現在、地上デジタルテレビジョン放送や、携帯電話・移動体端末向けの1セグメント部分受信サービス(いわゆるワンセグ放送)など、各種の放送サービスが各社から提供されている。特に、最近では、ワンセグ放送などのサービスにより、据置き型のテレビジョン受像機を用いて放送を視聴するだけでなく、携帯電話などの小型の移動体端末を用いて、手軽に放送を視聴することができるようになっている。以下、「放送サービス」または「放送」とは、映像および音声を含めた一般的なテレビジョン放送による番組のような放送を意味するものとするが、場合によっては、データ放送のような放送や、ラジオ放送のように音声のみの放送なども含み得るものとする。
このような放送サービスが普及するにつれて、それぞれの放送サービスで提供されるコンテンツ(番組)も、ますます充実してきている。今後も、国内全域規模の放送を提供するキー局のみならず、地域限定の放送を配信する地方局(ローカル局)やその系列局などが発展することにより、提供される番組数もますます増加するものと期待される。
しかしながら、魅力的な番組が豊富になればなるほど、これら複数の魅力的な番組が同じ時間帯に放送される確率は高くなる。このように、視聴したい番組が同じ時間帯に2つ放送される場合、例えば一方の番組はメディアに録画して後から再生して視聴することにして、もう一方の番組は視聴者がリアルタイムで視聴する、という方法が考えられる。
また、同じ時間帯の2つの番組を視聴する他の方法として、例えば録画するほど重要な番組ではないと視聴者が考える場合、それぞれの番組が放送される2つのチャンネルを交互に頻繁に切り替えることにより、2つの番組を並行して視聴するという方法もある。このような視聴形態は、チャンネルフリッピング(channel flipping)として知られ、通常のテレビジョン放送などにおいて、以前から一般に行われている視聴の方法である。なお、一般に、複数の(特に3つ以上の)チャンネルを頻繁に切り替えながら視聴する態様は、チャンネルザッピング(channel zapping)(またはチャンネルサーフィン(channel surfing)ともいう)と呼ばれる。このような視聴も、通常のテレビジョン放送などにおいて、以前から一般的に行われているものである。
しかしながら、このようにして、チャンネルザッピングやチャンネルフリッピングを行うことにより、ワンセグ放送などの地上デジタルテレビジョン放送による番組を視聴しようとすると、視聴者の望むような速さでチャンネルの切り替えを行うことはできない。
すなわち、地上デジタルテレビジョン放送においては、受信装置が電波を受信してから、その電波に基づくデータのデコードに若干の時間を要するため、チャンネルの切り替えに時間がかかるという事情がある。したがって、ワンセグ放送を受信する受信装置においては、視聴者がチャンネル切り替え操作を行ってから、実際に切り替えた後のチャンネルの映像が表示されるまでに、最大で数秒程度の時間がかかる。このため、このような受信装置を用いてチャンネルザッピングやチャンネルフリッピングを行うことは、実質的に非常に困難であるか、または視聴者に著しいストレスを感じさせるものとなる。
このような事情に対処し得る携帯電話向けのマルチメディア配信プラットフォームとして、MediaFLO(登録商標)の商用化が進められている。MediaFLOは、単一周波数帯域で多チャンネルの放送を同時に実現するサービスである。移動体環境に適した技術であるため、携帯端末をはじめとする受信端末に映像や音楽などを配信する多チャンネル放送サービスとして、近年注目されている。以下、MediaFLOの基本的な特徴について説明する。
MediaFLOのエアインタフェースはFLO(Forward Link Only)と呼ばれ、FLOの物理層にはOFDMが採用されている。以下、例として、現在商用サービスを行っている米国のMediaFLOの仕様を説明する。図13に示すように、FLOは6MHzの帯域幅を使用し、サブキャリアの本数は4096本である。この4096本のサブキャリアのうち、実際に使用するサブキャリアは、ガードサブキャリア96本を除いた4000本である。MediaFLOは、4000本のサブキャリアを、8つのインタレースと呼ばれるグループに分割する。各インタレースは、4000本のサブキャリアから8本おき選択した500本のサブキャリアから構成される。1つのインタレースはパイロットシンボルとして使用されるため、残りの7つのインタレースがデータ送信に使用される。MediaFLOでは、1つのインタレースを最小の単位として、周波数帯域に対するサービス(映像、音声、字幕など)の割り当てが行われる。
図14は、インタレースに対するサービスの割り当て例を示す図である。縦軸のインタレースは周波数軸における分割を表し、横軸は時間軸の分割を表している。MediaFLOの各サービスは、MLC(Multicast Logical Channel)と呼ばれる論理チャンネル上で運ばれる。MLCは、1つ以上のインタレースと、1つ以上のOFDMシンボルとから構成される。図14の太線で囲まれた範囲はそれぞれ異なるMLCを表すものであり、各MLCには、映像、音声、および字幕などのデータが格納(配置)されている。また、例えば図14の斜線で示すMLCのみで構成されるサービスを視聴するには、当該MLCを構成するインタレースおよびOFDMシンボルのみをデコード(間欠受信)すれば良い。
