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JP5443686B2 - 情報処理装置、情報処理方法及びプログラム - Google Patents
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JP5443686B2 - 情報処理装置、情報処理方法及びプログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法及びプログラム Download PDF

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本発明は、対象となるコンピュータシステムを自律的に管理する自律型コンピューティングに適用可能な技術に関するものである。
人間によるコンピュータシステムの管理の負荷を軽減するためにコンピュータが自ら管理する仕組み、所謂自律型コンピューティングが知られている。自律型コンピューティングでは、コンピュータシステムに障害等が発生すると、所定の運用指針(ポリシー)に基づいて、自律的な自己の障害を修復することができる。
特許文献1には、ある障害等イベントが発生した場合、当該事象を検知したコンピュータシステム以外のコンピュータシステムの稼働状態を加味して適切な操作を行う発明が開示されている。
特開2006−92291号公報
しかしながら、特許文献1に開示される発明は、発生したイベントに対して画一的に構成変更の処理を行っていた。即ち、サービスを提供するシステムの状況を全く考慮していなかった。
そこで、本発明の目的は、サービスを提供するシステムの状況に応じたコンピュータシステムの構成変更を可能とすることにある。
本発明の情報処理装置は、サービスを提供する少なくとも一つのコンピュータから構成されるコンピュータシステムと通信回線を介して接続される情報処理装置であって、前記サービスを提供する前記コンピュータシステムの状態を示す監視データを取得し、取得した監視データからリソース状態変化を含む障害に関する第1のイベント情報を生成すると共に、当該第1のイベント情報の変化と過去の前記監視データとを照合して、前記コンピュータシステムの将来の状態変化の予測内容を含む、過去から未来にかける時系列に対応した第2のイベント情報を生成するイベント情報生成手段と、前記サービスを提供する前記コンピュータシステムを構成するコンピュータに関する構成情報を取得する構成情報取得手段と、前記サービスを提供する前記コンピュータシステムの運用指針を示すポリシー情報を取得するポリシー情報取得手段と、前記構成情報取得手段によって得られた構成情報と、前記イベント情報生成手段によって生成された前記第1のイベント情報の変化と過去の前記監視データとを照合して、前記コンピュータシステムの将来の状態変化の予測内容を含む、過去から未来にかける時系列に対応した第2のイベント情報とに基づいて、未来の複数の時点の時系列に対応した前記サービスを提供する際に必要とされる前記コンピュータシステム全体の状態に関するシステム状態情報を算出するシステム状態情報算出手段と、前記システム状態情報と前記ポリシー情報とに基づいて、前記コンピュータシステムの構成を変更するための要求情報であって、未来の複数の時点の時系列に対応した要求情報を生成する要求情報生成手段とを有することを特徴とする。
本発明の情報処理方法は、サービスを提供する少なくとも一つのコンピュータから構成されるコンピュータシステムと通信回線を介して接続される情報処理装置による情報処理方法であって、前記サービスを提供する前記コンピュータシステムの状態を示す監視データを取得し、取得した監視データからリソース状態変化を含む障害に関する第1のイベント情報を生成すると共に、当該第1のイベント情報の変化と過去の前記監視データとを照合して、前記コンピュータシステムの将来の状態変化の予測内容を含む、過去から未来にかける時系列に対応した第2のイベント情報を生成するイベント情報生成ステップと、前記サービスを提供する前記コンピュータシステムを構成するコンピュータに関する構成情報を取得する構成情報取得ステップと、前記サービスを提供する前記コンピュータシステムの運用指針を示すポリシー情報を取得するポリシー情報取得ステップと、前記構成情報取得ステップによって得られた構成情報と、前記イベント情報生成ステップによって生成された前記第1のイベント情報の変化と過去の前記監視データとを照合して、前記コンピュータシステムの将来の状態変化の予測内容を含む、過去から未来にかける時系列に対応した第2のイベント情報とに基づいて、未来の複数の時点の時系列に対応した前記サービスを提供する際に必要とされる前記コンピュータシステム全体の状態に関するシステム状態情報を算出するシステム状態情報算出ステップと、前記システム状態情報と前記ポリシー情報とに基づいて、前記コンピュータシステムの構成を変更するための要求情報であって、未来の複数の時点の時系列に対応した要求情報を生成する要求情報生成ステップとを含むことを特徴とする。
