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JP5413636B2 - 装身具用キャッチ - Google Patents
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JP5413636B2 - 装身具用キャッチ - Google Patents

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本発明は、鎖を通して該鎖を移動し難くする抵抗を与えながら移動させることができる、あるいはピアスピンあるいはネクタイピンなどのピンを通し引き抜き自在な状態で抜け難くロックする装身具用キャッチに関する。
(1)貴金属性パイプの中央に貫通線を保持し、この貴金属製パイプ中に液状のシリコン樹脂を注入して凝固させ、貴金属製パイプを複数回のプレス工程を通じ複数の球体が連なる形態に形成し、貫通線を抜き取って装飾チェーン挿入孔(通し孔)を形成し、球体を切り離して形成した弾性体を中に有するデザインパーツ(装身具用キャッチ)が知られている。(例えば特許文献1)
(2)貴金属性パイプのシリコンゴムあるいは天然ゴムのゴムパイプを設け、前記貴金属製パイプを複数回のプレス工程を通じ複数の球体が連なる形態に形成し、球体を切り離して形成した弾性体を中に有するデザインパーツ(装身具用キャッチ)が知られている。(例えば特許文献2)
(3)中央に貫通されたピン挿入孔を有するシリコンゴム製部材の略半円球体形状の弾性体の中に、ピン挿入孔(通し孔)を挟むようにした左右に湾曲挟持板をベース上に有する金属製キャッチが一体成形により設け、且つ、ベースの一部を延長して前記弾性体の外に突き出すようにして形成した環部を有してなるピンキャッチが知られている。(例えば特許文献3(図10))
特開2000−312607号公報 特開2000−245516号公報 特開2005−204991号公報(図10)
(1)従来技術の特許文献1と特許文献2のデザインキャッチは、挿入通された鎖を弾性挟持し動かないように弾性挟持抵抗状態に保持しているのは弾性体肉のみであるので、挿入移動操作される鎖を15cmの距離を150回〜200回程度移動させると、弾性体の弾性挟持力が殆ど無くなってしまうために(バカになる、へたってしまう、弾性力がなくなる、柔らかくなってしまう、通し孔が広がってしまう、通し孔が削れて広がってしまう、手の油脂分などの付着や擦りにより滑りがよくなるなどの理由あるいはこれらの複合的な理由による、)、鎖を所定の位置に保持しておく、ピンを抜けないよう保持しておくという機能が150回〜200回ていどの少ない使用回数で生じてしまうという欠点を有するものである。
また、弾性体のみの弾性挟持力により通し孔に通された鎖を挟持するものであるので、弾性保持力を維持した状態で通せる鎖の径の許容範囲が狭いものであり、よって、ドリルなどで通し孔径を鎖の径に合わせて広げるという、作業を行わなければならないものであった。
具体的には、弾性体の直径4mm、通し孔0.6mmの弾性体のみの装身具用キャッチの場合、鎖径が0.9mm〜1.2mm程度の鎖が許容範囲であり、弾性体の直径6mm、通し孔1.0mmの本発明の装身具用キャッチの場合、鎖径が1.5mm〜2.0mm程度が許容範囲である。
(2)特許文献3のピンキャッチ
[a]従来技術の特許文献3のピンキャッチは、弾性体肉と一体化された金属製板材面により通されたピンあるいは鎖を弾性挟持するものであるので、金属製板材の鎖の挟持部位である鎖当接面がバカになる、へたってしまう、弾性力がなくなる、柔らかくなってしまう、通し孔が広がってしまう、通し孔が削れて広がってしまうなどの状態となることが生じなく、かつ、湾曲挟持板部位に弾性力を与えている該湾曲挟持板部位内の弾性体肉は該湾曲挟持板によって鎖に直接触る事が無くかつ局部押し凹まされ変形することがされないように、変形が分散され小さい変形となるように保護されているので、その弾性力が低下しない構成を実現しているものである。
すなわち、金属製キャッチと弾性体の一体化によって弾性挟持力のへたらない、ばかにならない(実験では鎖を15cmの距離を2000回移動させても十分な弾性保持力を保持した。)を実現するものである。
しかるに、この特許文献3のピンキャッチと同様なピンキャッチで環部を有しないピンキャッチは、看者から看て金の光沢感が目に付きあたかも金製のピンキャッチであるかのような景観感じを与えるために、透明なシリコンゴム製の弾性体内に金からなる金属製キャッチを一体化したものであり、高価な金による高コストになることをできるだけ抑え低コスト化を図るために、肉厚を0.05mmと略極限まで薄くしている。
この0.05mmの肉厚のベースを延長して弾性体の外に突き出させて環部を形成した場合、0.05mmの肉厚の環部となってしまし、その薄さから他の環部材を連結した場合は弱い引張り負荷で直ぐに切れてしまうもので、環部として必要な強度が得られていない使いものにならないものである。
金製部材で十分な強度の環部を形成する場合、少なくとも直径0.3mmの太さが必要であり、金製部材の金属製キャッチに環部を設ける場合は、ベースおよび湾曲部の肉厚を0.3mmとしなければならず、金の使用量が6倍(0.3mm/0.05mm)となり、大幅なコスト高になってしまうという欠点を有するものである。
また、0.05mmという金製部材である金属製キャッチの肉厚は略限界であり、原価の7割以上を占める金製部材である金属製キャッチをこれ以上削減することは困難であり、これ以上の低コスト化が図り難いという問題をもつものである。
