JP5439123B2 - 組立ケース - Google Patents
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Description
本発明は、例えば、菓子、化粧品、薬などの様々な商品が収容物として収容される組立ケースに関する。
一般に、菓子、化粧品、薬など様々な商品が収容される組立ケースは、紙製又は硬質でかつ透明なプラスチック製などの1枚のブランクシートから一体的に打ち抜かれたケース形成片より組み立てられることがある。
このような組立ケースとしては、従来より、図7に示すような組立ケース5が知られている(例えば、特許文献1参照)。この組立ケース5は、4枚の壁面板51a〜51dの側端縁同士が折罫部52を介して折り曲げ自在に連設され、かつ軸線を上下方向へ延ばすように組み立てられる四角筒状の組立ケース本体51を備えている。また、上記組立ケース5は、上記組立ケース本体51の各壁面板51a〜51dのうちの一つの壁面板51c(具体的には前側に位置する壁面板51a)の上端縁及び下端縁にそれぞれ折罫部52を介して折り曲げ自在に連設された上蓋板53及び下蓋板54を備えている。上記上蓋板53によって、上記組立ケース本体51の上方に開口する上方開口を閉塞する一方、上記下蓋板54によって、上記組立ケース本体51の下方に開口する下方開口を閉塞している。この場合、上蓋板53及び下蓋板54は、それぞれ反壁面板51a側(反折罫部52側)の端縁に折罫部55を介して折り曲げ自在に連設された差込舌片53a,54aを有し、上蓋板53及び下蓋板54が上方開口及び下方開口を閉塞した状態で、上記差込舌片53a,54aが組立ケース本体51内に入り込む。
このような組立ケースとしては、従来より、図7に示すような組立ケース5が知られている(例えば、特許文献1参照)。この組立ケース5は、4枚の壁面板51a〜51dの側端縁同士が折罫部52を介して折り曲げ自在に連設され、かつ軸線を上下方向へ延ばすように組み立てられる四角筒状の組立ケース本体51を備えている。また、上記組立ケース5は、上記組立ケース本体51の各壁面板51a〜51dのうちの一つの壁面板51c(具体的には前側に位置する壁面板51a)の上端縁及び下端縁にそれぞれ折罫部52を介して折り曲げ自在に連設された上蓋板53及び下蓋板54を備えている。上記上蓋板53によって、上記組立ケース本体51の上方に開口する上方開口を閉塞する一方、上記下蓋板54によって、上記組立ケース本体51の下方に開口する下方開口を閉塞している。この場合、上蓋板53及び下蓋板54は、それぞれ反壁面板51a側(反折罫部52側)の端縁に折罫部55を介して折り曲げ自在に連設された差込舌片53a,54aを有し、上蓋板53及び下蓋板54が上方開口及び下方開口を閉塞した状態で、上記差込舌片53a,54aが組立ケース本体51内に入り込む。
ところで、商品が収容された組立ケースは、複数個をケース状の梱包材に箱詰めして保管流通に供され、販売店などで梱包材から取り出されて個々に陳列される。
その場合、販売店にて陳列された組立ケースには、主として商品を目立たせて広告宣伝効果を高めるため、一部分を組立ケースから突出させるラベル(この種のラベルは、POPラベルとも言われる。以下、POPラベルと略称する場合がある)が貼着されることがある。このPOPラベルは、一般に所定形状の柔軟なシート状ラベルからなり、主として、組立ケースの前側に位置する壁面板の上端に貼着される貼着部と、当該壁面板よりも上方へ突出する突出部と、から構成されている。この場合、貼着部は、POPラベルの下端部における幅方向の一部分に限定して設けられることはなく、下端部の幅方向全域に亘って設けられるため、貼着された壁面板の上方へのみ突出部が突出している。
その場合、販売店にて陳列された組立ケースには、主として商品を目立たせて広告宣伝効果を高めるため、一部分を組立ケースから突出させるラベル(この種のラベルは、POPラベルとも言われる。以下、POPラベルと略称する場合がある)が貼着されることがある。このPOPラベルは、一般に所定形状の柔軟なシート状ラベルからなり、主として、組立ケースの前側に位置する壁面板の上端に貼着される貼着部と、当該壁面板よりも上方へ突出する突出部と、から構成されている。この場合、貼着部は、POPラベルの下端部における幅方向の一部分に限定して設けられることはなく、下端部の幅方向全域に亘って設けられるため、貼着された壁面板の上方へのみ突出部が突出している。
