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JP5431107B2 - 床下格納式昇降装置 - Google Patents
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JP5431107B2 - 床下格納式昇降装置 - Google Patents

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Description

本発明は、貨物自動車等の車両後部に装着されて、プラットホームの昇降動作により貨物の積み下ろしの便宜を図るための昇降装置に係り、とくにプラットホームを折り畳んで車両床下に格納する構造の床下格納式昇降装置に関する。
従来、貨物自動車に装着する昇降装置としては、貨物自動車の後部ゲートをプラットホームとして利用し、後部ゲート兼用のプラットホームをリンク機構で昇降させるのが一般的であった。
ところで、貨物自動車の車体がゲートを有しない構造で、例えば観音開き扉、スライド扉、アコーディオン扉、側面全開式屋根等を具備する構造では、プラットホームが車体のゲートを兼ねる構造ではかえって不便である。
そこで、本出願人提案の下記特許文献1の昇降装置では、プラットホームを折り畳み構造とし、該プラットホームを折り畳んだ状態で車体床下に格納する構造としている。
特開2003−175760号公報
ところで、特許文献1の場合、昇降プラットホームは主プレート、中間プレート及び先端側プレートの3枚構造で、手動で折り畳むようになっている。また、折り畳んだ状態から1枚の平板状プラットホームに展開する操作も手動である。このため、昇降プラットホームが泥等で汚れている場合、手動の展開操作により、操作者の手が汚れてしまい、汚れた手で食料品等の荷役を行う不都合が発生することがあり得る。
本発明はこうした状況を認識してなされたものであり、その目的は、昇降プラットホームを自動的に折り畳んで床下に格納可能とし、また折り畳み状態から自動的に平板状に展開可能として、操作者の手を煩わせないようにし、荷役作業の省力化を図った床下格納式昇降装置を提供することにある。
もう一つの目的は、開閉用シリンダと簡単なリンク機構により昇降プラットホームの折り畳み動作と平板状への展開動作を自動化した床下格納式昇降装置を提供することにある。
さらに、もう一つの目的は、昇降プラットホームをコンパクトに折り畳むことで、床下格納スペースの小さい小型車両にも装着可能とした床下格納式昇降装置を提供することにある。
本発明のその他の目的や新規な特徴は後述の実施の形態において明らかにする。
上記目的を達成するために、本発明のある態様の床下格納式昇降装置は、車両のシャーシ側に対し前後方向に摺動自在な本体フレームと、
該本体フレームを前記車両の床下に引き込むスライド駆動機構と、
主プレート、該主プレートの先端側に第1ダブルヒンジで回動自在に連結された先端側プレート、及び前記主プレートの基端側に第2ダブルヒンジで回動自在に連結された基端側プレートからなり、展開状態にて上面が平板状となる昇降プラットホームと、
前記本体フレーム側と前記基端側プレートとを連結して前記プラットホームを昇降駆動する昇降駆動用リンク機構と、
前記主プレートの裏側に配置された第1及び第2開閉用シリンダとを備え、
前記第1開閉用シリンダの一端部は前記主プレートの裏面側に取り付けられ、前記第1開閉用シリンダの他端部に第1開閉用リンクの一端が枢着され、前記第1開閉用リンクの他端が前記先端側プレートに枢着されており、
前記第2開閉用シリンダの一端部は前記主プレートの裏面側に取り付けられ、前記第2開閉用シリンダの他端部に第2開閉用リンクの一端が枢着され、前記第2開閉用リンクの他端が前記基端側プレートに枢着されており、