[b]また、従来技術の特許文献3のピンキャッチは、加熱溶融されたシリコンゴムを、金属製キャッチをセットした金型内に注入して一体成形するものであるから、金属製キャッチの位置決めには通し孔に通されるイヤリングピンよりわずかに太い金型内に固定された支持ピンを、該金属製キャッチのベース中央にあけられたピン通し孔に通すことによってなされているものである。
すなわち、金属製キャッチのピン通し孔は所定のイヤリングピンより太いピンや鎖を通すことができないという欠点を有するものである。
本発明は以上のような従来技術の欠点に鑑みてなされたものであって、通し孔に通されたピンや鎖の多数回の移動操作によってもその弾性挟持力の機能が失われることがないとともに、低コスト化を実現する装身具用キャッチを提供することを目的としている。
本発明の前記ならびにそのほかの目的と新規な特徴は次の説明を添付図面と照らし合わせて読むと、より完全に明らかになるであろう。
ただし、図面はもっぱら解説のためであって、本発明の技術的範囲をそれらのみに限定するものではない。
上記目的を達成するために、本発明は次に述べる構成となっている。
<請求項1記載の発明>
シリコンゴム製部材、天然ゴム製部材、弾性合成樹脂製部材、合成ゴム製部材などの弾性部材からなる弾性体(2)と、
この弾性体(2)に設けられた装飾鎖、ピアスピンあるいはネクタイピンなどの通し部材を通し移動させることができる通し孔(4)と、
前記弾性体(2)の成形時に該弾性体(2)に一体的に内設された、金属製部材、カーボンファイバー製部材、硬質合成樹脂製部材などの1本の線状の硬質部材からなる、前記通し孔(4)に通される前記通し部材を該弾性体(2)の弾性肉とともに一体となって押さえ動作をする、前記通し孔(4)の両側に対向するように設けられた第1の硬質押さえ部位(5a)と第2の硬質押さえ部位(5b)とからな硬質押さえ部位を有する硬質押さえ部材(6)と、とからなるとともに、
前記通し部材を通す部位が前記弾性体(2)の前記通し孔(4)のみであることを特徴とする装身具用キャッチである。
「前記通し孔(4)に通される前記通し部材を該弾性体(2)の弾性肉とともに一体となって押さえ動作をする硬質押さえ部位」は、硬質押さえ部位が通し部材に直接接触して硬質押さえ部位とその周辺の弾性体肉を外側に押される構造、あるいは硬質押さえ部位と通し孔(4)の間に弾性体肉が存在して該弾性体肉を通し部材が外側に押すことと一体に該硬質押さえ部位が外側に押される構造などがある。
また、硬質押さえ部位と通し孔(4)の間に弾性体肉が存在する構造においては、硬質押さえ部位の内側面部位が通し部材の外周面より外側に位置させてなる構造もあるものであって、該弾性体肉部位が柔らかくなってきても該硬質押さえ部位の硬さとその周囲の弾性体肉の弾性力に支持された構造によって、通し孔(4)に通された通し部材を弾性保持する弾性保持力機能が失われることは無いものである。
「硬質部材」とは、弾性体よりも硬い(硬質性)部材であるということであり、金属製部材(金、銀、ホワイトゴールド、プラチナなどの貴金属、ステンレス、チタン、銅、真鍮などの金属あるいはメッキした金属、カーボンファイバー製部材、硬質合成樹脂製部材、竹製部材、木製部材、セラミックス製部材あるいは前記弾性体の成形時の加熱温度に耐える耐熱性の硬質合成樹脂製部材などである。
硬質部材は、金属製の線部材を折り曲げ成形して形成したもの、金属製板部材あるいは合成樹脂性板部材を打抜成形して形成したもの、射出成形などの金型成形により合成樹脂製部材により形成したもの、溶融した金属を型に流し込んで冷却形成したものなど多様な部材、多様な成形方法によって得られるものである。
<請求項2記載の発明>
シリコンゴム製部材、天然ゴム製部材、弾性合成樹脂製部材、合成ゴム製部材などの弾性部材からなる弾性体(2)と、
この弾性体(2)に設けられた装飾鎖、ピアスピンあるいはネクタイピンなどの通し部材を通し移動させることができる通し孔(4)と、
前記弾性体(2)の成形時に該弾性体(2)に一体的に内設された、金属製部材、カーボンファイバー製部材、硬質合成樹脂製部材などの1本の線状の硬質部材からなる、前記通し孔(4)に通される前記通し部材を該弾性体(2)の弾性肉とともに一体となって押さえ動作をする硬質押さえ部位を有する硬質押さえ部材(6)と、とからなるとともに、
前記硬質押さえ部位が、前記通し孔(4)の両側に対向するように設けられた、第1の硬質押さえ部位(5a)、第2の硬質押さえ部位(5b)とからなっていて、
前記第1の硬質押さえ部位(5a)には、その端方が内側に曲がって前記通し孔(4)を過ぎる長さとした第1の抜け阻止部位(7a)が形成され、
前記第2の硬質押さえ部位(5b)には、その端方が内側に曲がって前記通し孔(4)を過ぎる長さとした第2の抜け阻止部位(7b)が形成され、
前記第1の硬質押さえ部位(5a)と前記第2の硬質押さえ部位(5b)の前記第1の抜け阻止部位(7a)および前記第2の抜け阻止部位(7b)でない側が前記弾性体(2)の外側に延長突出されて、この突出された部位によって前記弾性体(2)の外側に丸環、楕円環、ハート環あるいは角環などの環部(10)が形成され、
前記第1の抜け阻止部位(7a)と前記第2の抜け阻止部位(7b)は非連結であり、
前記第1の硬質押さえ部位(5a)、前記第2の硬質押さえ部位(5b)、前記第1の抜け阻止部位(7a)、前記第2の抜け阻止部位(7b)および前記環部(10)が前記1本の線状の硬質部材によって形成され、
前記通し部材を通す部位が前記弾性体(2)の前記通し孔(4)のみであることを特徴とする装身具用キャッチである。
以上の説明から明らかなように、本発明にあっては次に列挙する効果が得られる。
<請求項1記載の発明の効果>
シリコンゴム製部材、天然ゴム製部材、弾性合成樹脂製部材、合成ゴム製部材などの弾性部材からなる弾性体(2)と、
この弾性体(2)に設けられた装飾鎖、ピアスピンあるいはネクタイピンなどの通し部材を通し移動させることができる通し孔(4)と、
