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JP5407277B2 - Xyステージ装置 - Google Patents
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Description

本発明は、搬送ステージをXY直交座標系で位置決めできるようにしてあるXYステージ装置に関するものである。
一般に、工作機械等において、ワークやその他の位置決め対象物を、搬送ステージに載置した状態で、直交する二軸方向、すなわち、XY直交座標系の所望の位置に位置決めするための装置としてXYステージ装置が知られている。
この種のXYステージ装置の1つとしては、たとえば、図7及び図8にその一例の概略を示す如きものが提案されている。
すなわち、上記XYステージ装置は、上面が、搬送ステージとしてのXYステージ本体2をXY2次元方向に移動自在に支持するガイド面としてあるベース(ウエハベース定盤)1を備える。
上記ベース1のX軸方向の両側位置には、Y軸方向に延びる固定子3aと可動子3bからなるシャフトモータであるY軸方向駆動モータ3をそれぞれ配置して、該各Y軸方向駆動モータ3の固定子3aの長手方向両端部が、上記ベース1の外側の床面に設置した支持部材4上に、保持部材5を介して取り付けてある。
上記ベース1の上側には、X軸方向に延びる上面が開口した中空容器からなり且つ底面に複数のエアパッド6aを備えたエアパッド支持部材6を載置して、該エアパッド支持部材6の長手方向両端部が、上記各Y軸方向駆動モータ3の可動子3bの上側にそれぞれ取り付けてある。
更に、上記エアパッド支持部材6の内側には、X軸方向に延びる固定子7aと可動子7bからなるシャフトモータであるX軸方向駆動モータ7を配置して、上記固定子7aの長手方向両端部が、上記エアパッド支持部材6の長手方向両端部の内側に保持機構8を介してそれぞれ取り付けてある。
上記エアパッド支持部材6には、上記XYステージ本体2の底面側に設けてある凹溝を嵌合させて、該XYステージ本体2が上記エアパッド支持部材6にガイドされてX軸方向にスライドできるようにすると共に、上記XYステージ本体2の凹溝内側の底面に、上記エアパッド支持部材6の内側に配接してある上記X軸方向駆動モータ7の可動子7bを取り付けた構成としてある。
以上の構成としてあるXYステージ装置によれば、上記各Y軸方向駆動モータ3の各可動子3bを固定子3aに沿わせて同期して駆動することで、上記各可動子3bに取り付けてある上記エアパッド支持部材6と一緒に上記XYステージ本体2をY軸方向へ移動させることができ、又、上記X軸方向駆動モータ7の可動子7bを固定子7aに沿わせて駆動することで、該可動子7bと一体に上記XYステージ本体2をX軸方向へ移動させることができるようにしてある。
したがって、上記各Y軸方向駆動モータ3及びX軸方向駆動モータ7の駆動を組み合わせることで、上記XYステージ本体2を、上記ベース1上にてXY直交座標系の任意の位置に位置決めできるようにしてある。
なお、上記XYステージ装置では、X軸方向駆動モータ7及び各Y軸方向駆動モータ3を、いずれも固定子7a,3aと可動子7b,3bが非接触となるシャフトモータとしてあるために、たとえば、上記X軸方向駆動モータ7を駆動して可動子7bと一体にXYステージ本体2をX軸方向に高速で移動させると、加速時の反力が固定子7aに作用する。そのため、該反力が上記X軸方向駆動モータ7の固定子7aより各保持機構8及びエアパッド支持部材6を介して上記X軸方向駆動モータ7に直交して配置してある各Y軸方向駆動モータ3の可動子3bに伝えられるようになると、該Y軸方向駆動モータ3における可動子3bと固定子3aとの間隔が変動して、該固定子3aが振動する虞が懸念される。
そこで、上記XYステージ装置では、上記エアパッド支持部材6の長手方向両端部の内側に設けて上記X軸方向駆動モータ7の固定子7aの長手方向両端部をそれぞれ保持するための保持機構8を、図8に示す如く、上記X軸方向駆動モータ7の固定子7aの各端部を挿入配置するための丸穴を備えたハウジング9と、該ハウジング9と上記固定子7aの長手方向の各端面との間に介装したピエゾ素子からなる第1のアクチュエータ10と、上記ハウジング9の内周面と上記固定子7aの各端部外周面との間に介装したピエゾ素子からなる第2のアクチュエータ11とからなる構成として、上記X軸方向駆動モータ7の可動子7bを駆動するときには、固定子7aの長手方向の各端面にそれぞれ対応させて設けてある上記各第1のアクチュエータ10のうちの少なくとも一方を、上記X軸方向駆動モータ7の固定子7aに作用する反力を打ち消す駆動力を該発生させるようにフィードフォワード制御することで、上記X軸方向駆動モータ7の可動子7bの駆動時に固定子7aに作用する反力が、該固定子7aの両端部を保持する上記保持機構8のハウジング9や、上記エアパッド支持部材6や、上記各Y軸方向駆動モータ3の可動子3bに伝達されないようにしてある。
一方、上記各Y軸方向駆動モータ3を駆動してそれぞれの可動子3bと一緒に上記エアパッド支持部材6及び上記X軸方向駆動モータ7と一緒に上記XYステージ本体2をY軸方向に高速で移動させると、加速時の反力がそれぞれの固定子3aに作用するが、上記XYステージ装置では、上記各Y軸方向駆動モータ3の各固定子3aの各端部を、ベース1の外部に設けた支持部材4上に保持部材5を介して取り付けた構成とすることで、上記各可動子3bの駆動時に各固定子3aに入力される反力を、上記各保持部材5と各支持部材4を介して上記ベース1外部の床に伝えることで、上記ベース1に振動が生じないようにしてある(たとえば、特許文献1参照)。