前記第1開閉用シリンダの伸長時に前記先端側プレートが裏返しで前記主プレートに重なった第1の折り畳み状態となり、
前記第2開閉用シリンダの伸長時に前記主プレートが裏返しで前記基端側プレートに重なった第2の折り畳み状態となることを特徴としている。
前記態様において、前記プラットホームの展開状態にて前記第1開閉用リンクの両端の枢着点は前記第1開閉用シリンダの軸方向の一直線上又はその近傍位置にあり、前記先端側プレートの折り畳み動作の初期には前記第1ダブルヒンジが有する第1連結リンクの前記先端側プレートへの枢着点を回転支点として前記先端側プレートが回動する構成であるとよい。
前記態様において、前記第1開閉用リンクは、前記主プレート及び先端側プレートの前記ダブルヒンジによる連結側の縁への接触を回避するように曲がっているとよい。
前記態様において、前記プラットホームの展開状態にて前記第2開閉用リンクの両端の枢着点は前記第2開閉用シリンダの軸方向の一直線上又はその近傍位置にあり、前記主プレートの折り畳み動作の初期には前記第2ダブルヒンジが有する第2連結リンクの前記基端側プレートへの枢着点を回転支点として前記主プレートが回動する構成であるとよい。
前記態様において、前記第2開閉用リンクは、前記主プレート及び基端側プレートの前記第2ダブルヒンジによる連結側の縁への接触を回避するように曲がっているとよい。
なお、以上の構成要素の任意の組合せ、本発明の表現を方法やシステムなどの間で変換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明に係る床下格納式昇降装置によれば、昇降プラットホームを自動的に折りたたんで床下に格納可能、また折り畳み状態から自動的に平板状に展開可能として、操作者の手を煩わせないようにし、荷役作業の省力化を図ることができる。また、開閉用シリンダと簡単なリンク機構により昇降プラットホームの折り畳み動作と平板状への展開動作を自動化可能である。さらに、昇降プラットホームをコンパクトに折り畳むことで、床下格納スペースの小さい小型車両にも装着可能な利点がある。
本発明に係る床下格納式昇降装置の実施の形態であって、シリンダ収納部は断面とした昇降プラットホームの昇降動作を説明する側面図である。 実施の形態における昇降プラットホームの折り畳み動作で、格納前の状態を示す側面図(シリンダ収納部は断面とした)である。 実施の形態における昇降プラットホームの格納完了状態を示す側面図である。 実施の形態における昇降プラットホーム及びそれに付随する機構であって、(A)は第1開閉用油圧シリンダ及び第1開閉用リンク等を示す側断面図、(B)は第2開閉用油圧シリンダ及び第2開閉用リンク等を示す側断面図、(C)は主プレート裏側のシリンダ収納部における第1及び第2開閉用油圧シリンダの配置を示す底面図である。 実施の形態における昇降プラットホームの主プレート及び先端側プレートとシリンダ収納部の配置を示す底面図である。 実施の形態における昇降用リンク機構部分を主として示す側面図である。 実施の形態における油圧回路図である。
以下、図面を参照しながら本発明の好適な実施の形態を詳述する。なお、各図面に示される同一または同等の構成要素、部材、処理等には同一の符号を付し、適宜重複した説明は省略する。また、実施の形態は発明を限定するものではなく例示であり、実施の形態に記述されるすべての特徴やその組み合わせは必ずしも発明の本質的なものであるとは限らない。
図1乃至図3は本発明の実施の形態の全体構成を示す。これらの図において、貨物自動車のシャーシ1上には例えば箱型等の車体2が載置、固定され、床下格納式昇降装置の固定フレーム4は、貨物自動車のシャーシ1の後部に固定されている。固定フレーム4にはスリット付き角パイプ状スライドガイド5が横向きでシャーシ1の両側に固定されている。角パイプ状スライドガイド5のスリットは後述するランナ14を通過させるために設けられている。