前記弾性体(2)の成形時に該弾性体(2)に一体的に内設された、金属製部材、カーボンファイバー製部材、硬質合成樹脂製部材などの1本の線状の硬質部材からなる、前記通し孔(4)に通される前記通し部材を該弾性体(2)の弾性肉とともに一体となって押さえ動作をする、前記通し孔(4)の両側に対向するように設けられた第1の硬質押さえ部位(5a)と第2の硬質押さえ部位(5b)とからな硬質押さえ部位を有する硬質押さえ部材(6)と、とからなるとともに、
前記通し部材を通す部位が前記弾性体(2)の前記通し孔(4)のみであることを特徴とする装身具用キャッチであるので、
(1)弾性体(2)内部に該弾性体(2)と一体化された硬質部材が、通し孔(4)に通される通し部材を該弾性体の弾性肉とともに一体となって押さえ動作をする構造となっているので、通し部材の何回もの通し移動操作によって該通し部材に当り擦られる弾性体(2)肉部位が柔らかくなってきても、硬質押さえ部位の硬さとその周囲の弾性体肉の弾性力に支持された構造によって、通し孔(4)に通された通し部材を弾性保持する弾性保持力機能が失われることが無いという効果を奏する。
以下のような試作品による実験を行った。
太さ0.45mmの金製部材である硬質部材をU字形で先端は折り曲げ弾性体(2)外に突出した環部を有する構造の装身具用キャッチで、直径0.6mmの通し孔に直径1.0mm(直径0.7mm〜1.2mmが使用可能)の玉を連結した鎖を通して、15cmの移動距離で2000回以上の移動操作を行っても、鎖を抵抗保持する弾性抵抗保持力機能は失われることが無かった。
(2)弾性体(2)の通し孔(4)は伸び広がる構造であり、かつ、硬質部材とその硬質押さえ部位も弾性体(2)の押し広がりにより外に移動する形態を実現しているので、通し孔(4)および硬質押さえ部位部分の押し広がりの許容する範囲で、径の異なる鎖あるいは太さのことなるピンを通し使用することができる、すなわち、複数種類径のことなる鎖あるいはピンを使用することができるという効果を奏するものである。
具体的には、弾性体(2)の直径4mm、通し孔0.6mmの本発明の装身具用キャッチの場合、玉径が0.7mm〜1.2mm程度の鎖を許容範囲とでき、弾性体(2)の直径6mm、通し孔1.0mmの本発明の装身具用キャッチの場合、玉径が1.3mm〜2.0mm程度の鎖を許容範囲とすることができる。
(3)硬質部材が硬質キャッチ体としての機能を果たすものであるので、大幅なキャッチ体の使用量を軽減し低コスト化を実現するという効果を奏する。
*例えば、直径4mmの弾性体(2)である場合、環部(10)有の金属キャッチの素材として金を使用した場合の金の使用量は、
特許文献3のピンキャッチが肉厚0.45mmの板材で、重量0.15gである。
本願発明のものは直径0.45mmの線材で、重量0.003gである。
引用文献3の金属キャッチの金の使用量に対して、本願発明の金の使用量は 略5分の1 と少なく、金などの高価な貴金属製部材を使用した場合は、大幅なコスト軽減を実現するという効果を奏する。
<請求項2記載の発明の効果>
シリコンゴム製部材、天然ゴム製部材、弾性合成樹脂製部材、合成ゴム製部材などの弾性部材からなる弾性体(2)と、
この弾性体(2)に設けられた装飾鎖、ピアスピンあるいはネクタイピンなどの通し部材を通し移動させることができる通し孔(4)と、
前記弾性体(2)の成形時に該弾性体(2)に一体的に内設された、金属製部材、カーボンファイバー製部材、硬質合成樹脂製部材などの1本の線状の硬質部材からなる、前記通し孔(4)に通される前記通し部材を該弾性体(2)の弾性肉とともに一体となって押さえ動作をする硬質押さえ部位を有する硬質押さえ部材(6)と、とからなるとともに、
前記硬質押さえ部位が、前記通し孔(4)の両側に対向するように設けられた、第1の硬質押さえ部位(5a)、第2の硬質押さえ部位(5b)とからなっていて、
前記第1の硬質押さえ部位(5a)には、その端方が内側に曲がって前記通し孔(4)を過ぎる長さとした第1の抜け阻止部位(7a)が形成され、
前記第2の硬質押さえ部位(5b)には、その端方が内側に曲がって前記通し孔(4)を過ぎる長さとした第2の抜け阻止部位(7b)が形成され、
前記第1の硬質押さえ部位(5a)と前記第2の硬質押さえ部位(5b)の前記第1の抜け阻止部位(7a)および前記第2の抜け阻止部位(7b)でない側が前記弾性体(2)の外側に延長突出されて、この突出された部位によって前記弾性体(2)の外側に丸環、楕円環、ハート環あるいは角環などの環部(10)が形成され、
前記第1の抜け阻止部位(7a)と前記第2の抜け阻止部位(7b)は非連結であり、
前記第1の硬質押さえ部位(5a)、前記第2の硬質押さえ部位(5b)、前記第1の抜け阻止部位(7a)、前記第2の抜け阻止部位(7b)および前記環部(10)が前記1本の線状の硬質部材によって形成され、
前記通し部材を通す部位が前記弾性体(2)の前記通し孔(4)のみであることを特徴とする装身具用キャッチであるので、
請求項1記載の発明と同様な効果を奏するとともに、環部にリングあるいは他の装身具を掛けつけることができるという効果を奏する。
環部を設けることによって、成形する金型への硬質押さえ部材のセットが確実の素早く容易に行うことができる、すなわち、金型の一方に通し孔を形成する通し孔形成ピンと環部を案内支持する環部支持ピンとを設けた金型構造とすることによって、環部を環部支持ピンに硬質押さえ部位を通し孔形成ピンに支持させることによって、確実に金型の所定の位置に硬質押さえ部材がセットされることを実現しているものである。
