JP5429607B2 - 新規な有機半導体材料 - Google Patents
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Description
すなわち、本発明は下記(1)〜(10)によって解決される。
(1) 「下記一般式(I)で表されることを特徴とする有機半導体材料;
」;
(2) 「前記一般式(I)において、R2及びR3が同一であることを特徴とする前記第(1)項に記載の有機半導体材料」;
(3) 「前記一般式(I)において、R2及びR3が同一であり、かつ、R5及びR6が同一であることを特徴とする前記第(1)項又は第(2)項に記載の有機半導体材料」;
(4) 「前記一般式(I)において、R2、R3、R5及びR6が同一であり、かつ、メチル基、メトキシ基又はメチルチオ基のうちの一つから選択されるものであることを特徴とする前記第(1)項乃至第(3)項に記載の有機半導体材料」;
(5) 「前記第(1)項乃至第(4)項のいずれかに記載の有機半導体材料からなることを特徴とする電荷輸送性部材」;
(6) 「有機半導体層を具備する有機薄膜トランジスタであって、前記有機半導体層が、前記第(5)項に記載の電荷輸送性部材からなることを特徴とする有機薄膜トランジスタ」;
(7) 「有機半導体層を介して互いに分離した対の第1の電極と第2の電極と、電圧を印加することにより、前記第1の電極と前記第2の電極との間の有機半導体層内を流れる電流をコントロールする機能を具備する第3の電極を具備していることを特徴とする前記第(6)項に記載の有機薄膜トランジスタ」;
(8) 「前記第3の電極と、前記有機半導体層との間に、絶縁膜が設けられていることを特徴とする前記第(7)項に記載の有機薄膜トランジスタ」;
(9) 「前記第(6)項乃至第(8)項のいずれか一項に記載の有機薄膜トランジスタにより表示画素が駆動されることを特徴とするディスプレイ装置」;
(10) 「前記表示画素は、液晶素子、エレクトロルミネッセンス素子、エレクトロクロミック素子、及び電気泳動素子の中から選ばれたものであることを特徴とする前記第(9)項に記載のディスプレイ装置」。
まず、本発明の有機半導体材料の構造について説明する。本発明の有機半導体材料の構造は、下記一般式(I)で示される。
R2、R3、R5及びR6として示されるアルキル基の例としては、上記R1と同一のものが示され、具体的には、メチル基、エチル基、n−プロピル基、i−プロピル基、t−ブチル基、s−ブチル基、n−ブチル基、i−ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基、ヘプチル基、オクチル基、ノニル基、デシル基、ウンデシル基、ドデシル基、3,7−ジメチルオクチル基、2−エチルヘキシル基、トリフルオロメチル基、2−シアノエチル基、ベンジル基、4−クロロベンジル基、4−メチルベンジル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基等を一例として挙げることができ、アルコキシ基、アルキルチオ基としては上記アルキル基の結合位に酸素原子または硫黄原子を挿入してアルコキシ基、アルキルチオ基としたものが一例として挙げられる。
本発明の有機半導体材料を合成する方法は特に限定されず、公知の種々の方法により合成することが可能である。一例として、ハロゲン化物とボロン酸化合物とのSuzukiカップリング(以下鈴木カップリングと記載)、
鈴木カップリング反応はハロゲン化物とホウ素化合物にて行なわれる。アリールハロゲン化物のハロゲン原子としては、反応性の観点からヨウ素化物または臭素化物が好ましい。アリールホウ素化合物としては、アリールボロン酸またはアリールボロン酸エステル、またはアリールボロン酸塩が用いられるが、アリールボロン酸エステルは、アリールボロン酸のように三量体化した無水物(ボロキシン)を生成しない、また、結晶性が高く、精製が容易であることからより好ましい。アリールボロン酸エステルの合成方法としては、(i)アリールボロン酸とアルキルジオールを無水有機溶媒中にて加熱反応、(ii)アリールハロゲン化物のハロゲン部位をメタル化した後に、アルコキシボロンエステルを加える反応、(iii)アリールハロゲンのグリニャール試薬を調製した後に、アルコキシボロンエステルを加える反応、さらには、(iv)アリールハロゲン化物とビス(ピナコラト)ジボロンやビス(ネオペンチル グリコラト)ジボロンをパラジウム触媒下にて加熱反応することによって得られる。
反応の雰囲気は大気下でも可能であるが、用いる触媒が劣化する恐れがあるため、窒素、あるいはアルゴン等の不活性ガス雰囲気下で行なうことが好ましい。
有機薄膜トランジスタは、有機半導体層(1)を介して分離形成された第1の電極(ソース電極):(2)、第2の電極(ドレイン電極):(3)を有しており、これらと対向する第3の電極(ゲート電極):(4)を有している。
有機薄膜トランジスタは、ゲート電極(4)への電圧印加により、ソース電極(2)とドレイン電極(3)の間の有機半導体層(1)内を流れる電流がコントロールされるようになされている。
支持体としては、従来公知の基板材料が適用でき、例えば、ガラス、シリコン、プラスチック等が挙げられる。なお導電性基板を用いることによりゲート電極(4)を兼用することができる。
