモル%で、VDF 67.4%、TFE 3.4%、HFP
26.0%、式(a)のモノマー 3.2%である)で、20 bar(2.0 MPa)に加圧する。
− 開始剤としてアンモニウム パーサルフェート(APS)(4.55 g);
− 酢酸エチル(7.53 ml);
(該化合物の添加は、重合の最初から開始し、モノマーの変換が20%増加するごとに、それぞれ1.51 mlの全5分割で行なった);
を導入する。
モノマーの変換100%に相当する、54分の反応後、オートクレーブを冷却し、ラテックスを排出する。
ラテックスをアンモニウム サルフェート溶液(ラテックス各リッターに対してAl2(SO4)3を6グラム)で凝固し、空気循環ストーブ中、90℃で24時間乾燥する。
ポリマー 983 gを得る。
供給されたモノマーに対して反応したモノマーの量は、83.4%の結果になる。
DSCにより測定されたTgは-29.5℃(中点)および-32.8℃(開始)である。
得られたポリマーを、表1に示すphrの割合で、架橋添加剤とロール間隙混合機(roll open mixer)中で混合する。機械的特性および圧縮永久歪を表1に示す。
ソルヴェイ ソレクシスより販売されている工業用ポリマー商標L636(登録商標)を用いる。
アセトン中、熱くして溶かしたポリマーの19F-NMR測定により、ポリマー中のモノマーのモルパーセントは、次の:VDF 77.5%、TFE 6.5%、PMVE 4.0%、HFP 12%である。
DSCにより測定されたTgは-27.0℃(中点)および-31℃(開始)である。
得られたポリマーを、表1に示すphrの割合で、架橋添加剤とロール間隙混合機中で混合する。機械的特性および圧縮永久歪を表1に示す。
VDF/TFE/HFP/PMVE/モノマー(a)( 67/7/11/5/10 モル%)コポリマー
630 rpmで作動する撹拌装置を備えたオートクレーブ(5リッター)中を脱気した後、脱イオン水(3.5リッター)を導入した。
オートクレーブ内を85℃に加熱し、反応の間中、この温度を維持した。次いで、オートクレーブ内を、次のモノマー混合物(その組成はモル%で、VDF 52.5%、TFE 4.0%、HFP
29.8%、PMVE 6.6%、式(a)のモノマー 7.2%である)で、20 bar(2.0 MPa)に加圧する。
− 開始剤としてアンモニウム パーサルフェート(APS)(4.55 g);
− 酢酸エチル(7.53 ml);
(該化合物の添加は、重合の最初から開始し、モノマーの変換が20%増加するごとに、それぞれ1.51 mlの全5分割で行なった);
を導入する。
モノマーの変換100%に相当する、53分の反応後、オートクレーブを冷却し、ラテックスを排出する。
ラテックスをアンモニウム サルフェート溶液(ラテックス各リッターに対してAl2(SO4)3を6グラム)で凝固し、空気循環ストーブ中、90℃で24時間乾燥する。
ポリマー 992 gを得る。
供給されたモノマーに対して反応したモノマーの量は、95.1%の結果になる。
DSCにより測定されたTgは-31.9℃(中点)および-34.7℃(開始)である。
得られたポリマーを、表2に示すphrの割合で、架橋添加剤とロール間隙混合機中で混合する。機械的特性および圧縮永久歪を表2に示す。
VDF/TFE/HFP/PMVE/モノマー(a)( 68/9/12/5/6 モル%)コポリマー
630 rpmで作動する撹拌装置を備えたオートクレーブ(5リッター)中を脱気した後、脱イオン水(3.5リッター)を導入する。
オートクレーブ内を85℃に加熱し、反応の間中、この温度を維持した。次いで、オートクレーブ内を、次のモノマー混合物(その組成はモル%で、VDF 44.8%、TFE 3.3%、HFP
28.3%、PMVE 15.2%、式(a)のモノマー 8.4%である)で、20 bar(2.0 MPa)に加圧する。
− 開始剤としてアンモニウム パーサルフェート(APS)(4.55 g);
− 酢酸エチル(7.53 ml);
(該化合物の添加は、重合の最初から開始し、モノマーの変換が20%増加するごとに、それぞれ1.51 mlの全5分割で行なった);
を導入する。
モノマーの変換100%に相当する、55分の反応後、オートクレーブを冷却し、ラテック
スを排出する。