このように、MediaFLOでは時間領域、周波数領域を細かく分割したサービスの割り当てが行われており、必要なMLCのみを選択的にデコードする(間欠受信する)ことによって、放送受信端末の受信部の省電力化を図ることができる。なお、MediaFLOでは、1つのチューナで全てのインタレースを受信することができるため、さらに数多くのMLCを同時にデコードし、多チャンネルのコンテンツなど複数のサービスを同時に視聴することも可能である。すなわち、複数のチャンネルのデータを同時に受信する場合でも、1つのチューナで受信することができる。
また、MediaFLOは、ワイドエリア送信およびローカルエリア送信などの、異なるエリアタイプの番組をブロードキャストすることができる。このため、MediaFLOは、単一周波数帯域で、広域放送に相当する「ワイド(Wide)エリア」向けコンテンツと、地域放送に相当する「ローカル(Local)エリア」向けコンテンツとを放送するための、時間軸上で区切られた信号領域を持つ。番組内でコンテンツ全ての情報が、複数の地域において同一である広域放送は、ワイドエリアで放送信号を送信する。一方、ある番組内でコンテンツの情報が、複数の地域において同一でない地域放送は、ローカルエリアの領域で放送信号を送信する。
図15は、MediaFLOに用いられるフレームの構成を単純化して示した図である。MediaFLOで用いられるフレームは、周期(Duration)が1秒間のスーパーフレーム(Superframe)と呼ばれるフレームから構成される。図15に示すように、1つのスーパーフレームには、4つの時分割されたフレームが含まれる。1スーパーフレーム中において、各フレームは同じ番組の配置になっている。このような番組の配置は、送信装置(放送局)側で変更することができる。各フレームはさらに、時間的に、ワイドエリア向けのコンテンツのデータ(ワイドエリアデータ:Wide-area Data)とローカルエリア向けのコンテンツのデータ(ローカルエリアデータ:Local-area Data)とに分割される。なお、これらワイドエリア向けデータとローカルエリア向けデータとの境界は、自由に設定することができる。
各ワイドエリアデータおよびローカルエリアデータのそれぞれにどのような情報が配置されているかを表すために、OIS(Overhead Information Symbol)という領域が用意されている。このOISも、時間的にワイドエリアとローカルエリアに分割されている。受信装置を用いてコンテンツを再生する際は、受信したスーパーフレームのOISを参照することによって、次に受信するスーパーフレームの4つの各フレームに含まれるMLCのうち、再生に必要なものだけを選択的にタイミングを合わせて受信することができる。また、受信装置は、OISチャンネルを解析した結果に基づいて、番組の受信処理を行うため、番組を視聴する受信装置のユーザは、特別な操作は何も行う必要がない。
このように、MediaFLOでは、受信装置を用いて、ワイドエリア向けコンテンツおよびローカルエリア向けコンテンツのうち、任意の1または複数のコンテンツを受信して再生することができる。また、このようなコンテンツを放送するMediaFLOの送信装置(放送局)は、単一の周波数帯域で、広域放送および地域放送を、それぞれ多チャンネルで行うことができる。
以上説明したように、MediaFLOによる放送においては、送信装置(放送局)から、複数の番組が時分割により送信される。そして、受信装置においては、送信装置(放送局)から送信された複数の番組を同時に受信可能であるため、複数の番組をまとめて受信しておいて、あとはその表示を切り替える処理を行うだけで、瞬時に番組を切り替えることができる。したがって、チャンネルを切り替えると瞬時に番組も切り替えることができるため、視聴者にストレスを感じさせることなく、上述したチャンネルザッピングやチャンネルフリッピングのような動作を行うことができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。なお、以下の説明においては、本発明の実施の形態として、MediaFLOに対応した送信装置(放送局)およびMediaFLOに対応した受信装置、ならびに、これら送信装置および受信装置を含む送受信システムを想定して説明する。しかしながら、本発明が適用できる送受信システムはMediaFLOに限定されるものではなく、一般に、複数の番組のデータを時分割でマッピングしたものを送受信する装置間であれば、任意の放送形態に適用することができる。
図1は、本発明の実施の形態に係る送受信システムを含む放送システムの全体を概略的に示す図である。図1に示すように、本発明の実施の形態に係る送受信システムは、その最小限の構成として、受信装置10と、放送局として機能する送信装置30とを含む。以下、本実施の形態において、送信装置30はMediaFLOの放送局を構成するものとして説明する。
送信装置30は、MediaFLOネットワークを介して、受信装置10にMediaFLOの番組(コンテンツ)を放送(送信)する。この送信装置30は、ネットワーク100を介して番組提供者(コンテンツプロバイダ)200に接続されている。番組提供者200は、送信装置30に各種の番組(コンテンツ)を提供する。また、送信装置30は、受信装置10との通信を補完する要素として、ネットワーク100を介して携帯電話キャリア300にも接続されている。