有機半導体層(1)は、第1の電極(ソース電極)、第2の電極(ドレイン電極)、及び必要に応じて絶縁膜5に接して形成されている。
有機薄膜トランジスタを構成する絶縁膜は、種々の絶縁膜材料を用いて形成されている。例えば、酸化ケイ素、窒化ケイ素、酸化アルミニウム、窒化アルミニウム、酸化チタン、酸化タンタル、酸化スズ、酸化バナジウム、チタン酸バリウムストロンチウム、ジルコウム酸化チタン酸バリウム、ジルコニウム酸チタン酸鉛、チタン酸鉛ランタン、チタン酸ストロンチウム、チタン酸バリウム、フッ化バリウムマグネシウム、タンタル酸ニオブ酸ビスマス、トリオキサイドイットリウム等の無機系絶縁材料が挙げられる。
この有機薄膜は有機半導体層に対し化学的影響を与えなければ特に限定されるものではないが、例えば、有機分子膜や高分子薄膜が利用できる。
有機分子膜としては、例えばオクタデシルトリクロロシランやヘキサメチルジシラザン等を始めとしたカップリング剤が挙げられる。
また、この有機薄膜をラビング等により、異方性処理を施していても良い。
い。
図2に(実−1)のチオフェン化合物のDSC測定の結果を示す。
トルエン、THF、クロロベンゼン、ジクロロベンゼン、クロロホルム、ジクロロメタ
ンに易溶であり、酢酸エチル、ヘキサンには可溶であり、エタノール、メタノールには難
溶であった。
図3に(実−2)のチオフェン化合物のDSC測定の結果を示す。
トルエン、THF、クロロベンゼン、ジクロロベンゼン、クロロホルム、ジクロロメタ
ンに易溶であり、酢酸エチル、ヘキサンには可溶であり、エタノール、メタノールには難
溶であった。
図4に(実−3)のチオフェン化合物のDSC測定の結果を示す。昇温過程で273−275℃、冷却過程で270−222℃の範囲で液晶性を示す。
トルエン、THF、クロロベンゼン、ジクロロベンゼン、クロロホルム、ジクロロメタ
ンに易溶であり、酢酸エチルには可溶であり、エタノール、メタノールには難溶であった。
[参考例1]
トルエン、THF、クロロベンゼン、ジクロロベンゼン、クロロホルム、ジクロロメタ
ン、酢酸エチルに易溶でありエタノール、メタノールには難溶であった。
4−ブロモフェノールを出発物質として、実施例1と同様の合成経路により下記チオフ
ェン化合物(比−1)を合成した。
トルエン、THF、ジクロロベンゼン、クロロベンゼン、クロロホルム、ジクロロメタンに難溶であり、ヘキサン、酢酸エチル、エタノール、メタノールには不溶であった。
〔比較例2〕
トルエン、THF、ジクロロベンゼン、クロロベンゼン、クロロホルム、ジクロロメタ
ンに難溶であり、ヘキサン、酢酸エチル、エタノール、メタノールには不溶であった。
室温における下記チオフェン化合物(比−3)の各種溶剤に対する溶解性を評価した。
上記のように本実施例の化合物では良好な溶解性を示しつつ、相転移温度も高いため、湿式プロセスをもちいて耐熱性に優れたエレクトロニクス素子を得る事ができる。
表面に膜厚300nmの熱酸化膜を有するp−ドープシリコン基板上に、チャネル長25μmとなるように、ソース電極およびドレイン電極を金で形成した。この基板上に(実−1)のチオフェン化合物の1wt%クロロホルム溶液をスピンコートして乾燥することにより、有機半導体層を形成した。この様にして作製した薄膜トランジスタの特性を評価したところ、オンオフ比が高いp型の良好なトランジスタ特性が得られた。図6に作製したトランジスタの出力特性を示す。
2 第1の電極(ソース電極)
3 第2の電極(ドレイン電極)
4 第3の電極(ゲート電極)
5 絶縁膜
Claims (10)
- 前記一般式(I)において、R2及びR3が同一であることを特徴とする請求項1に記載の有機半導体材料。
- 前記一般式(I)において、R2及びR3が同一であり、かつ、R5及びR6が同一であることを特徴とする請求項1又は2に記載の有機半導体材料。
- 前記一般式(I)において、R2、R3、R5及びR6が同一であり、かつ、メチル基、メトキシ基又はメチルチオ基のうちの一つから選択されるものであることを特徴とする請求項1乃至3に記載の有機半導体材料。
- 請求項1乃至4のいずれかに記載の有機半導体材料からなることを特徴とする電荷輸送性部材。
- 有機半導体層を具備する有機薄膜トランジスタであって、前記有機半導体層が、前記請求項5記載の電荷輸送性部材からなることを特徴とする有機薄膜トランジスタ。
- 有機半導体層を介して互いに分離した対の第1の電極と第2の電極と、電圧を印加することにより、前記第1の電極と前記第2の電極との間の有機半導体層内を流れる電流をコントロールする機能を具備する第3の電極を具備していることを特徴とする請求項6記載の有機薄膜トランジスタ。
- 前記第3の電極と、前記有機半導体層との間に、絶縁膜が設けられていることを特徴とする請求項7に記載の有機薄膜トランジスタ。
- 請求項6乃至8のいずれか一項に記載の有機薄膜トランジスタにより表示画素が駆動されることを特徴とするディスプレイ装置。
- 前記表示画素は、液晶素子、エレクトロルミネッセンス素子、エレクトロクロミック素子、及び電気泳動素子の中から選ばれたものであることを特徴とする請求項9に記載のディスプレイ装置。
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