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JP5437327B2 - 逆方向リンク干渉除去 - Google Patents
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JP5437327B2 - 逆方向リンク干渉除去 - Google Patents

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Description

米国特許法119条に基づく優先権の主張
本出願は、4つの一緒に譲渡された米国特許仮出願、すなわち、2005年8月22日出願の第60/710,405号の発明の名称「逆方向リンクセル間干渉を取り除く方法(A METHOD TO REMOVE REVERSE LINK INTER−CELL INTERFERENCE)」、2005年8月22日出願の第60/710,370号の発明の名称「干渉除去の方法(A METHOD OF INTERFERENCE CANCELLATION)」、2005年8月31日出願の第60/713,549号の発明の名称「逆方向リンクセル間干渉除去(REVERSE LINK INTER−CELL INTERFERENCE CANCELLATION)」、および2005年8月31日出願の第60/710,517号の発明の名称「多重信号受信ユニットを備えるシステムおよび干渉除去を備える中央プロセッサ(SYSTEM WITH MULTIPLE SIGNAL RECEIVING UNITS AND A CENTRAL PROCESSOR WITH INTERFERENCE CANCELLATION)」に対して優先権を主張し、これによって、これらは参照により全体的に本明細書に取り入れられる。
本発明は、全体的に無線通信システム、詳細には無線通信システムにおける干渉除去に関する。
通信システムは、基地局とアクセス端末との間の通信を提供できる。順方向リンクまたはダウンリンクは、基地局からアクセス端末への伝送を指す。逆方向リンクまたはアップリンクは、アクセス端末から基地局への伝送を指す。アクセス端末がアクティブであるかどうか、およびアクセス端末がソフトハンドオフするかどうかに応じて、各アクセス端末は所与の瞬間に順方向および逆方向リンク上で1つまたは複数の基地局と通信できる。
本出願の特徴、特性、および利点は、図面を用いて以下に記述される詳細な説明から一層明らかになる。同様の参照番号および記号は、同一または類似の目的物を識別しうる。
基地局およびアクセス端末を備える無線通信システムを示す図。 図1のアクセス端末において実施されうる送信機の構造および/またはプロセスの一例を示す図。 図1の基地局において実施されうる受信機のプロセスおよび/または構造の一例を示す図。 基地局の受信機のプロセスまたは構造の別の実施形態を示す図。 図1のシステムにおける3ユーザの電力配分の一般的な例を示す図。 等しい送信電力を有するユーザに対するフレーム非同期トラヒックの干渉除去の均一な時間オフセットの分布の例を示す図。 逆方向リンクのデータパケットおよび順方向リンクの自動反復要求チャネルに使用されるインタレーシング構造を示す図。 完全な16スロットのパケットを範囲に含むメモリを示す図。 復号遅延のない連続干渉除去(SIC)の例に対するトラヒック干渉除去の方法を示すフローチャート。 図9Aの方法を実行する装置を示す図。 復号サブパケットの干渉が除去されているインターレースの連続サブパケットの到達後の受信機サンプルバッファを示す図。 オーバーヘッドチャネル構造を示す図。 最初にパイロットIC(PIC)を実行し、次にオーバーヘッドIC(OIC)およびトラヒックIC(TIC)を一緒に実行する方法を示すフローチャート。 図12Aの方法を実行する装置を示す図。 図12Aの方法のバリエーションを示すフローチャート。 図13Aの方法を実行する装置を示す図。 合同のPIC、OIC、およびTICを実行する方法を示す。 図14Aの方法を実行する装置を示す図。 図14Aの方法のバリエーションを示すフローチャート。 図15Aの方法を実行する装置を示す図。 伝送システムのモデルを示す図。 組み合わされた送信および受信フィルタリングの応答例を示すグラフ。 3つのレイクフィンガのそれぞれにおける推定マルチパスチャネルに基づくチャネル推定(実部成分(A)および虚部成分(B))の例を示すグラフ。 レイクフィンガとデータチップを用いた逆拡散とに基づく改善されたチャネル推定の例を示すグラフ。 再生成されたデータチップを用いて遅延をレイクフィンガにおいて逆拡散する方法を示すフローチャート。 図20Aの方法を実行する装置を示す図。 チップx2分解能で均一間隔のサンプルを使用して複合チャネルを推定する例を示すグラフ。 再生成されたデータチップを使用して均一分解能で複合チャネルを推定する方法を示すフローチャート。 図22Aの方法を実行する装置を示す図。 固定されたオーバーヘッドサブチャネル利得を用いた閉ループ電力制御および利得制御を示す図。 図23のバリエーションを示す図。 固定されたオーバーヘッドサブチャネル利得を用いた電力制御の一例を示す図。 オーバーヘッド利得制御を備えない図24と同様の図。 DRC専用オーバーヘッド利得制御を備える図26のバリエーションを示す図。 レイク受信機内のサンプルバッファおよびフィンガプロセッサを示す図。 逆方向リンクのセル間干渉除去のために復号データを共有するように構成された複数の基地局を示す図。 複数の基地局が逆方向リンクのセル間干渉除去のために復号データを共有する方法を示すフローチャート。 逆方向リンクの干渉除去のために復号データを共有するように構成された基地局内の複数の処理ユニットを示す図。 干渉除去を実行するように構成された中央プロセッサおよび複数の信号受信ユニットを備えるシステムを示す図。 図32のシステムを使用する方法を示すフローチャート。 図32の制御プロセッサ内の受信サンプルバッファの例を示す図。
詳細な説明
本明細書に記載されている実施形態は、必ずしも他の実施形態に比べて好ましいまたは有利であるとは限らない。本開示の様々な態様が図面に提示されているが、図面は必ずしも縮尺どおりに描かれている、または全てを包含するように描かれているとは限らない。
図1は無線通信システム100を示し、このシステムは、システムコントローラ102、基地局104Aないし104B、および複数のアクセス端末106Aないし106Hを含む。システム100は、任意の数のコントローラ102、基地局104、およびアクセス端末106を有してもよい。以下に説明される本開示の様々な態様および実施形態は、システム100において実施されてもよい。
アクセス端末106は、移動可能であっても、または固定されていてもよく、図1の通信システム100全体に分散されていてもよい。アクセス端末106は、ラップトップパーソナルコンピュータのようなコンピューティングデバイスに接続されるか、またはコンピューティングデバイスにおいて実施されてもよい。その代わりに、アクセス端末は、携帯情報端末(PDA)のような自立型データデバイスであってもよい。アクセス端末106は、有線電話、無線電話、携帯電話、ラップトップコンピュータ、無線通信パーソナルコンピュータ(PC)カード、PDA、外部または内部モデムなどのような様々な種類のデバイスを指してもよい。アクセス端末は、無線チャネルを介して、あるいは、例えば光ファイバケーブルまたは同軸ケーブルを使用する有線チャネルを介して通信することにより、ユーザにデータ接続を提供する任意のデバイスであってもよい。アクセス端末は、移動局、アクセスユニット、加入者ユニット、モバイルデバイス、モバイル端末、モバイルユニット、モバイル電話、モバイル遠隔局、遠隔端末、遠隔ユニット、ユーザデバイス、ユーザ設備、ハンドヘルドデバイスなどのような様々な名称を有してもよい。
システム100は多数のセルに通信を提供し、各セルは1つまたは複数の基地局104によりサービスを提供されている。基地局104は、基地局トランシーバシステム(BTS)、アクセスポイント、アクセスネットワークの一部、モデムプールトランシーバ(MPT)、またはノードBと称されてもよい。アクセスネットワークは、パケット交換データネットワーク(例えばインターネット)とアクセス端末106との間にデータ接続を提供するネットワーク設備を指す。
順方向リンク(FL)またはダウンリンクは、基地局104からアクセス端末106への伝送を指す。逆方向リンク(RL)またはアップリンクは、アクセス端末106から基地局104への伝送を指す。
基地局104は、様々なデータレートのセットから選択されたデータレートを使用してアクセス端末106にデータを送信しうる。アクセス端末106は、基地局104により送信されたパイロット信号の信号対干渉雑音比(SINR)を測定し、基地局104がデータをアクセス端末106に送信するのに望ましいデータレートを決定することができる。アクセス端末106は、データ要求チャネルまたはデータレート制御(DRC)メッセージを基地局104に送信して、所望のデータレートを基地局104に通知しうる。
システムコントローラ102(基地局コントローラ(BSC)とも称される)は、基地局104に対して調整および制御を提供してもよく、さらに、基地局104を介してアクセス端末106への呼のルーティングを制御してもよい。システムコントローラ102は、さらに、移動交換局(MSC)を介して公衆交換電話網(PSTN)に接続されてもよく、パケットデータサービスノード(packet data serving node、PDSN)を介してパケットデータネットワークに接続されてもよい。
通信システム100は、符号分割多元接続(CDMA)、IS−95、高レートパケットデータ(High Rate Packet Data、HRPD)(高データレート(High Data Rate、HDR)とも称され、「cdma2000 High Rate Packet Data Air Interface Specification」に定められている)、TIA/EIA/IS−856、CDMA 1x EV−DO(Evolution Data Optimized)、1xEV−DV、広帯域CDMA(WCDMA)、ユニバーサル移動電話システム(Universal Mobile Telecommunications System、UMTS)、時分割同期CDMA(Time Division Synchronous CDMA、TD−SCDMA)、直交周波数分割多重化(OFDM)などのような、1つまたは複数の通信技術を利用してもよい。以下に説明される例は、理解を明確にするために詳細を提供する。本明細書に提示されている概念は、他のシステムにも適用でき、提示された例は、本出願を制限することを意図していしない。
図2は、送信機の構造および/またはプロセスの例を示し、これは図1のアクセス端末106において実施されてもよい。図2に示された機能および構成要素は、ソフトウェア、ハードウェア、またはソフトフェアとハードウェアとの組合せにより実施されてもよい。図2に示された機能に追加してまたはその代わりに、他の機能が図2に加えられてもよい。
データソース200は、符号器202にデータを提供し、符号器202は、1つまたは複数の符号化方式を使用してデータビットを符号化し、符号化されたデータチップを提供する。各符号化方式は、巡回冗長検査(CRC)、畳み込み符号化、ターボ符号化、ブロック符号化、他のタイプの符号化のような1つまたは複数の種類の符号化を含むか、あるいは符号化を全く含まなくてもよい。他の符号化方式は、自動反復要求(ARQ)、ハイブリッドARQ(H−ARQ)、および増分冗長反復(incremental redundancy repeat)技術を含んでもよい。様々な種類のデータが、様々な符号化方式を用いて符号化されてもよい。インタリーバ204は、符号化されたデータビットをインタリーブして、フェージングを抑制する。
変調器206は、符号化されインタリーブされたデータを変調して、変調されたデータを生成する。変調技術の例は、二相位相変調(BPSK)および四相位相変調(QPSK)を含む。変調器206は、さらに、変調されたデータのシーケンスを反復してもよく、またはシンボルパンクチャユニットがシンボルのビットをパンクチャしてもよい。変調器206は、さらに、変調されたデータをウォルシュ(Walsh)カバー(すなわち、ウォルシュコード)を用いて拡散して、データチップを形成してもよい。変調器206は、さらに、データチップをパイロットチップおよびMACチップを用いて時分割多重化して、チップのストリームを形成してもよい。変調器206は、さらに、擬似ランダム雑音(PN)拡散器を使用し、チップのストリームを1つまたは複数のPN符号(例えば、ショートコード、ロングコード)を用いて拡散してもよい。
ベースバンド対無線周波数(RF)変換ユニット208は、ベースバンド信号をRF信号に変換することができ、RF信号はアンテナ210を介して無線通信リンクにより1つまたは複数の基地局104に送信される。
図3は、受信機のプロセスおよび/または構造の一例を示し、これは図1の基地局104において実施されてもよい。図3に示されている機能および構成要素は、ソフトウェア、ハードウェア、またはソフトフェアとハードウェアとの組合せにより実施されてもよい。図3に示されている機能に追加してまたはその代わりに、他の機能が図3に加えられてもよい。
1つまたは複数のアンテナ300は、1つまたは複数のアクセス端末106から逆方向リンクの変調された信号を受信する。複数のアンテナは、フェージングのような有害な経路の影響に対して空間ダイバーシティを提供しうる。各受信信号は、それぞれの受信機またはRF対ベースバンド変換ユニット302に提供され、これは受信信号を調整(例えば、フィルタリング、増幅、ダウンコンバート)およびディジタル化して、その受信信号に対するデータサンプルを生成する。
復調器304は受信信号を復調し、復元されたシンボルを提供してもよい。cdma2000では、復調は、(1)逆拡散されたサンプルをチャネル化して、受信データおよびパイロットをそれらのそれぞれの符号チャネル上に分離(isolate)またはチャネル化することと、(2)復元されたパイロットを用いて、チャネル化されたデータをコヒーレントに復調して、復調されたデータを提供することとにより、データ送信を復元することを試みる。復調器304は、全てのユーザ/アクセス端末に対する受信信号のサンプルを格納する受信サンプルバッファ312(合同フロントエンドRAM(FERAM)またはサンプルRAMとも称される)と、複数の信号インスタンスを逆拡散および処理するレイク(rake)受信機314と、復調されたシンボルバッファ316(バックエンドRAM(BERAM)または復調されたシンボルRAMとも称される)とを含んでもよい。複数のユーザ/アクセス端末に対応するように、複数の復調されたシンボルバッファ316があってもよい。
デインタリーバ306は、復調器304からのデータをデインタリーブする。
復号器308は、復調されたデータを復号して、アクセス端末106により送信された復号されたデータビットを復元してもよい。復号されたデータは、データシンク310に提供されてもよい。
図4は、基地局の受信機のプロセスまたは構造の別の実施形態を示している。図4では、復号に成功したユーザのデータビットは、干渉再構成ユニット400に入力され、干渉再構成ユニット400は、符号器402、インタリーバ404、変調器406、およびフィルタ408を含む。符号器402、インタリーバ404、および変調器406は、図2の符号器202、インタリーバ204、および変調器206と類似していてもよい。フィルタ408は、FERAMの分解能で復号されたユーザサンプルを形成し、例えば、チップレートから2xチップレートに変更する。FERAMへの復号器のユーザの寄与分(contribution)は、FERAM312から後で取り除かれる、または除去される。
基地局104における干渉除去を以下で説明するが、ここでの概念は、アクセス端末106または通信システムの任意の他の構成要素に適用されてもよい。
トラヒック干渉除去
異なるユーザにより送信された信号はBTS104において直交していないので、CDMA逆方向リンクの容量はユーザ間の干渉により制限される場合がある。したがって、ユーザ間の干渉を低減する技術が、CDMA逆方向リンクのシステム性能を向上する。cdma2000 1x EV−DO Rev.Aのような進歩したCDMAシステムに対する干渉除去を効率的に実施する技術がここで説明される。
各DO Rev.Aのユーザは、トラヒック、パイロット、およびオーバーヘッド信号を送信するが、これらの全ては他のユーザに対して干渉を引き起こす可能性がある。図4が示しているように、信号は、BTS104においてフロントエンドRAM312から再構成および減算されてもよい。送信されたパイロット信号はBTS104において知られており、チャネルに関する知識に基づいて再構成されてもよい。しかし、送信されたオーバーヘッドおよびトラヒックチップを決定するために、最初に、(例えば、逆方向レートインジケータ(RRI)、データ要求チャネル、またはデータレート制御(DRC)、データソースチャネル(DSC)、肯定応答(ACK)のような)オーバーヘッド信号が復調および検出され、送信されたデータ信号が、BTS104において復調、デインタリーブ、および復号される。所定の信号に対する送信チップを決定することに基づいて、次に、再構成ユニット400は、チャネルの知識に基づいてFERAM312への寄与分を再構成してもよい。
データソース200からのデータパケットのビットは、符号器202、インタリーバ204、および/または復調器206によって反復および処理されて、複数の対応する「サブパケット」が生成され、基地局104に送信されてもよい。基地局104が高い信号対雑音比の信号を受信する場合、第1のサブパケットは、基地局104がオリジナルのデータパケットを復号および導出するのに十分な情報を含みうる。例えば、データソース200からのデータパケットは、反復および処理されて、4つのサブパケットを生成してもよい。ユーザ端末106は第1のサブパケットを基地局104に送信する。基地局104は、第1の受信サブパケットからオリジナルのデータパケットを正確に復号および導出する比較的に低い確率を有してもよい。しかし、基地局104は、第2、第3、および第4のサブパケットを受信し、各受信サブパケットから導出された情報を結合すると、オリジナルのデータパケットを復号および導出する確率は高くなる。基地局104が(例えば、巡回冗長検査(CRC)または他の誤り検出技術を利用して)オリジナルのパケットを正確に復号するとすぐに、基地局104はユーザ端末106に肯定応答信号を送信し、サブパケットの送信を停止する。その後で、ユーザ端末106は新しいパケットの第1のサブパケットを送信してもよい。