携帯電話キャリア300は、携帯電話の通信サービスを提供する事業者であり、ここでは、特に、当該事業者の提供する通信サービスに係る携帯電話基地局を想定して説明する。したがって、この携帯電話キャリア300は、携帯電話ネットワークを介して、受信装置10と、音声通話のデータおよび制御データなど各種のデータを通信することができる。
送信装置30がMediaFLOの番組を受信装置10に送信する場合、この番組を構成する情報は、通常は暗号化されている。したがって、受信装置10は、特定の鍵コードを用いて暗号化を解除してから番組の視聴に係る処理を行う。この際、受信装置10は、携帯電話ネットワークを介して、携帯電話キャリア300から、暗号化を解除するための鍵コードを取得する。また、MediaFLOの放送局である送信装置30と、携帯電話キャリア300とは、ネットワーク100を介して、暗号化を解除するための鍵コード情報の他、様々な情報を送受信する。
次に、本発明の実施の形態に係る受信装置10について、さらに説明する。
図2は、図1に示した受信装置10概略構成を示す機能ブロック図である。この受信装置10は、MediaFLOの放送の受信と、携帯電話機能による無線通信との、2つの無線通信方式に対応している。図2に示すように、受信装置10は、制御部12と、MediaFLO受信アンテナ14と、MediaFLO受信部16と、映像/音声デコーダ18と、映像/音声出力部20と、無線通信アンテナ22と、携帯電話ネットワーク送受信部24と、記憶部26と、を備えている。
制御部12は、受信装置10の各機能ブロックをはじめとして、受信装置10全体の各種制御を行う。特に、本実施の形態では、制御部12は、フリッピング情報の処理や、MediaFLO受信部16の受信回路をオン/オフする制御も行う。本発明に係るフリッピング情報については後述する。
MediaFLO受信アンテナ14は、送信装置30から送信されるMediaFLOの電波を受信する。MediaFLO受信部16は、MediaFLO受信アンテナ14が受信した受信信号に各種の処理を行う。したがって、本実施の形態においては、MediaFLO受信部16は、受信装置の受信部を構成する。映像/音声デコーダ18は、MediaFLO受信部16により処理された受信信号をデコードする。映像/音声出力部20は、映像/音声デコーダ18によりデコードされた番組情報を、視聴者(ユーザ)が認識できる形式で出力する。例えば、映像/音声出力部20は、映像を出力するディスプレイなどの表示部、および音声を出力するスピーカなどの音声出力部などを想定している。
無線通信アンテナ22は、携帯電話ネットワーク送受信部24からの各種データを携帯電話キャリア300(携帯電話基地局)に送信し、また、携帯電話キャリア300からの各種データを受信する。携帯電話ネットワーク送受信部24は、無線通信アンテナ22を介して、携帯電話キャリア300と情報の送受信を行う。特に、本実施の形態においては、携帯電話ネットワーク送受信部24は、フリッピング情報を携帯電話キャリア300に送信する。図1に示したように、携帯電話キャリア300に送信された情報は、ネットワーク100を介して送信装置30に送信することができる。したがって、本実施の形態においては、携帯電話ネットワーク送受信部24は、受信装置の送信部を構成し、この受信部は、送信装置30と通信可能である。記憶部26は、フリッピング情報や、受信回路をオン/オフするタイミングの情報などを記憶する。
次に、本発明の実施の形態に係る送信装置30について、さらに説明する。
図3は、図1に示した送信装置30概略構成を示す機能ブロック図である。図3に示すように、送信装置30は、ネットワーク100に接続している。送信装置30は、このネットワーク100を介して、番組供給者200および携帯電話キャリア300とも接続することができる。この接続により、送信装置30は、番組供給者200からは放送する番組の情報を取得することができ、携帯電話キャリア300からは複数の受信装置10からのフリッピング情報を取得することができる。
図3に示すように、送信装置30は、制御部32と、ネットワーク送受信部34と、MediaFLO送信部36と、MediaFLO送信アンテナ38と、記憶部40と、を備えている。
制御部32は、送信装置30の各機能ブロックをはじめとして、送信装置30全体の各種制御を行う。特に、本実施の形態では、制御部32は、放送する番組のマッピングや、各チャンネルのスケジューリング、エンコーディング、変調処理などの処理を行う。また、本実施の形態では、制御部32は、携帯電話キャリア300から受信した複数の受信装置10のフリッピング情報を処理することによりフリッピングリストを生成し、これに基づいて放送する番組をチャンネルに配置する処理を行う。これらの処理についても、詳細は後述する。
ネットワーク送受信部34は、ネットワーク100を介して、上述したように、番組供給者200および携帯電話キャリア300と情報の送受信を行う。したがって、本実施の形態においては、ネットワーク送受信部34は、送信装置の受信部を構成する。MediaFLO送信部36は、MediaFLO送信アンテナ38を介して、複数の受信装置10に対してMediaFLOの番組(MediaFLO仕様に基づく信号)を放送(送信)する。したがって、本実施の形態においては、MediaFLO送信部36は、送信装置の送信部を構成する。記憶部40は、送信装置30がやり取りを行う各種データを保持する。特に、本実施の形態では、記憶部40は、フリッピングリストを保持する。このフリッピングリストについては後述する。