ところが、上記POPラベルは、組立ケースとは別途に製造されるため、製造コストを要する上、組立ケースに対し人手により貼着しなければならないために人件費を要し、コストが非常に嵩んでしまう。
そこで、組立ケースに、商品を目立たせて広告宣伝効果を高めるための看板としての機能を付与した突片を一体的に突設させることが提案されている。具体的には、図8に示すように、四角筒状の組立ケース本体51の各壁面板51a〜51dのうちの後側に位置する壁面板51cの上端縁に折罫部52を介して上蓋板53を折り曲げ自在に連設する一方、前側に位置する壁面板51aに当該壁面板51aよりも上方へ突出する突片61を一体的に突設し、この突片61に看板としての機能を付与している。なお、図8に示す組立ケースの突片61を除くその他の基本的な構成は、図7に示す組立ケースと実質的に同じであるので、同一部分については同じ符号を付してその詳細な説明は省略している。
そこで、組立ケースに、商品を目立たせて広告宣伝効果を高めるための看板としての機能を付与した突片を一体的に突設させることが提案されている。具体的には、図8に示すように、四角筒状の組立ケース本体51の各壁面板51a〜51dのうちの後側に位置する壁面板51cの上端縁に折罫部52を介して上蓋板53を折り曲げ自在に連設する一方、前側に位置する壁面板51aに当該壁面板51aよりも上方へ突出する突片61を一体的に突設し、この突片61に看板としての機能を付与している。なお、図8に示す組立ケースの突片61を除くその他の基本的な構成は、図7に示す組立ケースと実質的に同じであるので、同一部分については同じ符号を付してその詳細な説明は省略している。
しかし、上記提案のものでは、前側に位置する壁面板51aより上方へ突出する突片61によって看板としての機能が付与されてはいるものの、組立ケース5が透明なプラスチック製のものであれば、見栄えが著しく悪化する。これは、後側に位置する壁面板51cの上端縁及び下端縁にそれぞれ折罫部52を介して上蓋板53及び下蓋板54が折り曲げ自在に連設されているため、前側に位置する壁面板51aの裏面に沿って上蓋板53及び下蓋板54の差込舌片53a,54aが差し込まれると、この差込舌片53a,54aが壁面板51aを透して前方から露見するからである。そのため、差込舌片53a,54aが壁面板51aを透して前方から露見していると、組立ケース5の見栄えを良好に保つことができず、商品イメージを悪化させてしまう。
かかる点から、上記組立ケースを前後逆転させ、前側に位置する壁面板の上端縁及び下端縁にそれぞれ折罫部を介して上蓋板及び下蓋板を折り曲げ自在に連設し、後側に位置する壁面板の裏面に沿って上蓋板及び下蓋板の差込舌片を差し込んで、この差込舌片が前方から露見し難くする。そして、後側に位置する壁面板に当該壁面板よりも上方へ突出する突片を一体的に突設して看板としての機能を付与することも考えられる。
しかしながら、組立ケース本体の後側に位置する壁面板に突片を上方へ突設させて看板としての機能を付与しても、組立ケース本体の前側の壁面板より上方へ突設する突片に看板機能を付与したものに比して看板としてのインパクトが小さくなることが否めず、商品を目立たせて広告宣伝効果を高める上で不利なものとなる。
しかしながら、組立ケース本体の後側に位置する壁面板に突片を上方へ突設させて看板としての機能を付与しても、組立ケース本体の前側の壁面板より上方へ突設する突片に看板機能を付与したものに比して看板としてのインパクトが小さくなることが否めず、商品を目立たせて広告宣伝効果を高める上で不利なものとなる。