JP5409279B2 - 空気精製装置の監視方法および監視システム - Google Patents
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Description
a.吸着処理後の空気である精製空気の露点温度を露点計で測定する方法
b.吸着筒に取り付けた測定ポートから精製途中の空気を採取し、露点計で測定する方法(例えば、特許文献1参照。)
c.吸着剤の再生時の温度変化により劣化を診断する方法(例えば、特許文献2、3参照。)
上記aの方法は、吸着筒からの精製空気の露点温度を測定する。また、上記bの方法は、吸着筒から採取した空気(露点温度:−60℃以上)の温度を測定して、吸着筒内に形成される吸着帯の上昇を確認し、出口空気つまり精製空気の露点温度が上昇する前に警報を出力する。露点温度が−60℃よりも高い場合には、安価な露点計の利用が可能である。上記cの方法における特許文献2の技術は、吸着剤の再生時に吸着剤の温度を測定し、吸着剤温度の上昇特性から吸着剤の劣化を診断する。つまり、吸着剤は水分の脱着によって温度が低下する、という特性を利用している。また、上記cの方法における特許文献3の技術は、吸着剤の再生時に、吸着剤の排気温度を温度センサで測定し、基準時間内に排気温度が基準温度を超えた場合に、吸着剤の劣化と判断する。
実施の形態1による監視システムの構成の概略を図1に示す。本実施の形態による監視システム1は、2本の吸着筒10A、10Bと、逆止弁U1、U2と電磁バルブV1〜V7とを含む配管系20と、加熱ヒータ30と、温度センサ40A〜40Fと、制御盤50とを備えている。吸着筒10A、10Bは、吸着装置として機能して同一構成である。吸着筒10Aの筒体10A1の内部には、例えばシリカゲル、ゼオライト、活性アルミナ等の、空気精製の際に使用される吸着剤が充填されている。
ΔT12(新品)<ΔT12(劣化)
となり、吸着剤の再生時での温度差の増加から、温度T2を測定する温度センサ40Eの挿入部における水分吸着量の増加を判別することができる。
ΔT12(新品)<ΔT12(劣化)
となる。このために、この温度差条件では、吸着筒10Bの吸着剤が劣化しているのか、または、負荷が過大であるのかを判別することが困難である。
ΔT13(新品)=ΔT13(劣化)
のように同じになる(図6と図7参照)。ここで、筒全体の水分吸着量が同じときとは、吸着剤が新品の状態で吸着している全水分量と、劣化している状態で吸着している全水分量が同じであるときである。吸着筒10Bの出口温度は、筒全体に吸着されている水分量に影響される。このために、吸着剤の状態が新品でも劣化していても、全水分量が同じであれば、再生の際の加熱完了時において、出口温度は、吸着剤の状態によらず同じになる。一方、高負荷時では脱着熱量が増加するため、高負荷時における入口温度T1と吸着筒10Bの出口温度T3の温度差ΔT13(高負荷)については、
ΔT13(新品)<ΔT13(高負荷)
ΔT13(劣化)<ΔT13(高負荷)
となる。
基準時間t1:ΔT12≦ΔTset1
であるとき(条件1)、吸着剤が正常である状態を示している。また、
基準時間t1:ΔT12>ΔTset1
基準時間t2:ΔT13≦ΔTset2
の両方が成立するとき(条件2)、吸着剤が劣化している状態を示している。さらに、
基準時間t1:ΔT12>ΔTset1
基準時間t2:ΔT13>ΔTset2
の両方が成立するとき(条件3)、高負荷である状態を示している。なお、温度差ΔTset1、ΔTset2としては、例えば吸着剤が新品の場合と劣化した場合との蓄積データから設定された値や、吸着剤の交換直後の値などがある。
ΔT12>50℃
であるかどうかを判定する(ステップS4)。つまり、ステップS4で上記の条件1が成り立つかどうかを、制御盤50が判定している。なお、本実施の形態では、基準時間t1における基準温度差ΔTset1が50℃に設定されている。
ΔT13≦100℃
であるかどうかを判定する(ステップS7)。つまり、ステップS7で上記条件2および上記条件3のどちらかが成り立つかどうかを、制御盤50が判定している。なお、本実施の形態では、基準時間t2における基準温度差ΔTset2が100℃に設定されている。
ΔT13≦100℃
である場合、上記の条件2が成り立つので、制御盤50は、吸着剤の劣化を示す吸着剤劣化警報の出力を警報装置50Aに対して行い(ステップS8)、劣化診断処理を終了する。また、ステップS7で、
ΔT13≦100℃
が成り立たない場合、つまり、
ΔT13>100℃
である場合、上記条件3が成り立つので、制御盤50は、高負荷であることを示す高負荷警報の出力を警報装置50Aに対して行い(ステップS9)、劣化診断処理を終了する。
ΔT12>50℃
が成り立たない場合、つまり、
ΔT12≦50℃
である場合、上記条件1が成り立つので、制御盤50は、吸着剤が正常であることを示す吸着剤正常の出力を警報装置50Aに対して行い(ステップS10)、劣化診断処理を終了する。