次に、本発明に係る送信装置30による番組の配置処理にて行う番組の配置について説明する。
従来のMediaFLO放送局にて行う番組配置は、図17に示したように、特にチャンネルフリッピングを考慮して配置したものではない。そのため、フリッピングを行う2つのチャンネルの番組が時間軸上で離れた箇所に配置される可能性が高く、そのような場合の受信においてはセットアップ時間が2度発生し、それだけ受信回路の電力を消費することは上述した通りである。
一方、本発明の送信装置30は、上述したスーパーフレームを構成する各フレーム内において、多くの受信装置10でフリッピングが発生しているチャンネルの番組同士を、時間軸上で隣接するように配置してから送信する処理を行う。この処理により、チャンネルフリッピングを行う2つのチャンネルの番組を時間軸上で極力隣接させて配置して、前述のセットアップ時間が発生する回数を低減させる。
図4は、本発明に従って送信装置30が番組の配置を行った例について、受信装置10がMLCを受信する際に受信回路をオン/オフするタイミングを説明する概念図である。
図4に示すように、本発明に係る送信装置30による番組の配置処理により、多くの受信装置10でフリッピングが発生しているチャンネルの番組同士を、時間軸上で隣接するように配置する。図4の例では、視聴番組1および視聴番組2を放送するチャンネル間でフリッピングを行う受信装置10が多かったため、送信装置30が、もともと離れて配置されていた視聴番組1および視聴番組2(図17参照)を、時間軸上で隣接して配置した場合を示している。
このように、フリッピングが発生しているチャンネルの番組を隣接して配置する処理を行うことにより、セットアップ時間の発生する回数を減らすことができる。すなわち、例えば図17に示した番組の配置においては、視聴番組1と視聴番組2とが離間して配置されていたため、セットアップ時間が2回(時刻t0〜t1および時刻t3〜t4の期間)発生していた。しかしながら、図4に示す番組の配置においては、視聴番組1および視聴番組2が隣接して配置しているため、セットアップ時間が1回(時刻t0〜t1の期間のみ)しか発生しないことがわかる。このような番組の配置により、放送を受信した受信装置10は、セットアップ時間の最初(時刻t0)に受信回路をオンするだけで、後は時刻t3まで、視聴番組1および視聴番組2をまとめて受信することができる。したがって、2回目のセットアップ時間を省くことができるため、そのぶんの消費電力を節約することができる。
次に、本発明に係る受信装置10によるフリッピング情報生成処理について説明する。この処理は、受信装置10においてチャンネルフリッピングが行われた際に、当該フリッピングが行われたチャンネルを送信装置30に通知するための情報を生成する処理である。
図5は、本発明に係る受信装置10において行われるフリッピング情報生成処理を説明するフローチャートである。本処理が開始すると、まず、受信装置10の制御部12は、各変数の初期化を行う(ステップS11)。本処理に用いる各変数とは、フリッピング回数を示すtmp、現在のチャンネル番号を示すcurr、1つ前のチャンネル番号を示すold1、2つ前のチャンネル番号をを示すold2、フリッピング動作と判定する回数TH、などである。なお、「現在のチャンネル番号」とは、ユーザの操作により、現在、映像/音声出力部20にて再生が行われているチャンネルの番号、すなわち現在選択されているチャンネルの番号を意味する。また、「1つ前のチャンネル番号」とは、現在再生が行われているチャンネル番号が選択される前に選択されていたチャンネルの番号を意味する。「2つ前のチャンネル番号」とは、上記1つ前のチャンネル番号が選択される前に選択されていたチャンネルの番号を意味する。
ステップS11においては、これらの各変数に、以後の処理のために適当な初期値を設定する。特に、curr、old1、old2の各値は、初期値の段階では、実際のチャンネル番号とは異なる、それぞれ重複しないチャンネル番号の値を設定することにより、後に実際の視聴の際に選択されたチャンネル番号の値を設定できるようにする。また、本例においては、ユーザが放送の視聴を最初に開始した状態(すなわち、まだフリッピングが行われていない状態)を想定して、フリッピング回数を示すtmpは0を設定する。さらに、フリッピング動作と判定する回数THは、ここでは例として2を設定する。つまり、チャンネルを交互に行き来するように切り替える操作が2回行われたら、チャンネルフリッピングが発生したと判定する。
ステップS11にて各変数の初期化が完了したら、制御部12は、映像/音声出力部20にて再生が行われているチャンネルの切り替えが行われたか否かを判定する(ステップS12)。すなわち、ステップS12においては、現在再生中のチャンネルが、ユーザの操作により、他のチャンネルに変更されたか否かを判定する。
ステップS12においてチャンネルの切り替えが行われたら、制御部12は、各種の変数を更新する(ステップS13)。具体的には、チャンネルが切り替えられた後に再生が行われている現在のチャンネルの値をcurrに設定し、もともとcurrであった値をold1に設定し、もともとold1であった値をold2に設定する。