ラテックスをアンモニウム サルフェート溶液(ラテックス各リッターに対してAl2(SO4)3を6グラム)で凝固し、空気循環ストーブ中、90℃で24時間乾燥する。
ポリマー 987 gを得る。
供給されたモノマーに対して反応したモノマーの量は、87.0%の結果になる。
DSCにより測定されたTgは-27.7℃(中点)および-30.5℃(開始)である。
得られたポリマーを、表2に示すphrの割合で、架橋添加剤とロール間隙混合機中で混合する。機械的特性および圧縮永久歪を表2に示す。
VDF/TFE/HFP/PMVE/モノマー(a)( 70/9/13/5/3 モル%)コポリマー
630 rpmで作動する撹拌装置を備えたオートクレーブ(5リッター)中を脱気した後、脱イオン水(3.5リッター)を導入する。
オートクレーブ内を85℃に加熱し、反応の間中、この温度を維持した。次いで、オートクレーブ内を、次のモノマー混合物(その組成はモル%で、VDF 50.0%、TFE 4.3%、HFP
36.8%、PMVE 6.3%、式(a)のモノマー 2.6%である)で、20 bar(2.0 MPa)に加圧する。
− 開始剤としてアンモニウム パーサルフェート(APS)(4.55 g);
− 酢酸エチル(7.53 ml);
(該化合物の添加は、重合の最初から開始し、モノマーの変換が20%増加するごとに、それぞれ1.51 mlの全5分割で行なった);
を導入する。
モノマーの変換100%に相当する、54分の反応後、オートクレーブを冷却し、ラテックスを排出する。
ラテックスをアンモニウム サルフェート溶液(ラテックス各リッターに対してAl2(SO4)3を6グラム)で凝固し、空気循環ストーブ中、90℃で24時間乾燥する。
ポリマー 976 gを得る。
供給されたモノマーに対して反応したモノマーの量は、89.7%の結果になる。
DSCにより測定されたTgは-25.0℃(中点)および-27.6℃(開始)である。
得られたポリマーを、表2に示すphrの割合で、架橋添加剤とロール間隙混合機中で混合する。機械的特性および圧縮永久歪を表2に示す。表において、FORXA51(登録商標)は、5/1の重量比でのビスフェノールAF/1,1-ジフェニル-1-ベンジル-N-ジエチルホスホルアミン付加物の商用名である。
表1および2から、本発明のポリマーに対する-10℃および-25℃の温度での圧縮永久歪値は、比較例のそれらよりも低い結果であることが推測される。さらに、本発明のポリマー
は、200℃で機械的特性および圧縮永久歪の良好な値を有する結果となる。
Claims (28)
- -10℃で60%より低く、-25℃で90%より低い24時間後の圧縮永久歪(ASTM D 395/B)を有し、10モル%より多い量でヘキサフルオロプロペン(HFP)および式:
CF2=CFOCF2OCF3 (a)
のビニルエーテルを含み、次の方法:
[上記のモノマーの重合の最後に、冷凍して凝固させ、続いて解凍することによりポリマーを単離し;次いで、そのポリマーを脱イオン水で2回洗浄し、恒量になるまでストーブ中で乾燥し;50〜300ミクロンの厚さを有するポリマーフィルムでのFT-IR分光分析法で、4000 cm-1〜400 cm-1の間で最初の走査を行なって最初のスペクトルを得、前記フィルムをアンモニア飽和蒸気中に12時間置き、次いで最初のIRスペクトルと同じ条件下で最後のスペクトルを記録することにより-COF末端基を測定し;最初のスペクトルから最後のスペクトルを差し引いた「差スペクトル」を得、次式:
により標準化し;次いでアンモニア蒸気と反応した-COF末端基に関連する光学密度を測定し、エム. ピアンカ(M. Pianca)らによる論文 "End groups in fluoropolymers", J.Fluorine Chem. 95 (1999), 71-84 (ここに、参考文献として組み込まれる)の73頁、表1に報告されている吸光係数を用いてmmol/ポリマーkgに変換し;実測値がポリマーのkg当たりの-COF末端基のミリモルとして、残留-COF末端基の濃度を表わし;本発明のフルオロエラストマーのスペクトルにおいて、-COF末端基に関連するバンド(1900〜1830 cm-1)が検出されない、すなわち前記方法の感度限界は0.05 mmol/Kgである]