DO−REV.Aの逆方向リンクはH−ARQ(図7)を使用し、この場合、各16スロットのパケットは、4つのサブパケットに分割され、同一インターレースのサブパケット間に8スロットを有するインターレース構造で伝送される。さらに、異なるユーザ/アクセス端末106は異なるスロット境界において伝送を開始してもよく、したがって異なるユーザの4スロットのサブパケットはBTSに非同期に到達する。H−ARQおよびCDMAに対する干渉除去受信機の非同期性および効率的な設計の効果は、以下に説明される。
干渉除去から得られる効果は、信号がFERAM312から取り除かれる順序に左右される。ここでは、トラヒック対パイロット(T2P)比、実効SINR、または復号の確率に基づいてユーザを復号すること(およびCRCにパスする場合は、減算すること)に関係する技術が開示される。ここでは、他がFERAM312から取り除かれた後に、ユーザの復調および復号を再び試行する様々なアプローチが開示される。BTSのFERAM312からの干渉除去は、ハイブリッド−ARQを使用して、ユーザがパイロット信号、制御信号、およびトラヒック信号を送信するEV−DO Rev.Aのような非同期CDMAシステムを実現するように効率的に実施されてもよい。本開示は、EV−DV Rel.D、W−CDMA EUL、およびcdma2000にも適用されてもよい。
トラヒック干渉除去(TIC)は、ユーザを正確に復号した後で、FERAM312へのユーザデータの寄与分を取り除く減算干渉除去として定義されてもよい(図4)。本明細書では、cdma2000、EV−DO、EV−DV、およびWCDMAのような実際のCDMAシステムにおけるTICに関連する実際の問題のいくつかへの対処がなされる。これらの問題の多くは、実際のシステムがユーザ非同期であり、ハイブリッドARQを行うという事実により、引き起こされる。例えば、cdma2000は、意図的に、ユーザデータフレームを時間的に均一に拡散し、バックホールネットワークにおける過剰な遅延を防止している。EV−DOのRev.A、EV−DVのRel.D、およびWCDMAのEULも、複数の可能なデータ長を取り入れるハイブリッドARQを使用する。
複数のユーザの検出は、TICが属するアルゴリズムの主なカテゴリであり、対話する2人の異なるユーザの検出を可能にすることにより、性能の向上を試みる任意のアルゴリズムを指す。TICの方法は、連続干渉除去(順次干渉除去またはSICとも称される)と並列干渉除去との混合を含んでもよい。「連続干渉除去」は、ユーザを順次に復号し、前に復号されたユーザのデータを使用して、性能を向上する任意のアルゴリズムを指す。「並列干渉除去」は、概して、ユーザを同時に復号して、全ての復号されたユーザを同時に減算することを指す。
TICは、パイロット干渉除去(PIC)と異なってもよい。TICとPICとの違いの1つは、送信されたパイロット信号が受信機によって前もって完全に知られていることである。したがって、PICは、チャネル推定のみを使用して、受信信号に対してパイロットの寄与分を減算してもよい。第2の主要な違いは、送信機および受信機がH−ARQ機構を介してトラヒックチャネル上で緊密に対話することである。受信機は、ユーザの復号に成功するまで、送信されたデータシーケンスを知らない。
同様に、オーバーヘッド干渉除去(OIC)と称される技術でフロントエンドRAMからオーバーヘッドチャネルを取り除くことが望ましい。BTS104が送信されたオーバーヘッドデータを知るまで、オーバーヘッドチャネルを取り除くことはできず、これは、オーバーヘッドメッセージを復号し、その後で改善することにより決定される。
連続干渉除去は、方法のクラスを定義する。相互情報のチェーンルールは、理想的な条件下で、連続干渉除去が多元接続チャネルの容量を達成できることを示す。これに対する主な条件は、全てのユーザがフレーム同期して、各ユーザチャネルが、無視できる誤差で推定できることである。
図5は、3ユーザ(ユーザ1、ユーザ2、ユーザ3)の電力配分の一般的な例を示しており、ここでは、ユーザはフレームを同期して送信し(全てのユーザからのフレームは同時に受信される)、各ユーザは同じデータレートで送信する。各ユーザは特定の送信電力を使用するように指示される。例えば、ユーザ3は、雑音と実質的に等しい電力で送信し、ユーザ2は、ユーザ3の電力と雑音との和に実質的に等しい電力で送信し、ユーザ1は、ユーザ2とユーザ3と雑音との和に実質的に等しい電力で送信する。
受信機は、ユーザからの信号を、送信電力の大きいものから順に処理する。k=1(最大電力を有するユーザ1)から開始して、受信機はユーザ1を復号することを試みる。復号に成功しなかった場合、受信信号に対するユーザ1の寄与分がこのチャネル推定に基づいて生成され、減算される。これは、フレーム同期順次干渉除去と称されることもある。受信機は復号を、全てのユーザに対して試みられるまで続ける。各ユーザは、前に復号されたユーザの連続干渉除去の干渉除去後に、同一SINRを有する。
都合の悪いことに、このアプローチは復号誤りに極めて弱い。ユーザ1のような大きい電力のユーザが正確に復号しない場合、全ての後続のユーザの信号対干渉雑音比(SINR)は大幅に劣化する可能性がある。これは、その時点以後の全てのユーザの復号を妨げる可能性がある。このアプローチの別の欠点は、受信機において特定の相対電力を有するようにユーザに要求する点であり、これはフェージングチャネルで保証するのは困難である。
フレーム非同期性および干渉除去、例えば、cdma2000
ユーザフレームのオフセットは意図的に互いに交互に配置(stagger)されていると仮定する。このフレーム非同期動作は、全体としてシステムに対して多数の利益を有する。例えば、受信機における処理能力およびネットワーク帯域幅は、時間的により均一に利用されるという特徴を有する。対照的に、ユーザ間のフレーム同期は、全てのユーザがパケットを同時に終了するため、各フレーム境界の最後にネットワークリソースおよび処理電力のバーストを要求する。フレーム非同期を用いると、BTS104は、最大電力を有するユーザでなく、最も早い到達時間を有するユーザを最初に復号してもよい。
図6は、等しい送信電力を有するユーザに関するフレーム非同期TICにおける均一な時間オフセットの分布の一例を示している。図6は、ユーザ1のフレーム1が復号される直前の時間的瞬間のスナップショットを示している。フレーム0は全てのユーザに対して既に復号および除去されているため、干渉に対するフレーム0の寄与分はクロスハッチされて示されている(ユーザ2および3)。一般に、このアプローチは干渉を2分の1に低減する。干渉の半分は、ユーザ1のフレーム1を復号する前に、TICにより取り除かれている。
別の実施形態では、図6のユーザは、ユーザグループ、例えば、ユーザグループ1、ユーザグループ2、ユーザグループ3を指してもよい。
非同期性および干渉除去の恩恵は、ユーザが同様のデータレートを要求する場合、電力レベルおよび誤差統計に関してユーザ間で比較的に対称的であることである。一般に、等しいユーザデータレートを用いる順次干渉除去は、最後のユーザが非常に低い電力で受信され、さらに、全ての以前のユーザの成功した復号に大きく依存する。
非同期性、ハイブリッドARQ、およびインタレーシング、例えばEV−DO Rev.A
図7は、RL データパケットおよびFL ARQチャネルに使用される(例えば1xEV−DO Rev.Aにおける)インタレーシング構造を示す。各インターレース(インターレース1、インターレース2、インターレース3)は、時間的に交互に配置されたセグメントのセットを備える。この例では、各セグメントは4タイムスロット長である。各セグメント中に、ユーザ端末は基地局にサブパケットを送信してもよい。3つのインターレースがあり、各セグメントは4タイムスロット長である。既に記載したように、所与のインターレースのサブパケットの最後と同一インターレースの次のサブパケットの最初との間には、8タイムスロットがある。これは、受信機がサブパケットを復号し、送信機にACKまたは否定応答(NAK)を中継するのに十分な時間を与える。
ハイブリッドARQは、フェージングチャネルの時間と共に変化する性質を利用する。チャネル条件が第1の1、2、または3のサブパケットに対して良好である場合、データフレームはこれらのサブパケットのみを使用して復号されてもよく、受信機は送信機にACKを送信する。ACKは、残りのサブパケットを送信せずに、必要に応じて新しいパケットを開始するようを送信機に命令する。
干渉除去に対する受信機アーキテクチャ
TICでは、復号されたユーザのデータは再構成および減算され(図4)、これにより、BTS104は、復号されたユーザのデータが他のユーザに対して引き起こす干渉を取り除いてもよい。TIC受信機は、2つの循環メモリ、すなわちFERAM312およびBERAM316を装備されてもよい。
FERAM312は、受信サンプルを(例えば2xチップレートで)格納し、全てのユーザに共通である。非TIC受信機では、トラヒックまたはオーバーヘッド干渉の減算が実行されないので、(復調プロセスにおける遅延に対応するために)約1ないし2スロットのみのFERAMを使用する。H−ARQを備えるシステムに対するTIC受信機では、FERAMは、多くのスロット、例えば40スロットを範囲に含むことがあり、TICによって復号されたユーザの干渉を減算することにより更新される。別の構成では、FERAM312は全パケットより短い長さを有してもよく、例えば、この長さはパケットのサブパケットの開始からパケットの次のサブパケットの終了までの期間にわたる。
BERAM316は、復調器のレイク受信機314により生成された受信ビットの復調されたシンボルを格納する。復調されたシンボルは、ユーザ別のPNシーケンスを用いて逆拡散し、レイク(RAKE)フィンガ全体で結合することにより取得されるので、各ユーザは異なるBERAMを有してもよい。TICおよび非TIC受信機の両方は、BERAM316を使用してもよい。FERAM312が全てのサブパケットを範囲に含まないときは、TICにおいて、BERAM316を使用して、FERAM312に最早格納されていない前のサブパケットの復調シンボルを格納する。復号を試みるとき、またはFERAM312からのスロットが存在するときたびに、BERAM316は更新されてもよい。
FERAM長を選択する方法
BERAM316およびFERAM312のサイズは、要求される処理能力、メモリからプロセッサへの転送帯域幅、並びにシステムの遅延および性能間における様々なトレードオフによって選択されてもよい。一般に、より短いFERAM312を使用することにより、最も古いサブパケットが更新されないため、TICの恩恵は制限される。他方で、より短いFERAM312は、低減された数の復調、減算、およびより狭い転送帯域幅をもたらす。
Rev.Aのインタレーシングでは、16スロットのパケット(4サブパケットを含み、各サブパケットは4スロットで送信される)は、40スロットにわたる。したがって、40スロットのFERAMを使用すると、影響を受けた全スロットからユーザを確実に取り除くことができる。
図8は、EV−DO Rev.Aのための全16スロットのパケットを範囲に含む40スロットのFERAM312を示している。新しいサブパケットが受信されるたびに、FERAM312に格納された全ての利用可能なサブパケットを使用して、そのパケットに対して復号が試みられる。復号に成功すると、次に、全ての構成要素サブパケット(1、2、3、または4)の寄与分を再構成および減算することにより、そのパケットの寄与分がFERAM312から除去される。DO−Rev.Aにおいては、4、16、28、または40スロットのFERAM長は、それぞれ1、2、3、または4サブパケットを範囲に含む。受信機において実施されるFERAMの長さは、複雑性の考慮、様々なユーザの到達時間に対応する必要性、および前のフレームオフセットでユーザの復調および復号を再実行する能力に応じてもよい。
図9Aは、遅延復号を備えない順次干渉除去(SIC)の例に対するTICの一般的な方法を示している。他の改良点は以下に説明される。プロセスは開始ブロック900から開始し、遅延選択ブロック902に進む。SICでは、遅延選択ブロック902は省略されてもよい。ブロック903では、BTS104は現在のスロットにおいてサブパケットを終了するユーザの中から1ユーザ(または、ユーザの1グループ)を選択する。
ブロック904では、復調器304は、ユーザの拡散およびスクランブリングシーケンス並びにその配列サイズ(constellation size)に従って、FERAM312に格納されている一部または全ての時間セグメントに対する選択されたユーザのサブパケットのサンプルを復調する。ブロック906では、復号器308は、BERAM316に格納されている以前に復調されたシンボルおよび復調されたFERAMサンプルを使用して、ユーザパケットを復号することを試みる。
ブロック910では、復号器308または別のユニットは、ユーザパケットの復号に成功したかどうか、すなわち、例えば巡回冗長検査(CRC)を使用して誤り検査にパスしたかどうかを決定しうる。
ユーザパケットが復号に失敗した場合、ブロック918においてNAKがアクセス端末106に送り返される。ユーザパケットが正確に復号された場合、ブロック908においてACKがアクセス端末106に送信され、ブロック912ないし914において干渉除去(IC)が実行される。ブロック912は、復号信号、チャネルインパルス応答、および送信/受信フィルタにしたがって、ユーザ信号を再生成する。ブロック914は、FERAM312からユーザの寄与分を減算し、これにより、まだ復号されていないユーザに対するその干渉を低減する。
復号が失敗および成功のどちらであっても、ブロック916において、受信機は、復号される次のユーザに移る。復号の試みが全てのユーザに対して実行されると、新しいスロットがFERAM312に挿入され、全プロセスが次のスロットに対して反復される。サンプルは、FERAM312にリアルタイムで書き込まれてもよい、すなわち、2xチップレートサンプルは、全ての1/2チップに書き込まれてもよい。
図9Bは、図9Aの方法を実行する手段930ないし946を備える装置を示している。図9Bの手段930ないし946は、ハードウェア、ソフトウェア、またはハードウェアとソフトウェアの組合せで実施されてもよい。
復号順序を選択する方法
ブロック903は、TICが、各ユーザに対して順次に、またはユーザグループに対して並列に適用されてもよいことを示す。グループが大きくなるに伴い、実施の複雑性は軽減しうるが、以下に説明されるとおり、TICが反復されない限り、TICの恩恵は低減しうる。
ユーザがグループ化および/または順序付けされる基準は、チャネル変化の速度、トラヒックのタイプ、および有効処理能力により変化してもよい。適切な復号順序は、取り除くのに最も有益であって、最も復号される可能性が高いユーザを最初に復号することを含んでもよい。TICから最大の利益を得る基準は、以下のものを含んでもよい。
A.ペイロードサイズおよびT2P:BTS104はペイロードサイズによりユーザをグループ化または順序付けし、最大の送信電力を有するユーザ、すなわち最高のT2Pを有するユーザから始まり、最低のT2Pを有するユーザへの順序で復号してもよい。FERAM312から高いT2Pのユーザを復号して取り除くことは、それらのユーザが他のユーザに最も大きい干渉を引き起こすという理由から、最も大きい恩恵を有する。
B.SINR:より高いSINRを有するユーザは、復号される確率がより高いので、BTS104は、より低いSINRを有するユーザより前に、より高いSINRを有するユーザを復号する。さらに、同様のSINRを有するユーザは一緒にグループ化されてもよい。フェージングチャネルの場合には、SINRはパケット全体にわたって時間と共に変化し、そのため、適切な順序付けを決定するために、同等のSINRが計算されてもよい。
C.時間:BTS104は、「より新しい」パケットの前に、「より古い」パケット(すなわち、より多くのサブパケットがBTS104で受信されているもの)を復号してもよい。この選択は、所与のT2P比およびARQ終了の目標のために、パケットは各増分サブパケットを用いて復号する可能性が高いという仮定を反映する。
復号を再試行する方法
ユーザが正確に復号されるたびに、その干渉寄与分はFERAM312から減算され、その結果、いくつかのスロットを共有する全てのユーザを正確に復号する可能性が増す。ユーザが認識する干渉が大幅に低下していることがあるため、以前に失敗したユーザを復号する試みが反復されることは有利である。遅延選択ブロック902は、復号およびICのための参照として(現在または過去に)使用されたスロットを選択する。ユーザ選択ブロック903は、選択された遅延スロットにおいてサブパケットを終了するユーザを選択する。遅延の選択は以下のオプションに基づいていてもよい。
A.全てのユーザに復号を試みると、現在の復号は、次の(将来の)スロットに移る選択を指示し、次のスロットがFERAM312内で利用可能である。この場合には、各ユーザは、処理スロットごとに一度復号することが試みられ、これは連続干渉除去に対応する。
B.反復復号は、処理スロットごとに2回以上、ユーザを復号することを試みる。2回目以降の復号反復は、以前の反復において復号されたユーザの除去された干渉から恩恵を受ける。複数のユーザがICを介在せずに並列に復号されるとき、反復復号は利益をもたらす。現在のスロットにおける純粋な反復復号では、遅延選択ブロック902は単に同一スロット(すなわち遅延)を複数回選択するだけである。
C.逆方向復号:受信機はサブパケットを復調し、パケットに対応するFERAM内の全ての利用可能なサブパケットを復調することに基づいて、そのパケットを復号することを試みる。現在のタイムスロットにおいて終了するサブパケット(すなわち、現在のフレームオフセット上のユーザ)を有するパケットを復号することを試みた後に、受信機は、以前のスロットにおいて復号に失敗したパケット(すなわち以前のフレームオフセット上のユーザ)を復号することを試みてもよい。非同期ユーザは部分的にオーバーラップするので、現在のスロット内で終了するサブパケットの取り除かれた干渉は、過去のサブパケットを復号する可能性を高める。プロセスは、より多くのスロットを戻ることにより反復されてもよい。順方向リンクのACK/NAK送信における最大遅延は、逆方向復号を制限する可能性がある。
D.前方向復号:現在のスロットで終了するサブパケットを有する全てのパケットを復号することを試みた後で、受信機は、全サブパケットがFERAMに書き込まれる前に、最新ユーザを復号することも試みてもよい。例えば、受信機は、最新サブパケットの4スロットの中の3つを受信した後で、ユーザを復号することを試みることができる。