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、商品を圧倒的に目立たせて広告宣伝効果を飛躍的に高め、かつ見栄えを良好に保って商品イメージを向上させることができる組立ケースを提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明では、複数の壁面板の側端縁同士が折罫部を介して折り曲げ自在に連設され、軸線を上下方向へ延ばすような多角筒状に組み立てられる組立ケース本体と、上記組立ケース本体の各壁面板のうちの一つの壁面板の上端縁に折罫部を介して折り曲げ自在に連設され、上記組立ケース本体の上方に開口する上方開口を閉塞する上蓋板と、上記各壁面板のうちの一つの壁面板の下端縁に折罫部を介して折り曲げ自在に連設され、上記組立ケース本体の下方に開口する下方開口を閉塞する下蓋板と、を備える組立ケースを前提とする。更に、上記組立ケース本体は、その展開時に上記上蓋板が連設された壁面板が上記各壁面板の一側の外側端に位置し、この壁面板と上記組立ケース本体の展開時に上記各壁面板の他側の外側端に位置する壁面板とが当該組立ケース本体の前側において互いに表裏方向で重なり合うように組み立てられている。そして、組み立てられた組立ケース本体の後側に位置する壁面板は、当該壁面板よりも上方へ突出して看板としての機能を有する後側突片を一体的に備えている。また、上記上蓋板が連設された壁面板とで上記組立ケース本体の前側において互いに表裏方向で重なり合う上記壁面板は、上記上蓋板が連設された壁面板の表側に位置し、当該壁面板よりも上方へ突出して看板としての機能を有する前側突片を一体的に備えている。
この特定事項により、組立ケース本体の後側に位置する壁面板よりも上方へ後側突片を突出させるとともに、上記組立ケース本体の前側に位置する壁面板よりも上方へ前側突片を突出させて、上記後側突片及び前側突片にそれぞれ看板としての機能を付与している。これにより、後側突片によるディスプレイ効果に加え、それよりも看板としてのインパクトの大きい前側突片によるディスプレイ効果によって、商品を圧倒的に目立たせて広告宣伝効果を飛躍的に高めることが可能となる。
しかも、上記上蓋板が連設された壁面板が組立ケース本体の前側において裏側に位置することになり、その上蓋板の差込舌片は後側に位置する壁面板の裏面に沿って組立ケース本体内に差し込まれることになる。このため、上記上蓋板の差込舌片が、前側に位置する壁面板を透して前方から露見することがない。これにより、前側に位置する壁面板に前側突片が突設されていても、組立ケースの見栄えを良好に保って商品イメージを向上させることが可能となる。
この特定事項により、組立ケース本体の後側に位置する壁面板よりも上方へ後側突片を突出させるとともに、上記組立ケース本体の前側に位置する壁面板よりも上方へ前側突片を突出させて、上記後側突片及び前側突片にそれぞれ看板としての機能を付与している。これにより、後側突片によるディスプレイ効果に加え、それよりも看板としてのインパクトの大きい前側突片によるディスプレイ効果によって、商品を圧倒的に目立たせて広告宣伝効果を飛躍的に高めることが可能となる。
しかも、上記上蓋板が連設された壁面板が組立ケース本体の前側において裏側に位置することになり、その上蓋板の差込舌片は後側に位置する壁面板の裏面に沿って組立ケース本体内に差し込まれることになる。このため、上記上蓋板の差込舌片が、前側に位置する壁面板を透して前方から露見することがない。これにより、前側に位置する壁面板に前側突片が突設されていても、組立ケースの見栄えを良好に保って商品イメージを向上させることが可能となる。
また、上記前側突片は、上記表側の壁面板の上部位置から当該壁面板よりも外側方へも一体的に突出していることが好ましい。この場合、前側突片が表側の壁面板の上部位置から当該壁面板よりも外側方へも一体的に突出しているので、看板としてのインパクトの大きい前側突片によるディスプレイ効果がさらに高められ、商品を目立たせ且つ広告宣伝機能を高めるための看板としての機能をより一層飛躍的に発揮することができる。
しかも、幅方向全域に亘って貼着部が設けられているために上方へのみしか突出させることができなかったPOPラベルに比しても明らかにディスプレイ効果に差があり、実施する上で非常に有利なものとなる。
しかも、幅方向全域に亘って貼着部が設けられているために上方へのみしか突出させることができなかったPOPラベルに比しても明らかにディスプレイ効果に差があり、実施する上で非常に有利なものとなる。