の感度限界より低い-COF末端基の量を有する、イオンにより硬化されたビニリデンフルオライド(VDF)フルオロエラストマー。 - フッ素化されたビス-オレフィンに由来の単位を0.01〜5モル%の間の量で含む、請求項1に記載の硬化されたフルオロエラストマー。
- ビス-オレフィンが式:
CH2=CH-(CF2)t0-CH=CH2
(式中、t0は6〜10の整数である)
を有する、請求項2に記載の硬化されたフルオロエラストマー。 - フルオロエラストマーと半晶質(パー)フルオロポリマーの混合物の乾燥重量の合計に対する重量パーセントで表わされたフルオロエラストマー量が、5重量%〜70重量%である、半晶質(パー)フルオロポリマーとの混合状態にある、請求項1〜3のいずれか1つに記載の硬化されたフルオロエラストマー。
- 半晶質(パー)フルオロポリマーが、テトラフルオロエチレン(TFE)ホモポリマーから、または0.01モル%〜10モル%の量の、エチレンタイプの不飽和を少なくとも1つ含む1以上のモノマーとのTFEコポリマーから形成される、請求項4に記載の硬化されたフルオロエラストマー。
- エチレン不飽和を有するコモノマーが水素化されたタイプまたはフッ素化されたタイプである、請求項5に記載の硬化されたフルオロエラストマー。
- 水素化されたコモノマーが、エチレン、プロピレン、アクリルモノマーまたはスチレンモノマーである、請求項5または6に記載の硬化されたフルオロエラストマー。
- フッ素化されたコモノマーが、次の:
− C3-C8パーフルオロオレフィン;
− C2-C8水素化フルオロオレフィン;CH2=CH-Rf パーフルオロアルキルエチレン(ここで、RfはC1-C6パーフルオロアルキルである)
− C2-C8クロロ-および/またはブロモ-および/またはヨード-フルオロオレフィン;
− CF2=CFORf (パー)フルオロアルキルビニルエーテル(PAVE)(ここで、RfはC1-C6(パー)フルオロアルキルである);
− CF2=CFOX(パー)フルオロ-オキシアルキルビニルエーテル(ここで、XはC1-C12アルキルまたはC1-C12オキシアルキルまたは1以上のエーテル基を有するC1-C12(パー)フルオロオキシアルキルである);および
フルオロジオキソールから選択される、請求項5〜7のいずれか1つに記載の硬化されたフ
ルオロエラストマー。 - コモノマーがPAVEまたはフルオロジオキソールである、請求項5〜8のいずれか1つに記載の硬化されたフルオロエラストマー。
- 0.05 mmol/Kgより多い-COF末端基の量を含むポリマーから得られるフルオロエラストマーと混合状態にあり、
0.05 mmol/Kgより低い-COF末端基の量を有するフルオロエラストマーの量が、混合物中のフルオロエラストマーの全重量に対して、少なくとも5〜10重量%である、請求項1〜9のいずれか1つに記載の硬化されたフルオロエラストマー。 - 0.05 mmol/Kgより多い量で-COF末端基を含むフルオロエラストマーポリマーが、次のコモノマー:
− (パー)フルオロジオキソール;
− 式CF2=CFORf(ここで、RfはC3パーフルオロアルキルである)のパーフルオロアルキルビニルエーテル;
− CF2=CFOXaパーフルオロオキシアルキルビニルエーテル(ここで、Xaは1以上のエーテル基を有するC3-C12パーフルオロオキシアルキルである);
− 一般式CFXAI=CXAIOCF2ORAI(ここで、RAIは直鎖状、分枝鎖状のC2-C6(パー)フルオロアルキル基、またはC5-C6環式、あるいは1〜3の酸素原子を含む、直鎖状もしくは可能なときは分枝鎖状のC2-C6(パー)フルオロオキシアルキル基であり;RAIが、前記で定義されたフルオロアルキルまたはフルオロオキシアルキル基であるとき、それは次の:H、Cl、Br、Iから選択される、同一または異なった1〜2の原子を含むことができ;XAI = F、Hである)のフルオロビニルエーテル (MOVE);
のいずれかを含む、請求項10に記載の硬化されたフルオロエラストマー。 - 次のモノマー(モル%で):
VDFを40〜90%;
式(a)のモノマーを2〜20%;
HFPを10%より多く30%以下;