ステップS13において変数が更新されたら、制御部12は、現在のチャンネルを示す値(curr)が2つ前のチャンネルを示す値(old2)に等しいか否かを判定する(ステップS14)。すなわち、このステップにおいては、ユーザが、再生中のチャンネルを一度他のチャンネルに切り替えた後に、また元のチャンネルに戻したか否かを判定する。
ステップS14において現在のチャンネルを示す値(curr)が2つ前のチャンネルを示す値(old2)に等しくないと判定された場合はフリッピングではないため、制御部12は、フリッピング回数tmpの値を0にして(ステップS15)、ステップS12に戻る。一方、ステップS14において現在のチャンネルを示す値(curr)が2つ前のチャンネルを示す値(old2)に等しいと判定された場合はフリッピングが発生したと判定し、制御部12は、フリッピング回数tmpの値をインクリメントする(ステップS16)。
ステップS16にてtmpの値がインクリメントされたら、制御部12は、フリッピング回数tmpの値がフリッピング動作と判定する回数THを超えたか否かを判定する(ステップS17)。すなわち、フリッピングの発生回数が所定回数を超えて、フリッピング動作が行われている(つまりフリッピング中である)とみなすか否かを判定する。ステップS17においてフリッピング回数tmpの値がフリッピング動作と判定する回数THを超えていない場合、制御部12は、ステップS12に戻って処理を続行する。一方、ステップS17においてフリッピング回数tmpの値がフリッピング動作と判定する回数THを超えた場合、制御部12は、フリッピング情報を更新する(ステップS18)。さらに、ステップS18においては、制御部12は、MediaFLO受信部16が、フリッピング動作が行われている2つのチャンネルの番組を同時に受信するように制御する。
ステップS18において更新されるフリッピング情報とは、受信装置10において所定回数を超えるフリッピングが発生した場合、これをフリッピング動作(すなわちフリッピング中である)とみなし、当該フリッピング動作が発生した時刻および当該フリッピング動作に係るチャンネル番号などをまとめた情報である。
図6は、フリッピング情報の例を示す概念図である。上述したステップS18において、制御部12は、「受信装置ID」、「フリッピング情報生成時刻」、および「フリッピングチャンネル番号」などをフリッピング情報として、一時的に記憶部26に記憶する。ここで、受信装置IDとは、受信装置10を個体として特定することができるユニークな識別番号である。また、フリッピングチャンネル番号とは、フリッピングが所定の回数以上発生した2つのチャンネルの番号であり、これは、複数の番組のうち2番組がフリッピング中の番組である旨を示す情報である。
次に、本発明に係る受信装置10によるフリッピング情報送信処理について説明する。この処理は、上述したフリッピング情報生成処理によって生成されたフリッピング情報を、送信装置30に送信する処理である。
図7は、本発明に係る受信装置10において行われるフリッピング情報送信処理を説明するフローチャートである。本処理が開始すると、まず、受信装置10の制御部12は、現在時刻が、フリッピング情報の送信時刻であるか否かを判定する(ステップS21)。すなわち、制御部12は、内蔵された時計やカウンタなどからの報知により、現在時刻が、フリッピング情報を送信装置30に送信すべきタイミングか否かを判定する。なお、このフリッピング情報の送信時刻は、受信装置10において予め設定されたタイミングとすることもできるし、フリッピング情報の送信を要求されるタイミングとして送信装置30から送信される情報に基づいて設定することもできる。
ステップS21において、制御部12は、現在時刻がフリッピング情報の送信時刻になるまで待機して、現在時刻がフリッピング情報の送信時刻になったら、最新のフリッピング情報を記憶部26から読み出して送信装置30に送信する(ステップS22)。本実施の形態において、ステップS22においてフリッピング情報を送信する際には、制御部12は、携帯電話ネットワークを介して当該フリッピング情報を送信するように、携帯電話ネットワーク送受信部24を制御する。また、本実施の形態では、フリッピング情報を受信装置10から送信装置30に送信する際には、まず、携帯電話ネットワークを介して携帯電話キャリア300に送信され、それからネットワーク100を介して送信装置30に送信される。
以上の処理により、受信装置10は、ユーザの操作によるチャンネルのフリッピング状況を監視して、フリッピングの発生が所定の回数を超えてフリッピング動作が行われたと判断したらフリッピング情報を更新する。このようにして随時更新されるフリッピング情報は、所定のタイミングで送信装置30に送信される。
次に、本発明に係る送信装置30によるフリッピングリスト生成処理について説明する。この処理は、送信装置30が、多数の受信装置10により送信されるフリッピング情報を受信して、このフリッピング情報に基づいて番組の配置行うためのフリッピングリストを生成する処理である。
図8は、本発明に係る送信装置30において行われるフリッピングリスト生成処理を説明するフローチャートである。本処理が開始すると、まず、送信装置30の制御部32は、既に時効となっている受信装置の情報を削除する(ステップS31)。このステップS31における処理は、既に受信装置から送信されたフリッピング情報に基づく情報が送信装置30の記憶部40に記憶されている場合に、所定の時間を越えて古くなっている情報を削除するための措置である。この処理は、送信装置30においてフリッピングリストを生成するにあたり、既にフリッピング動作に関与していないと考えられる受信装置の情報を除くために行う。
