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JP5405396B2 - 殺菌・消臭機能付き仮設トイレ - Google Patents
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Description

本発明は、公共の場所、工事現場、イベント会場、パーキング、被災地など、様々な場所に設置される仮設トイレに関し、特に殺菌・消臭機能付き仮設トイレに関する。
特許文献1には、仮設トイレのボックス天井部にオゾン発生器を設置し、ボックス内にオゾンを放出させ、仮設トイレの消臭を行うことが記載されている。
また、仮設トイレではなく屋内の常設トイレに関するものであるが、特許文献2には、トイレ外にオゾン発生器を設置し、給水タンクの正面及び底面の2箇所にオゾン吹き出し口を設け、便座上面と、便座下側部分及び周辺床面に向けてオゾンを吹き出させ、当該箇所の殺菌を行うことが記載されている。特許文献3には、便器の近傍にオゾン発生器を設置し、便蓋にオゾンの吹き出し口を有するパッドを設置し、便蓋を閉じたとき便座上及び便器内にオゾンを吹き出させ、殺菌及び消臭を行うことが記載されている。特許文献4には、便器近傍にオゾン脱臭装置を設置し、便器内の臭気を吸引してオゾンで脱臭することが記載されている。
一方、特許文献5〜7には、仮設トイレのボックスを、ドアパネルを含めてプラスチックのブロー成形体からなる中空2重壁構造のパネルで構成することが記載されている。
特開2002−306371号公報 特開2002−253646号公報 特開2001−248202号公報 特開平9−328801号公報 特開2005−248553号公報 特開平8−103944号公報 特開平8−84687号公報
仮設トイレは主として屋外で不特定多数の人々により使用され、清掃等も行き届かないため、一般家庭のトイレやビル内等のトイレに比べて有害菌やウイルスによって汚染される可能性が比較的高く、臭気も強い。一方、特許文献1に記載されているように、ボックス内上部にオゾン発生器を設置し、オゾンをボックス内に放出することにより、脱臭効果を得ることができ、また、空気中に浮遊する有害菌やウイルスの殺菌(減菌を含む)の効果をある程度見込むことができる。
しかし、特許文献1の方法ではボックス外のドアノブ(ドアの開閉のための取っ手)の殺菌ができず、ボックス内のドアノブに対しても殺菌効果はほとんどない。これは特許文献2〜4の方法でも同様である。また、ドアノブを抗菌樹脂製とし、あるいは抗菌塗料を塗布することも行われているが、あまり殺菌効果がなく、消臭効果は全くない。消毒剤や消臭剤を噴霧する場合、一時的な効果が得られるが、継続性に欠けるという問題がある。
仮設トイレにおいてボックス内外のドアノブは、不特定多数の人々の手で絶えず触れられ、有害菌やウイルスによって最も汚染されやすい箇所の一つである。その一方で、前記ドアノブの殺菌がなされていれば、ドアの開閉に伴う有害菌やウイルスの人への付着を防止又は最小限に抑制でき、またドア以外のどこにも手を触れることなく仮説トイレを使用することもできるので、衛生的に仮設トイレを利用できるようになる。このような事情から、仮設トイレのボックス内外のドアノブの効果的な殺菌手段が求められている。
従って、本発明は、仮設トイレのドアノブの効果的な殺菌手段、及びボックス内の効果的な消臭手段を提供することを目的とする。
本発明(請求項1)は、殺菌・消臭機能付き仮設トイレに関し、仮設トイレのボックスの一部としてプラスチックのブロー成形体からなる中空2重壁のドアパネルを有し、前記ドアパネルの中空内部にオゾン発生器と、オゾン発生器で発生したオゾンをトイレボックス内外へ導く通気経路と、オゾン発生器で発生したオゾンを通気経路を通して送り出すファンが設置され、前記通気経路がトイレボックスの内側及び外側に設置されたノブの近傍に開口する放出開口に接続され、オゾンが前記放出開口から前記ノブに向けて放出されることを特徴とする。なお、本発明においてドアのノブは、ドア開閉のためにドアに取り付けられた取っ手全般を意味する。