任意に、エチレンタイプの不飽和を少なくとも1つ有する1以上の(パー)フッ素化コモノマーを0〜30%を含み、モノマーのモルパーセントの合計が100%である、請求項1〜11のいずれか1つに記載の硬化されたフルオロエラストマー。 - 1つのエチレン不飽和を有するコモノマーが、次の:
− C2-C8パーフルオロオレフィン;
− 式CF2=CFORf(ここで、RfはC1-C2パーフルオロアルキルである)のパーフルオロアルキルビニルエーテル
から選択される、請求項12に記載の硬化されたフルオロエラストマー。 - 1つのエチレン不飽和を有するコモノマーが、テトラフルオロエチレン(TFE)および/またはパーフルオロメチルビニルエーテル(PMVE)である、請求項13に記載の硬化されたフルオロエラストマー。
- モノマーのモルパーセントの合計が100%であり、次の組成(モル%):
− VDFを40〜90%;
式(a)のモノマーを2〜20%;
HFPを10%より多く30%以下;
任意に、
PMVEを0〜15%;および/または
TFEを0〜30%
を含む、請求項12〜14のいずれか1つに記載の硬化されたフルオロエラストマー。 - イオンによる硬化が、有機-オニウム誘導体から選択される促進剤および硬化剤を用いて行なわれる、請求項1〜15のいずれか1つに記載の硬化されたフルオロエラストマー。
- 有機-オニウム誘導体が、有機または無機の基と結合した少なくとも1つのヘテロ原子を含む、請求項16に記載の硬化されたフルオロエラストマー。
- 有機-オニウム化合物が、次のクラス:
A) 一般式:
[式中、
Qは、次の意味:窒素、リン、ヒ素、アンチモンまたは硫黄を有し;
X1は、有機または無機のアニオンであり;
nはX1イオンの原子価であり;
R2、R3、R4、R5は互いに独立して、次の意味:
− C1-C20アルキル、C6-C20アリールもしくはアリールアルキル、C1-C20アルケニル、またはそれらの組み合わせ;
− 塩素、フッ素、臭素から選択されるハロゲン;
− またはシアノ基、-ORBまたはCOORB(ここで、RBは上記の意味を有するアルキル、アリール、アリールアルキルまたはアルケニルである)
を有し、
ここで、R2、R3、R4、R5基の2つの基は、ヘテロ原子Qと一緒になって環状構造を形成することができ;
Qが硫黄原子のとき、R2、R3、R4、R5基の1つは存在しない]
を有する化合物;
B) 次の一般式:
mI[P(NR6R7)nIR8 4-nI]+ YmI- (II)
R9[P(NR6R7)rR8 3-r]2+ pYmI- (III)
[式中、
R6、R7およびR8は同一または異なって、次の意味:
− C1-C18アルキル、C4-C7シクロアルキル、C6-C18アリールもしくはアリールアルキル;
− オキシアルキルまたはポリ(オキシアルキル)(ここで、アルキルは上記のとおりであり、ポリオキシアルキル基は遊離のまたはエーテル化された末端OH官能基を有する)
を有し、
R6、R7およびR8はハロゲン、CN、OH、カルブアルコキシ基を任意に含むことができ;
ここで、R6およびR7は窒素原子と一緒になってヘテロ環を形成することができ;
R9はC1-C6アルキレン、オキシアルキレンまたはC6-C12アリーレンの2価基であり;
− nIは1〜4の整数であり;
− rは1〜3の整数であり;
− mIは1〜2の整数であり、Yイオンの原子価に対応し;
− pはmI×p = 2であるような係数であり;
− Yはm原子価を有するアニオンであり、有機または無機であることができ;Yは錯体アニオンであってもよい]
のいずれかを有するアミノ-ホスホニウム誘導体;
C) 式:
(式中、
Arはフェニルまたは置換されたフェニルであり;
R10は水素、メチル、エチル、プロピルまたはカルブアルコキシであり;
R11はカルブアルコキシ、C1-C8アルキル、シアノまたはアミド基であるか、
またはR10とR11はP=C結合の炭素原子と一緒になって環式基を形成する)
を有するホスホラン;
D) 式:
[N(R12)2]c+ Xc c- (V)
(式中、
R12は、P、S、OまたはNを含む1つのヘテロ原子を末端に有する1価の有機基であり、該有
機基は該へテロ原子を介して窒素原子と共有結合している;
cはXcアニオンの原子価であり;
Xcは、有機または無機アニオンである)