ところで、半導体関連の製造、検査等の精密な位置決めを行う精密機械では、搬送ステージ(搬送テーブル)等の移動体を該機械の固定部に対して移動させるときに、移動体の精密な位置決め、たとえば、μmオーダー以下の精度での位置決めを行うことが要求されることがある。
そのために、上記のような精密機械における移動体を直線的に移動させると共に該移動体の精密な位置決めを行うことができるようにするための駆動機構として、本出願人は、移動体としての搬送ステージの真直性を確保しながら長ストローク化を図ることが可能な摩擦駆動搬送装置の駆動機構として、図9及び図10に示す如き摩擦駆動機構を提案している。
すなわち、図9及び図10に示した摩擦駆動機構は、搬送テーブル12の移動方向に延びるスライドバー13を備え、且つ上記搬送テーブル12側に、上記スライドバー13の一側面に接触させる一側面側ローラ14と、該一側面側ローラ14に対するテーブル移動方向の前後両側位置で上記スライドバー13の他側面に接触させる複数の他側面側ローラ15と、上記一側面側ローラ14及び他側面側ローラ15のすべて、又は、いずれかをテーブル移動方向と直角の方向に個別に変位させるためのピエゾアクチュエータ等の変位機構16と、上記一側面側及び他側面側の各ローラ14,15のうちのいずれか1つのローラ14にたわみ継手17を介して連結して、該ローラ14を駆動ローラ14として回転駆動させるための駆動モータ18とを設けた構成としてある。
以上の構成としてある摩擦駆動機構によれば、上記各変位機構16により上記駆動ローラ14を上記スライドバー13の一側面に、又、他の各ローラ15をバックアップローラ15として上記スライドバー13の他側面にそれぞれ押し当てた状態にて、上記駆動モータ18の正逆転駆動により上記駆動ローラ14を回転駆動させることで、上記駆動ローラ14と上記スライドバー13との接触面に作用する摩擦を利用して、上記移動体としての搬送テーブル12を上記スライドバー13の長手方向に移動させることができるようにしてある。
しかも、上記各変位機構16により、駆動ローラ14と各バックアップローラ15のすべてについて、搬送テーブル12に対する相対的な位置を、該搬送テーブル12の進行方向に直角方向に変位させることにより、上記搬送テーブル12のスライドバー13に対する位置をシフトさせることができるようにしてある。更には、上記スライドバー13の他側面に接触させている各バックアップローラ15を、対応する各変位機構16により、搬送テーブル12自体の向きから所要角度ずれた方向に沿って並ぶように配置させることで、該各バックアップローラ15を他側面に接触させるようにしてあるスライドバー13の軸線方向を基準として、上記移動体である搬送テーブル12自体の向きを、微小に面内回転させることができるようにしてある(たとえば、特許文献2参照)。
特開2001−23894号公報 特開2008−103663号公報
ところが、上記特許文献1に示されたXYステージ装置では、X軸方向駆動モータ7の可動子7bの駆動によるXYステージ本体2の移動時に固定子7aに作用する反力が該X軸方向駆動モータ7と直交するように配置してあるY軸方向駆動モータ3の可動子3bに伝えられないようにするために、上記X軸方向駆動モータ7の固定子7aの各端面に配置してあるピエゾ素子からなる第1のアクチュエータ10を駆動させるようにしてあるが、上記XYステージ本体2に搭載する物体の重量や、X軸方向駆動モータ7の可動子7bの加速度に応じて上記固定子7aに作用する反力が変化するため、上記第1のアクチュエータ10の制御が非常に複雑化すると共に、装置構成も複雑化するため、コストが嵩むという問題がある。
しかも、上記特許文献1に示されたXYステージ装置では、各Y軸方向駆動モータ3の可動子3bの駆動によりエアパッド支持部材6と一緒にXYステージ本体2をY軸方向へ高速で移動させるときに、慣性によって該Y軸方向駆動モータ3と直交して配置してある上記X軸方向駆動モータ7の固定子7aと、XYステージ本体2が取り付けてある可動子7bとの間隔が変動して該XYステージ本体2に振動が発生する虞に対する対策は特に提案されていない。
したがって、上記特許文献1に示されたXYステージ装置では、シャフトモータであるX軸方向及びY軸方向の各駆動モータ7,3の各可動子7b,3bの駆動時に、それぞれの固定子7a,3aに作用する反力によってベース1が振動する虞は未然に防止されているが、搬送ステージであるXYステージ本体2に揺れが発生する虞は十分に解消されていないという問題があり、このような搬送ステージの振動は、位置決め対象物の精密位置決めを行う場合は、無視できないものとなる。
そこで、本発明は、本出願人が以前の出願において提案している摩擦駆動機構を応用することで、ベース上にて搬送ステージをXY直交座標系内で任意の方向へ駆動する際にも、その反力の影響により上記ベース上の搬送ステージが微小に揺れる虞を未然に防止できて、搬送ステージの精密位置決めの精度を高めることができるXYステージ装置を提供しようとするものである。