BERAMを更新する方法
非TICのBTS受信機では、パケットは、BERAM内に格納されている復調されたシンボルのみに基づいて復号され、FERAMは、最新の時間セグメントからユーザを復調するためだけに使用される。TICでは、FERAM312へアクセスは、受信機が新しいユーザを復調することを試みるたびになされる。しかし、TICでは、ユーザが正確に復号された後に、ユーザの寄与分を再構成および減算することに基づいて、FERAM312は更新される。複雑性を考慮すると、パケットの長さ(例えば、EV−DO Rev.Aでは16スロットのパケットを範囲に含む40スロットが要求される)より短いFERAMバッファ長を選択するのが望ましい場合がある。新しいスロットは、FERAM312に書き込まれると、循環バッファ内の最も古いサンプルに上書きする。したがって、新しいスロットが受信されると、最も古いスロットは上書きされ、復号器308はこれらの古いスロットに対してBERAM316を使用する。所与のサブパケットがFERAM312内に置かれている場合であっても、インタリービングおよび復号プロセスにおける中間ステップとして、そのサブパケットに対する(FERAM312から決定される)復調器の最も新しい復調されたシンボルを格納するのに、BERAM316を使用してもよいことに留意されたい。BERAM316の更新のために2つの主なオプションがある。
A.ユーザベースの更新:ユーザに対するBERAM316は、このユーザに対して試みられる復号と一緒にのみ更新される。この場合に、所与のユーザが適切な時間に復号されない場合、より古いFERAMスロットの更新は、このユーザに対するBERAM316に恩恵をもたらさない可能性がある(すなわち、このユーザが復号されることを試みられる前に、更新されたFERAMスロットはFERAM312から取り出されている可能性がある)。
B.スロットベースの更新:TICの恩恵を完全に活用するために、全ての影響を受けたユーザに対するBERAM316は、スロットがFERAM312を終了するたびに更新されてもよい。この場合に、BERAM316の内容は、FERAM312上で実行された干渉減算の全てを含む。
ACKのデッドラインの見落としにより到達したサブパケットから干渉を除去する方法
一般に、TICによって使用される特別な処理は、復号プロセスにおける遅延を引き起こし、この遅延は、反復または後方向方式のいずれかが使用される場合にとくに関連する。この遅延は、同一パケットに関連するサブパケットの送信を停止するために、ACKを送信機に送ることができる最大遅延を超過することがある。この場合、受信機は、復号されたデータを使用して、過去のサブパケットだけでなく、ACKの見落としによる近い将来に受信されるサブパケットも減算することによって、復号の成功をさらに利用できる。
TICでは、復号されたユーザのデータは再構成および減算され、これにより、基地局104は、それが他のユーザのサブパケットに引き起こす干渉を取り除くことができる。H−ARQでは、新しいサブパケットが受信されるたびに、オリジナルのパケットに対して復号が試みられる。復号に成功すると、TICを備えるH−ARQでは、そのパケットの寄与分は、構成要素サブパケットを再構成および減算することにより、受信サンプルから除去されてもよい。複雑性を考慮することにより、サンプルのより長い履歴を格納することによって1、2、3、または4個のサブパケットから干渉を除去することが可能である。一般に、ICは、各ユーザまたはユーザのグループのいずれかに順次に適用されてもよい。
図10は、3つの時間インスタンス、すなわちスロット時間n、n+12スロット、およびn+24スロットにおける受信機サンプルバッファ312を示している。説明の目的で、図10は、H−ARQを用いる干渉除去動作を明らかにするために、同一フレームオフセット上にある3ユーザからのサブパケットを用いた単一インターレースを示している。図10の受信機サンプルバッファ312は、4つのサブパケット全てを範囲に含む(これは、EV−DO Rev.Aにおいて、各4スロットのサブパケット間に8スロットがあるため、40スロットのバッファにより達成される)。復号されていないサブパケットは影を付けて示されている。復号されたサブパケットは、40スロットのバッファ内で影を付けられずに示されており、除去されている。各時間インスタンスは、インターレースにおける別のサブパケットの到達に対応している。スロット時間nにおいて、ユーザ1の4つの格納されたサブパケットは正確に復号されているが、ユーザ2および3からの最新のサブパケットは、復号に失敗している。
時間インスタンスn+12スロットにおいて、インターレースの連続サブパケットは、ユーザ1の復号された(影を付けられていない)サブパケット2、3、および4の干渉を除去して到達する。時間インスタンスn+12スロットの間、ユーザ2および3からのパケットは復号に成功する。
図10は、同一フレームオフセット上にあるユーザのグループにICを適用するが、そのグループ内では連続干渉除去を実行しない。従来のグループICでは、同一グループ内のユーザは、相互干渉除去を確認しない。したがって、グループ内のユーザ数が増加すると、実施の複雑性は軽減するが、同じ復号の試みに対して同一グループのユーザ間で除去し損なうことに起因する損失が生じる。しかし、H−ARQでは、各新しいサブパケットが到達した後で、受信機は、グループ内の全てのユーザを復号することを試み、同一グループ内のユーザは相互干渉除去を達成できる。例えば、ユーザ1のパケットが時間nで復号されると、ユーザ2および3のパケットが時間n+12において復号されるのを助け、さらにユーザ1が時間n+24で復号されるのを助ける。以前に復号されたパケットの全てのサブパケットは、それらの次のサブパケットが到達するときに、他のユーザに対して復号を再試行する前に除去されうる。重要な点は、特定のユーザが常に同一グループに存在しても、それらユーザのサブパケットが、他のグループのメンバが復号されるとIC利得を見込むことである。
パイロット、オーバーヘッド、およびトラヒックチャネルの合同干渉除去
このセクションで扱われる問題は、基地局の受信機において複数のユーザの干渉を効果的に推定および除去することにより、CDMA RLのシステム容量を向上することに関する。一般に、RLのユーザ信号は、パイロット、オーバーヘッド、およびトラヒックチャネルから成る。このセクションは、全てのユーザに対する合同のパイロット、オーバーヘッド、およびトラヒックのIC方式を説明する。
2つの態様が説明される。最初にオーバーヘッドIC(OIC)を紹介する。逆方向リンクでは、各ユーザからのオーバーヘッドは、全ての他のユーザの信号に対する干渉として作用する。各ユーザにおいて、全ての他のユーザによるオーバーヘッドに起因する総干渉は、このユーザが受ける全干渉の大きい割合を占めることもある。この総オーバーヘッド干渉を取り除くことにより、(例えばcdma2000 1xEV−DO Rev.Aシステムに対する)システム性能をさらに向上し、PICおよびTICにより達成される性能および容量以上に、逆方向リンクの容量を増大することができる。
第2に、PIC、OIC、およびTICの間の重要な相互作用が、システム性能とハードウェア(HW)設計とのトレードオフによって示される。どのように全3つの除去手順を最良に組み合わせるかに関して、いくつかの方式が説明される。いくつかはより大きい性能の利得を有し、いくつかはより大きい複雑性の利点を有しうる。例えば、説明される方式の1つは、任意のオーバーヘッドおよびトラヒックチャネルを復号する前に、全てのパイロット信号を取り除き、次に、ユーザのオーバーヘッドおよびトラヒックチャネルを順次復号し、除去する。
このセクションは、cdma2000 1x EV−DO Rev.Aシステムに基いているが、一般に、W−CDMA、cdma2000 1x、およびcdma2000 1x EV−DVのような他のCDMAシステムに適用される。
オーバーヘッドチャネル除去の方法
図11は、EV−DO Rev.AのようなRLオーバーヘッドチャネル構造を示している。2つのタイプのオーバーヘッドチャネルが存在する。一方のタイプは、RLの復調/復号を支援し、RRI(逆方向レートインジケータ)チャネルおよび補助パイロットチャネル(ペイロードサイズが3072ビット以上である場合に使用される)を含む。他方のタイプは、順方向リンク(FL)の機能を助け、DRC(データレート制御)チャネル、DSC(データソース制御)、およびACK(肯定応答)チャネルを含む。図11に示されるとおり、ACKチャネルおよびDSCチャネルは、スロットベースで時間多重化される。ACKチャネルは、FL上で同一ユーザに送信されるパケットで応答するときのみ送信される。
オーバーヘッドチャネルの中で、補助パイロットチャネルのデータは受信機において事前に知られている。したがって、1次パイロットチャネルと同様に、復調および復号はこのチャネルに対して必要なく、補助パイロットチャネルは、このチャネルに関する知識に基づいて再構成されてもよい。再構成された補助パイロットは、2xチップレート分解能であり、(1セグメントについて)以下の式で表わすことができる。
Figure 0005437327
ここで、nはチップx1サンプルレートに対応し、fはフィンガ数であり、cはPNシーケンスであり、wf,auxは補助パイロットチャネルに割り当てられたウォルシュコードであり、Gauxは1次パイロットに対するこのチャネルの相対利得であり、hは1セグメントにおいて定数であると仮定される推定チャネル係数(またはチャネル応答)であり、φはチップx8分解能の送信パルスおよび受信機ローパスフィルタのフィルタ関数または畳み込みであり(φは[−MT,MT]において無視できないと仮定される)、γはα=γ mod4および
Figure 0005437327
を用いたこのフィンガのチップx8時間オフセットである。
DRC、DSC、およびRRIチャネルを含むオーバーヘッドチャネルの第2グループは、双直交コードまたはシンプレックスコードのいずれかにより符号化される。受信機側では、各チャネルに対して、復調された出力が最初に閾値と比較される。出力が閾値未満である場合、消去が宣言され、この信号に対して再構成は試みられない。そうでない場合、それらは、図4の復号器308の内部にある、シンボルベースの最尤(ML)検出器により復号される。復号された出力ビットは、図4に示されているように、対応するチャネルの再構成のために使用される。これらのチャネルに対する再構成された信号は以下の式で与えられる。
Figure 0005437327
式1と比較すると、オーバーヘッドチャネルデータである1つの新しい項dが存在し、wf,0はウォルシュカバーであり、Gauxは1次パイロットに対するオーバーヘッドチャネル利得を表す。
残りのオーバーヘッドチャネルは1ビットのACKチャネルである。これはBPSK変調され、符号化されず、2分の1スロットにおいて反復されてもよい。受信機は信号を復調し、ACKチャネルデータに対して硬判定を実行してもよい。再構成信号モデルは式2と同一であってもよい。
ACKチャネル信号を再構成する別のアプローチは、正規化の後に、復調され蓄積されたACK信号が、
y=x+z
であると仮定する。ここで、xは送信信号であり、zはσの分散を有する調整された雑音の項である。次にyの対数尤度比(LLR)は以下の式で与えられる。
Figure 0005437327
このとき、再構成のために、送信ビットの軟推定は以下の式になる。
Figure 0005437327
ここで、双曲線正接(tanh)関数が集計される。再構成されたACK信号は、d
Figure 0005437327
と置き換えた以外は、式2に類似している。一般に、受信機は確実にはデータを知らないため、軟推定および除去のアプローチは、より優れた除去性能を提供しなければならず、この方法は信頼性レベルを高める。このアプローチは一般に上述のオーバーヘッドチャネルに拡張されてもよい。しかし、各ビットに対するLLRを取得する最大経験的確率(MAP)検出器の複雑性は、1つのコードシンボル内の情報ビットの数により指数関数的に増加する。
オーバーヘッドチャネル再構成を実施する1つの効果的なやり方は、1つのフィンガが、各復号されたオーバーヘッド信号をその相対利得により調整し、ウォルシュコードによりそれをカバーし、それらを一緒に合計し、次に1つのPNシーケンスにより拡散し、チャネルの調整されたフィルタにhφを全て一度に通してフィルタリングしうることである。この方法は、減算のために、計算の複雑性およびメモリの帯域幅の両方を節約できる。
Figure 0005437327
合同のPIC、OIC、およびTIC
合同のPIC、OIC、およびTICを実行して、高性能を達成し、システム容量を増大できる。PIC、OIC、およびTICの様々な復号および除去の順序により、ハードウェア設計の複雑性に対する様々な効果および様々なシステム性能が得られる。
最初にPIC、次にOICおよびTICを一緒に実行(第1の方式)
図12Aは、最初にPICを実行し、次にOICおよびTICを一緒に実行する方法を示している。開始ブロック1200の後で、ブロック1202において、受信機は全てのユーザに対してチャネル推定を導出し、電力制御を実行する。全てのユーザのパイロットデータはBTSにおいて知られているため、そのチャネルがPICブロック1204で推定されるとき、それらは減算されうる。したがって、全てのユーザのトラヒックチャネルおよび一定のオーバーヘッドチャネルは、より少ない干渉を観測し、前段のパイロット除去から恩恵を得ることができる。
ブロック1206は、復号されていないユーザのグループG(例えば、パケットまたはサブパケットが現在のスロット境界で終了するもの)を選択する。ブロック1208ないし1210は、オーバーヘッド/トラヒックチャネルの復調および復号を実行する。ブロック1212において、復号に成功したチャネルデータのみが、全てのユーザにより共有されているフロントエンドRAM(FERAM)312から再構成および減算される。ブロック1214は、復号されるユーザがさらに存在するかどうかを確認する。ブロック1216は、このプロセスを終了する。
復号/再構成/除去は、グループ内の1ユーザからそのグループの次のユーザに順次に実行されてもよく、これは順次干渉除去と称されてもよい。このアプローチでは、同一グループの後の復号順序におけるユーザは、先の復号順序におけるユーザの除去から恩恵を得る。単純化されたアプローチでは、最初に同一グループ内の全てのユーザを復号し、次にこれらの干渉の寄与分全てを一度に減算する。(以下に説明される)第2のアプローチまたは方式は、より狭いメモリ帯域幅およびより効率的なパイプラインアーキテクチャの両方を可能にする。両方の場合において、同一スロット境界で終了しないが、このパケットのグループとオーバーラップするユーザのパケットは、この除去から恩恵を得る。この除去は非同期CDMAシステムにおける除去利得の大部分に相当する。
図12Bは、図12Aの方法を実行する手段1230ないし1244を備える装置を示している。図12Bの手段1230ないし1244は、ハードウェア、ソフトウェア、またはハードウェアとソフトウェアの組合せで実施されてもよい。
図13Aは、図12Aの方法のバリエーションを示している。ブロック1204ないし1210では、ブロック1202における最初のチャネル推定に基づいて信号を取り除く。ブロック1300は、データに基づくチャネル推定または改善されたチャネル推定を導き出す。データに基づくチャネル推定は、以下に説明されるとおり、より良いチャネル推定を提供しうる。ブロック1302は、残りのPICを実行する、すなわち、ブロック1300におけるチャネル推定の改善に基づいて、信号の修正された推定を取り除く。
例えば、ブロック1204ないし1210は、受信サンプルから最初の信号推定(例えばパイロット信号)P1[n]を取り除くと考えられる。次に、この方法は、ブロック1300で導出されたより良いチャネル推定に基づいて、修正された信号推定P2[n]を生成する。この方法は、次に、RAM312内のサンプルの場所から増分のP2[n]−P1[n]の差を取り除きうる。
図13Bは、図13Aの方法を実行する手段1230ないし1244、1310、1312を備える装置を示している。図13Bの手段1230ないし1244、1310、1312は、ハードウェア、ソフトウェア、またはハードウェアとソフトウェアの組合せで実施されてもよい。
最初にPIC、次にOIC、次にTIC(第2の方式)
この第2の方式は、同一グループのユーザのオーバーヘッドチャネルを復調および復号した後で、トラヒックチャネルを復調および復号することを除いて、上述の図12Aと同様である。この方式は、厳密なACKのデッドラインが課されていないため、非インターレースシステムに適している。インターレースシステム、例えば、DO Rev.Aでは、ACK/NAK信号はトラヒックチャネルのサブパケットに応答するため、トラヒックチャネルのサブパケットに対する許容復号遅延は、一般に連結スロット(1スロット=1.67ms)内に制限される。したがって、ある特定のオーバーヘッドチャネルがこの時間スケールよりも長くなると、この方式は実現不可能になる可能性がある。とくに、DO Rev.Aでは、補助パイロットチャネルおよびACKチャネルは短い期間のフォーマットであり、TICの前に減算されうる。
合同のパイロット/オーバーヘッド/トラヒックチャネルの除去(第3の方式)
図14Aは、合同のPIC、OIC、およびTICを実行する方法を示している。開始ブロック1400の後、ブロック1402において、受信機は全てのユーザに対するチャネル推定を導出し、電力制御を実行する。ブロック1404では、復号されていないユーザのグループGを選択する。ブロック1406では、パイロットからチャネルを再推定する。ブロック1408ないし1410は、オーバーヘッド/トラヒックチャネルの復調および復号を実行することを試みる。ブロック1412では、全てのユーザに対してPICを実行し、復号に成功したチャネルデータを有するユーザに対してのみ、OICおよびTICを実行する。
上述の第1の方式(図12A)と異なり、全てのユーザに対するチャネル推定(ブロック1402)の後に、パイロットは直ちにFERAM312から減算されず、このチャネル推定は、非IC方式のように電力制御に使用される。次に、同一パケット/サブパケット境界で終了したユーザのグループに対して、この方法は所与の順序で順次復号(ブロック1408および1410)を実行する。