更に、上記後側突片には、上記組立ケース本体を吊下するための吊下孔が穿設されていてもよい。この場合には、看板としてのインパクトの大きい前側突片によってディスプレイ効果を図りつつ商品を吊り下げて陳列することができる。
以上、要するに、後側の壁面板及び前側の壁面板より後側突片及び前側突片をそれぞれ上方へ突出させて看板としての機能を付与することで、後側突片によるディスプレイ効果に加え、それよりも看板としてのインパクトの大きい前側突片によるディスプレイ効果によって、商品を圧倒的に目立たせて広告宣伝効果を飛躍的に高めることができる。
しかも、上蓋板が連設された壁面板が組立ケース本体の前側において裏側に位置し、その上蓋板の差込舌片が後側の壁面板の裏面に沿って組立ケース本体内に差し込まれて前側の壁面板を透して前方から露見することがない。これにより、前側の壁面板に前側突片が突設されていても、組立ケースの見栄えを良好に保って、商品イメージを向上させることができる。
しかも、上蓋板が連設された壁面板が組立ケース本体の前側において裏側に位置し、その上蓋板の差込舌片が後側の壁面板の裏面に沿って組立ケース本体内に差し込まれて前側の壁面板を透して前方から露見することがない。これにより、前側の壁面板に前側突片が突設されていても、組立ケースの見栄えを良好に保って、商品イメージを向上させることができる。
以下、添付図面を参照しながら、本発明の実施の形態について説明し、本発明の理解に供する。尚、以下の実施の形態は、本発明を具体化した一例であって、本発明の技術的範囲を限定する性格のものではない。
まず、図1を用いて、本発明の実施の形態に係る組立ケース1の概略構成について説明する。
まず、図1を用いて、本発明の実施の形態に係る組立ケース1の概略構成について説明する。
図1に示すように、上記組立ケース1は、組立ケース本体11と、上蓋板12と、下蓋板13とを備えている。この上記組立ケース1は、ポリプロピレンやポリエチレンテレフタレートなどの透明プラスチックシートを打ち抜いて形成した打ち抜きシートSを組み立てることによって得られる。
上記組立ケース本体11は、前壁面板11a、左壁面板11b、後壁面板11c、右壁面板11dにもう1つの前壁面板11eを加えた5つの壁面板11a〜11eにより構成されている。上記各壁面板11a〜11eのうち、上記2つの前壁面板11a,11eは、組立ケース本体11の展開時にそれぞれ一側及び他側の外側端(図1では左右の両側端)に位置している。上記各壁面板11a〜11eは、互いに相隣る壁面板の側端縁同士が折罫部21を介して折り曲げ自在に連設されている。そして、図2及び図3に示すように、上記組立ケース本体11(各壁面板11a〜11e)は、上記両前壁面板11a,11eを上記組立ケース本体11の前側において互いに表裏方向で重なり合わせることで、軸線mを上下方向へ延ばすように4角筒状に組み立てられる。また、上記組立ケース本体11は、上記表側の前壁面板11eの外端縁(反右壁面板11d側の端縁)に折罫部22を介して折り曲げ自在に連設された糊代片11fを備えている。そして、上記組立ケース本体11は、上記表側の前壁面板11eと糊代片11fとの間の折罫部22が上記裏側の前壁面板11aと左壁面板11bとの間の折罫部21に略一致するように糊代片11fを左壁面板11bの表面に両面粘着テープ10で貼り合わせることによって組立形状を保持している。
また、上記上蓋板12は、上記組立ケース本体11の各壁面板11a〜11eのうちの一つの壁面板の上端縁、具体的には裏側の前壁面板11aの上端縁に、折罫部23を介して折り曲げ自在に連設されている。この上蓋板12は、上記組立ケース本体11の上方に開口する上方開口14を閉塞するためのものである。また、上蓋板12は、その反壁面板11a側の端縁(図1では上端縁)に差込舌片15を備えている。この差込舌片15は、図4に示すように、上記上蓋板12が上方開口14を閉塞した状態で、上記組立ケース本体11内に入り込む。そして、上記差込舌片15は、その幅が上記上蓋板12の反壁面板11a側の端縁の中央位置においてその端縁の幅の略半分に設定された基端部151と、上記後壁面板11cの裏面に沿って組立ケース本体11内に差し込まれる差込舌片本体152とを備えている。更に、上記差込舌片15の基端部151は、上記上蓋板12の反折罫部23側の端縁中央に設けられた凹設部121に折罫部24を介して折り曲げ自在に連設されている。
