JP5429601B2 - シート状片の重ね置き装置 - Google Patents
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Description
次に、この菓子パン中間品W2をシート状食品用抜き型装置Naに移載し、ここで菓子パン中間品W2の周囲圧着予定部位を下側抜き型110と上側抜き型180とで挟み付けて圧着し、一定時間後圧着解除して、2枚の耳付きシート状食パン片W1の周囲圧着予定部位を圧着するとともに、該周囲圧着部位より外側の部位をこれの内方部位から切り離している。
位置決め機構は揺動機構と直進移動機構とを備えているので、揺動機構の直進移動と同時に揺動機構が吸着体を揺動させることができ、従って、ライン設計にあわせてこれら両機構による揺動の動作と直進移動の動作とを任意に組み合わせた動作により、吸着体を吸着位置の上方位置及び載置位置の上方位置の2位置間で移動させることができる。
そして、吸着位置の上方位置及び載置位置の上方位置に位置させられた吸着体は、吸着体進退動機構により、上下に進退動させられる。吸着体が上下に進退動することにより、吸着位置の上方位置及び載置位置の上方位置から第二搬送ライン及び第一搬送ラインで夫々搬送される各シート状片近傍まで吸着体を進出させてシート状片を吸着及び載置させることができ、そのため、より確実にシート状片を吸着及び載置させることができる。
これにより、吸着体でシート状片を吸着するときは、シート状片を、吸着板に生じるエアの噴出による吸引力で吸引して吸着する。このとき、ベース板から垂下している刺衝体の先端が、シート状片の吸着板に当接しない部位に刺衝するようになり、そのため、上記の吸着板に生じる吸引力と刺衝体の刺衝により、確実に吸着体でシート状片を吸着することができる。また、刺衝体によって、吸着位置で吸着を開始してから載置位置で吸着を終了するまでシート状片が吸着板に対してズレることが防止されるので、吸着していたシート状片を載置位置で載置する際、目標とする位置に確実に載置でき、そのため、2枚のシート状片を正確に重ね置きさせることができる。
これにより、第一搬送ラインで搬送されるシート状片が所定位置に至ると、これをセンサが検知し、このセンサの検知に基づいて、フィンガ駆動部により位置決めフィンガが駆動させられる。この位置決めフィンガは、シート状片の後端後方において、シート状片の移動経路にその下側から上に進出し、シート状片の後端を前方に押圧する。押圧されたシート状片は、第一搬送ラインの搬送方向前方に押し出され、前端が下ストッパに当接して押し付けられる。そのため、第一搬送ラインで搬送されるシート状片を、確実に載置位置に位置させることができる。
これにより、載置位置で、吸着体が上側のシート状片の吸着を終了して下側のシート状片に載置して重ね置きした後、フィンガ駆動部により位置決めフィンガが駆動させられ、この位置決めフィンガと下ストッパにより、重ね置きされた一対のシート状片が前後に挾持されるようになる。吸着体で2枚のシート状片を重ね置きした後、更に2枚のシート状片の重ね位置を調整するので、重ね置きした際、多少上下のシート状片間にずれがあっても、これが修正され、上下のシート状片が確実に合致するようになり、そのため、より一層2枚のシート状片を正確に重ね合わせることができる。
位置決めフィンガ30は、図3,図4及び図6に示すように、断面L字状の棒状に形成され、アクチュエータ25の先端に1本または複数本設けられている。本実施の形態では、第一搬送ライン1に夫々一対設けられている。この位置決めフィンガ30は、アクチュエータ25によって搬送方向後方に伸ばされた状態でアクチュエータ23によって下ストッパ20と同時に耳付シート状食パン片W1の移動経路にその下側から上に進出し、その後、フィンガ駆動部31のアクチュエータ25によって第一搬送ライン1の搬送方向前方及び後方に往復移動させられる。
ベース板41は、矩形状に形成され、このベース板41には、上記吸着板42の周囲において、ベース板41から垂下し先端が耳付シート状食パン片W1に刺衝する複数の刺衝体43が設けられている。この刺衝体43は、本実施の形態では、ベース板41の4つの隅角部に夫々1体ずつ設けられている。