本発明のプログラムは、サービスを提供する少なくとも一つのコンピュータから構成されるコンピュータシステムと通信回線を介して接続される情報処理装置による情報処理方法をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、前記サービスを提供する前記コンピュータシステムの状態を示す監視データを取得し、取得した監視データからリソース状態変化を含む障害に関する第1のイベント情報を生成すると共に、当該第1のイベント情報の変化と過去の前記監視データとを照合して、前記コンピュータシステムの将来の状態変化の予測内容を含む、過去から未来にかける時系列に対応した第2のイベント情報を生成するイベント情報生成ステップと、前記サービスを提供する前記コンピュータシステムを構成するコンピュータに関する構成情報を取得する構成情報取得ステップと、前記サービスを提供する前記コンピュータシステムの運用指針を示すポリシー情報を取得するポリシー情報取得ステップと、前記構成情報取得ステップによって得られた構成情報と、前記イベント情報生成ステップによって生成された前記第1のイベント情報の変化と過去の前記監視データとを照合して、前記コンピュータシステムの将来の状態変化の予測内容を含む、過去から未来にかける時系列に対応した第2のイベント情報とに基づいて、未来の複数の時点の時系列に対応した前記サービスを提供する際に必要とされる前記コンピュータシステム全体の状態に関するシステム状態情報を算出するシステム状態情報算出ステップと、前記システム状態情報と前記ポリシー情報とに基づいて、前記コンピュータシステムの構成を変更するための要求情報であって、未来の複数の時点の時系列に対応した要求情報を生成する要求情報生成ステップとをコンピュータに実行させることを特徴とする。
サービスを提供するシステムの状況に応じたコンピュータシステムの構成変更を可能とすることにある。
以下、本発明を適用した好適な実施形態を、添付図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る自律型コンピューティング装置の機能的な構成を示すブロック図である。図1に示すように、本実施形態に係る自律型コンピューティング装置100は、サーバ類1001、ストレージ類1002及びネットワーク(N/W)装置類1003から構成される自律型コンピューティング環境であるコンピュータシステムとLAN(Local Area Network)等の通信回線で接続され、この通信回線を介して各装置の状態を監視することが可能である。なお、自律型コンピューティング環境とは、本実施形態における自律型コンピューティングの技術を適用する環境である。
上述したサーバ類1001とは、Webサーバ、APサーバ及びDBサーバ等の各種サーバのことであり、ストレージ類1002とは、DB等の情報を記録可能な装置類である。ネットワーク装置類1003とは、サーバ類1001及びストレージ類1002の各装置間を接続するLAN等の通信ネットワークである。
モニタリング装置101は、サーバ類1001、ストレージ類1002及びネットワーク装置類1003の各ノードから監視データを適宜取得する。以下に、モニタリング内容の例を記す。サーバ類1001からは、監視データとしてCPU利用率を示すデータ及びメモリ使用量を示すデータ、ネットワーク流量やディスクアクセス回数等のリソース使用状況データ、各サーバの処理履歴を示すログデータ等を取得する。また、モニタリング装置101は、監視データとしてストレージ類1002からディスク使用量やディスクキャッシュヒット率等のデータを取得する。さらに、モニタリング装置101は、ネットワーク装置類1003から監視データとして、それらの通信回線の流量や通信エラーの有無を示すログデータを取得する。また、モニタリング装置101は、各ノードに障害が発生したときには、障害発生を監視データとして取得する。
モニタリング装置101は、取得した監視データに基づいて自律型コンピューティング環境の状態を示すイベント情報を生成し、モニタリング結果データベース102に蓄積する。
また、モニタリング装置101は、自律型コンピューティング環境の構成を適宜監視し、その結果を構成情報として生成し、ポリシー管理データベース105に蓄積する。