例えば、上述したフリッピング情報に含まれる情報のうち、「フリッピング情報生成時刻」の項目に基づいて、既に記憶部40に記憶されてから所定時間経過した受信装置の情報を削除することが考えられる。また、「フリッピング情報生成時刻」および現在時刻と、「フリッピングチャンネル番号」の項目とに基づいて、「フリッピング情報生成時刻」の時点で放送されていた番組が既に終了している場合などに、基になるフリッピング情報を削除することも考えられる。
次に、送信装置30の制御部32は、受信装置から送信されて来るフリッピング情報をネットワーク送受信部34が受信したか否かを判定する(ステップS32)。本実施の形態においては、上述したように、受信装置から送信されて来るフリッピング情報は、まず携帯電話ネットワークを介して携帯電話キャリア300に送信される。したがって、送信装置30のネットワーク送受信部34は、当該フリッピング情報を、携帯電話キャリア300からネットワーク100を介して受信する。
ステップS32においてフリッピング情報が受信されたら、制御部32は、受信したフリッピング情報を送信した受信装置の情報が、送信装置30において登録済みの情報であるか否かを判定する(ステップS33)。すなわち、受信したフリッピング情報に含まれる受信装置IDを参照することにより、当該受信装置IDが既に送信装置30に登録されているか否かを判定する。
ステップS33において、フリッピング情報を送信してきた受信装置の情報が、送信装置30に既に登録されている場合、当該受信装置のフリッピング情報が(記憶部40に)既に存在する。したがって、この場合、制御部32は、記憶部40に記憶された当該受信装置のフリッピング情報を更新する(ステップS34)。一方、ステップS33において、フリッピング情報を送信してきた受信装置の情報が、送信装置30にまだ登録されていない場合、当該受信装置の情報を、新たに送信装置30の記憶部40に追加登録する(ステップS35)。
このようにして、送信装置30は、多くの受信装置から送信されるフリッピング情報を受信して更新または追加登録することにより、各受信装置からのフリッピング情報を集計して、フリッピングリストを生成する。この「フリッピングリスト」は、送信装置30が送信する放送を受信する各受信装置において、フリッピング動作が行われている(つまりフリッピング中である)チャンネル番号を示すものである。このフリッピングリストを解析することにより、最も多くの受信装置によりフリッピング動作が行われているチャンネルなど、多数の受信装置によりフリッピング動作が行われているチャンネルを知ることができる。
図9は、上述したフリッピングリスト生成処理により生成されたフリッピングリストの例を概念的に示す図である。なお、実際には、記憶部40において、各項目が各連付けられて記憶されている。
図9に示す例においては、送信装置30が記憶部に登録した順番に、各受信装置から受信したフリッピング情報、すなわち、受信装置ID、フリッピング情報生成時刻、フリッピングチャンネル番号などの各情報が列記されている。例えば登録番号1番の端末は、端末IDが002153であり、フリッピング情報が受信装置において生成された時刻は6時12分であり、フリッピングチャンネル番号は1チャンネルと4チャンネルであることを示している。このことから、このフリッピング情報が生成された時刻に、当該受信装置においては、1チャンネルと4チャンネルとの間でフリッピング動作が行われていたことがわかる。
次に、本発明に係る送信装置30による番組配置処理について説明する。この処理は、上述したフリッピングリスト生成処理により生成されたフリッピングリストを解析した結果に基づいて、フリッピングの状況を考慮して各チャンネルの番組の配置を行う処理である。
図10は、本発明に係る送信装置30において行われる番組配置処理を説明するフローチャートである。本処理が開始すると、まず、送信装置30の制御部32は、フリッピングリストの解析を行うタイミングであるか否かを判定する(ステップS41)。すなわち、制御部32は、内蔵された時計やカウンタなどからの報知により、フリッピングリストの解析を行うべきタイミングであるか否かを判定する。このような、フリッピングリストの解析タイミングは、送信装置30において予め設定されたタイミングとすることもできるし、受信したフリッピング情報が所定の数量に達した際に行うように設定することもできる。
ステップS41において、制御部32は、フリッピングリストの解析タイミングになるまで待機して、フリッピングリストの解析タイミングになったら、最新のフリッピングリストを記憶部26から読み出して解析を行う(ステップS42)。本実施の形態では、ステップS42にて行うフリッピングリストの解析は、当該解析を行った時点において、最も多くの受信装置によりフリッピング動作が行われているチャンネルを判定する。
例えば、図9に示したフリッピングリストの例では、登録番号が1番〜5番までの受信装置において、チャンネル1とチャンネル4との間でフリッピング動作を行っている受信装置は、登録番号1番、2番、および4番と最も多い。実際には、図9に示したようなフリッピングリストに登録される受信装置は極めて多数になり、その中でフリッピング動作が行われている端末が多いフリッピングチャンネルから順にカウントし、順位表にして集計するような解析を行う。