本発明は、上記課題を解決するために、請求項1に対応して、ベースの上面より所要の高さ位置に、XY直交座標系の一方の軸方向に沿う1対のスライドバーを所要間隔を隔てて平行に配置して、該各スライドバーの長手方向両端部を、上記ベースの外部に設けた支持部材に取り付け、上記XY直交座標系の一方の軸方向に沿う各スライドバーに、該各スライドバーに接触させるローラを有する摩擦駆動機構を備えたステージを、該各スライドバーの長手方向に沿い該摩擦駆動機構により駆動されるようにそれぞれ取り付け、更に、上記各ステージ同士の間にXY直交座標系の他方の軸方向に沿うスライドバーの両端部をそれぞれ取り付けて、該XY直交座標系の他方の軸方向に沿うスライドバーに、該スライドバーに接触させるローラを有する摩擦駆動機構を備えたステージを、該スライドバーの長手方向に沿い該摩擦駆動機構により駆されるように取り付け、上記XY直交座標系の他方の軸方向に沿うスライドバーに取り付けたステージが駆動するときに該スライドバーに作用する反力を、上記XY直交座標系の一方の軸方向に沿う各スライドバーに取り付けたステージとその摩擦駆動機構を経て該各スライドバーに伝えるようにした構成とする。
又、上記構成において、XY直交座標系の一方の軸方向と他方の軸方向に沿う各スライドバーに取り付ける各ステージの摩擦駆動機構を、対応するスライドバーの一側面に接触させる一側面側ローラと、該一側面側ローラに対するステージ移動方向の前後両側位置で上記スライドバーの他側面に接触させる複数の他側面側ローラと、上記一側面側及び他側面側の各ローラのうちのいずれか1つのローラを駆動ローラとして回転駆動させるための駆動モータを備えてなる構成とする。
同様に、上記構成において、XY直交座標系の一方の軸方向に沿う各スライドバーに取り付けるステージの摩擦駆動機構を、上記一方の軸方向に沿う各スライドバーの上下方向一方の面に接触させる上下方向一面側ローラと、該上下方向一面側ローラに対するステージ移動方向の前後両側位置で上記一方の軸方向に沿うスライドバーの上下方向他方の面に接触させる複数の上下方向他面側ローラと、上記上下方向一面側及び他面側の各ローラのうちのいずれか1つのローラを駆動ローラとして回転駆動させるための駆動モータを備えると共に、上記XY直交座標系の一方の軸方向に沿う各スライドバーの両側面に接触させるサイドローラを備えてなる構成とし、且つXY直交座標系の他方の軸方向に沿うスライドバーに取り付けるステージの摩擦駆動機構を、上記他方の軸方向に沿うスライドバーの一側面に接触させる一側面側ローラと、該一側面側ローラに対するステージ移動方向の前後両側位置で上記他方の軸方向に沿うスライドバーの他側面に接触させる複数の他側面側ローラと、上記一側面側及び他側面側の各ローラのうちのいずれか1つのローラを駆動ローラとして回転駆動させるための駆動モータを備えてなる構成とする。
本発明のXYステージ装置によれば、以下のような優れた効果を発揮する。
(1)ベースの上面より所要の高さ位置に、XY直交座標系の一方の軸方向に沿う1対のスライドバーを所要間隔を隔てて平行に配置して、該各スライドバーの長手方向両端部を、上記ベースの外部に設けた支持部材に取り付け、上記XY直交座標系の一方の軸方向に沿う各スライドバーに、該各スライドバーに接触させるローラを有する摩擦駆動機構を備えたステージを、該各スライドバーの長手方向に沿い該摩擦駆動機構により駆動されるようにそれぞれ取り付け、更に、上記各ステージ同士の間にXY直交座標系の他方の軸方向に沿うスライドバーの両端部をそれぞれ取り付けて、該XY直交座標系の他方の軸方向に沿うスライドバーに、該スライドバーに接触させるローラを有する摩擦駆動機構を備えたステージを、該スライドバーの長手方向に沿い該摩擦駆動機構により駆されるように取り付け、上記XY直交座標系の他方の軸方向に沿うスライドバーに取り付けたステージが駆動するときに該スライドバーに作用する反力を、上記XY直交座標系の一方の軸方向に沿う各スライドバーに取り付けたステージとその摩擦駆動機構を経て該各スライドバーに伝えるようにした構成としてあるので、XY直交座標系の各軸方向のステージに、それぞれ対応するスライドバーに接触させるローラ構造が装備されるため、上記各ステージとそれぞれ対応スライドバーとを、シャフトモータのような非接触要素を介在させることなく高剛性に接触させることができる。このため、上記各ステージをそれぞれ対応するスライドバーに沿わせて駆動する際に、直交する軸方向のステージに慣性による揺れが生じる虞を未然に防止できる。又、上記各ステージをそれぞれ対応するスライドバーに沿わせて駆動する際に、該各スライドバーに作用する反力は、ベース外部に設けてある上記支持部材へ伝えて受けさせることができて、上記ベースに影響が生じる虞を未然に防止できる。よって、上記各ステージの高精度の位置決めを行うことができる。
(2)更に、上記各ステージの駆動時にそれぞれ対応するスライドバーに作用する反力の影響を未然に防止するための装置構成を、シンプルなものとすることができると共に、複雑な制御を要しないものとすることができるため、コストの削減化を図ることが可能になる。
(3)XY直交座標系の一方の軸方向と他方の軸方向に沿う各スライドバーに取り付ける各ステージの摩擦駆動機構を、対応するスライドバーの一側面に接触させる一側面側ローラと、該一側面側ローラに対するステージ移動方向の前後両側位置で上記スライドバーの他側面に接触させる複数の他側面側ローラと、上記一側面側及び他側面側の各ローラのうちのいずれか1つのローラを駆動ローラとして回転駆動させるための駆動モータを備えてなる構成とすることにより、上記(1)(2)の効果を有するXYステージ装置の摩擦駆動機構を容易に実現することができる。