ポリシー管理データベース105は、上述した構成情報のほかにポリシーを格納する。ポリシーとは、本自律型コンピューティング環境の運用に関する指針を示すデータである。
分析部103は、モニタリング結果データベース102に格納されたイベント情報を取得し、過去からの自律型コンピューティング環境の状態変化の推移履歴を示すイベント情報を生成したり、取得するイベント情報の値の変化と過去のイベント情報の値の変化履歴とを照合して、自律型コンピューティング環境の将来の状態変化の予測内容を示すイベント情報を生成する。
判断部104は、分析部103或いはモニタリング結果データベース102からイベント情報を入力すると、ポリシー管理データベース105から当該イベント情報に該当する構成情報及びポリシーを取得し、自律型コンピューティング環境の構成変更の要求情報である構成変更要求を生成し、プロビジョニング装置107へ出力する。
プロビジョニング装置107は、構成変更要求に応じたノードの追加、削除、入れ替え等の所謂プロビジョニングを行う。
図2は、自律型コンピューティング装置100のハードウェア構成を示すブロック図である。CPU201は、システムバスに接続される各デバイスやコントローラを統括的に制御する。ROM203又はHD207には、CPU201の制御プログラムであるBIOS(Basic Input/Output System)やオペレーティングシステムプログラム等、自律型コンピューティング装置100が実行する例えば図3に示す処理のプログラム等が記憶されている。
なお、図2の例では、ハードディスク(HD)207は自律型コンピューティング装置100の内部に配置された構成としているが、他の実施形態としてHD207に相当する構成が自律型コンピューティング装置100の外部に配置された構成としてもよい。本実施形態に係る例えば図3に示す処理を行うためのプログラムは、フレキシブルディスク(FD)206やCD−ROM等、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録され、それらの記録媒体から供給される構成としてもよいし、インターネット等の通信媒体を介して供給される構成としてもよい。
RAM202は、CPU201の主メモリ、ワークエリア等として機能する。CPU201は、処理の実行に際して必要なプログラム等をRAM202にロードして、プログラムを実行することで各種動作を実現するものである。
ディスクコントローラ205は、HD207やFD206等の外部メモリへのアクセスを制御する。通信IFコントローラ204は、インターネットやLANと接続し、例えばTCP/IPによって外部との通信を制御するものである。
ディスプレイコントローラ208は、ディスプレイ209における画像表示を制御する。
KB(キーボード)コントローラ210は、キーボード(KB)211からの操作入力を受け付け、CPU201に対して送信する。なお、図示していないが、キーボード211の他に、マウス等のポインティングデバイスもユーザの操作手段として本実施形態に係る自律型コンピューティング装置に適用可能である。
また、図1のモニタリング装置101、分析部103、判断部104、プロビジョニング装置107は、例えばHD207内に記憶され、必要に応じてRAM202にロードされるプログラム及びそれを実行するCPU201に相当する構成である。
図1のポリシー管理データベース105、モニタリング結果データベース102は、例えばHD207内の一部記憶領域に相当する構成である。なお、ポリシー管理データベース105、モニタリング結果データベース102は、本自律型コンピューティング装置100の外部に備えた構成としてもよい。
図3は、本実施形態に係る自律型コンピューティング装置100の動作の流れを示すフローチャートである。図3において、先ずモニタリング装置100は、自律型コンピューティング環境の各ノードから監視データを取得し、取得した監視データからリソース状態変化等障害に関するイベント情報を生成する(ステップS301)。
続いて、モニタリング装置101は、生成したイベント情報をモニタリング結果データベース102に蓄積する(ステップS302)。