復号を試みたユーザに対して、この方法は、最初にパイロットからチャネルを再推定する(ブロック1402)。復号されるべきトラヒックパケットとオーバーラップする以前に復号されたパケットの干渉除去により、パイロットは、電力制御のために復調された時点(ブロック1402)と比較して、より少ない干渉が確認される。したがって、チャネル推定品質は改善され、これはトラヒックチャネルの復号および除去の性能の両方に役立つ。この新しいチャネル推定は、トラヒックチャネルの復号(ブロック1410)並びに特定のオーバーヘッドチャネル(例えば、EV−DOのRRIチャネル)の復号(ブロック1408)に使用される。復号プロセスが、ブロック1412において1ユーザに対して終了すると、この方法は、パイロットチャネルおよび任意の復号オーバーヘッド/トラヒックチャネルを含むこのユーザの干渉の寄与分をFERAM312から減算する。
ブロック1414は、復号するユーザがさらに存在するかどうかを検査する。ブロック1416は、プロセスを終了する。
図14Bは、図14Aの方法を実行する手段1420ないし1436を備える装置を示している。図14Bの手段1420ないし1436は、ハードウェア、ソフトウェアまたはハードウェアとソフトウェアの組合せで実施されてもよい。
図15Aは、図14Aの方法のバリエーションを示している。ブロック1500は、データに基づくチャネル推定を導出する。ブロック1502は、図13Aと同様にオプションで残りのPICを実行する。
図15Bは、図15Aの方法を実行する手段1420ないし1436、1510、1512を備える装置を示している。図15Bの手段1420ないし1436、1510、1512は、ハードウェア、ソフトウェア、またはハードウェアとソフトウェアの組合せで実施されてもよい。
第1および第3の方式間のトレードオフ
第1の方式は、パイロット信号がBTSで知られており、それらを先に除去することが意味をなすために、第3の方式と比較して優れた性能を有するはずであると思われるかもしれない。両方の方式が同じ除去品質を有すると仮定される場合、第1の方式は全てのデータレートにわたって第3の方式より性能が優れているかもしれない。しかし、第1の方式では、パイロットチャネル推定はトラヒックデータ復調に比べて大きい干渉を確認するため、(パイロットおよびオーバーヘッド/トラヒックの両方に対する)再構成に使用される推定チャネル係数は、雑音が多いかもしれない。しかし、第3の方式では、パイロットチャネル推定は、トラヒックデータの復調/復号の直前に再実行されるため、この改善されたチャネル推定によって確認される干渉レベルは、トラヒックデータの復調と同じである。したがって、平均して、第3の方式の除去品質は第1の方式より優れているといえるかもしれない。
ハードウェア設計の観点から、第3の方式は僅かに優れているかもしれない。すなわち、この方法はパイロットと復号オーバーヘッドおよびトラヒックチャネルデータとを合計し、これらを一緒に除去してもよく、したがってこの方法はメモリ帯域幅を節約する。他方では、パイロットの再推定は、(メモリからサンプルを読み出すという点で)オーバーヘッドチャネルの復調またはトラヒックチャネルの復調のいずれかと一緒に実行されてもよく、したがって、メモリ帯域幅の必要を増加しない。
第1の方式が第3の方式の80%または90%の除去品質を有すると仮定される場合、ユーザごとのデータレートとユーザ数における利得との間にトレードオフが存在する。一般に、全てのユーザが低いデータレート領域にある場合は、第1の方式が好都合であり、全てが高いデータレートのユーザである場合は、反対である。この方法はまた、データの1つのパケットが復号されると、トラヒックチャネルからチャネルを再推定しうる。トラヒックチャネルがパイロットチャネルと比較して(相当に)高いSNRで動作するため、除去品質は向上する。
オーバーヘッドチャネルは、復調に成功すると、取り除かれ(除去され)てもよく、トラヒックチャネルは、復調および復号に成功すると、取り除かれてもよい。基地局は、特定の時点で全てのアクセス端末のオーバーヘッドおよびトラヒックチャネルを復調/復号に成功することが可能である。これ(PIC、OIC、TIC)が実行されると、FERAMは残留の干渉および雑音のみを含む。パイロット、オーバーヘッド、およびトラヒックチャネルデータは様々な順序で除去され、アクセス端末のサブセットに対して除去されてもよい。
1つのアプローチでは、RAM312から一度に1ユーザに対する干渉除去(PIC、TIC、およびOICの任意の組合せ)を実行する。別のアプローチでは、(a)ユーザのグループに対する(PIC、TICおよびOICの任意の組合せの)再構成信号を蓄積し、(b)次にそのグループに対する干渉除去を一度に実行する。これらの2つのアプローチは、本明細書に開示されているいずれの方法、方式、およびプロセスにも適用されてもよい。
干渉除去に対するチャネル推定の改善
受信サンプルを正確に再構成する能力は、送信されたデータの様々な構成要素を再構成して取り除くことにより干渉除去を実施するCDMA受信機のシステム性能に大きな影響を与える。レイク受信機では、パイロットシーケンスに対してPN逆拡散し、その後適切な期間にわたってパイロットフィルタリング(すなわち蓄積)することにより、マルチパスチャネルを推定する。パイロットフィルタリングの長さは一般に、より多くのサンプルを蓄積することにより推定SNRを高めるが、推定SNRがチャネルの時間変動により劣化するほどには長く蓄積しない妥協点として選択される。次に、パイロットフィルタの出力からのチャネル推定を使用して、データ復調を実行する。
図4を用いて上述されたとおり、CDMA受信機において干渉除去を実施する1つの実際的な方法では、様々な送信チップx1ストリームの寄与分を(例えばチップx2の)FERAMサンプルに再構成する。これは、送信機チップと受信機サンプルと間の全体的なチャネルの推定と送信チップストリームとを決定することを含む。レイクフィンガからのチャネル推定はマルチパスチャネル自体を表しているため、全体的なチャネル推定は、送信機および受信機フィルタリングの存在も考慮に入れるべきである。
このセクションは、CDMA受信機の干渉除去に対してこの全体的なチャネル推定を改善するいくつかの技術を開示している。これらの技術は、cdma2000、1xEV−DO、1xEV−DV、WCDMAに適用可能である。
復号するパケットのTICを正確に実行するために、図4の受信機は、復号器の出力から情報ビットを取得し、再符号化、再インタリーブ、再復調、データチャネル利得の再適用および、再拡散により、送信チップストリームを再構成しうる。パイロットチャネル推定を用いてTICに対する受信サンプルを推定するために、送信チップストリームは、パイロットPNシーケンスを用いて逆拡散することからのレイク受信機チャネル推定と、送信機および受信機フィルタのモデルを用いて畳み込まれる。
パイロットチャネル推定を使用する代わりに、再構成されたデータチップ自体を用いて逆拡散することにより、(各レイクフィンガ遅延における)改善されたチャネル推定が取得されうる。この改善されたチャネル推定は、パケットがすでに正確に復号されているため、パケットのデータ復調には使用されないが、むしろフロントエンドサンプルに対するこのパケットの寄与分を再構成するためにのみ使用される。この技術を用いて、レイクフィンガの遅延のそれぞれに対して(例えばチップx8分解能)、この方法は、再構成データチップストリームを用いて(例えばチップx8に補間された)受信サンプルを「逆拡散」し、適切な期間にわたり蓄積する。これは、トラヒックチャネルがパイロットチャネルより高電力で伝送されるため、改善されたチャネル推定をもたらす(このトラヒック対パイロットT2Pの比はデータレートの関数である)。データチップを使用して、TICのためにチャネルを推定すると、高精度で除去するのに最も重要なより高電力のユーザに対して、より正確なチャネル推定を得ることができる。
レイクフィンガ遅延のそれぞれにおけるマルチパスチャネルを推定する代わりに、このセクションはまた、送信機フィルタ、マルチパスチャネル、および受信機フィルタの組合せの効果を明確に推定するチャネル推定手順を説明する。この推定は、オーバーサンプリングされたフロントエンドサンプル(例えばチップx2 FERAM)と同一分解能であってよい。再構成された送信データチップを用いてフロントエンドサンプルを逆拡散し、チャネル推定精度においてT2Pの利得を得ることにより、チャネル推定が得られてもよい。均一に間隔を空けたチャネル推定のタイムスパンは、レイクフィンガ遅延に関する情報と、送信機および受信機フィルタの組合せ応答の事前推定とに基づいて選択されてもよい。さらに、レイクフィンガに関する情報は、均一に間隔を空けたチャネル推定の精度を高めるために使用されてもよい。
図16は、送信フィルタp(t)、(以下に説明されるマルチパスチャネルg(t)に対する)全体/複合チャネルh(t)、および受信機フィルタq(t)を備える伝送システムのモデルを示している。無線通信チャネルのディジタルベースバンドの表示はL個のディスクリートなマルチパス成分によりモデル化される。
Figure 0005437327
ここで、複合経路振幅は、対応する遅延τを備えるαである。送信機および受信機フィルタの結合効果は、φ(t)として定義されうる。
Figure 0005437327
ここで、
Figure 0005437327
は畳み込みを指す。結合φ(t)は多くの場合、二乗余弦応答と同様であるように選択される。例えば、cdma2000およびその派生では、応答は図17に示された例のφ(t)に類似する。全体のチャネル推定は以下の式により与えられる。
Figure 0005437327
図18(A)および図18(B)は、3つのレイクフィンガのそれぞれにおける推定マルチパスチャネルに基づくチャネル推定(実部および虚部の成分)の例を示している。この例では、実際のチャネルは実線で示され、αは星印により示されている。再構成(点線)は上述の式3のαを使用することに基づいている。図18(A)および18(B)のレイクフィンガチャネル推定は、パイロットチップを用いる逆拡散に基づいている(ここで、全体のパイロットSNRは−24dBである)。
パイロットチップの代わりに再生成データチップを用いるレイクフィンガ遅延における逆拡散
チャネル推定の品質は、受信信号に対するユーザの寄与分を再構成する忠実度に直接影響を与える。干渉除去を実施するCDMAシステムの性能を改善するために、ユーザの再構成されたデータチップを使用して、改善されたチャネル推定を決定することができる。これは干渉減算の精度を改善する。CDMAシステムに対する1つの技術は従来の「ユーザの送信パイロットチップに対する逆拡散」とは対照的に、「ユーザの送信データチップに対する逆拡散」として説明されうる。
図18(A)ないし18(B)のレイクフィンガチャネルの推定はパイロットチップを用いた逆拡散に基づいていることを想起されたい(ここで、全体のパイロットSNRは−24dBである)。図19(A)ないし19(B)は、レイクフィンガとデータチップを用いた逆拡散とに基づく改善されたチャネル推定の例を示しており、データチップはパイロットチップより10dB大きい電力で伝送される。
図20Aは、再生成データチップを用いてレイクフィンガ遅延において逆拡散する方法を示している。ブロック2000では、レイク受信機314(図4)は、パイロットPNチップを用いてフロントエンドサンプルを逆拡散して、レイクフィンガ値を得る。ブロック2002では、復調器304はデータ復調を実行する。ブロック2004では、復号器308はデータ復号を実行し、CRCを検査する。ブロック2006では、CRCにパスすると、ユニット400は再符号化、再インタリーブ、再変調、および再拡散することにより、送信データチップを決定する。ブロック2008では、ユニット400は送信データチップを用いてフロントエンドサンプルを逆拡散し、各フィンガ遅延における改善されたチャネル推定を得る。ブロック2010では、ユニット400は改善されたチャネル推定を用いて、フロントエンドサンプルに対するユーザのトラヒックおよびオーバーヘッドの寄与分を再構成する。
図20Bは、図20Aの方法を実行する手段2020ないし2030を備える装置を示している。図20Bの手段2020ないし2030は、ハードウェア、ソフトウェア、またはハードウェアとソフトウェアの組合せにおいて実施されてもよい。
再生成データチップを用いるFERAM分解能における複合チャネルの推定
従来のCDMA受信機は、レイクフィンガ遅延のそれぞれにおいてマルチパスチャネルの複素数値を推定しうる。レイク受信機より前の受信機フロントエンドは、送信機フィルタ(すなわちp(t))に対応する低域受信機フィルタ(すなわちq(t))を含んでもよい。したがって、チャネル出力に対応するフィルタを実施する受信機については、レイク受信機自体はマルチパスチャネル(すなわちg(t))のみに対応することを試みる。レイクフィンガの遅延は、一般に、独立した時間追跡ループから、最小分離要件(例えば、フィンガは少なくとも1チップ離れている)内で導き出される。しかし、物理マルチパスチャネル自体は多くの場合、遅延の連続体においてエネルギを有する。したがって、1つの方法は、フロントエンドサンプルの分解能(例えばチップx2 FERAM)で複合チャネル(すなわちh(t))を推定する。
CDMA逆方向リンクに対する送信電力制御では、全てのマルチパスおよび受信機アンテナからの結合されたフィンガのSNRが、一般に特定の範囲内にあるように制御される。SNRのこの範囲により、比較的大きな推定分散を有する逆拡散パイロットチップから導出される複合チャネル推定を得ることができる。これは、レイク受信機がエネルギ遅延プロファイルの「ピーク」のみにフィンガを配置することを試みる理由である。しかし、再構成データチップを用いて逆拡散するT2Pの利点により、複合チャネル推定は、φ(t)のモデルと組み合わされたg(t)の直接推定よりも、h(t)のより優れた推定となる。
ここに説明されるチャネル推定手順は、送信機フィルタ、マルチパスチャネル、および受信機フィルタの組合せ効果を明確に推定する。この推定はオーバーサンプルされたフロントエンドサンプルと同一分解能(例えばチップx2 FERAM)であってもよい。チャネル推定は、再構成された送信データチップを用いてフロントエンドサンプルを逆拡散することによりなされ、チャネル推定精度においてT2Pの利得を得ることができる。均一に間隔を空けたチャネル推定のタイムスパンは、レイクフィンガ遅延に関する情報と、送信機および受信機フィルタの組合せ応答の事前推定とに基づいて選択されてもよい。さらに、レイクフィンガからの情報を用いて、均一に間隔を空けたチャネル推定の精度を高めることもできる。複合チャネル自体を推定する技術はまた、φ(t)の事前推定を使用する設計を必要としないので有益であることに注意すべきである。
図21Aおよび21Bは、チップx2の分解能において均一に間隔を空けたサンプルを使用して複合チャネルを推定する例を示している。図21A、21Bでは、−24dBのパイロットSNRおよび20dBのT2Pに対応して、データチップSNRは−4dBである。均一なチャネル推定は、レイクフィンガの配置においてデータチップのみを用いて逆拡散することに比べて、より優れた品質を提供する。高いSNRでは、「ファットパス(fatpath)」効果は、レイクフィンガの配置を使用して、チャネルを正確に再構成する能力を制限する。詳細には、均一なサンプリングのアプローチは、推定SNRが高い場合(高いT2Pに対してデータチップを用いて逆拡散する場合に相当する)にとくに有益である。T2Pが特定のユーザに対して高い場合、チャネル再構成の忠実度は重要である。
図22Aは、再生成データチップを使用して、均一分解能において複合チャネルを推定する方法を示している。ブロック2000ないし2006および2010は、上述の図20Aと同様である。ブロック2200では、レイク受信機314(図4)または別の構成要素は、レイクフィンガ遅延に基づいて均一な構成に対するタイムスパンを決定する。ブロック2202では、復調器304または別の構成要素は、適切なタイムスパンに対する均一な遅延で送信データチップを用いてフロントエンドサンプルを逆拡散することにより、改善されたチャネル推定を決定する。
図22Bは、図22Aの方法を実行する手段2020ないし2030、2220、および2222を備える装置を示している。図22Bの手段2020ないし2030は、ハードウェア、ソフトウェア、またはハードウェアとソフトウェアの組合せで実施されてもよい。
上記の説明では、g(t)は無線マルチパスチャネル自体であり、h(t)は無線マルチパスチャネル並びに送信機および受信機フィルタリングを含み、h(t)=phi(t)を用いて畳み込まれたg(t)である。
上記の説明では、「サンプル」は任意のレート(例えばチップ当たり2サンプル)であってもよいが、「データチップ」はチップ当たり1つである。
「再生成データチップ」は、図20Aのブロック2006に示され上述されたとおり、再符号化、再インタリーブ、再復調、および再拡散により生成される。基本的には、「再生成」は、モバイル送信機(アクセス端末)において、情報ビットが通過するプロセスを再現することである。
「再構成サンプル」は、FERAM312か、または受信機内のFERAM312から分離したメモリに格納されたサンプル(例えばチップ当たり2サンプル)を表す。これらの再構成サンプルは、チャネル推定を用いて(再生成された)送信データチップを畳み込むことにより生成される。
用語の「再構成」および「再生成」は、送信データチップを修正するか受信サンプルを修正するかのいずれかの文脈が与えられている場合は、互換的に使用されうる。「チップ」は、再符号化などにより修正され、一方で「サンプル」は、修正チップを使用すること、並びに無線チャネル(チャネル推定)と送信機および受信機フィルタリングとの効果を組み込むことに基づいて修正されるので、サンプルまたはチップは修正されうる。「再構成」および「再生成」の両方の単語は、本質的に再構築または修正することを意味し、技術的区別はない。1つの実施形態では、データチップに対して「再生成」を、サンプルに対して「再構成」を排他的に使用する。このとき、受信機はデータチップ再生成ユニットおよびサンプル再構成ユニットを有してもよい。
干渉除去を備えるCDMAシステムの逆方向リンク上の伝送サブチャネル利得の適応
複数のユーザの干渉は、CDMA伝送システムにおける制約要因であり、この干渉を軽減する任意の受信機技術は、達成可能なスループットの大幅な改善を可能にする。このセクションは、ICを用いるシステムの伝送サブチャネル利得を適応させる技術を説明する。