(4)XY直交座標系の一方の軸方向に沿う各スライドバーに取り付けるステージの摩擦駆動機構を、上記一方の軸方向に沿う各スライドバーの上下方向一方の面に接触させる上下方向一面側ローラと、該上下方向一面側ローラに対するステージ移動方向の前後両側位置で上記一方の軸方向に沿うスライドバーの上下方向他方の面に接触させる複数の上下方向他面側ローラと、上記上下方向一面側及び他面側の各ローラのうちのいずれか1つのローラを駆動ローラとして回転駆動させるための駆動モータを備えると共に、上記XY直交座標系の一方の軸方向に沿う各スライドバーの両側面に接触させるサイドローラを備えてなる構成とし、且つXY直交座標系の他方の軸方向に沿うスライドバーに取り付けるステージの摩擦駆動機構を、上記他方の軸方向に沿うスライドバーの一側面に接触させる一側面側ローラと、該一側面側ローラに対するステージ移動方向の前後両側位置で上記他方の軸方向に沿うスライドバーの他側面に接触させる複数の他側面側ローラと、上記一側面側及び他側面側の各ローラのうちのいずれか1つのローラを駆動ローラとして回転駆動させるための駆動モータを備えてなる構成とすることにより、上記(1)(2)の効果を有するXYステージ装置の摩擦駆動機構を容易に実現することができ、更に、XY直交座標系の一方の軸方向に沿う各スライドバーに取り付けるステージの荷重を、摩擦駆動機構を介して上記一方の軸方向に沿う各スライドバーに支持させることが可能になるため、上記XY直交座標系の一方の軸方向に沿う各スライドバーに取り付けるステージの荷重を支持させるための支持部を別途設ける必要をなくすことができて、装置構成を更にシンプルなものとして、装置寸法をより小型化するのに有利な構成とすることができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を図面を参照して説明する。
図1乃至図4は本発明のXYステージ装置の実施の一形態を示すもので、以下のような構成としてある。
すなわち、上記本発明のXYステージ装置は、床面等の基礎19上に、上面を搬送ステージ20移動用のガイド面としたベース21を設ける。
上記ベース21上には、XY直交座標系を設定し、該ベース21のXY直交座標系における一方の軸方向の両端寄り個所、たとえば、該ベース21のY軸方向両端寄り個所の上方の所要高さ位置に、他方の軸方向としてのX軸方向にベース21上を横切って延びるX方向スライドバー22をそれぞれ配置して、該各X方向スライドバー22の両端部を、上記ベース21の外側の基礎19上に立設した所要の高さ寸法を有する支持部材23にそれぞれ取り付けて支持させる。
上記各X方向スライドバー22には、図9及び図10に示した摩擦駆動機構と同様に、移動体の上記X方向スライドバー22の長手方向に沿う移動と、移動体のX方向スライドバー22と直角方向へのシフトと、X方向スライドバー22の軸線方向を基準とする移動体自体の微小な面内回転を行うことができるようにしてある摩擦駆動機構25を備えた移動体としてのXステージ24を個別に取り付ける。
更に、上記各Xステージ24同士の間に、Y軸方向に延びるY方向スライドバー26を配置して、該Y方向スライドバー26の両端部を、それぞれ対応するXステージ24に取り付ける。
上記Y方向スライドバー26に、図9及び図10に示した摩擦駆動機構と同様に、移動体の上記Y方向スライドバー26の長手方向に沿う移動と、移動体のY方向スライドバー26と直角方向へのシフトと、Y方向スライドバー26の軸線方向を基準とする移動体自体の微小な面内回転を行うことができるようにしてある摩擦駆動機構28を備えた移動体としてのYステージ27を取り付け、該Yステージ27の頂部に、頂部にワークやその他の位置決め対象物を載置するための搬送ステージ20を設けて、XYステージ装置を構成する。
詳述すると、上記各Xステージ24は、底部に摩擦係数の小さい材質性の摩擦低減部材、あるいは、気体を噴出する等して摩擦抵抗を低減できるようにしてある摩擦低減機構29を設ける等して、上記ベース21上にてX軸方向にスライド可能なフレーム30を備える。該フレーム30には、上記X方向スライドバー22の一側面に接触させる駆動ローラ31と、該駆動ローラ31に対するXステージ移動方向の前後両側位置で上記X方向スライドバー22の他側面に接触させる複数、たとえば、2個のバックアップローラ32と、上記駆動ローラ31及びバックアップローラ32をXステージ移動方向に直交する横方向に個別に変位させるためのピエゾアクチュエータ等の変位機構33と、上記駆動ローラ31に連結して該駆動ローラ31を回転駆動させるための駆動モータ34を備えてなる構成としてある。これにより、上記各変位機構33により上記駆動ローラ31及び各バックアップローラ32を上記X方向スライドバー22の両側面に押し当てた状態にて、上記駆動モータ34の正逆転駆動により上記駆動ローラ31を回転駆動させることで、上記駆動ローラ31と上記X方向スライドバー22との接触面に作用する摩擦を利用して、上記移動体としてのXステージ24を上記X方向スライドバー22の長手方向に移動させることができるようにしてある。更に、上記各変位機構33により、上記駆動ローラ31と上記各バックアップローラ32のすべてについて、上記Xステージ24に対する相対的な位置を、該Xステージ24の進行方向と直角方向に変位させることにより、上記Xステージ24のX方向スライドバー22に対する位置を、Xステージ移動方向と直角方向にシフトさせることができるようにしてある。更には、上記X方向スライドバー22の他側面に接触させている上記各バックアップローラ32を、対応する各変位機構33により、Xステージ24自体の向きから所要角度ずれた方向に沿って並ぶように配置させることで、該各バックアップローラ32を他側面に接触させるようにしてあるX方向スライドバー22の軸線方向を基準として、上記Xステージ24の向きを微小に面内回転させることができるようにしてある。