さらに、環部を必要としない装身具用キャッチを形成する場合は、該環部部分の弾性体の肉を押し込み環部を根本で切断分離させることにより、切り離された弾性体側の硬質押さえ部材の端は、復元戻った弾性体内に埋没され該弾性体外に突き出さない状態とすることができるものである。
以下、図面に示す本発明を実施するための最良の形態により、本発明を詳細に説明する。但し、それらのみに本発明を限定する趣旨のものではない。
図1ないし図6に示す本発明を実施するための最良の第1の実施の形態において1は装身具用キャッチであって、この装身具用キャッチ1はシリコンゴム製部材、天然ゴム製部材、弾性合成樹脂製部材、合成ゴム製部材などの弾性部材からなる弾性体2と、
この弾性体2に設けられた装飾鎖、ピアスピンあるいはネクタイピンなどの通し部材3を通し移動させることができる通し孔4と、
前記弾性体2の成形時に該弾性体2に一体的に内設された、金属製線部材、カーボンファイバー製線部材あるいは硬質合成樹脂製線部材などの1本の線状の硬質部材を曲げ形成してなる、前記通し孔4に通される前記通し部材3を該弾性体2の弾性肉とともに一体となって押さえ動作をする硬質押さえ部位(第1の硬質押さえ部位5a、第2の硬質押さえ部位5b)を有する硬質押さえ部材6とからなっている。
硬質押さえ部材6のより具体的な構成は、硬質押さえ部材6が通し孔4に通された通し部材3の対抗する両側で直接的にあるいは弾性肉を間にして挟み押さえ動作するように、該通し孔2の両側に対抗するように第1の硬質押さえ部位5aを有する押さえ部本体11aと第2の硬質押さえ部位5bを有する押さえ部本体11bを設け、前記押さえ部本体11aの端方を内側に折り曲げ突き出るように形成した弾性体2から前記硬質押さえ部材6が抜けるのを阻止する第1の抜け阻止部7aを設け、前記押さえ部本体11bの端方を内側に折り曲げて前記第1の抜け阻止部7aと交差し突き出るように形成した前記弾性体2から前記硬質押さえ部材6が抜けるのを阻止する第2の抜け阻止部7bを設けてなる構成となっている。
第1の硬質押さえ部位5aと第2の硬質押さえ部位5bの内面位置が通し孔4に通された通し部材3の鎖玉8(玉に限定されない凸凹形態の鎖である)あるいはピアスピンの外面より内側に位置され、該第1の硬質押さえ部位5aと第2の硬質押さえ部位5bと通し孔4の間に弾性体肉が存在して該弾性体肉を通し部材3の鎖玉8が外側に押すことと一体に該第1の硬質押さえ部位5aと第2の硬質押さえ部位5bが外側に押される構造となっている。
第1の硬質押さえ部位5a、第2の硬質押さえ部位5bとで硬質押さえ域14aを形成し、鎖玉、ピンなどの通部材の通過を第1の硬質押さえ部位5a、第2の硬質押さえ部位5bの二箇所の押さえ部位で抑えるようにしている
押さえ部本体11aおよび押さえ部本体11bの一部が弾性体2の外側に延長突出されて根元を細く括れさせた略丸環形態の通し孔12を有する環部10を形成し、該環部10が該弾性体2の外側に突出設けられてなる構成となっている。環部は、楕円環、ハート環、U環あるいは角環などの多様な形態にできる。
鎖玉8と鎖玉8の間に(凸凹形態の鎖の凸部と凸部の間の凹部に)第1の硬質押さえ部位5aと第2の硬質押さえ部位5bが入るような形態となるので、弾性抵抗保持がより確かで失われないものとなる。
鎖3は鎖玉8(凸部)を連結棒9(凹部)で連結した玉鎖である。
「硬質材」とは、弾性体よりも硬い(硬質性)部材であるということであり、金属製部材(金、銀、ホワイトゴールド、プラチナなどの貴金属、ステンレス、チタン、銅、真鍮などの金属あるいはメッキした金属、カーボンファイバー製部材、硬質合成樹脂製部材、竹製部材、木製部材、セラミックス製部材あるいは前記弾性体の成形時の加熱温度に耐える耐熱性の硬質合成樹脂製部材などである。
硬質材は、金属製の一本の線部材を折り曲げ成形して形成したもの、金属製板部材あるいは合成樹脂性板部材を打抜成形して形成したもの、射出成形などの金型成形により合成樹脂製部材により形成したもの、溶融した金属を型に流し込んで冷却形成したもの、ガラス製部材からなるものなど多様な部材、多様な成形方法によって得られるものである。
また、その断面形状は、円形、楕円形、四角形あるいは長方形など多様な形態を本発明の技術的範疇に含むものである。
図3において、装身具用キャッチ1を使用したネックレス15を示している。
ネックレス15は鎖3の一本を装身具用キャッチ1の通し孔4に通し、環部10には環部材16を介してあるいは直接に取り付ける(連結する)形態で鎖8の端部を連結して首に掛けるループ17を形成し、ループ17には移動自在に装飾品18が設けられ、装身具用キャッチ1から出た端部にはエンドストッパー19が設けられている。
通し孔4に鎖を二本通す形態のものもよい。この場合は、一般的にはループタイのような形態機能のネックレスとなる。
硬質押さえ部材の影響が与えられる通し孔を2つあるいはそれ以上の複数箇所設けるのもよい。この場合、弾性体を大きい球体にするとか、横幅のある楕円体や直方体にするのがよい。
弾性体は有色(カラー)部材でも、弾性体内部の硬質押さえ部材が見える透明性部材でもよい。
硬質押さえ部材6の第1の抜け阻止部7aと第2の抜け阻止部7bの先端を環部10に向けて折り曲げ伸ばした形態として、第1の硬質押さえ部位5aと第2の硬質押さえ部位5bの外側に位置してその押さえ機能を補強する機能を果たす、第3の硬質押さえ部位と第4の硬質押さえ部位を形成するのもよい。
図4ないし図6に示す金型22による、装身具用キャッチ1の製造方法について説明する。
金型22は、固定金型23と可動金型24とからなっている。