逆方向リンク伝送では、各ユーザは、パイロット、オーバーヘッド、およびトラヒック信号を送信する。パイロットは、伝送チャネルの同期および推定を提供する。オーバーヘッドサブチャネル(例えば、RRI、DRC、DSC、およびACKなど)は、MACおよびトラヒック復号の設定に必要とされる。パイロット、オーバーヘッド、およびトラヒックサブチャネルは、信号対干渉雑音比(SINR)に関して異なる要件を有する。CDMAシステムでは、1つの電力制御は、パイロットの送信電力に適応してもよく、オーバーヘッドおよびトラヒックサブチャネルの電力は、パイロットに対して固定された利得を有する。BTSがPIC、OIC、およびTICを備えている場合、様々なサブチャネルがICの順序および除去の特性に応じて干渉の様々なレベルを確認する。この場合に、サブチャネル利得間の静的な関係がシステム性能を損う場合がある。
このセクションでは、ICを実施するシステムにおける様々な論理サブチャネルに対する新しい利得制御の対策を説明する。この技術は、EV−DO Rev.AのようなCDMAシステムに基づいており、ED−DV Rel D、W−CDMA EUL、およびcdma2000に適用されてもよい。
説明される技術は、パケット誤り率、SINR、または干渉電力に関する測定性能に従って、各サブチャネルの利得を適応可能に変更することにより様々なサブチャネルにおける電力および利得制御を実施する。この目的は、ICの可能性を完全に活用する一方で、時間的に変化する分散サブチャネルにおける伝送にロバスト性を提供することを可能にする、信頼性の高い電力および利得制御機構を提供することである。
干渉除去は、論理サブチャネルが復号された後で、フロントエンドサンプルに対して論理サブチャネルの寄与分を取り除くことにより、後で復号される他の信号に対する干渉を低減することを指す。PICにおいて、送信パイロット信号はBTSで知られており、受信パイロットはチャネル推定を使用して再構成される。TICまたはOICにおいて、BTSでこの復号されたバージョンによって受信サブチャネルを再構成することにより、干渉が取り除かれる。
(ICを備えない)現在のBTSは、トラヒックチャネルの誤り率の要件を満たすために、パイロットサブチャネルの電力Ecpを制御する。トラヒックサブチャネルの電力は、固定された要素T2Pによってパイロットに関係付けられる。これは、ペイロードの種類およびターゲットの終了目標に依存する。パイロット電力は、内部および外部ループを含む閉ループ電力制御機構により適応させられる。内部ループは、閾値レベルTでパイロットのSINR(Ecp/Nt)を維持することを目的とし、外部ループ電力制御は、例えばパケット誤り率(PER)に基づいて閾値レベルTを変更する。
ICが受信機で実行される場合(図4)、サブチャネル利得の適応はシステムに有益である可能性がある。実際には、各サブチャネルは干渉の様々なレベルを確認するため、パイロットに対するこれらの利得は、所望の性能を提供する目的に従って適応されなければならない。このセクションは、オーバーヘッドおよびパイロットサブチャネルに対する利得制御の問題を解決し、ICを完全に活用することによりシステムのスループットを増大するT2Pを適応する技術が説明される。
ICを用いるシステムにおける重要なパラメータ
調整されうる2つのパラメータは、オーバーヘッドサブチャネル利得およびトラヒック対パイロット(T2P)利得である。TICが作用すると、(TICを備えないシステムに比べて)オーバーヘッドサブチャネル利得が増加し、パイロットとオーバーヘッドの性能間のより柔軟なトレードオフを可能にする。現在のシステムで使用されるベースラインGを、Gと表示することにより、オーバーヘッドチャネル利得の新しい値は、
G’=G・Δ
になる。
非IC方式において、オーバーヘッド/パイロットサブチャネルは、トラヒックチャネルと同一干渉レベルを確認し、ある特定の比T2P/Gは、オーバーヘッドおよびトラヒックチャネル性能とパイロットチャネル推定との両方に十分な性能を与えることができる。ICが使用されると、干渉レベルはオーバーヘッド/パイロットとトラヒックとに対して異なり、2種類のサブチャネルのコヒーレントな性能を可能にするために、T2Pは低減されてもよい。所与のペイロードにおいて、この方法は、要件を満たすために、T2Pを集計値に対して因子ΔT2P分減少させてもよい。現在のシステムの特定のペイロードに対して使用されるベースラインT2Pを、T2Pと表示することにより、T2Pの新しい値は、
T2P’=T2P・ΔT2P
になる。
パラメータΔT2Pは、一組の有限または離散値(例えば−0.1dBから−1.0dB)に量子化でき、アクセス端末106に送信できる。
制御により維持されうるいくつかの量は、トラヒックPER、パイロットSINR、および温度上昇である。パイロットSINRは、優れたチャネル推定のために望まれる最低レベル以下に低下してはならない。温度上昇(Rise over Thermal, ROT)は、電力制御されるCDMA逆方向リンクの安定性およびリンクバジェットを保証するために重要である。非TIC受信機では、ROTは受信信号において定義される。一般に、ROTは優れた能力/適用範囲のトレードオフを可能にするために所定の範囲内にとどまらなければならない。
温度上昇制御
は受信機の入力における信号の電力を示す。受信信号からの干渉の除去は電力の低減をもたらす。I’は、IC後の復調器304の入力における信号の平均電力を示し、
’≦I
である。
’の値は、ICを用いて更新された後でフロントエンドサンプルから測定されてもよい。ICが実行される場合、ROTはオーバーヘッドサブチャネルに対して重要であり続け、ROTは閾値に対して制御されなければならない。すなわち、
Figure 0005437327
を保証しなければならない。ここでNは雑音電力である。
しかし、トラヒックおよびいくつかのオーバーヘッドサブチャネルも、ICから恩恵を受ける。これらのサブチャネルの復号性能は、IC後に測定される温度上昇に関連する。実効ROTは、IC後の信号電力と雑音電力との間の比である。実効ROTは閾値により制御されてもよい、すなわち、
Figure 0005437327
である。
ROTeffに対する制約は、雑音レベルが変化しないという仮定の下で、I’に対する制約として同義で示されてもよく、
Figure 0005437327
である。ここで、
Figure 0005437327

Figure 0005437327
に対応する信号電力の閾値である。
固定されたオーバーヘッド利得の技術
ROTが増加すると、(ICから恩恵を受けない)パイロットおよびオーバーヘッドチャネルのSINRは低下し、削除率の潜在的な増加をもたらす。この効果を補償するために、オーバーヘッドチャネル利得は、固定値によって、または特定のシステム状態に適応させることによって増加されうる。
オーバーヘッドサブチャネル利得がパイロットに対して固定される技術が説明される。提案された技術は、パイロットサブチャネルのレベルおよび各ユーザに対するΔT2Pの両方を適応させる。
固定されたΔ =0dBを用いるT2Pの閉ループ制御
図23は、ECPおよびΔT2Pに対する閉ループ電力制御(PC)と、固定されたΔ=0dB(ブロック2308)とを示している。ΔT2PおよびECPの適応に対するこの第1の解決案は、以下を含む。
A.内部および外部ループ2304、2300は、ECPの適応に対して従来のやり方で電力制御を実行してもよい。外部ループ2300は、目標PERおよびトラヒックPERを受信する。内部ループ2304は、閾値T2302および測定されたパイロットSINRを受信して、ECPを出力する。
B.閉ループ利得制御(GC)2306は、取り除かれた干渉の測定に基づいてΔT2Pを適応させる。利得制御2306は、測定されたROTおよび測定されたROTeffを受信して、ΔT2Pを出力する。受信機は、IC方式により取り除かれた干渉を測定し、ΔT2Pを適応させる。
C.ΔT2Pは、定期的にセクタ内の全てのアクセス端末106にメッセージで送信されることができる。
ΔT2Pの適応に対して、IC後の干渉がIからI’に低減されると、T2Pは結果的に量を低減できる。
Figure 0005437327
CPは、以下の式のように、(PCループ2304を通って)増加する。
Figure 0005437327
ICを用いるシステムとICを用いないシステムとにおける総送信電力の比は、以下の式になる。
Figure 0005437327
ここで、Gはオーバーヘッドチャネル利得である。(Gに対する)T2Pの大きな値に対して、比Cは、
Figure 0005437327
のように概算できる。
実効ROTの推定に対して、実効ROTは、PCおよびチャネル状態の変化の両方のために急激に変化する。代わりに、ΔT2PはROTeffの緩慢な変化を反映する。したがって、ΔT2Pの選択のため、実効ROTは、IC後の信号の長い平均化ウインドウにより測定される。平均化ウインドウは、電力制御更新期間の少なくとも2倍の長さを有してもよい。
固定されたΔ >0dBを備えるT2Pの閉ループ制御
図24は、利得制御2306が実効閾値ROTを受信すること、およびΔ>0dB(ブロック2400)であることを除いて、図23と同じである。ΔT2Pの適応に対するこの代替方法は、ICおよび非ICシステムにおいて同じセル有効範囲を有するという要求に基づく。ECP分布は、両方の場合において同じである。ICの効果は、十分に負荷されたシステムに対して2倍であり、i)IC前の信号電力Iは、ICを用いないシステムの信号電力に比べて増加し、ii)PER制御による閉ループ電力制御のため、I’はICを用いないシステムの信号電力と同様になる傾向がある。ΔT2Pは、以下のとおり適応させられる。
Figure 0005437327
Δ T2P のACKベースの制御
図25は、固定されたオーバーヘッドサブチャネル利得(ブロック2506)を用いるACKサブチャネルに基づくECPおよびΔT2Pに対するPCを示している。
ΔT2Pの閉ループGCは、BTSからATにフィードバック信号を要求し、ここで、全てのATはBTSからΔT2Pの同じ同報通信値を受信する。代替の解決案は、ΔT2Pの開ループのGC2510と、パイロットに対する閉ループPC2500、2504とに基づいている。閉ループパイロットPCは内部ループ2504を含み、これは閾値T2502にしたがってECPを調整する。外部ループ制御2500は、例えばデータレート制御(DRC)サブチャネル誤り確率またはDRC削除率といったオーバーヘッドサブチャネルの削除率により指示される。Tは、DRC削除率が閾値を超えるたびに増加されるが、DRC削除率が閾値を下回る場合は徐々に低減される。
ΔT2Pは、ACK順方向サブチャネルを介して適応させられる。詳細には、ACKおよびNACKの統計結果を測定することにより、ATはBTSにおけるトラヒックPERを評価できる(ブロック2508)。利得制御2510は、目標のトラヒックPERと測定されたPERとを比較する。PERが閾値より高い場合は常に、T2P’が非ICシステムのベースライン値T2Pに達するまで、ΔT2Pを増加する。他方では、より低いPERに対しては、ICプロセスを完全に活用するために、ΔT2Pを低減する。
可変オーバーヘッド利得技術
トランシーバの別の最適化は、ΔT2Pだけではなく、ICプロセスに対するオーバーヘッドサブチャネル利得(Gオーバーヘッド)も適応させることにより得ることができる。この場合には、追加のフィードバック信号が必要とされる。Δの値は0dBから0.5dBに量子化できる。
干渉電力に基づくオーバーヘッド利得制御
図26は、オーバーヘッドGC2600を除いて図24と同様である。オーバーヘッドサブチャネル2600のGCの方法は、IC後の測定された信号出力に基づく。この場合に、ICを用いないシステムの同じセル有効範囲を提供するために、ECPを仮定する。IC前の信号は、増加した電力Iおよび増加した干渉に対するオーバーヘッド利得補償を有する。これの実施は、以下の式を設定することによりオーバーヘッド利得を適応させる。
Figure 0005437327
Δは、有用である可能性は低いオーバーヘッドサブチャネル電力を減少することに対応するため、0dBを下回らないように制御されうる。
利得および電力制御方式は、図23のようにECPに対して内部および外部ループPC2304、2300、上述のようにΔに対してGCループ2600、ΔT2Pに対して開ループGC2306を含んでもよい。ここで、ΔT2PはPERが目標値を超えるたびに増加し、PERが目標を下回ると減少する。ΔT2Pの最大レベルは、非IC受信機のレベルに応じて許容される。
DRC専用オーバーヘッド利得制御
図27は、DRC専用オーバーヘッド利得制御2702を備える図26のバリエーションを示している。
オーバーヘッドサブチャネル利得が適応させられる場合であっても、ΔT2Pの利得制御2700は上述のとおり閉ループを用いて実行できる。この場合には、ECPおよびΔT2Pは図23の方式のとおりに制御され、オーバーヘッドサブチャネル利得2702の適応はDRC削除率によって実行される。詳細には、DRC削除が閾値を上回る場合、オーバーヘッドサブチャネル利得2702は増加する。DRC削除率が閾値を下回る場合、オーバーヘッド利得2702は徐々に低減する。
多重セクタ多重セルネットワークにおけるT2Pの制御
ΔT2PのGCはセルレベルで実行され、AT106はソフターハンドオフであるため、様々なセクタが適応の異なる要求を生成してもよい。この場合には、ATに送信されるΔT2P要求の選択に対して、様々なオプションが検討されうる。セルレベルでは、この方法は、十分に負荷されたセクタにより要求されるT2Pの中からT2Pの最小低減を選択してもよい。すなわち、
Figure 0005437327
ここで、
Figure 0005437327
はセクタsにより要求されるΔT2Pである。ATは様々なセルから異なる要求を受信してもよく、またこの場合には、様々な基準を採用することができる。この方法は、サービスしているセクタと最も信頼性の高い通信を保証するために、そのセクタに対応するΔT2Pを選択する。
セルおよびATの両方におけるΔT2Pの選択については、要求される値の中から、最小、最大、または平均を含む他の選択が検討されてもよい。
1つの重要な態様は、移動体が、T2P’=T2PxΔT2P(ここで、ΔT2PはIおよびI’(I thrの知識の場合もある)の測定に基づいてBTSで計算される)と、G’=GxΔ(ここで、ΔもBTSで計算される)を使用することである。これらは、BTSにおいて計算されたdelta factorを用いて、各BTSにより全てのアクセス端末に同報通信され、端末はそれに応じて反応する。
本明細書に開示される概念はWCDMAシステムに適用されてもよく、このWCDMシステムは専用物理制御チャネル(DPCCH)、拡張専用物理制御チャネル(E−DPCCH)、または高速専用物理制御チャネル(HS−DPCCH))のようなオーバーヘッドチャネルを使用する。WCDMAシステムは、専用物理データチャネル(DPDCH)フォーマット、および/または拡張専用物理データチャネル(E−DPDCH)フォーマットを使用してもよい。
ここに開示されたシステムおよび方法は、例えば、2msの送信時間間隔および10msの送信時間間隔といった、2つの異なるインターレース構造を備えるWCDMAシステムに適用されてもよい。したがって、フロントエンドメモリ、復調器、および減算器は、様々な送信時間間隔を有するパケットの1つまたは複数のサブパケットを範囲に含むように構成されてもよい。
TICについては、トラヒックデータは、EV−DO Release 0フォーマットまたはEV−DO Revision Aフォーマットの少なくとも一方で、1人または複数のユーザによって送信されてもよい。
ここに記載された特定の復号順序は、復調および復号の順序に対応してもよい。FERAM312からパケットを復調するプロセスは、干渉除去をよりよい復号器の入力にするため、パケットの再復号は再復調からであるべきである。
パイロット干渉除去
図28は、サンプルバッファ2808およびレイク(rake)受信機内のフィンガプロセッサ2800の実施形態を示している。レイク受信機は、256個または512個のフィンガプロセッサ2800といった多数の個別のフィンガプロセッサ2800を含んで、いくつかのマルチパスを処理することができる。あるいは、レイク受信機は、単一高速プロセッサを含んで、いくつかのマルチパスを時分割して処理するもよく、これはいくつかのフィンガプロセッサ2800の機能をシミュレートする。
サンプルバッファ2808の1つの実施形態は、チップレートx2(「チップx2」)のサンプルレートでデータサンプルのセグメントを格納する循環ランダムアクセスメモリ(RAM)であってもよい。チップレートは1/Tと等しく、ここでTはチップ継続時間である。例えば、チップレートは1.2MHzであってもよい。他のチップレートが用いられてもよい。
フィンガプロセッサ2800は、cdma2000 1xEV−DOシステムまたは他のシステムに使用されてもよい。フィンガプロセッサ2800は、チャネル推定器2802、データ復調ユニット2804、およびパイロット干渉推定器2806を含む。チャネル推定器2802は、逆拡散器2810、パイロットデチャネライザ(de−channelizer)2812、およびパイロットフィルタ2814を含む。データ復調ユニット2804は、逆拡散器2818、データデチャネライザ2820、およびデータ復調器2822を含む。パイロット干渉推定器2806は、除去因子計算ユニット2824、乗算器2826、2832、再構成フィルタテーブル2838、パイロット再構成フィルタリングブロック2830、パイロット干渉蓄積ブロック2828、パイロットチャネライザ2834、および拡散器2836を含む。
逆拡散器2810、2818は、拡散シーケンス生成器から、複素共役拡散シーケンスP 、例えば擬似ランダム雑音(PN)シーケンスを受信する。1つの実施形態では、逆拡散器2810、2818は、最初に、拡散シーケンスP と、マルチパスの時間オフセットtから始まるサンプルバッファ2808からのセグメントのデータサンプルとを乗算(逆拡散)し、次に、逆拡散されたデータサンプルを再サンプリングする。別の実施形態では、逆拡散器2810、2818は、最初に、マルチパスの時間オフセットtから始まるサンプルバッファ2808からのセグメントのデータサンプルを再サンプリングし、次に、再サンプリングデータサンプルと拡散シーケンスP とを乗算する。
図28の逆拡散器2810、2818は、再サンプラまたは補間回路を含んでもよく、これらはサンプルバッファ2808からのデータサンプルを再サンプリング、アップサンプリング、合計、デシメート、または補間して、所望のレートを達成する。再サンプリングの種類は、サンプルバッファ2808に格納されている受信信号サンプルのレートに依存する。例えば、逆拡散器2810は、チップx2のレートのサンプルバッファ2808からのサンプルを、例えばチップx8といったフィンガ時間オフセットの最大分解能にアップサンプリングしてもよい。逆拡散器2810は、パイロットデチャネライザ2812への出力のために、チップx8サンプルをチップx1にデシメートしてもよい。