上記各Xステージ24のフレーム30の所要個所、たとえば、ベース21中央寄りの端部には、上記Y方向スライドバー26の両端部を、それぞれ一体に取り付けた構成としてある。
上記Yステージ27は、頂部に上記搬送ステージ20を取り付け且つ底部に摩擦係数の小さい材質性の摩擦低減部材、あるいは、気体を噴出する等して摩擦抵抗を低減できるようにしてある摩擦低減機構35を設ける等して、上記ベース21上にて任意の方向にスライド可能なフレーム36を備える。該フレーム36には、Y方向スライドバー26の一側面に接触させる駆動ローラ37と、該駆動ローラ37に対するYステージ移動方向の前後両側位置で上記Y方向スライドバー26の他側面に接触させる複数、たとえば、2個のバックアップローラ38と、上記駆動ローラ37及び各バックアップローラ38をYステージ移動方向と直角方向に個別に変位させるためのピエゾアクチュエータ等の変位機構39と、上記駆動ローラ37に連結して、該駆動ローラ37を回転駆動させるための駆動モータ40とを備えてなる構成としてある。これにより、上記各変位機構39により上記駆動ローラ37及び各バックアップローラ38を上記Y方向スライドバー26の両側面に押し当てた状態にて、上記駆動モータ40の正逆転駆動により上記駆動ローラ37を回転駆動させることで、上記駆動ローラ37と上記Y方向スライドバー26との接触面に作用する摩擦を利用して、上記移動体としてのYステージ27を上記Y方向スライドバー26の長手方向に移動させることができるようにしてある。更に、上記各変位機構39により、上記駆動ローラ37と上記各バックアップローラ38のすべてについて、上記Yステージ27に対する相対的な位置を、該Yステージ27の進行方向と直角方向に変位させることにより、上記Yステージ27のY方向スライドバー26に対する位置をYステージ移動方向と直角方向にシフトさせることができるようにしてある。更には、上記Y方向スライドバー26の他側面に接触させている上記各バックアップローラ38を、対応する各変位機構39により、Yステージ27自体の向きから所要角度ずれた方向に沿って並ぶように配置させることで、該各バックアップローラ38を他側面に接触させるようにしてあるY方向スライドバー26の軸線方向を基準として、上記Yステージ27の向きを微小に面内回転させることができるようにしてある。
なお、上記各Xステージ24及びYステージ27にて、駆動ローラ31,37と各バックアップローラ32,38をそれぞれのステージ移動方向と直角方向に変位可能に保持する機構の構成は、本出願人が前記特許文献2において提案している図9及び図10に示した如き摩擦駆動搬送装置の摩擦駆動機構における駆動ローラ14及びバックアップローラ15をテーブル移動方向と直角方向に変位可能に保持する機構の構成と同様であり、ここでは詳細な説明は省略する。
以上の構成としてあるXYステージを使用する場合は、上記各Xステージ24の摩擦駆動機構25により、該各Xステージ24を、X方向スライドバー22に沿わせて駆動して、該各Xステージ24を所定位置まで同期して平行移動させることで、該各Xステージ24間に設けてあるY方向スライドバー26を、搬送ステージ20を位置決めすべき目的個所のX座標位置に応じた位置まで移動させる。更に、上記Yステージ27の摩擦駆動機構28により、該Yステージ27を、上記Y方向スライドバー26に沿って駆動して、該Yステージ27を、搬送ステージ20を位置決めすべき目的個所のY座標位置に応じた位置まで移動させると、上記Yステージ27の頂部に設けてある上記搬送ステージ20が、位置決めすべき目的個所のXY座標に応じた位置まで移動させられるようになる。よって、上記搬送ステージ20を、XY直交座標系の任意の位置に位置決めすることができるようになる。
上記において、各Xステージ24をそれぞれの摩擦駆動機構25により各X方向スライドバー22に沿わせて駆動するときには、その反力が、上記各X方向スライドバー22に対し、長手方向にて各Xステージ24の移動方向と逆の方向への力として作用するようになる。この際、上記各X方向スライドバー22は、長手方向両端部が上記ベース21外部の基礎19上に設けた支持部材23によりそれぞれ支持させてあるため、上記各X方向スライドバー22に対して作用する上記各Xステージ24駆動時の反力は、該各X方向スライドバー22より上記支持部材23を介して基礎19へ直接受けられるようになるため、上記ベース21に何ら影響を及ぼすことはない。
更に、上記各Xステージ24を各X方向スライドバー22に沿わせて駆動するときには、上記各Xステージ24と一緒に上記Y方向スライドバー26が上記各X方向スライドバー22の長手方向に移動するため、上記Yステージ27に対し、慣性によってY方向スライドバー26に直角な方向の力が作用するようになるが、この際、上記Yステージ27に設けてある摩擦駆動機構28では、駆動ローラ37と各バックアップローラ38をY方向スライドバー26の両側面にそれぞれ押し当てて直接接触させてあるため、上記摩擦駆動機構28と、Y方向スライドバー26との間には隙間がなく、よって、上記Yステージ27自体のY方向スライドバー26と直角な方向への揺れは阻止されるようになる。