固定金型23はベース本体25と、このベース本体25に凹み形成された略半球形態の弾性体2の半分を形成する弾性体形成部26と、この弾性体形成部26の底部中央から垂直に立ち上げられた通し孔4を形成する通し孔形成ピン27と、弾性体形成部26から外れた上部部位から立ち上げられた環部10を通し支持するための環部支持ピン28と、この環部支持ピン28の周囲の固定金型23の上部に設けられた、環部10の半分が嵌る環部嵌り溝29と、ベース本体25の下部に固定された通し孔形成ピン27と環部支持ピン28を支持固定するピン支持ベース31と、このピン支持ベース31の底部に固定されて通し孔形成ピン27と環部支持ピン28を底部から支持固定する蓋ベース32とからなっている。
可動金型24は、ベース本体35と、このベース本体35に凹み形成された弾性体2の半分を形成する略半球形態の弾性体形成部26とで弾性体2を形成する弾性体形成部36と、この弾性体形成部36の湾曲天井部に開口された弾性部材注入口37と、この弾性部材注入口37に弾性部材47を導入する導入通路部38と、弾性部材47を熱融解して導入通路部38にプレス39で圧入する融解部40と、ベース本体35の底部からあけられた、環部支持ピン28の突き出し部分が挿入される環部支持ピン挿入穴41と、この環部支持ピン挿入穴41の外周囲に形成された環部10の半分が嵌る環部嵌り溝42とからなっている。
固定金型23と可動金型24が合わさった状態では、通し孔形成ピン27のテーパー先端はその一部が弾性部材注入口37に入って、融解した弾性部材47が通るわずかな注入隙間46を形成する。
金型22による装身具用キャッチ1は次のように形成される。
固定金型23の通し孔形成ピン27および環部支持ピン28に硬質押さえ部材6をセットする(図5)。
可動金型24を下げ固定金型23と合わせる(図6)。
融解部40に入れられ熱融解された弾性部材47をプレス39によって圧力をかけ、注入隙間46から弾性体形成部26と弾性体形成部36で形成した弾性体形成部48に充填し、弾性ゴム状態とするための持続加熱を行うなどし、冷却して弾性ゴム状態とされた弾性体2を形成する。
装身具用キャッチ1を形成する他の製造方法について説明する。
接合する平ら面に通し部材を嵌める溝を両方にあるは一方に形成してなる二つの半球弾性体(一方の半球弾性体、他方の半球弾性体)を予め形成しておく。
一方の半球弾性体の溝に通し部材を嵌め込み、他方の半球弾性体を合わせ、接着、融着、溶着などのより接合一体化して、装身具用キャッチ1を形成する。
このような形成方法によると、一方の半球弾性体、他方の半球弾性体の色を別カラーにする、別部材にすることができる。
また、環部を必要としないものでは、U字形状の硬質押さえ部材をU字形状の溝に嵌めて密封一体化する形態とできる。
硬質押さえ部材を嵌める溝は、(1)一方の半球弾性体には溝が無く他方の半球弾性体に硬質部材が全部入りきる深さの溝が形成された形態、(2)一方の半球弾性体と他方の半球弾性体のそれぞれに硬質部材が半分ずつ入る溝が形成された形態、一方の半球弾性体には硬質部材が全部入りきり且つ溝が残る深さの溝が形成され、あるいは(3)他方の半球弾性体には溝に嵌る凸部が形成されてなる形態などがある。前記(2)、(3)の形態が、鎖玉と硬質押さえ部位との間に接合部位ではない弾性肉部位が位置するので好ましい。
(発明を実施するための異なる形態)
次に、本発明を実施するための異なる形態について説明する。なおこれらの本発明を実施するための異なる形態の説明に当たって、同一構成部分には同一符号を付して重複する説明を省略する。
<第2の実施の形態>
図7に示す本発明を実施するための最良の第2の実施の形態において前記第1の実施の形態と主に異なる点は、弾性体2が略球体あるいは円柱体の両端を半球面とする球面弾性体52であり、この球面弾性体52が貴金属製部材からなる両面が略半球面形状の球面殻体53に収納された構成であって、前記球面殻体53の前記球面弾性体52を収納前の形態は、一方が前記球面弾性体52を入れる開口54を有する開口側部55とされ、かつ、他方が通し孔4と連絡する他方の殻孔56を有する略半球面の閉側部57とされた開口殻体58であって、前記開口殻体58に前記開口54から前記球面弾性体52を入れ収納し、前記閉側部57を該閉側部57が嵌る略半球凹部を有する閉じ側部用型(図示せず)に嵌め込み、前記閉じ側部用型から突き出している前記開口側部55を略半球面に形成する開口側部用型(図示せず)で圧して、該開口側部55を前記通し孔4と連絡する一方の殻孔59を有する略半球面に形成して、前記球面殻体53内に前記球面弾性体52を内に有する装身具用キャッチ60を形成した点にある。
また、開口殻体58の開口側部55には、環部10の首(根本)を通すための切り欠き部61(切り込み、凹み部)が設けられて入る。
<第3の実施の形態>
図8に示す本発明を実施するための最良の第3の実施の形態において、前記第1の実施の形態と主に異なる点は、弾性体2を透明シリコンゴム製部材とし、環部10部分の弾性体2の肉を押しておいて環部10をその根本で切断分離させることにより、切り離された弾性体2側の硬質押さえ部材6の端63a、63bは、復元戻った弾性体20内に埋没され該弾性体外に突き出さない状態とされ、第1の抜け阻止部7a、第2の抜け阻止部7bを形成する押さえ部本体11aと押さえ部本体11bの交差部位を通し孔4に近接した部位にした第3の硬質押さえ部位13にしてなる装身具用キャッチ64を形成した点にある。
第1の硬質押さえ部位5a、第2の硬質押さえ部位5b、第3の硬質押さえ部位13とで硬質押さえ域14bを形成し、鎖玉、ピンなどの通部材の通過を第1の硬質押さえ部位5a、第2の硬質押さえ部位5b、第3の硬質押さえ部位13の三箇所の押さえ部位で抑えるようにしている。
弾性体は多様な有色のカラーゴム製部材を使用するのもよい。
<第4の実施の形態>