また、上記下蓋板13は、上記組立ケース本体11の各壁面板11a〜11eのうちの一方の前壁面板11aを除く一つの壁面板の下端縁、具体的には表側の前壁面板11eの下端縁に、折罫部25を介して折り曲げ自在に連設されている。この下蓋板13は、上記組立ケース本体11の下方に開口する下方開口16を閉塞するためのものである。また、下蓋板13は、その反壁面板11e側の端縁(図1では下端縁)に差込舌片17を備えている。この差込舌片17は、上記下蓋板13が下方開口16を閉塞した状態で、上記組立ケース本体11内に入り込む。そして、上記差込舌片17は、その幅が上記下蓋板13の反壁面板11e側の端縁の中央位置においてその端縁の幅の略半分に設定された基端部171と、上記後壁面板11cの裏面に沿って組立ケース本体11内に差し込まれる差込舌片本体172とを備えている。更に、上記差込舌片17の基端部171は、上記下蓋板13の反折罫部25側の端縁中央に設けられた凹設部131に折罫部26を介して折り曲げ自在に連設されている。
更に、上記左壁面板11b及び上記右壁面板11dの上下両端縁には、それぞれサイドフラップ18が折罫部27を介して折り曲げ自在に連設されている。これらのサイドフラップ18は、上方開口14及び下方開口16を塞ぐように折罫部27で折り曲げられたとき、その先端同士が互いに重なり合わない長さ、つまり各前壁面板11a,11e及び後壁面板11cの幅方向(図1では左右方向)の長さの半分よりも若干短い長さに形成されている。また、上記各サイドフラップ18は、上記各折罫部27で折り曲げられたとき、それぞれの前端辺が上記裏側の前壁面板11aと上蓋板12及び上記表側の前壁面板11eと下蓋板13との折罫部23,25に略一致するように上記各折罫部27に対し直交する方向に直線状に延びている。一方、上記各サイドフラップ18の後端辺は、上記各折罫部27で折り曲げられたとき、上記各折罫部27に対しそれぞれ直交する方向に直線状に延びたのち上記折罫部23,25側へ段差状に切り欠かれて上記各サイドフラップ18の先端に向かって斜め方向に延びている。
また、図5に示すように、上記各サイドフラップ18が上記各折罫部27で折り曲げられたとき、その上方開口14及び下方開口16において両サイドフラップ18の後端辺と後壁面板11cとの間に平面視で略三角形状を呈する挿入隙間19が形成される。この挿入隙間19は、上記差込舌片15,17の基端部151,171側とほぼ同幅に形成され、上記差込舌片15,17が後壁面板11cの裏面に沿っていれば、挿入がスムーズに行われる。この場合、上記差込舌片15,17は、その基端部151,171が上記上蓋板12及び下蓋板13の反折罫部23,25側の端縁中央の凹設部121,131に折罫部24,26を介して連設されているので、上記挿入隙間19に差込舌片15,17の基端部151,171が挿入されると、その基端部151,171よりも外側に位置する差込舌片15,17の基端部151,171側の端縁が各サイドフラップ18の裏面に係合し、上蓋板12及び下蓋板13の開放を規制する機能を有している。
そして、上記後壁面板11cの上端縁には、当該後壁面板11cよりも上方へ突出して看板としての機能を有する後側突片31が一体的に突設されている。この後側突片31は、上記後壁面板11cとほぼ同一の幅に形成され、その上方への突出長さが上記上蓋板12の長さつまり上蓋板12の折罫部23,24間での長さよりも僅かに短く形成されている。また、上記後側突片31の上端縁左右の角部は、それぞれ円弧状に面取り加工されている。そして、上記後壁面板11cの上端縁には、上記後側突片31を前方へ折り曲げ可能とする折罫部28が形成されている。この場合、上記後壁面板11cの上端縁の折罫部28は、組立ケース1を組み立てて内部に商品を収容した状態で複数個をケース状の梱包材に箱詰めして保管流通に供する際に、上蓋板12の表面に沿って折り曲げられることで、上記梱包材への箱詰め効率を高めるようにしている。