続いて、分析部103は、モニタリング結果データベース102からイベント情報を取得し、取得したイベント情報に基づいて過去からの自律型コンピューティングの状態変化の推移履歴を示すイベント情報を生成したり、取得したイベント情報の値の変化と過去の監視データの値の変化履歴とを照合して、自律型コンピューティング環境の将来の状態変化の予測内容を示すイベント情報を生成する(ステップS303)。将来の状態変化の予測には、過去から現在にかけてのイベント情報の経時変化に対して、各種分析手法を適用することで行う。例えば、現在のCPU利用率が40%で、過去から現在にかけて、CPU利用率が30分に10%ずつ上昇しているとき、線形予測を用いて未来のCPU利用率を算出し、現在から4時間後にはCPU利用率が閾値80%を超えると予測する。イベントの種類や変化の度合い等により、線形近似以外の手法を活用することも当然可能である。
続いて、判断部104は、分析部103或いはモニタリング結果データベース102より出力されたイベント情報に該当するポリシー及び現在の構成情報をポリシー管理データベース105から取得する。そして、判断部104は、イベント情報、ポリシー及び現在の構成情報に基づいて現在の構成変更要求を生成する(ステップS304)。この構成変更要求の生成処理の詳細は後述する。
続いて、プロビジョニング装置107は、判断部104より出力された構成変更要求に応じたプロビジョニングを自律型コンピューティング環境に対して実行する(ステップS305)。
図4は、本実施形態において監視対象とする自律型コンピューティング環境の一例を示す図である。ここでは、サーバ類1001であるWebサーバ1〜4、APサーバ1〜2及びDBサーバ1〜2、並びにストレージ類1002であるDBが、互いにネットワーク装置類103である通信回線を介して接続されるコンピュータシステムを例に挙げている。
図5は、図4に示す自律型コンピューティング環境を監視対象とした場合の構成情報を示す図である。図5に示すように、構成情報には、例えば、日時情報、各サーバ(ノード)の名称、サービス名、役割、スペック及びステータスが含まれる。日時情報は、構成情報がモニタリング装置101によって生成された日時を示す。サービス名は、該当するコンピュータシステムのサービス名を示す。役割は、コンピュータシステム内におけるサーバの役割を示す。ステータスは、サーバが動作中の状態にあるか否かを示す。なお、上述の構成情報は本実施形態を行うに当っての一例である。例えば、該当サーバが動作しているか否かをステータスで管理する代わりに、サーバやサービス、役割、スペック等の項目を空白で管理することで、該当サーバが稼働していない状態にあることを管理しても当然よい。
図6は、判断部104が取得するイベント情報の構成を概念的に示す図である。従って、実際には、コンピュータが理解できるようプログラミング言語で表現されている。なお、イベント情報の構成に関する他の図においても同様である。
図6においては、3つのイベント情報の例を示している。イベント情報には、日時情報、発生場所、内容が含まれる。日時情報は、モニタリング装置101が監視データを取得した日時に関する情報、或いは、分析部103によって予測されたイベントが起こりうる日時を示す情報である。発生場所は、モニタリング装置101が監視データを取得した場所を示す情報である。内容は、モニタリング装置101が取得した監視データが示す障害発生やリソース状態変化等を示す情報、或いは、分析部103が分析した結果予測された障害発生やリソース状態変化等を示す情報である。ここでは、イベント情報1の内容として、「現在のCPU利用率は50%」が示されている。また、イベント情報2の内容として、「現在のCPU利用率は30%」が示されている。イベント情報1〜2は、モニタリング装置101によって生成され、判断部104によって取得されたものである。また、イベント情報3は、分析部103によって将来の状態変化の予測を示すイベント情報として生成されたものであり、判断部104によって取得されたものである。イベント情報3の内容として、「30分後のCPU利用率は70%、60分後のCPU利用率は90%、90分後のCPU利用率は110%」が示されている。この内容は、分析部103においてイベント情報に基づいて生成された30〜90分後のCPU利用率の予測内容である。
図7は、図6に示すイベント情報に該当し得るポリシーの構成を概念的に示す図である。ここでは、イベント情報1〜3の発生場所のサービスA及びAPサーバに関係するポリシー1〜3が列挙されている。
ポリシーには、適用箇所、ルールが含まれる。適用箇所は、当該ポリシーを適用する箇所を示す情報である。ルールは、当該ポリシーの適用内容であるルールを示す情報である。図7に示すように、ポリシーの適用箇所は、サービスAを提供するコンピュータシステムのAPサーバであることが示されている。また、ポリシーのルールとしては、「ノード1台当たりのCPU利用率を60%以下で運用する」ことが示されている。なお、ノードとは、サーバ類1001、ストレージ類1002又はネットワーク装置類1003の何れかに属する個々の装置を称する用語である。図7では説明のためにルールを文書的に表現しているが、実際にはコンピュータプログラミング言語でよく使われるif/then形式等で記載し、コンピュータがルールを判断できるようにする。ポリシーの構成に関する他の図においても同様である。