図9に示す本発明を実施するための最良の第4の実施の形態において、前記第1の実施の形態と主に異なる点は、硬質押さえ部材の構造を通し孔4に近接する部位に一本の硬質押さえ部位70を位置させ、その先端を内側に折り曲げて抜け阻止部65を形成し、弾性体2の外に出た部位がU字形に曲げられて環部66を形成し、その延長部位が該弾性体2内に入り、その先端が内側に折り曲げられて抜け阻止部67を形成してなる硬質押さえ部材68としてなる装身具用キャッチ69を形成した点にある。
<第5の実施の形態>
図10に示す本発明を実施するための最良の第5の実施の形態において、前記第1の実施の形態と主に異なる点は、弾性体を略半球形態の弾性体73とし、弾性体73の底部からピン(図示せず)を通し孔4に誘い込むテーパー形態の誘い込み部74を設け、硬質押さえ部材を第1の硬質押さえ部位5aと第2の硬質押さえ部位5bの先端を外側に折り曲げてなる抜け阻止部75a、75bとした硬質押さえ部材76としてなる装身具用キャッチ77を形成した点にある。
抜け阻止部75a、75bをU字状に第1の硬質押さえ部位5aと第2の硬質押さえ部位5bに重なるように折り曲げ、内側面が第1の硬質押さえ部位5aと第2の硬質押さえ部位5bの内側面と略同じとしてなる、第3の硬質押さえ部位と第4の硬質押さえ部位を形成し、第1の硬質押さえ部位5aと第3の硬質押さえ部位が一方側の押さえ部位を形成し、第1の硬質押さえ部位5aと第3の硬質押さえ部位が他方側の押さえ部位を形成するようにした構造のものもよい。
<第6の実施の形態>
図11に示す本発明を実施するための最良の第6の実施の形態において、前記第1の実施の形態と主に異なる点は、硬質押さえ部材を第1の硬質押さえ部位5aと第2の硬質押さえ部位5bの先端を外側に湾曲させて環形態の抜け阻止部79a、79bとした硬質押さえ部材80としてなる装身具用キャッチ81を形成した点にある。
(1)図12は本発明を実施するための意匠の最良の形態を示す意匠図面である。
意匠に係る物品の説明
本物品は、主にネックレスあるいはブレスレットのループを形成する装飾用鎖を通し孔に移動自在且つ弾性抵抗保持を行って、前記ループの大きさを自在に調節するようにする、調節部材としての機能を果たす装身具用キャッチである。
意匠の説明
背面図は正面図と同じにあらわれるので省略する。左側面図は側面図と同じにあらわれるので省略する。
(3)図13は本発明を実施するための他の意匠の最良の形態を示す意匠図面である。
意匠に係る物品の説明
本物品は、主にネックレスあるいはブレスレットのループを形成する装飾用鎖を通し孔に移動自在且つ弾性抵抗保持を行って、前記ループの大きさを自在に調節するようにする、調節部材としての機能を果たす装身具用キャッチである。
意匠の説明
玉は透明シリコンゴムである。
図14に示す本発明を実施するための最良の第7の実施の形態において前記第1の実施の形態と主に異なる点は、硬質押さえ部材を、金製板部材、チタン製板部材、ステンレス製板部材などの金属製板部材、あるいは合成樹脂性板部材などからなる硬質性板部材を打ち抜いて形成した硬質押さえ部材85としてなる装身具用キャッチ86を形成した点にある。弾性体2は透明部材を使用している。
<付記>
付記1記載の発明の効果>
シリコンゴム製部材、天然ゴム製部材、弾性合成樹脂製部材、合成ゴム製部材などの弾性部材からなる弾性体と、この弾性体に設けられた装飾鎖、ピアスピンあるいはネクタイピンなどの通し部材を通し移動させることができる通し孔と、前記弾性体の成形時に該弾性体に一体的に内設された、金属製部材、カーボンファイバー製部材、硬質合成樹脂製部材などの硬質部材からなる、前記通し孔に通される前記通し部材を該弾性体の弾性肉とともに一体となって押さえ動作をする硬質押さえ部位を有する硬質押さえ部材とで装身具用キャッチを構成しているので、
(1)弾性体内部に該弾性体と一体化された硬質部材が、通し孔に通される通し部材を該弾性体の弾性肉とともに一体となって押さえ動作をする構造となっているので、通し部材の何回もの通し移動操作によって該通し部材に当り擦られる弾性体肉部位が柔らかくなってきても、硬質押さえ部位の硬さとその周囲の弾性体肉の弾性力に支持された構造によって、通し孔に通された通し部材を弾性保持する弾性保持力機能が失われることが無いという効果を奏する。
以下のような試作品による実験を行った。
太さ0.45mmの金製部材である硬質部材をU字形で先端は折り曲げ弾性体外に突出した環部を有する構造の装身具用キャッチで、直径0.6mmの通し孔に直径1.0mm(直径0.7mm〜1.2mmが使用可能)の玉を連結した鎖を通して、15cmの移動距離で2000回以上の移動操作を行っても、鎖を抵抗保持する弾性抵抗保持力機能は失われることが無かった。
(2)弾性体の通し孔は伸び広がる構造であり、かつ、硬質部材とその硬質押さえ部位も弾性体の押し広がりにより外に移動する形態を実現しているので、通し孔および硬質押さえ部位部分の押し広がりの許容する範囲で、径の異なる鎖あるいは太さのことなるピンを通し使用することができる、すなわち、複数種類径のことなる鎖あるいはピンを使用することができるという効果を奏するものである。
具体的には、弾性体の直径4mm、通し孔0.6mmの本発明の装身具用キャッチの場合、玉径が0.7mm〜1.2mm程度の鎖を許容範囲とでき、弾性体の直径6mm、通し孔1.0mmの本発明の装身具用キャッチの場合、玉径が1.3mm〜2.0mm程度の鎖を許容範囲とすることができる。
(3)硬質部材が硬質キャッチ体としての機能を果たすものであるので、大幅なキャッチ体の使用量を軽減し低コスト化を実現するという効果を奏する。
*例えば、直径4mmの弾性体である場合、環部有の金属キャッチの素材として金を使用した場合の金の使用量は、
特許文献3のピンキャッチが肉厚0.45mmの板材で、重量0.15gである。
本願発明のものは直径0.45mmの線材で、重量0.003gである。
引用文献3の金属キャッチの金の使用量に対して、本願発明の金の使用量は