吸着板42は、円形状に形成され、吸引した耳付シート状食パン片W1が当接する枠体44と、枠体44の内側に設けられエアの噴出により吸引力を生じる吸引部45とを備えて構成されている。この吸引部45には、エアを噴出する噴出口46が形成されており、この噴出口46から放射状にエアを噴出することにより、吸着板42の当接面に負圧による吸引力を生じさせている。尚、噴出口46と同じ位置に吸気口を設け、この吸気口から吸気することにより吸引力を生じさせることも考えられる。しかしながら、エアを吸気して吸引力を生じさせる方が単純な機構で比較的強い吸引力を生じさせることができる反面、吸引力にムラが生じて局所的に吸引が強くなってしまうことがあり、例えば、シート状片として焼成パンを使用する場合には、その表面に吸引痕が残ってしまうおそれがあり、また、エアを吸気する場合には、焼成パン等のパン小片やその他の粉塵類を吸い込むため、これを防ぐか、または取り除くメンテナンス作業が必要となるという問題がある。それに対して、エアの噴出により吸引力を生じさせる場合には、吸引面全体でまんべんなく吸引でき、また、パン小片や粉塵類を吸い込むこともない。従って、エアの噴出により吸引力を生じさせる方が望ましく、特に、シート状片として耳付シート状食パン片W1を使用する場合には、エアを吸気する場合の上記のような問題が生じず、メリットが大きい。
揺動機構80は、吸着体40のベース板41を吸着位置Uの上方位置において第二搬送ライン10上の耳付シート状食パン片W1の上面に対して、又、載置位置Dの上方位置において第一搬送ライン1上の耳付シート状食パン片W1の上面に対して夫々平行に位置させるためのもので、基板81と、基板81の上面に設けられ耳付シート状食パン片W1の搬送方向に水平に延びる揺動レール82と、揺動レール82に設けられ揺動レール82上を水平移動する第一移動体83と、この第一移動体83の揺動レール82と摺接する面と反対側の横面に設けられた凹部(図示せず)に嵌合する突起部(図示せず)を有し第一移動体83の移動方向と同じ方向に移動するとともに突起部を軸として回転する第二移動体84と、この第二移動体84に設けられた上面から下面に貫通する貫通孔85に摺動可能に挿通される棒状のアーム86と、アーム86の上端に設けられる円筒状のアーム固定接続部材87と、アーム固定接続部材87に挿通される支持軸体88と、支持軸体88を挿通させて該支持軸体88を所定の位置で軸として回転させるための円筒状の軸受け部材88bを備えて基板81上に少なくとも一対設けられる脚部88aと、揺動レール82に設けられ第一移動体83を移動させるアクチュエータ89とを備えて構成されている。また、アーム86の上端に設けられるアーム固定接続部材87と支持軸体88とは固定されて設けられている。
この制御部は、先ず、引き渡し位置Yに予め垂直方向移動機構156により支承板133が下側抜き型110の型面110aよりやや下になる高さに位置させておいた受け渡し体130を、水平方向移動機構151により、搬送方向後方へ移動させてストッパ121に停止させられた菓子パン中間品W2の両側端部の下面に支承板133を対峙するように受け渡し体130を受け取り位置Xの下方に位置させる。次に、垂直方向移動機構156により受け渡し体130を上昇させて、受け取り位置Xにおいて菓子パン中間品W2の下面の両側端部を支承板133で支承して菓子パン中間品W2を受け取って持ち上げる。それから、水平方向移動機構151により受け渡し体130を搬送方向前方へ移動させ、更に、その後引き渡し位置Yに至る手前の任意の地点からは垂直方向移動機構156により受け渡し体130を垂直方向に移動させて、受け渡し体130を引き渡し位置Yに向かって移動させ、菓子パン中間品W2を引き渡し位置Yにおいて下側抜き型110の型面110aに載置する。このとき、受け渡し体130は、その支承板133が下側抜き型110の型面110aよりやや下になる高さに位置するように調整されており、又、引き渡し位置Yにおける下側抜き型110の型面110aの高さと、第一搬送ライン1の受け取り位置Xにおける幅狭の無端状搬送コンベアの載置面の高さとは、予め同一となるように調整されていることから、受け渡し体130は、この位置から水平方向移動機構151により、搬送方向後方へ移動させられ、上述のとおり順次搬送されストッパ121に停止させられた菓子パン中間品W2の両側端部の下面に支承板133を対峙するように受け取り位置Xの下方に位置させられる。これらの受け渡し体130の動作を反復して行なわせるように制御部(図示せず)は水平方向移動機構151及び垂直方向移動機構156を駆動制御している。尚、水平方向の移動速度は、搬送方向前方へは下型抜き型110と同速に、搬送方向後方へはその倍速としており、又、下側抜き型110が引き渡し位置Yに来る前に受け渡し体130が同位置に来るようなタイミングで動作を繰り返している。