一般に、チップx1、チップx2、チップx4、およびチップx8といった様々なレートが、フィンガプロセッサ2800の様々な構成要素によって使用されてもよい。より高いレートのチップx8は、サンプルの性能および精度を改善できる。チップx2のようなより低いレートは、精度では劣るが、計算の複雑性および処理時間を低減することによって効率を向上できる。
パイロットデチャネライザ2812は、(a)逆拡散器2810からの逆拡散されたデータサンプルとパイロットチャネル化コードCpilot,mとを受信し、(b)デチャネライズされたパイロットシンボルを出力する。同様にデータデチャネライザ2820は、(a)加算器2816からの逆拡散されたデータサンプルとデータチャネル化コードCdata,mとを受信し、(b)デチャネライズされたデータシンボルを出力する。
パイロットフィルタ2814は、少なくとも2つの値hおよびNを導き出し、これらはh/Nおよび|h/Nといった様々な形式でパイロットフィルタ2814から出力されてもよい。hは、フィンガプロセッサ2800に割り当てられた特定マルチパスのチャネル推定である。チャネル推定hは、チャネル係数(振幅、位相、および遅延または時間オフセット)に対応してもよい。パイロットフィルタ2814は、1つまたは複数のセグメント、例えば現在のセグメント「n」、および/または過去あるいは未来のセグメントを使用して、チャネル推定hを提供してもよい。1つの例では、パイロットフィルタ2814は、4ないし6セグメントを使用して、チャネル推定を導出する。代わりに、パイロットフィルタ2814は、1つまたは複数のセグメントを使用して、将来のチャネル推定、すなわちチャネル推定の予測を提供しもよい。チャネル推定hは、以下で説明されるとおり、パイロットの再構成のためにパイロット干渉推定器2806により使用される。パイロットフィルタ2814により乗算器2826に出力されるチャネル推定hは、IおよびQ成分を有する複素数値であってもよい。
は、このフィンガプロセッサ2800により確認される雑音および干渉の項の分散である。チャネル推定hの分散が大きい場合、チャネルには雑音が存在する。h/Nは、データを復調するためにデータ復調器2822により使用される。|h/Nは、除去因子計算ユニット2824により使用される。パイロットフィルタ2814は、位相回転器または位相修正器を含んでもよい。
受信機が完全なチャネル状態情報を有する場合、複数のフィンガプロセッサ2800による干渉除去は、複数のアクセスチャネルの容量を改善しうる。実際には、各ユーザチャネルは時間と共に変化し、これが信頼性の高いチャネル状態情報を推定するための課題となる。各ユーザのパイロットは、現実または高信頼性のパイロットベースのチャネル推定を使用することによって受信信号から除去されるはずである。信頼性の低いチャネル推定を使用することは、データサンプルを過剰に除去する可能性がある。チャネル推定器2802が、信頼性の低い、雑音の多いパイロットベースのチャネル推定を検出する場合、除去因子計算ユニット2824は除去を低減または回避する。したがって、除去因子計算ユニット2824はパイロット干渉除去後に残留エネルギ(雑音)を最小にする。
例えば、3つのフィンガプロセッサ2800は、異なるオフセットで同一受信信号を処理し、それぞれのSNRまたはチャネル推定を検出することができる。1つのフィンガプロセッサがとくに雑音の多いチャネルを検出する場合、パイロット干渉除去に対するこのフィンガプロセッサの再構成パイロットの寄与分を低減(減少)することが望ましい。
(このフィンガプロセッサ2800により確認される雑音および干渉の項の分散)が大きく、パイロット信号強度|hが小さい場合、チャネル推定hは信頼性が低い可能性がある。除去因子計算ユニット2824は、0、.1、.2、.5などといった小さい除去因子αを選択しうる。これは、パイロットサンプルを再構成するためにフィンガプロセッサ2800により使用される雑音の多いチャネル推定の振幅を低減する。
が小さく、パイロット信号強度|hが大きい場合、チャネル推定hは、おそらく信頼性が高く、除去因子計算ユニット2824は、.8、.9、1.0などといった大きい除去因子αを選択しうる。Nが大きく、信号強度|hも大きい場合、チャネル推定hはある程度信頼でき、除去因子計算ユニット2824は、.5、.6、.7、.8などといった適度な除去因子αを選択しうる。除去因子αの値は、どのようにパイロット復調を実施し、どのようにチャネル推定を導出するかに依存してもよい。場合によっては、除去因子αは1より大きい値になるように選択されてもよい。例えば、チャネルの位相はパイロット復調中に不適切に整列させられる可能性があり、これにより、エネルギが除去される。このチャネルは信号振幅を小さく見積もられるか、または偏ったチャネル推定を有する。この結果、1より大きい除去因子αを選択して使用することは、チャネル推定にいくらかの修正を再度加えることになる。以下の式は、1セグメントにわたりガウス雑音が一定のチャネルに最も適しうる。
1つの実施形態では、除去因子計算ユニット2824はパイロットフィルタ2814からの|h/Nを用いて、以下の式から除去因子αを計算する。
Figure 0005437327
ここで、|h/NはECP/Nに比例してよく、ECPはチャネル推定器2802により推定されるチップ当たりのエネルギであり、Nは雑音であり(ECP/Nは信号対雑音比を表す)、Nはチャネル推定の平均長である。NはhおよびNを推定するために使用されるサンプル数を表す。Nは、512、1024、または2048チップといったセグメント長であってよい。
別の実施形態では、除去因子計算ユニット2824は、パイロットフィルタ2814からの|h/Nを用いて、ルックアップ表(LUT)から最適な除去因子αを選択する。ルックアップ表は、|h/Nの所定の値または領域、および対応する所定の除去因子αを含む。
第1の乗算器2826は、除去因子計算ユニット2824から計算または選択された除去因子αにチャネル推定hを乗算し、すなわち調整し、セグメント当たりの重み付きチャネル係数を提供する。
パイロット再構成フィルタリング
マルチパス受信信号の時間遅延またはオフセットtが、チップ継続時間Tの整数倍にチップ継続時間Tの端数(すなわち1チップ継続時間T未満)を加えた値である場合、チップ間干渉(ICI)が発生する可能性がある。フィンガプロセッサ2800は再構成フィルタリングを実行して、送信機によるパルス整形を実現する。詳細には、図28の再構成フィルタテーブル2838、第2の乗算器2832、およびパイロット再構成フィルタリングブロック2830は、推定送信パルスの中央ローブ(すなわち中央のタップまたはピーク値)だけでなく、推定送信パルスの複数のローブ(すなわち複数のタップ)を発生する。フィンガプロセッサ2800により実行されるフィルタリングは、信頼性の高い再構成パイロットサンプルを提供する。送信パルスの形状、受信フィルタ、および再構成フィルタリングを考慮しないと、再構成パイロット信号は受信サンプルに対するパイロットの寄与分を正確に反映しない場合がある。
1つの実施形態では、パイロット再構成フィルタリングブロック2830は、多相有限インパルス応答フィルタ(FIR)を含み、これは、単一プロセスにおいて、例えばチップx8からチップx2へのデシメーションとフィルタリングとを結合する。多相フィルタは位相を与えられ、与えられた位相に従ってフィルタ関数をデシメートし、その後でフィルタリングを実行してもよい。例えば、多相フィルタは、8つの異なる可能な位相で8ずつデシメートされる畳み込みを使用してもよい。フィルタテーブル2838に入力される時間オフセットtは、8つの異なる可能な位相の1つに対応するフィルタ係数を選択する。乗算器2832は、(選択された位相に従う)フィルタ係数にチャネル推定および除去因子を乗算する。再構成フィルタリングブロック2830は、フィルタ係数、チャネル推定、および除去因子を用いて、チップx8で拡散器2836からの拡散パイロット信号をフィルタリングする(畳み込みを実行する)。畳み込みが8のデシメーション後に64サンプル(8サンプルの8グループ)を有する場合、再構成フィルタリングブロック2830は8タップのフィルタであり、8つのサンプルをフィルタリングするだけである。この実施形態はパイロット干渉推定器2806の複雑性を低減できる。
再構成フィルタテーブル2838は、推定送信パルスφTX(t)および受信フィルタφRX(t)(例えば低域フィルタ)の畳み込みφ(t)を表す予め計算されたフィルタ係数のセットを格納する。端末106の送信フィルタにより使用される送信パルスφTX(t)は、基地局104においてフィンガプロセッサ2800によって知られているかまたは推定されてもよい。送信パルスφTX(t)は、移動体電話製造者により、またはIS−95、cdma2000などといった規格により定義されてもよい。受信フィルタ関数φRX(t)は理想的には送信フィルタを備える整合フィルタ(MF)であってもよいが、実際の受信フィルタは送信フィルタと正確に整合していなくてもよい。受信フィルタ関数φRX(t)は、基地局の受信機が作成されるときに設定されてもよい。
1つの構成では、畳み込みは、フィンガプロセッサ2800における最高サンプルレート(フィンガ時間オフセットの最大分解能)、例えばチップx8でサンプリングされ、したがって、フィルタテーブル2838は、複数のフィルタテーブル、例えば8つのフィルタテーブルを含む。この場合、i番目フィルタテーブルは、時間オフセットiにおけるオリジナルのチップx8の自己相関関数φのチップレベルのサンプルに対応し、ここでi=0,1,2,...7である。各フィルタテーブルは2M+1タップエントリを有してもよく、各エントリは16ビットを有してもよい。1つの実施形態では、Mは性能損失を低減するために2より大きいかまたは等しいように選択される(例えばM=2の場合、2M+1=5)。フィルタテーブルは、チップx1で5ないし13チップのタイムスパン(ただしM=2ないし6であり、2M+1=5ないし13である)か、または33ないし97チップx8のタイムスパン(ただしM=2ないし6であり、2M(8)+1=33ないし97である)を実現する。1つの実施形態では、同じフィルタテーブル2838が、複数のフィンガプロセッサ2800により使用されてもよい。
1つの実施形態では、各フィンガプロセッサ2800の第2の乗算器2832は、チップx2のパイロットサンプルの再構成のために(フィンガプロセッサ2800に割り当てられた)tに対する適切な時間オフセットで、2つのこのようなフィルタテーブル(偶数のサンプルに対して1つのテーブルおよび奇数のサンプルに対して1つのテーブル)にアクセスできる。第2の乗算器2832は、第1の乗算器2826からの調整されたセグメント当たりチャネル推定h係数と、2つの選択されたフィルタテーブルの各フィルタタップ(予め計算されたフィルタ係数)とを乗算する。第2の乗算器2832は、(例えばチップx2で)セグメントごとのフィルタタップ係数をパイロット再構成フィルタリングブロック2830に出力する。
1つの実施形態では、パイロット再構成フィルタリングブロック2830の出力がチップx2でサンプルを提供する場合、個別の再サンプラはパイロット干渉推定器2806に必要とされない。再構成フィルタリングブロック2830は、チップレートをサンプルレートに変更してもよい。
図28の拡散器2836は、現在のセグメント「n」の拡散シーケンスpを受信し、次のセグメント「n+1」ではなく現在のセグメント「n」に対して拡散パイロット信号(例えば複合PNシーケンスチップ)を提供する。このようにして、図28のフィンガプロセッサ2800は現在のセグメント「n」のパイロット干渉を再構成する。現在のセグメント「n」に対して複数のフィンガプロセッサからパイロット干渉を再構成および蓄積することと、次に現在のセグメント「n」のデータサンプルから現在のセグメント「n」の蓄積され再構成されたパイロット干渉を減算することとの間に、短い遅延が存在してもよい。しかし、このアプローチ(現在のセグメント「n」のデータサンプルから現在のセグメント「n」の蓄積され再構成されたパイロット干渉を除去すること)は、とくに、大きく時間と共に変化するチャネルに対して、より信頼性の高い/正確なパイロット干渉除去を提供できる。
パイロットチャネライザ2834はIおよびQ成分を備える複合チャネル化符号を受信できる。拡散器2836は、4つの可能な値+/−1または+/−iを有する複合PNシーケンスを受信できる。パイロットチャネライザ2834および拡散器2836は、現在のセグメント「n」の各側に追加のチップを生成し、パイロット再構成フィルタリングブロック2830によるフィルタリングを支援してもよい。
パイロット再構成フィルタリングブロック2830は実際のフィルタリングを実行する。すなわち、拡散器2836からの拡散パイロット信号(例えばPNシーケンス)と、フィルタテーブル係数φ(t)、除去因子、およびチャネル推定の積との畳み込みを実行する。例えば、パイロット再構成フィルタリングブロック2830は、チップx1において2つの5タップのフィルタ、9タップのフィルタ、または13タップのフィルタを含んでもよい。各フィルタに対して2M+1タップであってもよい。パイロット再構成フィルタリングブロック2830により提供されるフィルタリングは、ICI(チップ間干渉)の影響を軽減できる。
パイロット再構成フィルタリングブロック2830は、チップx2の分解能でユーザの時間整列したパイロット信号の1セグメントを再構成し、チップx2のパイロットサンプルを提供してもよい。別の実施形態では、パイロット再構成フィルタリングブロック2830は、チップx8でオーバーサンプリングされたPNシーケンスをフィルタリングし、(パイロット再構成フィルタリングブロック2830とバッファ2828と間の)再サンプラは、パイロット再構成フィルタリングブロック2830からのチップx8サンプルを、チップx2に、所与の位相で、すなわち、(時間オフセットtに応じて)0ないし7の開始サンプルでデシメートする。サンプルは次にバッファ2828に格納される。
パイロット再構成フィルタリングブロック2830は、フィンガプロセッサ2800に割り当てられたマルチパスの推定パイロットサンプルを含む再構成パイロット干渉信号
Figure 0005437327
を出力する。パイロット再構成フィルタリングブロック2830は、詳細には、逆拡散器2810が周波数オフセットを補償する位相回転器を含む場合、位相逆回転器または位相修正器を含んでもよい。
パイロット干渉蓄積バッファ
パイロット干渉蓄積バッファ2828は、適切な時間オフセットでパイロット再構成フィルタリングブロック2830からの再構成パイロットを格納および蓄積する。例として、パイロット干渉蓄積バッファ2828は、循環ランダムアクセスメモリ(RAM)であってもよい。1つの構成では、1つのパイロット干渉蓄積バッファ2828は、複数のフィンガプロセッサ2800の複数のパイロット再構成フィルタリングブロック2830からの異なる時間オフセットを有する再構成パイロットサンプルを格納および蓄積してもよい。1つの干渉蓄積バッファは、複数のフィンガプロセッサ内に複数の干渉蓄積バッファを備える実施形態と比較して、より少ないメモリ空間および他のリソースを使用しうる。
パイロット干渉蓄積バッファ2828は、サンプルバッファ2808と同一分解能を有してもよい。例えば、パイロット干渉蓄積バッファ2828はチップx2分解能であってもよく、すなわち2xチップレートの速度で動作してもよい。各セグメントが512チップ長を有する場合、パイロット干渉蓄積バッファ2828は、パイロット再構成フィルタリングブロック2830から生成された少なくとも2つのセグメント、すなわち、512チップ/セグメントx2サンプル/チップ=1024パイロットサンプルを格納できる。少なくとも2セグメント長では、パイロット干渉蓄積バッファ2828は、以前のパイロットサンプルのオーバーラップを格納してもよい。パイロット干渉蓄積バッファ2828は他のサイズで実施されてもよい。パイロット干渉蓄積バッファ2828は、3/2または4/3xチップレートといった、他のサンプルレートを使用してもよい。
フィンガプロセッサ2800がパイロットの再構成を終了した後、干渉蓄積バッファ2828は全てのパイロット干渉推定を含んでいる。次に、各フィンガプロセッサ2800の加算器2816は、(サンプルバッファ2808からの)受信信号から、(干渉蓄積バッファ2828からの)サンプルに関する干渉蓄積バッファの内容を減算して、データ復調ユニット2804にパイロットの無いデータサンプルを提供する。
1つの干渉蓄積バッファを使用する複雑性を軽減することは、マルチパス(ユーザ)の到達時間には依存せずに、再構成パイロットを生成することにより達成されてもよい。例えば、再構成パイロットはチップx2のレートで生成され、システム時間に整列してもよい。したがって、再構成パイロットは、マルチパス(ユーザ)の到達時間から独立していてもよい。干渉蓄積バッファ2828により提供される再構成パイロットは、フィンガまたはユーザ時間を考慮しないで、すなわち再サンプリングしないで、システム時間に従ってサンプルバッファ2808により提供される受信信号から、例えばバースト減算によって直接減算されてもよい。これにより再サンプラの必要性がなくなる。
逆方向リンクのセル間およびセル内の干渉除去
例えば、(1)BTS104に到達する全てのアクセス端末106のパイロット信号、(2)BTSにおいて復号するアクセス端末オーバーヘッドチャネル、および(3)BTS104において復号するアクセス端末のトラヒックデータチャネルを減算することに基づいて、所与のBTS(基地局)104においてセクタ内干渉を除去することにより、CDMAシステムの逆方向リンクの容量を増加することが可能である。
実際の形態では、ソフトハンドオフの逆方向リンクCDMAアクセス端末106のような、アクセス端末106からの信号は、多くの場合、複数のBTS104において適度な電力で受信されうる。以下のセクションは、アクセス端末信号の復号に成功していないBTS104からアクセス端末のセル間干渉を取り除く技術を説明している。これは、BTS間干渉除去と称されることもある。