を有するイミニウム塩から選択される、請求項16または17に記載の硬化されたフルオロエラストマー。 - クラスA)の有機-オニウム誘導体が、トリフェニルベンジルホスホニウムクロライド、テトラフェニルホスホニウムクロライド、テトラブチルアンモニウムクロライド、テトラブチルアンモニウムビサルフェート、テトラブチルアンモニウムブロマイド、トリブチルアリルホスホニウムクロライド、トリブチルベンジルホスホニウムクロライド、ジブチルジフェニルホスホニウムクロライド、テトラブチルホスホニウムクロライド、トリアリールスルホニウムクロライドから選択され;
クラスB)のアミノ-ホスホニウム誘導体が、ベンジルジフェニル(ジエチルアミノ)ホスホニウムおよびベンジルトリス(ジメチルアミノ)ホスホニウム塩から選択され;
クラスD)の化合物が8-ベンジル-1,8-ジアザビシクロ[5.4.0]-7-ウンデセンクロライドである、
請求項18に記載の硬化されたフルオロエラストマー。 - 硬化剤が、芳香族もしくは脂肪族のポリヒドロキシル化された化合物またはそれらの誘導体である、請求項16〜19のいずれか1つに記載の硬化されたフルオロエラストマー。
- 硬化剤が、ジ-、トリ-またはテトラヒドロキシベンゼン、ナフタレン、アントラセン、ならびに式:
[式中、
Z'は、次の意味:
− 少なくとも1つの塩素またはフッ素原子で任意に置換されていてもよい、直鎖状また
は分枝鎖状のC1-C13脂肪族、C4-C13脂環式、C6-C13芳香族またはアリールアルキレン性の2価の基;
− チオ、オキシ、カルボニル、スルフィニルまたはスルホニル基
の1つを有し;
− xは0または1であり;
− uは1または2であり;
− 式(VI)の化合物の芳香環は、塩素、フッ素もしくは臭素;-CHO、C1-C8アルコキシ、-COOR10(ここで、R10はHまたはC1-C8アルキル、C6-C14アリールまたはC4-C12シクロアル
キルである)から選択されるその他の置換基を任意に有していてもよい]
のビスフェノールから選択される、請求項20に記載の硬化されたフルオロエラストマー。 - 式(VI)の硬化剤が、ヘキサフルオロイソプロピリデンビス(4-ヒドロキシベンゼン)、4,4'-ジヒドロキシ-ジフェニルスルホンおよびイソプロピリデンビス(4-ヒドロキシベンゼン)である、請求項21に記載の硬化されたフルオロエラストマー。
- 促進剤および硬化剤の代わりに、促進剤と硬化剤との付加物が用いられ得る、請求項16〜22のいずれか1つに記載の硬化されたフルオロエラストマー。
- 付加物が、ビスフェノールとオニウム塩から形成される、請求項23に記載の硬化されたフルオロエラストマー。
- 付加物とは別に、付加物に含まれるものに加えて遊離の促進剤;および/または付加物に含まれるものに加えて遊離の硬化剤が存在する、請求項23または24に記載の硬化されたフルオロエラストマー。
- 付加物において、カチオンが次の:1,1-ジフェニル-1-ベンジル-N-ジエチル-ホスホランアミン、テトラブチルホスホニウムまたはテトラブチルアンモニウムであり、アニオンにはビスフェノール化合物(ここで、2つの芳香環は、3〜7の炭素原子を有するパーフルオロアルキレン基から選択されるアルキレン基で結合しており、芳香環のOHはパラ位にある)がある、請求項23〜25のいずれか1つに記載の硬化されたフルオロエラストマー。
- 硬化ブレンドが、
i) ビニリデンフルオライドコポリマーのイオンによる硬化において知られているものから選択される1以上の無機酸の受容体を、フルオロエラストメリックコポリマー100部当たり1〜40部の量;
ii) ビニリデンフルオライドコポリマーのイオンによる硬化において知られているものから選択される1以上の塩基性化合物を、フルオロエラストメリックコポリマー100部当たり0.5〜10部の量
で含む、請求項1〜26のいずれか1つに記載の硬化されたフルオロエラストマー。 - 塩基性化合物ii)が、Ca(OH)2、Sr(OH)2、Ba(OH)2、弱酸の金属塩、ならびに上記水酸化物と上記金属塩との混合物から選択され、タイプi)の化合物としてMgOが用いられる、請求項27に記載の硬化されたフルオロエラストマー。
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