フィリング供給装置FaにフィリングFを収容させるとともに各食パンスライス送出装置2、11に3斤分の棒状食パンWを供給しておく。尚、フィリングFや棒状食パンWが消費されたときは適宜に補充する。
この状態で装置各部を作動状態とするのであり、これにより食パンスライス送出装置2、11ではスライサ3、12が棒状食パンWをスライスして適当厚さの耳付シート状食パン片W1となし、一方では第一搬送ライン1及び第二搬送ライン10が連続送り移動を開始する。この第一搬送ライン1及び第二搬送ライン10上には、各食パンスライス送出装置2、11の送出機構4、13が、先にスライサ3、12で形成された耳付シート状食パン片W1の1枚ずつを送り出して順次に載置する。
詳しくは、先ず、位置決め機構70により、吸着体40を吸着位置Uの上方位置に位置させる。即ち、直進移動機構90のアクチュエータ93により揺動機構80を第一搬送ライン1の後方方向に移動させるとともに、揺動機構80により、ベース板41を吸着位置Uの上方位置において傾斜している第二搬送ライン10の耳付シート状食パン片W1の上面に対して平行に位置させる。より具体的には、揺動機構80は、アクチュエータ89によって第一移動体83が揺動レール82上を水平移動し、これに伴って第二移動体84も第一移動体83と同時に同方向へ水平移動する。第二移動体84は、第一移動体83の横面に設けられた凹部(図示せず)に嵌合する突起部(図示せず)を軸として回転し、この回転により、第二移動体84の貫通孔85に挿通されているアーム86が貫通孔85を摺動して支持軸体88を軸として回転する。このアーム86の回転により、支持軸体88は軸線を中心に回転し、吸着体進退動機構60の取付部材61が支持軸体88を軸として回転する。これにより、吸着体40のベース板41が支持軸体88を軸として回転し、吸着体40が吸着位置Uの上方位置に位置するとともにベース板41が吸着位置Uの上方位置において第二搬送ライン10の耳付シート状食パン片W1の上面に対して平行に位置される。そして、吸着体進退動機構60のアクチュエータ63により、スライダ62を取付部材61のレール上を降下移動させ、吸着体40を進出させて、吸着位置Uに位置させる。
詳しくは、垂直方向移動機構156のアクチュエータ159により垂直方向スライダ158が垂直方向レール157上を上に向かって垂直移動し、これに伴って、垂直方向スライダ158の下端に設けられた受け渡し体130も上に向かって垂直移動する。このとき、受け取り位置Xにおいて、受渡しコンベア125上でストッパ121に停止させられた菓子パン中間品W2のコンベアベルトから露出した両側端部の下面を受け渡し体130の支承板133が支承して菓子パン中間品W2を受け取って持ち上げるようになる。一方、このようにして菓子パン中間品W2を持ち上げながら、チャッキング部140は、挾持板進退動機構144のエアシリンダ145によってピストン146が下に進出し、これに伴って、ピストン146の下端に設けられているベース板141も下に向けて垂直移動する。よって、ベース板141に設けられるロッド142とロッド142の下端に設けられる挾持板143も下に向けて垂直移動し、挾持板143が菓子パン中間品W2の両側端部の上面に当接する。即ち、支承板133と挾持板143とで菓子パン中間品W2の両側端部の上下面を挾持し、この状態のまま受け渡し体130を上昇させる。
この場合の受け渡し体130の垂直移動は、垂直方向移動機構156のアクチュエータ159により垂直方向スライダ158が垂直方向レール157上を下に向けて垂直移動し、これに伴って、垂直方向スライダ158の下端に設けられた受け渡し体130も下に向けて垂直移動するが、引き渡し位置Yに至る手前の任意の地点からは、本実施の形態においては、水平方向移動機構151による水平移動と垂直方向移動機構156による下方への垂直移動とを同時に行なうので、受け渡し体130は斜め下方に降下する。
そして、菓子パン中間品W2下面を下側抜き型110の型面110aに当接させて載置する。このとき、下側抜き型110は、搬送チェーン101によって搬送され、引き渡し位置Yに到達したときに型面110aが水平になる姿勢になっており、また、受け渡し体130の水平方向の移動速度は、搬送方向前方へは下型抜き型110と同速となるように調整している。