図29は、逆方向リンクのセル間干渉除去のために復号データを共有するように構成された複数の基地局104を示している。図30は、複数の基地局104が逆方向リンクのセル間干渉除去のために復号データを共有する方法を示している。第1の基地局104Aはアクセス端末106から信号を受信し、サンプルバッファ(例えば図3のバッファ312)に信号のサンプルを格納する。図30のブロック3000では、第1の基地局104Aは、格納されたサンプルからパイロット、データパケット、および/またはオーバーヘッドチャネルのような少なくとも1つの信号を復調し、復号に成功することができる。ブロック3002では、第1の基地局104Aは、パイロット、データパケット、および/またはオーバーヘッドチャネルといった少なくとも1つの信号から復調および復号された情報を、第2の基地局104Bに、(a)第1の基地局104Aと第2の基地局104Bと間の(有線、例えば光ファイバ、または無線の)直接リンク110、および/または(b)第1の基地局104Aおよび第2の基地局104Bと通信する基地局コントローラ(BSC)102を介して送信しうる。
ブロック3004では、第2の基地局104Bは復号パケットを使用して、マルチパス遅延および/またはチャネル係数を含むチャネルパラメータを推定し、(符号化、変調、フィルタリング、などを使用して)受信サンプルに対する再構成データサンプル寄与分を再構成しうる。次に、ブロック3306では、第2の基地局104Bは、第2の基地局のサンプルバッファから再構成サンプルを減算/除去し、これにより、格納されたサンプル内に存在する他の信号に対する干渉を低減できる。
このように、復号パケットが、より高いデータレートに対応する十分に高いトラヒック対パイロット(T2P)比で伝送される場合、第2の基地局104Bは、パイロット信号を低い信頼性(すなわち信頼性の低いパイロットチャネル推定)で受信するアクセス端末106のチャネル推定を再構成する可能性がある。
第2の基地局104Bは、(a)アクセス端末106からのパイロット信号を検出し、(割り当てられたレイクフィンガプロセッサを用いて)パケットを復調および復号することを試みる(すなわちアクセス端末106はソフトハンドオフである)か、または、(b)第2の基地局104Bはアクセス端末106から十分に強力な信号を受信しなかったので、アクセス端末106からのパケットを復調および復号することを試みない。第2の場合には、アクセス端末106からのいずれの受信信号も、第2の基地局104Bにおいて雑音であると見なされる。
第1の基地局104A(または基地局コントローラ102)は、アクセス端末106から信号を受信するか、またはアクセス端末106の範囲内にある1つまたは複数の他の基地局のリスト(例えばアクティブセットリスト)を維持しており、そのため第1の基地局104Aは復調および復号されたデータを送信する場所が分かる。
このように、複数の基地局104Aおよび104Bは、復号データを共有して、干渉を取り除くことができる。基地局104A、104B間で伝送される情報は、復調データビット、再符号化データビット、被変調シンボル、または被変調/インタリーブシンボルのいずれであってもよい。1つの構成では、情報は、(a)生データビットであって、基地局104A、104B間で要求される転送帯域幅を最小化するか、または(b)アクセス端末106の最後に送信されたシンボルであって、受信基地局104において要求される再生成処理量を最小化してもよい。
本明細書に説明されている方法およびシステムは、パイロット干渉除去(PIC)、トラヒック干渉除去(TIC)、またはオーバーヘッド干渉除去(OIC)、あるいはPIC、TIC、およびOICの任意の組合せを使用してもよい。
本明細書に説明されている方法およびシステムは、ハイブリッド−ARQを用いて実施されてもよく、ここでパケットは時間分離されたサブパケットのインターレースで伝送される。図7は、CDMA 1x EV−DO Rev.AのRLに使用されうるインターレース構造を示している。各インターレースは4スロット長であり、3つのインターレースが存在する。したがって、所与のインターレースのサブパケットの最後と同一インターレースの次のサブパケットの最初との間には、8タイムスロットが存在する。8タイムスロットは、受信機(例えば基地局104)がパケットを復号し、送信機(例えばアクセス端末106)にACKまたはNAKを中継するのに十分な時間である。同一インターレースの2つのサブパケット間の時間は、BTS104から、他の近傍のBTSに復号ビットを中継するために使用されることができ、これら近傍のBTSも、復号パケットを有するアクセス端末106から干渉を受信する可能性が高い。
アクセス端末106は様々なフレームオフセット(すなわち様々なスロット境界における開始サブパケット)で送信するため、(復号パケットに対応する)これらのサブパケットが現在のフレームオフセットと75%オーバーラップするため、次のフレームオフセットの前に復号されるパケットを用いてアクセス端末106の干渉を除去することが有益である。これは、同一BTSにおいてICを実施するのに妥当であるが、別のBTSにおいて干渉を除去するには時間が短すぎる場合がある。しかし、100%オーバーラップするサブパケットは別の12スロットの間は現れない。したがって、H−ARQを備えるシステムでは、16.6msに相当するEV−DOにおける10スロット程度で他のセルからのアクセス端末106の干渉を除去することにより、IC利得の相当な割合を得ることができる。
図10は、4サブパケット全てを範囲に含む受信機バッファ312の例を示しており、各4スロットのサブパケット間には8スロットが存在するため、これは、EV−DO Rev.Aにおいて40スロットのバッファにより達成できる。例示のため、図10は、H−ARQを用いた干渉除去の操作を強調するために、単一インターレースで、同一フレームオフセット上に存在する3ユーザのみを検討する。プロットは、3つの時間インスタンス(n,n+12,n+24)において、40スロットのバッファ内のどのサブパケットが除去されるかを示し、各時間インスタンスは、考慮されているインターレースにおける別のサブパケットの到達に対応する。
一般に、ICは、各アクセス端末106またはアクセス端末106のグループのいずれかに連続的に適用されてもよい。図10において、ICは、同一フレームオフセットでサブパケットを送信したアクセス端末106のグループに適用されるが、グループ内で連続干渉除去は実行されない。例えば、ユーザ1(すなわちアクセス端末1)のパケットが時間nで復号される場合、これは、ユーザ2および3のパケットが時間n+12で復号されるのに役立ち、さらにユーザ1が時間n+24で復号されるのに役立つ。前に復号されたパケットの全てのサブパケットを除去した後で、他のユーザに対して、次のサブパケットが到達するときに、復号を再試行することができる。
上述のセル間干渉除去技術はCDMAシステムまたはOFDMシステムにおいて実施されてもよい。CDMAシステムでは、セクタ内のアクセス端末106は基地局104において干渉する。アクセス端末106の送信トラヒックデータの干渉は、アクセス端末106の受信データを復号した後に、基地局の受信サンプルから減算できる。
OFDMシステムでは、アクセス端末は、通常、セクタまたはセル内で固有の周波数(すなわちトーン)を割り当てられる。しかし、他のセル内のアクセス端末はこれらの周波数の1つまたは複数を使用してもよい。したがって、OFDMシステムでは、セル間干渉を除去することが有益である。これは、各周波数のトーンに対してチャネル推定を実行し、次に除去する場合、1つのBTSから別のBTSにユーザのデータを中継することにより実施できる。
電力制御を備えるCDMA逆方向リンクでは、セル間干渉を減少することにより、ユーザは同一データレートに対してより少ない電力で送信することが可能であり、これにより、サポートされるユーザ数またはこれらのユーザのデータレートを増加できる。
図31は、逆方向リンク干渉除去のために復号データを共有するように構成された基地局3100A内の複数の処理ユニット3102Aないし3102Cを示している。各基地局3100は複数のアンテナ300Aないし300Fを有してもよい。例えば、3セクタ基地局の各セクタに対して2つのアンテナ300が存在してもよい。
各処理ユニット3102はソフトウェア、ハードウェア、またはソフトウェアとハードウェアの組合せを備えていてもよい。例えば、ソフトウェア処理ユニット3102は、メモリに格納された命令を実行するマイクロプロセッサまたはディジタル信号プロセッサ(DSP)を備えていてもよい。ハードウェア処理ユニット3102の例は、特定用途向け集積回路(ASIC)、またはフィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)のようなゲートアレイを備えていてもよい。処理ユニット3102は、チャネルカードまたはチャネルカード上のマイクロチップを表しうる。一例として、第1の処理ユニット3102Aは、100個のアクセス端末の1セットからの逆方向リンク信号を処理するように割り当てられ、第2の処理ユニット3102Bは、100個のアクセス端末の別の1セットからの逆方向リンク信号を処理するように割り当てられてもよい。
1つの構成では、逆方向リンク干渉除去のために復号データを共有する2つの処理ユニット3102は、同一周波数搬送波を使用する。逆方向リンク干渉除去のために復号データを共有する2つの処理ユニット3102は、同一セットの1以上のアンテナ300または2つ以上の異なるアンテナ300から信号を受信してもよい。このように、逆方向リンク干渉除去のために復号データを共有する2つの処理ユニット3102は、同一セクタから受信される処理信号に制限されない。
本明細書の概念は、復号データを共有し干渉除去を実行するように構成されることができる任意の2つのエンティティ、デバイス、ステーション、処理ユニット、モジュールまたは端末に適用されてもよい。干渉除去は、セル間であっても、またはセル内であってもよい。例えば、1つの基地局3100Aの2つまたはそれ以上の処理ユニット3102Aないし3102Cは、復号データを共有し、逆方向リンク干渉除去を実行できる。別の例として、1つの基地局3100Aの1つまたは複数の処理ユニット3102Aないし3102Cは、逆方向リンク干渉除去のために、別の基地局3100Bの1つまたは複数の処理ユニット3102Dないし3102Fと復号データを共有できる。
セル間のデータにしたがう集積回路(IC)は、再使用干渉を取り除くために使用されてもよい。同一インターレースのサブパケット間のH−ARQ遅延を仮定すると、復号パケットは非復号ソフトハンドオフレッグ(handoff leg)(例えば、パケットを復号しない近傍の他の基地局)に再同報通信されてもよい。これらの他の基地局がユーザのマルチパス到達タイミングを追跡している場合、復号基地局から同報通信される復号パケットは、これらの他の基地局で使用され、データにしたがうチャネル推定と、パイロットおよびトラヒック干渉の除去とを実行することができる。これらの基地局がユーザのマルチパス到達タイミングを追跡していない場合、マルチパス到達タイミングはデータにしたがう時間追跡に基づいて推定でき、その後にデータにしたがうチャネル推定とパイロットおよびトラヒック干渉の除去がなされる。
複数の信号受信ユニットおよび干渉除去を用いる中央プロセッサを備えるシステム
図1におけるような一般的なセルラアーキテクチャは、基地局コントローラ(BSC)102に接続された複数の無線基地局(BTS)104Aないし104Bを備える。アクセス端末106Aないし106Hからの信号の復調および復号は、各BTS104において独立に実行される。逆方向リンクソフトハンドオフでは、アクセス端末106Dの信号は、1つまたは複数のBTS104Aないし104Bで復号されてもよく、BSC102は選択ダイバーシティを実施する。以下のセクションは、セルのクラスタに対して復調、復号、および逆方向リンク干渉除去を実行するように構成された中央「スーパーBTS」プロセッサ3204(図32)を説明している。
図32は、複数の分散した無線周波(RF)信号受信ユニット3200Aないし3200D、複数の高速リンク3202Aないし3202D、および中央プロセッサ3204を備えるシステムを示している。
信号受信ユニット3200Aないし3200Dは、アンテナ、受信機、RFヘッド、アクセスポイントなどとも称されることがある。各受信ユニット3200は、セルと称される特定の地理的エリア内の1つまたは複数のアクセス端末106から信号を受信するように構成されている。各セルは図32において円で示されている。セルのグループまたは「クラスタ」は、大きな地理的エリアをカバーするように選択的に配置または分散されていてもよい。言い換えると、受信ユニット3200Aないし3200Dは、数百メートルまたは数千メートルといった長い距離で相互から間隔を空けられてもよい(空間的に分散してもよい)。2つまたはそれ以上のセルは部分的にオーバーラップしてもよい。1つの構成では、各受信ユニット3200はまた、アクセス端末に信号を送信してもよい。
各受信ユニット3200は、標準的な基地局よりも少ない構成要素を有してもよい。例えば、各受信ユニット3200は、1つまたは複数のアンテナ、増幅器、フィルタ、および信号サンプラを備えていてもよい。1つの構成では、各受信ユニット3200は3ないし6個のアンテナを有していてもよく、受信ユニット3200は、1つまたは複数のアンテナからの受信データを中央プロセッサ3204に送信できる。各セクタが2つの対応するアンテナを有する場合、各セルは、セル当たり3セクタといった複数のセクタに分割されてもよい。
中央プロセッサ3204は、セルクラスタに対してRL干渉除去を実施するように構成される。
図33は、図32のシステムを使用する方法を示している。ブロック3300では、複数の信号受信ユニット3200A、3200Bは、アクセス端末106により送信された信号を受信する。ブロック3302では、各信号受信ユニット3200は、1つまたは複数の光ファイバといった高速リンク3202を介して中央プロセッサ3204に受信信号を転送する。
中央プロセッサ3204は、「スーパーBTS」と称されることもある。ブロック3304では、中央プロセッサ3204は、信号受信ユニット3200から受信した全ての信号のサンプルを単一バッファまたは複数のバッファ(サブバッファと称されることもある)に格納し、各サブバッファは特定の信号受信ユニット3200からの信号を格納する。バッファの例は、図3、4、8、10、および28に示され、上述されている。
ブロック3306では、中央プロセッサ3204は格納サンプルからデータを復調(例えばレイク受信機を用いて)および復号し、干渉除去を実行する(データ、パイロット、またはオーバーヘッドサンプルを再構成し、バッファに格納されているサンプルから減算する)。復調器および復号器の例は、図2ないし4および28に示されており、上述されている。
例えば、アクセス端末106が、十分に強力なマルチパス信号を送信し、信号受信ユニット3200Aおよび3200Bの両方において受信される場合、マルチパスは、データパケットを復号することを試みる前に、中央プロセッサ3204により結合されてもよい。このアクセス端末106に対するこのパケットの復号に成功する場合、パケットは、両方の信号受信ユニット3200Aおよび3200Bにより受信されたサンプル(中央プロセッサ3204に格納される)から除去されてもよい。
さらに、1つの信号受信ユニット3200Dは、アクセス端末106から十分に強力なパイロット信号を受信しないこともあり(例えば受信信号出力が閾値を下回っている)、このアクセス端末106のパケットを復号する中央プロセッサは、信号受信ユニット3200Dによる受信サンプルに依存しない。このアクセス端末106からのパケットの1つの復号に成功する場合、中央プロセッサ3204は、信号受信ユニット3200Dにより受信されたサンプルに対して、このパケットに対するチャネル推定および干渉除去を実行することを引き続き試みてもよい。このチャネル推定は、復号データチャネルの信号対雑音比に基づき、これは、多くの場合に、パイロットの信号対雑音比よりも相当に高い。
基地局コントローラは、100個の基地局と通信してもよい。1つの構成では、中央プロセッサ3204は、「クラスタ」と称される、5または7個といったより少数の信号受信ユニット3200と通信してもよい。
上述のシステムは、パイロット干渉除去(PIC)、トラヒック干渉除去(TIC)、またはオーバーヘッド干渉除去(OIC)、あるいはPIC、TICおよびOICの任意の組合せを使用してもよい。上述のシステムは、ハイブリッド−ARQを採用する逆方向リンクにより実施されてもよい。
(上述の)EV−DO Rev.Aインタレーシングでは、16スロットのパケットは40スロット続く。したがって、設計者が、中央プロセッサ3204が全ての影響を受けたスロットからアクセス端末のパケットを確実に取り除くように希望する場合、中央プロセッサ(スーパーBTS)3204は、40スロットのバッファ(FERAM)を有しうる。
新しいサブパケットがアクセス端末から受信されるたびに、中央プロセッサ3204は、全ての利用可能な(格納された)サブパケットを使用してこのパケットに対して復号することを試みる場合がある。復号に成功すると、中央プロセッサ3204は、全ての構成要素サブパケットの寄与分を再構成および減算することにより、BTSクラスタ内の影響を受けたアンテナサンプルの全てからこのパケットの寄与分を除去しうる。
図34は、制御プロセッサ(スーパーBTS)3204の受信サンプルバッファ3400の一例を示している。図34はまた、受信機3200A、3200B、および3200Dにより受信される、各アクセス端末のサンプル/サブパケットに対する相対電力(垂直方向の高さ)の例を示している。受信機3200Aおよび3200Bはアクセス端末106から十分な電力のサブパケットを受信するが、受信機3200Dはアクセス端末106からより少ない電力のサブパケットを受信する。中央プロセッサ3204がアクセス端末106からのパケットの復号に成功する場合、中央プロセッサ3204は、アクセス端末106のデータシンボルを用いて実行された受信機3200Dにおけるチャネル推定に基づいて、受信機3200Dサンプルに対するアクセス端末106の寄与分を取り除くことができる。受信機3200Dからアクセス端末106を取り除くことに基づいて、アクセス端末Bおよびアクセス端末Cは、これらのトラヒックチャネルがより少ない干渉を受けるため、より高いデータレートを達成できるようになる。
システムは、標準的な基地局の代わりに信号受信ユニット3200Aないし3200Dを使用することにより、各基地局においてハードウェアおよび/またはソフトウェアを低減してもよい。