更に、上記表側の前壁面板11eの上端縁には、当該前壁面板11aよりも上方へ突出して看板としての機能を有する前側突片32が一体的に突設されている。この前側突片32は、上記表側の前壁面板11eの上端縁の左略半分部(図1では右略半分部)より上方へ突出している。更に、上記前側突片32は、上記表側の前壁面板11eの上部位置から当該前壁面板11eの外端縁(図3では右端縁)よりも外側方(図3では右側方)へも一体的に突出している。
また、上記前側突片32の上端縁左右の角部及び左側の下端縁は、それぞれ円弧状に面取り加工されている。そして、上記前側突片32は、上記表側の前壁面板11eの上部位置から外側方へ突出している関係上、当該前壁面板11eに連設される糊代片11fに跨って当該糊代片11fの上部位置を切り欠いて形成されている。その切り欠かれた糊代片11fの上部位置の切欠孔33は、当該糊代片11fが貼着される左壁面板11bによって裏面側から塞がれている。この場合、前側突片32及び後側突片31の双方には、それぞれ裏面側から印刷されて看板としての機能が付与されている。
また、上記前側突片32の上端縁左右の角部及び左側の下端縁は、それぞれ円弧状に面取り加工されている。そして、上記前側突片32は、上記表側の前壁面板11eの上部位置から外側方へ突出している関係上、当該前壁面板11eに連設される糊代片11fに跨って当該糊代片11fの上部位置を切り欠いて形成されている。その切り欠かれた糊代片11fの上部位置の切欠孔33は、当該糊代片11fが貼着される左壁面板11bによって裏面側から塞がれている。この場合、前側突片32及び後側突片31の双方には、それぞれ裏面側から印刷されて看板としての機能が付与されている。
次に、組立ケース1の組み立てから商品を収容して販売店などで陳列されるまでの流れを説明する。
まず、図1に示すように、透明プラスチックシートを打ち抜いて形成した打ち抜きシートSを透明プラスチックシートから外す。このとき、打ち抜きシートSには、裏面側からの印刷が既に完了している。
次いで、組立ケース本体11の2つの前壁面板11a,11eを当該組立ケース本体11の前側において互いに表裏方向で重なり合わせて、組立ケース本体11を4角筒状に組み立てる。このとき、表側の前壁面板11eと糊代片11fとの間の折罫部22が裏側の前壁面板11aと左壁面板11bとの間の折罫部21に略一致するように糊代片11fを左壁面板11bの表面に両面粘着テープ10で貼り合わせることによって組立ケース本体11の組立形状を保持する。
次いで、図6に示すように、表側の前壁面板11eと右壁面板11dとの間の折罫部21、及び、後壁面板11cと左壁面板11bとの間の折罫部21において折り曲げて組立ケース1を畳んだ状態にする。この畳んだ状態の組立ケース1は、ケース状の梱包材に箱詰めされて、当該組立ケース1の内部に収容される商品の収容場所などに搬送される。
その後、商品の収容場所などにおいて、組立ケース1を梱包材から取り出して組み立てる。
具体的には、図2に示すように、裏側の前壁面板11aと左壁面板11bとの間の折罫部21、及び表側の前壁面板11eと糊代片11fとの間の折罫部22、並びに、後壁面板11cと右壁面板11dとの間の折罫部21においてそれぞれ折り曲げて組立ケース本体11を四角柱状にする。
具体的には、図2に示すように、裏側の前壁面板11aと左壁面板11bとの間の折罫部21、及び表側の前壁面板11eと糊代片11fとの間の折罫部22、並びに、後壁面板11cと右壁面板11dとの間の折罫部21においてそれぞれ折り曲げて組立ケース本体11を四角柱状にする。
それから、組立ケース本体11の上方開口14及び下方開口16のうち、下方開口16を先に閉塞する。具体的には、左壁面板11b及び右壁面板11dの下端縁の各サイドフラップ18を、組立ケース本体11の下方開口16を塞ぐようにそれぞれ折罫部27で折り曲げる。その後、表側の前壁面板11eの下端縁の下蓋板13を折罫部26で折り曲げるとともに、差込舌片17を折罫部26で折り曲げる。そして、上記各サイドフラップ18を折罫部27で折り曲げたときに形成される挿入隙間19に、上記差込舌片17を挿入して下方開口16を下蓋板13により閉塞する。