床下格納式昇降装置の本体フレーム10は、図1乃至図6に示すように、連結部材としての角パイプ11とその両側にそれぞれ固着されたブラケット12,13と、両側のブラケットよりも内側に一対設けられるランナ14とを有し、ランナ14の下部は角パイプ11外周に固着されている。
前記スライドガイド5に対し本体フレーム10と一体のランナ14が横方向(車両の前後方向)に摺動自在に設けられている。すなわち、ランナ14の上部両端にはスライドガイド5の上下内面に摺動自在に接するナイロン樹脂等の耐摩耗性で摩擦係数の小さな方形板状摺動部材14aが固定され、これらによりランナ14の上部はスライドガイド5内をがたつきなく円滑に摺動するようになっている。ランナ14の下部はスライドガイド5のスリットを通して下方に延長して角パイプ11に接続している。
前記固定フレーム4側、つまりスライドガイド5の延長端部とランナ14との間にはランナ14を横方向(前後方向)に動かすためのスライド駆動用油圧シリンダ15が取り付けられ、この油圧シリンダ15及びスライドガイド5内を摺動するランナ14とで本体フレーム10を横方向(前後方向)に駆動するスライド駆動機構が構成されている。すなわち、そのシリンダ15のピストンロッドの伸長状態では、図1及び図2(B)のように本体フレーム10(ランナ14)は車体2の床部3の後端側に近づき、逆に縮んだ状態では図3のように本体フレーム10は車体床下の奥方向に引き込まれた状態となる。
前記本体フレーム10に対して昇降駆動用リンク機構を介して連結される昇降プラットホーム60は、図4(A),(B)に示すように、主プレート61と、この先端側及び基端側にそれぞれ回動自在に連結された先端側プレート62及び基端側プレート63とからなり、主プレート61と先端側プレート62とを第1ダブルヒンジ(回転支点が2箇所ある2重蝶番)64で折り畳み自在に連結し、主プレート61と基端側プレート63とを第2ダブルヒンジ(回転支点が2箇所ある2重蝶番)84で折り畳み自在に連結したものである。つまり、第1ダブルヒンジ64が有する第1連結小リンク65の一方は枢着点(回転支点)66で主プレート61先端部の上部に連結され、他方は枢着点(回転支点)67で先端側プレート62の基端部の上部に連結されている。同様に、第2ダブルヒンジ84が有する第2連結小リンク85の一方は枢着点(回転支点)86で主プレート61基端部の上部に連結され、他方は枢着点(回転支点)87で基端側プレート62の先端部の上部に連結されている。
主プレート61、先端側プレート62及び基端側プレート63は、平板状に展開した状態では主プレート61裏側の補強材61a及び先端側及び基端側プレート62,63裏側の補強材62a,63a同士(あるいは各プレート61,62,63の端面同士)が突き合わされ、上面が平坦な1枚の平板状プラットホームとして機能するようになっている。また、折り畳んだ状態では、先端側プレート62が主プレート61上に裏返して重ねられた第1の折り畳み状態を経て、さらに主プレート61が基端側プレート63上に裏返して重ねられた第2の折り畳み状態となる。
図4(A),(B),(C)及び図5のように、昇降プラットホーム60を自動開閉するために、主プレート61の裏側(昇降プラットホーム60を平板状に展開したときの下面側)のシリンダ収納部100内に、第1及び第2開閉用油圧シリンダ(複動油圧シリンダ)70,90が配置されている。シリンダ収納部100は主プレート裏側に固定されたカバー101の内側空間として形成されている。カバー101は図3のようにプラットホーム60を折り畳んで格納するときに、シャーシ1に固定のスライドガイド5と干渉しない位置に配置される。通常、カバー101は図3のようにスライドガイド5の外側に位置するようにして、床下格納動作に支障をきたさないように設定する。