又、上記Yステージ27を、摩擦駆動機構28によりY方向スライドバー26に沿わせて駆動するときには、その反力が上記Y方向スライドバー26に対し、長手方向にて上記Yステージ27の移動方向と逆の方向への力として作用するようになる。この際、上記Y方向スライドバー26の両端部がそれぞれ取り付けてある上記各Xステージ24では、該各Xステージ24に設けてある摩擦駆動機構25にて、駆動ローラ31と各バックアップローラ32をX方向スライドバー22の両側面にそれぞれ押し当てて直接接触させてあるため、上記摩擦駆動機構25と、X方向スライドバー22との間には隙間がない。したがって、上記Y方向スライドバー26に対して作用する上記Yステージ27駆動時の反力は、該Y方向スライドバー26の両端部より上記各Xステージ24及びその摩擦駆動機構25を経て上記各X方向スライドバー22へ伝えられた後、該各X方向スライドバー22より上記支持部材23を介して基礎19へ直接受けられるようになる。よって、上記ベース21に何ら影響を及ぼすことはない。
このように、本発明のXYステージ装置によれば、各Xステージ24を各X方向スライドバー22に沿わせて駆動する機構、及び、Yステージ27をY方向スライドバー26に沿わせて駆動する機構を、共に摩擦駆動機構25,28とすることで、図7及び図8に示したような従来のXYステージ装置にてXYステージ本体2のX軸方向駆動モータ7やY軸方向駆動モータ3に用いられていたシャフトモータの固定子7a,3aと可動子7b、3bのような非接触要素を使用しないため、上記各Xステージ24及びYステージ27の駆動機構を高剛性のものとすることができる。よって、上記Yステージ27が慣性によりY方向スライドバー26に対して相対変位する虞を阻止できる。しかも、上記各Xステージ24を駆動する際に上記各X方向スライドバー22に作用する反力、及び、Yステージ27を駆動する際に上記Y方向スライドバー26に作用する反力は、すべてベース21に影響を及ぼすことなく基礎19へ伝えて受けさせることができるため、上記ベースが揺れる虞はない。これにより、上記各ステージ24,27の高精度の移動が可能になることから、上記Yステージ27に取り付けてある搬送ステージ20のXY直交座標系における高精度の位置決めを行うことができる。
しかも、上記Y方向スライドバー26の両端部と各Xステージ24との接続部分に、複雑な制御を要するピエゾ素子を介装して設ける必要がないため、装置構成をシンプルなものとすることができて、コストの削減化を図ることが可能になる。
更に、上記各Xステージ24に設けてある摩擦駆動機構25は、駆動ローラ31と各バックアップローラ32を、それぞれ対応する変位機構33により変位させることで、各Xステージ24自体の向きを、Xステージ移動方向であるX方向スライドバー22の軸線方向を基準として所要角度回転できるようにしてあると共に、該各Xステージ24を、X方向スライドバー22と直角方向へシフトできるようにしてあることから、各Xステージ24のX方向スライドバー22長手方向における移動ストローク量をそれぞれ独立に制御することで、該各Xステージ24同士の間に設けてある上記Y方向スライドバー26の向きを、Y軸方向に対してやや傾けることができ、このため、該Y方向スライドバー26に取り付けてあるYステージ27と一体に、搬送ステージ20に対して微小な面内回転方向の変位を与えることが可能になる。
又、上記のように、各Xステージ24のX方向スライドバー22長手方向における移動ストローク量をそれぞれ独立に制御することに代えて、Yステージ27に設けてある摩擦駆動機構28にて、駆動ローラ37と各バックアップローラ38を、それぞれ対応する変位機構39により変位させることによっても、Yステージ27自体の向きを、Yステージ移動方向であるY方向スライドバー26の軸線方向を基準として所要角度回転させて、上記搬送ステージ20に対し微小な面内回転方向の変位を与えることも可能になる。
したがって、たとえば、上記各X方向スライドバー22や、Y方向スライドバー26に、製造時の誤差等によって該各スライドバー22,26の軸線方向が、それぞれ対応する各ステージ24,27の本来の移動方向から多少撓んでいるとしても、上述したようにして上記各X方向スライドバー22や、Y方向スライドバー26の軸線方向を基準として、各Xステージ24やYステージ27を所要角度面内回転方向に変位させることで、上記Yステージ27の頂部に設けてある搬送ステージ20の向きを、X軸方向及びY軸方向に正確に揃うように補正することも可能になる。
次に、図5及び図6は本発明の実施の他の形態を示すもので、図1乃至図4の実施の形態と同様の構成において、各Xステージ24を、底部に摩擦低減部材あるいは摩擦低減機構29を設けたフレーム30を具備して上記ベース21上でX軸方向にスライド可能とすることで、該各Xステージ24自体の荷重を上記ベース21により支持させるようにした構成に代えて、各Xステージ24aを、該各Xステージ24a自体の荷重をX方向スライドバー22により支持させることができる構成としたもので、具体的には、以下のようにしてある。