上述のシステムは、CDMAシステムまたは直交周波数分割多元接続(OFDMA)システムにおいて実施されてもよい。このシステムにより、1つまたは複数のアクセス端末は、干渉が低減されるため、より少ない電力で送信できる。従来のCDMAシステムからセル内およびセル間干渉の両方が取り除かれうる。OFDM逆方向リンクシステムでは、各受信機アンテナの各パイロットトーンにおける影響を推定および減算することができるので、ユーザを復号した後で、セル間干渉の影響が取り除かれてもよい。分散したBTSの復調および復号を用いるシステムにおけるソフトハンドオフのユーザは、ソフターハンドオフが可能であり、復号の前に、全ての受信機アンテナ(すなわち通常、異なる基地局に対応するアンテナ)から復調を行うことができる。したがって、中央プロセッサ3204を備える全体システムは、より大きい逆方向リンク容量を有しうる。
セルクラスタに対する中央プロセッサ3204を備えるシステムはまた、(すなわち電力制御およびACKに対して)要求される順方向リンク(FL)媒体アクセス制御(MAC)チャネルの数を低減しうる。
さらに、アクセス端末が1つのBTSに対して良好な順方向リンクおよび不良の逆方向リンクを有するが、別のBTSに対しては反対である場合、中央プロセッサ3204は、周波数分割デュプレックス(FDD)システムに生じる順方向リンクおよび逆方向リンクの不均衡を低減または取り除きうる。この状況では、順方向リンクに関する逆方向リンクフィードバックチャネル送信情報は、良好な順方向リンクを備えるBTSによって正しく受信することができない。
当業者は、情報および信号が任意の様々な異なる技術および技法を使用して表わされてもよいことを理解するであろう。例えば、上述の説明の全体にわたって参照されうるデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、およびチップは、電圧、電流、電磁波、磁場または磁性粒子、光場または光粒子、あるいはこれらの任意の組合せにより表わされてもよい。
当業者はさらに、本明細書に開示されている実施形態に関連して記載されてる様々な例示の論理ブロック、モジュール、回路、およびアルゴリズムのステップは、電子ハードウェア、コンピュータソフトウェア、または両方の組合せで実施されてもよいことを理解するであろう。ハードウェアおよびソフトウェアのこの互換性を明らかに説明するために、様々な例示の構成要素、ブロック、モジュール、回路、およびステップは、機能の観点から全体的に述べられている。このような機能がハードウェアまたはソフトウェアで実施されるかは、特定の用途とシステム全体に課せられた設計制約とに依存する。当業者は、記載された機能を各特定の用途に対して様々なやり方で実施できるが、このような実施の決定は本発明の範囲からの逸脱を引き起こすと解釈されるべきではない。
本明細書に開示されている実施形態に関連して説明された様々な例示の論理ブロック、モジュール、および回路は、汎用プロセッサ、DSP、ASIC、FPGAまたは他のプログラマブル論理デバイス、ディスクリートなゲートまたはトランジスタ論理、ディスクリートなハードウェア構成要素、あるいは本明細書に説明されている機能を実行するために設計されたそれらの任意の組合せを用いて実施または実行されてもよい。汎用プロセッサはマイクロプロセッサであってもよいが、その代わりに、プロセッサは任意の従来のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、または状態機械であってもよい。プロセッサはまた、計算デバイスの組合せとして、例えばDSPおよびマイクロプロセッサ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと結合した1つまたは複数のマイクロプロセッサ、あるいは任意の他のこのような構成の組合せとしても実施されてもよい。
本明細書に開示されている実施形態に関連して説明されている方法またはアルゴリズムのステップは、ハードウェアで、またはプロセッサにより実行されるソフトウェアモジュールで、または両方の組合せで、直接に具体化されてもよい。ソフトウェアモジュールは、RAMメモリ、フラッシュメモリ、ROMメモリ、EPROMメモリ、EEPROMメモリ、レジスタ、ハードディスク、リムーバブルディスク、CD−ROM、または任意の他の形態の記憶媒体内に常駐してもよい。記憶媒体はプロセッサに接続され、これによりプロセッサは記憶媒体との間で情報を読み書きできる。その代わりに、記憶媒体はプロセッサと一体化されていてもよい。プロセッサおよび記憶媒体はASIC内に常駐してもよい。ASICはユーザ端末内に常駐してもよい。その代わりに、プロセッサおよび記憶媒体はユーザ端末内にディスクリートな構成要素として常駐してもよい。
本明細書に含まれる表題は、参照および特定のセクションの位置を探すのを助けるためのものである。これら表題は、表題に続いて記載された概念の範囲を制限することを意図するものでなく、これらの概念は明細書全体を通して他のセクションにおける適用性を有しうる。
開示された実施形態の上述の説明は、当業者が本発明を実現または使用できるように提供される。これらの実施形態に対する様々な変更は当業者に容易に明らかであり、本明細書で定義された一般的な原理は、本発明の精神または範囲から逸脱することなく、他の実施形態に適用されてもよい。したがって、本発明は、本明細書に示される実施形態に制限されるものでなく、本明細書に開示された原理および新規特徴に矛盾しない最も広い範囲に一致するものとする。

Claims (52)

  1. 干渉を低減する方法であって、
    第1の基地局において、少なくとも1つのアクセス端末から送信され、前記第1の基地局によって受信された信号を復調および復号することと、ここにおいて、前記信号はパケットに対応する時間分離されたサブパケットのインターレースを備え、
    前記第1の基地局によって、前記信号の復調および復号された情報を第2の基地局に送信することと、
    前記第2の基地局において前記信号を再構成することと、
    前記少なくとも1つのアクセス端末から送信され前記第2の基地局で受信された信号を格納した前記第2の基地局のバッファおいて前記再構成された信号を減算することとを備え、
    前記信号の復調および復号された情報を前記第2の基地局に送信することは、前記インターレースの2つのサブパケットを受信する間に行われ、
    前記信号を復号することは、前記パケットを復号することを試みることと、復号に成功したパケットに対する肯定応答信号を送信することと、復号に成功しなかったパケットに対する否定応答信号を送信することとを含み、
    前記信号を復調および復号することは、前記時間分離されたサブパケットを復調することと、複数のアクセス端末から送信され、同じ時間フレーム内で前記第1の基地局によって受信された複数のサブパケットから複数のパケットを復号することを試みることとを含む、方法。
  2. 前記第2の基地局において前記アクセス端末から前記信号の少なくとも一部を受信することをさらに備える、請求項1に記載の方法。
  3. 前記第2の基地局が前記アクセス端末の通信範囲内にある、請求項1に記載の方法。
  4. 前記信号はパイロット、オーバーヘッドチャネル、およびトラヒックチャネルのうちの少なくとも1つを含む、請求項1に記載の方法。
  5. 前記復調および復号された情報は複数の復号されたデータビット、複数の再符号化されたデータビット、複数の変調されたシンボル、および複数の変調/インタリーブされたシンボルのうちの少なくとも1つを含む、請求項1に記載の方法。
  6. 前記第2の基地局において複数のチャネルパラメータを推定するために前記復調および復号された情報を使用することをさらに備える、請求項1に記載の方法。
  7. 前記複数のチャネルパラメータは複数のマルチパス遅延および複数のチャネル係数のうちの少なくとも1つを含む、請求項6に記載の方法。
  8. 前記複数のチャネルパラメータは直交周波数分割多重化(OFDM)トーンの振幅および位相のうちの少なくとも1つを含む、請求項6に記載の方法。
  9. 前記第2の基地局において前記信号を再構成することは符号化、変調、およびフィルタリングを含む、請求項1に記載の方法。
  10. 前記第2の基地局において前記信号を再構成することは符号化、変調、およびフーリエ変換を含む、請求項1に記載の方法。
  11. 前記復調および復号された情報を前記第2の基地局に送信することは、前記第1の基地局と前記第2の基地局との間の直接リンクを使用する、請求項1に記載の方法。
  12. 前記復調および復号された情報を前記第2の基地局に送信することは、前記第1の基地局および前記第2の基地局と通信する基地局コントローラを使用する、請求項1に記載の方法。
  13. 前記信号は符号分割多元接続信号である、請求項1に記載の方法。
  14. 前記信号は直交周波数分割多重化信号である、請求項1に記載の方法。
  15. 干渉を低減するシステムであって、
    第1の基地局を備え、
    前記第1の基地局は、少なくとも1つのアクセス端末から送信され、パケットに対応する時間分離された複数のサブパケットのインターレースを備えた信号を復調および復号するように構成された受信機、並びに前記信号の復調および復号された情報を第2の基地局に送信するもので、前記インターレースの2つのサブパケットを受信する間に前記信号の復調および復号された情報を前記第2の基地局に送信するように構成された送信機を含み、
    前記第1の基地局は、前記パケットを復号することを試み、復号に成功したパケットに対する肯定応答信号を送信し、復号に成功しなかったパケットに対する否定応答信号を送信するように構成され、
    前記受信機は前記時間分離されたサブパケットを復調し、複数のアクセス端末から送信され、同じ時間フレーム内で前記第1の基地局によって受信された複数のサブパケットから複数のパケットを復号することを試みるようにさらに構成され、
    前記第2の基地局は前記第2の基地局において前記信号を再構成するように構成された信号再構成ユニット、並びに前記少なくとも1つのアクセス端末から送信され前記第2の基地局で受信された信号を格納した前記第2の基地局のバッファにおいてバッファ出力から前記再構成された信号を減算するように構成された減算器を含む、システム。
  16. 前記第2の基地局は前記少なくとも1つのアクセス端末から前記信号の少なくとも一部を受信する受信機をさらに備える、請求項15に記載のシステム。
  17. 前記第2の基地局は前記少なくとも1つのアクセス端末の通信範囲内にある、請求項15に記載のシステム。
  18. 前記信号は、パイロット、オーバーヘッドチャネル、およびトラヒックチャネルのうちの少なくとも1つを含む、請求項15に記載のシステム。
  19. 前記復調および復号された情報は、複数の復号されたデータビット、複数の再符号化されたデータビット、複数の変調されたシンボル、および複数の変調/インタリーブされたシンボルのうちの少なくとも1つを含む、請求項15に記載のシステム。
  20. 前記第2の基地局は複数のチャネルパラメータを推定するために前記復調および復号された情報を使用するように構成される、請求項15に記載のシステム。
  21. 前記複数のチャネルパラメータは複数のマルチパス遅延および複数のチャネル係数のうちの少なくとも1つを含む、請求項20に記載のシステム。
  22. 前記複数のチャネルパラメータは直交周波数分割多重化(OFDM)トーンの振幅および位相のうちの少なくとも1つを含む、請求項20に記載のシステム。
  23. 前記第2の基地局における前記信号の再構成は符号化、変調、およびフィルタリングを含む、請求項15に記載のシステム。
  24. 前記第2の基地局における前記信号の再構成は符号化、変調、およびフーリエ変換の実行を含む、請求項15に記載のシステム。
  25. 前記復調および復号された情報の前記第2の基地局への送信は、前記第1の基地局と前記第2の基地局との間の直接リンクを使用する、請求項15に記載のシステム。
  26. 前記復調および復号された情報の前記第2の基地局への送信は、前記第1の基地局および前記第2の基地局と通信する基地局コントローラを使用する、請求項15に記載のシステム。
  27. 前記信号は、符号分割多元接続信号である、請求項15に記載のシステム。
  28. 前記信号は、直交周波数分割多重化信号である、請求項15に記載のシステム。
  29. 干渉を低減するシステムであって、
    少なくとも1つのアクセス端末から複数の信号を受信し、前記複数の信号を中央プロセッサに送信するように構成された複数の固定ユニットと、ここにおいて、前記複数の信号は、パケットに対応する時間分離された複数のサブパケットのインターレースを備える、
    前記中央プロセッサと、ここにおいて、前記中央プロセッサは、前記複数の信号の複数のサンプルを格納するように構成されたバッファを含み、前記中央プロセッサは、前記バッファに格納された複数のサンプルを復調および復号し、複数の再構成サンプルを生成するために、前記復調および復号された複数のサンプルを再構成し、前記複数の再構成サンプルを前記バッファに格納された複数のサンプルから減算するように構成される、
    を備え、
    複数の特定サンプルが、復号の可能性を高める順序で前記バッファにおいて復号ために選択される、ここにおいて前記順序は古いサンプルが新しいサンプルよりも前に復号され各々の増分を前記新しいサンプルの復号に使用することを許容するものである、
    前記中央プロセッサは、前記パケットを復号することを試み、復号が成功したかどうかを判定するようにさらに構成され、
    前記複数のサンプルを復調および復号することは、前記時間分離された複数のサブパケットを復調し、前記時間分離された複数のサブパケットを復号することを試みることを含む、システム。
  30. 前記複数の固定ユニットは、地理的エリアにわたって空間的に分散し、各ユニットは、他の複数のユニットの別のセルと実質的に異なるセルから複数の信号を受信する、請求項29に記載のシステム。
  31. 前記複数の固定ユニットによって前記中央プロセッサに送信される前記複数の信号は、変調および符号化された信号である、請求項29に記載のシステム。
  32. 前記複数のユニットおよび前記中央プロセッサに連結された1つまたは複数の光ファイバをさらに備える、請求項29に記載のシステム。
  33. 前記複数の固定ユニットの各々はアンテナ、増幅器、フィルタ、およびサンプラを含む、請求項29に記載のシステム。
  34. 前記複数のバッファは複数のサブバッファを含み、各サブバッファは特定のユニットからの複数の信号の複数のサンプルを格納するように構成される、請求項29に記載のシステム。
  35. 前記中央プロセッサは、2つまたはそれ以上の前記固定ユニットからの複数のマルチパス信号を結合するように構成される、請求項29に記載のシステム。
  36. 前記中央プロセッサは前記アクセス端末から電力閾値を越える複数の信号を受信しなかった前記複数の固定ユニットの1つによって受信された複数のサンプルから前記複数の再構成サンプルを減算するように構成される、請求項29に記載のシステム。
  37. 前記中央プロセッサは、前記アクセス端末から電力閾値を越える複数の信号を受信しなかった前記複数の固定ユニットの1つに対してチャネル推定を行うように構成される、請求項29に記載のシステム。
  38. 前記複数の信号はパイロット、オーバーヘッドチャネル、およびトラヒックチャネルのうちの少なくとも1つを含む、請求項29に記載のシステム。
  39. 前記中央プロセッサにおける前記信号の再構成は符号化、変調、およびフィルタリングを含む、請求項29に記載のシステム。
  40. 前記中央プロセッサにおける前記信号の再構成は、符号化、変調、およびフーリエ変換の実行を含む、請求項29に記載のシステム。
  41. 前記信号は、符号分割多元接続信号である、請求項29に記載のシステム。
  42. 前記信号は、直交周波数分割多重化信号である、請求項29に記載のシステム。
  43. 干渉を低減する方法であって、
    複数の固定受信ユニットで、少なくとも1つのアクセス端末によって送信された信号を受信し、前記受信信号を中央プロセッサに転送することと、ここにおいて、前記信号は、パケットに対応する時間分離された複数のサブパケットのインターレースを備え、
    前記中央プロセッサで、前記受信信号の複数のサンプルを格納することと、
    前記中央プロセッサで、前記複数のサンプルを復調および復号することと、ここにおいて、前記複数のサンプルを復調および復号することは、前記時間分離された複数のサブパケットを復調することと、前記時間分離された複数のサブパケットを復号することを試みることとを含み、前記時間分離された複数のサブパケットを復号することを試みることは、復号が成功したかどうかを判定することを含み、
    前記中央プロセッサにおいて、複数の再構成サンプルを生成するために、前記復調および復号された複数のサンプルを再構成することと、
    前記中央プロセッサにおいて、前記複数の再構成サンプルを前記複数のサンプルから減算することと、ここにおいて、これら複数のサンプルは、復号の可能性を高める順序で前記バッファにおいて復号ために選択される、ここにおいて前記順序は古いサンプルが新しいサンプルよりも前に復号され各々の増分を前記新しいサンプルの復号に使用することを許容するものである、
    を含む、方法。
  44. 前記複数の固定ユニットによって前記中央プロセッサに転送される複数の信号は、変調および符号化された信号である、請求項43に記載の方法。
  45. 2つまたはそれ以上のユニットからの複数のマルチパス信号を結合することをさらに含む、請求項43に記載の方法。
  46. 前記少なくとも1つのアクセス端末から電力閾値を越える複数の信号を受信しなかった前記複数の固定ユニットの1つによって受信された複数のサンプルから、前記複数の再構成サンプルを減算することをさらに含む、請求項43に記載の方法。
  47. 前記少なくとも1つのアクセス端末から電力閾値を越える複数の信号を受信しなかった前記複数の固定ユニットの1つに対してチャネル推定を実行することをさらに含む、請求項43に記載の方法。
  48. 前記信号はパイロット、オーバーヘッドチャネル、およびトラヒックチャネルのうちの少なくとも1つを含む、請求項43に記載の方法。
  49. 前記中央プロセッサにおいて再構成することは、符号化、変調およびフィルタリングを含む、請求項43に記載の方法。
  50. 前記中央プロセッサにおいて再構成することは、符号化、変調、およびフーリエ変換の実行を含む、請求項43に記載の方法。
  51. 前記信号は、符号分割多元接続信号である、請求項43に記載の方法。
  52. 前記信号は、直交周波数分割多重化信号である、請求項43に記載の方法。
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