しかる後、組立ケース本体11の内部に上方開口14を介して商品を収容する。それから、組立ケース本体11の上方開口14を閉塞する。具体的には、左壁面板11b及び右壁面板11dの上端縁の各サイドフラップ18を、組立ケース本体11の上方開口14を塞ぐようにそれぞれ折罫部27で折り曲げる。その後、裏側の前壁面板11aの上端縁の上蓋板12を折罫部23で折り曲げるとともに、差込舌片15を折罫部24で折り曲げる。そして、上記各サイドフラップ18を折罫部27で折り曲げたときに形成される挿入隙間19に、上記差込舌片15を挿入して上方開口14を上蓋板12により閉塞する。
その後、商品が収容された組立ケース1を、図示しないケース状の梱包材に縦横方向及び高さ方向にも並べて複数個の箱詰めを行う。このとき、各組立ケース1の後壁面板11cの上端縁より上方へ突出する後側突片31は、前側突片32よりも上方への突出量が大きいため、梱包材の形状によっては、それぞれ折罫部28により上蓋板12の表面に沿って折り曲げられた状態で箱詰めされる。
そして、箱詰めされた各組立ケース1は、保管流通に供されて販売店などに流通されると、梱包材から取り出されて個々に陳列される。このとき、各組立ケース1の後側突片31が折罫部28により前方へ折り曲げられている場合には、後側突片31を折罫部28に沿って後方へ戻して起立させておく。
したがって、上記実施の形態では、組立ケース本体11の後壁面板11cよりも上方へ後側突片31を突出させるとともに、組立ケース本体11の表側の前壁面板11eよりも上方へ前側突片32を突出させて、上記後側突片31及び前側突片32にそれぞれ看板としての機能を付与している。これにより、後側突片31によるディスプレイ効果に加え、これよりもインパクトの大きい前側突片32によるディスプレイ効果によって、商品を圧倒的に目立たせて広告宣伝効果を飛躍的に高めることができる。
しかも、上記前側突片32は、上記表側の壁面板11eの上部位置から当該壁面板11eよりも外側方へも突出しているので、インパクトの大きい前側突片32によるディスプレイ効果がさらに高められ、商品を目立たせ且つ広告宣伝機能を高めるための看板としての機能をより一層飛躍的に発揮することができる。更に、幅方向全域に亘って貼着部が設けられているために上方へのみしか突出させることができなかったPOPラベルに比しても明らかにディスプレイ効果に差があり、実施する上で非常に有利なものとなる。
しかも、上記前側突片32は、上記表側の壁面板11eの上部位置から当該壁面板11eよりも外側方へも突出しているので、インパクトの大きい前側突片32によるディスプレイ効果がさらに高められ、商品を目立たせ且つ広告宣伝機能を高めるための看板としての機能をより一層飛躍的に発揮することができる。更に、幅方向全域に亘って貼着部が設けられているために上方へのみしか突出させることができなかったPOPラベルに比しても明らかにディスプレイ効果に差があり、実施する上で非常に有利なものとなる。
また、上記上蓋板12が連設された壁面板11aが組立ケース本体11の前側において裏側に位置することになり、その上蓋板12の差込舌片15は後側に位置する壁面板11cの裏面に沿って組立ケース本体11内に差し込まれることになる。このため、上記上蓋板12の差込舌片15が、組立ケース本体11の後側に位置し、前側に位置する2つの壁面板11a,11eを透して前方から露見することがない。これにより、前側に位置する壁面板11eに前側突片32が突設されていても、組立ケース1の見栄えを良好に保って商品イメージを向上させることができる。
なお、本発明は、上記実施の形態に限定されるものではなく、その他種々の変形例を包含している。例えば、上記実施の形態では、後側突片31に看板としての機能を備えさせたが、組立ケース本体を吊下するための吊下孔が後側突片に穿設されていてもよい。この場合、吊下孔は真円形状又は長孔形状などに適宜穿設され、看板としてのインパクトの大きい前側突片によってディスプレイ効果を図りつつ商品を吊り下げて陳列することが可能となる。