本実施の形態では、実施の形態1の吸着筒10A、10Bに対して複数の温度センサを用いる。以下では、吸着筒10Bを例として説明する。なお、本実施の形態では、先に説明した実施の形態1と同一もしくは同一と見なされる構成要素には、それと同じ参照符号を付けて、その説明を省略する。図10に示すように、吸着筒10Bに対して実施の形態1の温度センサ40Eの代わりに、n個の温度センサ40E1〜40Enを設ける。
実施の形態1では、条件1〜条件3を基に制御盤50が劣化診断処理を行ったが、本実施の形態では、条件1〜条件3の代わりに次の条件を用いる。なお、本実施の形態では、先に説明した実施の形態1と同一もしくは同一と見なされる構成要素には、それと同じ参照符号を付けて、その説明を省略する。本実施の形態では、再生時の加熱途中(基準時間t1)で温度センサ40Eが測定した、筒体10A1の筒上部温度T2と、再生時の加熱完了(基準時間t2)で温度センサ40Fが測定した、吸着筒10Bから排出される再生空気の出口温度T3とが基準温度に達しているか否かで、吸着剤の劣化および高負荷を判断する。
基準時間t1:T2>T2set
であるとき(条件11)、吸着剤が正常である状態を示している。また、
基準時間t1:T2≦T2set
基準時間t2:T3≧T3set
の両方が成立するとき(条件12)、吸着剤が劣化している状態を示している。さらに、
基準時間t1:T2≦T2set
基準時間t2:T3<T3set
の両方が成立するとき(条件13)、高負荷である状態を示している。なお、温度差ΔTset2、ΔTset3としては、例えば吸着剤が新品の場合と劣化した場合との蓄積データから設定された値や、吸着剤の交換直後の値などがある。
T2>200℃
であるかどうかを判定する(ステップS23)。つまり、ステップS23で上記の条件11が成り立つかどうかを、制御盤50が判定している。なお、本実施の形態では、基準時間t1における基準温度T2setが200℃に設定されている。
T2≦200℃
である場合、加熱開始からの経過時間が3時間(基準時間t2)になったかどうかを判定する(ステップS24)。ステップS24で加熱時間が3時間を経過していないと判定すると、制御盤50は3時間が経過するまで待つ。また、ステップS24で加熱時間が3時間に達したと判定すると、制御盤50は、温度センサ40Fが測定した温度T3が
T3≧150℃
であるかどうかを判定する(ステップS25)。つまり、ステップS25で上記の条件12および条件13のどちらかが成り立つかどうかを、制御盤50が判定している。なお、本実施の形態では、基準時間t2における基準温度T3setが150℃に設定されている。
T3≧150℃
である場合、上記の条件12が成り立つので、制御盤50は、吸着剤の劣化を示す吸着剤劣化警報の出力を警報装置50Aに対して行い(ステップS26)、劣化診断処理を終了する。また、ステップS25で、
T3≧150℃
が成り立たない場合、つまり、
T3<150℃
である場合、上記の条件13が成り立つので、制御盤50は、高負荷であることを示す高負荷警報の出力を警報装置50Aに対して行い(ステップS27)、劣化診断処理を終了する。
T2>200℃
である場合、上記の条件11が成り立つので、制御盤50は、吸着剤が正常であることを示す吸着剤正常の出力を警報装置50Aに対して行い(ステップS28)、劣化診断処理を終了する。
10A、10B 吸着筒
10A1 筒体(筒状体)
20 配管系
21A、21B、24、25A、25B 配管
22A〜22D 合流管
23 精製空気導出管
26 原料ガス導入管
27 再生ガス排出管
U1、U2 逆止弁
V1〜V7 電磁バルブ
30 加熱ヒータ
40A〜40F 温度センサ
50 制御盤(劣化診断手段)
50A 警報装置
Claims (3)
- 水分を吸着する吸着剤を充填した筒状体の入口から導入した原料空気を、前記吸着剤で精製して前記筒状体の出口から導出し、加熱した再生空気によって前記吸着剤に吸着された水分を離脱して前記吸着剤を再生する空気精製装置の監視方法において、
前記吸着剤の再生時に、前記筒状体の出口に導入される再生空気の温度を第1の温度センサによって測定し、1または2以上の第2の温度センサによって前記筒状体の内部の温度を測定すると共に、前記筒状体の入口から排出される再生空気の温度を第3の温度センサによって測定し、
前記吸着剤の再生開始から第1の時間が経過すると、前記第1の温度センサおよび前記第2の温度センサがそれぞれ測定した温度の温度差と第1の基準温度差との比較結果を基に、前記吸着剤の劣化診断を行い、前記第1の温度センサおよび前記第2の温度センサがそれぞれ測定した温度の温度差が前記第1の基準温度差以下の場合は、前記吸着剤が正常であると判定し、
劣化診断により前記吸着剤が正常ではないと判定したときに、前記吸着剤の再生開始から第2の時間が経過すると、前記第1の温度センサおよび前記第3の温度センサがそれぞれ測定した温度の温度差と第2の基準温度差との比較結果を基に、前記第1の温度センサおよび前記第3の温度センサがそれぞれ測定した温度の温度差が前記第2の基準温度差以下の場合は、前記吸着剤の劣化と判定し、前記第1の温度センサおよび前記第3の温度センサがそれぞれ測定した温度の温度差が前記第2の基準温度差より大きい場合は、負荷量の過大と判定する、