すなわち、本実施の形態における上記各Xステージ24aは、フレーム30aに、上記実施の形態と同様にベース21上方の所要高さ位置に配置して長手方向の両端部を上記ベース21外側の基礎19上に設けた支持部材23に支持させてなる各X方向スライドバー22の上下方向の一方の面、たとえば、該X方向スライドバー22の下面に接触させる駆動ローラ31と、該駆動ローラ31に対するXステージ移動方向の前後両側位置で上記X方向スライドバー22の上下方向の他方の面となる上面に接触させる複数、たとえば、2個のバックアップローラ32と、上記駆動ローラ31及びバックアップローラ32をXステージ移動方向と直交する上下方向に個別に変位させるためのピエゾアクチュエータ等の変位機構33と、上記駆動ローラ31に連結して該駆動ローラ31を回転駆動させるための駆動モータ34とからなる摩擦駆動機構25を設けた構成としてある。これにより、上記摩擦駆動機構25の各変位機構33により上記各バックアップローラ32及び駆動ローラ31を上記X方向スライドバー22の上下両面に押し当てた状態とすることで、該各Xステージ24aの荷重を、上記各X方向スライドバー22の上側に配置してある各バックアップローラ32を介して該各X方向スライドバー22へ伝えて支持させることができるようにしてあると共に、この状態にて、上記駆動モータ34の正逆転駆動により上記駆動ローラ31を回転駆動させることで、上記駆動ローラ31と上記X方向スライドバー22との接触面に作用する摩擦を利用して、上記Xステージ24を上記X方向スライドバー22の長手方向に移動(走行)させることができるようにしてある。
更に、上記各Xステージ24aのフレーム30aの所要個所には、対応するX方向スライドバー22の両側面にそれぞれ押し付けるためのサイドローラ41を設けた構成としてある。
更に又、上記各Xステージ24aのフレーム30の所要個所、たとえば、ベース21中央寄りの端部には、図1乃至図4の実施の形態と同様のY方向スライドバー26の両端部が、それぞれ一体に取り付けてある。
なお、本実施の形態では、上記各Xステージ24aがベース21に接することはないため、上記ベース21は、上記各Xステージ24aのX軸方向の移動領域の直下に位置する部分を省略した形状としてある。その他の構成は図1乃至図4に示したものと同様であり、同一のものには同一の符号が付してある。
以上の構成としてある本実施の形態のXYステージ装置によれば、上記各Xステージ24aの摩擦駆動機構25により、該各Xステージ24aを、X方向スライドバー22に沿わせて駆動して、該各Xステージ24aを所定位置まで同期して平行移動させることで、該各Xステージ24a間に設けてあるY方向スライドバー26を、搬送ステージ20を位置決めすべき目的個所のX座標位置に応じた位置まで移動させ、更に、Yステージ27の摩擦駆動機構28により、該Yステージ27を、上記Y方向スライドバー26に沿って駆動して、該Yステージ27を、搬送ステージ20を位置決めすべき目的個所のY座標位置に応じた位置まで移動させることで、上記Yステージ27の頂部に設けてある上記搬送ステージ20を、位置決めすべき目的個所のXY座標に応じた位置まで移動させることができる。よって、上記搬送ステージ20を、XY直交座標系の任意の位置に位置決めすることができる。
上記において、各Xステージ24aをそれぞれの摩擦駆動機構25により各X方向スライドバー22に沿わせて駆動するときに上記各X方向スライドバー22に対して作用する反力は、上記支持部材23を介して基礎19へ直接受けさせることができる。
又、上記Yステージ27を、摩擦駆動機構28によりY方向スライドバー26に沿わせて駆動するときには、その反力が上記Y方向スライドバー26に対して作用するが、この際、上記Y方向スライドバー26の両端部がそれぞれ取り付けてある上記各Xステージ24aでは、各サイドローラ41をX方向スライドバー22の両側面にそれぞれ押し当てた状態として直接接触させてあるため、上記Y方向スライドバー26に対して作用する上記Yステージ27駆動時の反力は、該Y方向スライドバー26の両端部より上記各Xステージ24a及びその各サイドローラ41を経て上記各X方向スライドバー22へ伝えた後、該各X方向スライドバー22より上記支持部材23を介して基礎19へ直接受けさせることができる。
したがって、本実施の形態によっても、上記実施の形態と同様に、上記各ステージ24a,27の高精度の移動が可能になることから、上記Yステージ27に取り付けてある搬送ステージ20のXY直交座標系における高精度の位置決めを行うことができる。
更に、搬送テーブル20のXY直交座標系における所望の移動範囲を確保した状態で、ベース21のサイズを小型化して、装置の設置スペースの低減化を図るのに有利な構成とすることができる。
なお、本発明は、上記実施の形態にのみ限定されるものではなく、図1乃至図4の実施の形態におけるXステージ24に設ける摩擦駆動機構25は、対応するX方向スライドバー22の両側面に駆動ローラ31とバックアップローラ32を両側から押し付けた状態で上記駆動ローラ31を正逆転駆動できるようにしてあれば、駆動ローラ31と一方のバックアップローラ32の配置を入れ替えてもよく、又、バックアップローラ32の数を増やしてもよい。
図5及び図6の実施の形態におけるXステージ24aに設ける摩擦駆動機構25は、対応するX方向スライドバー22の上下両面に駆動ローラ31とバックアップローラ32を上下両側から押し付けた状態で上記駆動ローラ31を正逆転駆動できるようにしてあれば、駆動ローラ31と一方のバックアップローラ32の配置を入れ替えてもよく、又、バックアップローラ32の数を増やしてもよい。
上記各実施の形態におけるYステージ27に設ける摩擦駆動機構28は、Y方向スライドバー26の両側面に駆動ローラ37とバックアップローラ38を両側から押し付けた状態で上記駆動ローラ37を正逆転駆動できるようにしてあれば、駆動ローラ37と一方のバックアップローラ38の配置を入れ替えてもよく、又、バックアップローラ38の数を増やしてもよい。