略5分の1 と少なく、金などの高価な貴金属製部材を使用した場合は、大幅なコスト軽減を実現するという効果を奏する。
付記2記載の発明の効果>
付記1記載の発明の構成において、硬質押さえ部材の一部が弾性体の外側に突出されて丸環、楕円環、ハート環あるいは角環などの環部を形成し、該環部が該弾性体の外側に突出設けられてなる装身具用キャッチを構成しているので、
付記1記載の発明と同様な効果を奏するとともに、環部にリングあるいは他の装身具を掛けつけることができるという効果を奏する。
環部を設けることによって、成形する金型への硬質押さえ部材のセットが確実の素早く容易に行うことができる、すなわち、金型の一方に通し孔を形成する通し孔形成ピンと環部を案内支持する環部支持ピンとを設けた金型構造とすることによって、環部を環部支持ピンに硬質押さえ部位を通し孔形成ピンに支持させることによって、確実に金型の所定の位置に硬質押さえ部材がセットされることを実現しているものである。
さらに、環部を必要としない装身具用キャッチを形成する場合は、該環部部分の弾性体の肉を押し込み環部を根本で切断分離させることにより、切り離された弾性体側の硬質押さえ部材の端は、復元戻った弾性体内に埋没され該弾性体外に突き出さない状態とすることができるものである。
付記3記載の発明の効果>
付記1、2いずれか記載の発明の構成において、硬質押さえ部材が通し孔に通された通し部材の対抗する両側で直接的にあるいは弾性肉を間にして挟み押さえ動作するように、通し孔の両側に対抗するように第1の硬質押さえ部位と第2の硬質押さえ部位を設けてなる装身具用キャッチを構成しているので、
付記1、2いずれか記載の発明の効果と同様な効果を奏するとともに、通し孔の両側に対抗するように第1の硬質押さえ部位と第2の硬質押さえ部位を設けてなる構造としたことにより、より弾性抵抗保持力の失い難いものにできるという効果を奏する。
付記4記載の発明の効果>
付記1、2、3いずれか記載の発明の構成において、硬質押さえ部材の弾性体内に位置する部位の端方を折り曲げあるいは湾曲(環形態を含む)させるなどして、該硬質押さえ部材が該弾性体から抜けないように阻止する抜け阻止部を設けてなる装身具用キャッチを構成しているので、
付記1、2、3いずれか記載の発明と同様な効果を奏するとともに、該硬質押さえ部材が弾性体から抜けない構造にできるという効果を奏する。
「湾曲(環形態を含む)」という形態には、閉じた両端あるいは片端が湾曲した長方形の環形態、用紙を数枚挟持する一本の針金製部材を二重の長方形に折り曲げて形成したクリップ形態なども含むものである。
付記5記載の発明の効果>
付記1〜4いずれか記載の発明の構成において、硬質押さえ部材が通し孔に通された通し部材の対抗する両側で直接的にあるいは弾性肉を間にして挟み押さえ動作するように、該通し孔の両側に対抗するように第1の硬質押さえ部位と第2の硬質押さえ部位を設け、前記第1の硬質押さえ部位の端方を内側に折り曲げて形成した弾性体から前記硬質押さえ部材が抜けるのを阻止する第1の抜け阻止部を設け、前記第2の硬質押さえ部位の端方を内側に折り曲げて前記第1の抜け阻止部と交差するように形成した前記弾性体から前記硬質押さえ部材が抜けるのを阻止する第2の抜け阻止部を設けてなる装身具用キャッチを構成しているので、
付記1〜4いずれか記載の発明と同様な効果を奏するとともに、第1の抜け阻止部とこれに交差した第2の抜け阻止部を設けた構成であるので、硬質押さえ部材の弾性体内の端方がそれぞれ独自に動きやすい構造となるので、第1の硬質押さえ部位と第2の硬質押さえ部位が動きやすいという効果を奏する。
付記6記載の発明の効果>
付記1〜5いずれか記載の発明の構成において、硬質押さえ部位の内面位置が通し孔に通された鎖あるいはピンの外面より内側に位置されてなる装身具用キャッチを構成しているので、
付記1〜5いずれか記載の発明と同様な効果を奏するとともに、特に通し部材が鎖の場合、鎖玉と鎖玉の間に硬質押さえ部位が入るような形態となるので、弾性抵抗保持がより確かで失われないものにできるという効果を奏する。
付記7記載の発明の効果>
付記1〜6いずれか記載の発明の構成において、弾性体が略球体あるいは円柱体の両端を半球面とする球面弾性体であり、この球面弾性体が貴金属製部材からなる両面が略半球面形状の球面殻体に収納された構成であって、
前記球面殻体の前記球面弾性体を収納前の形態は、一方が前記弾性体を入れる開口を有する開口側部とされ、他方が通し孔と連絡する他方の殻孔を有する略半球面の閉側部とされた開口殻体であって、
前記開口から前記球面弾性体を入れ収納し、前記閉側部を該閉側部が嵌る略半球凹部を有する閉じ側部用型に嵌め込み、前記閉じ側部用型から突き出している前記開口側部を該開口側部を略半球面に形成する開口側部用型で圧して、該開口側部を前記通し孔と連絡する一方の殻孔を有する略半球面に形成して、前記球面弾性体を内に有する前記球面殻体を形成してなる装身具用キャッチを構成しているので、
付記1〜6いずれか記載の発明と同様な効果を奏するとともに、弾性体を基金属性の殻体で包み装飾した装身具用キャッチを形成することができるという効果を奏する。
環部を設けたものの場合、開口側部に該環部の首(根本)を通すための切り欠き部(切り込み、凹み部)を設ける。
開口側部の半球面形成は、一回のプレスでもよいが、複数回に分けて回を重ねる毎に半球面となるように形成してゆくのがよい。
本発明は主にイヤリング、指輪、首飾りブレスレットなどの装飾品を製造する産業で利用される。