判断部104は、図6に示すイベント情報を取得した場合、図7に示すポリシーのほかに、当該自律型コンピューティング環境に該当する図5に示す現在の構成情報をポリシー管理データベース105から取得する。
判断部104におけるポリシーの選択方法を説明する。例えば、判断部104によってイベント情報1が取得された場合、判断部104は、イベント情報1の内容(現在のCPU利用率50%)、即ち、APサーバのCPU利用率に該当するルールを含むポリシー、且つ、イベント情報1の発生場所(サービスA、APサーバ)に該当するルールを含むポリシーを選択する。判断部104は、APサーバのCPU利用率に関する内容を持ち、且つ、イベント情報1の発生場所をルールの適用箇所とする、例えば図7に示すポリシーを選択し、選択されたポリシーと現在の構成情報を基に構成変更要求を生成する。イベント情報2或いはイベント情報3についても同様である。
なお、ここではCPU利用率を例に挙げたが、メモリ等のリソース利用率に対しても適用可能であることは勿論である。
図11は、判断部104によって生成される構成変更要求の構成を概念的に示す図である。図11に示すように、構成変更要求には、対象と期限と内容とが含まれる。対象は、当該構成変更要求により構成変更を要求する対象を示す。期限とは、当該構成変更要求の内容を実現すべき期限である。内容は、その対象について要求する構成変更の内容である。なお、図11では説明のために概念的に示しているが、実際には、コンピュータが理解できるようプログラミング言語で表現されている。なお、構成変更要求に関する他の図においても同様である。
次に、判断部104における構成変更要求の生成方法を説明する。まず、判断部104が現在の構成情報を取得し、上述の処理の通りポリシーを選択する。次に、判断部104は、取得した現在の構成情報とポリシーを、図8に示すサービスAの稼動にシステム全体として要する負荷量を算出する式に適用させ、サービスAの稼動にシステム全体として要する負荷量を算出する。具体的には、図9を用いて後述する。また、この例では、負荷量として、APサーバのCPU性能比及びCPU利用率を使用しているが、サービスAへのアクセス量など他の値を利用してもよい。CPU性能比とは、CPUの性能を表わす指標であり、クロック周波数、ベンチマーク試験の結果等の値を利用して算出する。
図9を用いて、サービスAの稼動にシステム全体として要する負荷量の算出処理を具体的に説明する。例えば、判断部104は、取得した現在の構成情報から、サービスAを提供しているサーバが2台構成であることを把握し、図6に示すイベント情報1〜3を取得すると、現在より30分前のCPU利用率が30%、現在のCPU利用率が50%、30分後のCPU利率が70%、60分後のCPU利用率が90%、90分後のCPU利用率が110%、であることを把握するので、図9に示すように、2台分の、CPU性能比×CPU利用率、の合計を算出する。ここでは、APサーバ1、2がともにCPU性能比が1である場合を例示しているが、これに限らないことは勿論である。
次に、このような処理によって算出した、各時間におけるサービスAの稼動にかかるシステム全体の負荷量と選択したポリシーに基づいて、サービスAの稼働において、ポリシーを満たす為に必要とされるシステム構成を算出する。具体的には、判断部104が取得した図7に示すポリシー「1台あたりのCPU利用率を60%以下で運用する」から、現在の負荷量、30分後の負荷量、60分後の負荷量、90分後の負荷量を1台で処理できる負荷量(60%)で割る。判断部104がこの処理を行うことによって、ポリシーを満たしてサービスAを稼働するのに、現在必要なサーバ台数、30分後に必要なサーバ台数、60分後に必要なサーバ台数、90分後に必要なサーバ台数を算出する。また、割り切れない場合は、繰り上げた値を必要なサーバ台数とした運用としてもよい。
図10は、判断部104による必要なサーバ台数の算出方法を示す図である。図10に示すように、必要なサーバ台数は、サービスAを提供する際に要されるコンピュータシステム全体の負荷量をポリシーに示される1台あたりのCPU利用率60%で除算して次の結果が算出される。現在必要なサーバ台数は2台、30分後に必要なサーバ台数は3台、60分後に必要なサーバ台数は3台、90分後に必要なサーバ台数は4台と算出される。