ステップS42においてフリッピングリストの解析が完了したら、制御部32は、この解析結果に基づいて、フリッピングの状況を考慮して各チャンネルの番組の配置を行うように制御する(ステップS43)。ステップS43にて行う番組の配置処理は、図4において説明したように、制御部32は、MediaFLO送信部36が送信する複数の番組のうち、フリッピング中の番組が時間軸上で隣接するように配置してから送信するようにMediaFLO送信部36を制御する。特に、フリッピングリストの解析により、最も多くの受信装置によりフリッピング動作が行われているチャンネルが判明しているため、このようなチャンネルで放送されている番組を優先的に時間軸上で隣接するように配置してから送信する。すなわち、制御部32は、MediaFLO送信部36が送信する複数の番組のうち、複数の受信装置において最も多くの受信装置がフリッピング中の番組を優先的に時間軸上で隣接するように配置してから送信するようにMediaFLO送信部36を制御する。
このように、ステップS43において各番組の配置が行われたら後は、制御部32は、MediaFLO送信部36がアンテナ38を介して多数の受信装置に対して番組の放送(送信)を行うように制御する。これにより、多数の受信装置のそれぞれは、放送されてきた番組に対して通常の受信処理を施すことにより、各受信装置において、放送を再生することができる。送信装置30が受信するフリッピング情報は絶えず更新されるため、送信装置30は、ステップS41にて行う解析が適当なタイミングで到来するように設定する。これにより、送信装置30から送信されるMediaFLOの放送による番組は、適当なタイミングで動的に配置が変更される。
以下、上述したステップS43の番組配置処理を行う前後の状態の例を示すことにより、本発明の効果を説明する。
図11は、上述した番組配置処理を行う前の状態における番組の配置を説明する概念図である。図11においては、送信装置30から、MediaFLOの放送による番組が、複数の受信装置10A,10B,10C,10D,および10Eに放送(送信)されている様子を示している。この送信装置30から放送されている番組として、チャンネル1ではドラマ、チャンネル2ではアニメ、チャンネル3ではニュース、チャンネル4ではスポーツが放送されている場合を例として説明する。
上述したように、通常、MediaFLO放送局にて行う番組配置は、チャンネルフリッピングを考慮して配置したものではない。すなわち、送信装置30において行われる通常の番組の配置によれば、その番組の配置は、時間軸上で必ずしも隣接して配置されていない。したがって、図11の左側に示すように、チャンネル1とチャンネル2とのように、番組が隣接して配置されることもあるが、チャンネル3またはチャンネル4のように、番組が離間して配置される場合が多いと考えられる。
このような番組の配置が送信装置30にて行われて、各受信装置10A〜10Eにそれぞれ配信(送信)されると、各受信装置においては、ユーザの嗜好により、フリッピング動作が行われるチャンネルは異なることが想定される。図11の右側においては、各受信装置10A〜10Eにおいて、配置された番組のうち、番組の内容が示しているチャンネルにおいてフリッピング動作が行われていることを表している。すなわち、受信装置10Aにおいては、チャンネル1のドラマとチャンネル4のスポーツとの間でフリッピング動作が行われ、受信装置10Bにおいては、チャンネル1のドラマとチャンネル2のアニメとの間でフリッピング動作が行われている。
この状態で、各受信装置10A〜10Eにて、図5で説明したフリッピング情報生成処理が行われた後、図7で説明したフリッピング情報送信処理が行われる。次いで、送信装置30において、図8で説明したフリッピングリスト生成処理が行われた後、図10で説明した番組配置処理が行われる。図11にて受信装置30の下方に示す表は、図10のステップS42で行うフリッピングリストの解析結果の例を示すものである。各受信端末10A〜10Eのうち、フリッピング動作が行われているチャンネルを集計すると、2つの端末においてチャンネル1とチャンネル4との間でフリッピング動作が行われており、その他のフリッピング動作を行う受信装置の数は同数になっている。このような解析結果に基づいて、送信装置30は、その後に送信する番組の時間軸上における配置を変更する。
図12は、上述した番組配置処理を行った後の状態における番組の配置を説明する概念図である。フリッピングリストを解析した後、図10のステップS43で行う番組配置処理を行うと、送信装置30においては、図12の左側に示すように、受信装置10A〜10Eにおけるフリッピングの状況を考慮して各チャンネルの番組の配置が行われる。このように番組の配置が変更された状態で、送信装置30から受信装置10A〜10Eに対して番組の配信(送信)が行われる。
すると、図12の右側に示すように、受信装置10A〜10Eにおいてフリッピングを行うために2つの番組を同時に受信する場合に、多くの受信装置(10A,10B,10C,10D)では、受信する2つの番組のデータが時間軸上で隣接している。したがって、図11において隣接して配置されていなかった番組が、図12においては隣接して配置されることにより、そのぶんだけセットアップ時間の発生回数を低減させることができる。例えば図11においては9回発生するセットアップ時間は、図12においては、6回しか発生しない。このように、セットアップ時間の発生を減らすことにより、セットアップ時間の間受信回路に流すことが必要な電力を節約することができる。