本発明を実施するための最良の第1の実施の形態の正面図、側面図および正面図中央縦断面図。 本発明を実施するための最良の第1の実施の形態の通し部材を通し孔に通した状態を示す正面図および通し部材を通し孔に通した状態を示す側面図。 本発明を実施するための最良の第1の実施の形態の使用状態例図。 本発明を実施するための最良の第1の実施の形態の装身具用キャッチを形成するための金型の断面図。 本発明を実施するための最良の第1の実施の形態の金型に硬質部材をセットした状態図。 本発明を実施するための最良の第1の実施の形態の金型に弾性体を注入した状態図。 本発明を実施するための最良の第2の実施の形態の開口殻体の正面図、側面図および平面図、開口殻体に球面弾性体を入れセットした状態の断面図および形成された装身具用キャッチの断面図。 本発明を実施するための最良の第3の実施の形態の正面図。 本発明を実施するための最良の第4の実施の形態の正面図。 本発明を実施するための最良の第5の実施の形態の底面図および側面図。 本発明を実施するための最良の第6の実施の形態の正面図。 本発明を実施するための意匠の最良の形態の意匠図面。 本発明を実施するための他の意匠の最良の形態の意匠図面。 本発明を実施するための第7の実施形態の正面図および側面図。
符号の説明
1:装身具用キャッチ、 2:弾性体、
3:通し部材、 4:通し孔、
5a:第1の硬質押さえ部位、 5b:第2の硬質押さえ部位、
6:硬質押さえ部材、 7a:第1の抜け阻止部、
7b:第2の抜け阻止部、 8:鎖玉、
9:連結棒、 10:環部、
11a、11b:押さえ部本体、 12:通し孔、
13:第3の硬質押さえ部位、 14a、14b:硬質押さえ域、
15:ネックレス、 16:環部材、
17:ループ、 18:装飾品、
19:エンドストッパー、 22:金型、
23:固定金型、 24:可動金型、
25:ベース本体、 26:弾性体形成部、
27:通し孔形成ピン、 28:環部支持ピン、
29:環部嵌り溝、 31:ピン支持ベース、
32:蓋ベース、 35:ベース本体、
36:弾性体形成部、 37:弾性部材注入口、
38:導入通路部、 39:プレス、
40:融解部、 41:環部支持ピン挿入穴、
42:環部嵌り溝、 46:注入隙間、
47:弾性部材、 52:球面弾性体、
53:球面殻体、 54:開口、
55:開口側部、 56:他方の殻孔、
57:閉側部、 58:開口殻体、
59:一方の殻孔、 60:装身具用キャッチ、
61:切り欠き部、 63a:端、
63b:端、 64:装身具用キャッチ、
65:抜け阻止部、 66:環部、
67:抜け阻止部、 68:硬質押さえ部材、
69:装身具用キャッチ、 70:硬質押さえ部位、
73:弾性体、 74:誘い込み部、
75a、75b:抜け阻止部、 76:硬質押さえ部材、
77:装身具用キャッチ、 79a、79b:抜け阻止部、
80:硬質押さえ部材、 81:装身具用キャッチ、
85:硬質押さえ部材、
86:装身具用キャッチ。

Claims (2)

  1. シリコンゴム製部材、天然ゴム製部材、弾性合成樹脂製部材、合成ゴム製部材などの弾性部材からなる弾性体(2)と、
    この弾性体(2)に設けられた装飾鎖、ピアスピンあるいはネクタイピンなどの通し部材を通し移動させることができる通し孔(4)と、
    前記弾性体(2)の成形時に該弾性体(2)に一体的に内設された、金属製部材、カーボンファイバー製部材、硬質合成樹脂製部材などの1本の線状の硬質部材からなる、前記通し孔(4)に通される前記通し部材を該弾性体(2)の弾性肉とともに一体となって押さえ動作をする、前記通し孔(4)の両側に対向するように設けられた第1の硬質押さえ部位(5a)と第2の硬質押さえ部位(5b)とからな硬質押さえ部位を有する硬質押さえ部材(6)と、とからなるとともに、
    前記通し部材を通す部位が前記弾性体(2)の前記通し孔(4)のみであることを特徴とする装身具用キャッチ。
  2. シリコンゴム製部材、天然ゴム製部材、弾性合成樹脂製部材、合成ゴム製部材などの弾性部材からなる弾性体(2)と、
    この弾性体(2)に設けられた装飾鎖、ピアスピンあるいはネクタイピンなどの通し部材を通し移動させることができる通し孔(4)と、
    前記弾性体(2)の成形時に該弾性体(2)に一体的に内設された、金属製部材、カーボンファイバー製部材、硬質合成樹脂製部材などの1本の線状の硬質部材からなる、前記通し孔(4)に通される前記通し部材を該弾性体(2)の弾性肉とともに一体となって押さえ動作をする硬質押さえ部位を有する硬質押さえ部材(6)と、とからなるとともに、
    前記硬質押さえ部位が、前記通し孔(4)の両側に対向するように設けられた、第1の硬質押さえ部位(5a)、第2の硬質押さえ部位(5b)とからなっていて、
    前記第1の硬質押さえ部位(5a)には、その端方が内側に曲がって前記通し孔(4)を過ぎる長さとした第1の抜け阻止部位(7a)が形成され、
    前記第2の硬質押さえ部位(5b)には、その端方が内側に曲がって前記通し孔(4)を過ぎる長さとした第2の抜け阻止部位(7b)が形成され、
    前記第1の硬質押さえ部位(5a)と前記第2の硬質押さえ部位(5b)の前記第1の抜け阻止部位(7a)および前記第2の抜け阻止部位(7b)でない側が前記弾性体(2)の外側に延長突出されて、この突出された部位によって前記弾性体(2)の外側に丸環、楕円環、ハート環あるいは角環などの環部(10)が形成され、
    前記第1の抜け阻止部位(7a)と前記第2の抜け阻止部位(7b)は非連結であり、
    前記第1の硬質押さえ部位(5a)、前記第2の硬質押さえ部位(5b)、前記第1の抜け阻止部位(7a)、前記第2の抜け阻止部位(7b)および前記環部(10)が前記1本の線状の硬質部材によって形成され、
    前記通し部材を通す部位が前記弾性体(2)の前記通し孔(4)のみであることを特徴とする装身具用キャッチ。
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