図4(A)のように、第1開閉用油圧シリンダ70の本体の端部は主プレート61の裏面に取付具で取り付け固定され(例えば裏面側に固定のブラケットにピン70aで枢着され)、第1開閉用リンク71の一端が第1開閉用油圧シリンダ70のピストンロッド先端に枢着され、第1開閉用リンク71の他端が先端側プレート62の基端部下部に一体のブラケット72に枢着されている。ここで、第1開閉用リンク71の両端の枢着点71a,71bは、プラットホーム60の展開状態にて第1開閉用油圧シリンダ70の軸方向の一直線X1上(又は当該直線X1の近傍位置)にあり、図4(A)では枢着点71bが直線X1よりもやや上方位置にある例を示す。なお、第1開閉用油圧シリンダ70のピストンロッド先端位置(第1開閉用リンク71の枢着点71a)にはローラー75がリンク71と同軸に枢着されており、このローラー75が主プレート61の裏面側に固定されたガイドレール76で略直線的に移動するように案内されている。
従って、第1開閉用油圧シリンダ70が伸動し始める第1段階のプラットホーム折り畳み動作の初期には、第1ダブルヒンジ64の第1連結小リンク65の先端側プレート62への枢着点67を回転支点として先端側プレート62が回動する。これにより、第1開閉用リンク71が先端側プレート62の回動の妨げにならないようにすることができる。また、第1開閉用リンク71は、主プレート61及び先端側プレート62の第1ダブルヒンジ64による連結側の縁への接触を回避するように円弧状に湾曲している(プラットホーム展開状態のとき第1開閉用リンク71の中間部が下がった形状である。
図4(B)のように、第2開閉用油圧シリンダ90の本体の端部は主プレート61の裏面に取付具で取り付け固定され(例えば裏面側に固定のブラケットにピン90aで枢着され)、第2開閉用リンク91の一端が第2開閉用油圧シリンダ90のピストンロッド先端に枢着され、第2開閉用リンク91の他端が基端側プレート63の先端部下部に一体のブラケット92に枢着されている。ここで、第2開閉用リンク91の両端の枢着点91a,91bは、プラットホーム60の展開状態にて第2開閉用油圧シリンダ90の軸方向の一直線X2上(又は当該直線X2の近傍位置)にあり、図4(B)では枢着点91bが直線X2よりもやや下方位置にある例を示す。なお、第2開閉用油圧シリンダ90のピストンロッド先端位置(第2開閉用リンク91の枢着点91a)にはローラー95がリンク91と同軸に枢着されており、このローラー95が主プレート61の裏面側に固定されたガイドレール96で略直線的に移動するように案内されている。
従って、第2開閉用油圧シリンダ70が伸動し始める第2段階のプラットホーム折り畳み動作の初期には、第2ダブルヒンジ84の第2連結小リンク85の基端側プレート63への枢着点87を回転支点として主プレート61が回動する。これにより、第2開閉用リンク91が主プレート61の回動の妨げにならないようにすることができる。また、第2開閉用リンク91は、主プレート61及び基端側プレート63の第2ダブルヒンジ84による連結側の縁への接触を回避するように円弧状に湾曲している(プラットホーム展開状態のとき第2開閉用リンク91の中間部が下がった形状である。
プラットホーム60の展開状態から第1開閉用油圧シリンダ70を伸動させて行くと、当初は前記枢着点67を回転支点として先端側プレート62が回動し始めるが、以後第1連結小リンク65の主プレート61側の枢着点66を中心とした回動も加わり、最後には先端側プレート62が裏返しで主プレート61に重なった第1の折り畳み状態となる(図2(A)参照)。なお、この第1の折り畳み状態にする動作は、例えば図1(イ)のプラットホーム60が下降位置となっているときに行う。