また、本発明(請求項2,3)は、外気の自然流通(風)を利用した殺菌・消臭機能付き仮設トイレに関し、ドアパネルの中空内部にオゾン発生器が設置され、トイレボックスの内側及び外側に設置されたノブの近傍に放出開口が開口し、かつトイレボックスの外側に前記中空内部に通じる空気流入開口が開口し、前記空気流入開口から前記中空内部に流入した空気とともにオゾンが前記放出開口から前記ノブに向けて放出されることを特徴とする。前記ドアパネルの中空内部にオゾン発生器で発生したオゾンをトイレボックス内外へ導く通気経路が構成されていることが望ましい。この通気経路は前記放出開口及び空気流入開口に連通する。
本発明によれば、オゾンをドアノブに向けて放出するので、ドアノブに付着した有害菌やウイルスの殺菌を効果的に行うことができ、ドアの開閉に伴って利用者の手に有害菌やウイルスが付着するのを防止することができる。そして、ドアノブ以外のどこにも手を触れることなく仮設トイレを利用することもできるので、O−157等の有害菌やインフルエンザウイルス等による汚染及び蔓延を防止又は抑制することができる。
また、トイレボックスの内側のノブに向けて放出されたオゾンは、トイレボックス内に拡散し、トイレボックス内の空気中に浮遊する有害菌やウイルスの殺菌、及びトイレボックス内の消臭効果をもたらす。
本発明では、オゾン発生器、ファン及び通気経路を、中空2重壁のドアパネルの中空内部に設置している。このため、これらの機器を設置するスペースをトイレボックス内の空間に取る必要がなく、これまで利用価値のなかったドアパネル内の空間を設置スペースとして利用できる。また、ドアパネル内に隠れて設置されるため、不心得者のいたずらで機器が破損されるようなことも防止できる。さらに、これらの機器をドアノブの近傍(放出開口の近傍)に設置すると通気経路を短縮でき、オゾンの殺菌効果が高く、機器のコストを抑えることもできる。
外気の自然流通(風)を利用する場合、使用機器の点数が減り、使用エネルギーも減るので、殺菌・消臭の初期コスト及びランニングコストの低減を図ることができる。
本発明に係る仮設トイレの斜視図である。 ドアパネルの室外側(a)及び室内側(b)のノブ近傍の正面図である。 ドアパネルのノブ近傍の断面図(図1のA−A矢視断面)である。 本発明に係る別の仮設トイレのドアパネルの正面図(a)及び背面図(b)である。 図4(a)のB−B矢視断面図である。
以下、図1〜図5を参照して、本発明に係る仮設トイレについて説明する。
まず、図1〜3に示す仮設トイレは、便槽1と、その上に設置されたトイレボックス2と、トイレボックス2内に設置された、いずれも図示しないフロアパネル、踏み台、便器(特許文献6,7参照)等からなる。
トイレボックス2は、枠状の前面側壁パネル3、前面側壁パネル3の枠内に嵌り、右側のヒンジにより開閉可能とされたドアパネル4、左面側壁パネル5、右面側壁パネル(図示されず)、背面側壁パネル(図示されず)、及び天井パネル6からなる。これらのパネルはいずれも中空2重壁のパネルであり、プラスチックのブロー成形体からなる(特許文献5〜7参照)。
ドアパネル4には、室内外のドアノブ、ラッチ、ロックキー、室内外両面のパネル等を含むノブ機構部7(図3参照)が取り付けられている。図3において、8,9はドアパネル4の内外壁、11は内部空間である。
ノブ機構部7の室外側パネル12の表には、左側に向かって深くなる凹所13が形成され、凹所13の左端にノブ14が配置され、右側のやや浅い箇所にノブ14に向いて開口する放出開口15が配置されている。また、室外側パネル12には、男女共用であることを示す表示板16が貼り付けられ、使用中か使用中でないかを示す表示器17が設置されている。
ノブ機構部7の室内側パネル18の表には、ノブ19と、図示しないロックキーのロック及び解除を行うロック摘み21が配置され、ノブ19の近傍に形成された突出部22にノブ19に向いて開口する放出開口23が形成されている。
トイレボックス2の外側からノブ14に指を引っ掛けて引くと、図示しない前記ラッチが前面側壁パネル3側に設置したラッチ受けから外れてドアパネル4が開き、トイレボックス2内に入ってノブ19を指で持ち内側に引いてドアパネル4を閉めるとラッチが掛かる。ロック摘み21を回すことで、ドアパネル4は前面側壁パネル3にロックされ、それが表示器17に表示される。また、トイレボックス2の内側から、ロック摘み21を逆に回すとドアパネル4のロックキーが解除され、それが表示器17に表示される。続いて、ノブ19を外側に押すと前記ラッチが外れてドアパネル4が開き、トイレボックス2外に出てノブ14を押してドアパネル4を閉めると前記ラッチが掛かる。