ことを特徴とする空気精製装置の監視方法。 - 水分を吸着する吸着剤を充填した筒状体の入口から導入した原料空気を、前記吸着剤で精製して前記筒状体の出口から導出し、加熱した再生空気によって前記吸着剤に吸着された水分を離脱して前記吸着剤を再生する空気精製装置の監視方法において、
前記吸着剤の再生時に、前記筒状体の出口に導入される再生空気の温度を第1の温度センサによって測定し、1または2以上の第2の温度センサによって前記筒状体の内部の温度を測定すると共に、前記筒状体の入口から排出される再生空気の温度を第3の温度センサによって測定し、
前記吸着剤の再生開始から第1の時間が経過すると、新品吸着剤の再生時に前記第1の温度センサと前記第2の温度センサとが測定した各温度の差を基にして前記第1の基準温度差を設定し、前記第1の時間で測定した温度差が前記第1の基準温度差以下の場合は、前記吸着剤が正常と判定し、
劣化診断により前記吸着剤が正常ではないと判定したときに、前記吸着剤の再生終了時点または終了前後を前記第2の時間に設定すると共に、前記新品吸着剤の再生時に前記第1の温度センサと前記第3の温度センサとが測定した各温度の差を基にして前記第2の基準温度差を設定し、前記第2の時間で測定した温度差が前記第2の基準温度差以下の場合は、前記吸着剤の劣化と判定し、前記第2の時間で測定した温度差が前記第2の基準温度差より大きい場合は、前記吸着剤の負荷量が過大であると判定する、
ことを特徴とする空気精製装置の監視方法。 - 水分を吸着する吸着剤を充填した筒状体の入口から導入した原料空気を、前記吸着剤で精製して前記筒状体の出口から導出し、加熱した再生空気によって前記吸着剤に吸着された水分を離脱して前記吸着剤を再生する空気精製装置の監視システムにおいて、
前記筒状体の出口に設置され、前記筒状体の出口に導入される再生空気の温度を測定する第1の温度センサと、
前記筒状体に設置され、前記筒状体の内部の温度を測定する1または2以上の第2の温度センサと、
前記筒状体の入口に設置され、前記筒状体の入口から排出される再生空気の温度を測定する第3の温度センサと、
前記吸着剤の再生開始から第1の時間が経過すると、前記第1の温度センサおよび前記第2の温度センサがそれぞれ測定した温度の温度差と第1の基準温度差との比較結果を基に、前記吸着剤の劣化診断を行い、前記第1の温度センサおよび前記第2の温度センサがそれぞれ測定した温度の温度差が前記第1の基準温度差以下の場合は、前記吸着剤が正常であると判定し、劣化診断により前記吸着剤が正常ではないと判定したときに、前記吸着剤の再生開始から第2の時間が経過すると、前記第1の温度センサおよび前記第3の温度センサがそれぞれ測定した温度の温度差と第2の基準温度差との比較結果を基に、前記第1の温度センサおよび前記第3の温度センサがそれぞれ測定した温度の温度差が前記第2の基準温度差以下の場合は、前記吸着剤の劣化と判定し、前記第1の温度センサおよび前記第3の温度センサがそれぞれ測定した温度の温度差が前記第2の基準温度差より大きい場合は、負荷量の過大と判定する劣化診断手段と、
を備えることを特徴とする空気精製装置の監視システム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2009255693A JP5409279B2 (ja) | 2009-11-09 | 2009-11-09 | 空気精製装置の監視方法および監視システム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2009255693A JP5409279B2 (ja) | 2009-11-09 | 2009-11-09 | 空気精製装置の監視方法および監視システム |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2011098308A JP2011098308A (ja) | 2011-05-19 |
| JP5409279B2 true JP5409279B2 (ja) | 2014-02-05 |
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Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2009255693A Active JP5409279B2 (ja) | 2009-11-09 | 2009-11-09 | 空気精製装置の監視方法および監視システム |
Country Status (1)
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-
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- 2009-11-09 JP JP2009255693A patent/JP5409279B2/ja active Active
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