図11は、判断部104が上述の処理を行ったことによって生成した構成変更要求である。例えば、図11の構成変更要求1には「2007/10/11 10:00までに2台構成にする」、構成変更要求2には「2007/10/11 10:30までに3台構成にする」等といったように、現在又は算出された未来の負荷量に応じて、図7に示すポリシーを満たしてサービスAを提供するのに必要なサーバ台数が記述された構成変更要求が、時系列に生成される。
また、図12は、図9で算出された値をもとに時間と負荷量の関係をグラフで表わしたものである。時間とサービスへの負荷量の関係を導き出すことにより、急激な負荷量の変動や、サービスを提供するシステムを構成するサーバ台数に応じて、必要なサーバ台数を算出することができ、サービスを提供するシステムの状況に応じた構成変更要求を生成することができる。
プロビジョニング装置107は、判断部104によって出力される構成変更要求に従って自律型コンピューティング環境の構成変更を行う。
以上のように、本実施形態においては、予め設定した運用ルールを満たしてサービスを提供する為に、いつまでにどのようなシステム構成であるべきかという情報を、自律的に生成し、それを実現するシステムの構成変更が可能となる。
また本発明を実施するにあたって、イベント情報とは、標準的なフォーマットの一つであるCBE(Common Base Event)データに変換されていてもよいことは言うまでも無い。
本発明の実施形態に係る自律型コンピューティング装置の機能的な構成を示すブロック図である。 自律型コンピューティング装置のハードウェア構成を示すブロック図である。 本実施形態に係る自律型コンピューティング装置の動作の流れを示すフローチャートである。 本実施形態において監視対象とする自律型コンピューティング環境の一例を示す図である。 図4に示す自律型コンピューティング環境を監視対象とした場合の構成情報を示す図である。 判断部が取得するイベント情報の構成を概念的に示す図である。 図6に示すイベント情報に該当し得るポリシーの構成を概念的に示す図である。 サービスAの稼動にシステム全体として要する負荷量を算出する式を示す図である。 サービスAの稼動にシステム全体として要する負荷量の算出処理を具体的に説明するための図である。 判断部による必要なサーバ台数の算出方法を示す図である。 判断部が生成する構成変更要求の一例を示す図である。 図9で算出された値をもとに時間と負荷量の関係をグラフで表わした図である。
符号の説明
100:自律型コンピューティング装置
101:モニタリング装置
102:モニタリング結果データベース
103:分析部
104:判断部
105:ポリシー管理データベース
107:プロビジョニング装置
1001:サーバ類
1002:ストレージ類
1003:ネットワーク装置類

Claims (5)

  1. サービスを提供する少なくとも一つのコンピュータから構成されるコンピュータシステムと通信回線を介して接続される情報処理装置であって、
    前記サービスを提供する前記コンピュータシステムの状態を示す監視データを取得し、取得した監視データからリソース状態変化を含む障害に関する第1のイベント情報を生成すると共に、当該第1のイベント情報の変化と過去の前記監視データとを照合して、前記コンピュータシステムの将来の状態変化の予測内容を含む、過去から未来にかける時系列に対応した第2のイベント情報を生成するイベント情報生成手段と、
    前記サービスを提供する前記コンピュータシステムを構成するコンピュータに関する構成情報を取得する構成情報取得手段と、
    前記サービスを提供する前記コンピュータシステムの運用指針を示すポリシー情報を取得するポリシー情報取得手段と、
    前記構成情報取得手段によって得られた構成情報と、前記イベント情報生成手段によって生成された前記第1のイベント情報の変化と過去の前記監視データとを照合して、前記コンピュータシステムの将来の状態変化の予測内容を含む、過去から未来にかける時系列に対応した第2のイベント情報とに基づいて、未来の複数の時点の時系列に対応した前記サービスを提供する際に必要とされる前記コンピュータシステム全体の状態に関するシステム状態情報を算出するシステム状態情報算出手段と、