次に、第1の折り畳み状態から第2開閉用油圧シリンダ90を伸動させて行くと、当初は基端側プレート側の枢着点87を回転支点として主プレート61が図2(A)の矢印Rのように回動し始めるが、以後第2連結小リンク85の主プレート61側の枢着点86を中心とした回動も加わり、最後には主プレート62が裏返しで基端側プレート63に重なった第2の折り畳み状態となり、さらにメインアーム25及びサブアーム35を略水平状態にまで持ち上げることで、床下格納準備状態となる(図2(B)参照)。
プラットホーム60の折り畳み状態から展開状態への動作は、メインアーム25及びサブアーム35の先端を下げ、第2開閉用油圧シリンダ90の縮動、次いで第1開閉用油圧シリンダ70の縮動による逆動作によって行うことができる。
図6のように、前記本体フレーム10のブラケット12にはピン21により小アーム20の上端部が枢着(回転自在に取り付け)され、小アーム20の下部当接部20aが角パイプ11側に設けられたストッパ部16に当接するようになっている。メインアーム25の基端部はピン26で小アーム20の途中位置に枢着されている。基端側プレート63はメインアーム25及びサブアーム35を連結するためのブラケットを兼ねた補強材63aを一体化してあり、メインアーム25の先端部は基端側プレート63の補強材63a上部にピン31で枢着されている。小アーム20の下端部とメインアーム25の先端寄り途中位置間に昇降用油圧シリンダ27がピン28,29で枢着されている。さらに、前記本体フレーム10のブラケット13と基端側プレート63の補強材63a下部間にサブアーム35がピン36,37で枢着されている。メインアーム25及びサブアーム35は昇降駆動用リンク機構を成し、小アーム20の下部当接部20aが角パイプ11側のストッパ部16に当接した状態を維持しているとき、メインアーム25の両端部のピン26,31及びサブアーム35の両端部のピン36,37はそれぞれ平行四辺形の頂点に位置し、展開状態の昇降プラットホーム60は水平状態を維持する。そして、昇降用油圧シリンダ27が縮動したときはメインアーム25の先端は下がり(プラットホーム60が下降し)、伸長したときにはメインアーム25の先端は上昇位置(プラットホーム60が上昇位置)となる。シリンダ27伸動時の反力による小アーム20の回動は下部当接部20aが角パイプ側ストッパ部16に当接していることで阻止される。
次にこの床下格納式昇降装置の実施の形態の動作説明を行う。
通常の荷役作業を行う場合には、図1(イ)、(ロ)のようにスライド駆動用油圧シリンダ15は伸長状態でランナ14及び本体フレーム10は車体2の床端部に近い状態にスライドされており、昇降プラットホーム60を構成する主プレート61、先端側プレート62及び基端側プレート63は平板状に展開しておく(昇降プラットホーム60の展開操作を第2開閉用油圧シリンダ90の縮動動作、次いで第1開閉用油圧シリンダ70の縮動動作により行う)。そして、昇降駆動用リンク機構が有するメインアーム25を駆動する昇降用油圧シリンダ27を伸動乃至縮動させることにより、平行リンク状態のメインアーム25及びサブアーム35を回動させてプラットホーム60を図1仮想線(イ)の着地状態から車体2の床面3A(床部3の上面)の高さの実線(ロ)の位置にまで水平状態を維持して上昇させたり、床面3Aの高さから着地状態にまで下降させることができ、このようなプラットホーム60の昇降動作を利用することで、地上から車体床面へ又は車体床面から地上への荷役作業を行うことができる。
昇降プラットホーム60の着地状態において、昇降用油圧シリンダ27を更に縮動させて行くと、小アーム20の下部当接部20aが角パイプ11側のストッパ部16から離れ(図6参照)、メインアーム25の取付支点(ピン26)が車体2の後側に移動するため、図1の仮想線(ハ)のように昇降プラットホーム60の傾動動作を実行して、着地状態におけるプラットホーム60への荷物の搬入あるいは搬出を効率的に行うようにすることもできる。