ドアパネル4の内部空間11のノブ機構部7近傍に、殺菌・消臭装置24が設置されている。殺菌・消臭装置24は、オゾン発生器25、ファン26、及び前記放出開口15,23に接続された通気経路(通気管)27からなる。オゾン発生器25で発生させたオゾンは、ファン26により通気経路27に送り出され、通気経路27を通って放出開口15,23からノブ14,19に向けて放出される。放出開口23から放出されるオゾンの一部はロック摘み21にも向かう。殺菌・消臭装置24の電源としては、商用電源又は仮設トイレに設置した太陽電池等が利用できる。
放出開口15,23から放出されるオゾンは、ノブ14,19及びロック摘み21に付着した有害菌やウイルスを殺菌し、さらに放出開口23から放出されるオゾンはトイレボックス2内に拡散し、空気中に浮遊する有害菌やウイルスを殺菌し、かつトイレボックス2内に消臭効果をもたらす。なお、放出開口15,23以外にも放出開口を設け、トイレボックス2内に放出、あるいはトイレボックス2内の他の設備に向けて放出することもできる。
図4,5は、本発明に係る別の仮設トイレ(特にドアパネル4)を示すものであり、ドアパネル4の中空内部に、殺菌・消臭装置としてオゾン発生器25のみを備える。なお、図4,5において、図1〜3に示す仮設トイレ(特にドアパネル)と実質的に同じ部位には同じ番号を付与している。
ドアパネル4において、内壁8の一部が外壁9側に張り出し、外壁9の内面に溶着して、補強用の凹状リブ31(一部に31a〜31cの記号を付与)が複数カ所形成されている。室内側(図4(b))にリブ31の凹所が露出している。
ドアパネル4の外側(室外側)には、外壁9にノブ14が設置されている。ノブ14は、その基部が外壁9に形成された凹所に嵌り、固定されている。外壁9とノブ14の基部には穴(放出開口15)が形成されている。また、ノブ14から少し離れた位置において、外壁9に広めの空気流入開口32が形成されている。
ドアパネル4の内側(室内側)には、回転してロック機能を兼ねる摘み(ノブ19)が設置され、ノブ19の近傍の内壁に形成された突出部22に、ノブ19に向いて開口する放出開口23が形成されている。なお突出部22はノブ19のロック止めを兼ねる。
ドアパネル4の内部空間11には、オゾン発生器25が設置されている。
前記オゾン発生器25、空気流入開口32、及び放出開口15,23は、リブ31a〜31cにおおよそ囲まれた範囲内に配置されている。リブ31a〜31cは、内部空間11にオゾン発生器で発生したオゾンをトイレボックス内外へ導く通気経路を構成するもので、風向きにより、あるいはドアを開く勢いにより、空気流入開口32からドアパネルの内部空間11に入った空気は、ほぼリブ31a〜31cに囲まれた範囲内で、図5の矢印に示すように、オゾン発生器25の近傍を通り、オゾンと共に放出開口15,23から流出し、ノブ14,19に向かう。
2 トイレボックス
4 ドアパネル
7 ノブ機構部
14,19 ドアノブ
15,23 放出開口
24 殺菌・消臭装置
25 オゾン発生器
26 ファン
27 通気経路(通気管)
32 空気流入開口

Claims (3)

  1. 仮設トイレのボックスの一部としてプラスチックのブロー成形体からなる中空2重壁のドアパネルを有し、前記ドアパネルの中空内部にオゾン発生器と、オゾン発生器で発生したオゾンをトイレボックス内外へ導く通気経路と、オゾン発生器で発生したオゾンを通気経路を通して送り出すファンが設置され、前記通気経路がトイレボックスの内側及び外側に設置されたノブの近傍に開口する放出開口に接続され、オゾンが前記放出開口から前記ノブに向けて放出されることを特徴とする殺菌・消臭機能付き仮設トイレ。
  2. 仮設トイレのボックスの一部としてプラスチックのブロー成形体からなる中空2重壁のドアパネルを有し、前記ドアパネルの中空内部にオゾン発生器が設置され、トイレボックスの内側及び外側に設置されたノブの近傍に放出開口が開口し、かつトイレボックスの外側に前記中空内部に通じる空気流入開口が開口し、前記空気流入開口から前記中空内部に流入した空気とともにオゾンが前記放出開口から前記ノブに向けて放出されることを特徴とする殺菌・消臭機能付き仮設トイレ。
  3. 前記中空内部にオゾン発生器で発生したオゾンをトイレボックス内外へ導く通気経路が構成され、前記通気経路が前記放出開口及び空気流入開口に連通することを特徴とする請求項2に記載された殺菌・消臭機能付き仮設トイレ。
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