    前記システム状態情報と前記ポリシー情報とに基づいて、前記コンピュータシステムの構成を変更するための要求情報であって、未来の複数の時点の時系列に対応した要求情報を生成する要求情報生成手段とを有することを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記システム状態情報算出手段は、前記イベント情報生成手段により生成された前記第1のイベント情報の変化と過去の前記監視データとを照合して、前記コンピュータシステムの将来の状態変化の予測内容を含む、過去から未来にかける時系列に対応した第2のイベント情報について、前記構成情報取得手段により取得された構成情報が示す前記コンピュータシステムを構成するコンピュータの台数分の総和を算出することによって、時系列に対応した前記サービスを提供する際に必要とされる前記コンピュータシステム全体の状態に関する情報を算出することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記要求情報生成手段は、前記コンピュータシステム全体の状態に関する情報を前記ポリシー情報に示される値によって除し、その結果に基づいて要求情報を生成することを特徴とする請求項1又は2に記載の情報処理装置。
  4. サービスを提供する少なくとも一つのコンピュータから構成されるコンピュータシステムと通信回線を介して接続される情報処理装置による情報処理方法であって、
    前記サービスを提供する前記コンピュータシステムの状態を示す監視データを取得し、取得した監視データからリソース状態変化を含む障害に関する第1のイベント情報を生成すると共に、当該第1のイベント情報の変化と過去の前記監視データとを照合して、前記コンピュータシステムの将来の状態変化の予測内容を含む、過去から未来にかける時系列に対応した第2のイベント情報を生成するイベント情報生成ステップと、
    前記サービスを提供する前記コンピュータシステムを構成するコンピュータに関する構成情報を取得する構成情報取得ステップと、
    前記サービスを提供する前記コンピュータシステムの運用指針を示すポリシー情報を取得するポリシー情報取得ステップと、
    前記構成情報取得ステップによって得られた構成情報と、前記イベント情報生成ステップによって生成された前記第1のイベント情報の変化と過去の前記監視データとを照合して、前記コンピュータシステムの将来の状態変化の予測内容を含む、過去から未来にかける時系列に対応した第2のイベント情報とに基づいて、未来の複数の時点の時系列に対応した前記サービスを提供する際に必要とされる前記コンピュータシステム全体の状態に関するシステム状態情報を算出するシステム状態情報算出ステップと、
    前記システム状態情報と前記ポリシー情報とに基づいて、前記コンピュータシステムの構成を変更するための要求情報であって、未来の複数の時点の時系列に対応した要求情報を生成する要求情報生成ステップとを含むことを特徴とする情報処理方法。
  5. サービスを提供する少なくとも一つのコンピュータから構成されるコンピュータシステムと通信回線を介して接続される情報処理装置による情報処理方法をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
    前記サービスを提供する前記コンピュータシステムの状態を示す監視データを取得し、取得した監視データからリソース状態変化を含む障害に関する第1のイベント情報を生成すると共に、当該第1のイベント情報の変化と過去の前記監視データとを照合して、前記コンピュータシステムの将来の状態変化の予測内容を含む、過去から未来にかける時系列に対応した第2のイベント情報を生成するイベント情報生成ステップと、
    前記サービスを提供する前記コンピュータシステムを構成するコンピュータに関する構成情報を取得する構成情報取得ステップと、
    前記サービスを提供する前記コンピュータシステムの運用指針を示すポリシー情報を取得するポリシー情報取得ステップと、
    前記構成情報取得ステップによって得られた構成情報と、前記イベント情報生成ステップによって生成された前記第1のイベント情報の変化と過去の前記監視データとを照合して、前記コンピュータシステムの将来の状態変化の予測内容を含む、過去から未来にかける時系列に対応した第2のイベント情報とに基づいて、未来の複数の時点の時系列に対応した前記サービスを提供する際に必要とされる前記コンピュータシステム全体の状態に関するシステム状態情報を算出するシステム状態情報算出ステップと、
    前記システム状態情報と前記ポリシー情報とに基づいて、前記コンピュータシステムの構成を変更するための要求情報であって、未来の複数の時点の時系列に対応した要求情報を生成する要求情報生成ステップとをコンピュータに実行させるためのプログラム。
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