通常の荷役終了後のプラットホーム格納動作は次のように行う。図1(イ)の状態、つまりメインアーム25とサブアーム35の先端が下がった位置で、昇降プラットホーム60が展開した状態において、まず第1開閉用油圧シリンダ70を伸動させ、当初は前記枢着点67を回転支点として先端側プレート62を回動させ、以後第1連結小リンク65の主プレート61側の枢着点66を中心とした回動も加え、最後に先端側プレート62を裏返して主プレート61に重ねた第1の折り畳み状態とする(図2(A)参照)。
次に、第2開閉用油圧シリンダ90を伸動させ、当初は前記枢着点87を回転支点として主プレート62を図2(A)の矢印Rのように回動させ、以後第2連結小リンク85の主プレート61側の枢着点86を中心とした回動も加え、最後に主プレート61を裏返して基端側プレート63に重ねた第2の折り畳み状態とし、さらに、格納のためにメインアーム25及びサブアーム35を略水平状態とする(図2(B)の格納準備状態参照)。
この図2(B)の格納準備状態から図1に示すスライド駆動用油圧シリンダ15を縮動させることにより、図3のように折り畳んだ昇降プラットホーム60が車体2の床下に引き込まれて格納される。
図3の昇降プラットホーム60の格納状態から荷役が可能なように展開する動作は、格納動作の逆であり、まずスライド駆動用油圧シリンダ15を伸動させてランナ14及び本体フレーム10を車体2の床部3の後端側に移動させ(図2(B)参照)、さらにメインアーム25及びサブアーム35の先端を下げる。その後、第2開閉用油圧シリンダ90を縮動させて第2の折り畳み状態にあった昇降プラットホーム60を第1の折り畳み状態にする(図2(A)のように主プレート61と基端側プレート63とを平坦にする)。そして、第1開閉用油圧シリンダ70を縮動させて第1の折り畳み状態の昇降プラットホーム60を平板状に展開して1枚の平板状のプラットホーム形状とする(主プレート61、先端側プレート62及び基端側プレート63を平坦にする)。以後、昇降用油圧シリンダ27を縮動又は伸動させてメインアーム25及びサブアーム35を介してプラットホーム60を昇降駆動することができる。
図7は、スライド駆動用油圧シリンダ15、昇降用油圧シリンダ27、及び第1及び第2開閉用油圧シリンダ70,90を駆動するための油圧回路を示す。この図において、パワーユニットの作動油吐出側ポートはP、戻り側ポートはTで示される。また、2A,2B,2C,2D,2H,2X,2Yは電磁弁であり、4A,4D,4Hはシャトル弁である。
スライド駆動用油圧シリンダ15の駆動は、電磁弁2A又は2Bを励磁することで行う。電磁弁2Aを励磁して開き、作動油吐出側ポートPから作動油を電磁弁2A、シャトル弁4Aの経路でスライド駆動用油圧シリンダ15の一方のポートに供給すれば、スライド駆動用油圧シリンダ15は縮動する。逆に、電磁弁2Bを励磁して開き、作動油を電磁弁2Bを通してスライド駆動用油圧シリンダ15の他方のポートに供給すれば、スライド駆動用油圧シリンダ15は伸動する。
昇降用油圧シリンダ27の駆動は、電磁弁2Hを励磁することで行う。電磁弁2Hを励磁して開いて、シャトル弁4H、電磁弁2Hの経路で昇降用油圧シリンダ27に作動油を供給すれば、昇降用油圧シリンダ27は伸動する。逆に、作動油を、開いた状態の電磁弁2H、シャトル弁4Hの経路で戻り側ポートTに戻すことで、昇降用油圧シリンダ27を縮動させることができる。
第1及び第2開閉用油圧シリンダ70,90の駆動は、電磁弁2C,2D,2X,2Yの選択的な励磁で行う。展開状態の昇降プラットホーム60を折り畳む場合、電磁弁2C,電磁弁2Xを励磁して開き、電磁弁2C,電磁弁2Xの経路で作動油を第1開閉用油圧シリンダ70の一方のポートに供給すれば、第1開閉用油圧シリンダ70が伸長し、先端側プレート62が回動して第1の折り畳み状態となる。このとき、第2開閉用油圧シリンダ90の一方のポートにも作動油圧力が加わるが、第1開閉用油圧シリンダ70の負荷の方が軽いので、先に第1開閉用油圧シリンダ70が伸動する。さらに作動油の送出を継続することで、第2開閉用油圧シリンダ90が伸長して基端側プレート63に対して主プレート61が回動して第2の折り畳み状態とすることができる。