このように、本発明の送信装置30は、受信装置10から受信するフリッピング情報に基づいて、多数の受信装置が低消費電力で受信できるように、番組の配置を動的に変更する。多数の受信装置がフリッピングを行うチャンネルには偏差が生じるため、フリッピングが生じている受信装置が最も多いチャンネルを優先して、当該フリッピングに係る2つのチャンネルを時間的に隣接させて配置する。この際に行うフリッピングリストの解析により、送信装置30は、各受信装置のフリッピングに係るセットアップ時間の発生する回数が最も少なくなるように番組の再配置を行う。これにより、番組再配置後は、各受信装置のセットアップ時間が発生する総数を減らすことができる。したがって、本発明によれば、受信装置全体の総消費電力を削減することができる。
なお、上述した処理を行うと、セットアップ時間の発生回数を減らすことにより、全体としての消費電力を低減することができるが、同時に、フリッピング情報を受信装置(放送局)に送信する処理などに係る電力消費が発生することになる。しかしながら、以下のような措置を講じることにより、消費電力を節約するのに必要な消費電力が大きくならないようにすることができる。
例えば、送信装置30にてフリッピング情報に基づいて番組の再配置を行う際に、当該送信装置30からの放送を受信する全ての受信装置からフリッピング情報を取得すことは必須ではない。なぜなら、視聴者がフリッピングを行う番組は、一般的な傾向や嗜好により、ある程度似通ったパターンになる場合も多いと想定されるからである。このような場合は、送信装置30からの放送を受信する受信装置の総数のうち50%、あるいはそれ以下の数の受信装置からのフリッピング情報に基づいて、送信装置30にて番組の再配置を行っても十分な効果が得られるものと考えられる。この場合、例えば、送信装置30の側から、一部のユーザの受信装置にのみフリッピング情報の送信を要求することも考えられる。
また、フリッピングが行われるのは、ある番組が放送されている間であることが多いと想定されるため、各受信装置がフリッピング情報を送信装置30に送信する頻度は、例えば毎秒などの短い時間間隔の単位で行う必要性はさほど高くないと考えられる。このような場合、フリッピング情報の更新および/または送信装置30への送信を行う時間間隔を、ある程度長い時間にするなどの調整を行うこともできる。また、送信装置30の側で、放送している番組が終了して次の番組が開始したことをトリガとして、フリッピング情報の更新および/または送信装置30への送信を、各受信装置に要求することもできる。
このようにすることで、発生する消費電力よりも、全体として低減できる消費電力の方が大きくなるようにバランスを取ることができる。
なお、本発明は、上述した各実施の形態にのみ限定されるものではなく、幾多の変更または変形が可能である。例えば、上述した実施の形態においては、フリッピングするチャンネルに係る番組の数を2つとしたが、2つ以上のチャンネルでフリッピングを行う場合に拡張することも当然できる。また、図5の説明において、フリッピング動作が行われていると判定するフリッピングの回数の変数(TH)は2としたが、この数値も、視聴者がフリッピングを行う傾向や、低減させる消費電力などの種々の要素を考慮することにより、適宜変更することができる。
また、図7および図10において、所定の時刻またはタイミングなどの到来に基づいて処理を行う態様は、本実施の形態において最も簡単な場合を例示したに過ぎない。実際の動作においては、種々の仕様または要求事項に応じて、所定の時刻またはタイミングが適当な頃合で発生するように、本実施の形態を適宜変形させて用いることができる。また、図7のステップS21において、フリッピング情報の送信時刻になっても、送信するフリッピング情報が更新されていない場合には、消費電力を低減させるため、フリッピング情報を送信しないようにすることもできる。
なお、本発明の実施の形態に係る送信装置30のように、セットアップ時間の発生回数を低減するように番組の配置を行う処理を適用できる受信装置は、上述した受信装置10のように、フリッピングによって番組の再生を行う場合に限定されるものではない。
例えば、受信装置においてチャンネルのフリッピング動作を行なわずとも、1つの表示画面における表示を2分割することにより、2つの番組を同時に再生できるような受信装置にも、本発明を適用することができる。この場合には、2つの番組の同時再生が選択された時点で、同時再生に係る2つのチャンネルの情報を上述した「フリッピング情報」として送信装置30に送信する。これにより、送信装置30においては、上述した処理によって、セットアップ時間の発生回数を低減させる番組の配置を行うことができる。
このようにすることで、番組が再配置された放送を受信する受信装置側においては、特別な操作を行うことなく、セットアップ時間の発生回数を減らすことができる。したがって、このような受信装置においても、上述した受信装置10と同様に消費電力を節約させた状態で、1つの表示画面を2分割して2つの番組を同時に表示して再生することができる。