Xステージ24,24a及びYステージ27のフレーム30,30a及び36の形状は適宜変更してよい。ベース21上方におけるX方向とY方向の各スライドバー22,26を配設する高さ位置は適宜変更してもよい。
Yステージ27の頂部に設けてある搬送ステージ20の上側に載置する図示しないワーク等の位置決め対象物に、該Yステージ27の駆動モータ40の発する熱、振動、磁界等の影響が好ましくない場合は、上記Y方向スライドバー26の長手方向と直交する方向の幅寸法を広く設定して、Y方向スライドバー25の一側面に接触させるYステージ27の駆動ローラ37の位置に対応させて設ける駆動モータ40の位置を、該Yステージ27の中央部より離れた位置に設定できる構成としたり、あるいは、1対のXステージ24,24aの間に、所要間隔を隔てて平行に配置した2本のY方向スライドバー26を取り付け、該各Y方向スライドバー26に、摩擦駆動機構28を備えた1対のYステージ27を個別に取り付けて、該各Yステージ27の間に搬送ステージ20を取り付けることで、該搬送ステージ20の上側の位置決め対象物載置個所と、上記各Yステージ27の摩擦駆動機構28の駆動モータ40の設置個所との距離を離反させるようにした構成としてもよい。
その他本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々変更を加え得ることは勿論である。
本発明のXYステージ装置の実施の一形態を示す一部切断概略平面図である。 図1の装置のA−A方向矢視拡大図である。 図1の装置のB−B方向矢視拡大図である。 図1の装置のC−C方向矢視拡大図である。 本発明の実施の他の形態を示す一部切断概略平面図である。 図5のD−D方向矢視拡大図である。 従来提案されているXYステージ装置の一例の概略を示す斜視図である。 図7のXYステージ装置の切断概略側面図である。 本出願人が提案している摩擦駆動搬送装置を示す概略切断平面図である。 図9のE−E方向矢視図である。
符号の説明
21 ベース
22 X方向スライドバー(XY直交座標系の一方の軸方向に沿うスライドバー)
23 支持部材
24,24a Xステージ(ステージ)
25 摩擦駆動機構
26 Y方向スライドバー(XY直交座標系の他方の軸方向に沿うスライドバー)
27 Yステージ
28 摩擦駆動機構
31 駆動ローラ(ローラ)
32 バックアップローラ(ローラ)
34 駆動モータ
37 駆動ローラ(ローラ)
38 バックアップローラ(ローラ)
40 駆動モータ
41 サイドローラ

Claims (3)

  1. ベースの上面より所要の高さ位置に、XY直交座標系の一方の軸方向に沿う1対のスライドバーを所要間隔を隔てて平行に配置して、該各スライドバーの長手方向両端部を、上記ベースの外部に設けた支持部材に取り付け、上記XY直交座標系の一方の軸方向に沿う各スライドバーに、該各スライドバーに接触させるローラを有する摩擦駆動機構を備えたステージを、該各スライドバーの長手方向に沿い該摩擦駆動機構により駆動されるようにそれぞれ取り付け、更に、上記各ステージ同士の間にXY直交座標系の他方の軸方向に沿うスライドバーの両端部をそれぞれ取り付けて、該XY直交座標系の他方の軸方向に沿うスライドバーに、該スライドバーに接触させるローラを有する摩擦駆動機構を備えたステージを、該スライドバーの長手方向に沿い該摩擦駆動機構により駆されるように取り付け、上記XY直交座標系の他方の軸方向に沿うスライドバーに取り付けたステージが駆動するときに該スライドバーに作用する反力を、上記XY直交座標系の一方の軸方向に沿う各スライドバーに取り付けたステージとその摩擦駆動機構を経て該各スライドバーに伝えるようにした構成を有することを特徴とするXYステージ装置。
  2. XY直交座標系の一方の軸方向と他方の軸方向に沿う各スライドバーに取り付ける各ステージの摩擦駆動機構を、対応するスライドバーの一側面に接触させる一側面側ローラと、該一側面側ローラに対するステージ移動方向の前後両側位置で上記スライドバーの他側面に接触させる複数の他側面側ローラと、上記一側面側及び他側面側の各ローラのうちのいずれか1つのローラを駆動ローラとして回転駆動させるための駆動モータを備えてなる構成とした請求項1記載のXYステージ装置。
  3. XY直交座標系の一方の軸方向に沿う各スライドバーに取り付けるステージの摩擦駆動機構を、上記一方の軸方向に沿う各スライドバーの上下方向一方の面に接触させる上下方向一面側ローラと、該上下方向一面側ローラに対するステージ移動方向の前後両側位置で上記一方の軸方向に沿うスライドバーの上下方向他方の面に接触させる複数の上下方向他面側ローラと、上記上下方向一面側及び他面側の各ローラのうちのいずれか1つのローラを駆動ローラとして回転駆動させるための駆動モータを備えると共に、上記XY直交座標系の一方の軸方向に沿う各スライドバーの両側面に接触させるサイドローラを備えてなる構成とし、且つXY直交座標系の他方の軸方向に沿うスライドバーに取り付けるステージの摩擦駆動機構を、上記他方の軸方向に沿うスライドバーの一側面に接触させる一側面側ローラと、該一側面側ローラに対するステージ移動方向の前後両側位置で上記他方の軸方向に沿うスライドバーの他側面に接触させる複数の他側面側ローラと、上記一側面側及び他側面側の各ローラのうちのいずれか1つのローラを駆動ローラとして回転駆動させるための駆動モータを備えてなる構成とした請求項1記載のXYステージ装置。
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