K シート状片の重ね置き装置
N シート状食品用抜き型装置
W 棒状食パン
W1 耳付シート状食パン
W2 菓子パン中間品
W3 菓子パン
W4 食パン耳部
Wa 外周部分
Wb 内方部位
F フィリング
P 周囲圧着部位
Pa 周囲圧着予定部位
C 切断対象位置
U 吸着位置
D 載置位置
X 受け取り位置
Y 引き渡し位置
1 第一搬送ライン
5 センサ
10 第二搬送ライン
15 上ストッパ
20 下ストッパ
30 位置決めフィンガ
40 吸着体
41 ベース板
42 吸着板
43 刺衝体
50 吸着体移動部
60 吸着体進退動機構
70 位置決め機構
80 揺動機構
90 直進移動機構
100 搬送手段
101 搬送チェーン
110 下側抜き型
110a 型面
120 受け渡し部
121 ストッパ
125 受渡しコンベア
130 受け渡し体
131 ベース体
132 垂下体
133 支承板
140 チャッキング部
143 挾持板
144 挾持板進退動機構
150 受け渡し体移動部
151 水平方向移動機構
156 垂直方向移動機構
160 往復移動機構
170 案内支持体
180 上側抜き型
190 焼き印
Claims (5)
- 食パン片で構成されるシート状片を搬送する第一搬送ラインと、該第一搬送ラインの搬送方向と同一で且つ上記第一搬送ラインの横から見て該第一搬送ラインの搬送方向に対して下り傾斜となる搬送方向にシート状片を搬送し先端側が上記第一搬送ラインの途中箇所の特定高さ位置に配置される第二搬送ラインとを備え、上記各搬送ラインで1枚ずつのシート状片を搬送させ、上記第二搬送ラインにより搬送された1枚のシート状片を上記第一搬送ラインの搬送途中で該第一搬送ラインにより搬送される1枚毎のシート状片に重ね置きさせるシート状片の重ね置き装置において、
上記第一搬送ラインのシート状片の移動経路にその下側から上に進出して該第一搬送ラインで搬送されるシート状片の前端に当接して該シート状片を一時的に停止させる下ストッパと、上記第二搬送ラインに設けられ該第二搬送ラインの先端に至ったシート状片を停止させる上ストッパと、上記第二搬送ラインの先端側上方に設けられ該第二搬送ラインで搬送され上記上ストッパで停止させられたシート状片を吸着する吸着位置及び該吸着したシート状片を上記第一搬送ラインで搬送され上記下ストッパで一時的に停止させられたシート状片に載置する載置位置の2位置間を移動する吸着体と、該吸着体を上記2位置間で移動させる吸着体移動部とを備えて構成し、
上記吸着体を、ベース板と、該ベース板に設けられ上記シート状片をエアの噴出により生じさせる吸引力で吸引する吸着板とを備えて構成するとともに、上記ベース板に上記吸着板の周囲において該ベース板から垂下し先端が上記シート状片に刺衝する複数の刺衝体を設けたことを特徴とするシート状片の重ね置き装置。 - 上記吸着体移動部を、上記吸着体をその吸着位置の上方及び上記載置位置の上方において上下に進退動させる吸着体進退動機構と、上記吸着体を揺動させ、又、必要に応じて搬送方向前後に直進させて、該吸着体を上記吸着位置の上方位置及び上記載置位置の上方位置の2位置間で移動させるようにした位置決め機構とを備えて構成したことを特徴とする請求項1記載のシート状片の重ね置き装置。
- 上記位置決め機構は、上記吸着体を揺動させる揺動機構と、該揺動機構を上記シート状片の搬送方向前後に直進移動させる直進移動機構とを備えて構成したことを特徴とする請求項2記載のシート状片の重ね置き装置。
- 上記第一搬送ラインで搬送されるシート状片が所定位置に至ったことを検知するセンサを備え、該センサの検知に基づいて、上記シート状片の後端後方において該シート状片の移動経路にその下側から上に進出し、上記シート状片の後端を前方に押圧して上記下ストッパに該シート状片の前端を押し付ける位置決めフィンガと、該位置決めフィンガを駆動させるフィンガ駆動部とを備えたことを特徴とする請求項1乃至3何れかに記載のシート状片の重ね置き装置。
- 上記フィンガ駆動部は、上記吸着体が上側のシート状片を下側のシート状片に載置して重ね置きした後、該重ね置きされた一対のシート状片の後端を前方に押圧して上記下ストッパに該一対のシート状片の前端を押し付けるように上記位置決めフィンガを駆動する機能を備えたことを特徴とする請求項4記載のシート状片の重ね置き装置。
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