なお、折り畳み動作はメインアーム25及びサブアーム35の先端が下がったプラットホーム60の下降位置(着地位置)で行うため、図2(B)の格納準備状態とするために、メインアーム25及びサブアーム35の先端を持ち上げて略水平にするが、この動作の際に、基端側プレート63に対する主プレート61の姿勢が変化する。この主プレート61の姿勢変化に対応するために、電磁弁2Yを励磁して開き、電磁弁2Yを通して第2開閉用油圧シリンダ90の一方のポートと他方のポートとを接続して、主プレート61を折り畳んだ後の主プレート61の姿勢変化を可能にして、メインアーム25及びサブアーム35の回動を許容している。
折り畳み状態のプラットホーム60を展開する場合、電磁弁2X,2Yを閉じた状態に戻し、電磁弁2Dを励磁して開き、電磁弁2D、シャトル弁4Dの経路で第2開閉用油圧シリンダ90の他方のポートに作動油を供給して、第2開閉用油圧シリンダ90を縮動させて第2の折り畳み状態にあった昇降プラットホーム60を第1の折り畳み状態にする。次いで、電磁弁2Xを励磁して開くことで、第1開閉用油圧シリンダ70の他方のポトに作動油が供給され、第1開閉用油圧シリンダ70を縮動させて第1の折り畳み状態にあった昇降プラットホーム60を展開状態とする。
この実施の形態によれば、次の通りの効果を得ることができる。
(1) 主プレート61と先端側プレート62とを第1ダブルヒンジ64で、主プレート61と基端側プレート63とを第2ダブルヒンジ84で連結してなる昇降プラットホーム60を自動的に折りたたんで車体2の床下に格納可能であり、また折り畳み状態から自動的に平板状に展開可能として、操作者の手を煩わせないようにし、荷役作業の省力化を図ることができる。
(2) 昇降プラットホーム60は主プレート61、先端側プレート62及び基端側プレート63の3枚を折り畳む構造であり、コンパクトに折り畳んで車体床下に格納可能であり、車体のオーバーハングの少ない小型車両にも装着可能である。
(3) 第1及び第2開閉用油圧シリンダ70,90と簡単なリンク機構により昇降プラットホーム60の折り畳み動作と平板状への展開動作を自動化可能である。具体的には、第1及び第2開閉用油圧シリンダ70,90の本体を主プレート61の裏面側に取り付けている。そして、第1開閉用リンク71の一端を第1開閉用油圧シリンダ70のピストンロッド先端に枢着し、第1開閉用リンク71の他端を先端側プレート62に枢着している。また、プラットホーム60の展開状態にて第1開閉用リンク71の両端の枢着点71a,71bが第1開閉用油圧シリンダ70の軸方向X1の一直線上又は当該直線X1の近傍位置にあるようにし、第1開閉用リンク71を円弧状に湾曲した形状とすることで、プラットホーム60の開閉動作中に第1開閉用リンク71が主プレート61及び先端側プレート62のダブルヒンジ64による連結側の縁に接触するのを回避している。第2開閉用油圧シリンダ90に連結された第2開閉用リンク91についても同様である。
(4) 昇降用油圧シリンダ27と昇降用リンク機構のみでプラットホームの昇降及び傾斜動作を可能にしている。すなわち、メインアーム25の基端部を本体フレーム10に直接枢着せずに小アーム20を介して本体フレーム10に連結しており、プラットホーム60の主プレート61が着地状態となってから昇降用油圧シリンダ27をさらに縮動させることで小アーム20が本体フレーム10側のストッパ部16から離間し、メインアーム25基端部の位置が移動(車体後方に移動)することで、展開状態のプラットホーム60の先端が下がる傾動動作を行うことができる。