また、上記実施の形態では、組立ケース本体11を5つの壁面板11a〜11eにより構成し、その組立ケース本体11の展開時にそれぞれ一側及び他側の外側端に位置する両前壁面板11a,11eを当該組立ケース本体11の前側において互いに表裏方向で重なり合わせて4角筒状に組み立てたものを適用したが、4つの壁面板により組立ケース本体を構成し、その組立ケース本体の展開時にそれぞれ一側及び他側の外側端に位置する両前壁面板を当該組立ケース本体の前側において互いに表裏方向で重なり合わせて3角筒状に組み立てられたものにも適用できる。また、6つ以上の壁面板により組立ケース本体を構成し、その組立ケース本体の展開時にそれぞれ一側及び他側の外側端に位置する両前壁面板を当該組立ケース本体の前側において互いに表裏方向で重なり合わせて壁面板の総数よりも1つ少ない数の多角筒状に組み立てられたものにも適用できる。
また、上記実施の形態では、透明プラスチックシートを打ち抜いて形成した打ち抜きシートSを組み立てることによって組立ケース1を得たが、紙シートを打ち抜いて形成した打ち抜きシートを組み立てることによって組立ケースが得られるようにしてもよい。
更に、上記実施の形態では、糊代片11fを左壁面板11bの表面に両面粘着テープ10で貼り合わせたが、糊代片が左壁面板の表面に接着剤で接着されていてもかまわないし、熱による熱融着により接着されていても構わない。
また、上記実施の形態では、各サイドフラップ18が上方開口14及び下方開口16を塞ぐように折罫部27で折り曲げられたとき、その先端同士が互いに重なり合わない長さに形成したが、先端同士が互いに重なり合う長さにサイドフラップが形成されていてもよい。
また、上記実施の形態では、各サイドフラップ18が上方開口14及び下方開口16を塞ぐように折罫部27で折り曲げられたとき、その先端同士が互いに重なり合わない長さに形成したが、先端同士が互いに重なり合う長さにサイドフラップが形成されていてもよい。
1 組立ケース
11 組立ケース本体
11a 裏側の前壁面板
11b 左壁面板
11c 後壁面板
11d 右壁面板
11e 表側の前壁面板
12 上蓋板
13 下蓋板
14 上方開口
16 下方開口
21 折罫部
23 折罫部
25 折罫部
31 後側突片
32 前側突片
11 組立ケース本体
11a 裏側の前壁面板
11b 左壁面板
11c 後壁面板
11d 右壁面板
11e 表側の前壁面板
12 上蓋板
13 下蓋板
14 上方開口
16 下方開口
21 折罫部
23 折罫部
25 折罫部
31 後側突片
32 前側突片
Claims (3)
- 複数の壁面板の側端縁同士が折罫部を介して折り曲げ自在に連設され、軸線を上下方向へ延ばすような多角筒状に組み立てられる組立ケース本体と、上記組立ケース本体の各壁面板のうちの一つの壁面板の上端縁に折罫部を介して折り曲げ自在に連設され、上記組立ケース本体の上方に開口する上方開口を閉塞する上蓋板と、上記各壁面板のうちの一つの壁面板の下端縁に折罫部を介して折り曲げ自在に連設され、上記組立ケース本体の下方に開口する下方開口を閉塞する下蓋板と、を備える組立ケースであって、
上記組立ケース本体は、その展開時に上記上蓋板が連設された壁面板が上記各壁面板の一側の外側端に位置し、この壁面板と上記組立ケース本体の展開時に上記各壁面板の他側の外側端に位置する壁面板とが当該組立ケース本体の前側において互いに表裏方向で重なり合うように組み立てられており、
その組み立てられた組立ケース本体の後側に位置する壁面板は、当該壁面板よりも上方へ突出して看板としての機能を有する後側突片を一体的に備えているとともに、
上記上蓋板が連設された壁面板とで上記組立ケース本体の前側において互いに表裏方向で重なり合う上記壁面板は、上記上蓋板が連設された壁面板の表側に位置し、当該壁面板よりも上方へ突出して看板としての機能を有する前側突片を一体的に備えていることを特徴とする組立ケース。 - 上記前側突片は、上記表側の壁面板の上部位置から当該壁面板よりも外側方へも突出している請求項1に記載の組立ケース。
- 上記後側突片には、上記組立ケース本体を吊下するための吊下孔が穿設されている請求項1に記載の組立ケース。
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