以上本発明の実施の形態について説明してきたが、本発明はこれに限定されることなく請求項の記載の範囲内において各種の変形、変更が可能なことは当業者には自明であろう。
例えば、油圧シリンダの代わりに電動シリンダ(電動アクチュエータ)を使用することも可能である。
1 シャーシ
2 車体
3 床部
4 固定フレーム
5 スライドガイド
10 本体フレーム
11 角パイプ
12,13 ブラケット
14 ランナ
15 スライド駆動用油圧シリンダ
16 ストッパ
20 小アーム
25 メインアーム
27 昇降用油圧シリンダ
35 サブアーム
60 昇降プラットホーム
61 主プレート
62 先端側プレート
63 基端側プレート
64 第1ダブルヒンジ
70 第1開閉用油圧シリンダ
71 第1開閉用リンク
84 第2ダブルヒンジ
90 第2開閉用油圧シリンダ
91 第2開閉用リンク

Claims (5)

  1. 車両のシャーシ側に対し前後方向に摺動自在な本体フレームと、
    該本体フレームを前記車両の床下に引き込むスライド駆動機構と、
    主プレート、該主プレートの先端側に第1ダブルヒンジで回動自在に連結された先端側プレート、及び前記主プレートの基端側に第2ダブルヒンジで回動自在に連結された基端側プレートからなり、展開状態にて上面が平板状となる昇降プラットホームと、
    前記本体フレーム側と前記基端側プレートとを連結して前記プラットホームを昇降駆動する昇降駆動用リンク機構と、
    前記主プレートの下面側に配置された第1及び第2開閉用シリンダとを備え、
    前記第1開閉用シリンダの一端部は前記主プレートの下面側に取り付けられ、前記第1開閉用シリンダの他端部に第1開閉用リンクの一端が枢着され、前記第1開閉用リンクの他端が前記先端側プレートに枢着されており、
    前記第2開閉用シリンダの一端部は前記主プレートの下面側に取り付けられ、前記第2開閉用シリンダの他端部に第2開閉用リンクの一端が枢着され、前記第2開閉用リンクの他端が前記基端側プレートに枢着されており、
    前記第1開閉用シリンダの伸長時に前記先端側プレートが裏返しで前記主プレートに重なった第1の折り畳み状態となり、
    前記第2開閉用シリンダの伸長時に前記主プレートが裏返しで前記基端側プレートに重なった第2の折り畳み状態となる、床下格納式昇降装置。
  2. 請求項1記載の床下格納式昇降装置において、前記プラットホームの展開状態にて前記第1開閉用リンクの両端の枢着点は前記第1開閉用シリンダの軸方向の一直線上又はその近傍位置にあり、前記先端側プレートの折り畳み動作の初期には前記第1ダブルヒンジが有する第1連結リンクの前記先端側プレートへの枢着点を回転支点として前記先端側プレートが回動する、床下格納式昇降装置。
  3. 請求項1又は2記載の床下格納式昇降装置において、前記第1開閉用リンクは、前記主プレート及び先端側プレートの前記ダブルヒンジによる連結側の縁への接触を回避するように曲がっている、床下格納式昇降装置。
  4. 請求項1,2又は3記載の床下格納式昇降装置において、前記プラットホームの展開状態にて前記第2開閉用リンクの両端の枢着点は前記第2開閉用シリンダの軸方向の一直線上又はその近傍位置にあり、前記主プレートの折り畳み動作の初期には前記第2ダブルヒンジが有する第2連結リンクの前記基端側プレートへの枢着点を回転支点として前記主プレートが回動する、床下格納式昇降装置。
  5. 請求項4記載の床下格納式昇降装置において、前記第2開閉用リンクは、前記主プレート及び基端側プレートの前記第2ダブルヒンジによる連結側の縁への接触を回避するように曲がっている、床下格納式昇降装置。
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